JP3064880B2 - データ蓄積装置及びそれを用いたデータ処理システム - Google Patents

データ蓄積装置及びそれを用いたデータ処理システム

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JP3064880B2
JP3064880B2 JP7213934A JP21393495A JP3064880B2 JP 3064880 B2 JP3064880 B2 JP 3064880B2 JP 7213934 A JP7213934 A JP 7213934A JP 21393495 A JP21393495 A JP 21393495A JP 3064880 B2 JP3064880 B2 JP 3064880B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種データを蓄積する
データ蓄積装置と、このデータ蓄積装置のデータをネッ
トワークを介して利用するデータ処理システムとに関
し、特に、緊急を要するデータ処理を優先して実行でき
るようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】データ処理システムに使用されるデータ
蓄積装置は、大量のデータを蓄積する必要があるため、
その多くの装置が、例えばジュークボックスのような形
式で複数の記憶用媒体を保持している。
【0003】この大容量のデータ蓄積装置を用いた従来
の電子ファイルシステムは、図28に示すように、デー
タ蓄積装置2801と、このデータ蓄積装置2801よりも高速
アクセスが可能な補助記憶装置2802とが制御装置2803を
介してネットワーク2805に接続し、また、このネットワ
ーク2805にデータ蓄積装置2801のデータを利用するクラ
イアント端末装置2804が接続している。
【0004】このシステムでは、クライアント端末装置
2804から、ある蓄積データについての読出し要求がある
と、制御装置2803は、その要求がそのデータについての
第1回目の読出し要求であるときは、データ蓄積装置28
01に対してそのデータの読出しを指令する。これを受け
てデータ蓄積装置2801は、アクセス対象の記憶用媒体を
読出し要求されたデータが記録されている記憶媒体に交
換した後、そのデータを読み出す。制御装置2803は、読
出されたデータをクライアント端末装置2801に送信する
とともに、補助記憶装置2801にも送って記憶させる。
【0005】そのデータについてクライアント端末装置
2804から2回目以降の読み出し要求があったときは、制
御装置2803は、データ蓄積装置2801からではなく、補助
記憶装置2802からそのデータを読出して、クライアント
端末装置2804に送信する。こうすることにより、データ
蓄積装置2801での記憶用媒体の交換の回数を減らすこと
ができ、高速な読み出しが実現できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のデータ
蓄積装置は、クライアントからの要求を到着順に処理し
ているため、次のような問題が発生する。 (1)要求が多数に及ぶ場合には、緊急を要する要求で
あっても、長い待ち時間を強いられる。 (2)到着する要求の順序に従って複数の記憶用媒体に
アクセスするため、アクセスすべき記憶用媒体の位置が
あちこちに飛び、記憶用媒体の交換を行うアクセス装置
のトータルの移動距離が長くなり、その結果、要求の平
均待ち時間が長期化する。 (3)記憶用媒体のファイルサイズに配慮することな
く、要求の到着順に記憶用媒体にアクセスしているた
め、短時間で処理できる小さいファイルの処理が、大き
いファイルの処理を待って行なわれたりするので、要求
の平均待ち時間が長くなる。 (4)到着する要求の順序に従って複数の記憶用媒体に
アクセスするため、例えば、記憶用媒体aと記憶用媒体
bとに交互にアクセスするなど、記憶用媒体の交換に無
駄な時間を費やす場合が生じる。
【0007】本発明は、こうした従来の問題点を解決す
るものであり、緊急を要する優先度の高い処理を、長く
待たせることなく、優先処理することができ、また、要
求の平均待ち時間を短縮することができるデータ蓄積装
置及びデータ処理システムを提供することを目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、複
数の記憶用媒体と、記憶用媒体にアクセスしてデータの
読み書きを行なうアクセス手段と、記憶用媒体をアクセ
ス手段の位置に移動する媒体移動手段とを備え実行中
の処理に比べて優先度の高い処理を求める要求が入力し
たとき、実行中の処理を中断してその処理情報をスタッ
クで保持し、この優先度の高い処理を優先的に実行する
データ蓄積装置において、 優先度の高い処理と中断し
た処理とが、同一の記憶用媒体を用いて行われるときに
は、これらの処理を並行して行なうように構成してい
る。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】また、実行中の処理に比べて優先度が高い
処理を求める要求が入力したときにこの要求を保持する
待ちリストを具備し、一定時間中に待ちリストに保持さ
れた要求の内、求める処理の優先度が同じである複数の
要求の待ちリスト上の順序を、処理に用いる記憶用媒体
の交換に要する時間が短い順に並び替え、この待ちリス
ト上の要求の順にその処理を優先的に実行するように構
成している。
【0014】また、処理に要する時間をファイルのサイ
ズから予測するジョブタイム計測手段と、現在実行中の
処理より処理時間が短いと予測される要求を保持するシ
ョートジョブリストとを具備し、実行中の処理が終了し
たとき、スタックに保持された要求とショートジョブリ
ストに保持された要求の内、処理時間の短い要求の処理
を実行するように構成している。
【0015】また、二つのアクセス手段と、二種類の要
求の内、一方の種類の要求を優先するように処理の各々
とその処理の優先度との関係が記述された第1の優先度
テーブルと、他方の種類の要求を優先するように処理の
各々とその処理の優先度との関係が記述された第2の優
先度テーブルと、優先度の高い処理を実行するために一
方の種類の要求に基づく処理が中断されたとき、その処
理の処理情報を保持する第1のスタックと、優先度の高
い処理を実行するために他方の種類の要求に基づく処理
が中断されたとき、その処理の処理情報を保持する第2
のスタックとを具備し、一方の優先度テーブルを用いた
比較において、入力した要求の求める処理の優先度が実
行中の一方の処理の優先度より高くないときに、他方の
優先度テーブルを用いて、この入力した要求の求める処
理の優先度を実行中の他方の処理の優先度と比較して、
入力した要求の求める処理が優先的に処理できるかどう
かを見るように構成している。
【0016】
【0017】また、データ蓄積装置と、このデータ蓄積
装置にネットワークを通じて処理を要求するクライアン
トとを備えるデータ処理システムにおいて、クライアン
トが、データ蓄積装置の記憶用媒体ごとに要求をまとめ
た要求リストを具備し、所定時間ごとに記憶用媒体ごと
要求をデータ蓄積装置に送信するように構成してい
る。
【0018】
【0019】
【作用】このデータ蓄積装置は、多数の要求が到来した
