JP3066144U - ヒ―タ―ユニット - Google Patents

ヒ―タ―ユニット

Info

Publication number
JP3066144U
JP3066144U JP1999005643U JP564399U JP3066144U JP 3066144 U JP3066144 U JP 3066144U JP 1999005643 U JP1999005643 U JP 1999005643U JP 564399 U JP564399 U JP 564399U JP 3066144 U JP3066144 U JP 3066144U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating stage
holes
cooling gas
loop circuit
cutting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1999005643U
Other languages
English (en)
Inventor
誠治 宇佐美
Original Assignee
京浜測器株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 京浜測器株式会社 filed Critical 京浜測器株式会社
Priority to JP1999005643U priority Critical patent/JP3066144U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3066144U publication Critical patent/JP3066144U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高真空度を保持したまま真空チャンバー内で
加熱ステージを効率良く急速に冷却することができるよ
うにする。 【解決手段】 加熱ステージ1の周側面から複数の切削
穴(2A,2B,2C,2D)を交差状に穿設し、この
交差部分を残して加熱ステージ1の周側面の切削開口部
3を密閉封止することにより加熱ステージ1の内部に冷
却ガス流通用のループ回路Pを切削形成する。加熱ステ
ージ1の下面には冷却ガスの給気用と排気用の一対の導
入孔5,6を前記ループ回路Pに連通するように穿設す
る。給気用と排気用の導入孔5,6夫々にはクラッド材
7を溶接し、このクラッド材7を介して冷却ガス導入用
のフレキシブルパイプ8,9を気密溶接する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、主として半導体製造または液晶表示素子(LCD)製造のためのヒ ーターユニットに係り、特に真空チャンバー内の加熱ステージを高真空度を維持 したまま早急に冷却することを可能にした半導体・液晶表示素子製造用等のヒー ターユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のヒーターユニットは、半導体製造工程におけるシリコンウエハ ーに半導体膜を形成させたり、液晶表示素子製造工程におけるガラス基板に液晶 膜を形成させたりする場合に利用される例えばCVD法等による薄膜形成技術に 数多く応用されている。この場合、成膜精度は真空チャンバー内の加熱ステージ に載置させたシリコンウエハーやガラス基板の表面温度条件により微妙に左右さ れるものであり、成膜材料によっては例えばセラミック薄板を冷却してその上に 蒸気となった半導体材料を真空蒸着させて成膜する場合も生じてくる。このよう に加熱蒸着や冷却蒸着等に対応すべく、従来では自然放熱による冷却、あるいは 不活性ガス等の冷却ガスを直接加熱ステージに吹きかける等の簡易な方式が採ら れていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながらこのような従来提案の冷却方式では、冷却加熱ステージを外面か ら冷却するため冷却時間がかかってしまう。しかも冷却ガスを直接加熱ステージ に吹きかける場合では、冷却ガスが真空チャンバー内に入るため真空度が落ち込 んでしまう等のために再度真空チャンバー内を真空排気する必要が生じてしまい 、製造工程の効率化を害することになり、コストアップにも繋がる等の問題点を 有していた。
【0004】 そこで本考案は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創案されたもので、ヒー ターユニットに使用されている加熱ステージ自体に対し冷却回路を切削加工する という簡易で低コストな構成により、高真空度を保持したまま真空チャンバー内 で加熱ステージを効率良く急速に冷却することができるようにした半導体・液晶 表示素子製造用等のヒーターユニットを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を達成するため、本考案にあっては、真空チャンバー内の真空状 態下で加熱ステージ1を冷却するよう当該加熱ステージ1の内部に冷却ガス流通 用のループ回路Pを切削形成したことを特徴とする。 前記ループ回路Pは、加熱ステージ1の周側面から複数の切削穴(2A,2B ,2C,2D)を交差状に穿設し、この交差部分を残して加熱ステージ1の周側 面の切削開口部3を密閉封止させることにより構成することができる。 加熱ステージ1の下面には冷却ガスの給気用と排気用の一対の導入孔5,6を 前記ループ回路Pに連通するように穿設して構成することができる。 給気用と排気用の導入孔5,6夫々にはクラッド材7を溶接し、このクラッド 材7を介して冷却ガス導入用のフレキシブルパイプ8,9を気密溶接して構成す ることができる。
