JP3064799B2 - テクスチャマッピング装置 - Google Patents

テクスチャマッピング装置

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JP3064799B2
JP3064799B2 JP6082463A JP8246394A JP3064799B2 JP 3064799 B2 JP3064799 B2 JP 3064799B2 JP 6082463 A JP6082463 A JP 6082463A JP 8246394 A JP8246394 A JP 8246394A JP 3064799 B2 JP3064799 B2 JP 3064799B2
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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    • G06T15/003D [Three Dimensional] image rendering
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、3次元グラフィック
スシステム等において、ディスプレイ装置に表示された
3次元モデルの表面に任意のテクスチャを付与するため
のテクスチャマッピング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータグラフィックスにおいて、
3次元対象物の現実感ある画像を創り出すことは、重要
な応用の一つである。製品開発において設計者は、設計
対象物を視覚的に表現し、それを評価するという手段を
とることが多い。設計対象物をより速く、より安価に評
価するため、更に設計変更にも柔軟に対処するために
は、試作品や模型を作るより、コンピュータグラフィッ
クスによる画像を生成することが有効である。
【0003】3次元表示対象物を現実感あるものにする
ための一つの要素としてテクスチャがある。テクスチャ
は物体の表面の細部であり、二つの側面が考えられてい
る。一つは表面粗さを付け加えることである。もう一つ
は滑らかな面に対し、別個に定義されたパターンを付け
加えることである。パターンが付加された後でも表面は
まだ滑らかに見える。これは、テクスチャマッピングと
呼ばれる写像化の操作であり、この操作を実行するのが
テクスチャマッピング装置である。
【0004】従来から提供されている装置としては、三
角形或いは凸四角形領域の、対向する辺を直線補間し、
得られた線分をさらに直線補間することにより、ディス
プレイ上のアドレスデータとテクスチャメモリ上の対応
するアドレスデータを得るという方式が知られている
(特開昭63−80375号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構成のものにおいては、テクスチャマッピングの領域が
三角形あるいは凸四角形に限定される。このため前段の
プロセッサで、予め多角形を複数の三角形あるいは凸四
角形に分割する操作が必要となり、プロセッサの負荷が
増加する。さらに、線分を直線補間する場合の各線分の
方向が一定でないため、ドットが欠落する可能性があ
る。ドットの欠落をなくすために、分割数を大きくする
と、同じドットのデータを何度も計算する確率が高くな
り、処理速度が遅くなる。
【0006】この発明はこのような問題点を解決するた
めになされたもので、任意の多角形に対して、より高速
にテクスチャをマッピングすることができるテクスチャ
マッピング装置を提供することを目的とする。また、こ
の発明は、ディスプレイ平面上にテクスチャを均一にマ
ッピングすることができるテクスチャマッピング装置を
提供することを他の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るテクスチ
ャマッピング装置は、物体のテクスチャをディスプレイ
平面上で表現するためのパターンをテクスチャ平面上の
パターンとして記憶するテクスチャ記憶手段と、多角形
を示す図形データからその内部の各点の情報をディスプ
レイ平面上における垂直及び水平方向の補間演算によっ
て求めると共に、前記各点に対応するテクスチャ平面上
の点の情報を直線補間演算によって求める補間手段とを
備え、前記補間手段で生成されたテクスチャ平面上の各
点に対応する前記パターンのデータを前記テクスチャ記
憶手段から読み出し、これら各点に対応するディスプレ
イ平面上の点の位置に前記読み出されたデータを割り付
けるようにしたことを特徴とする。
【0008】前記補間手段は、例えば多角形を示す図形
データから少なくとも一部がディスプレイ平面上の垂直
方向位置を等しくする二辺及びこの二辺に対応したテク
スチャ平面上の二辺を選択する辺選択手段と、この辺選
択手段によって選択されたディスプレイ平面上の二辺の
垂直方向位置を等しくする区間をディスプレイ平面上の
垂直方向に沿って補間して前記ディスプレイ平面上の二
辺を連結する各水平線分及びこれら各水平線分に対応す
るテクスチャ平面上の線分を生成する、上記二辺に対応
して設けられ各辺についてそれぞれ独立に補間処理を実
行する二つの垂直補間手段と、これら二つの垂直補間手
段で生成されたディスプレイ平面上の各水平線分を水平
方向に補間してディスプレイ平面上の各点及びこれら各
点に対応するテクスチャ平面上の点を生成する水平補間
手段とを備えて構成される。
【0009】なお補間手段は、上記のように、ディスプ
レイ平面上の垂直補間によって求められた複数の水平線
分を水平方向に補間して各点の情報を求めるものの他
に、ディスプレイ平面上の水平補間によって求められた
複数の垂直線分を垂直方向に補間して各点の情報を求め
るものでもよい。より好ましくは、上記補間手段は、水
平及び垂直方向の補間処理の際の分割数を、各方向の画
素数とするものである。
【0010】
【作用】この発明によれば、補間手段が多角形の内部の
各点の情報をディスプレイ平面上の垂直及び水平方向の
補間処理によって求め、求められた各点に対応するテク
スチャ平面上の点をテクスチャ記憶手段から読み出し
て、ディスプレイ平面上の対応する位置に割り付けるよ
うにしている。補間方向は水平及び垂直方向で一定であ
るため、ディスプレイ平面上の各ドットの情報が重複し
て計算されることがなく、処理速度を向上させることが
できる。特に、垂直方向の補間処理で得られた複数の水
平線分を水平方向に補間処理する場合には、ディスプレ
イの描画方向である水平方向に順番にテクスチャパター
ンの各ドットが求められるので、リアルタイムでの処理
が可能である。
【0011】処理の対象となる多角形が凸多角形の場
合、辺選択手段によって垂直方向又は水平方向の位置を
共通にする区間を含む二辺を選択し、補間手段がその区
間についての補間処理を行うことにより、取り扱える多
角形は三角形又は凸四角形には限定されなくなる。この
ため、図形の分割処理等の前処理が不要になり、更に高
速の処理が可能になる。
【0012】また、この発明によれば、ディスプレイ平
面上での水平方向及び垂直方向への補間処理によって各
点の情報が求められるため、ディスプレイ平面上にテク
スチャを均一にマッピングすることができる。更に、補
間処理のピッチをディスプレイ表面上の画素ピッチと等
しくすれば、ドットの欠落が全くないテクスチャマッピ
ングが可能になる。
【0013】
【実施例】以下、添付の図面を参照してこの発明の実施
例について説明する。まず、装置の説明に先立ち、この
実施例におけるテクスチャマッピングの概要を図2及び
図3を参照して説明する。図2(a)に示すようにディ
スプレイ平面をx−y平面、同(b)に示すようにディ
スプレイ平面に対応するテクスチャ平面をu−v平面と
仮定する。また、ディスプレイ平面上の凸多角形(ここ
では凸四角形)ABCDを構成する各辺のうち、一部が
垂直方向(y方向)の位置を等しくする二辺a(線分B
C),b(線分AB)を処理対象とし、これら二辺a,
bの端点B,C,A,Dの座標をそれぞれ(xas,ya
s)(xae,yae)(xbs,ybs)(xbe,ybe)、輝
度を各々Ias,Iae,Ibs,Ibe、この二辺a,bに対
応したテクスチャ平面上の二辺a’,b’の端点B’,
C’,A’,D’の座標をそれぞれ(uas,vas)(u
ae,vae)(ubs,vbs)(ube,vbe)とする。
【0014】辺a,b上の点を端点とする水平線分(x
方向線分)で表現できる台形領域の頂点B,F,E,D
の座標をそれぞれ(xal,yl )(xah,yh )(xb
l,yl )(xbh,yh )、前記台形領域に対応したテ
クスチャ平面上の四角形領域の頂点B’,F’,E’,
D’の座標をそれぞれ(ual,val)(uah,vah)
(ubl,vbl)(ubh,vbh)、これら各点の輝度をそ
れぞれIal,Iah,Ibl,Ibhとすると、これらは数1
〜3のように求められる。
【0015】
【数1】xal=xas xah=xas+(xae−xas)(ybe−yas)/(yae−
yas) xbl=xbe−(xbe−xbs)(ybe−yas)/(ybe−
ybs) xbh=xbe yl =yas yh =ybe