場合でも、緊急を要する優先度の高い処理を優先して行
なうことができる。また、このときに中断された処理の
処理情報は“後入れ先出し方式”の記憶装置であるスタ
ックで保持されるので、優先度の高い処理ほど早くスタ
ックから取り出され(何故なら、基本的に優先度の高い
処理ほど後からスタックに入力されるから)、早く処理
が再開される。この優先度の高い処理と、中断された処
理とが、同一の記憶用媒体を用いる処理であるときは、
これらの処理が並行して行われる。従って、緊急を要す
る処理の待ち時間を少なくして、システム全体の効率を
高めることができる
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】また、待ちリストの要求の順序を、処理に
用いる記憶用媒体の交換に要する時間が短くなるように
並び替えることにより、ディスクチェンジに要する合計
の時間が短縮され、平均待ち時間を縮めることができ
る。
【0024】また、短時間で処理が終る小さいファイル
を、優先して処理することにより、平均待ち時間を少な
くすることができる。
【0025】また、二つのアクセス装置と、その各々に
対応するスタック及び優先度テーブルとを設けた装置で
は、二つの処理手段を流動的に用いることにより、2種
類の要求の一方が多くなるときでも、それぞれの要求の
待ち時間を少なくすることができる。
【0026】
【0027】
【0028】また、クライアント側に要求リストを設け
たデータ処理システムでは、クライアントから記憶用媒
体ごとに要求がまとめてデータ蓄積装置に送られるた
め、データ記憶装置では、記憶用媒体の交換回数が少な
くて済み、処理を高速で行なうことができる。
【0029】
【実施例】
(第1実施例)第1実施例のデータ蓄積装置は、図1に
示すように、複数の記憶用媒体101a〜101eと、記憶用
媒体にアクセスして情報の読取りまたは書込みを行なう
アクセス装置102と、記憶用媒体を保管位置から取り出
してアクセス装置102の位置に動かす媒体移動装置103
と、優先度の高い要求があったときに現在実行中の処理
の処理情報(処理対象や処理条件、現時点の処理位置な
どの情報)を退避させるためのスタック(データを“後
入れ先出し方式”で記憶する記憶装置)104とを備えて
おり、その他に、図には示していないが、この装置の動
作を制御する制御部や制御に用いる情報を保持するRA
Mなどを備えている。
【0030】処理の要求は、データ処理システムのネッ
トワークを通じて送られて来る場合や、ユーザがこのデ
ータ蓄積装置の操作部から直接入力する場合などがあ
る。
【0031】要求の優先度は、要求された処理の内容に
より制御部が判断したり、あるいは、クライアントが要
求に優先度を付してネットワークを通じて送り付ける。
処理内容に応じた優先度の判断の仕方や要求への優先度
の付け方については、後の実施例で詳しく説明する。
【0032】データ蓄積装置105は、例えば記憶用媒体1
01cにアクセスして、ある処理を行なっているときに、
新たな要求が入力すると、制御部の制御の下に、図2の
フローチャートに示す手順を実行する。
【0033】ステップ201:新しい要求がデータ蓄積装
置105に入力すると、 ステップ202:制御部は、新しく入力した要求の優先度
を調べ、新しい要求の優先度と現在処理中の処理の優先
度とを比較し、 ステップ203:新しい要求の優先度の方が高い場合は、
RAMに保持している現在実行中の処理の処理情報をス
タック104に移し、新しい要求に基づく処理情報をRA
Mに保持する。
【0034】ステップ204:次に、その新しい要求が今
まで処理していた記憶用媒体101cに対する処理かどう
かを調べ、 ステップ205:同じ記憶用媒体101cに対する処理である
ときは、RAMから処理情報を読出すとともに、スタッ
ク104からも、最後に移した処理情報を読出して、その
記憶用媒体101cに今まで行なっていた処理と新しい処理
とを、交互に並行して行なう。
【0035】ステップ206:異なる記憶用媒体に対する
処理であるときは、現在実行中の処理を中断し、媒体移
動装置103により、記憶用媒体101cを元の場所に返し、
新しい処理の対象となる記憶用媒体を保管位置からアク
セス装置102の位置に移動し、アクセス装置102によって
処理を行なう。
【0036】ステップ207:ステップ202において、新し
い要求の優先度の方が現在処理中の処理の優先度より低
いか同じである場合は、新しい要求が現在処理中の記憶
用媒体101cに対する要求であるかどうかを調べ、 ステップ208:異なる記憶用媒体に対する要求である場
合は、新しい要求を受け付けない。
【0037】ステップ209:同じ記憶用媒体に対する要
求である場合は、新しく入力した要求をスタック104に
移し、 ステップ210:RAMから処理情報を読出すとともに、
スタック104からも、最後に移した処理情報を読出し
て、その記憶用媒体101cに今まで行なっていた処理と新
しい処理とを、交互に並行して行なう。
【0038】この構成では、実行中の処理よりも優先度
の高い要求が入力した場合に、その処理の処理情報をス
タックに退避させている。従って、このスタックに入る
処理情報は、後から入るもの程、その処理の優先度が高
いことになり、最後にスタックに退避した処理がスタッ
ク中で一番優先度が高いことになる。新しい要求に基づ
く処理が終了した場合は、このスタックから中断中の処
理を取り出して、処理の続きを再開することになるが、
このときスタックからは、最後にスタックに退避した優
先度が最も高い処理から順番に、優先度の順に取り出さ
れる。(但し、ステップ209において、優先度の低い処
理がスタックに最後に入れられることになるが、スタッ
クのソートを行なうことによって解決する。ソートは時
間のロスになるが、データ蓄積装置での処理時間と比べ
ると、殆ど無視できるような処理時間である。) このように第1実施例のデータ蓄積装置は、要求が寄せ
られた場合に、この要求の求める処理の優先度と現在実
行中の処理の優先度とを比較し、優先度の高い方の処理
を選択して実行する。そのため、データ蓄積装置に多数
の要求が入力する場合でも、緊急を要する優先度の高い
処理を優先的に実行することができ、システム全体の効
率を高めることができる。また、スタックを設けて中断
する処理を退避させているため、中断後の再開において
も、優先度の高い処理程、先に再開することができ、優
先度の高い処理の待ち時間を短くすることができる。
【0039】(第2実施例)第2実施例では、実行中の
処理の中断、再開をクライアントに伝える手順について
説明する。
【0040】実行中の処理を中断する場合は、図3に示
すように、 ステップ301:実行中の処理よりも優先度の高い要求が
来ると、 ステップ302:実行中の処理をクライアントのアドレス
を表す位置情報を付けてスタック104に移し、 ステップ303:クライアントに中断することを伝え、 ステップ304:新しい要求の実行を開始する。
【0041】中断中の処理を再開する場合は、図4に示
すように、 ステップ401:今までアクセス装置102によって処理され
ていたものが終了すると、 ステップ402:最後にスタックに移した、スタックの1
番上にある処理をスタック104から取り出し、 ステップ403:再開する処理の対象記憶用媒体を媒体移
