JP3066029B2 - 累進パワー眼鏡用レンズ - Google Patents

累進パワー眼鏡用レンズ

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JP3066029B2 JP63504073A JP50407388A JP3066029B2 JP 3066029 B2 JP3066029 B2 JP 3066029B2 JP 63504073 A JP63504073 A JP 63504073A JP 50407388 A JP50407388 A JP 50407388A JP 3066029 B2 JP3066029 B2 JP 3066029B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の属する技術分野) 本発明は累進屈折パワー眼鏡用レンズに関し、より詳
しくは少なくともその一面が遠距離視域から累進帯域を
経て読書視域に至る屈折パワー(屈折パワーとはレンズ
の屈折度、すなわち屈折能力を表す用語であるので、以
下「屈折能」と称する)の増加に寄与する水平面を持っ
た表面、または複数の表面における断面曲線(水平断
面)の曲率半径が主子午線付近において、主子午線から
の距離の関数としてレンズ前面においては遠距離視域で
減少し、また読書視域で増加し、接眼面においては遠距
離視域で増加し、また読書視域で減少し、また前記曲率
変化の推移が主子午線からの距離の増加によって反転す
るするような累進パワー眼鏡用レンズに関するものであ
る。
(従来の技術) 一般に累進パワー眼鏡用レンズで起こる問題は、累進
性すなわち主子午線上の屈折能の増加が、表面条件の連
続性から複雑に交絡した状態となるためにレンズ周緑部
付近において非点収差値や歪曲収差値が急激に増加する
ことである。
この理由から米国特許第2,878,721号においては、レ
ンズ前面の垂直断面または水平断面の曲率を遠距離視域
においては主子午線からの距離が増加するに従って増加
させ、また読書視域においてはこれを減少させることが
提案されている。上記米国特許によれば曲率半径が増加
する視域から、曲率半径が減少する視域への移行帯域と
して、遠距離視域および読書視域との中間に周緑視域を
生ずる。この技術思想によって、レンズ周緑部付近にお
ける遠距離視域および読書視域の差異が減少し、収差の
減少、特にレンズ下部周緑部付近における非点収差値お
よび歪曲収差値を低下させることができた。
しかしながら上記米国特許の技術思想によるときは、
遠距離視域においては同一面屈折能を示す線が主子午線
付近の領域で上方に弯曲し、読書視域においてはこれが
下方に弯曲するために同一の面屈折能を示す線(レンズ
表面において同じ屈折能を示すいわゆる等高線であり、
以下同一面屈折能線という)が水平線とはらない。した
がって前記米国特許では、この同一面屈折能線の弯曲の
程度を減少させるために、水平断面または直交断面の曲
率変化の推移を主子午線からの距離の増加に伴って反転
させるようにすることが提案されている。
上記した米国特許第2,878,721号に記載の主子午線に
おける水平断面または直交断面の曲率変化の概念と実質
的に同様な曲率変化の推移が水平断面における推移とし
てDE−AS20 44 639、DE−OS30 16 935、DE−OS−31
51 766に採用されている。
しかしながら、上記したような水平断面または直交断
面の曲率変化の推移の反転を行っても、同一面屈折能線
が、特に前記累進帯域において主子午線の両側で弯曲す
ることは避けられなかった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は同一面屈折能線が可及的に水平となるよう
な、特に少なくとも累進帯域における主子午線の近傍の
領域で水平となるように累進パワー眼鏡用レンズを提供
することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記した目的を達成するための本発明は、凸状の前面
および凹状の接眼面を有し、かつ前記前面がいわゆる累
進面として設計され、該累進面は、 屈折パワーが遠距離視域(FT)から累進帯域(PZ)を
経て読書視域(NT)まで増加し、 y=一定の水平面についての断面曲線(以下、水平断
面という)の曲率半径(rh)が、主子午線からの距離の
関数として、主子午線の付近では先ず遠距離視域(FT)
において減少し、読書視域(NT)において増加し、 かつ、下記式 Δrh(x、y=一定)=rh(x、y)−rh(0、y) で示される曲率半径差(Δrh)の値が主子午線からの距
離(x)の増加に伴って少なくとも1つの最小値または
最大値を経過する ように構成された累進パワー眼鏡用レンズ[但し、y軸
は平面(x=0)上に位置し、かつ累進面における主子
午線を含み、またy軸は鏡用レンズの幾何学的な中心軸
上にある主子午線の頂点(y=0、x=0)、つまりx
−y座標軸の原点において主子午線と接線方向に位置
し、x軸は前記頂点と交わり、かつ主子午線を含む平面
に垂直である。]において、 (a)y=20mm、x=18〜20mmの位置にある遠距離視域
(FT)のほぼ中心部分においては、前記曲率半径差(Δ
rh)の値が、2つの局部的最小値によって囲まれた局部
的最大値を示すようになり、 (b)前記遠距離視域(FT)の曲率半径差(Δrh)の局
部的最大値は、累進帯域(PZ)に近くなるに従って、す
なわちyの値が減少するに従って大きくなり、 (c)累進帯域(PZ)および読書視域(NT)の部分で
は、前記曲率半径差(Δrh)の値は2つの局部的最小値
が完全に消滅して最大値のみとなり、 (d)前記遠距離視域(FT)の前記累進帯域(PZ)に隣
接する部分においては、前記局部的最大値を示す部分の
曲率半径は、主子午線上の曲率半径よりも大きくなり、 (e)前記累進帯域(RZ)の前記遠距離視域(FT)に隣
接する部分においては、前記主子午線の両側のストリッ
プ内における水平断面の曲率半径(rh)はほぼ一定であ
り、 (f)前記水平断面の曲率半径差(Δrh)の局部的最大
値は、読書視域(NT)に近くなるに従って、すなわちy
の値が減少するに従って大きくなり、 (g)前記累進帯域(PZ)および前記読書視域(NT)の
互いに隣接する部分においては、前記曲率半径差(Δr
h)の大きさが最大であり、 (h)前記読書視域(NT)においては、水平断面の曲率
半径差(Δrh)の最大値の大きさは前記累進帯域(PZ)
からの距離が増加するに従って、すなわちy値がさらに
減少するに従って小さくなる 累進パワー眼鏡用レンズを特徴とするものである。
驚くべきことに本発明者は、本明細書の上記した冒頭
部分に示された構成の眼鏡用レンズにおいて、レンズの
表面を、水平断面の主子午線からの距離の増大に伴う曲
率変化の推移が、F1(x、y)とF2(x、y)2つの関
数を重畳させた関数F(x、y)として得られるように
して選択することによって前記した目的を達成すること
ができることを見出した。
上記第1の関数F1(x、y)によれば、最初レンズ面
の曲率半径の推移は、前面で増加しかつ接眼面で減少す
るが、主子午線から約14mmから26mmの距離においてこの
推移は反転する。これに対し第2の関数F2(x、y)に
よれば、最初レンズ面の曲率半径の推移は、前面で減少
しかつ接眼面で増加するが、主子午線から約14mmから26
mmの距離においてこの推移が反転する。
次いで両関数の大きさの絶対値が小なくとも累進帯域
における主子午線に沿って反転的に変化するように両関
数を重畳させる。さらにこの第1の関数F1と第2の関数
F2は、ピッチが異なり主子午線付近における第2の関数
F2の方が第1の関数F1よりもピッチが大きい。
曲率半径の推移を示す関数を2つの関数の重畳による
ものとした本発明の設計によれば、1つの関数が支配す
