JP3066372B1 - エンジンブレ―キ作動時用燃料供給制御装置 - Google Patents

エンジンブレ―キ作動時用燃料供給制御装置

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JP3066372B1
JP3066372B1 JP11146917A JP14691799A JP3066372B1 JP 3066372 B1 JP3066372 B1 JP 3066372B1 JP 11146917 A JP11146917 A JP 11146917A JP 14691799 A JP14691799 A JP 14691799A JP 3066372 B1 JP3066372 B1 JP 3066372B1
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Abstract

【要約】 【課題】エンジンブレーキの作動状態とされた場合に
は、燃料の供給を調整することのできるエンジンブレー
キ作動時用燃料供給制御装置を得ること。 【解決手段】 エンジンブレーキの作動時であるとの指
示に基づき吸気系への燃料噴射供給を停止させる燃料供
給遮断手段を備えている。燃料噴射供給としてキャブレ
ター18を有するエンジンの場合、燃料供給遮断手段
が、吸気通路12内のキャブレターの噴出口18aの配
置位置よりも上流側から下流側へ吸気通路12を迂回す
るエアバイパス通路20と、通路変更手段とを備えてい
る。そして、この通路変更手段により、エンジンブレー
キの作動時であるとの指示を受けたときにはエアバイパ
ス通路20からのみ吸気を行い、それ以外の時には通常
の吸気通路12からのみ吸気を行うようにしている。燃
料の供給のみを停止し、クラッチ接続等は通常のままが
維持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエンジンブレーキ作
動時用燃料供給制御装置、特に、エンジンがエンジンブ
レーキとしての機能を奏しているときに燃料の供給を調
整する燃料供給制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車輌走行中においては、例えば、坂道を
下り走行するときのようにアクセル動作に基づくスロッ
トル開度に対応するエンジン回転数よりも実際のエンジ
ンの回転数が上回る状況においてエンジンブレーキ作動
状態となるが、その場合でも吸気系への燃料の噴出供給
は行われている。すなわち、エンジンは燃焼駆動を継続
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エンジ
ンブレーキが作動している状態では、エンジンは推進力
になっている状況ではなく、車輌を制動する作用を奏し
ている。したがって、このようなエンジンブレーキ動作
状態で、エンジンの燃焼状態を維持することは、燃料の
有効利用(燃費向上)に反するものとなっている。
【0004】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであり、その目的は、エンジンブレーキの作動
状態とされた場合には、燃料の供給を調整することので
きるエンジンブレーキ作動時用燃料供給制御装置を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来の課題を解決す
るため、請求項1に係るエンジンブレーキ作動時用燃料
供給制御装置は、エンジンブレーキの作動時であるとの
指示に基づき吸気系への燃料噴出供給を停止させる燃料
供給遮断手段を備え、更に、前記燃料噴出供給を行う手
段としてキャブレターを有し、前記燃料供給遮断手段
が、前記吸気系の吸気通路内の前記キャブレターの噴出
口の配置位置よりも上流側から下流側へ前記吸気通路を
迂回するエアバイパス通路と、エンジンブレーキの作動
時であるとの指示を受けたときには前記エアバイパス通
路を開放するとともに通常の吸気通路を遮断して前記エ
アバイパス通路からのみ吸気する動作を、それ以外の時
には前記エアバイパス通路を遮断するとともに通常の吸
気通路を開放して通常の吸気通路からのみ吸気する動作
を行う通路変更手段と、を備えている。これにより、エ
ンジンブレーキ作動時であるとされたときには、吸気系
への燃料の供給は行われないので、エンジン燃焼室での
燃焼は生じない。燃料の供給のみを停止し、クラッチの
接続等は通常のままが維持され、更に、キャブレターを
燃料の供給手段として有しているエンジンにおいて、簡
単な構成により複雑な制御を行うことなく、車輌の各装
置における他の状況に変更を加えることなく、燃料のみ
の停止動作を簡単に行うことができる。
【0006】請求項2に係るエンジンブレーキ作動時用
燃料供給制御装置は、前記エンジンブレーキの作動時で
あるとの指示は、運転者が手動にて操作可能な範囲に設
置された指示スイッチにより発するようにしている。
【0007】これにより、運転者がエンジンブレーキ作
動時用と判断し、かつ燃料供給を停止してもよいと判断
したときに任意かつ簡単に上記燃料の供給停止を行うこ
とができる。
【0008】請求項3に係るエンジンブレーキ作動時用