動装置103によりアクセス装置102の位置に移し、 ステップ404:スタック104に格納する時に付けておいた
クライアントの位置情報をもとに、クライアントに処理
の再開を通知し、 ステップ405:実行を開始する。
【0042】このように、実行中の処理を中断する際
に、その処理情報にクライアントの位置情報を付けてス
タック104に保持した後、クライアントに処理の中断を
伝え、再開する際には、スタック104に退避する際に付
けたクライアントの位置情報により、クライアントの位
置を認識し、クライアントに再開を伝える。こうするこ
とにより、クライアントはクライアントの要求の処理が
中断された場合、その処理が再開されるまで、他の処理
を実行することが可能となり、システム全体としての処
理効率が向上する。
【0043】(第3実施例)第3実施例のデータ蓄積装
置は、処理に対する優先度の判断を容易に変更すること
ができる。この装置は、図5に示すように、処理内容と
その優先度とを対応させた、書き換え可能な優先度テー
ブル501を有している。その他の構成は第1実施例(図
1)と同じである。
【0044】優先度テーブル501は、図6に示すフォー
マットを備えており、処理内容601に対する優先度602が
記述されている。
【0045】このデータ蓄積装置は、クライアントから
要求が送られて来ると、要求する処理内容を優先度テー
ブル501と照合して、その要求の優先度を判断し、第1
実施例に示した手順により、優先度の高い要求に対して
優先的処理を行なう。
【0046】この装置では、優先度テーブル501の優先
度の欄を書き換えることによって、動的に優先度を変更
することができる。従って、ユーザは、例えば書き込み
業務を中心に行ないたい時は書き込み処理の優先度を上
げ、読みだし業務を中心に行ないたいときは読み出し処
理の優先度を上げるなど、臨機応変に優先度テーブルを
書き換えることができる。
【0047】このように第3実施例の装置は、書き換え
可能な優先度テーブルを設けることにより、優先度の変
更が必要なときに、それを容易に行なうことができる。
その結果、データ蓄積装置の処理効率が向上し、システ
ムの全体の生産効率を高めることができる。
【0048】(第4実施例)第4実施例のデータ蓄積装
置は、処理を要求するユーザについての優先度を考慮し
て、優先的処理を実行する。
【0049】この装置は、図7に示すように、各ユーザ
と優先度とを対応付けるユーザ管理テーブル701を備え
ている。その他の構成は第1実施例と変わりがない。
【0050】ユーザ管理テーブル701は、図8に示すフ
ォーマットを備えており、ユーザ801に対する優先度802
が記述されている。
【0051】このデータ蓄積装置は、新しい要求におけ
る処理内容の優先度が高い場合に、第1実施例の装置と
同じ手順でこの要求を優先処理するが、その際、現在実
行中の処理を要求したユーザと、新しい要求を行なった
ユーザとの優先度を比較し、優先度の高いユーザの要求
を優先的に処理する。
【0052】図9はこのデータ蓄積装置の動作手順を示
している。この手順では、第1実施例の処理手順(図
2)において、新しい要求の処理内容の優先度と現在処
理中の処理の処理内容の優先度とを比べて(ステップ20
2)、新しい要求の優先度の方が高い場合に、 ステップ901:ユーザ管理テーブル701を調べて、新しい
要求を出したユーザの優先度を得て、処理中の処理のユ
ーザの優先度と比較する。
【0053】その結果、新しい要求のユーザの優先度が
処理中の要求のユーザの優先度より高い場合は、図2の
ステップ203〜ステップ206の手順により、新しい要求を
実行する。また、新しい要求のユーザの優先度が処理中
の要求のユーザの優先度より低いか同じである場合は、
図2のステップ207〜ステップ210の手順に従って処理を
行なう。
【0054】このように第4実施例のデータ蓄積装置で
は、重要な要求を出すことが多いユーザの要求と、普通
のユーザの要求とを区別し、前者のユーザの要求を優先
的に処理する。こうすることにより、システム全体の生
産性を一層向上させることができる。
【0055】(第5実施例)第5実施例のデータ蓄積装
置は、実行中の処理より優先度の高い要求が入力した場
合に、一旦、待ちリストにリストアップし、一定時間経
過した後、待ちリストの上位にある要求から順番に処理
を行なう。
【0056】この装置は、図10に示すように、新しい
要求を優先度順に並べて保持する待ちリスト1002と、空
の待ちリスト1002に新しい要求がリストアップされてか
らの時間を計測するタイマー1003と、媒体移動装置103
の現在位置を管理し、各要求の処理に用いる記憶用媒体
をアクセス装置102の位置まで動かすために必要な媒体
移動装置103の移動距離を求める媒体移動装置位置管理
手段1001とを備えている。その他の構成は第1実施例の
装置(図1)と変わりがない。
【0057】この装置では、待ちリスト1002に複数の要
求が載り、それらの要求の優先度が同じである場合に、
それらの要求を、媒体移動装置103の移動距離が短い順
に待ちリスト上で並べ換えることによって、平均待ち時
間の短縮を図っている。
【0058】この装置の動作を図11及び図12のフロ
ーチャートを用いて説明する。
【0059】図11は、実行中の要求より優先度が高い
要求が入力し場合の手順を示すフローチャートである。
【0060】ステップ1101:実行中の処理より優先度の
高い要求がデータ蓄積装置105に入力すると、 ステップ1102:待ちリスト1002に要求が既にリストアッ
プされているかどうかを調べ、 ステップ1103:リストアップされているときは、新しい
要求の優先度が待ちリスト1002の先頭の要求の優先度よ
り、高いかどうかを調べる。
【0061】ステップ1104:新しい要求の優先度の方が
低いときは、その要求を受け付けずに終了する。
【0062】ステップ1105:それらの優先度が同じであ
るときは、待ちリスト1002中に存在する、新しい要求と
同じ優先度を持つ全ての要求を対象に、その実行に必要
な媒体移動装置103の移動距離を媒体移動装置位置管理
手段1001によって求め、 ステップ1106:移動距離順に同じ優先度を持つ要求をソ
ートする。
【0063】ステップ1107:新しい要求の優先度の方が
高いときは、待ちリスト1002の先頭に新しい要求を挿入
する。
【0064】また、ステップ1102において、リストアッ
プされた要求が未だないときは、 ステップ1108:新しい要求を待ちリスト1002に挿入し、 ステップ1109:タイマー1003をスタートさせる。
【0065】図12は、待ちリスト1002に入れた要求を
実行するときの手順を示したフローチャートである。
【0066】ステップ1201:実行中の処理が終了したか
どうか調べ、 ステップ1202:終了したときは、タイマー1003をストッ
プさせて、 ステップ1204:待ちリスト1002の先頭にある要求を実行
し、 ステップ1205:タイマー1003をリセットする。
【0067】ステップ1201において、実行中の処理が終
了していないときは、 ステップ1203:タイマー1003が予め定められた一定時間
を計測してストップしたかどうかを調べ、ストップした
ときは、ステップ1204に移って、待ちリスト1002の先頭
