JP3066338U - 園芸用ベンチ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業性がよく体に負担をかけることなく作業
ができるうえに、衣服を汚す恐れのない園芸用ベンチ装
置を目的とするものである。 【解決手段】 脚台７のレール６を、移動棚４の略等間
隔下の左右４輪対の車輪８のうちの前後いずれかの３輪
対がガイドできる長さとして、開放部７ａが形成される
断続的な走行ライン１を形成し、移動棚４の前２輪間と
の中心距離および、後２輪間との中心距離が開放部の長
さより長くした装置と、左右４輪対の車輪８を略等間隔
下に取り付けた脚台７を、開放部７ａを介して多数配置
して断続的な走行ライン１を形成し、移動棚４のレール
６長を、レール６が４輪対の車輪８の前後いずれかの３
輪対によりガイドされるとき隣接する脚台７の前後いず
れかの車輪８にレール６の先端がガイドされうる長さと
した装置である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は温室やビニールハウスにおいて栽培される鉢植え植物を載置する移動 棚を移動自在として栽培効率や作業性を向上させる園芸用ベンチ装置に関するも のである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、多数の鉢植え植物を載置させた移動棚を移動自在として栽培効率や作業 性を向上させる園芸用ベンチ装置としては、一般的にムービング方式が知られて いる。このムービング方式は、図８に示されるように、作業エリア３０と栽培エ リア３１と栽培エリア３１の始端と終端に設けられるトラバーサ３２、３３とか らなるものであり、栽培エリア３１には連続したレールよりなる２列の搬送ライ ン３１ａが敷設され、搬送ライン３１ａの始端には作業エリア３０からの移動棚 ３４を複数の搬送ライン３１ａに振り分けるトラバーサ３２が設けられ、搬送ラ イン３１ａの終端には一方の搬送ライン３１ａからの移動棚３４を他方の搬送ラ イン３１ａに送り込むトラバーサ３３が設けられて循環式の走行ライン３５が形 成される。そして、作業エリア３０の脱着式のレールと移動棚ストッパを設けた 複数の作業台３０ａよりなる移動棚３４上に苗木を植えた鉢植え植物を配列載置 したうえ、脱着式のレールを取り付けて移動棚ストッパを外し、移動棚３４をト ラバーサ３２に送り込み、いずれかの搬送ライン３１ａに送り出し、搬送ライン ３１ａが作業用空間を移動棚３４により埋められることとなる。順列に移動棚３ ４を搬送ライン３１ａに埋めて行く場合は、トラバーサ３３を介して他方の搬送 ライン３１ａに送り込んでゆけばよい。このようにして栽培エリア３１に送り込 まれた移動棚３４上で鉢植え植物が成長して出荷可能になれば、トラバース３２ 、３３を介して搬送ライン３１ａ上の出荷すべき移動棚３４を作業エリア３０に 戻して、作業エリア３０の作業台３０ａより移動棚３４を降ろして出荷を行うも のである。また、栽培期間中、鉢植え植物を手入れするため、作業員は栽培エリ ア３１の搬送ライン３１ａ中に入り込む必要がある。ところが、搬送ライン３１ ａのレールは一本の連続したものであるから、作業員は他の移動棚３４を移動さ せて所要の移動棚３４の前後面に作業空間を形成したうえ、作業員はレールを跨 いで搬送ライン３１ａ中に入り込んで、鉢植え植物の手入れを行わねばならず、 極めて作業性が悪いうえに、別の移動棚３４の植物を手入れするたびに繰り返し レールを跨いで搬送ライン３１ａ内に入って移動棚３４を移動させ、作業用空間 を作ったうえ、再び、レールを跨いで作業用空間に入らねばならず肉体的な負担 が極めて大きいという問題があった。また、レールを跨ぐ際、レールに付着する オイルや金属摩耗粉等により衣服を汚すという問題もあった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は作業性がよく体に負担をかけることなく作業ができるうえに、衣服を 汚す恐れのない園芸用ベンチ装置を提供することを目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

