JP3065136U - トナ―もれ防止用シ―ル材 - Google Patents

トナ―もれ防止用シ―ル材

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JP3065136U
JP3065136U JP1999005703U JP570399U JP3065136U JP 3065136 U JP3065136 U JP 3065136U JP 1999005703 U JP1999005703 U JP 1999005703U JP 570399 U JP570399 U JP 570399U JP 3065136 U JP3065136 U JP 3065136U
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JP
Japan
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pile
yarn
sealing material
weft
loop
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JP1999005703U
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Inventor
英顕 石塚
繁 旧林
Original Assignee
日羊毛織株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】生産性がよく、たわみ性にすぐれたトナーもれ
防止用シール材を提供する。 【解決手段】パイル糸に合成繊維のフィラメント糸を使
用し、このパイル糸と地糸とでヨコ編みにより片面にル
ープパイルを有する編布を編成し、ループパイルのルー
プをカットし、毛さばきを施して成るヨコ編みパイル布
をシール材の要部とする。パイル糸の合成繊維にフッ素
樹脂繊維、地糸に合成繊維糸を使用する。ヨコ編みとし
て丸編みを採用する。ヨコ編みパイル布にクッション材
を貼り合わせ、その下面に取付け用粘着材層を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は複写機等におけるトナーのもれを防止するためのシール材に係る。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機内に設けたトナー供給用マグネットローラの両端部の周面と、こ の周面を囲むようにハウジングに形成した円形凹曲面との間に、トナーもれ防止 用シール材を介在させることが行われており、このシール材の要部にフエルト, パイル織布、静電植毛布等を用いることが提案されている。トナーもれ防止用シ ール材に関する文献には次のものがある。 1.実開平6−16963号公報 2.特開平9−269656号公報 3.特開平11−61101号公報
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この考案の課題は、生産性がよく、たわみ性にすぐれたトナーもれ防止用シー ル材を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案が採用した手段は次のとおりである。 1.シール材の要部を構成する材料として、ヨコ編みパイル布を使用する。こ のパイル布は、パイル糸に合成繊維のフィラメント糸を使用し、このパイル糸と 地糸とでヨコ編みにより片面にループパイルを有する編布を編成し、ループパイ ルのループをカットし、毛さばきを施して成るものである。 2.パイル糸の合成繊維として、好ましくはフッソ樹脂繊維を使用する。 3.地糸として、好ましくは合成繊維糸を使用する。 4.通常の平ヨコ編みを採用できることはいうまでもないが、ヨコ編みの1形 態である丸編みを使用するのが、生産性を高めるうえで望ましい。よって、丸編 みにより片面にループパイルを有する筒状の編布を編成し、この筒状編布を切り 開いて平編布とする方法を好んで選ぶことができる。 5.前記1のヨコ編みパイル布のパイルのない方の面に粘着性樹脂を介してた わみ性のよいクッション材を貼り合わせる。 6.クッション材の下面に取付け用粘着材層を設ける。
【0005】
【考案の実施の形態】
図1は、シール材の要部として、この考案が採用したヨコ編みパイル布の組織 の1例を示すもので、(1)はパイル糸、(2)は地糸である。パイル糸はルー プパイルに形成したループをカットした状態のものが示されている。 パイル糸(1)には合成繊維のフィラメント糸を使用する。合成繊維の種類は 限定しないが、摩擦係数の小さいフッソ樹脂繊維、たとえばポリテトラフルオロ エチレン繊維を選ぶのが望ましい。 地糸の種類も限定しないが、強度の点で、ポリエステル系、ポリビニル系、ポ リアクリル系等の合成繊維のスパン糸、又はフィラメント糸を選ぶのがよい。
【0006】 ループをカットされたパイル糸は高デニール糸であって、そのままではトナー もれ防止のシーリングに適さないから、これを構成する個々のフィラメントに解 繊しなければならない。そのために、カットパイルに毛さばき施す。
【0007】 図2はこの考案のシール材(3)を示す。毛さばきが施されて低デニールのフ ィラメントになったパイル(4a)と地組織(4b)とで成るヨコ編みパイル布 (4)の下面(パイルのない方の面)に、粘着性樹脂(5)を介してたわみ性の よいクッション材(6)が貼り合わされ、その下面に取付け用粘着材層(7)が 設けられている。
【0008】 粘着性樹脂(5)には、たとえばアクリル系接着剤を使用する。クッション材 (6)はポリウレタン、ゴムスポンジ、発泡ポリエチレン、ポリエステルのニー ドルパンチフエルト、ウールフエルト等の中から任意に選ぶことができる。粘着 材層(7)には両面粘着テープを使用するのが便利である。
【0009】 図3はこのシール材の取付け状態の1例を示す。図示のように、このシール材 (3)は、複写機のトナー供給用マグネットローラ(8)の端部周面と、この周 面を囲むようにハウジング(9)に形成した円形凹曲面との間をシールするよう に設けられる。その取付け態様は、シール材のパイル面をマグネットローラ(8 )の端部周面に接触させて、ハウジング(9)の円形凹曲面に取付け用粘着材層 を介して貼着する。
【0010】
【考案の効果】
この考案の効果は次のとおりである。 1.編布(ヨコ編み)と織布を生産性について比較すると、製布の準備工程で 織布はワーピング(タテ巻き)を必要とするのに対して、編布はその必要がない ので、ワーピングに伴うる糸ロスがなく、製布速度も編布は織布より速いから、 生産性は一般に編布のほうが織布よりも高い。この考案品の要部はヨコ編みのパ イル布で構成されているから、パイル織布を要部とする従来品に比べて、この考 案品の生産性は高い。中でも、ヨコ編みの1形態である丸編みを採用することに より、この考案品の生産性は格段に高まる。 2.トナーもれ防止用シール材は、通常、円形凹曲面に貼着されるから、円形 凹曲面への貼着が容易で、貼着後のシール材面にしわや凹凸が生じないことが必 須要件とされている。この考案品は要部がたわみ性のよい編布で成り、クッショ ン材もたわみ性がよく、貼合わせに用いる樹脂も粘着性の樹脂であるからたわみ 性をそこなわず、取付け用粘着材層もたわみ性があるから、しわや凹凸面を生ず ることなく、円形凹曲面に容易に貼着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案品の要部をなすヨコ編みパイル布の組
織を例示する平面図である。
【図2】この考案品の構成を示す断面図である。
【図3】この考案品の取付け状態を例示する断面図で、
(a)は縦断面図、(b)は横断面図である。
【符号の説明】
1…パイル糸、 2…地糸、 3…シール材、 4…ヨ
コ編みパイル布、 4a…フィラメントパイル、 4b
…地組織、 5…粘着性樹脂、 6…クッション材、
7…取付け用粘着材層、 8…マグネットローラ、 9
…ハウジング。