にある要求を実行する。ストップしていなければ何もし
ない。
【0068】このように第5実施例のデータ蓄積装置で
は、同じ優先度の要求が入力した場合に、入力順ではな
く、その要求を実行するために必要な媒体移動装置103
の移動距離が短い順に処理を進める。そうすることによ
って、全ての要求の処理を実行するために媒体移動装置
103が移動しなければならない距離が最短になり、ディ
スクチェンジにかかる時間の合計を短縮することができ
る。従って、要求に対する平均待ち時間を短くすること
ができ、効率良く処理を行なうことができる。
【0069】(第6実施例)第6実施例のデータ蓄積装
置は、数秒の短い時間で終わる処理を優先度に関係なく
先に行なうことによって処理の平均待ち時間を短縮す
る。
【0070】この装置は、図13に示すように、要求さ
れた処理の対象ファイルのサイズを調べ、その処理にか
かる時間を求めるジョブタイム計測手段1301と、実行中
の処理より優先度が低く、実行中の処理より処理にかか
る時間が短い要求をリストアップするショートジョブリ
スト1302とを備えている。その他の構成は第1実施例の
装置(図1)と変わりがない。
【0071】このデータ蓄積装置の動作を図14及び図
15のフローチャートを用いて説明する。
【0072】図14は、ある要求がデータ蓄積装置に入
力した際の手順を示すフローチャートである。
【0073】ステップ1401:要求が入力すると、 ステップ1402:その要求の優先度が実行中の処理の優先
度より高いかどうかを調べ、 ステップ1403:新しい要求の優先度の方が高ければ、そ
の要求に基づく処理を実行する。このときの詳しい過程
は第1実施例のステップ203からステップ206までの手順
(図2)と同じである。
【0074】ステップ1404:ステップ1402において、新
しい要求の優先度が実行中の処理の優先度より低いか同
じであるときは、新しい要求が処理中の記憶用媒体に対
する要求であるかどうかを調べ、 ステップ1405:処理中の記憶用媒体に対する要求である
ときは、現在実行中の処理と並行して実行する。このと
きの詳しい過程は第1実施例のステップ209からステッ
プ210までの手順(図2)と同じである。
【0075】ステップ1406:ステップ1404において、新
しい要求が処理中の記憶用媒体に対する要求でないとき
は、ジョブタイム計測手段1301によって、現在実行中の
処理の残りのジョブタイムと新しい要求のジョブタイム
とを調べる。このジョブタイムはその処理を行なうのに
必要な時間の概算である。ここでは、ファイルサイズの
大きさによって、ジョブタイムを概算している。
【0076】ステップ1407:現在実行中の処理の残りの
ジョブタイムと新しい要求に基づく処理のジョブタイム
とを比べて、 ステップ1408:現在実行中の処理の残りのジョブタイム
の方が短ければ、新しい要求は受けとらない。
【0077】ステップ1409:新しい要求に基づく処理の
ジョブタイムの方が短ければジョブタイムの短い順に並
ぶようにショートジョブリスト1302に挿入する。
【0078】図15は、実行中の処理が終った際の手順
を示すフローチャートである。
【0079】ステップ1501:スタック104の1番上にあ
る処理のジョブタイムとショートジョブリスト1302の先
頭の処理のジョブタイムとを比較し、 ステップ1502:ショートジョブリスト1302の先頭の処理
のジョブタイムの方が短ければ、ショートジョブリスト
1302から要求を取り出し、 ステップ1504:取り出した処理を実行する。
【0080】ステップ1503:ステップ1501において、シ
ョートジョブリスト1302の先頭の処理のジョブタイムが
スタック104の1番上にある処理のジョブタイムより長
いか同じであるときは、スタック104から要求を取り出
し、 ステップ1504:取り出した処理を実行する。
【0081】このように、第6実施例のデータ蓄積装置
では、処理に数分かかってしまう優先度の高い処理と、
優先度は低いが数秒で終る処理とが待たされているとき
に、優先度に関係なく処理時間の短い処理を先に実行す
る。こうすることにより、優先度の高い要求を優先的に
処理する良さを損なわずに、処理の平均待ち時間を短縮
することができる。
【0082】(第7実施例)第7実施例はデータ処理シ
ステムの構成例である。このシステムは、図16に示す
ように、データ蓄積装置105に複数の処理を要求するク
ライアント1601a、1601bがネットワーク1603a、1603
bを通じて接続している。各クライアント1601a、1601
bは、データ蓄積装置105に出す処理と優先度とを対応
付けるユーザ優先度テーブル1602a、1602bを備えてい
る。また、データ蓄積装置105は、図1に示した第1実
施例のデータ蓄積装置と同じ構成を持つ。
【0083】ユーザ優先度テーブル1602には、図17に
示すように、ユーザがデータ蓄積装置105に要求する処
理名1701と、各処理の優先度1702とが対応付けて記述さ
れている。このユーザ優先度テーブル1602は、各ユーザ
ごとに存在し、各ユーザは、ユーザ優先度テーブル1602
a、bを自由に書き替えることができる。
【0084】このシステムのクライアント(例えば1601
a)は、図18のフローチャートに示すように、 ステップ1801:ユーザ優先度テーブル1602aを用いて、
各処理に対する優先度を調べ、要求に優先度を付けて、 ステップ1802:データ蓄積装置105に要求を送る。
【0085】データ蓄積装置105は、その優先度を見
て、第1実施例のように、図2のステップ201からステ
ップ210の手順によって、処理を実行する。
【0086】このシステムは、次のような利点がある。
図16において、クライアント1602aのユーザが主に読
み込み処理を、1601bのユーザが主に書き込み処理を行
なっているとすると、各ユーザにとっての重要な処理
は、それぞれ異なってくる。こうしたとき、従来のデー
タ蓄積システムでは、それぞれのユーザが重要と考える
作業を優先的に処理することはできなかった。しかし、
この実施例のシステムでは、1601aのユーザはユーザ優
先度テーブル1602aの読み込み処理の優先度を高いもの
に書き替え、1601bのユーザはユーザ優先度テーブル16
02bの書き込み処理の優先度を高いものにすることよ
り、データ蓄積装置105において、クライアント1601a
からの要求に対しては、読み込み処理を優先させ、クラ
イアント1601bからの要求に対しては、書き込み処理を
優先させることが可能になる。
【0087】このように第7実施例のデータ処理システ
ムでは、データ蓄積装置105において、各ユーザの作業
内容に応じた優先処理を行なうことができる。
【0088】(第8実施例)第8実施例のデータ蓄積装
置は、二つのアクセス装置を具備し、2種類の要求、例
えば、ネットワークを通じて送られて来る要求と、この
データ蓄積装置を操作するユーザにより入力される要求
とを処理する。ここではシステムからデータ蓄積装置に
対して出される要求をシステムコマンドと言い、ユーザ
からの読み書きの要求をユーザコマンドと言うことにす
る。
【0089】このデータ蓄積装置は、図19に示すよう
に、二つのアクセス装置1901a、1901bと、ユーザコマ
ンドよりシステムコマンドの優先度を高くしたシステム
