JP3065278U - 芝生床土構造 - Google Patents

芝生床土構造

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JP3065278U
JP3065278U JP1999004728U JP472899U JP3065278U JP 3065278 U JP3065278 U JP 3065278U JP 1999004728 U JP1999004728 U JP 1999004728U JP 472899 U JP472899 U JP 472899U JP 3065278 U JP3065278 U JP 3065278U
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洋二 横山
修 山脇
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東北緑化環境保全株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】保水性・保肥性および排水性が良好で芝生の生
育に適し、踏圧に対する強度・クッション性に優れ、維
持管理が容易な芝生床土構造を提供する。 【解決手段】暗渠パイプ1が最下層に配設され、その周
囲に砕石2が設けられる。砕石層3が暗渠パイプ1およ
び砕石2の上層に設けられる。火山砂利層4が砕石層3
の上層に設けられる。透水性メッシュシート5が上層の
植物栽培土壌層6の流下防止用のネットから成る。植物
栽培土壌層6が火山砂利層4の上層に透水性メッシュシ
ート5を介して設けられる。植物栽培土壌層6が砂と粒
状の泥炭質土壌改良材と芝生生育用土壌改良材と有機肥
料とを混合して成る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、フットボール、サッカー、ラグビー等のスポーツグランドに適した 芝生床土構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の芝生床土構造は、砂土層と砂利層とを主体として構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の芝生床土構造は、透水性が悪く、芝生の根腐れを生じや すいため、芝生の生育に適さないという問題点があった。また、フットボール、 サッカー、ラグビー等のスポーツグランド用の芝生床土は、踏圧に強く復元力が あり、クッション性に優れていることが要求される。すなわち、スポーツグラン ド用の芝生床土には、(1)水分や肥料を保持し、年間を通じて美しい芝生を育 成する保水性・保肥性、(2)降雨後速やかに排水され、迅速な競技再開を可能 にする排水性、(3)芝生の生育とプレーヤーの安全のため踏圧に耐えて固化し ない強度・クッション性、(4)年間を通した維持管理の容易さが要求される。 従来の芝生床土構造は、これらの要求に対して満足できるものではなかった。
【0004】 本考案は、このような従来の問題点に着目してなされたもので、保水性・保肥 性および排水性が良好で芝生の生育に適し、踏圧に対する強度・クッション性に 優れ、維持管理が容易な芝生床土構造を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の本考案に係る芝生床土構造は、配設さ れる暗渠パイプの上層に砕石層が設けられ、前記砕石層の上層に火山砂利層が設 けられ、前記火山砂利層の上層に上層流下防止用の透水性メッシュシートを介し て植物栽培土壌層が設けられ、前記植物栽培土壌層は砂と粒状の泥炭質土壌改良 材と芝生生育用土壌改良材と有機肥料とを混合して成ることを特徴とする。
【0006】 請求項2の本考案に係る芝生床土構造は、請求項1の芝生床土構造において、 前記砂は粒径が0.25mm以上0.50mm以下のものを60重量%以上含み 、前記泥炭質土壌改良材は透水性試験データをもとに調整された量を混合され、 前記植物栽培土壌層の上に寒地型西洋芝のウォッシュドターフが設けられること を特徴とする。
【0007】 本考案に係る芝生床土構造は、以下の(1)〜(4)の特徴を有する。(1) 保水性・保肥性に優れており、水分や肥料を保持し、年間を通じて美しい芝生を 育成することができる。(2)排水性に優れ、降雨後速やかに排水され、迅速な 競技再開を可能にする。(3)強度・クッション性に優れ、芝生の生育とプレー ヤーの安全のため踏圧に耐えて固化しない性質を有する。(4)コアリング、バ ーチカルカッティング、シャッタリング等の通常管理の回数を減らすことができ 、年間を通して維持管理を容易する。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、図面に基づき本考案の実施の形態を説明する。 図1は、本考案の実施の形態を示している。 図1に示すように、芝生床土構造は、暗渠パイプ1と、砕石2と、砕石層3と 、火山砂利層4と、透水性メッシュシート5と、植物栽培土壌層6とから成る。
【0009】 暗渠パイプ1は、通水孔を有して最下層に配設され、その周囲に砕石2が設け られている。砕石層3は、暗渠パイプ1および砕石2の上層に設けられている。 火山砂利層4は、砕石層3の上層に設けられている。透水性メッシュシート5は 、上層の植物栽培土壌層6の流下防止用のネットから成る。植物栽培土壌層6は 、火山砂利層4の上層に透水性メッシュシート5を介して設けられている。植物 栽培土壌層6は、砂と粒状の泥炭質土壌改良材(粒状ピート)と芝生生育用土壌 改良材と有機肥料とを混合して成る。