る部分の領域と、これに対し2つの関数が累進面の設計
に異なる影響を与える領域とを生ずる。
前記した本発明の設計によれば、主子午線付近の領域
における遠距離視域および読書視域からの移行部、およ
び主子午線から離れた領域における同様の移行部とが
「分離」される。この手段によれば、主子午線付近の領
域での表面設計に影響を与えることなく周縁部領域の選
択を行うことで、この部分の明視化を図ることができ
る。換言すれば主子午線の座標が変化するときでも、表
面は主子午線周辺領域においても、また主子午線から離
れた領域においても遠距離視域から読書視域への円滑な
特性の移行を図ることができる。
また本発明の設計によれば、累進面または2つの累進
面を有する眼鏡用レンズの場合は少なくとも1つの累進
面は、周知のようにレンズ周縁部、特にレンズ下方の横
方向周縁部に集中して起きる非点収差値が従来のレンズ
よりも少なくとも同じであるか、または小さいレンズを
提供することができる。そしてさらに非点収差の変動を
従来のレンズよりも少なくすることができる。しかも本
発明の眼鏡用レンズによれば、同一表面屈折能線の推移
は、少なくとも主子午線付近の領域でほとんど水平であ
るものが得られる。
2つの関数の重畳により得られる本発明による累進パ
ワー眼鏡用レンズが持つこれらの特性によれば、良好な
調和性(バランス)または収差の乱れや不適当な歪曲に
基づく視覚の動揺を起こすことなしに前記横方向におけ
る遠距離視域から読書視域への面移行を円滑に行うこと
ができる。特に本発明の表面設計によるときは、主子午
線付近の領域における修正とは無関係に周縁部領域にお
ける表面非点収差の修正を行うことができる。そしてこ
のことは前記した有利な特性のために欠くことのできな
い点でもある。
本発明の累進面は遠距離視域における各屈折能および
各付加値を個別に計算できるので、これらの計算が比較
的容易に行い得るという利点もある。これに比較して従
来技術による設計では、ただ1つの表面が実際に計算さ
れる。そしてその他の表面はこの表面から「類似変換」
の手法により引き出される。いうまでもなくこの手法に
よるときは現状では好ましくない結果が得られるだけで
ある。
本発明においては、重畳される両関数の大きさの絶対
値の逆の変化が、遠距離視域において第2の関数の大き
さが最大となり読書視域における第2の関数の大きさが
0または0に近い値であるような場合には特に有効であ
る。第2の関数の大きさの変化に基づけば、後者は遠距
離視域および累進帯域の上部域においてのみ有効である
が、累進帯域の下部域および読書視域においては有効で
ない。
一方前記最大値の大きさが先ず眼鏡用レンズの下方周
縁部の領域から読書基準点の領域の最大値に至るまで増
加し、次いで比較的低いα0値に留まる遠距離視域の領
域における値まで減少する。したがって第1の関数は読
書視域および累進帯域の下方部分において重要であるの
みならず、遠距離視域および累進帯域の上方部分におい
ても重要である。
上記した2つの関数F1とF2の大きさの特殊な逆変化
は、横方向の周縁部において特にバランスのとれた表面
を生ずる結果となり、そこでは遠距離視域がその特別な
特性をもって中断部分を生ずることなく読書視域に溶け
込み、なんら妨害的な非点収差の蓄積や非点収差の飛び
移り(jump)現象を招くことがない。
本発明の設計によれば、公知の累進眼鏡用レンズ面と
は異なるレンズ面を得ることができることが分かった。
すなわち、例えばピッチを変えた2つの関数F1とF2
重畳させることにより主子午線の横方向領域において先
ず曲率半径の変化が起こるが、おおかたの領域では引続
き曲率半径は事実上一定の状態である。このような曲率
変化の挙動は、従来技術の眼鏡用レンズ、とりわけDE−
OS31 47 952号記載のレンズの場合とは著しく異な
り、移行帯の横方向部分に何等支障を与えることなく、
事実上非点収差のない遠距離視域(表面非点収差値<0.