前述の目的を達成するため本考案は、多数直線状に配置される脚台に取り付け られるレールを、移動棚に取り付けられた略等間隔下の左右４輪対の車輪のうち の前後いずれかの３輪対が同時にガイドできる長さとして、一定の開放部が形成 される断続的な走行ラインを形成するとともに、該走行ラインを走行する移動棚 の前２輪間との中心距離および、後２輪間との中心距離が前記開放部の長さより 長くした園芸用ベンチ装置を請求項１の考案とし、請求項１の考案において、レ ールをパイプ状とし、車輪がクロス状に配置させた２個一対のものである請求項 ２の考案とし、左右４輪対の車輪を略等間隔下に取り付けた脚台を、一定の開放 部を介して多数直線状に配置して断続的な走行ラインを形成するとともに、該走 行ラインを走行する移動棚に取り付けられたレール長を、該レールが脚台の４輪 対の車輪の前後いずれかの３輪対によりガイドされるとき隣接する脚台の前後い ずれかの車輪にレールの先端がガイドされうる長さとした園芸用ベンチ装置を請 求項３の考案とし、請求項３の考案において、レールをパイプ状とし、車輪がク ロス状に配置させた２個一対のものである園芸用ベンチ装置を請求項４の考案と するものである。

【０００５】

【考案の実施の形態】

次に、本考案の第１の好ましい実施の形態を図１、２、３、７に基づいて詳細 に説明する。 １は走行ラインであり、該走行ライン１は図７に示されるように、作業エリア ２と、２列の搬送ライン３ａよりなる栽培エリア３と、作業エリア２からの移動 棚４を複列の搬送ライン３ａのいずれかに振り分ける始端のトラバーサ５ａと他 方の搬送ライン３ａに移動棚４を移行させる終端のトラバーサ５ｂとからなるも のである。また、走行ライン１は一定の開放部７ａが形成される断続的なものと して、その開放部７ａを介して作業員が走行ライン１内に容易に入り込むことが できるようになっている。前記作業エリア２の複数の作業台２ａは移動棚４を載 置させるパイプ状のレールを脚台に取り付けたもので、各作業台２ａの回りには 鉢植え植物等の積み込み、積み下ろし作業を行うための作業用空間として一定の 開放部７ａが形成されている。この作業用空間は後記する搬送ライン３ａの開放 部７ａと同じもので作業台２ａのレール間に形成されるもので、作業台２ａ間を 移動棚４が作業台２ａのパイプ状のレールを介して脱輪することなく移り渡れる 間隔としている。

【０００６】 また、前記栽培エリア３は脚台７に取り付けたレール６を脚台７間毎に一定の 作業用空間としての開放部７ａが形成されるように断続的に配置した搬送ライン ３ａからなり、該搬送ライン３ａは２列並設されている。また、前記脚台７には 高さ調調整用のアジャスタ６ａを介してレール６が取り付けられて、各レール６ 間が同一水準に設定できるようになっている。脚台７に取り付けられるレール６ は具体的には長さ１２００ｍｍで、隣接する脚台７のレール６間の開放部７ａの 間隔は４５０ｍｍとしている。さらに、移動棚４は移動方向側サイズ、すなわち 前後幅は１６５０ｍｍで、左右幅は４８００ｍｍとしており、その下面に２６０ ０ｍｍの間隔を隔てて両側に取り付けられる左右４輪対の車輪８は移動棚４の前 端縁から７５ｍｍおいて前輪が取り付けられ、前輪からさらに４７０ｍｍ隔てて 前から２番目の前輪が取り付けられ、また、移動棚４の後端縁から７５ｍｍおい て後輪が取り付けられ、後輪からさらに４７０ｍｍ隔てて後ろから２番目の後輪 が取り付けられるもので、２番目の前輪と２番目の後輪との間隔は５６０ｍｍ隔 てられている。

【０００７】 このことから分かるように前・後輪から２番目の前・後輪間の中心距離は開放 部７ａの４５０ｍｍより大きい４７０ｍｍとされ、移動棚４が隣接する脚台７に 前・後進して移行する際、前後輪のいずれかが隣接する脚台７のレールにガイド される直前からガイドされるまでのレール無し部分の移行期間、移動棚４の本体 の約２／３は３輪対の車輪８によりガイドされることとなるので、移動棚４は極 めて安定したものとなる。また、前記車輪８は図３に示されるように、ローラ８ ｂを、移動棚４の桁４ａに取り付けられたブラケット８ａに形成された約４５度 の傾斜角面部に２個一対として軸支させてクロス状に配置させている。このため 、パイプ状のレール６の弧状面上の両側から挟み込むようにして車輪８が配置さ れるので、脱輪が生じ難いうえに、直進走行性も優れたものとなる。