【0006】 以上のように構成された本考案に係るヒーターユニットにおいて、加熱ステー ジ1の内部に切削形成した冷却ガス流通用のループ回路Pは、加熱ステージ1の 下面の冷却ガスの給気用と排気用の導入孔5,6を介して冷却ガスを当該ループ 回路Pに環流させることにより、真空チャンバー内の真空度を常時維持したまま 加熱ステージ1自体を効率良く急速に冷却させる。また、加熱ステージ1の周側 面から複数の切削穴(2A,2B,2C,2D)を交差状に穿設し、この交差部 分を残して加熱ステージ1の周側面の切削開口部3を密閉封止させることにより 、簡易で且つ低コストな冷却ガス流通用のループ回路Pの形成を可能にさせる。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下図面を参照して本考案の一実施の形態を説明すると、図において示される 符号1は、例えばCVD法等により半導体製造工程におけるシリコンウエハーに 半導体膜を形成させたり、液晶表示素子製造工程におけるガラス基板に液晶膜を 形成させたりする場合に使用される真空チャンバー内に配された熱伝導率の良い 金属材料、例えばアルミニウム製、アルミニウム合金製、銅製、銅合金製等の切 削加工が容易な材質から成る例えば矩形厚板状の加熱ステージである。この加熱 ステージ1は、平坦な加熱面を有し、この加熱面から等距離の位置に埋設された ヒータ素管(図示せず)を備えている。そして、真空チャンバー内の真空状態下 で加熱ステージ1を冷却するための複数の切削穴を例えば矩形交差状に穿設し、 この交差部分を残して加熱ステージ1の周側面の切削開口部3を加熱ステージ1 と同一材質の蓋栓材4により密閉封止させることで冷却ガス流通用のループ回路 Pを形成してある。
【0008】 具体的には図1に示すように、加熱ステージ1の周側面から内部へ向けて複数 の切削穴として、例えば加熱ステージ1の一方の側面から切削した長尺な第1の 切削穴2Aと、この第1の切削穴2Aに平行で且つ左右両側面から切削して対向 配置させた一対の短尺な第2の切削穴2Bと、第1の切削穴2Aおよび両第2の 切削穴2B夫々に連通するように前側面から切削した左右一対の長尺の第3の切 削穴2Cと、この両第3の切削穴2Cに挟まれて平行となり且つ前記第2の切削 穴2Bと連通するように切削した一対の短尺な第4の切削穴2Dとを旋盤等によ り穿設し、この連通交差部分を残して加熱ステージ1の周側面の切削開口部3を 加熱ステージ1と同一材質の蓋栓材4により溶接等により密閉封止させるものと してある。さらに、図2に示すように、加熱ステージ1の略中央下面側には冷却 ガスの給気用と排気用の一対の導入孔5,6を前記第4の切削穴2Dに連通する ように穿設してループ回路Pと導入孔5,6とが繋がるように構成してある。ま た、この導入孔5,6夫々にはクラッド材7を溶接し、このクラッド材7を介し て窒素ガスあるいは酸素ガス等の冷却ガス導入用の例えばステンレス製等の一対 のフレキシブルパイプ8,9を夫々気密溶接してある。
【0009】 次に以上のように構成された実施の形態についての作成方法の一例を説明する に、図1に示すように、旋盤等により先ず加熱ステージの側面から長尺な第1の 切削穴2Aを切削形成し、この第1の切削穴2Aに平行となるように一対の短尺 な第2の切削穴2Bを左右両側面から切削して対向配置させる。そして、第1の 切削穴2Aおよび両第2の切削穴2B夫々に連通するように前側面から左右一対 の長尺の第3の切削穴2Cを切削形成し、さらにこの両第3の切削穴2Cに挟ま れて平行となり且つ前記第2の切削穴2Bと連通するように一対の短尺な第4の 切削穴2Dを切削形成する。さらに、加熱ステージ1の略中央下面側に冷却ガス の給気用と排気用の一対の導入孔5,6を前記第4の切削穴2Dに連通するよう に穿設してループ回路Pと導入孔5,6とが繋がるようにする。次いで、これら の切削穴の連通交差部分を残して加熱ステージ1の周側面の切削開口部3を加熱 ステージ1と同一材質の蓋栓材4により溶接等により密閉封止させる。最後に図 2に示すように、一対の導入孔5,6夫々にクラッド材7を溶接し、このクラッ ド材7に窒素ガスあるいは酸素ガス等の冷却ガス導入用の一対のフレキシブルパ イプ8,9を夫々気密溶接すれば良い。
【0010】 尚、本実施の形態では略矩形状のループ回路Pを採用しているが、その他の構 成として図示を省略したが、加熱ステージ1の左右側面から交互に平行な複数の 切削穴を穿設する等してループ回路Pを蛇行状または格子状もしくは網目状等に 形成することも可能である。また本考案は前記実施の形態に限定されるものでは なく、本考案の目的を達成できる範囲での改良、変形等は本考案に包含されるも のである。
【0011】
【考案の効果】
本考案は以上のように構成されているために、ヒーターユニットに使用されて いる加熱ステージ1自体に対し冷却回路を切削加工するという簡易で低コストな 構成でもって、高真空度を保持したまま真空チャンバー内で加熱ステージ1を効 率良く急速に冷却することができ、半導体製造工程や液晶表示素子製造工程にお ける効率化とコストダウンを図ることができる。
【0012】 また、前記ループ回路Pは、加熱ステージ1の周側面から複数の切削穴(2A ,2B,2C,2D)を交差状に穿設し、この交差部分を残して加熱ステージ1 の周側面の切削開口部3を密閉封止させることにより、加熱ステージ1に対しル ープ回路Pを容易に形成することができる。
【0013】 加熱ステージ1の下面には冷却ガスの給気用と排気用の一対の導入孔5,6を 前記ループ回路Pに連通するように穿設して構成するので、加熱ステージ1に対 しループ回路Pと冷却ガスの導入孔5,6とを簡単に接続することができる。
【0014】 給気用と排気用の導入孔5,6夫々にはクラッド材7を溶接し、このクラッド 材7を介して冷却ガス導入用のフレキシブルパイプ8,9を気密溶接して構成す るので、加熱ステージ1に対し冷却ガス導入路を容易に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態における概略平面図であ
る。
【図2】同じく側面図である。
【符号の説明】
1…加熱ステージ 2A,2B,2
C,2D…切削穴 3…切削開口部 4…蓋栓材 5,6…導入孔 7…クラッド材 8,9…フレキシブルパイプ P…ループ回路