5dpt、特には<0.25dpt)を生ずる。
その上、前記両関数の最大値の大きさが相互に著しく
異なる場合、換言すれば読書視域における曲率半径の変
化が比較的大きく、遠距離視域における曲率半径の変化
が比較的小さい場合には特に有効である。
本発明の眼鏡用レンズの他の特徴としては、従来技術
のレンズで生じているような円形断面、またはこれに類
似する断面が水平断面においても垂直断面においても生
じないことである。そして従来技術によるときは少なく
ともほぼ円形断面を生じているような移行帯において、
本発明においては明らかに比較的大きな振幅の曲率半径
の正弦波変動を生ずることである。特に本発明の眼鏡用
レンズの他の利点として挙げられることは、従来のレン
ズに比べて球面設計でなくとも、比較的幅広い領域にお
いて低い非点収差値を持った遠距離視域が得られること
である。
またそれによって従来技術のレンズとは異なり、主子
午線における曲率半径が最初は小さくなりその後大きく
なる。またこの反対も起こり得る。累進帯域における水
平断面の曲率半径は、最初は小さくなりその後主子午線
ににおける値より大きくなるか、または最初に大きくな
りその後は主子午線における値とほぼ同じ大きさになる
ことが特に望ましい。
本発明のさらなる利点は、曲率半径の推移の反転は主
子午線からの一定の距離では起こらないが、関数の曲率
変化が逆転する主子午線からの距離が関数の曲率変化が
反転する点において、眼鏡用レンズの下方縁端部の方向
に向かって減少することである。
当然本発明の基本的概念は、1個または2個の累進帯
域を有するどの所望の眼鏡用レンズにも、またその主子
午線が波状のレンズでも平坦なレンズでも適用すること
が可能である。しかし主子午線が平坦なレンズであると
きは、特に単純な設計を行うことができる。
(発明の実施の形態) 以下に説明する本発明の累進パワー眼鏡用レンズの好
ましい実施例においては、累進面をレンズの前面に設計
したものについて示すが、本発明はこれに限定されるも
のではない。前記累進面は、主子午線平面を備えてお
り、換言すれば主子午線は平面上を通る曲線である。
本発明における座標軸系について説明すると、前述し
たようにy軸は平面(x=0)上に位置し、かつ累進面
における主子午線を含み、またy軸は鏡用レンズの幾何
学的な中心軸上にある主子午線の頂点(y=0、x=
0)、つまりx−y座標軸の原点において主子午線と接
接方向に位置し、x軸は前記頂点と交わり、かつ主子午
線を含む平面に垂直である。第1図は、表面屈折能の推
移を主子午線、すなわちy軸に沿ってジオプター(dp
t)で示したものである。第1図から分かるように、遠
距離視域FTにおける主子午線上の表面屈折能は約4.5dpt
であり、累進帯域PZにおいて主子午線上の表面屈折能は
3dptだけ増大し、読書視域NTにおいては主子午線上の表
面屈折能は約7.5dptとなる。したがって図示した好まし
い実施例は、4dptの基本曲線と3dptの付加値Aを持って
いることになる。
さらに第1図に見られるように、水平断面がy=約4m
mである遠距離視域FTの下限と、y=約−12mmである読
書視域NTの上限との間に累進帯域PZが広がっている。
また、第2.01図乃至第2.17図には、水平断面の曲率半
径の推移、つまり主子午線からの距離を表す座標xにお
けるy=一定値の平面を持った累進面の断面曲線におけ
る曲率半径の推移が、特定のx値のときの曲率半径rh
(x)と、x値=0のときの曲率半径rh(0)との曲率
半径差Δrhが各y値について示されている。
第2図の各図には絶対値は示されていないが、それら
は主子午線上の非点収差が特定の定まった値を持ってい
るという条件から確認できる。図の好ましい実施例で
は、遠距離視域FTと読書視域NTにおける主子午線上の表
面非点収差は実質的に0であり、累進帯域PZでは最大0.