コマンド優先度テーブル1902と、システムコマンドより
ユーザコマンドの優先度を高くしたユーザコマンド優先
度テーブル1903と、システムコマンドの処理を中断した
ときのその処理の退避先であるシステムコマンドスタッ
ク1904と、ユーザコマンドの処理を中断したときのその
処理の退避先であるユーザコマンドスタック1905とを備
えており、その他、第1実施例と同様に、記憶用媒体10
1aと媒体移動装置103とを備えている。
【0090】このデータ蓄積装置の動作を、図20、図
21、図22のフローチャートを用いて説明する。
【0091】図20は、両方のアクセス装置1901a、b
が処理を行なっているときに、両方のアクセス装置で処
理している記憶用媒体と異なる記憶用媒体に対する処理
要求が新しく入力したときの手順を示している。
【0092】アクセス装置1901aは、現在、システムコ
マンド用アクセス装置であり、アクセス装置1901bは、
ユーザコマンド用アクセス装置である。即ち、アクセス
装置1901aは、システムコマンド優先度テーブル1902に
従って要求の優先度を判断し、優先度の高い要求が入力
したために実行中の処理を中断する場合は、それをシス
テムコマンドスタック1904に退避させる。また、アクセ
ス装置1901bは、ユーザコマンド優先度テーブル1903に
従って要求の優先度を判断し、優先度の高い要求が入力
したために実行中の処理を中断する場合は、それをユー
ザコマンドスタック1905に退避させる。
【0093】ステップ2001:新しい要求が入力すると、 ステップ2002:その要求がシステムコマンドによる要求
かユーザコマンドによる要求かを調べ、 ステップ2003:システムコマンドの要求であれば、シス
テムコマンド用アクセス装置1901aで実行中の処理より
優先度が高いかどうかをシステムコマンド優先度テーブ
ル1902で調べる。 ステップ2004:新しい要求の優先度がシステムコマンド
用アクセス装置1901aで実行中の処理の優先度より高い
場合は、新しい要求の処理をシステムコマンド用アクセ
ス装置1901aで実行する。このとき、これまで実行して
いた処理は、システムコマンドによる処理であるときは
システムコマンドスタック1904に退避させ、ユーザコマ
ンドによる処理であるときはユーザコマンドスタック19
05に退避させる。
【0094】ステップ2005:ステップ2003において、新
しい要求の方がシステムコマンド用アクセス装置1901a
で実行中の処理よりも優先度が低いか同じである場合
は、ユーザコマンド優先度テーブル1903を用いて、ユー
ザコマンド用アクセス装置1901bで実行中の処理よりも
新しい要求の方が優先度が高いかどうかを調べ、 ステップ2009:新しい要求の方が、ユーザコマンド用ア
クセス装置1901bで実行中の処理よりも優先度が高い場
合は、その要求に基づく処理をユーザコマンド用アクセ
ス装置1901bで実行する。このとき、これまで実行して
いた処理は、システムコマンドによる処理であるときは
システムコマンドスタック1904に退避させ、ユーザコマ
ンドによる処理であるときはユーザコマンドスタック19
05に退避させる。
【0095】ステップ2006:ステップ2005において、新
しい要求の方がユーザコマンド用アクセス装置1901bで
実行中の処理より優先度が低いか同じである場合は、新
しい要求を受け付けないで終了する。
【0096】ステップ2007:ステップ2002において、ユ
ーザコマンドの要求であれば、ユーザコマンド用アクセ
ス装置1901bで実行中の処理より優先度が高いかどうか
をユーザコマンド優先度テーブル1903で調べる。 ステップ2009:新しい要求の優先度がユーザコマンド用
アクセス装置1901bで実行中の処理の優先度より高い場
合は、新しい要求の処理をユーザコマンド用アクセス装
置1901bで実行する。このとき、これまで実行していた
処理は、システムコマンドによる処理であるときはシス
テムコマンドスタック1904に退避させ、ユーザコマンド
による処理であるときはユーザコマンドスタック1905に
退避させる。
【0097】ステップ2008:ステップ2007において、新
しい要求の方がユーザコマンド用アクセス装置1901bで
実行中の処理よりも優先度が低いか同じである場合は、
システムコマンド優先度テーブル1902を用いて、システ
ムコマンド用アクセス装置1901aで実行中の処理よりも
新しい要求の方が優先度が高いかどうかを調べ、 ステップ2004:新しい要求の方が、システムコマンド用
アクセス装置1901aで実行中の処理よりも優先度が高い
場合は、その要求に基づく処理をシステムコマンド用ア
クセス装置1901aで実行する。このとき、これまで実行
していた処理は、システムコマンドによる処理であると
きはシステムコマンドスタック1904に退避させ、ユーザ
コマンドによる処理であるときはユーザコマンドスタッ
ク1905に退避させる。
【0098】ステップ2006:ステップ2008において、新
しい要求の方がシステムコマンド用アクセス装置1901a
で実行中の処理より優先度が低いか同じである場合は、
新しい要求を受け付けないで終了する。
【0099】図21はアクセス装置で実行中の処理が終
了した場合のデータ蓄積装置の動作を示したフローチャ
ートである。現在、アクセス装置1901aはシステム用ア
クセス装置であり、アクセス装置1901bはユーザ用アク
セス装置である。
【0100】ステップ2101:アクセス装置で実行中の処
理が終了すると、 ステップ2102:終了したのはシステムコマンド用アクセ
ス装置1901aで行なわれていた処理か、ユーザコマンド
用アクセス装置1901bで行なわれていた処理かを調べ、 ステップ2103:終了したのがシステムコマンド用アクセ
ス装置1901aで行なわれていた処理であれば、システム
コマンドスタック1904から要求を取り出し、 ステップ2105:実行する。
【0101】ステップ2104:ステップ2102において、終
了したのがユーザコマンド用アクセス装置1901bで行な
われていた処理であれば、ユーザコマンドスタック1905
から要求を取り出し、 ステップ2105:実行する。
【0102】図22は、アクセス装置で新しく処理が開
始された場合のフローチャートである。現在、アクセス
装置1901aはシステムコマンド用アクセス装置であり、
アクセス装置1901bはユーザコマンド用アクセス装置で
ある。
【0103】ステップ2201:新しく処理が開始される
と、 ステップ2202:両方のアクセス装置で処理されているコ
マンドを調べ、 ステップ2203:システムコマンド用アクセス装置1901a
でユーザコマンドが実行され、ユーザコマンド用アクセ
ス装置1901bでシステムコマンドが実行されている場
合、または、両方のアクセス装置で同一種類のコマンド
を実行しているが、そのコマンド用のアクセス装置で実
行中の処理の優先度の方が他方のアクセス装置で実行中
の処理の優先度より低い場合は、両方のアクセス装置と
それぞれのアクセス装置用である優先度テーブル、スタ
ックとの対応を交換する。即ち、システム用コマンドア
クセス装置1901aをユーザコマンド用アクセス装置に、
ユーザ用アクセス装置1901bをシステム用アクセス装置
にする。
