JP3064531B2 - エンジンの空燃比制御方法 - Google Patents

エンジンの空燃比制御方法

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JP3064531B2
JP3064531B2 JP3205167A JP20516791A JP3064531B2 JP 3064531 B2 JP3064531 B2 JP 3064531B2 JP 3205167 A JP3205167 A JP 3205167A JP 20516791 A JP20516791 A JP 20516791A JP 3064531 B2 JP3064531 B2 JP 3064531B2
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のシリンダバンク
毎の排気系に空燃比センサを各々設け、シリンダバンク
毎に空燃比を制御するエンジンの空燃比制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】周知のように、エンジンの空燃比制御に
おいては、吸入空気量センサなどの吸入空気系、インジ
ェクタなどの燃料系の生産時のばらつき、あるいは経時
変化による空燃比のずれを迅速に補正するため、学習制
御を取入れ、運転状態が大きく変化した場合にも常に目
標空燃比(理論空燃比)の状態が保持されるよう制御し
ている。
【0003】すなわち、エンジンの定常状態において、
O2 センサなどの空燃比センサによるクロ−ズドル−プ
の補正係数すなわち空燃比フィ−ドバック補正係数α
が、比例積分制御により空燃比リッチ/リ−ンを所定回
数繰返したとき、空燃比フィ−ドバック補正係数αの中
心値を学習値(オ−プンル−プの補正係数)としてエン
ジン回転数と負荷(例えば、基本燃料噴射量)とをパラ
メータとするテーブルに記憶しておき、運転状態が変化
した場合にも学習補正により直ちに学習値を燃料噴射量
に反映して上記空燃比フィ−ドバック補正係数αの中心
が基準値α0 (=1.0 )となるようにし、空燃比を理論
空燃比に保つようにしている。
【0004】ところで、水平対向型エンジンあるいはV
型エンジンなどのように、2つのシリンダバンク(以
下、単にバンクと称する)を有するエンジンでは、各バ
ンクの排気系に、それぞれ、O2センサを設け、2つの
O2センサからの出力に基づいてバンク毎に空燃比フィ
ードバック制御を実行するようにしており、例えば、特
開平1−273843号公報には、2つのフィードバッ
ク制御系のうち、一方のフィードバック制御系によるフ
ィードバック制御が行なわれていないとき、他方のフィ
ードバック制御系によるフィードバック制御を排気空燃
比の変動が大きくなるよう変更し、排気ガス浄化装置の
ストレージ効果を促進する技術が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常、
2つのバンクの排気系それぞれにO2センサを有し、2
つのフィードバック制御系を有するシステムでは、空燃
比の学習も各O2センサ毎に行なうため、学習値を記憶
・保持しておくためのテーブルが2つ必要となってメモ
リ容量が大きくなるばかりでなく、個々の気筒へ供給す
る燃料量の演算をコンピュータで実行する際にオーバー
ヘッドが増大し、制御性の悪化を招くおそれがある。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、複数のシリンダバンク毎の排気系に空燃比センサを
各々設けて空燃比を制御するエンジンの空燃比制御方法
において、空燃比学習に要するメモリ容量を低減すると
ともに、コンピュータのオーバーヘッドを軽減し、制御
性を向上することのできるエンジンの空燃比制御方法を
提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、複数のシリンダバンク毎の排気系にそれぞれ
空燃比センサを設け、空燃比を目標空燃比にフィードバ
ック制御するための空燃比フィードバック補正係数を上
記各空燃比センサ毎に設定すると共に、エンジン定常状
態時に上記各空燃比センサのうち特定の空燃比センサか
らの情報を空燃比学習値としてエンジン運転状態をパラ
メータとする空燃比学習値テーブルに取込み、エンジン
運転状態に基づいて上記空燃比学習値テーブルから読出
した空燃比学習値から学習補正係数を設定し、上記各空
燃比センサ毎の空燃比フィードバック補正係数と上記特
定の空燃比センサによる情報に基づく学習補正係数とに
より各気筒に対する燃料噴射量を補正して空燃比を制御
するエンジンの空燃比制御方法において、上記空燃比学
習値テーブルを、エンジン回転数とエンジン負荷をパラ
メータとする複数の領域からなる非アイドル時用の通常
用学習値テーブルと、アイドル時用のエアコンのオン,
オフのみをパラメータとして2つの領域からなるアイド
ル用学習値テーブルとに分けて構成し、アイドルか非ア
イドルかを判断し、アイドルのときには、さらにエアコ
ンのオン,オフを判断し、エンジン定常状態において上
記特定空燃比センサからの情報を空燃比学習値として、
非アイドル時は、エンジン回転数及びエンジン負荷をパ
ラメータとする上記通常用学習値テーブルの該当領域に
取込み、アイドル時は、エアコンのオン,オフに対応し
て上記アイドル用学習値テーブルの該当領域に取込み、
非アイドル状態のときには、エンジン回転数及びエンジ
ン負荷に基づいて通常用学習値テーブルの該当アドレス
から空燃比学習値を読み出して学習補正係数として設定
し、アイドル状態のときには、エアコンのオン,オフの
みに基づいてアイドル用学習値テーブルの該当アドレス
から空燃比学習値を読み出して空燃比学習補正係数とし
て設定し、上記学習補正係数と、上記各空燃比センサ毎
の空燃比フィードバック補正係数とにより各気筒に対す
る燃料噴射量を補正することを特徴とする。
【0008】
【0009】
【作用】本発明は、複数のシリンダバンク毎の排気系に
それぞれ設けた空燃比センサ毎に、空燃比を目標空燃比
にフィードバック制御するための空燃比フィードバック
補正係数を設定する。また、エンジン定常状態時に各空
燃比センサのうち特定の空燃比センサからの情報を空燃
比学習値としてエンジン運転状態をパラメータとする空
燃比学習値テーブルに取込み、エンジン運転状態に基づ
いて空燃比学習値テーブルから読出した空燃比学習値か
学習補正係数を設定する。そして、各空燃比センサ毎
の空燃比フィードバック補正係数と特定の空燃比セン
による情報に基づく学習補正係数とにより、各気筒に
対する燃料噴射量を補正して空燃比を制御する。
【0010】また、空燃比学習値テーブルを、エンジン
回転数とエンジン負荷をパラメータとする複数の領域か
らなる非アイドル時用の通常用学習値テーブルと、アイ
ドル時用のエアコンのオン,オフのみをパラメータとし
て2つの領域からなるアイドル用学習値テーブルとに分
けて構成する。そして、アイドルか非アイドルかを判断
し、アイドルのときには、さらにエアコンのオン,オフ
を判断する。そして、非アイドル時は、エンジン回転数
及びエンジン負荷をパラメータとする通常用学習値テー
ブルを用いて空燃比学習を行い燃料噴射量の設定に反映
する。また、アイドル時は、エアコンの負荷変動による
影響を考慮しエアコンのオン,オフのみをパラメータと
して2つの領域からなるアイドル用学習値テーブルを用
い、エンジン回転数やエンジン負荷に拘らず、エアコン
のオン,オフのみによりそれぞれ空燃比学習を行う。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図面は本発明の一実施例を示し、図1は燃料噴射
量設定手順のフローチャート、図2はエンジン回転数算
出及び気筒判別手順のフローチャート、図3は燃料噴射
開始設定手順のフローチャート、図4は燃料噴射手順の
フローチャート、図5は空燃比フィードバック補正係数
設定手順のフローチャート(その1)、図6は空燃比フ
ィードバック補正係数設定手順のフローチャート(その
2)、図7は空燃比フィードバック補正係数設定手順の
フローチャート(その3)、図8は空燃比フィードバッ
ク補正係数設定手順のフローチャート(その4)、図9
は学習補正係数設定手順のフローチャート、図10は空
燃比学習値更新手順のフローチャート(その1)、図1
1は空燃比学習値更新手順のフローチャート(その
2)、図12は空燃比学習値更新手順のフローチャート
(その3)、図13は空燃比学習値更新手順のフローチ
ャート(その4)、図14は空燃比学習値更新手順のフ
ローチャート(その5)、図15はエンジン制御系の概