【0016】
【数2】ual=uas uah=uas+(uae−uas)(ybe−yas)/(yae−
yas) ubl=ube−(ube−ubs)(ybe−yas)/(ybe−
ybs) ubh=ube val=vas vah=vas+(vae−vas)(ybe−yas)/(yae−
yas) vbl=vbe−(vbe−vbs)(ybe−yas)/(ybe−
ybs) vbh=vbe
【0017】
【数3】Ial=Ias Iah=Ias+(Iae−Ias)(ybe−yas)/(yae−
yas) Ibl=Ibe−(Ibe−Ibs)(ybe−yas)/(ybe−
ybs) Ibh=Ibe
【0018】ここで、台形領域BFDEをmK本(mは
任意の数、Kは垂直方向の画素数=yh −yl )の水平
線分に分解するために、上記辺a,bを垂直方向に直線
補間する。直線補間演算により得られる水平線分i(i
=1,2,3,…)の両端点のディスプレイ平面上での
座標値(xai,yi ),(xbi,yi )及びテクスチャ
平面上での座標値(uai,vai),(ubi,vbi)、及
び輝度Iai,Ibiは、数4のように表される。
【0019】
【数4】yi =yl +i/m xai=xal+i(xah−xal)/mK uai=ual+i(uah−ual)/mK vai=val+i(vah−val)/mK Iai=Ial+i(Iah−Ial)/mK xbi=xbh−(mK−i)(xbh−xbl)/mK ubi=ubh−(mK−i)(ubh−ubl)/mK vbi=vbh−(mK−i)(vbh−vbl)/mK Ibi=Ibh−(mK−i)(Ibh−Ibl)/mK
【0020】数4は、数5のように表される。
【0021】
【数5】yi =yas+i/m xai=xas+i(xae−xas)/m(yae−yas) uai=uas+i(uae−uas)/m(yae−yas) vai=vas+i(vae−vas)/m(yae−yas) Iai=Ias+i(Iae−Ias)/m(yae−yas) xbi=xbe−{m(ybe−yas)−i}(xbe−xbs)
/m(ybe−ybs) ubi=ube−{m(ybe−yas)−i}(ube−ubs)
/m(ybe−ybs) vbi=vbe−{m(ybe−yas)−i}(vbe−vbs)
/m(ybe−ybs) Ibi=Ibe−{m(ybe−yas)−i}(Ibe−Ibs)
/m(ybe−ybs)
【0022】上記のようにして求められたディスプレイ
平面上の各水平線分とテクスチャ平面上の各線分を、図
3に示すように、nL等分(nは任意の数、Lは画素数
=xbi−xai)して直線補間する。これによってディス
プレイ平面上の各点の座標値xij,yij(i,j=1,
2,3,…)、これに対応するテクスチャ平面上の各点
の座標値uij,vij及びそれらの点の輝度Iijは、数6
のように求められる。
【0023】
【数6】yij=yi xij=xai+j(xbi−xai)/nL uij=uai+j(ubi−uai)/nL vij=vai+j(vbi−vai)/nL Iij=Iai+j(Ibi−Iai)/nL
【0024】そして、テクスチャメモリ上の(uij,v
ij)に記憶されているデータを、輝度Iijと合成し、デ
ィスプレイメモリ上の(xij,yij)に割り付けること
により、テクスチャマッピングを施すことができる。
m,nを1に設定すれば、ドットの欠落がないテクスチ
ャマッピングが可能になる。なお、上記各式は、二辺
a,bの位置関係によって多少異なる式となるが、同様
の考え方で各位置関係についての垂直及び水平補間式を
求めることができる。したがって、二辺a,bの位置関
係を場合分けし、それらの結果に応じた補間演算式を用
いるようにすれば良い。
【0025】図1はこの発明の一実施例に係るテクスチ
ャマッピング装置の構成を示すブロック図である。ディ
スプレイ平面上の多角形の各頂点座標x,y、これら頂
点座標に対応するテクスチャ平面上の座標u,v及び各
点の色コードデータr,g,bからなる図形データは、
ソートユニット21に供給される。ソートユニット21
は、頂点座標を垂直方向の座標値の小さい順にソートす
る。制御ユニット22は、ソートユニット21から補間
計算の対象となる二辺a,bを選択し、後述する補間手
段の各部にセットすると共に、各部の実行を制御する。
【0026】選択された二辺a,bのデータは、1加算
回路31、減算回路32,33及び垂直補間回路34,
35に供給される。1加算回路31は、ディスプレイ平