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空チャンバー内の真空状態下で加熱ス
    テージを冷却するよう当該加熱ステージの内部に冷却ガ
    ス流通用のループ回路を切削形成したことを特徴とする
    ヒーターユニット。
  2. 【請求項2】 前記ループ回路は、加熱ステージの周側
    面から複数の切削穴を交差状に穿設し、この交差部分を
    残して加熱ステージの周側面の切削開口部を密閉封止さ
    せることにより形成された請求項1記載のヒーターユニ
    ット。
  3. 【請求項3】 加熱ステージの下面には冷却ガスの給気
    用と排気用の一対の導入孔を前記ループ回路に連通する
    ように穿設した請求項1または2記載のヒーターユニッ
    ト。
  4. 【請求項4】 給気用と排気用の導入孔夫々にはクラッ
    ド材を溶接し、このクラッド材を介して冷却ガス導入用
    のフレキシブルパイプを気密溶接してある請求項1乃至
    3のいずれか記載のヒーターユニット。
  5. 【請求項5】 真空チャンバー内の真空状態下で加熱ス
    テージを冷却するよう当該加熱ステージの内部に、加熱
    ステージの周側面から複数の切削穴を交差状に穿設し、
    この交差部分を残して加熱ステージの周側面の切削開口
    部を密閉封止させることにより冷却ガス流通用のループ
    回路を切削形成すると共に、加熱ステージの下面には冷
    却ガスの給気用と排気用の一対の導入孔を前記ループ回
    路に連通するように穿設し、この導入孔夫々にはクラッ
    ド材を溶接し、このクラッド材を介して冷却ガス導入用
    のフレキシブルパイプを気密溶接してあることを特徴と
    するヒーターユニット。
JP1999005643U 1999-07-28 1999-07-28 ヒ―タ―ユニット Expired - Fee Related JP3066144U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1999005643U JP3066144U (ja) 1999-07-28 1999-07-28 ヒ―タ―ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1999005643U JP3066144U (ja) 1999-07-28 1999-07-28 ヒ―タ―ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3066144U true JP3066144U (ja) 2000-02-18

Family

ID=43199722

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1999005643U Expired - Fee Related JP3066144U (ja) 1999-07-28 1999-07-28 ヒ―タ―ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3066144U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7199200B2 (ja) 2018-11-01 2023-01-05 東京エレクトロン株式会社 基板載置台、基板処理装置及び基板処理方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7199200B2 (ja) 2018-11-01 2023-01-05 東京エレクトロン株式会社 基板載置台、基板処理装置及び基板処理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104838511B (zh) 热电模块
JP5231117B2 (ja) 成膜装置および成膜方法
US6139641A (en) Substrate processing apparatus having a gas heating tube
TW201001592A (en) Loading table structure and processing device
JP3338884B2 (ja) 半導体処理装置
JP3565153B2 (ja) ゲッタ装置およびセンサ
JPH11195687A (ja) 基板搬送装置
JP3066144U (ja) ヒ―タ―ユニット
US20020100282A1 (en) Thermal exchanger for a wafer chuck
JPH07201956A (ja) ウエハ冷却装置
US7314519B2 (en) Vapor-phase epitaxial apparatus and vapor phase epitaxial method
TW202003899A (zh) 氣相成膜裝置
JP2000111281A (ja) 平面状ヒートパイプ及びその製造方法
EP1533833B1 (en) Vapor phase epitaxy device
JP4713747B2 (ja) 薄膜形成装置
JPS63115351A (ja) マイクロヒ−トパイプの製造方法
CN110289241B (zh) 静电卡盘及其制作方法、工艺腔室和半导体处理设备
JPH0132361Y2 (ja)
JPH0533525U (ja) 枚葉式cvd装置
JPH0484723A (ja) 加熱装置
JPH10214772A (ja) 基板熱処理装置
JPH11211383A (ja) 熱交換構造
JPH1197361A (ja) 半導体製造装置
JPS62154616A (ja) 気相成長装置
JPH1053498A (ja) 半導体ウェーハの反応容器と該容器を用いた熱処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees