JP3064976U

JP3064976U - キ―ホルダ

Info

Publication number: JP3064976U
Application number: JP1999004419U
Authority: JP
Inventors: 正栄天田
Original assignee: 株式会社スカイフィールド
Priority date: 1999-06-17
Filing date: 1999-06-17
Publication date: 2000-01-28
Anticipated expiration: 2005-06-17

Abstract

(57)【要約】【課題】著名タレントに似せた容姿の人形が、本人自
身の言葉をマイクを持って発生するような形態とするこ
とにより、趣向性が高く、購買意欲を十分に喚起するこ
とができるキーホルダを提供する。【解決手段】外形を著名タレントに似せた容姿とした
人形本体１に対して、片方の腕部５を捻ってマイク６を
人形本体１の口部に近づけると、人形本体１に内蔵され
ている音声発生ＩＣが作動し、該音声発生ＩＣに録音し
てある著名タレント本人の言葉が再生される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、小型の音声発生装置を内蔵したキーホルダに関する。

【０００２】

【従来の技術】

この種のキーホルダとして実開平７−１７８号に記載されたものがある。この従来のキーホルダは、小型の音声録音及び再生装置を円形の本体に内蔵し、本体の外面に突設した録音ボタン（録音スイッチ）を押すと録音でき、再生ボタン（プレイスイッチ）を押すと録音した音声が再生されるようにしたものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、これでは、キーホルダに音声録音及び再生機能を備えただけのことで、趣向性が乏しく、購買意欲を喚起するには不十分である。

【０００４】本考案の目的は、著名タレントに似せた容姿の人形が、本人自身の言葉をマイクを持って発生するような形態とすることにより、趣向性が高く、購買意欲を十分に喚起することができるキーホルダを提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案によるキーホルダは、プラスチックで中空に成型され、外形を著名タレントに似せた容姿とした人形本体の中空内部に、著名タレント本人が発生した言葉を録音した音声発生ＩＣと、スピーカと、電源である電池と、音声発生ＩＣを一定時間だけ駆動させるタイマと、該タイマのスイッチとからなるタイマ付き音声発生装置を内蔵したこと、人形本体の頭部に吊り輪部を突設し、この吊り輪部にキーを保持するチェーンを掛け止めしたこと、人形本体の片方の肩部に形成された腕支承孔に、マイクを持った片方の腕部を回転可能に支承したこと、片方の腕部を捻ってマイクを人形本体の口部に近づけることにより、片方の腕部の基端部にてスイッチがオンとなってタイマが作動し、音声発生ＩＣに録音した言葉が再生されるようにしたことを特徴とする。

【０００６】タイマのスイッチを確実に作動させるため、片方の腕部の基端部とスイッチの操作子とを人形本体の中空内部で接続する。

【０００７】人形本体を前半部と後半部とに二つ割りとしてビスで接合し、前半部と後半部のそれぞれの周縁部に設けられた半円形凹部により腕支承孔を形成する。

【０００８】

【考案の実施の形態】

次に、本考案の実施の形態を図面に基づいて詳述する。

【０００９】図１は本考案の一例のキーホルダの全体斜視図で、（Ａ）は音声を発生しない通常の状態、（Ｂ）は音声を発生する状態である。

【００１０】このキーホルダは、プラスチックで中空に成型され、外形を著名タレントに似せた容姿とした人形本体１の頭部中央に吊り輪部２を突設し、この吊り輪部２に、キーを保持するチェーン３をリング４で掛け止めし、人形本体１の中空内部に、後述するタイマ付き音声発生装置を内蔵したもので、この音声発生装置に著名タレント本人が発生した言葉が録音されている。

【００１１】人形本体１に対して、片方の腕部（右腕）５はマイク６を持った形にして別に成型され、人形本体１の右肩部に回転可能に支承されている。この腕部５を図１の（Ａ）に示すように下げた姿勢にしたときは、内蔵されている音声発生装置はオフになっているが、（Ｂ）に示すように腕部５を上に捻ってマイク６を人形本体１の口部へ近づけると、音声発生装置がオンとなって録音してある言葉が再生される。

【００１２】人形本体１は、前半部１ａと後半部１ｂとに二分割され、その複数箇所を図２に示すようにビス７により接合して構成される。図３に示すように、タイマ付き音声発生装置は後半部１ｂに内蔵され、前半部１ａは、音声発生装置に対しては蓋として機能している。