【０００８】 さらに、前記トラバーサ５ａ、５ｂは、複列の搬送ライン３ａの始端と終端に 設けられて各搬送ライン３ａの間を往復動するもので、トラバーサ５ａ、５ｂに は移動棚４の車輪８をガイドするレールが設けられている。また、始端側のトラ バーサ５ａは作業エリア２の作業台２ａと搬送ライン３ａとを繋ぐもので、該ト ラバーサ５ａは搬送ライン３ａと直交する断続的なレールにガイドされて横移動 する。トラバーサ５ａをガイドするレールにはレールのない開放部５ｃが設けら れている。この開放部５ｃは前記した開放部７ａと同じ構成であり、トラバーサ ５ａが脱輪することなく隣接するトラバーサ５ａに移り渡れる間隔としている。 また、該トラバーサ５ａは作業エリア２から送り込まれた鉢植え植物を積載した 移動棚４を、作業エリア２のラインと直列の搬送ライン３ａに送り込んだり、他 方の並列された搬送ライン３ａに送り込んだり、生育が完了した鉢植え植物を積 載した移動棚４がいずれかの搬送ライン３ａから送り出されてきた際、移動棚４ を作業エリア２側に横移動させて作業台２ａに戻すものである。また、終端側の トラバーサ５ｂはいずれかの搬送ライン３ａから送り出されてきた移動棚４を横 移動させて並設されているいずれかの搬送ライン３ａに送り込むためのものであ る。このように、搬送ライン３ａの始端と終端にトラバーサ５ａ、５ｂを配置す ることにより搬送ライン３ａを移動棚４は正逆いずれにも循環移動することがで きるようになっている。

【０００９】 このように構成されたものは、先ず、作業員は、作業エリア２の各作業台２ａ のレールに移動棚４を載置し、各移動棚４に栽培植物の苗木を植えた鉢を所定間 隔で並列載置してゆく。そして、所定数の鉢が各移動棚４上に積載されたら、作 業員はトラバーサ５ａに向けて移動棚４を押し出す。続いて、押し出されて空に なった作業台２ａに鉢植え植物が積載された移動棚４を送り出し、後端の作業台 ２ａに再び空の移動棚４を載せて前記と同様に、鉢植え植物を所定間隔に並列載 置してゆく。作業台２ａ間、すなわち作業台２ａのレール間に形成される開放部 ７ａおよび作業台２ａのレールとトラバーサ５ａのレール間に形成される開放部 ７ａを移動棚４が移動してゆくとき、移動棚４の前輪が隣接されるトラバーサ５ ａまたは作業台２ａのレールにガイドされるか、ガイド直前、前輪から２番目の 以降の３輪対の車輪８は移動棚４の本体が残っている作業台２ａのレールにガイ ドされているで移動棚４が不安定になったり、レールから脱落することなくトラ バーサ５ａや隣接する作業台２ａに送り出されることとなる。

【００１０】 このようにして、トラバーサ５ａに送り込まれた移動棚４は、栽培条件に応じ て作業員はそのまま直列の栽培エリア３の搬送ライン３ａに移動棚４を押し出す か、トラバーサ５ａを横移動させて並列された搬送ライン３ａ側に移動させたう え搬送ライン３ａに向けて押し出すか、並列された搬送ライン３ａに交互に押し 出してゆけばよい。この押し出しにより、搬送ライン３ａの脚台７のレール６と 連続されるトラバーサ５ａのレール上の移動棚４は搬送ライン３ａのレール６に 移行することとなる。このような操作を繰り返して移動棚４は搬送ライン３ａに 順次送り込まれることとなる。搬送ライン３ａに順次送り出される移動棚４は作 業員により搬送ライン３ａの先方に向けて押し出されて行くこととなるが、この とき、作業員は移動棚４を側方から押すか、搬送ライン３ａの開放部７ａから搬 送ライン３ａの中央部内に入り込んで移動棚４の中央部を押して移動させる。移 動棚４が隣接する脚台７のレール６に移行する際、移動棚４の車輪８の前輪が隣 接した脚台７のレール６の先端部にガイドされる直前またはガイド直後、２番目 以降の３輪対の車輪８は移動棚４の本体の２／３が残っているため、移動棚４は 安定した状態で隣接する脚台７のレール６に乗り移ることができる。

