JP3066306U - 管継手 - Google Patents

管継手

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JP3066306U
JP3066306U JP1999006834U JP683499U JP3066306U JP 3066306 U JP3066306 U JP 3066306U JP 1999006834 U JP1999006834 U JP 1999006834U JP 683499 U JP683499 U JP 683499U JP 3066306 U JP3066306 U JP 3066306U
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piece
hole
screw
tapered
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Inventor
敏彦 石田
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株式会社阪村機械製作所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧造成形とネジ転造により成形してもテーパ
突出部とネジ部との同軸度がだせるようにして生産性を
高め、コストの低減化を図り得る管継手の提供を課題と
する。 【解決手段】 円筒形とされた本体1と、本体1内に挿
入可能な調芯駒2とでなり、本体1の内周面にネジ部1
1を形成する一方、駒2の外周部にネジ部11に螺合す
るネジ部21を形成し、軸芯部に断面多角形状の貫通孔
22を形成すると共に、貫通孔22の両端周りにテーパ
突起23,23を一体的に形成し、かつ、駒2を本体1
内の長さ方向中間部に螺合すると共に、その位置で駒2
を本体1に対しネジ部11,21間の遊び分自動調芯可
能に本体1と駒とをカシメにより結合した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ガスや油などの流体を給排すべくフレアナット付きのフレアチュー ブの端部に装着される管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ガスや油などの流体を給排すべくフレアナットA付きのフレアチュー ブBの端部に装着される二方接続タイプの管継手は、図5に示すように、円筒形 とされた本体51の両端部にそれぞれ凹部52,52が形成され、両凹部52, 52の底面中央に貫通孔53が形成されると共に、該貫通孔53の周りにフレア チューブBに当接するテーパ突起54,54が一体的に形成され、かつ両凹部5 2,52の内面にフレアナットAに螺合するネジ部55,55が形成された形状 とされている。そして、このような形状とされた管継手を製造する場合、圧造成 形機を使用して凹部52,52が形成された半成形品を成形したのち、この半成 形品における両凹部52,52の底面を切削加工することによりテーパ突起54 ,54を、また、両凹部52,52の内面を切削することによりネジ部55,5 5を形成している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記した管継手を製造する場合に、圧造成形機を使用して凹部52 ,52が形成された半成形品を成形したのち、この半成形品における両凹部52 ,52の底面を切削加工することによりテーパ突起54,54を、また、両凹部 52,52の内面を切削加工することによりネジ部55,55を形成していたの では、圧造加工とその後における面倒な切削加工とを必要とし、このため生産性 が極めて悪く、しかもコスト的に高くつくことになっていた。
【0004】 なお、生産性を高め、コストの低減化を図るために、上記テーパ突起54,5 4とネジ部55,55を形成するに際し、例えばテーパ突起54,54を圧造成 形することにより形成し、ネジ部55,55をネジ転造により形成することが考 えられる。しかしながら、平坦面とされた凹部52の底面を圧造加工することに より、該底面を強引に隆起させてテーパ突起54,54を形成する場合、形状が 複雑すぎて無理があり、そのためテーパ方向に沿って縦筋が入って不良品の発生 を伴うことになり、また、ネジ転造によりネジ部を形成する場合、テーパ突起部 とネジ部との同軸度が十分にだせないといった不具合が生じ、いずれも漏れなど の発生原因となるため、採用されていないのが現状である。
