JP3076098U - 発声機能を備えた人形玩具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】あたかも腹話術のような人形の動作と音声で人
を楽しませることが素人でも簡単にできる発声機能を備
えた人形玩具を提供することを目的とする。 【解決手段】手動により口部１ａを開閉できるよう手挿
入穴１ｂを有する人形玩具本体１を設け、該人形玩具本
体１に、その手挿入穴１ｂへ挿入した手ａの操作で発声
できるよう音声発生装置２を装備して構成される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、発声機能を備えた人形玩具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、一人で人形玩具を遣いながら、唇・歯を動かさずにまったく別の声を出 し、あたかもその人形玩具が話しているかのような感じを観客に与える芸の１つ に腹話術というものがある。

【０００３】 一方、本体に音声発生装置を内蔵させ、外側から操作可能なスイッチにより音 声発生装置が作動させられるようにした人形形アクセサリーが知られている。（ 特開平１１−１９７３６７号）

【０００４】 さらに、ボディに設けた知覚センサにより得られた外部情報をもとに、眼球、 くちばし、スピーカ等のアクチュエータを動作させ音声を発生させるようにした 疑似生物玩具も知られている。（特開平９−２１５８７０号）

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上記した腹話術は、相当な訓練をつんだ者でなければ難しく、 素人が簡単には人前で披露できるものではない。

【０００６】 一方、人形玩具などに音声発生装置を設けたものは、単に音楽やメロディなど が奏でられるのに過ぎないものであり面白みに欠ける。

【０００７】 本考案は、上記した従来の技術が有する問題に鑑みなされたもので、手動によ る口の開閉動作等に合せて音声を発生できるように構成することで、あたかも腹 話術のような動作に伴った音声が素人でも簡単に発しえ、老若男女を問わず人を 楽しませることに効果的な発声機能を備えた人形玩具を提供することを目的とす る。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案に係る発声機能を備えた人形玩具は、手動 により口部を開閉できるよう手挿入穴を有する人形玩具本体を設け、該人形玩具 本体に、その手挿入穴へ挿入した手操作で発声できるように音声発生装置を装備 したことを特徴とする。

【０００９】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。 図１は、本考案の使用状態を示す側面図であり、図２は、同上における回路を 説明するブロック図であり、図３は、本考案の他の実施形態における使用状態を 示す側面図であり、図４は、同上における回路を説明するブロック図である。

【００１０】 本考案は、ぬいぐるみ等の人形玩具本体１と、該人形玩具本体１に内蔵した音 声発生装置２とを主要部材として構成されている。

【００１１】 上記人形玩具本体１は、その口部１ａが開閉自在に形成されると共に、内部に 、下端開口部から挿入した手ａによって口部１ａが開閉操作可能に手挿入孔１ｂ が縦方向に長く形成されている。

【００１２】 上記音声発生装置２は、図２に示したように、圧力センサ３、光センサ４と、 これらから入力した外部情報に基づいて作動する音声信号発生装置５と、この音 声信号発生装置５の音声信号に基づいて音声を発生する音声発生器６および電源 ７を具備する。

【００１３】 上記圧力センサ３は、上記人形玩具本体１の手挿入孔１ｂに挿入した手ａの接 触によって動作可能な位置に（例えば、口部１ａの上面）に配設されている。ま た、上記光センサ４は、上記人形玩具本体１の手挿入孔１ｂに挿入した手ａによ って口部１ａを開いたとき光を受けて動作可能な位置に（例えば、口部１ａの下 面）に配設されている。

【００１４】 一方、図３および図４に示す音声発生装置２は、圧力センサ３および光センサ ４の他に、マイク８、録音器９、出力アンプ１０、スピーカ１１、振動音声発生 器１２および電源７を具備する。 これらは人形玩具本体１の任意の位置に配設されている。

【００１５】 上記図１および図２に示す音声発生装置２内蔵の人形玩具本体１の手挿入孔１ ｂ内へ手ａを入れて圧力センサ３を作動させるか、あるいは口部１ａを開けて光 センサ４を作動させると、音声信号発生装置５から音声信号が出力され、音声発 生器６から音声が発せられる。この音声は、電子による合成音からなり、人の声 、動物の鳴き声、鳥の鳴き声、警報音等、あらゆるものが含まれる。

【００１６】 上記図３および図４に示す音声発生装置２内蔵の人形玩具本体１の手挿入孔１ ｂ内へ手ａを入れて、マイク８でひろった音声が録音されている録音器９を作動 すると、音声信号発生装置５から音声信号が出力され、出力アンプ１０を介して スピーカ１１から音声あるいは振動音発生器１２から振動音が発せられる。

【００１７】

【考案の効果】

本考案は、以上のとおり構成されるものであり、人形玩具本体の手挿入穴内に 入れた手操作で口部の開閉に合せて音声発生装置から音声を発生させることがで きるようにしたものであるから、あたかも腹話術のような人形の動作と音声で人 を楽しませることが素人でも容易にできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の使用状態を示す側面図である。

【図２】同上における回路を説明するブロック図であ
る。

【図３】本考案の他の実施形態における使用状態を示す
側面図である。

【図４】同上における回路を説明するブロック図であ
る。

【符号の説明】

ａ 手 １ 人形玩具本体 １ａ 口部 １ｂ 手挿入孔 ２ 音声発生装置

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】手動により口部を開閉できるよう手挿入穴
   を有する人形玩具本体を設け、該人形玩具本体に、その
   手挿入穴へ挿入した手操作で発声できるように音声発生
   装置を装備したことを特徴とする発声機能を備えた人形
   玩具。