【0104】これは、システムコマンド用アクセス装置
では、常にシステムコマンドの要求のうち1番優先度の
高いものを実行できるようにし、ユーザコマンド用アク
セス装置では、常にユーザコマンドのうちで1番優先度
の高い要求を実行できるようにするためである。
【0105】このように、2種類の要求を処理する二つ
の機構を備えたこのデータ蓄積装置は、それぞれの機構
において、処理する要求の種類を分担しながら、一方の
要求がデータ蓄積装置に集中する場合には、双方の機構
がその要求の処理に当たることにより、両方の要求を効
率良く処理することができる。
【0106】(第9実施例)第9実施例のデータ蓄積装
置は、ユーザから制限時刻を付加した要求が入力される
と、その時刻までに確実にその要求の処理を済ませる。
【0107】この装置は、図23に示すように、送られ
て来た時刻付きの要求をその時刻(制限時刻)まで制限
時刻順に保持する時間待ちリスト2303と、時刻を監視
し、ある時刻になると時間待ちリスト2303を調べて、開
始時刻にある処理を実行に移すように命じる時間管理手
段2301と、現在実行中の処理の優先度やその処理が制限
時刻付の要求かどうかを記録し、制限時刻付き要求が待
機中であるかどうかを示すフラグを持つ実行管理テーブ
ル2302とを備えている。その他の構成は第1実施例の装
置(図1)と変わりがない。
【0108】この装置では、蓄積されたデータの読み出
しに要する最大アクセス時間を単位時間とし、この単位
時間に基づいて処理の管理を行なう。
【0109】このデータ蓄積装置の動作を、図24及び
図25のフローチャートを用いて説明する。
【0110】図24は、制限時刻付の要求(ある時刻ま
でにその要求が実行されるように、要求元が制限時刻を
付加して送信してきた要求)が到着した場合の手順を示
している。このデータ蓄積装置は、制限時刻付でない要
求も受け入れるが、その場合は、第1実施例と同じよう
に、図2のステップ201からステップ210の手順を実行す
る。
【0111】ステップ2401:データ蓄積装置に制限時刻
付の要求が到着すると、 ステップ2402:付けられた制限時刻が0かどうかを調
べ、 ステップ2403:付けられている制限時刻が0、即ち、即
時実行を要求するものであれば、実行管理テーブル2302
の制限時刻つきの要求が次の単位時間中に実行されるこ
とを示すフラグを調べ、 ステップ2404:フラグが立っていれば、この要求を拒否
する。
【0112】ステップ2405:ステップ2403において、フ
ラグが立っていなければ、その要求に最高の優先度を付
けた後、 ステップ2406:現在実行中の処理の優先度を実行管理テ
ーブル2302で調べて、新しい要求が現在実行中の処理よ
り優先度が高いかどうかを調べ、 ステップ2407:現在実行中の処理より優先度が高けれ
ば、現在実行中の処理が制限時刻付の処理でないかどう
かを実行管理テーブル2302で調べる。
【0113】ステップ2408:実行中の処理が制限時刻付
の要求でなければ、実行中の処理をスタック104に移
し、次にステップ2410に移る。
【0114】ステップ2409:ステップ2407において、実
行中の処理が制限時刻付の要求であるときは、実行中の
処理を時間待ちリスト2303に入れ、ステップ2410に移
る。この時間待ちリスト2303には、それぞれの要求に関
する、処理名、制限時刻、対象記憶用媒体が記録してあ
り、各要求は制限時刻順にリストに並んでいる。なお、
1つの単位時間には1つの要求しか受け付けない。
【0115】ステップ2410:新しい要求が現在処理中の
記憶用媒体に対する処理かどうかを調べ、 ステップ2411:現在処理中の記憶用媒体に対する処理で
なければ、実行中の処理を中断し、新しい要求の処理で
用いる記憶用媒体をアクセス装置102の位置に移し、新
しい処理を開始する。
【0116】ステップ2412:ステップ2410において、現
在処理中の記憶用媒体に対する処理であれば、新しい処
理を実行中の処理と並行して行なう。
【0117】ステップ2413:ステップ2406において、新
しい要求の優先度が現在実行中の処理の優先度より低い
か同じならば、現在処理中の記憶用媒体に対する要求か
どうかを調べ、現在処理中の記憶用媒体に対する要求で
ある場合は、ステップ2412に移り、新しい処理を現在実
行中の処理と並行して行なう。
【0118】ステップ2414:ステップ2413において、現
在処理中の記憶用媒体に対する要求でない場合は、その
新しい要求を拒否する。
【0119】ステップ2415:ステップ2402において、付
けられている制限時刻が0でないときは、新しい要求の
制限時刻と、時間待ちリスト2303に既に載っている他の
要求の制限時刻とを比較して、同じ単位時間に入る要求
があるかどうかを調べ、 ステップ2416:同じ単位時間に入る他の要求があるとき
は、新しい要求を拒否する。こうすることにより、1つ
の単位時間に受け付ける要求を、1つに制限する。
【0120】ステップ2417:そのような要求が時間待ち
リスト2303にない場合は、新しい要求が現在処理中の記
憶用媒体に対する要求かどうかを調べ、 ステップ2418:現在処理中の記憶用媒体に対する要求で
あれば、この要求を現在実行中の処理と並行して行な
う。
【0121】ステップ2419:ステップ2417において、新
しい要求の処理が現在処理中の記憶用媒体を対象として
いなければ、その要求が制限時刻順に並ぶように時間待
ちリスト2303に入れる。
【0122】図25は、このデータ蓄積装置が単位時間
間隔で行なう処理手順を示している。現在、単位時間間
隔の始まる時刻になったところである。
【0123】ステップ2501:時間待ちリスト2303を調
べ、 ステップ2502:この時間待ちリスト2303の先頭の要求の
制限時刻を調べ、「制限時刻−2単位時間」が現在時刻
であるかどうかを調べる。
【0124】ステップ2503:「制限時刻−2単位時間」
が現在時刻である要求が存在すれば、実行管理テーブル
2302の制限時刻つきの要求が次の単位時間に実行される
ことを示すフラグを立てる。
【0125】ステップ2504:フラグを立てた場合も立て
なかった場合も、時間待ちリスト2303に、「制限時刻−
1単位時間」が現在時刻となる要求が存在しているかど
うかを調べる。
【0126】ステップ2505:「制限時刻−1単位時間」
が現在時刻である要求が存在すれば、時間待ちリスト23
03から対象となる要求を取り出し、 ステップ2506:その要求に最高の優先度をつける。
【0127】ステップ2507:ステップ2503で立てたフラ
グを倒す。
【0128】ステップ2508:その要求の対象となる記憶
用媒体が現在アクセス装置102によってアクセスされて
いるかどうかを調べ、 ステップ2509:アクセスされていれば、現在実行中の処
理をスタック104に移すが実行はそのまま続け、それと
ともに時間待ちリスト2303から取り出した要求の処理を
並行して行なう。
【0129】ステップ2510:その要求の対象となる記憶
用媒体がアクセス装置102によってアクセスされていな
ければ、現在実行中の処理を中断してスタック104に移
し、時間待ちリスト2303から取り出した要求の処理を行
なう。
【0130】ステップ2504において、「制限時刻−1単
位時間」が現在時刻である要求が存在しなければ、次の