【００１１】 このような操作を繰り返すことにより、栽培エリア３の２列の搬送ライン３ａ は作業用空間すなわち、開放部７ａと同じ約４５０ｍｍの隙間を残してすべて埋 められることとなる。また、２列の搬送ライン３ａに移動棚４を順列で並べてゆ く際には、一方の搬送ライン３ａから終端のトラバーサ５ｂ上のレールに移動棚 ４を送り込み、移動棚４を載せたトラバーサ５ｂを前記トラバーサ５ａと同様に して横移動させて並列される他方の搬送ライン３ａ側に移動させる。次いで、搬 送ライン３ａのレール６と連続されたトラバーサ５ｂのレール上の移動棚４を作 業員は押して搬送ライン３ａのレール６に移動させればよい。そして、前記と同 様にして他方の搬送ライン３ａに移動棚４を並べて行けば良い。このようにして 栽培エリア３の双方の搬送ライン３ａは作業用空間すなわち、約４５０ｍｍ分の 開放部７ａを残してすべて埋められることとなる。この状態で鉢植え植物の育成 を行うこととなるが、この作業はライン上に形成された約４５０ｍｍの作業用空 間を利用することとなるので、各種処理を行う所定の移動棚４に空間がなければ 、作業員は他の移動棚４を一台あるいは複数台ずらしてゆき、移動棚４の前後い ずれかに作業用空間を形成する。この作業用空間は脚台７間のレール６のない部 分に形成されるので、作業者は作業時、搬送ライン３ａのレール６を跨いで中に 入り込む必要がないので、体に負担を掛けたり、衣服をレールの金属摩耗粉や油 が付着することなく栽培植物の手入れを行うことができる。

【００１２】 このようにして、鉢植え植物が出荷可能となれば、出荷地域や開花時期等種々 の条件に応じて所定の鉢植え植物を搬送ライン３ａから適宜選択して始端側のト ラバーサ５ａに送り込むこととなる。これは２列の搬送ライン３ａに移動棚４を 順列に配置してその順序のまま出荷する場合は、最初に送り込まれて２列目の搬 送ライン３ａの先端に位置している移動棚４からトラバーサ５ａに送り出し、ト ラバーサ５ａを横移動させて作業台２ａと直列する搬送ライン３ａ側に移動させ たうえ、作業エリア２の各作業台２ａに送り込み、送り込まれた作業台２ａ上の 移動棚４を降ろしてトラック等に積み込んで行くものである。このようにして搬 送ライン３ａが空になったら、次の栽培を行う苗木を植えた鉢植え植物を前記と 同様にして移動棚４に積み込み、搬送ラインに３ａに送り込めば良いものである 。

【００１３】 また、図４、５、６に示される第２の好ましい実施例は、栽培エリア３の２列 の搬送ライン３ａを、左右４輪対の車輪８をアジャスタ６ａに取り付けたブラケ ット８ａを介して脚台７の上端に略等間隔下に取り付けるとともに、該脚台７を 一定の開放部７ａを介して多数直線状に配置した断続的な走行ライン１とし、該 走行ライン１を走行移動する移動棚４の桁４ａに取り付けられるレール６を、該 レール６が脚台７の４輪対の車輪の前後いずれかの３輪対によりガイドされると き隣接する脚台７の前後いずれかの車輪８にレール６の先端がガイドされる長さ としたものである。具体的に移動棚４に取り付けられるレール６の長さは移動棚 ４の前後幅と等しい１６５０ｍｍとしている。そして、脚台７に取付られる車輪 ８は、脚台７の１２００ｍｍの長さを有する架台の前後端と中間部に略等間隔下 に配置させたものであり、隣接する脚台７の架台間隔、すなわち開放部７ａは４ ５０ｍｍとされている。このため、隣接するレール６に向かって移動棚４が進行 してそのレール６に脚台７の前後いずれかの車輪８がガイドされたとき、移動棚 ４の全長の２／３以上は残りの３輪対にガイドされることとなり、前記第１の好 ましい実施の形態とは車輪８が移動棚４に取り付けられるか、脚台７に取り付け られるかが相違するのみで、作用効果は同じであるため、同一符号を付して詳し い説明は省略する。

【００１４】 なお、前記各好ましい実施の形態では、レール６をパイプ状とし、車輪８をク ロス状に配置させた２個一対のものとして直進安定性や脱輪を防止できるものと しているが、角状のレールとして、電車車輪のようにフランジ付きの車輪８とし ても良いことは勿論である。