【0005】 そこで本考案は、圧造成形とネジ転造により成形してもテーパ突出部とネジ部 との同軸度がだせるようにして、生産性を高め、コストの低減化を図り得る管継 手の提供を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本願の請求項1に記載の考案は、円筒形とされた本 体と、該本体内に挿入可能な調芯駒とからなり、上記本体の内周面の少なくとも 両端部にネジ部が形成されている一方、上記駒の軸芯部に貫通孔が形成されると 共に、該貫通孔の両端周りにテーパ突起が一体に形成されており、かつ該駒が上 記本体内の長さ方向中間部に挿入されると共に、その位置で駒が本体に対し自動 調芯可能にカシメ止めされていることを特徴とする。
【0007】 また、請求項2に記載の考案は、円筒形とされた本体と、該本体内に挿入可能 な調芯駒とからなり、上記本体の内周面にネジ部が形成されている一方、駒の外 周部に上記ネジ部に螺合するネジ部が形成され、軸芯部に断面多角形状の貫通孔 が形成されると共に、該貫通孔の両端周りにテーパ突起が一体に形成されており 、かつ、該駒が本体内の長さ方向中間部に螺合されると共に、その位置で駒が本 体に対しネジの遊び分自動調芯可能に駒と本体とがカシメ又は接着剤により結合 されていることを特徴とする。
【0008】
【考案の実施の形態】 以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0009】 図1及び図2は、ガスや油などの流体を給排すべくフレアナットA付きのフレ アチューブBの端部に装着される二方接続タイプの管継手を示すもので、該管継 手は円筒形とされた本体1と、該本体1内に挿入可能な調芯駒2とでなる。本体 1の内周面にフレアナットAと螺合するネジ部11が形成されている一方、駒2 の外周部に上記ネジ部11に螺合するネジ部21が形成され、軸芯部に貫通孔2 2が形成されると共に、該貫通孔22の両端周りにテーパ突起23,23が一体 的に形成されている。そして、上記駒2が本体1内の長さ方向中間位置まで螺合 されると共に、その螺合状態で本体1と駒2とがカシメ止めされて駒2が本体1 に対しネジ部11,21間の遊び分自動調芯可能に支持されている。
【0010】 上記本体1を成形する場合、圧造成形機(図示せず)を使用して円筒形とされ た成形品を成形したのち、成形品の内周面にネジ転造によりネジ部11を形成す る。また、駒2を成形する場合、圧造成形機を使用して貫通孔22とテーパ突起 23,23が一体的に形成され筒状の成形品を成形したのち、成形品の外周面に ネジ転造によりネジ部21を形成する。
【0011】 また、上記本体1に駒2を組み付ける際には、駒2の貫通孔22に係合する治 具を用いて駒2を本体1内の長さ方向中間位置まで螺合する。そして、その螺合 状態で本体1と駒2とをカシメ止めをする。その場合、本体1の長さ方向中間位 置の外周をカシメて駒2の軸芯方向中間の外周部分にまで届くように環状にカシ メ止めをする。これにより、駒2がカシメ部分12を支点として本体1に対しネ ジ部11,21間の遊び分だけ自由に浮動して自動調芯が可能に支持されること になる。なお、カシメ止めに代えて上記本体1内の長さ方向中間位置、つまり駒 2の軸芯方向中間位置部分を接着剤止めしてもよい。また、カシメ又は接着剤に よる止めは環状に行う他、複数箇所部分的に行うようにしてもよい。
【0012】 以上のように構成された管継手を使用する場合には、図1に示すように、本体 1のネジ部11,11にフレアナットA,Aを螺合してフレアチューブB,Bの テーパ状端部を駒2のテーパ突起23,23に当接させて接続すればよい。その 場合、駒2がカシメ部分を支点として本体1に対しネジ部11,21間の遊び分 だけ自由浮動して自動調芯が行われる。つまり、上記駒2を本体1に駒2を組み 付けた際に、上記テーパ突起23,23とネジ部11,11との同軸度が多少ず れているようなことがあっても、フレアナットA,Aを本体1のネジ部11,1 1に螺合して行くことにより駒2が本体1に対しカシメ部分12を支点としてネ ジ部11,21間の遊び分だけ自由に浮動して自動調芯されることになる。これ によりフレアチューブBのテーパ状端部と駒2のテーパ突起23との当接が良好 に行われ、漏れのない接続が行われる。その結果、従来例のようにテーパ突起と ネジ部を複雑で面倒な切削加工により高精度に形成しなくとも、漏れのない良好 な接続が可能となる。