面上のy座標値を1ずつ加算して座標値yijとして出力
する。減算回路32,33は、各辺a,bの垂直方向の
画素数等をそれぞれ計算する。垂直補間回路34は、補
間回路41〜47からなり、辺aに関する図形データ及
び減算回路32の出力から垂直方向の補間演算処理を施
し、水平線分iの辺a上の点のデータを算出する。垂直
補間回路35は、補間回路51〜57からなり、辺bに
関する図形データ及び減算回路33の出力から垂直方向
の補間演算処理を施し、水平線分iの辺b上の点のデー
タを算出する。
【0027】垂直補間回路34,35からの出力は、1
加算回路61、減算回路62及び水平補間回路63に供
給される。1加算回路61は、水平線分iの辺a上の点
のx座標値xaiを1ずつ加算して座標値xijとして出力
する。減算回路62は、水平線分iの水平方向の画素数
を計算する。水平補間回路63は、補間回路71〜76
からなり、水平線分iに関するデータ及び減算回路62
の出力から水平方向の補間演算処理を施し、水平線分i
上の各点のデータを出力する。
【0028】テクスチャメモリ81は、画像データに所
定のテクスチャを付与するためのパターンを構成するテ
クスチャ色コードデータを記憶したメモリで、そのアド
レス入力部には水平補間回路63から出力されるデータ
のうち、テクスチャ平面上の座標値uij,vijが供給さ
れている。水平補間回路63から出力される補間処理さ
れた色コードデータrij,gij,bijと、テクスチャメ
モリ81から読み出されたテクスチャ色コードデータ
r'ij ,g'ij ,b'ij とは、乗算回路82に供給さ
れ、合成処理されることにより、光源による濃淡付けが
施された色コードデータr"ij ,g"ij ,b"ij に変換
されて出力される。そして、ディスプレイ平面上のアド
レスデータxij,yijによって指定される図示しないフ
レームメモリの格納場所に水平補間回路63から出力さ
れるz座標値zijと濃淡付けされた色コードデータr"i
j ,g"ij ,b"ij とが格納される。。
【0029】以上の構成において、図形データがソート
ユニット21に供給されると、ソートユニット21は、
対象となる凸多角形の頂点をディスプレイ平面上のy座
標の大きさに従って並び替える。これにより、例えば図
4に示すように、多角形の頂点がy座標値の小さい順に
ABCDEのように並び替えられる。ソートユニット2
1の内部では、これら頂点座標の大小関係に基づいて凸
多角形の各辺の選択順序を決定し、各辺のデータを選択
される順番に保持する。
【0030】図5及び図6は、制御ユニット22の処理
を示すフローチャートである。処理開始直後は、最初の
二辺a,bを処理対象として選択し、以後、処理が終了
した辺a,bについて順番にソートユニット21からデ
ータを取得する。初期状態では、いずれの辺を選択する
かを決定するフラグffを0にセットし(S1)、フラ
グの判定ステップS2により最初の二辺a,bのデータ
を1加算回路31、減算回路32,33及び垂直補間回
路34,35にそれぞれセットする(S3)。続いて、
減算回路32,33にて各辺a,bの垂直画素数及び処
理する三角形領域又は台形領域の垂直画素数を計算する
(S6)。
【0031】続いて各垂直補間回路34,35において
垂直補間演算を実行し(S9)、求められた水平成分を
1加算回路61、減算回路62及び水平補間回路63に
セットする(S10)。次に減算回路62において水平
成分の画素数が計算され(S11)、その結果を元に水
平補間計算が実行される(S21)。そして、求められ
たテクスチャ平面上の座標値uij,vijをアドレスとし
てテクスチャメモリ81からテクスチャ色コードデータ
が読み出され(S22)、色コードデータが合成される
(S23)。得られたデータがそれぞれディスプレイ装
置のフレームメモリのアドレス及びデータとして出力さ
れる(S24)。
【0032】ディスプレイ平面上の一つの画素について
の処理が終了したら、x座標値xijがインクリメントさ
れ(S25)、次の水平補間処理が実行される(S2
1)。x座標値xijが水平線分iの終点座標xbiに達し
たら(S26)、y座標値yijがインクリメントされ
(S27)、次の垂直補間処理が実行され、次の水平線
分iについて同様の処理が実行される(S9)。y座標
値yijが同時にyae,ybeに達したら、二辺a,bの処
理が同時に終了したので、次の二辺a,bを新たにセッ
トすべくフラグffを0にセットしてステップS2に戻
る(S28〜S30)。y座標値yijがyaeとのみ一致
したら、次の左側の辺aを新たにセットすべくフラグf