2dptである。勿論、主子午線を臍線として設計するかま
たは主子午線に沿ってより大きい非点収差最大値を得る
ように設計することも可能である。
主子午線が臍線であるべきであり、曲率半径は該臍と
同じ大きさとするべきであるという観念を放棄すること
により累進表面設計の自由度は広がり、これによって主
子午線上のごく僅かな非点収差についても眼鏡着用者に
何等支障を与えることなく修正をすることができるよう
になる。
第2.01図乃至第2.03図から分かるようにy=20mmを超
えた断面では曲率半径差Δrhは、主子午線からの距離x
が増大するに従って初めは減少し、その後の距離xが増
大しても中央の主要視域の範囲では減少のままほぼ一定
の状態で推移し、さらに距離xが増加すると増加する。
しかし、第2.04図のy=20mmの断面においてはx=18
mm乃至20mmの交点で曲率半径差Δrhの推移は中間最大値
を示し、その中間(局部的)最大値は、第2.05図乃至第
2.08図に見られるようにy値が低下するに従って急速に
大きくなる。遠距離視域FTの下部近傍域であるy=4mm
(第2.08図)においても最初にx値の増大し始める領
域、つまり主子午線に近い領域における曲率半径差Δrh
は減少するが、前記したx=18mm乃至20mmで現れる中間
最大値は、主子午線上の曲率半径差Δrh=0よりもむし
ろ増大している。そしてさらにx値が増大すると再び主
子午線上の値よりも減少する。
しかし第2.09図乃至第2.12図に見られる累進帯域PZ、
つまりy=約0mm乃至y=約−12mmの領域では、主子午
線からの距離xの増大にも拘らず最初のうちは主子午線
上の曲率半径差Δrh=0の値は維持され、その後x値の
増大とともに曲率半径差Δrhは徐々に増加してx=20mm
付近で最大値に達し、以後再び徐々に減少してもとの曲
率半径差Δrh=0付近の値に戻る。
そしてこのx=20mm付近で得られる最大値の大きさは
y値が減少するに従って益々大きくなり、水平断面がy
=約−12mm、即ち累進帯域PZの下部域から読書視域NTの
上部域に移行する視域においては曲率半径差Δrhは主子
午線上の曲率半径差から100mm以上も増加した値となる
(第2.12図)。
そして第2.13図乃至第2.17図に示されるようにy=約
−12mm未満の読書視域NTにおいては、y値の低下ととも
にx=20mm付近で得られる曲率半径差Δrhの最大値は次
第に減少していく。
上記した第2.01図乃至第2.17図にに示された主子午線
からの距離の関数xとしての水平断面の曲率半径rh
(x)の推移は、以下に示す本発明の表面設計により得
られた結果を示すものである。
すなわち第2図において主子午線からの距離xの関数
として示される水平断面(y=一定値)における曲率半
径差Δrh=r(x、y)−r(0、y)の推移を表すた
めの曲率半径差Δrhの変化は、下記の基本式で示される
ように関数F1と関数F2を重畳させた関数F(x、y)と
して得られる。
Δrh=F(x、y)=F1(x、y)+F2(x、y) 上式中の第1の関数F1(x、y)によれば、図示のレ
ンズ前面を累進帯域とした実施例の曲率半径は、主子午
線からの距離の増大に従って初めは増加するがその距離
が約20mmに達すると逆に減少する。また第2の関数F
2(x、y)によれば、該曲率半径は初めは減少するが
その距離が約20mmに達すると逆に増加する。
前記した2つの関数F1とF2は、全ての水平断面におい
て位相的に同一であるが、前記両関数の絶対値は前記主
子午線に沿って逆に変化するのである。
第3図には、屈折能基本曲線4dptで付加値3.0dptの前
面に累進表面を形成した屈折率ne=1.604の本発明によ
る累進パワー眼鏡用レンズについて、yの関数としての
関数F1と関数F2の最大値の変化を示す。第3図において
遠距離視域FT、累進帯域PZおよび読書視域NTの領域の境
界は第1図に示したものと同様である。第3図から分か
るように、その絶対値比較では累進帯域PZの下部域にお
ける関数F1の最大値の値は最高に達し、その後急激に減
少して遠距離視域FTにおいては極めて低い値となるのに
対して関数F2は遠距離視域FTにおいて最大値を有し、そ
の後累進帯域PZにかけて暫減し、その中間域以降では最
早関数F1の最大値と比べて問題にならない。また関数F2
の最大値は関数F1の最大値に比べて低いがそれでも同一