略図、図16はクランクロータとクランク角センサの正
面図、図17は図16の側面図、図18は第1のクラン
クロータと第1のクランク角センサの正面図、図19は
第2のクランクロータと第2のクランク角センサの正面
図、図20はカムロータとカム角センサの正面図、図2
1は制御装置の回路構成図、図22は第1のO2センサ
出力電圧と第1の空燃比フィードバック補正係数との関
係を示す説明図、図23は第1のO2センサ出力電圧と
学習条件との関係を示す説明図、図24は通常用学習値
テーブルの説明図、図25はアイドル用学習値テーブル
の説明図、図26は燃料噴射及び点火のタイミングチャ
ートである。
【0012】[エンジン制御系の構成]図15におい
て、図中の符号1はエンジンであり、図においては4サ
イクル6気筒水平対向型エンジンを示す。このエンジン
1は、シリンダブロック2がクランクシャフト1aを中
心として両側のバンク(図の右側が左バンク、左側が右
バンク)に2分割されており、例えば、右バンクに#
1,#3,#5気筒の気筒群が配置され、左バンクに#
2,#4,#6気筒の気筒群が配置されている。
【0013】上記各バンクの各シリンダヘッド3には、
それぞれ吸気ポート4が形成され、各吸気ポート4にイ
ンテークマニホルド5が連通されている。また、上記イ
ンテークマニホルド5の上流に、各バンクに対応して共
鳴管6a,6bが連通され、この各共鳴管6a,6b間
を結ぶ通路6cに可変吸気バルブ11cが介装されてい
る。尚、この共鳴管6a,6b、通路6c、可変吸気バ
ルブ11cで可変共鳴過給システムが構成されている。
【0014】さらに、各共鳴管6a,6bの上流がスロ
ットルチャンバ11a,11bを介してサージタンク7
に連通されており、このサージタンク7上流側に、吸気
管8を介してエアクリーナ9が取付けられ、このエアク
リーナ9の直下流に、吸入空気量センサ(図において
は、ホットフィルム式エアフローメータ)10が介装さ
れている。
【0015】また、上記各スロットルチャンバ11a,
11bに、スロットルバルブ11c,11d(いわゆ
る、ツインスロットルバルブ)が介装され、一方のスロ
ットルバルブ11dに、スロットル開度センサ12aと
スロットルバルブ全閉を検出するアイドルスイッチ12
bとが連設されている。
【0016】さらに、上記スロットルチャンバ11a,
11bのスロットルバルブ11c,11dの下流側が通
路6dによって連通され、この通路6dと上記サージタ
ンク7とを連通するエアーバイパス通路6eに、アイド
ルスピードコントロール(ISC)バルブ13が介装さ
れている。
【0017】また、上記インテークマニホルド5の各気
筒の各吸気ポート4の直上流側にインジェクタ14が配
設され、さらに、上記各シリンダヘッド3の各気筒毎
に、その先端を燃焼室に露呈する点火プラグ15が取付
けられている。この点火プラグ15の端子部には、点火
コイル15aが直接取付けられ、イグナイタ16に接続
されている。
【0018】上記インジェクタ14には、燃料タンク1
7内に設けられたインタンク式の燃料ポンプ18から燃
料フィルタ19を経て燃料が圧送され、プレッシャレギ
ュレータ20にて調圧される。
【0019】また、上記シリンダブロック2に形成され
た冷却水通路(図示せず)に冷却水温センサ21が臨ま
されるとともに、上記シリンダブロック2の各バンク
に、それぞれ、右バンクノックセンサ22a、左バンク
ノックセンサ22bが取付けられており、上記各シリン
ダヘッド3の各排気ポート23から、各バンク毎に設け
た各排気管24a,24bが連通されている。
【0020】上記各ノックセンサ22a,22bは、例
えばノック振動とほぼ同じ固有周波数を持つ振動子と、
この振動子の振動加速度を検知して電気信号に変換する
圧電素子とから構成される共振形のノックセンサであ
り、エンジンの爆発行程における燃焼圧力波によりシリ
ンダブロックなどに伝わる振動を検出し、その振動波形
に応じた検出信号を出力する。
【0021】また、上記各排気管24a,24bには、
それぞれ、右バンクの気筒群からの排気ガス中の酸素濃
度を検出する第1のO2 センサ25a,左バンクの気筒
群からの排気ガス中の酸素濃度を検出する第2のO2セ
ンサ25bが臨まされ、これらの第1,第2のO2 セン
サ25a,25bの下流側に、それぞれ、触媒コンバー
タ26a,26bが介装され、さらに、各触媒コンバー
タ26a,26bの下流側合流部に、触媒コンバータ2
7が介装されている。
【0022】一方、上記エンジン1のクランクシャフト
1aには、クランクスプロケット1bが軸着され、この
クランクスプロケット1bにタイミングベルト28が張
設されている(図17参照)。そして、上記クランクシ
ャフト1aの回転が上記タイミングベルト28を介して
カムシャフト1cに伝達され、このカムシャフト1cが
上記クランクシャフト1aに対し1/2 回転する。
【0023】また、上記クランクシャフト1aにクラン
ク角検出用の第1のクランクロータ29と、グループ
(#1,#2気筒、#3,#4気筒、及び、#5,#6
気筒の3グループ)気筒判別用の第2のクランクロータ
30とが軸着され、第1,第2のクランクロータ29,
30の外周に、被検出体である突起を検出する電磁ピッ
クアップなどからなる第1,第2のクランク角センサ3
1,32が、それぞれ対設されている。また、上記カム
シャフト1cにカムロータ33が軸着され、このカムロ
ータ33の外周に電磁ピックアップなどからなるカム角
センサ34が対設されている。
【0024】図17に示すように、上記各クランクロー
タ29,30は、所定の間隔L2 をもって互いに近接し
て軸着され、各クランクロータ29,30の外周に、上
記各クランク角センサ31,32が所定のクリアランス
Sを介して対設されている。また、上記各クランクロー
タ29,30の間隔L2 は、各クランク角センサ31,
32の間隔L1 ( 上記クランクシャフト1aの軸方向の
間隔)よりも小さく、従って、上記第1のクランク角セ
ンサ31の軸中心は、上記第1のクランクロータ29
(クランク角検出用クランクロータ)の板厚中心に対し
て上記クランクスプロケット1b側へ僅かにオフセット
しており、また、上記第2のクランク角センサ32の軸
中心は、上記第2のクランクロータ30(グループ気筒
判別用クランクロータ)の板厚中心に対して上記エンジ
ン1の本体側へ僅かにオフセットしている。
【0025】さらに、図16に示すように、上記各クラ
ンク角センサ31,32は、上記クランクシャフト1a
の軸中心に対して所定の開き角θ0 (例えば25°)で
配置され、上記各クランク角センサ31,32を被検出
体が通過する際に生じる磁束変化により互いに影響を受
けてノイズが発生しないよう所定の空間的距離が保たれ
る。
【0026】すなわち、上記各クランクロータ29,3
0の軸方向の取付け長さが最小にされるとともに上記ク
ランク角センサ31,32の相互干渉が防止されてコン
パクト化を図ることができ、上記各クランクロータ2
9,30の構成を簡単にすることができる。
【0027】また、上記クランク角検出用の第1のクラ
ンクロータ29は、図18に示すように、その外周に突
起29aが形成されており、また、上記グループ気筒判
別用の第2のクランクロータ30は、図19に示すよう
に、その外周にグループ気筒判別用の突起30aが形成
されている。
【0028】そして、上記各クランク角センサ31,3
2を上記各突起29a,30aが通過する際に磁束を変
化させ、その結果、電磁誘導により上記各クランク角セ
ンサ31,32から交流電圧の信号列が出力され、それ
ぞれ、クランクパルス、グループ判別パルスに変換され
る。
【0029】上記クランク角検出用の第1のクランクロ
ータ29は、詳細には、突起29aが、例えば、各気筒
の圧縮上死点前(BTDC)10°を起点として30°
間隔で等間隔に形成され、この突起29aを検出する上
記第1のクランク角センサ31からの信号が波形整形さ
れ、クランク角30°毎のクランクパルスが得られるよ
うになっている。
【0030】図26に示すように、例えば、BTDC1
00°を示すクランクパルスは、燃料噴射時期設定の際
の基準クランク角を示し、BTDC70°を示すクラン
クパルスは、エンジン回転数NEの算出及び点火時期設
定の際の基準クランク角を示す。尚、BTDC10°を
示すクランクパルスは、始動時の固定点火時期のクラン
ク角を示す。
【0031】また、上記グループ気筒判別用の第2のク
ランクロータ30の突起30aは、例えば、#1,#2
気筒のBTDC55°の位置に1個形成され、#3,#
4気筒のBTDC55°の位置から30°毎に2個、#
5,#6気筒のBTDC55°の位置から30°毎に3
個形成されており、上記突起30aを検出する上記第2
のクランク角センサ32からの信号が同様に波形整形さ
れ、グループ判別パルスが得られる。
【0032】一方、図20に示すように、上記カムロー
タ33には、特定気筒の圧縮上死点を判別するため、例
えば#1気筒の圧縮上死点後(ATDC)43.2°の
位置に、突起33aが1個形成されており、カム角セン
サ34からのカムパルスと上記グループ判別パルスとに
より、個々の気筒を判別することができる。
【0033】尚、上記第1,第2のクランクロータ2
9,30、あるいは、上記カムロータ33の外周には、
突起の代わりにスリットを設けても良く、さらには、上
記第1,第2のクランク角センサ31,32、及び、カ
ム角センサ34は、電磁ピックアップなどの磁気センサ
に限らず、光センサなどでも良い。
【0034】[制御装置の回路構成]図21において、
符号40は、マイクロコンピュータからなる制御装置
(ECU)であり、このECU40は、例えば、点火時
期制御、燃料噴射制御などを行なうメインコンピュータ
41と、例えば、ノック検出処理を行なう専用のサブコ
ンピュータ42との2つのコンピュータから構成されて
いる。
【0035】また、上記ECU40内には定電圧回路4
3が内蔵され、この定電圧回路43から各部に安定化電
圧が供給されるようになっている。この定電圧回路43
は、直接、及びECUリレー44のリレー接点を介し
て、バッテリ45に接続され、上記ECUリレー44の
リレーコイルがキースイッチ46を介して上記バッテリ
45に接続されている。また、上記バッテリ45に、燃
料ポンプリレー47のリレー接点を介して燃料ポンプ1
8が接続されている。
【0036】上記メインコンピュータ41は、メインC
PU48、ROM49、RAM50、バックアップRA
M50a、タイマ51、シリアルインターフェース(S
CI)52、及び、I/O インターフェース53がバ
スライン54を介して互いに接続されている。また、上
記バックアップRAM50aには、上記定電圧回路43
を介して常時バックアップ電圧が印加されている。
【0037】上記I/O インターフェース53の入力
ポートには、吸入空気量センサ10、スロットル開度セ
ンサ12a、冷却水温センサ21、第1のO2センサ2
5a、第2のO2センサ25b、大気圧センサ55、及
び、車速センサ56がA/D変換器57aを介して接続
されるとともに、アイドルスイッチ(アイドルSW)1
2b、第1,第2のクランク角センサ31,32、カム
角センサ34が接続され、また、上記バッテリ45が接
続されてバッテリ電圧がモニタされる。
【0038】さらに、上記I/O インターフェース5
3の入力ポートには、転舵状態を検出するパワーステア
リング転舵スイッチ58、オートマチックトランスミッ
ションのセレクトレバーがニュートラルにセットされて
いるかどうかを検出するニュートラルスイッチ59、パ
ーキングにセットされているかどうかを検出するパーキ
ングスイッチ60、始動状態を検出するスタータスイッ
チ61が接続されている。
【0039】上記I/O インターフェース53の出力
ポートには、イグナイタ16が接続され、さらに、駆動
回路57bを介して、ISCバルブ13、インジェクタ
14、ラジエータファン62の駆動を制御するラジエー
タファンリレー63のリレーコイル、可変容量コンプレ
ッサ64のマグネットクラッチ64aの断続を操作する
エアコンクラッチリレー65のリレーコイル、及び、燃
料ポンプリレー47のリレーコイルが駆動回路57bを
介して接続されている。
【0040】一方、サブコンピュータ42は、サブCP
U66、ROM67、RAM68、タイマ69、SCI
70、及び、I/Oインターフェース71がバスライン
72を介して互いに接続されて構成されている。
【0041】上記I/Oインターフェース71の入力ポ
ートには、第1,第2のクランク角センサ31,32、
及び、カム角センサ34が接続されるとともに、右バン
クノックセンサ22a、左バンクノックセンサ22b
が、それぞれ、アンプ73、周波数フィルタ74、A/
D変換器75を介して接続されている。
【0042】上記各ノックセンサ22a,22bからの
検出信号は、上記アンプ73により所定のレベルに増幅
された後、上記周波数フィルタ74により必要な周波数
成分が抽出され、A/D変換器75でアナログデータか
らデジタルデータに変換され、上記サブコンピュータ4
2にてノック発生の有無が判定される。
【0043】メインコンピュータ41とサブコンピュー
タ42とは、SCI52,70を介したシリアル回線に
より接続されるとともに、上記サブコンピュータ42の
I/Oインターフェース71の出力ポートが、上記メイ
ンコンピュータ41のI/Oインターフェース53の入
力ポートに接続されており、サブコンピュータ42にお
けるノック発生の有無の判定結果すなわちノック判定デ
ータは、I/Oインターフェース71,53を介してメ
インコンピュータ41に読込まれる。
【0044】そして、ノック発生の場合には、SCI7
0,52を介したシリアル回線を通じてサブコンピュー
タ42から上記メインコンピュータ41にノックデータ
が送信され、その結果、メインコンピュータ41では、
このノックデータに基づいて直ちに該当気筒の点火時期
を遅らせ、ノックを回避する。
【0045】以上の構成のECU40における空燃比制
御は、メインコンピュータ41のメインCPU48によ
り、ROM49に記憶されている制御プログラムに従っ
て実行される。すなわち、メインCPU48では、吸入
空気量センサ10の出力信号から吸入空気量を算出し、
RAM50及びバックアップRAM50aに記憶されて
いる各種データに基づき、吸入空気量に見合った燃料噴
射量を演算し、また、点火時期を算出する。
【0046】そして、上記燃料噴射量に相応する駆動パ
ルス幅信号を、駆動回路57bを介して所定のタイミン
グで該当気筒のインジェクタ14に出力して燃料を噴射
し、また、所定のタイミングでイグナイタ16に点火信
号を出力し、該当気筒の点火プラグ15を点火する。
【0047】その結果、該当気筒に供給された混合気が
爆発燃焼し、排気管24aに臨まされた第1のO2 セン
サ25a、あるいは、排気管24bに臨まされた第2の
O2センサ25bにより排出ガス中に含まれる酸素濃度
が検出される。この検出信号が波形整形された後、上記
CPU48で基準電圧信号と比較され、エンジンの空燃
比状態が目標空燃比に対し、リッチ側にあるか、リーン
側にあるかが判別され、空燃比が目標空燃比となるよう
フィードバック制御される。
【0048】また、符号81はエアコン制御ユニットで
あり、CPU82、ROM83、RAM84、I/Oイ
ンターフェース85がバスライン86を介して接続さ
れ、イグニッションスイッチ87を介してバッテリ45
に接続する定電圧回路88から各部に安定化電圧が供給
される。
【0049】上記I/Oインターフェース85の入力ポ
ートには、エアコンスイッチ89、上記メインコンピュ
ータ41のI/Oインターフェース53が接続されてお
り、上記メインコンピュータ41から上記エアコン制御
ユニット81へ上記可変容量コンプレッサ64に対する
要求容量信号(DUTY信号)を出力する。
【0050】また、上記I/Oインターフェース85の
出力ポートには、上記可変容量コンプレッサ64に設け
た可変容量制御バルブ(図示せず)が接続されて、容量
信号信号(DUTY信号)を出力するとともに、上記メ
インコンピュータ41のI/Oインターフェース53の
入力ポートに接続されて、エアコンスイッチ89がON
したかどうかの信号(A/C SW信号)が出力され
る。
【0051】[動 作]次に、ECU40におけるメイ
ンコンピュータ41の空燃比制御手順について説明す
る。
【0052】まず、図2に示すように、クランクパルス
入力によって、エンジン回転数算出及び気筒判別手順の
ルーチンが割込み起動され、ステップS201で、第1のク
ランク角センサ31からのクランクパルス入力間隔時間
T0 をタイマ51により計測し、この入力間隔時間T0
から求まる周期によりエンジン回転数NEを算出し、ス
テップS202で、第1,第2のクランク角センサ31,3
2、及び、カム角センサ34の出力信号に基づいて気筒
判別を行ない、ルーチンを抜ける。
【0053】この気筒判別は、図26のタイミングチャ
ートに示すように、第2のクランク角センサ32からの
グループ判別パルスが、30°CA毎のクランクパルス
間に0個ないし1個出力され、BTDC100°とBT
DC70°との間には、いずれの気筒においてもグルー
プ判別パルスは存在せず、上記グループ判別パルスが、
無し、有りのパターンの後のクランクパルスは、常にB
TDC40°を示し、次のクランクパルスはBTDC1
0°を示すことから、例えば、ある気筒のBTDC10
0°を起点として次の気筒のBTDC100°までの間
に存在するグループ判別パルスのパターンを調べること
により、まず、#1,#2気筒、#3,#4気筒、#
5,#6気筒の各グループ毎の気筒判別を行ない、さら
に、カム角センサ34からのカムパルスにより、個々の
気筒を判別する。
【0054】メインコンピュータ41では、各バンクに
対応する第1,第2のO2センサ25a,25bからの
出力信号を取込み、気筒判別した該当気筒に対する空燃
比をフィードバック制御する。
【0055】その際、燃料噴射量は、図1のフローチャ
ートに示す燃料噴射量設定のルーチンにより左右バンク
に対応して2つ設定され、第1のO2センサ25aから
の出力に基づく右バンクの気筒群の空燃比学習結果が取
入れられる。
【0056】まず、ステップS101で、エンジン回転数N
E及び吸入空気量Qに基づいて基本燃料噴射パルス幅TP
を算出し(TP←K×Q/NE;但し、Kはインジェクタ
特性補正係数)、ステップS102で、冷却水温センサ21
からの冷却水温TW、スロットル開度センサ12aから
のスロットル開度θ、アイドルスイッチ12bからの出
力などに基づいて、冷却水温補正、加減速補正、全開増
量補正、アイドル後増量補正などに係わる各種増量分補
正係数COEFを設定する。
【0057】次いで、ステップS103へ進み、後述する空
燃比フィードバック補正係数設定ルーチンにて設定され
る各バンクの気筒群に対する第1,第2の空燃比フィー
ドバック補正係数α1,α2をRAM50の所定アドレス
から読出し、ステップS104で、後述する学習補正係数設
定サブルーチンを呼出して、第1のO2センサ25aの
出力に基づく学習補正係数KBLRCを設定すると、ステッ
プS105で、バッテリ電圧に基づいてインジェクタ14の
無効噴射時間を補間する電圧補正係数TSを設定する。
【0058】上記学習補正係数KBLRCは、後述するアイ
ドル用学習値テーブルTBLRID及び通常用学習値テーブ
ルTBLR(バックアップRAM50aにストアされてい
る)からエンジン運転状態に応じて設定され、後述する
空燃比学習値更新ルーチンにより常に最新の値に更新保
持される。
【0059】その後、ステップS106へ進み、上記ステッ
プS101で設定した基本燃料噴射パルス幅TPを、各種増
量分補正係数COEF、第1の空燃比フィードバック補
正係数α1により空燃比補正するとともに学習補正係数
KBLRCにより学習補正し、電圧補正係数TSにより電圧
補正して、右バンクの気筒群(#1,#3,#5気筒)
に対する第1の燃料噴射パルス幅Ti1を設定する(Ti1
←TP×COEF×α1×KBLRC+TS)。
【0060】さらに、上記ステップS106からステップS1
07へ進むと、上記基本燃料噴射パルス幅TPを、各種増
量分補正係数COEF、第2の空燃比フィードバック補
正係数α2により空燃比補正するとともに学習補正係数
KBLRCにより学習補正し、電圧補正係数TSにより電圧
補正して、左バンクの気筒群(#2,#4,#6気筒)
に対する第2の燃料噴射パルス幅Ti2を設定する(Ti2
←TP×COEF×α2×KBLRC+TS)。
【0061】そして、ステップS108で、エンジン回転数
NEに基づき噴射開始タイミングTMSTARTを設定し、ル
ーチンを抜ける。尚、この噴射開始タイミングTMSTART
は、エンジン高回転になるほど進角側に設定される。
【0062】次に、上記第1,第2の燃料噴射パルス幅
Ti1,Ti2は、BTDC100°のクランクパルスによ
って割込みスタートする図3のルーチンにより該当気筒
に対する燃料噴射パルス幅Tiとしてセットされる。
【0063】このBTDC100°の割込みルーチンで
は、ステップS301で、噴射対象気筒が、#1,#3,#
5の右バンクの気筒群に属する気筒か否かを調べ、噴射
対象気筒が、#1,#3,#5の気筒群に属する場合に
は、ステップS302へ進んで、第1の燃料噴射パルス幅T
i1を該当気筒に対する燃料噴射パルス幅Tiとし(Ti←
Ti1)、噴射対象気筒が、#2,#4,#6に属する場
合には、ステップS303へ分岐して、第2の燃料噴射パル
ス幅Ti2を該当気筒に対する燃料噴射パルス幅Tiとす
る(Ti←Ti2)。
【0064】そして、上記ステップS302あるいはステッ
プS303からステップS304へ進み、このBTDC100°
を基準としてタイマの計時をスタートさせ、噴射開始タ
イミングTMSTARTの割込みを許可してルーチンを抜け
る。
【0065】その後、BTDC100°でスタートした
タイマの計時が、噴射開始タイミングTMSTARTになる
と、図4に示す燃料噴射手順のルーチンが割込み起動
し、ステップS401で、燃料噴射対象気筒のインジェクタ
14へ燃料噴射パルス幅Tiの駆動パルス信号を出力し
てルーチンを抜ける。すなわち、図26に示すように、
本実施例の4サイクル6気筒エンジンでは、燃焼行程は
#1→#6→#3→#2→#5→#4であり、燃料噴射
対象気筒に対し、BTDC100°CAを基準とする燃
料噴射開始タイミングTMSTARTから燃料噴射が開始さ
れ、720°CA毎(エンジン2回転毎)に1回のシー
ケンシャル噴射が行なわれる。
【0066】以上のように、第1のO2センサ25aか
らの出力に基づく右バンクの気筒群に対する第1の燃料
噴射パルス幅Ti1と、第2のO2センサ25bからの出力
に基づく左バンクの気筒群に対する第2の燃料噴射パル
ス幅Ti2とから、該当気筒に対する燃料噴射パルス幅Ti
を設定する一方、右バンクの気筒群に対する第1のO2
センサ25aからの出力に基づいて空燃比の学習を行な
うため、メインコンピュータ41のCPU48の負担を
軽減して制御応答性を大幅に向上することができ、さら
に、左右バンクの気筒群それぞれに対して学習値テーブ
ルを用意する必要がないため、バックアップRAM50
aの容量を小さくしてメモリの節約を図ることができる
のである。
【0067】次に、空燃比フィードバック補正係数の設
定手順について説明する。図5〜図8に示される空燃比
フィードバック補正係数設定ルーチンは、エンジン1回
転毎に割込み実行されるプログラムであり、ステップS5
01〜S525で、右バンクの気筒群(#1,#3,#5気
筒)に対する第1の空燃比フィードバック補正係数α1
を設定し、ステップS531以降で、左バンクの気筒群(#
2,#4,#6気筒)に対する第2の空燃比フィードバ
ック補正係数α2を設定する。
【0068】まず、第1の空燃比フィードバック補正係
数α1を設定するため、ステップS501において、第1の
O2センサ25a側の空燃比フィーバック制御条件が成
立するか否かを判別する。
【0069】この空燃比フィーバック制御条件は、例え
ば、エンジン始動後、所定時間が経過し、且つ、第1の
O2センサ25aの出力電圧が所定値以上で活性領域に
あるとき、あるいは、エンジン回転数NE及び基本燃料
噴射パルス幅TPによって定まる所定の運転領域で、第
1のO2センサ25aが正常状態であり活性化している
と判断されたとき、条件成立と判別される。
【0070】そして、上記ステップS501で、空燃比フィ
ードバック制御条件が成立しない場合にはオープンルー
プ制御となるため、ステップS526へ分岐して、後述する
空燃比学習値更新手順で参照するための第1のO2セン
サ側フィードバック制御判別フラグFLAGF/B1をクリ
アするとともに(FLAGF/B1 ←0)、ステップS527
で、第1の空燃比フィードバック補正係数α1を1.0に固
定する(α1←1.0)。
【0071】次いで、上記ステップS527からステップS5
30へ進み、空燃比リーチ/リーンの切換わりを判別する
ための第1のO2センサリッチ/リーン判別フラグFL
AGAF1をクリアし(FLAGAF1←0)、ステップS531
へジャンプして第2の空燃比フィードバック補正係数α
2を設定する処理へ移行する。
【0072】一方、上記ステップS501で、空燃比フィー
ドバック制御条件が成立する場合には、フィードバック
制御のため、上記ステップS501からステップS502へ進ん
で、第1のO2センサ側フィードバック制御判別フラグ
FLAGF/B1をセットし(FLAGF/B1 ←1)、ステ
ップS503で、第1の空燃比フィードバック補正係数α1
を設定値にクランプするための第1のO2センサ側クラ
ンプ条件が成立するか否かを判別する。
【0073】上記ステップS503では、例えば、基本燃料
噴射パルス幅TP が所定値以上の高負荷時、エンジン回
転数NEが所定回転数以上の高回転時、燃料カット中、
減速中、全開加速のフル燃料増量中、低水温時の加減速
中、あるいは、エアコン作動による燃料増量中などのと
き、クランプ条件成立と判断し、ステップS528へ進ん
で、後述する空燃比学習値更新手順で参照するための第
1のO2センサ側クランプ判別フラグFLAGCL1をセッ
トし(FLAGCL1←1)、ステップS529で、第1の空
燃比フィードバック補正係数α1をクランプすると、前
述のステップS530を経てステップS531へジャンプし、第
2の空燃比フィードバック補正係数α2を設定する処理
へと移行する。
【0074】一方、上記ステップS503で、クランプ条件
不成立と判別されると、上記ステップS503からステップ
S504へ進んで、第1のO2センサ側クランプ判別フラグ
FLAGCL1をクリアし(FLAGCL1←0)、ステップ
S505で、第1のO2センサリッチ/リーン判別フラグF
LAGAF1の値を参照する。この第1のO2センサリッチ
/リーン判別フラグFLAGAF1は、第1のO2センサ2
5aの出力電圧VO21が空燃比リッチ側にあるとき0に
クリアされ、空燃比リーン側にあるとき1にセットされ
るものであり、前回のルーチン実行時に、右バンクの気
筒群の空燃比がリッチ側にあったかリーン側にあったか
を判別することができる。
【0075】従って、上記ステップS505で、FLAGAF
1 =0のときには、前回、右バンクの気筒群の空燃比が
リッチ側にあったため、ステップS506で、所定値VS1を
スライスレベルSL1とし(SL1←VS1)、FLAGAF
1 =1のときには、前回、右バンクの気筒群の空燃比が
リーン側にあったため、ステップS507へ分岐して、所定
値VS1にヒステリシス分HISを加算してスライスレベ
ルSL1を設定する(SL1←VS1+HIS)。
【0076】そして、上記ステップ506あるいはステッ
プS507でスライスレベルSL1を設定すると、ステップS
508へ進み、第1のO2センサ25aの出力電圧VO21を
読込んで、この出力電圧VO21とスライスレベルSL1と
を比較し、現在、右バンクの気筒群の空燃比がリッチ側
にあるかリーン側にあるかを判別する。
【0077】上記ステップS508で、VO21≧SL1、すな
わち空燃比がリッチ側と判別されると、上記ステップS5
08からステップS509へ進み、第1のO2センサリッチ/
リーン判別フラグFLAGAF1がセットされているか否
かを判別する。
【0078】上記ステップS509で、FLAGAF1=1の
とき、すなわち、前回のルーチン実行時には空燃比リー
ン側であり、今回、空燃比リッチ側となったときには、
上記ステップS509からステップS510へ進んで、第1の空
燃比フィードバック補正係数α1を比例定数P1だけマイ
ナス方向へスキップさせて修正値α1NEWを設定し(α1N
EW←α1−P1)、ステップS512で、現在の第1のO2セ
ンサ25aの出力電圧VO21が空燃比リッチ側にあるこ
とを示すため、第1のO2センサリッチ/リーン判別フ
ラグFLAGAF1をクリアした後(FLAGAF1←0)、
ステップS517へ進む。
【0079】また、上記ステップS509で、FLAGAF1
=0、すなわち、前回のルーチン実行時から今回まで空
燃比リッチ側であるときには、上記ステップS509からス
テップS511へ分岐し、第1の空燃比フィードバック補正
係数α1を積分定数I1だけ小さくして修正値α1NEWを設
定し(α1NEW←α1−I1)、前述のステップS512で、同
様に、第1のO2センサリッチ/リーン判別フラグFL
AGAF1をクリアした後(FLAGAF1←0)、ステップ
S517へ進む。
【0080】一方、上記ステップS508で、VO21<SL
1、すなわち空燃比がリーン側と判別されると、上記ス
テップS508からステップS513へ分岐し、第1のリッチ/
リーン判別フラグFLAGAF1がセットされているか否
かを判別する。
【0081】上記ステップS513で、FLAGAF1=0、
すなわち、前回のルーチン実行時には空燃比リッチ側で
あり、今回、空燃比リーン側となったときには、上記ス
テップS513からステップS514へ進んで、第1の空燃比フ
ィードバック補正係数α1を比例定数P1だけプラス方向
へスキップさせて修正値α1NEWを設定し(α1NEW←α1
+P1)、ステップS516で、現在の第1のO2センサ25
aの出力電圧VO21が空燃比リーン側にあることを示す
ため、第1のO2センサリッチ/リーン判別フラグFL
AGAF1をセットした後(FLAGAF1←0)、ステップ
S517へ進む。
【0082】また、上記ステップS513で、FLAGAF1
=1、すなわち、前回のルーチン実行時から今回まで空
燃比リーン側であるときには、上記ステップS513からス
テップS515へ分岐し、第1の空燃比フィードバック補正
係数α1を積分定数I1だけ増加させて修正値α1NEWを設
定すると(α1NEW←α1+I1)、前述のステップS516を
経てステップS517へ進む。
【0083】すなわち、図22に示すように、第1のO
2センサ25aの出力電圧VO21が、スライスレベルSL
1をリッチ側に横切ったとき、第1の空燃比フィードバ
ック補正係数α1を比例定数P1によりマイナス方向へス
キップさせ、次に、積分定数I1により徐々にマイナス
方向の補正をする。
【0084】その結果、第1のO2センサ25aの出力
電圧VO21が反転し、ヒステリシスHISをもって設定
されたスライスレベルSL1をリーン側に横切ると、今
度は、第1の空燃比フィードバック補正係数α1を比例
定数P1だけプラス方向へスキップさせ、積分定数I1に
より徐々にプラス方向への補正をすることにより、制御
ハンチングの防止と制御性の向上を図るのである。
【0085】尚、図22においては、第1のO2センサ
25aの出力電圧V021と空燃比フィードバック補正係
数α1との関係を示すが、後述するように、第2のO2セ
ンサ25bの出力電圧V022と空燃比フィードバック補
正係数α2との関係も、同様である。
【0086】そして、上記ステップS512あるいは上記ス
テップS516からステップS517へ進むと、修正値α1NEWが
下限値LMDMINより小さいか否かを調べ、α1NEW<L
MDMINのときには、ステップS521へジャンプし、第1
の空燃比フィードバック補正係数α1を下限値LMDMIN
として(α1←LMDMIN)ステップS522へ進み、α1NEW
≧LMDMINのときには、上記ステップS517からステッ
プS518へ進む。
【0087】ステップS518では、修正値α1NEWが上限値
LMDMAXを越えているか否かを調べ、α1NEW≦LMDM
AXのとき、ステップS519で、第1の空燃比フィードバッ
ク補正係数α1を修正値α1NEWとして(α1←α1NEW)ス
テップS522へ進み、α1NEW>LMDMAXのとき、ステッ
プS520で、第1の空燃比フィードバック補正係数α1を
上限値LMDMAXとして(α1←LMDMAX)ステップS52
2へ進む。
【0088】そして、第1の空燃比フィードバック補正
係数α1を設定した後、ステップS522へ進むと、この第
1の空燃比フィードバック補正係数α1が空燃比フィー
ドバック補正係数極大値α1MAX(後述する空燃比学習値
更新手順にて初期化される)を越えていないか否かを調
べ、α1≦α1MAXのときには、ステップS524へジャンプ
し、α1>α1MAXのときには、設定した第1の空燃比フ
ィードバック補正係数α1を空燃比フィードバック補正
係数極大値α1MAXとし(α1MAX←α1)、ステップS524
へ進む。
【0089】ステップS524では、第1の空燃比フィード
バック補正係数α1が、空燃比フィードバック補正係数
極小値αMIN(同様に、後述する空燃比学習値更新手順
にて初期化される)より小さいか否かを調べ、α1≧α1
MINのとき、ステップS531へジャンプし、α1<α1MINの
ときには、設定した第1の空燃比フィードバック補正係
数α1を空燃比フィードバック補正係数極小値α1MINと
し(α1MIN←α1)、ステップS531以降へ進んで、第2
の空燃比フィードバック補正係数α2を設定する処理へ
と移行する。
【0090】すなわち、ステップS531では、第2のO2
センサ25b側の空燃比フィーバック制御条件が成立す
るか否かを判別し、空燃比フィードバック制御条件が成
立しない場合にはオープンループ制御となるため、ステ
ップS550へ分岐して、第2の空燃比フィードバック補正
係数α2を1.0に固定し(α2←1.0)、ステップS552で、
第2のO2センサリッチ/リーン判別フラグFLAGAF2
をクリアし(FLAGAF2←0)、ルーチンを抜ける。
【0091】尚、上記第2のO2センサリッチ/リーン
判別フラグFLAGAF2は、第2のO2センサ25bに対
するものであり、前述した第1の02センサリッチ/リ
ーン判別フラグFLAGAF1と同様のものである。
【0092】一方、上記ステップS531で、空燃比フィー
ドバック制御条件が成立する場合には、フィードバック
制御のため、上記ステップS531からステップS532へ進ん
で、第2の空燃比フィードバック補正係数α2を設定値
にクランプするための第2のO2センサ側クランプ条件
が成立するか否かを判別する。
【0093】上記ステップS532で、クランプ条件が成立
する場合、ステップS551で、第2の空燃比フィードバッ
ク補正係数α2をクランプすると、前述のステップS552
を経てルーチンを抜け、クランプ条件不成立の場合に
は、上記ステップS532からステップS533へ進んで、第2
のO2センサリッチ/リーン判別フラグFLAGAF2の値
を参照して前回のルーチン実行時に、左バンクの気筒群
の空燃比がリッチ側にあったかリーン側にあったかを判
別する。
【0094】上記ステップS533で、FLAGAF2=0で
あり、前回、空燃比がリッチ側にあったときには、ステ
ップS534で、所定値VS2をスライスレベルSL2とし
(SL2←VS2)、FLAGAF2=1であり、前回、空燃
比がリーン側にあったときには、ステップS535で、所定
値VS2にヒステリシス分HISを加算してスライスレベ
ルSL2を設定する(SL2←VS2+HIS)。
【0095】そして、上記ステップ534あるいはステッ
プS535からステップS536へ進み、第2のO2センサ25
bの出力電圧VO22を読込んで、この出力電圧VO22とス
ライスレベルSL2とを比較し、現在、左バンクの気筒
群の空燃比がリッチ側にあるかリーン側にあるかを判別
する。
【0096】上記ステップS536で、VO22≧SL2、すな
わち空燃比がリッチ側と判別されると、上記ステップS5
36からステップS537へ進み、第2のO2センサリッチ/
リーン判別フラグFLAGAF2がセットされているか否
かを判別する。
【0097】そして、上記ステップS537で、FLAGAF
2=1の場合、すなわち、前回のルーチン実行時に空燃
比リーン側で、第2の空燃比フィードバック補正係数α
2が比例定数P2によるプラス方向のスキップを経て積分
定数I2による補正がなされ、今回、空燃比リッチ側と
なったときには、上記ステップS537からステップS538へ
進んで、第2の空燃比フィードバック補正係数α2を比
例定数P2だけマイナス方向へスキップさせて修正値α2
NEWを設定し(α2NEW←α2−P2)、ステップS540で第
2のO2センサリッチ/リーン判別フラグFLAGAF2を
クリアして(FLAGAF2←0)ステップS545へ進む。
【0098】また、上記ステップS537で、FLAGAF2
=0、すなわち、すなわち、前回のルーチン実行時から
今回まで空燃比リーン側であり、既に第2の空燃比フィ
ードバック補正係数α2に対し、比例定数P2によるマイ
ナス方向のスキップが実行されているときには、上記ス
テップS537からステップS539へ分岐して、第2の空燃比
フィードバック補正係数α2を積分定数I2だけ小さくし
て修正値α2NEWを設定し(α2NEW←α2−I2)、前述の
ステップS540を経てステップS545へ進む。
【0099】一方、上記ステップS536で、VO22<SL
2、すなわち空燃比がリーン側と判別されると、上記ス
テップS536からステップS541へ分岐し、同様に、第2の
リッチ/リーン判別フラグFLAGAF2がセットされて
いるか否かを判別する。
【0100】上記ステップS541で、FLAGAF2=0、
すなわち、前回のルーチン実行時には空燃比リッチ側で
あり、第2の空燃比フィードバック補正係数α2が比例
定数P2によるマイナス方向へのスキップを経て積分定
数I2により徐々に小さくされ、今回、空燃比リーン側
となったときには、上記ステップS541からステップS542
へ進んで、第2の空燃比フィードバック補正係数α2を
比例定数P2だけプラス方向へスキップさせて修正値α2
NEWを設定し(α2NEW←α2+P2)、ステップS544で、
第2のO2センサリッチ/リーン判別フラグFLAGAF2
をセットして(FLAGAF2←1)ステップS545へ進
む。
【0101】また、上記ステップS541で、FLAGAF2
=1、すなわち、前回のルーチン実行時から今回まで空
燃比リッチ側であり、第2の空燃比フィードバック補正
係数α2に対し、比例定数P2によるプラス方向のスキッ
プが実行されているときには、ステップS543へ分岐し、
第2の空燃比フィードバック補正係数α2を積分定数I2
だけ増加させ、修正値α2NEWを設定し(α2NEW←α2+
I2)、前述のステップS544を経てステップS545へ進
む。
【0102】そして、上記ステップS540あるいは上記ス
テップS544からステップS545へ進むと、修正値α2NEWが
下限値LMDMINより小さいか否かを調べ、α2NEW<L
MDMINのときには、ステップS549へジャンプして、第
2の空燃比フィードバック補正係数α2を下限値LMDM
INとして(α2←LMDMIN)ルーチンを抜け、α2NEW≧
LMDMINのときには、上記ステップS545からステップS
546へ進む。
【0103】ステップS546では、修正値α2NEWが上限値
LMDMAXを越えているか否かを調べ、α2NEW≦LMDM
AXのとき、ステップS547で、第2の空燃比フィードバッ
ク補正係数α2を修正値α2NEWとして(α2←α2NEW)ル
ーチンを抜け、α2NEW>LMDMAXのときには、ステッ
プS548で、第2の空燃比フィードバック補正係数α2を
上限値LMDMAXとして(α2←LMDMAX)ルーチンを
抜ける。
【0104】以上の手順により設定される第1,第2の
空燃比フィードバック補正係数α1,α2に対し、右バン
クの気筒群に対する第1の空燃比フィードバック補正係
数α1に基づいて空燃比学習が行われる。次に、この空
燃比学習について説明する。
【0105】まず、上述した燃料噴射量設定ルーチンの
ステップS104で呼出される学習補正係数は、図9の学習
補正係数サブルーチンで設定され、このサブルーチンで
は、ステップS601,S602,S603で、それぞれ、アイドルス
イッチ12bがONか否か、車速VSPが設定車速VLRI
D以下か否か、エンジン回転数NEが設定回転数NLRIDよ
り低いか否かを調べ、エンジンがアイドル運転状態か否
かを判別する。
【0106】すなわち、アイドルスイッチ12bがON
であり、VSP≦VLRID且つNE<NLRIDであるアイドル
条件が満足されたとき、アイドル運転状態と判別して上
記ステップS601,S602,S603を経てステップS604へ進み、
エアコンスイッチ89がOFFか否かを判別する。
【0107】その結果、エアコンスイッチ89がOFF
のときには、ステップS605で、アイドル用学習値テーブ
ルTBLRIDの領域A36を特定してステップS608へ進
み、、エアコンスイッチ89がONのときには、ステッ
プS606で、アイドル用学習値テーブルTBLRIDから領域
A37を特定してステップS608へ進む。
【0108】一方、上記ステップS601,S602,S603におい
て、アイドル条件が1つでも満足されないステップがあ
るときには、非アイドルの通常の運転状態であると判別
して該当するステップからステップS607へ分岐し、エン
ジン回転数NE及び基本燃料噴射パルス幅TPに基づき、
通常用学習値テーブルTBLRの領域A0〜A35から対応
する領域を特定し、ステップS608へ進む。
【0109】そして、アイドル用学習値テーブルTBLR
IDあるいは通常用学習値テーブルTBLRの領域特定後、
ステップS608へ進むと、該当領域の学習値Xを読出して
学習補正係数KBLRCとし(KBLRC←X)、呼び出したル
ーチンへ戻る。
【0110】上記通常用学習値テーブルTBLRは、図2
4に示すように、エンジン回転数NE及び基本燃料噴射
パルス幅TPをパラメータとして特定される各領域A0,
…,A35に学習値Xがストアされ、一方、上記アイドル
用学習値テーブルTBLRIDは、図25に示すように、エ
アコンスイッチ89のON,OFF状態をパラメータと
する2つの領域A36,A37に学習値Xがストアされてお
り、学習条件が成立するしないにかかわらず、常に、最
新のパラメータ情報により参照される。
【0111】この場合、アイドル用学習値テーブルTB
LRIDと通常用学習値テーブルTBLRとの2つの学習値テ
ーブルを運転状態に応じて参照するため、アイドル運転
状態において、エンジン回転数NEの小刻みな変動に伴
うテーブル読出し値の変動を回避することができ、制御
性を向上することができる。
【0112】また、上記通常用学習値テーブルTBLR及
びアイドル用学習値テーブルTBLRIDにストアされてい
る学習値Xは、所定時間毎に実行される図10〜図14
の空燃比学習値更新ルーチンにより更新される。
【0113】この空燃比学習値更新ルーチンでは、ま
ず、ステップS701で、エンジン回転数NEと基本燃料噴
射パルス幅TP とにより区画される運転状態を表すマト
リックスに対し、前回のルーチン実行時に特定した区画
位置OLDと、今回特定した区画位置NEWとを比較し、同一
の学習領域にとどまっているか否かを判別する。
【0114】そして、前回の区画位置OLD と今回の区画
位置NEW とが同一の場合、上記ステップS701からステッ
プS702へ進んで、冷却水温TWが設定水温TWLRC(例え
ば、60°C)以上か否かを判別し、TW≧TWLRCのと
き、ステップS703で、第1のO2センサ側フィードバッ
ク制御判別フラグFLAGF/B1の値を参照して、現在、
第1のO2センサ側すなわち右バンクの気筒群中の該当
気筒に対し、オープンループ制御中かフィードバック制
御中かを判別する。
【0115】その結果、FLAGF/B1=1であり、右バ
ンクの気筒群中の該当気筒に対しフィードバック制御中
の場合には、さらに、ステップS704で、第1のO2セン
サ側クランプ判別フラグFLAGCL1の値を参照し、第
1の空燃比フィードバック補正係数α1がクランプされ
ているか否かを判別し、FLAGCL1=0であり、第1
の空燃比フィードバック補正係数α1がクランプされて
いない場合、ステップS705へ進む。
【0116】一方、上記ステップS701,S702,S703,S704
において、前回と今回の学習領域が同一でない場合、T
W<TWLRCの場合、FLAGF/B1=0であり、右バンク
の気筒群中の該当気筒に対しオープンループ制御中の場
合、あるいは、FLAGCL1=1であり、第1の空燃比
フィードバック補正係数α1がクランプされている場合
には、学習条件が満足されないため、該当するステップ
からステップS753へ分岐し、今回のルーチン実行時に特
定したマトリックス中の区画位置NEWを前回の区画位置O
LDとしてRAM50にストアする(OLD ←NEW)。
【0117】次いで、ステップS754へ進み、第1のO2
センサ25aの出力電圧VO21が、ヒステリシスをもっ
て設定されるスライスレベルSLRを横切り、リッチ側
とリーン側との切換り回数をカウントするためのリッチ
/リーン切換りカウント値COUNTNJをクリアすると
ともに(COUNTNJ←0)、ステップS755で、空燃比
フィードバック補正係数極大値α1MAX及び空燃比フィー
ドバック補正係数極小値α1MINを初期化するための極大
極小値初期化フラグFLAGKRをクリアし(FLAGKR
←0)、ルーチンを抜ける。
【0118】尚、最初のプログラム実行においては、前
回の区画位置データがないので、上記ステップS701から
上記ステップS753へ分岐し、前述のステップS754,S755
を経てルーチンを抜ける。
【0119】また、上記ステップS701,S702,S703,S704
においてすべての条件が満足された場合、すなわち、、
前回と今回の学習領域が同一で、TW≧TWLRC、且つ、
右バンクの気筒群中の該当気筒に対しフィードバック制
御中であり、第1の空燃比フィードバック補正係数α1
がクランプされていない場合、上記ステップS701,S702,
S703,S704を経てステップS705へ進むと、リッチ/リー
ン判別フラグFLAGSLの値を参照する。
【0120】上記リッチ/リーン判別フラグFLAGSL
は、リッチ側スライスレベルLRCSLHとリーン側ス
ライスレベルLRCSLLとにヒステリシスをもって設
定されるスライスレベルSLRに対し、第1のO2センサ
25aの出力電圧VO21がリッチ側にあるかリーン側に
あるかを示すものであり、リッチ側のとき1にセットさ
れ、リーン側のとき0にクリアされる。
【0121】従って、上記ステップS705で、FLAGSL
=0のときには、前回、リーン側であったため、ステッ
プS706へ進んで、第1のO2センサ25aの出力電圧VO
21をリッチ側スライスレベルLRCSLHと比較し、V
O21<LRCSLHのときには、今回もリーン側である
ため、ステップS717へジャンプし、VO21≧LRCSL
Hのときには、リーン側からリッチ側に切換わったた
め、ステップS707へ進んで、リッチ/リーン切換りカウ
ント値COUNTNJをカウントアップする(COUNT
NJ←COUNTNJ+1)。
【0122】次いで、ステップS708へ進み、第1のO2
センサ25aの制御周期を監視するための制御周期カウ
ント値COUNTTO2の値を制御周期TO2とし(TO2←
COUNTTO2)、ステップS709で、制御周期カウント
値COUNTTO2をクリアする(COUNTTO2←0)。
【0123】すなわち、図23に示すように、第1のO
2センサ25aの出力電圧VO21がリーン側からリッチ側
にスライスレベルSLRを横切ったとき、上記制御周期
カウント値COUNTTO2のカウントを開始し、リッチ
側からリーン側を経て再びリッチ側になったときに上記
制御周期カウント値COUNTTO2の値を参照すること
により、第1のO2センサ25aの制御周期TO2を得
る。
【0124】その後、ステップS710で、第1のO2セン
サ25aの制御1周期間中の最大電圧VO21MAXと最小電
圧VO21MINとの電圧差VPPを算出し(VPP←VO21MAX−
VO21MIN)、次いで、ステップS711,S712で、それぞ
れ、最大電圧VO21MAX、最小電圧VO21MINを、現在の出
力電圧VO21で初期化し(VO21MAX←VO21、VO21MIN←
VO21)、ステップS713で、リッチ/リーン判別フラグ
FLAGSLをセットして(FLAGSL←1)ステップS7
21へ進む。
【0125】一方、上記ステップS705で、FLAGSL=
1のときには、前回、リッチ側であったため、上記ステ
ップS705からステップS714へ分岐し、第1のO2センサ
25aの出力電圧VO21をリーン側スライスレベルLR
CSLLと比較し、VO21≧LRCSLLのときには、
今回もリッチ側であるため、ステップS717へジャンプ
し、VO21<LRCSLLのときには、リッチ側からリ
ーン側に切り換わったため、ステップS715へ進み、リッ
チ/リーン切換りカウント値COUNTNJをカウントア
ップし(COUNTNJ←COUNTNJ+1)、ステップ
S716で、リッチ/リーン判別フラグFLAGSLをクリア
し(FLAGSL←0)、ステップS717へ進む。
【0126】ステップS717では、現在の第1のO2セン
サ25aの出力電圧VO21が、前回のルーチン実行時に
初期化された最大電圧VO21MAXより大きいか否かを判別
し、VO21≦VO21MAXのときには、ステップS719へジャ
ンプし、VO21>VO21MAXのとき、ステップS718へ進ん
で、出力電圧VO21を最大電圧VO21MAXとし(VO21MAX
←VO21)、ステップS719へ進む。
【0127】ステップS719では、第1のO2センサ25
aの出力電圧VO21が、前回のルーチン実行時に初期化
された最小電圧VO21MINより小さいか否かを判別し、V
O21≧VO21MINのとき、ステップS721へジャンプし、VO
21<VO21MINのとき、ステップS720へ進んで、出力電圧
VO21を最小電圧VO21MINとし(VO21MIN←VO21)、ス
テップS721へ進む。
【0128】その後、ステップS721へ進むと、制御周期
カウント値COUNTTO2をカウントアップし(COU
NTTO2←COUNTTO2+1)、ステップS722,S723,S7
24,S725,S726の各ステップで、それぞれ、制御周期TO2
が下限値O2LMIN以上か否か、制御周期TO2が上限
値O2LMAX以下か否か、制御1周期間中の電圧差VP
Pが設定値VPPMIN以上か否か、始動後増量KASが0か
否か、アイドル後増量KAIが0か否かを判別する。
【0129】その結果、条件が満足されないステップが
あると、該当するステップから前述のステップS753へジ
ャンプし、ステップS754,S755を経てルーチンを抜け、
すべての条件が満足されたとき(O2LMIN≦TO2≦