fを1にセットしてステップS2に戻る(S28,S2
9,S31)。同様にy座標値yijがybeとのみ一致し
たら、次の右側の辺bを新たにセットすべくフラグff
を2にセットしてステップS2に戻る(S32,S3
3)。新たに各辺のデータが1加算回路31、減算回路
32,33及び垂直補間回路34,35にセットされた
ら(S3〜S5)、セットされた辺に関する垂直画素数
と三角形又は台形領域の垂直画素数が計算される(S6
〜S8)。y座標値yijが最大値ymax に達したら、処
理は完了する(S34)。
【0033】このような処理を実行することにより、図
7に示すように、凸多角形ABCDEの各辺は、AB,
AC→BD→CE→DEの順番に選択され、凸多角形領
域ABCDEの中の三角形領域ABB’→台形領域B
B’CC’→台形領域C’CD’D→三角形領域DD’
Eの順番にテクスチャマッピング処理が施されることに
なる。この間、ディスプレイ平面上では、図8(a)に
示すように、画像の描画方向と同じ水平方向に順番に処
理が実行されるので、リアルタイムでの処理が可能にな
る。図8(b)は、同図(a)に対応するテクスチャ平
面上での描画方向を示している。
【0034】このように、この実施例の装置によれば、
テクスチャマッピング処理がディスプレイ平面上の水平
方向に順番に実行され、ドットが欠落したり、ドットが
オーバーラップされて描画されるといった不具合は解消
される。
【0035】なお、以上の実施例では、ディスプレイ平
面上の垂直方向の補間処理の後に水平方向の補間処理を
実行したが、水平方向の補間処理の後に垂直方向の補間
処理を行うことも可能である。この場合、垂直補間回路
34,35を水平補間回路に置き換え、水平補間回路6
3を垂直補間回路に置き換えると共に、補間演算式のx
とy、uとvを入れ替え、ソートユニット21をx座標
値の大きさに従ってソート処理するものに変更すると共
に、水平方向の位置に共通部分を持つ二辺を選択すれば
よい。
【0036】また、上記実施例では、1ドットずつの補
間処理を行ったが、前述した式のm,nを適当な値に設
定することにより、複数ドット間隔での補間処理を行う
ようにしてもよい。この場合でも、ディスプレイ平面上
で水平垂直方向に一定の間隔で補間処理がなされるの
で、滑らかなテクスチャマッピング処理が実現できる。
更に、ソートユニット21からの辺選択の方法を工夫す
ることにより、凸多角形でない多角形についても処理が
可能になる。また、補間回路は、必要な性能及び回路規
模の制約等によって、共有するようにしてもよいし、カ
ラーコードの補間処理は輝度値の補間処理に置き換える
ことも可能である。
【0037】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
補間手段が多角形の内部の各点の情報をディスプレイ平
面上の垂直及び水平方向の補間処理によって求め、求め
られた各点に対応するテクスチャ平面上の点をテクスチ
ャ記憶手段から読み出して、ディスプレイ平面上の対応
する位置に割り付けるようにしているので、ディスプレ
イ平面上の各ドットの情報が重複して計算されることが
なく、処理速度を向上させることができるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例に係るテクスチャマッピン
グ装置のブロック図である。
【図2】 同装置における垂直補間処理を説明するため
の図である。
【図3】 同装置における水平補間処理を説明するため
の図である。
【図4】 同装置でソーティングされた多角形の頂点を
示す図である。
【図5】 同装置の制御ユニットの処理を示すフローチ
ャートである。
【図6】 図5のフローチャートの続きのフローチャー
トである。
【図7】 同装置で順番に処理される対象領域を示す図
である。
【図8】 同装置で求められる画素の方向を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
21…ソートユニット、22…制御ユニット、31,6
1…1加算回路、32,33,62…減算回路、34,
35…垂直補間回路、41〜47,51〜57,71〜
76…補間回路、81…テクスチャメモリ、82…乗算
回路。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体のテクスチャをディスプレイ平面上
    で表現するためのパターンをテクスチャ平面上のパター
    ンとして記憶するテクスチャ記憶手段と、 多角形を示す図形データから少なくとも一部がディスプ
    レイ平面上の垂直方向位置を等しくする二辺及びこの二
    辺に対応したテクスチャ平面上の二辺を選択する辺選択
    手段と、 この辺選択手段によって選択されたディスプレイ平面上
    の二辺の垂直方向位置を等しくする区間をディスプレイ
    平面上の垂直方向に沿って補間して前記ディスプレイ平
    面上の二辺を連結する各水平線分及びこれら各水平線分
    に対応するテクスチャ平面上の線分を生成する、上記二
    辺に対応して設けられ各辺についてそれぞれ独立に補間
    処理を実行する二つの垂直補間手段と、 これら二つの垂直補間手段で生成されたディスプレイ平
    面上の各水平線分を水平方向に補間してディスプレイ平
    面上の各点及びこれら各点に対応するテクスチャ平面上
    の点を生成する水平補間手段とを備え、 前記水平補間手段で生成されたテクスチャ平面上の各点
    に対応する前記パターンのデータを前記テクスチャ記憶
    手段から読み出し、これら各点に対応するディスプレイ
    平面上の点の位置に前記読み出されたデータを割り付け
    るようにしたことを特徴とするテクスチャマッピング装
    置。
  2. 【請求項2】 前記辺選択手段は、ディスプレイ平面上
    の多角形の各頂点座標をソートした結果に基づいて、デ
    ィスプレイ平面上の二辺を選択し、 前記各垂直補間手段は、各辺を示すディスクプレイ平面
    上の多角形の頂点座標及びこれら頂点座標に対応するテ
    クスチャ平面上の座標がセットされると、これらの座標
    値に基づいて補間処理を実行して前記ディスプレイ平面
    上の各水平線分及びこれに対応するテクスチャ平面上の
    線分を生成するものであることを特徴とする請求項1記
    載のテクスチャマッピング装置。
  3. 【請求項3】 物体のテクスチャをディスプレイ平面上
    で表現するためのパターンをテクスチャ平面上のパター
    ンとして記憶するテクスチャ記憶手段と、 多角形を示す図形データから少なくとも一部がディスプ
    レイ平面上の水平方向位置を等しくする二辺及びこの二
    辺に対応したテクスチャ平面上の二辺を選択する辺選択
    手段と、 この辺選択手段によって選択されたディスプレイ平面上
    の二辺の水平方向位置を等しくする区間をディスプレイ
    平面上の水平方向に沿って補間して前記ディスプレイ平
    面上の二辺を連結する各垂直線分及びこれら各垂直線分
    に対応するテクスチャ平面上の線分を生成する、上記二
    辺に対応して設けられ各辺についてそれぞれ独立に補間
    処理を実行する二つの水平補間手段と、 これら二つの水平補間手段で生成されたディスプレイ平
    面上の各垂直線分を垂直方向に補間してディスプレイ平
    面上の各点及びこれら各点に対応するテクスチャ平面上
    の点を生成する垂直補間手段とを備え、 前記垂直補間手段で生成されたテクスチャ平面上の各点
    に対応する前記パターンのデータを前記テクスチャ記憶
    手段から読み出し、これら各点に対応するディスプレイ
    平面上の点の位置に前記読み出されたデータを割り付け
    るようにしたことを特徴とするテクスチャマッピング装
    置。
  4. 【請求項4】 物体のテクスチャをディスプレイ平面上
    で表現するためのパターンをテクスチャ平面上のパター
    ンとしてメモリに記憶しておき、 多角形を示す図形データから少なくとも一部がディスプ
    レイ平面上の垂直方向位置を等しくする二辺及びこの二
    辺に対応したテクスチャ平面上の二辺を選択し、 この選択されたディスプレイ平面上の二辺の垂直方向位
    置を等しくする区間をディスプレイ平面上の垂直方向に
    沿って各辺毎に独立に補間して、前記ディスプレイ平面
    上の二辺を連結する各水平線分及びこれら各水平線分に
    対応するテクスチャ平面上の線分を生成すると共に、 これら生成されたディスプレイ平面上の各水平線分を水
    平方向に補間してディスプレイ平面上の各点及びこれら
    各点に対応するテクスチャ平面上の点を生成し、 前記生成されたテクスチャ平面上の各点に対応する前記
    パターンのデータを前記メモリから読み出し、これら各
    点に対応するディスプレイ平面上の点の位置に前記読み
    出されたデータを割り付けるようにしたことを特徴とす
    るテクスチャマッピング方法。
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