JPH06944Y2 - 水耕移動式栽培装置 - Google Patents

水耕移動式栽培装置

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JPH06944Y2
JPH06944Y2 JP1990009917U JP991790U JPH06944Y2 JP H06944 Y2 JPH06944 Y2 JP H06944Y2 JP 1990009917 U JP1990009917 U JP 1990009917U JP 991790 U JP991790 U JP 991790U JP H06944 Y2 JPH06944 Y2 JP H06944Y2
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JP
Japan
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cultivation
tables
rails
work
carriage
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Application number
JP1990009917U
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JPH03102828U (ja
Inventor
豊彦 兼田
Original Assignee
葵エンジニヤリング株式会社
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    • Y02P60/216

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  • Hydroponics (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はトマト,キュウリ等の作物用の水耕移動式栽培
装置に関する。
(従来の技術) 一般にトマト、キュウリ等の草丈が高い作物を栽培する
場合には栽培用容器を用い、その設置は日射量不足にな
らぬように栽培用容器間を適宜に空けて固定したものが
多い。従って、作業者は農作業をするためにハウス内を
移動しなければならず、農作業に手間が掛かる等の問題
点があった。
このため近年に於いては、栽培用容器を隙間なく配置
し、それをベルトチェーン等で回転移動させながら十分
照射させる水耕移動式栽培装置も農業工場で利用されて
いる。
(考案が解決しようとする問題点) しかし前記水耕移動式栽培装置は、設備投資が非常に大
掛りで多額の資金を必要とし、且つ維持管理費が非常に
高いので、零細農家等では導入することが出来ないのが
現状である。
本考案は設備投資が余り掛からず、且つ維持管理費も極
めて安く、しかもトマト,キュウリなどの作物の農作業
が一箇所で全て出来ると共に省労力型栽培が可能な水耕
移動式栽培装置を提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を消去するために、本考案は成されたもので
あり、つまり(イ)中央に作業用通路を設け、その左右に
適宜高さのテーブルを配置させたこと。(ロ)前記テーブ
ルの上面左右には、2本を1組とする多数組のレールが
前記テーブル間に於ける軌道を同一にして敷設されたこ
と。(ハ)前記作業用通路には長手方向にレールを敷設す
ること。(ニ)前記作業用通路上には、上面高さが左右の
前記テーブルと同一で、且つ前記レール上を走行可能な
作業台を配置させたこと。(ホ)前記作業台上面には、前
記テーブルの1組の前記レールを中継可能なレールを設
けたこと。(ヘ)前記左右のテーブル上には、その左右に
対して千鳥状に前記各組のレールに走行可能とする適宜
長さの栽培用台車を配置させたこと。(ト)前記作業台上
部に前記栽培用台車を左右に移動させる駆動装置を搭載
していること。以上のように構成して成る。
(作用) 次に本考案の作用について説明すると、予め内部が着床
部となした栽培用台車(5)を左右のテーブル(1),
(1′)へ千鳥状に配置させておく。先ず着床部にトマ
ト,キュウリなどの草丈が高くなる作物(6)を植え
る。次に収穫前後の作業或は収穫作業を行う際の栽培用
台車(5)移動方法について詳細に説明すれば、まずテ
ーブル(1),(1′)の最前列にある栽培用台車
(5)の一端を栽培用台車(5)側に引き寄せ、駆動装
置(41)のベルト(41a)から突設した突片(41b)と栽培用台
車(5)の下部に突出する突起(51)とを当接させ、栽培
用台車(5)が駆動可能状態になる。尚、栽培用台車
(5)を移動する場合には、図示しない停止装置を予め
解除してから栽培用台車(5)の移動を行う。その後、
足で操作する図示しないスイッチでコンベア等の駆動装
置(41)を駆動させると、栽培用台車(5)は左側或は右
側に移動する。例えば、第3図(a)に示す如く左側に
移動させる場合には、先ず前記スイッチを入れて駆動装
置(41)を駆動し、栽培用台車(5)一端が作業台(4)
の端に来る迄移動させる。前記作業台(4)上の栽培用
台車(5)内に於いて所定の農作業を行い、それが終了
したら再度スイッチを入れて駆動装置(41)を駆動させ、
栽培用台車(5)が作業台(4)の幅だけ左側に移動す
ると同時に前記スイッチを切って栽培用台車(5)を停
止する[第3図(b)参照]。移動された分の箇所に於
ける所定の農作業を終えると、更に上記要領で栽培用台
車(5)が左側に移り終る迄作業台(4)の幅だけ順次
左側に送るのである。右側の最前列の栽培用台車(5)
の農作業が完了し、完全に栽培用台車(5)がテーブル
(1′)からテーブル(1)に移動し終えたら[第3図
(c)参照]、次に作業台(4)を奥の左側の次列の栽
培用台車(5)位置迄人力で押して移動させる(第4図
参照)。そして左側の前記栽培用台車(5)を右側に引
き寄せ、駆動装置(41)のベルト(41a)から突設した突片
(41b)と栽培用台車(5)の下部に突出する突起(51)と
を当接し、栽培用台車(5)が駆動移動可能状態にされ
[第3図(d)参照]、且つ前記スイッチの操作によっ
て駆動装置(41)の回転方向が反転した後に駆動される
と、栽培用台車(5)は右側に移動するのである[第3
図(e)参照]。上記要領で栽培用台車(5)が右側に
移り終る迄順次右側に作業台(4)の幅だけ送るのであ
る[第3図(f)参照]。以後は左右の前列から後列に
向かって農作業を順次行うのである。従って栽培に関す
る作業者の移動としては、作業用通路(2)を前後する
だけで全ての農作業が可能となるので、農作業が従来の
固定されたものに比べて楽になり、且つ能率も良くなっ
て省労力化が出来る。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明すると、
(1),(1′)は左右に分けて配置した同一広さのテ
ーブルであり、該テーブル(1),(1′)は多数組の
支柱(1a)と、奥行き方向に対する支柱(1a)に架設する枕
木(1b)と、各支柱(1a)間を連結するための添木(1c)と、
各支柱(1a)を支える基礎(1d)とから成る。(2)はテー
ブル(1),(1′)の中央に設けた作業用通路であ
る。(3)はテーブル(1),(1′)上面左右に敷設
した2本を1組とする多数組のレールであり、又、その
配列はテーブル(1),(1′)間に於ける軌道を同一
にさせて敷設する。(3′)は作業用通路(2)上で長
手方向に敷設した1組のレールであり、(3″)は後述
する作業台(4)上面に敷設した1組のレールであり、
このレール(3″)は前記左右テーブル(1),
(1′)の1組の前記レール(3)を中継可能となす。
(4)は作業用通路(2)上に配置させた走行可能な作
業台であり、該作業台(4)はその上面高さが左右のテ
ーブル(1),(1′)と同一で、且つ幅が作業用通路
(2)の幅よりも若干狭い幅である。又、この作業台
(4)上部には足で操作する図示しないスイッチで駆
動,停止及び正逆回転切換操作が行われるコンベア等の
駆動装置(41)が搭載され、その駆動装置(41)のベルト(4
1a)には突片(41b)が一定間隔で多数突設している。前記
駆動装置(41)は後述する栽培用台車(5)を左右に移動
させるためのものである。(5)は左右のテーブル
(1),(1′)上に配設した多数の栽培用台車であ
り、該栽培用台車(5)の配置方法はテーブル(1),
(1′)の左右に対して千鳥状にする。つまり、左右の
テーブル(1),(1′)には一列飛び毎に配置すると
共に左右のテーブル(1),(1′)に対して互い違い
になるように配置される。また前記栽培用台車(5)の
下部には前記突片(41b)と当接させて送り出し用の突起
(51)を多数配列している。尚、前記栽培用台車(5)内
部は着床部となし、この中で水耕栽培が行われる。また
前記栽培用台車(5)の駆動方法は上記に限定されるも
のではなく、例えば駆動機付き栽培用台車を用意し、そ
れに接続させて牽いたり押したりする方法でも良い。更
に栽培用台車(5)の移動速度は農作業内容及び作業者
の能力に応じて可変できるものが良い。
(考案の効果) 本考案は以上説明したように構成されているので、以下
に記載されるような効果を奏する。
栽培用台車(5)を左右のテーブル(1),(1′)
に対して千鳥状に設置させたこと、中央に作業用通路
(2)を設けたことにより、草丈が高い作物(6)でも
栽培でき、且つ、その農作業は作業者が中央の作業用通
路(2)に腰掛けながら全て可能であるため、従来の固
定したものに比べて極めて省労力化し、更に農作業効率
も非常に向上する。
腰掛けながら一箇所に於いて農作業出来るので収穫し
た物をコンベヤー等の搬送装置により、随時出荷調整場
所まで運ぶことができ、システム生産方法が可能とな
る。
本考案は設備投資が余り掛からず、且つ維持管理費も
極めて安いので、資金的に余裕が余り無くとも本装置を
導入することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る実施例を示す斜視図、第2図は作
業台の斜視図、第3図(a)〜(f)は作用を示す説明
図、第4図は作業台の移動を示す説明図である。 (1),(1′)・・・テーブル (2)・・・作業用
通路 (3),(3′),(3″)・・・レール (4)・・・作業台 (41)・・・駆動装置 (5)・・・栽培用台車