単位時間になるのを待つ。
【0131】なお、ある要求の「制限時刻−2単位時
間」が現在時刻であった場合には、この要求を次の単位
時間中に実行することとなるので、今からこの要求が終
了するまで、緊急の要求はすべて受け付けないことにす
る。また、単位時間中に到着した要求は、単位時間の始
まりの時刻に対する要求とみなす。また、制限時刻があ
る単位時間に含まれる要求が到着したときは、それ以降
は、その単位時間に対する要求は受け付けないこととす
る。
【0132】このように、第9実施例のデータ蓄積装置
では、ユーザが制限時刻を要求に付加した場合に、どん
なに優先度が低くてもその時刻までに確実にその要求の
処理を済ませることができる。
【0133】(第10実施例)第10実施例のデータ処
理システムでは、クライアントが要求を記憶用媒体ごと
に纏めてデータ蓄積装置に送信する。このシステムは、
図26に示すように、クライアント2601側に、記憶用媒
体番号テーブル2602と、同一の記憶用媒体に対する要求
を優先度の高い順に並べた要求リスト2603と、タイマー
2604とを備えており、ネットワーク2605を通じて一定時
間ごとに1つの記憶用媒体に対する要求を一括してデー
タ蓄積装置105に送信する。
【0134】このデータ処理システムの動作を図27の
フローチャートを用いて説明する。このシステムでは、
クライアント2601が、タイマー2604を用いて時間を管理
し、一定時間ごとに1つの記憶用媒体に対する要求を一
括して送る方式をとる。データ蓄積装置105は、第1実
施例で示した手順(図2)により、送られて来た要求を
処理する。
【0135】ステップ2701:クライアント2601は、デー
タ蓄積装置105に対する要求が生じると、 ステップ2702:記憶用媒体番号テーブル2602を調べ、該
当する記憶用媒体の要求リスト2603に優先度の高い順に
並ぶように挿入する。
【0136】ステップ2703:タイマー2604が、定められ
た時間を計時すると、データ蓄積装置105に1つの記憶
用媒体に対する要求リストを送る。
【0137】このように、クライアント側で、要求を記
憶用媒体ごとにまとめてデータ蓄積装置に送信するの
で、データ蓄積装置では、同一の記憶用媒体に対する要
求を一括して処理することができ、記憶用媒体の掛け換
えが少くなり、高速での処理を実現できる。
【0138】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなよう
に、本発明のデータ蓄積装置は、中断した処理の処理情
報を保持するスタックを設けたことにより、優先度の高
い要求が入力したときに、実行中の処理を中断して、新
しい要求を優先的に処理することができる。また、中断
した処理は、優先度の順に管理することができ、中断し
た処理の再開に当たっても、優先度の高い処理程、再開
を早めることができる。従って、優先度の高い、緊急性
を要する処理の待ち時間を短縮することができ、システ
ム全体の効率を高めることができる。
【0139】また、実行中の処理の中断、再開に際し
て、クライアントにその旨を伝えることにより、クライ
アントは、その処理が中断されている間、他の処理を実
行することができ、システム全体の処理効率を向上する
ことができる。
【0140】また、データ蓄積装置が各処理とその処理
の優先度とを対応付けたテーブルを持つことによって、
各処理に対する優先度を、必要に応じて、簡単に変更す
ることができる。
【0141】また、データ蓄積装置が各ユーザとそのユ
ーザの優先度とを対応付けたテーブルを持つことによ
り、重要な要求を出すことが多いユーザの要求を、普通
のユーザの要求と区別して、優先的に実行することがで
き、システム全体の生産性を向上させることができる。
【0142】また、優先度が同じ要求に対して、到着順
ではなく、ディスクチェンジにかかる時間が短い順に処
理する構成を取ることにより、処理の平均待ち時間を短
縮することができ、処理の効率性を高めることができ
る。
【0143】また、短時間で実行できる要求を優先度に
関係なく先に処理する構成を取ることにより、優先度に
基づく優先処理の枠組みを崩すことなく、処理の平均待
ち時間を短縮することができる。
【0144】また、二種類の要求を処理する機構に合わ
せて、優先度テーブルとスタックとを各々二つずつ設け
た装置では、各種類の要求に流動的に対応することによ
り、それぞれの要求の待ち時間を短縮することができ
る。
【0145】また、制限時刻付きの要求を管理する手段
を設けた装置では、ユーザがある時刻までにどうしても
済ませたいと希望する処理を、その処理の優先度が低い
場合でも、その時刻までに確実に済ませることができ
る。
【0146】また、本発明のデータ処理システムでは、
各ユーザにとっての各処理に対する優先度を定義したテ
ーブルをクライアントに設けることにより、各ユーザが
緊急性を必要としている処理をデータ蓄積装置が優先的
に処理することができる。
【0147】また、クライアント側で、要求をデータ蓄
積装置の記憶用媒体ごとにまとめ、同一の記憶用媒体に
対する要求を一括してデータ蓄積装置に送信するシステ
ムでは、データ蓄積装置における記憶用媒体の掛け換え
が減少し、要求された処理を高速で行なうことが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるデータ蓄積装置の
構成図、
【図2】第1実施例のデータ蓄積装置の動作を示すフロ
ーチャート、
【図3】本発明の第2実施例のデータ蓄積装置における
処理中断の手順を示すフローチャート、
【図4】第2実施例における中断した処理の再開手順を
示すフローチャート、
【図5】本発明の第3実施例におけるデータ蓄積装置の
構成図、
【図6】第3実施例における優先度テーブルのフォーマ
ット図、
【図7】本発明の第4実施例におけるデータ蓄積装置の
構成図、
【図8】第4実施例におけるユーザ管理テーブルのフォ
ーマット図、
【図9】第4実施例における動作手順を示すフローチャ
ート、
【図10】本発明の第5実施例におけるデータ蓄積装置
の構成図、
【図11】第5実施例における待ちリストへの記録手順
を示すフローチャート、
【図12】第5実施例における待ちリストに記録した要
求の実行手順を示すフローチャート、
【図13】本発明の第6実施例におけるデータ蓄積装置
の構成図、
【図14】第6実施例におけるショートジョブリストへ
の記録手順を示すフローチャート、
【図15】第6実施例における実行中の処理終了後の動
作手順を示すフローチャート、
【図16】本発明の第7実施例におけるデータ処理シス
テムの構成図、
【図17】第7実施例におけるユーザ優先度テーブルの
フォーマット図、
【図18】第7実施例におけるクライアントの要求送信
手順を示すフローチャート、
【図19】本発明の第8実施例におけるデータ蓄積装置
の構成図、
【図20】第8実施例における動作手順を示すフローチ
ャート、
【図21】第8実施例における実行中の処理終了後の動
作手順を示すフローチャート、
【図22】第8実施例におけるアクセス装置名変換手順
を示すフローチャート、
【図23】本発明の第9実施例におけるデータ蓄積装置
の構成図、
【図24】第9実施例における制限時刻付要求への動作
手順を示すフローチャート、