【0010】 植物栽培土壌層6の砂は、粒径が0.25mm以上0.50mm以下のものを 60重量%以上含む。使用する砂には、洗砂と同等の川砂が適している。泥炭質 土壌改良材は、透水性試験データをもとに最適な透水速度となるよう調整された 量を混合される。一例では、泥炭質土壌改良材は、川砂に対し14体積%の量、 混合される。植物栽培土壌層6の上には、寒地型西洋芝のウォッシュドターフ7 が設けられる。寒地型西洋芝は、擦り切れねじれに強い地下匍匐茎のケッタッキ ーブルーグラスを主体にトールフェスクとライグラスを混合して成る。ウォッシ ュドターフ7は、切り芝の根を洗って表層土を取り除いたものであり、ロール状 にして現場まで運び、張り込まれる。このようにして張り込むことにより、供用 までの期間を約半分に短縮することができる。
【0011】 ウォッシュドターフ7は、以下の(1)〜(4)の特徴を持つ。(1)病害虫 、雑草の種子、土、サッチ等をあらかじめ洗い落とすので、床土上に無用なもの を持ち込まない。(2)ソッド(切り芝)から土壌を取り除き張芝するため、不 透水層をつくらず表土との密着度も高く、根も太く、深く床土内に侵入し、根の 成長も早い。(3)クッション性の高いターフを形成する。(4)土付きソッド に比べ、重量が50〜70%軽量で作業効率が高い。
【0012】 芝生床土構造の好適な厚さは、暗渠パイプ1および砕石の層が幅250mmで 140〜360mm、砕石層3が150mm、火山砂利層4が50mm、植物栽 培土壌層6が300mmであるが、その厚さに限定されるものではない。
【0013】 芝生床土構造は、スポーツグランドを造成する当初から適用されても、既設の グランドの改善に適用されてもよい。従来の芝生床土構造で、畑土・粘土質芝生 床土層の床土固結化による芝生枯れ、凹凸化など、床土内の土壌物理性の劣化が 見られる場合、畑土・粘土質芝生床土層を取り除いて、メッシュシート5を敷き 、植物栽培土壌層6を設け、グランドの使用目的に適応した床土を造成すること ができる。
【0014】 フットボール場をはじめとするスポーツグランドは、集中的な踏圧、刈り込み 、降雨中での使用など過酷な条件下でプレイヤー、観客を常に満足させなければ ならないが、芝生床土構造は以下の(1)〜(4)の特徴を有することから、そ の要求を満たすことができる。
【0015】 (1)保水性・保肥性に優れており、水分や肥料を保持し、年間を通じて美し い芝生を育成することができる。(2)排水性に優れ、降雨後速やかに排水され 、迅速な競技再開を可能にする。(3)強度・クッション性に優れ、芝生の生育 と、激しくプレーするプレーヤーの安全のため、踏圧に耐えて固化しない性質を 有する。(4)コアリング、バーチカルカッティング、シャッタリング等の通常 管理の回数を減らすことができ、年間を通して維持管理を容易する。
【0016】 芝生床土構造について、芝根の生育状況を実験したところ、既存床土では上部 5cmにしか芝根が伸長していないのに対し、芝生床土構造では芝根が表層より 20cm以上、伸長していた。
【0017】
【考案の効果】
本考案に係る芝生床土構造によれば、保水性・保肥性および排水性が良好で芝 生の生育に適し、踏圧に対する強度・クッション性に優れ、維持管理が容易であ り、フットボール、サッカー、ラグビー等に快適なスポーツグランドを提供する ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態の芝生床土構造を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 暗渠パイプ 2 砕石 3 砕石層 4 火山砂利層 5 透水性メッシュシート 6 植物栽培土壌層 7 ウォッシュドターフ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】配設される暗渠パイプの上層に砕石層が設
    けられ、前記砕石層の上層に火山砂利層が設けられ、前
    記火山砂利層の上層に上層流下防止用の透水性メッシュ
    シートを介して植物栽培土壌層が設けられ、前記植物栽
    培土壌層は砂と粒状の泥炭質土壌改良材と芝生生育用土
    壌改良材と有機肥料とを混合して成ることを特徴とする
    芝生床土構造。
  2. 【請求項2】前記砂は粒径が0.25mm以上0.50
    mm以下のものを60重量%以上含み、前記泥炭質土壌
    改良材は透水性試験データをもとに調整された量を混合
    され、前記植物栽培土壌層の上に寒地型西洋芝のウォッ
    シュドターフが設けられることを特徴とする請求項1記
    載の芝生床土構造。
JP1999004728U 1999-06-28 1999-06-28 芝生床土構造 Expired - Lifetime JP3065278U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009185540A (ja) * 2008-02-07 2009-08-20 Sumitomo Forestry Co Ltd テラスデッキ
JP2010031066A (ja) * 2008-07-02 2010-02-12 Umeda Jimusho:Kk 羽毛粉体、羽毛粉体の製造方法、土壌改良材およびそれを含む植物栽培土
JP2020094356A (ja) * 2018-12-11 2020-06-18 東邦レオ株式会社 保水性舗装路の構造

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