燃料供給制御装置は、前記エンジンブレーキの作動時で
あるとの指示が、エンジン動作状態及びスロットル開度
に基づいてエンジンブレーキ作動中か否かを検知するエ
ンジンブレーキ検知手段の信号発信により行われること
としている。これにより、正確にエンジンブレーキ作動
時であることの判断が行われ、それに基づき燃料供給の
遮断が行われる。
【0009】
【0010】これにより、キャブレターを燃料の供給手
段として有しているエンジンにおいて、簡単な構成によ
り複雑な制御を行うことなく、車輌の各装置における他
の状況に変更を加えることなく、燃料のみの停止動作を
簡単に行うことができる。
【0011】請求項に係るエンジンブレーキ作動時用
燃料供給制御装置は、前記燃料供給遮断手段の通路変更
手段が、前記エアバイパスの下流側の吸気通路への合流
部分にて往復移動可能に設置されその移動位置により前
記吸気通路の切換動作の可能な切換移動体と、該切換移
動体を前記エンジンブレーキの作動時であるとの指示に
基づき動作させる駆動手段と、を備えている。
【0012】これにより、キャブレターにより燃料の供
給を行う通常の吸気ルートと燃料供給を行わない吸気ル
ートとの切換を切換移動体の移動という簡単な構成によ
り達成することができる。また、切換が、このような切
換移動体の往復移動のみで足りることから上記駆動手段
も簡易なものを用いることができる。
【0013】
【実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の実施の
形態について詳細に説明する。図1及び図2は、実施の
形態に係るエンジンブレーキ作動時用燃料供給制御装置
を備えたエンジンの吸気系の構成説明図である。なお、
本実施の形態では、燃料供給手段としてキャブレターが
用いられているものを例として示している。
【0014】図1は、通常の走行状態の時の燃料供給制
御装置の動作状態を、図2はエンジンブレーキ作動時の
動作状態をそれぞれ示している。図示のように、エンジ
ンの吸気系10の吸気通路12内には、その内部にチョ
ークバルブ14、スロットルバルブ16が配置されてい
る。
【0015】そして、燃料の供給手段としてのキャブレ
ター18は、例えばチョークバルブ14とスロットルバ
ルブ16の中間位置に設置されており、その燃料噴出口
18aは、同じく吸気通路12内のスロットルバルブ1
6の上流側に配置され、ベンチュリ管の原理により、燃
料が吸い出され流入空気と衝突して霧化していくもので
ある。なお、キャブレター18の構成は、一般的なもの
であり、その構造の説明は省略する。
【0016】本実施の形態の特徴的な構成は、吸気通路
12に対してバイパス通路20が設けられていることで
ある。すなわち、このバイパス通路20は、キャブレタ
ー18の燃料噴出口18aの配置位置を挟んでその上流
側から下流側にかけて吸気通路12の迂回路を形成して
いる。
【0017】本実施の形態では、上流側端部20aはチ
ョークバルブ14の上流側位置、下流側端部20bはス
ロットルバルブ16の下流側位置にて吸気通路12に連
通している。
【0018】次に、吸気通路12のバイパス通路20の
下流側端部20bが連通する部分には、切換移動体22
が設けられている。この切換移動体22とバイパス通路
20によって燃料供給遮断手段が形成されている。
【0019】切換移動体22は、図上左右方向に往復移
動可能に設けられている。本実施の形態では、バイパス
通路20の下流側端部20bから吸気通路12の部分を
通り抜け反対側に伸長する移動通路24が切換移動体2
2の動作を許容すべく設けられている。そして、この切
換移動体22を往復移動させるための駆動装置として、
例えばエアシリンダ26が配置されている。すなわち、
図示のように伸縮するアーム26aに切換移動体22側
に形成されたの突出バー22aが連結され、このエアシ
リンダ26の駆動動作により矢印100、200(図2
参照乞)方向に往復移動されるものである。
【0020】実際の動作としては、エアシリンダ26が
アーム26aを伸張する動作を行うことにより(矢印1
00方向の動作)、切換移動体も矢印100に移動し、
図1に示されている状態となる。すなわち、切換移動体
22に設けられた通路部22bが吸気通路12の位置に
適合し、その通路部22bが吸気通路12の一部を形成
するような位置状態となる。この切換移動体22の位置
では、通常の吸気の状態と何ら変わらず、キャブレター
18の燃料噴出口18aから燃料の供給が行われる。
【0021】次に、図2に示したように、エアシリンダ
26がアーム26aを収縮させる動作を行うことにより
(矢印200方向の動作)、切換移動体も矢印200に
移動した状態となる。すなわち、切換移動体22に設け
られた遮蔽部22cが吸気通路12の位置に適合し、そ
の部分で吸気通路12を塞ぐこととなる。この切換移動
体22の位置では、吸気の流路は燃料噴出口18aやス
ロットルバルブ16の存在する通常の吸気通路ではな
く、バイパス通路20側で形成される。
【0022】この状態では、燃料噴出口18aからの燃
料の噴出は全くなくなる。そして、バイパス通路20を
通って空気のみがエンジン燃焼室側に送られる。従っ