【図25】第9実施例における単位時間ごとの処理手順
を示すフローチャート、
【図26】本発明の第10実施例におけるデータ処理シ
ステムの構成図、
【図27】第10実施例における動作手順を示すフロー
チャート、
【図28】従来のデータ蓄積装置を用いたデータ処理シ
ステムの構成図である。
【符合の説明】
101a,b,c,d,e 記憶用媒体 102、1901a,b アクセス装置 103 媒体移動装置 104 スタック 105、2801 データ蓄積装置 501 優先度テーブル 601、1701 処理 602、1702 優先度 701 ユーザ管理テーブル 801 ユーザ 802 優先度 1001 媒体移動装置位置管理手段 1002 待ちリスト 1003、2604 タイマー 1301 ジョブタイム管理手段 1302 ショートジョブリスト 1601a,b、2601 クライアント 1602a,b ユーザ優先度テーブル 1603a,b、2605、2805 ネットワーク 1902 システムコマンド優先度テーブル 1903 ユーザコマンド優先度テーブル 1904 システムコマンドスタック 1905 ユーザコマンドスタック 2301 時間管理手段 2302 実行管理テーブル 2303 時間待ちリスト 2602 記憶用媒体番号テーブル 2603 要求リスト 2802 補助記憶装置 2803 制御装置 2804 クライアント端末装置
フロントページの続き (72)発明者 篠原 弘樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 シンハ プラディープ 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−228147(JP,A) 特開 平7−141280(JP,A) 特開 昭62−117053(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/06

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記憶用媒体と、前記記憶用媒体に
    アクセスしてデータの読み書きを行なうアクセス手段
    と、前記記憶用媒体を前記アクセス手段の位置に移動す
    る媒体移動手段とを備え、実行中の処理に比べて優先度
    の高い処理を求める要求が入力したとき、実行中の前記
    処理を中断してその処理情報をスタックで保持し、前記
    優先度の高い処理を優先的に実行するデータ蓄積装置に
    おいて、前記優先度の高い処理と前記中断した処理と
    が、同一の前記記憶用媒体を用いて行われるときには、
    これらの処理を並行して行なうことを特徴とするデータ
    蓄積装置。
  2. 【請求項2】 複数の記憶用媒体と、前記記憶用媒体に
    アクセスしてデータの読み書きを行なうアクセス手段
    と、前記記憶用媒体を前記アクセス手段の位置に移動す
    る媒体移動手段とを備え、実行中の処理に比べて優先度
    の高い処理を求める要求が入力したとき、実行中の前記
    処理を中断してその処理情報をスタックで保持し、前記
    優先度の高い処理を優先的に実行するデータ蓄積装置に
    おいて、実行中の処理に比べて優先度が高い処理を求め
    る要求が入力したときに前記要求を保持する待ちリスト
    を具備し、一定時間中に前記待ちリストに保持された要
    求の内、求める処理の優先度が同じである複数の要求の
    前記待ちリスト上の順序を、前記処理に用いる記憶用媒
    体の交換に要する時間が短い順に並び替え、前記待ちリ
    スト上の要求の順にその処理を優先的に実行することを
    特徴とするデータ蓄積装置。
  3. 【請求項3】 複数の記憶用媒体と、前記記憶用媒体に
    アクセスしてデータの読み書きを行なうアクセス手段
    と、前記記憶用媒体を前記アクセス手段の位置に移動す
    る媒体移動手段とを備え、実行中の処理に比べて優先度
    の高い処理を求める要求が入力したとき、実行中の前記
    処理を中断してその処理情報をスタックで保持し、前記
    優先度の高い処理を優先的に実行するデータ蓄積装置に
    おいて、処理に要する時間をファイルのサイズから予測
    するジョブタイム計測手段と、現在実行中の処理より処
    理時間が短いと予測される処理の要求を保持するショー
    トジョブリストとを具備し、実行中の処理が終了したと
    き、前記スタックに保持された要求と前記ショートジョ
    ブリストに保持された要求の内、処理時間が短い 要求の
    処理を実行することを特徴とするデータ蓄積装置。
  4. 【請求項4】 複数の記憶用媒体と、前記記憶用媒体に
    アクセスしてデータの読み書きを行なうアクセス手段
    と、前記記憶用媒体を前記アクセス手段の位置に移動す
    る媒体移動手段とを備え、実行中の処理に比べて優先度
    の高い処理を求める要求が入力したとき、実行中の前記
    処理を中断してその処理情報をスタックで保持し、前記
    優先度の高い処理を優先的に実行するデータ蓄積装置に
    おいて、二つの前記アクセス手段と、二種類の要求の
    内、一方の種類の要求を優先するように処理の各々とそ
    の処理の優先度との関係が記述された第1の優先度テー
    ブルと、他方の種類の要求を優先するように処理の各々
    とその処理の優先度との関係が記述された第2の優先度
    テーブルと、優先度の高い処理を実行するために一方の
    種類の要求に基づく処理が中断されたとき、その処理の
    処理情報を保持する第1のスタックと、優先度の高い処
    理を実行するために他方の種類の要求に基づく処理が中
    断されたとき、その処理の処理情報を保持する第2のス
    タックとを具備し、一方の前記優先度テーブルを用いた
    比較において、入力した要求の求める処理の優先度が実
    行中の一方の処理の優先度より高くないときに、他方の
    優先度テーブルを用いて、前記入力した要求の求める処
    理の優先度を実行中の他方の処理の優先度と比較して、
    前記入力した要求の求める処理が優先的に処理できるか
    どうかを見ることを特徴とするデータ蓄積装置。
  5. 【請求項5】 複数の記憶用媒体と、前記記憶用媒体に
    アクセスしてデータの読み書きを行なうアクセス手段
    と、前記記憶用媒体を前記アクセス手段の位置に移動す
    る媒体移動手段とを備え、実行中の処理に比べて優先度
    の高い処理を求める要求が入力したとき、実行中の前記
    処理を中断してその処理情報をスタックで保持し、前記
    優先度の高い処理を優先的に実行するデータ蓄積装置
    と、前記データ蓄積装置にネットワークを通じて処理を
    要求するクライアントとを備えるデータ処理システムに
    おいて、 前記クライアントが、前記データ蓄積装置の記憶用媒体
    ごとに要求をまとめた要求リストを具備し、所定時間ご
    とに前記記憶用媒体ごとの前記要求をデータ蓄積装置に
    送信することを特徴とするデータ処理システム
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