【0013】 また、図3及び図4は別の実施の形態を示す二方接続タイプの管継手であって 、この管継手は、円筒形とされた本体3と、該本体3内に挿入可能な調芯駒4と でなる。本体3はその内周面両端部にネジ部31,31が形成される一方、駒4 はその軸芯部に貫通孔41が形成されると共に、該貫通孔41の両端周りにテー パ突起42,42が形成されている。そして、駒4が本体3内の長さ方向中間部 に該駒4の径方向に遊びをもつて挿入され、その挿入された位置で、つまり本体 3の長さ方向中間位置で本体3と駒4がカシメられ、該カシメ部43により本体 3と駒4とが遊びをもつて結合されて駒4が本体3に対し自動調芯可能に支持さ れている。
【0014】 そして、使用に際しては、図3に示すように、本体3のネジ部31,31にフ レアナットA,Aを螺合することにより、フレアチューブB,Bの端部を駒4の テーパ突起42,42に当接させて接続すればよい。その場合、上記本体1に駒 4を組み付けた際に、上記テーパ突起42,42とネジ部31,31との同軸度 が多少ずれていても、フレアナットA,Aを本体3のネジ部31,31に螺合し て行くことにより駒4が本体3に対しカシメ部43を支点に適宜揺動して自動調 芯されることになる。これにより、フレアチューブB,Bのテーパ端部と駒4の テーパ突起42,42との間における圧接が良好に行え、漏れのない接続が行わ れる。その結果、従来例のようにテーパ突起とネジ部を複雑で面倒な切削加工に より高精度に形成しなくとも、漏れのない良好な接続が可能となる。
【0015】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、円筒形とされその内周面にネジ部が形成された 本体と、該本体内に挿入可能で、軸芯部に貫通孔が、また該貫通孔の両端周りに テーパ突起が一体に形成された調芯駒との二部材で構成され、調芯駒を本体に対 し自動調芯可能にカシメ又は接着剤止めされているから、上記テーパ突起とネジ 部との同軸度が多少ずれていても、駒が本体に対しカシメ部分を支点として適宜 揺動して自動調芯されることになり、フレアチューブのテーパ端部と駒4のテー パ突起との間における圧接が良好に行われ、漏れのない接続が可能となる。その 結果、テーパ突起とネジ部を切削加工により形成しなくとも、圧造成形とネジ転 造により成形でき、生産性を高め、コストの低減化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る管継手の縦断面である。
【図2】 同調芯駒のカシメ前の縦断面である。
【図3】 別の実施の形態を示す管継手の縦断面であ
る。
【図4】 同調芯駒のカシメ前の縦断面である。
【図5】 従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 本体 2 調芯用駒 3 本体 4 調芯駒 11 ネジ部 21 ネジ部 22 貫通孔 23 テーパ突起 24 ネジ部 31 ネジ部 41 貫通孔 42 テーパ突起 43 カシメ部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒形とされた本体と、該本体内に挿入
    可能な調芯駒とからなり、上記本体の内周面の少なくと
    も両端部にネジ部が形成されている一方、上記駒の軸芯
    部に貫通孔が形成されると共に、該貫通孔の両端周りに
    テーパ突起が一体に形成されており、かつ該駒が上記本
    体内の長さ方向中間部に挿入されると共に、その位置で
    駒が本体に対し自動調芯可能にカシメ止めされているこ
    とを特徴とする管継手。
  2. 【請求項2】 円筒形とされた本体と、該本体内に挿入
    可能な調芯駒とからなり、上記本体の内周面にネジ部が
    形成されている一方、駒の外周部に上記ネジ部に螺合す
    るネジ部が形成され、軸芯部に断面多角形状の貫通孔が
    形成されると共に、該貫通孔の両端周りにテーパ突起が
    一体に形成されており、かつ、該駒が本体内の長さ方向
    中間部に螺合されると共に、その位置で駒が本体に対し
    ネジの遊び分自動調芯可能に駒と本体とがカシメ又は接
    着剤により結合されていることを特徴とする管継手。
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