のy値の比較では関数F1の最大値に比べると絶対値比較
で大きいことが読み取れる。
また、第3図には前記両関数の重畳によって得られた
関数F=F1+F2、つまりレンズ水平断面における曲率半
径差Δrhの曲線が示されている。
第4図および第5図は、第3図に示したものと同様の
累進パワー眼鏡用レンズについて、それぞれその屈折能
および非点収差の状況を平面図およびこれに対応する斜
視図で表した結果を示したものである。
第4図の屈折能の図から分かるように、主子午線の付
近に存在する累進帯域PZにおいては屈折能はほぼ水平で
あり、したがって眼鏡着用者は主子午線よりも視線を落
とさない限り、心地好い均質な累進効果に預かることが
できる。また第5図は、横方向の周縁部付近の領域に存
在する非点収差を示すものであるが、本発明の累進パワ
ー眼鏡用レンズの非点収差の大きさは、本発明と同様な
屈折能の基本曲線と付加値を持った従来のレンズと同等
の大きさを示すが、その変化は著しく小さい。換言すれ
ば本発明の累進パワー眼鏡用レンズは、第5図中の斜視
図に示されるように、従来のレンズに比べて比点収差の
「山」における「谷」の数が従来のレンズに比べて遥か
に少ない。
以上述べた本発明の好ましい実施例においては4dptの
基本曲線と3.0dptの付加値と、屈折率ne=1.604のもの
を対象としてなされたものであるが、本発明は上記の実
施例に限定されるものではなく、本発明によるときは他
の基本曲線、付加値および屈折率を有するレンズにおい
ても同一の効果が得られることは明らかである。したが
って本発明の累進パワー眼鏡用レンズは、例えば1.50の
屈折率を有するプラスチックレンズ、あるいは1.525ま
たは1.7の屈折率を持ったガラスレンズを用いて加工す
ることによって得ることができる。
また上記した実施例においては、主子午線は平坦な曲
線としたが、本発明の累進パワー眼鏡用レンズにおける
2つの関数の重畳させる設計基本思想は、主子午線が下
方を一瞥したときの視覚光線の透過点の線である主視覚
線によって生ずる波形曲線であるような非球面の眼鏡用
レンズにも適用することができる。このような波形の主
子午線については公知刊行物に記載されているので、そ
の詳細な説明は省略する。
そして本発明の表面設計によるときは、主子午線が平
坦であっても、広い累進帯域と広い読書視域を得ること
ができるので、主子午線からの主視覚線のずれがあって
もこれによって眼鏡装着者を煩わすような収差を起こす
ことはない。
勿論、公知の方法で傾けて眼鏡フレームに入れた本発
明のレンズを研磨することもできるし、または偏心化し
たレンズ、すなわち主子午線が円形レンズの幾何学的中
心を通らないようなレンズを組み立てることもできる。
特に、レンズは斜乱視非点収差の修正のみならず、そ
の位置で「水平対称性」を考慮にいれた「使用可能位
置」にして計算することができる。この方法について
は、公知刊行物を参照されたい。
上記した好ましい実施例は、通常の使用のための眼鏡
用レンズについてのものであり、この場合比較的大きい
遠距離視域FTとその下の読書視域NTに重要性を持たせて
いる。
しかし、本発明の基本的技術思想は、上記と対照的に
読書視域NTが比較的大きく、遠距離視域FTが比較的小さ
い眼鏡用レンズに適用することも可能である。
この場合時として望まれることであるが、例えば読書
視域NTをパイロットレンズまたはスクリーンレンズのよ
うな特殊レンズとして遠距離視域FTの上に設けることも
できる。
(発明の効果) 以上述べた通り本発明によれば、同一面屈折能線が可
及的に水平となるような、特に少なくとも累進帯域にお
ける主子午線の近傍の領域で水平となるような累進パワ
ー眼鏡用レンズを提供することができる。
図面の簡単な説明 第1図は本発明の好ましい実施例による累進パワー眼
鏡用レンズの主子午線に沿った屈折能を示す図である。
第2.01図乃至第2.17図は、それぞれ第1図に示す累進
パワー眼鏡用レンズの水平断面の曲率半径の推移を主子
午線からの距離の関数で示した図である。
第3図は関数F1と関数F2の最大値の変化を示す図であ
る。
第4図は、第1図の累進パワー眼鏡用レンズの表面屈
折能の分布を示す平面図および斜視図である。
第5図は、第1図の累進パワー眼鏡用レンズの表面非