【００１３】タイマ付き音声発生装置は、著名タレント本人が発生した言葉を録音した音声発生ＩＣと、この音声発生ＩＣを一定時間だけ駆動させるタイマとを実装した回路基板８の表側に、電池９を着脱自在に搭載し、またスピーカ１０を、回路基板８の裏側に搭載するか又は回路基板８とは離して後半部１ｂのリブ１１に支持し、更にタイマのスイッチ（マイクロスイッチ）１２を回路基板８とは離して後半部１ｂのリブ１３に支持したものである。

【００１４】後半部１ｂの一部であって人形本体１の後頭部に対応する部分には、複数の通音用小孔１４が設けられ、スピーカ１０はこの部分に対向して設置されている。

【００１５】腕部５は、その基端の鍔部１５との間に小径な軸部１６を形成しており、この軸部１６を、図３及び図４に示すように、前半部１ａと後半部１ｂのそれぞれの周縁部に設けられた半円形凹部１７で挟むことにより、腕部５は、両半円形凹部１７を合わせて形成される腕支承孔に回転可能に支承されている。

【００１６】腕部６の基端の鍔部１５は、スイッチ１２の操作子１８と直結されており、腕部５を図３における実線位置から鎖線位置へと上へ捻ると、スイッチ１２がオンとなって回路基板８上のタイマが１回だけ作動するようになっている。

【００１７】従って、腕部５を、図１の（Ａ）に示すように下げた姿勢から、（Ｂ）に示すように上に捻ってマイク６を人形本体１の口部へ近づけると、スイッチ１２がオンとなって回路基板８上のタイマが１回だけ作動するので、音声発生ＩＣに録音されている著名タレント本人の言葉が再生される。

【００１８】腕部５を下に戻し、再び上へ捻って（Ｂ）の状態にすると、タイマが作動して同じ言葉が同様に再生される。

【００１９】

【考案の効果】

以上説明したように本考案によれば、外形を著名タレントに似せた容姿とした人形本体に対して、片方の腕部を捻ってマイクを人形本体の口部に近づけると、音声発生ＩＣに録音してある著名タレント本人の言葉が再生されるので、キーホルダとして趣向性が高く、購買意欲を十分に喚起することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一例のキーホルダの全体斜視図で、
（Ａ）は音声を発生しない通常の状態、（Ｂ）は音声を
発生する状態である。

【図２】中央縦断面図である。

【図３】人形本体の後半部側の構成を示す正面図であ
る。

【図４】人形本体の前半部の背面図である。

【符号の説明】

１人形本体１ａ前半部１ｂ後半部２吊り輪部３チェーン４リング５マイク６腕部７ビス８回路基板９電池１０スピーカ１１リブ１２スイッチ１３リブ１４通音用小孔１５鍔部１６軸部１７半円形凹部１８操作子

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】プラスチックで中空に成型され、外形を著
名タレントに似せた容姿とした人形本体の中空内部に、
著名タレント本人が発生した言葉を録音した音声発生Ｉ
Ｃと、スピーカと、電源である電池と、音声発生ＩＣを
一定時間だけ駆動させるタイマと、該タイマのスイッチ
とからなるタイマ付き音声発生装置を内蔵したこと、人
形本体の頭部に吊り輪部を突設し、この吊り輪部にキー
を保持するチェーンを掛け止めしたこと、人形本体の片
方の肩部に形成された腕支承孔に、マイクを持った片方
の腕部を回転可能に支承したこと、片方の腕部を捻って
マイクを人形本体の口部に近づけることにより、片方の
腕部の基端部にて前記スイッチがオンとなって前記タイ
マが作動し、前記音声発生ＩＣに録音した言葉が再生さ
れるようにしたことを特徴とするキーホルダ。
【請求項２】片方の腕部の基端部とスイッチの操作子と
を人形本体の中空内部で接続したことを特徴とする請求
項１記載のキーホルダ。
【請求項３】人形本体を前半部と後半部とに二分割とし
てビスで接合し、前半部と後半部のそれぞれの周縁部に
設けられた半円形凹部により腕支承孔を形成したことを
特徴とする請求項１又は２記載のキーホルダ。