【００１５】

【考案の効果】

本考案は前記説明から明らかなように、隣接する脚台のレールに移動棚の車輪 の前輪がガイドされる直前、直後において、移動棚の４輪対の車輪のうち前後い ずれかの３輪対がガイドされる長さを有するレールを脚台に設け、レール間に開 放部を形成した断続的な走行ラインを形成するとともに、移動棚の前２輪間の中 心距離および、後２輪間の中心距離が前記開放部の間隔より長くしたものとした から、移動棚は脱落することなく開放部を行き来することができるうえに、その 開放部を作業用空間として利用できるので、移動棚上の中央部にある鉢植え植物 の手入れを行うたび毎に、レールを跨いで走行ライン内に入る必要がないので、 作業能率が向上でき、作業負荷を低くすることができる。また、レールを跨ぐ際 に、レールに付着した油や金属摩耗粉等を付着させて衣服を汚すこともない。請 求項２のように、レールをパイプ状とし、車輪をクロス状のもとすることにより 、市販のパイプを利用できるので安価に提供することができるうえに、移動棚の 直進安定性が高まり、且つ、脱輪を確実に防止できるものとなる。請求項３のよ うに、左右４輪対の車輪を略等間隔下に取り付けるとともに一定の開放部を有す る脚台を多数直線状に配置して断続的な走行ラインを形成し、移動棚に取り付け られるレール長を、前後いずれかの３輪対の車輪がガイドされるとき隣接する脚 台の前後の車輪にレールの先端がガイドされる長さとしたから、前記のように、 移動棚は脱落することなく開放部を行き来することができるうえに、その開放部 を作業用空間として利用できるので、移動棚上の中央部にある鉢植え植物の手入 れを行うたび毎に、レールを跨いで走行ライン内に入る必要がないので、作業能 率が向上でき、作業負荷を低くすることができる。また、レールを跨ぐ際に、レ ールに付着した油や金属摩耗粉等を付着させて衣服を汚すこともない。請求項４ のように、レールをパイプ状とし、車輪をクロス状のもとすることにより、市販 のパイプを利用できるので安価に提供できるものとなるうえに、移動棚の直進安 定性が高まり、且つ、脱輪を確実に防止できるものとなる等種々の利点を有する ものである。 従って、本考案は従来の問題点を解消した園芸用ベンチ装置として実用的価値 きわめて大なものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第１の好ましい実施の形態を示す側面
図である。

【図２】本考案の第１の好ましい実施の形態を示す一部
切欠平面図である。

【図３】本考案の第１の好ましい実施の形態の車輪とレ
ールを示す正面図である。

【図４】本考案の第２の好ましい実施の形態を示す側面
図である。

【図５】本考案の第２の好ましい実施の形態を示す一部
切欠平面図である。

【図６】本考案の第２の好ましい実施の形態の車輪とレ
ールを示す正面図である。

【図７】本考案の第１および第２の好ましい実施の形態
の走行ラインを示す平面図である。

【図８】従来の走行ラインを示す平面図である。

【符号の説明】

１ 走行ライン ４ 移動棚 ６ レール ７ 脚台 7a 開放部 ８ 車輪

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 多数直線状に配置される脚台に取り付け
   られるレールを、移動棚に取り付けられた略等間隔下の
   左右４輪対の車輪のうちの前後いずれかの３輪対が同時
   にガイドできる長さとして、一定の開放部が形成される
   断続的な走行ラインを形成するとともに、該走行ライン
   を走行する移動棚の前２輪間との中心距離および、後２
   輪間との中心距離が前記開放部の長さより長くしたこと
   を特徴とする園芸用ベンチ装置。
2. 【請求項２】 レールをパイプ状とし、車輪がクロス状
   に配置された２個一対のものである請求項１に記載の園
   芸用ベンチ装置。
3. 【請求項３】 左右４輪対の車輪を略等間隔下に取り付
   けた脚台を、一定の開放部を介して多数直線状に配置し
   て断続的な走行ラインを形成するとともに、該走行ライ
   ンを走行する移動棚に取り付けられたレール長を、該レ
   ールが脚台の４輪対の車輪の前後いずれかの３輪対によ
   りガイドされるとき隣接する脚台の前後いずれかの車輪
   にレールの先端がガイドされうる長さとしたことを特徴
   とする園芸用ベンチ装置。
4. 【請求項４】 レールをパイプ状とし、車輪がクロス状
   に配置された２個一対のものである請求項３に記載の園
   芸用ベンチ装置。