点収差の分布を示す平面図および斜視図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ステッター.ハンス ドイツ連邦共和国8000.ミュンヘン. 5.ペスタロッツィストラーセ.14 (56)参考文献 特開 昭63−71825(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02C 1/00 - 13/00

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】凸状の前面および凹状の接眼面を有し、か
    つ前記前面がいわゆる累進面として設計され、該累進面
    は、 屈折パワーが遠距離視域(FT)から累進帯域(PZ)を
    経て読書視域(NT)まで増加し、 y=一定の水平面についての断面曲線(以下、水平断
    面という)の曲率半径(rh)が、主子午線からの距離の
    関数として、主子午線の付近では先ず遠距離視域(FT)
    において減少し、読書視域(NT)において増加し、 かつ、下記式 Δrh(x、y=一定)=rh(x、y)−rh(0、y) で示される曲率半径差(Δrh)の値が主子午線からの距
    離(x)の増加に伴って少なくとも1つの最小値または
    最大値を経過する ように構成された累進パワー眼鏡用レンズ[但し、y軸
    は平面(x=0)上に位置し、かつ累進面における主子
    午線を含み、またy軸は鏡用レンズの幾何学的な中心軸
    上にある主子午線の頂点(y=0、x=0)、つまりx
    −y座標軸の原点において主子午線と接線方向に位置
    し、x軸は前記頂点と交わり、かつ主子午線を含む平面
    に垂直である。]において、 (a)y=20mm、x=18〜20mmの位置にある遠距離視域
    (FT)のほぼ中心部分においては、前記曲率半径差(Δ
    rh)の値が、2つの局部的最小値によって囲まれた局部
    的最大値を示すようになり、 (b)前記遠距離視域(FT)の曲率半径差(Δrh)の局
    部的最大値は、累進帯域(PZ)に近くなるに従って、す
    なわちyの値が減少するに従って大きくなり、 (c)累進帯域(PZ)および読書視域(NT)の部分で
    は、前記曲率半径差(Δrh)の値は2つの局部的最小値
    が完全に消滅して最大値のみとなり、 (d)前記遠距離視域(FT)の前記累進帯域(PZ)に隣
    接する部分においては、前記局部的最大値を示す部分の
    曲率半径は、主子午線上の曲率半径よりも大きくなり、 (e)前記累進帯域(PZ)の前記遠距離視域(FT)に隣
    接する部分においては、前記主子午線の両側のストリッ
    プ内における水平断面の曲率半径(rh)はほぼ一定であ
    り、 (f)前記水平断面の曲率半径差(Δrh)の局部的最大
    値は、読書視域(NT)に近くなるに従って、すなわちy
    の値が減少するに従って大きくなり、 (g)前記累進帯域(PZ)および前記読書視域(NT)の
    互いに隣接する部分においては、前記曲率半径差(Δr
    h)の大きさが最大であり、 (h)前記読書視域(NT)においては、水平断面の曲率
    半径差(Δrh)の最大値の大きさは前記累進帯域(PZ)
    からの距離が増加するに従って、すなわちy値がさらに
    減少するに従って小さくなる ことを特徴とする累進パワー眼鏡用レンズ。
  2. 【請求項2】前記距離視域(FT)の主子午線からの距離
    (x)が20mmよりも遠い外側部分における水平断面の曲
    率半径(rh)は、ほぼ一定であることを特徴とする請求
    項1記載の累進パワー眼鏡用レンズ。
  3. 【請求項3】前記水平断面はほぼ一定の曲率半径を持っ
    たもののみではないことを特徴とする請求項1または2
    記載の累進パワー眼鏡用レンズ。
  4. 【請求項4】眼鏡用レンズが球面構成部分を持たないこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の累進
    パワー眼鏡用レンズ。
  5. 【請求項5】前記累進帯域面の主子午線は平坦であるこ
    とを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の累進
    パワー眼鏡用レンズ。
  6. 【請求項6】主子午線上の表面非点収差が遠距離視域