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央に作業用通路(2)を設け、その左右
    に適宜高さのテーブル(1),(1′)を配置させたこ
    と。 前記テーブル(1),(1′)の上面左右には、2本を
    1組とする多数組のレール(3)が前記テーブル
    (1),(1′)間に於ける軌道を同一にして敷設され
    たこと。 前記作業用通路(2)には長手方向にレール(3′)を
    敷設すること。 前記作業用通路(2)上には、上面高さが左右前記テー
    ブル(1),(1′)と同一で、且つ前記レール
    (3′)上を走行可能な作業台(4)を配置させたこ
    と。 前記作業台(4)上面には、前記テーブル(1),
    (1′)の1組の前記レール(3)を中継可能なレール
    (3″)を設けたこと。 (ヘ)前記左右のテーブル(1),(1′)上には、その
    左右に対して千鳥状に前記各組のレール(3)を走行可
    能とする適宜長さの栽培用台車(5)を配置させたこ
    と。 (ト)前記作業台(4)上部には、前記栽培用台車(5)
    を左右に移動させる駆動装置(41)を搭載していること。 以上のように構成したことを特徴とする水耕移動式栽培
    装置。
JP1990009917U 1990-02-03 1990-02-03 水耕移動式栽培装置 Expired - Lifetime JPH06944Y2 (ja)

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JPH03102828U JPH03102828U (ja) 1991-10-25
JPH06944Y2 true JPH06944Y2 (ja) 1994-01-12

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