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パイル糸に合成繊維のフィラメント糸を使
    用し、このパイル糸と地糸とでヨコ編みにより片面にル
    ープパイルを有する編布を編成し、ループパイルのルー
    プをカットし、毛さばきを施して成るヨコ編みパイル布
    がシール材の要部を構成していることを特徴とする、ト
    ナーもれ防止用シール材。
  2. 【請求項2】パイル糸の合成繊維がフッソ樹脂繊維であ
    ることを特徴とする請求項1に記載のシール材。
  3. 【請求項3】地糸が合成繊維糸であることを特徴とする
    請求項1に記載のシール材。
  4. 【請求項4】ヨコ編みの1形態である丸編みにより片面
    にループパイルを有する筒状の編布を編成し、この筒状
    編布を切り開いて平編布とすることを特徴とする請求項
    1に記載のシール材。
  5. 【請求項5】ヨコ編みパイル布のパイルのない方の面に
    粘着性樹脂を介してたわみ性のよいクッション材を貼合
    わせたことを特徴とする請求項1に記載のシール材。
  6. 【請求項6】クッション材の下面に取付け用粘着材層を
    設けたことを特徴とする請求項5に記載のシール材。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005141263A (ja) * 2001-08-08 2005-06-02 Tsuchiya Tsco Co Ltd 微細粉粒体のクリーニング材及びシール材
JP2007025493A (ja) * 2005-07-20 2007-02-01 Tsuchiya Tsco Co Ltd 画像形成装置用のシール材
JP2009251391A (ja) * 2008-04-08 2009-10-29 Sanwa Techno Kk 電子写真の画像処理装置の像担侍体などの編物からなる端部シール部材
JP2010128449A (ja) * 2008-12-01 2010-06-10 Sanwa Techno Kk 伸縮性を規制した編物からなる粉体シール材
WO2020071514A1 (ja) * 2018-10-03 2020-04-09 三和テクノ株式会社 直動機構用の湿式端部シール材および該シール材を用いた直動機構
WO2020071515A1 (ja) * 2018-10-03 2020-04-09 三和テクノ株式会社 ボールねじ用の湿式端部シール材および該シール材を用いたボールねじ

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