    (FT)および読書視域(NT)では殆ど0dptであり、累進
    帯域(PZ)では0.5dpt以下であることを特徴とする請求
    項1〜4のいずれか1項記載の累進パワー眼鏡用レン
    ズ。
  7. 【請求項7】凸状の前面および凹状の接眼面を有し、か
    つ前記接眼面がいわゆる累進面として設計され、該累進
    面は、 屈折パワーが遠距離視域(FT)から累進帯域(PZ)を
    経て読書視域(NT)まで増加し、 y=一定の水平断面の曲率半径(rh)が、主子午線か
    らの距離の関数として、主子午線の付近では先ず遠路離
    視域(FT)において増加し、読書視域(NT)において減
    少し、 かつ、下記式 Δrh(x、y=一定)=rh(x、y)−rh(0、y) で示される曲率半径差(Δrh)の値が主子午線からの距
    離(x)の増加に伴って少なくとも1つの最小値または
    最大値を経過する ように構成された累進パワー眼鏡用レンズ[但し、y軸
    は平面(x=0)上に位置し、かつ累進面における主子
    午線を含み、またy軸は鏡用レンズの幾何学的な中心軸
    上にある主子午線の頂点(y=0、x=0)、つまりx
    −y座標軸の原点において主子午線と接線方向に位置
    し、x軸は前記頂点と交わり、かつ主子午線を含む平面
    に垂直である。]において、 (a)y=20mm、x=18〜20mmの位置にある遠距離視域
    (FT)のほぼ中心部においては、前記曲率半径差(Δr
    h)の値は2つの局部的最大値によって囲まれた局部的
    最小値を示し、 (b)前記遠距離視域(FT)の曲率半径差(Δrh)の局
    部的最小値は、累進帯域(PZ)に近くなるに従って、す
    なわちyの値が減少するに従って大きくなり、 (c)累進帯域(PZ)および読書視域(NT)の部分では
    前記曲率半径差(Δrh)の値は2つの局部的最大値が消
    滅して最小値のみとなり、 (d)前記遠距離視域(FT)の前記累進帯域(PZ)に隣
    接する部分においては、前記局部的最小値を示す部分の
    曲率半径は、主子午線上の曲率半径よりも小さくなり、 (e)前記累進帯域(PZ)の前記遠距離視域(FT)に隣
    接する部分においては、前記主子午線の両側のストリッ
    プ内における水平断面の曲率半径(rh)はほぼ一定であ
    り、 (f)前記水平断面の曲率半径差(Δrh)の局部的最小
    値は、読書視域(NT)に近くなるに従って、すなわちy
    の値が減少するに従って大きくなり、 (g)前記累進帯域(PZ)および前記読書視域(NT)の
    互いに隣接する部分では前記曲率半径差(Δrh)の最小
    値の大きさが最大であり、 (h)前記読書視域(NT)においては、水平断面の曲率
    半径差(Δrh)の最大値の大きさは前記累進帯域(PZ)
    からの距離が増加するに従って小さくなる ことを特徴とする累進パワー眼鏡用レンズ。
  8. 【請求項8】前記遠距離視域(FT)の主子午線からの距
    離(x)が20mmよりも遠い外側部分における水平断面の
    曲率半径(rh)は、ほぼ一定であることを特徴とする請
    求項7記載の累進パワー眼鏡用レンズ。
  9. 【請求項9】前記水平断面はほぼ一定の曲率半径を持っ
    たもののみではないことを特徴とする請求項7または8
    記載の累進パワー眼鏡用レンズ。
  10. 【請求項10】眼鏡用レンズが球面構成部分を持たない
    ことを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項記載の累
    進パワー眼鏡用レンズ。
  11. 【請求項11】前記累進帯域面の主子午線は平坦である
    ことを特徴とする請求項7〜10のいずれか1項記載の累
    進パワー眼鏡用レンズ。
  12. 【請求項12】主子午線上の表面非点収差が遠距離視域
    (FT)および読書視域(NT)では殆ど0dptであり、累進
    帯域(PZ)では0.5dpt以下であることを特徴とする請求
    項7〜11のいずれか1項記載の累進パワー眼鏡用レン
    ズ。
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