て、クラッチ接続状態にある車輌のエンジンは、その走
行動作により、エンジンでの燃焼なしの動作を続ける。
燃料は、消費されない状態となる。
【0023】このようなエアシリンダ26による切換移
動体22の駆動動作は、エンジンがエンジンブレーキ作
動となったとする指示により行われる。すなわち、エン
ジンブレーキ作動状態指示部30からの指示信号S30
に基づいて行われる。この指示信号S30が発信されて
いる時には、エアシリンダ26は、アーム部26aを収
縮させた状態で燃料供給を停止し、指示信号S30がス
トップした場合、すなわち、エンジンブレーキ状態では
なくなった場合は、エアシリンダ26は、アーム部26
aを伸張させ通常の燃料供給ルートを復活させ、エンジ
ンを燃焼状態に復帰させる。
【0024】エンジンブレーキ作動状態指示部30は、
例えば、運転者が運転席から操作可能な範囲に設置され
た手動スイッチであっても良く、また、スロットル開度
とエンジン回転数などの車速データとからエンジンブレ
ーキ作動時であることを検知する検知手段であっても良
い。
【0025】なお、本発明の基本構成は、上記実施の形
態の構成例に限定されるものではなく、発明の要旨の範
囲内で種々の変形が可能である。例えば、燃料の供給手
段として、キャブレター18を用いたものを例示した
が、燃料噴出が電子制御により噴射ノズルから噴射され
るようなエンジンシステムにも応用可能であり、その場
合には、電子制御を行う噴射制御部が上記エンジンブレ
ーキ作動状態指示部30からの信号に基づき燃料噴射を
中止することとなる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るエン
ジンブレーキ作動時用燃料供給制御装置によれば、エン
ジンブレーキ作動時であるとした場合には、燃料の消費
を行うことなくエンジンの動作を継続することができ
る。これにより、燃料の有効利用に反する燃料消費を極
力防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るエンジンブレーキ作動時用燃
料供給制御装置を備えた吸気系の構成説明図で、通常運
転時の状態を示す図である。
【図2】実施の形態に係るエンジンブレーキ作動時用燃
料供給制御装置を備えた吸気系の構成説明図で、エンジ
ンブレーキ作動時とされた場合の状態を示す図である。
【符号の説明】
10 エンジンの吸気系 12 吸気通路 18 キャブレター 18a 燃料噴出口 20 バイパス通路 22 切換移動体 22b 通路部 22c 遮蔽部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンブレーキの作動時であるとの指
    示に基づき吸気系への燃料噴出供給を停止させる燃料供
    給遮断手段を備えたエンジンブレーキ作動時用燃料供給
    制御装置において、 前記燃料噴出供給を行う手段としてキャブレターを有
    し、 前記燃料供給遮断手段は、 前記吸気系の吸気通路内の前記キャブレターの噴出口の
    配置位置の上流側から前記配置位置の下流側へ前記吸気
    通路を迂回して設置されたエアバイパス通路と、 エンジンブレーキの作動時であるとの指示を受けたとき
    には前記エアバイパス通路を開放するとともに通常の吸
    気通路を遮断して前記エアバイパス通路からのみ吸気す
    る動作を、それ以外の時には前記エアバイパス通路を遮
    断するとともに通常の吸気通路を開放して通常の吸気通
    路からのみ吸気する動作を行う通路変更手段と、 を備えたことを特徴とするエンジンブレーキ作動時用燃
    料供給制御装置。
  2. 【請求項2】 前記エンジンブレーキの作動時であると
    の指示は、運転者が手動にて操作可能な範囲に設置され
    た指示スイッチにより発するようにしたことを特徴とす
    る請求項1に記載のエンジンブレーキ作動時用燃料供給
    制御装置。
  3. 【請求項3】 前記エンジンブレーキの作動時であると
    の指示は、エンジン動作状態及びスロットル開度に基づ
    いてエンジンブレーキ作動中か否かを検知するエンジン
    ブレーキ検知手段の信号発信により行うことを特徴とす
    る請求項1に記載のエンジンブレーキ作動時用燃料供給
    制御装置。
  4. 【請求項4】 前記燃料供給遮断手段の通路変更手段
    は、 前記エアバイパスの下流側の吸気通路への合流部分にて
    往復移動可能に設置されその移動位置にて前記吸気通路
    の切換動作の可能な切換移動体と、 該切換移動体を前記エンジンブレーキの作動時であると
    の指示に基づき動作させる駆動手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1から3の何れかに記
    載のエンジンブレーキ作動時用燃料供給制御装置。
JP11146917A 1999-05-26 1999-05-26 エンジンブレ―キ作動時用燃料供給制御装置 Expired - Lifetime JP3066372B1 (ja)

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