JP3066198U - 組合せ方式の収納用縦立柱とシャフト継手の結合構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定して堅固に支持することのできる組合せ
方式の収納棚用縦立柱とシャフト継手の結合構造の改良
を提供することにある。 【解決手段】 木製の縦立柱４０の表面には、等しい距
離で複数の位置決め溝４１が形成され、この位置決め溝
に対して、半分に分割され、内部に位置決め溝の形状に
対応した位置決めブロックが形成され外周が円錐形状を
なすプラスチックのシャフト継手５０が取り付けられ
る。このシャフト継手に収容棚６１の四隅の中空円錐体
６１が嵌挿されて支持される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、組合せ方式の収納棚用縦立柱とシャフト継手の結合構造の改良に関 する。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、組合せ方式の収納棚の縦立柱と収納棚を支持するシャフト継手の結 合構造がより安定的で構造上堅固なものが望まれている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の主な目的は、組合せ方式の収納棚用縦立柱とシャフト継手の安定的で かつ構造的に堅固な結合構造の改良を提供することにある。この縦立柱の材質は 従来の中空鉄管から木製の円柱形または正方形の中実のものへ変更される。特に 、本考案による木製の縦立柱の表面には、等しい距離で複数の位置決め溝が形成 され、その位置決め溝は、円弧形、正方形、矩形などの形状とされる。そして、 この位置決め溝に対して、半分に分割され、内部に位置決め溝の形状に対応した 半円弧形、円弧形、正方形、矩形の位置決めブロックを備えたシャフト継手が取 り付けられる。この構造により、プラスチックのシャフト継手は位置決めブロッ クが木製の縦立柱の位置決め溝と係合することにより係止される。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案による組合せ方式の収納用縦立柱とシャフト継手の結合構造は、外周に 等しい間隔で複数の半円弧形、円弧形又は正方矩形をなす位置決め溝が形成され た縦立柱と、軸方向に２つに分割され、外面は円錐状形をなし、内部に上記位置 決め溝に係合する位置決めブロックと両側に形成された連結プレートと連結溝と を有するプラスチック製の２つのシャフト継手とからなり、 前記シャフト継手の位置決めブロックを前記縦立柱の所定の位置決め溝に係合 するとともに、前記シャフト継手の連結プレートと連結溝を係合して円錐状継手 シャフトを縦立柱に取付け、前記縦立柱に取付けた継手シャフトに収納棚の四隅 に設けた中空円錐状体を前記継手シャフトの外周に嵌挿して固定できるようにし たことを特徴とする。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。図１は本考案の第１実施例 を分解構成図である。図２は、本考案の第２実施例の分解構成図である。図３は 本考案の第３実施例の分解構成図である。図４は、本考案の第１実施例の組立て 構成図である。図５は、本考案の第２実施例の組立て構成図である。図６は、本 考案の第３実施例の組立て構成図である。

【０００６】 本考案による収納棚用の縦立柱４０は、木質材質で図１及び図２に示すように 、円柱形で中実のものである。また、図３に示すように正方柱形とすることもで きる。縦立柱４０の外周には、等しい間隔を置いて、複数の半円弧形の位置決め 溝４１（図１参照）、円弧形位置決め溝４２（図２参照）、正方矩形位置決め溝 （図３参照）が形成される。この縦立柱４０にはプラスチック製の軸方向に半分 に分割されるシャフト継手５０が取付けられる。このプラスチック製シャフト継 手５０の外周は上部が小さく下部が大となる円錐状に加工される。また、シャフ ト継手５０の内部は、縦立柱４０の位置決め溝４１、４２、４３の形状に応じて 、半円弧形位置決めブロック５１（図１参照）、円弧形位置決めブロック（図２ 参照）、正方矩形位置決めブロック５３（図３参照）が形成される。また、半分 に分割されたシャフト継手５０の両側には、連結プレート５４、連結溝５５がそ れぞれ形成されており、連結プレート５４と連結溝５５とを係合することにより 、半分に分割されたシャフト継手５０は、自由に縦立柱４０に係止することがで きる。そして、収納棚６０の四つのコーナーには中空の円錐状体６１を設け、こ の中空の円錐状体６１をシャフト継手５０の外周に被せて係止する。

【０００７】 以上のように、本考案による要素により組合せ方式の収納棚縦立柱とシャフト 継手の結合構造の改良が得られる。図４、図５、図６に示すように、縦立柱４０ の外部における位置決め溝４１、４２、４３とシャフト継手５０との接触面積が 大きいため、シャフト継手が安定して、また、堅固に縦立柱４０に係止されるだ けでなく、歪みや荷重集中に対して有効的に分散させ、木質縦立柱４０が折れた り破損したすることも避けることがきる。

【０００８】

【考案の効果】

本考案による組合せ方式の収納用縦立柱とシャフト継手の結合構造によれば、 縦立柱の外部における位置決め溝とシャフト継手との接触面積が大きいため、シ ャフト継手が安定して、また、堅固に縦立柱に係止されるだけでなく、歪みや荷 重集中に対して有効的に分散させ、木質縦立柱が折れたり破損したすることも避 けることがきる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第１実施例を分解構成図である。

【図２】本考案の第２実施例の分解構成図である。

【図３】本考案の第３実施例の分解構成図である。

【図４】本考案の第１実施例の組立て構成図である。

【図５】本考案の第２実施例の組立て構成図である。

【図６】本考案の第３実施例の組立て構成図である。

【符号の説明】

４０ 縦立柱 ４１ 半円弧形位置決め溝 ４２ 円弧形位置決め溝 ４３ 正方矩形位置決め溝 ５０ シャフト継手 ５１、５２、５３ 位置決めブロック ５４ 連結プレート ５５ 連結溝 ６０ 収納棚 ６１ 円錐状体

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 外周に等しい間隔で複数の半円弧形、円
   弧形又は正方矩形をなす位置決め溝が形成された縦立柱
   と、軸方向に２つに分割され、外面は円錐状形をなし、
   内部に上記位置決め溝に係合する位置決めブロックと両
   側に形成された連結プレートと連結溝とを有するプラス
   チック製の２つのシャフト継手とからなり、 前記シャフト継手の位置決めブロックを前記縦立柱の所
   定の位置決め溝に係合するとともに、前記シャフト継手
   の連結プレートと連結溝を係合して円錐状継手シャフト
   を縦立柱に取付け、前記縦立柱に取付けた継手シャフト
   に収納棚の四隅に設けた中空円錐状体を前記継手シャフ
   トの外周に嵌挿して固定できるようにした組合せ方式の
   収納用縦立柱とシャフト継手の結合構造。