O2LMAX、VPP≧VPPMIN、KAS=0、KAI=
0)、ステップS727へ進んで、極大極小値初期化フラグ
FLAGKRの値を参照する。
【0130】そして、上記ステップS727で、FLAGKR
=1のときには、既に、空燃比フィードバック補正係数
極大値α1MAX、空燃比フィードバック補正係数極小値α
1MINは初期化されているため、ステップS731へジャンプ
し、FLAGKR=0のときには、ステップS728,S729に
おいて、現在の第1の空燃比フィードバック補正係数α
1により、それぞれ、空燃比フィードバック補正係数極
大値α1MAX、空燃比フィードバック補正係数極小値α1M
INを初期化するとともに(α1MAX←α1、α1MIN←α
1)、ステップS730で、極大極小値初期化フラグFLA
GKRをセットし(FLAGKR←1)、ステップS731へ進
む。
【0131】ステップS731では、リッチ/リーン切換り
カウント値COUNTNJが設定回数NJLRC(NJL
RC≧2)に達したか否かを判別し、第1のO2センサ
25aの出力電圧VO21がスライスレベルSLRを設定回
数NJLRC以上横切り、学習条件が成立するか否かを
判別する。
【0132】その結果、COUNTNJ<NJLRCのと
きには、ステップS752へジャンプし、今回のルーチン実
行時に特定したマトリックス中の区画位置NEWを前回の
区画位置OLDとしてRAM50にストアして(OLD ←NE
W)ルーチンを抜け、COUNTNJ≧NJLRCのとき
には、定常状態であり学習条件成立としてステップS732
へ進み、リッチ/リーン切換りカウント値COUNTNJ
をクリアする(COUNTNJ←0)。
【0133】その後、第1のO2センサ25aの出力電
圧VO21が設定回数NJLRCだけスライスレベルSLR
を横切る間に、上述の空燃比フィードバック補正係数設
定ルーチンによって設定された空燃比フィードバック補
正係数極大値α1MAX及び空燃比フィードバック補正係数
極小値α1MINから、第1の空燃比フィードバック補正係
数α1の平均値LMDをステップS733で算出する(LM
D←(α1MAX+α1MIN)/2)。
【0134】次いで、次回のルーチン実行時に備え、ス
テップS734,S735で、それぞれ、空燃比フィードバック
補正係数極大値α1MAX、空燃比フィードバック補正係数
極小値α1MINを、現在の第1の空燃比フィードバック補
正係数α1により初期化し(α1MAX←α1、α1MIN←α
1)、ステップS736で、第1の空燃比フィードバック補
正係数α1の平均値LMDの中心値1.0からの偏差ΔLM
Dを算出し(ΔLMD←LMD−1.0)、ステップS737
以降の学習演算の処理へ進む。
【0135】この学習演算処理では、まず、ステップS7
37,S738,S739においてアイドル判定を行ない、アイドル
スイッチ12bがONであり、VSP≦VLRID且つNE<
NLRIDであるとき、アイドル運転状態と判別し、上記ス
テップS737,S738,S739を経てステップS740へ進み、エア
コンスイッチ89がOFFか否かを判別する。
【0136】そして、エアコンスイッチ89がOFFの
ときには、上記ステップS740からステップS741へ進ん
で、アイドル用学習値テーブルTBLRIDの領域A36を特
定してステップS744へ進み、、エアコンスイッチ89が
ONのときには、上記ステップS740からステップS742へ
分岐し、アイドル用学習値テーブルTBLRIDの領域A37
を特定してステップS744へ進む。
【0137】一方、上記ステップS737,S738,S739におい
て、条件が満足されないステップがあり、アイドル運転
状態でないときには、該当するステップからステップS7
43へ分岐し、エンジン回転数NE及び基本燃料噴射パル
ス幅TPに基づき、通常の運転状態に対する通常用学習
値テーブルTBLRの領域A0〜A35から対応する領域を
特定し、ステップS744へ進む。
【0138】そして、アイドル用学習値テーブルTBLR
IDあるいは通常用学習値テーブルTBLRの領域を特定し
た後、ステップS744へ進むと、該当領域から学習値Xを
読出し、この読出した学習値Xと、上記ステップS736で
算出した偏差ΔLMDとから、ステップS745で、新たな
学習値XNEWを設定する(XNEW←X+M・ΔLMD;但
し、Mは、0≦M<1.0であり、ΔLMDの値に応じて参
照される学習値更新比率決定のための係数)。
【0139】次いで、ステップS746へ進み、上記ステッ
プS745で設定した新たな学習値XNEWが下限値RLRMIN
より小さいか否かを判別し、その判別結果に応じ、新た
な学習値XNEWを再設定する。すなわち、上記ステップS
746で、XNEW<RLRMINのときには、ステップS749へ
分岐し、下限値RLRMINを新たな学習値XNEWとして
(XNEW←RLRMIN)、ステップS750へ進み、XNEW≧
RLRMINのときには、ステップS747において、上記ス
テップS745で設定した新たな学習値XNEWが上限値RL
RMAXより大きいか否かを判別する。
【0140】上記ステップS747では、XNEW≦RLRMAX
のとき、そのままステップS750へ進み、XNEW>RLRM
AXのときには、ステップS748へ分岐して、上限値RLR
MAXを新たな学習値XNEWとして(XNEW←RLRMAX)ス
テップS750へ進む。
【0141】以上の処理により新たな学習値XNEWが確
定すると、ステップS750では、今回のマトリックス中の
区画位置NEWと前回の区画位置OLDとが同一であり、学習
条件が成立して学習演算を実行する間、同一領域にとど
まっていたかを判別し、OLD≠NEWのときには、前述のス
テップS753,S754,S755を経てルーチンを抜け、OLD=NEW
のとき、ステップS751へ進んで、アイドル用学習値テー
ブルTBLRIDあるいは通常用学習値テーブルTBLRにお
ける該当領域の学習値Xを新たな学習値XNEWで更新し
(X←XNEW)、ステップS752で、今回のマトリックス
中の区画位置NEWを前回の区画位置OLDとして(OLD←NE
W)ルーチンを抜ける。
【0142】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数のシリンダバンク毎の排気系に設けた空燃比センサの
うち、特定の空燃比センサからの情報に基づいて空燃比
学習を行い、この空燃比学習による学習補正係数を各気
筒に対する燃料噴射量の補正に適用するので、各バンク
毎に空燃比学習を行う場合に比べ、空燃比学習に要する
メモリ容量を低減することができ、コンピュータのオー
バヘッドを軽減し、制御性を向上することができる
た、空燃比学習値テーブルを、エンジン回転数とエンジ
ン負荷をパラメータとする複数の領域からなる非アイド
ル時用の通常用学習値テーブルと、アイドル時用のエア
コンのオン,オフのみをパラメータとして2つの領域か
らなるアイドル用学習値テーブルとに分けて構成し、非
アイドル時は、エンジン回転数及びエンジン負荷をパラ
メータとする通常用学習値テーブルを用いて空燃比学習
を行うので、アイドルを除く通常運転時は、各運転領域
毎に細分化して空燃比学習を行うことが可能となり、通
常運転時の学習精度を確保することができ、排気エミッ
ションの悪化を防止することができる。 また、アイドル
時は、エアコンの負荷変動による影響を考慮しエアコン
のオン,オフのみをパラメータとして2つの領域からな
るアイドル用学習値テーブルを用い、エンジン回転数や
エンジン負荷に拘らず、エアコンのオン,オフのみによ
りそれぞれ空燃比学習を行うので、アイドル時には、エ
アコンのオン,オフのみに応じそれぞれ単一の領域によ
る空燃比学習値により学習補正係数を設定することがで
き、エンジン回転数の変化に伴う領域の移動による空燃
比学習値の段差そのもの自体をなくすことができて、空
燃比学習値間の値の段差に起因する燃料噴射量の急変を
防止して空燃比変動による排気エミッションの悪化やア
イドル回転数変動を解消することができる。 従って、通
常運転時の学習精度の確保と、アイドル時の空燃比学習
値間の段差に起因する空燃比変動の解消とを的確に両立
することができ、全ての運転領域において排気エミッシ
ョンを改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】燃料噴射量設定手順のフローチャート
【図2】エンジン回転数算出及び気筒判別手順のフロー
チャート
【図3】燃料噴射開始設定手順のフローチャート
【図4】燃料噴射手順のフローチャート
【図5】空燃比フィードバック補正係数設定手順のフロ
ーチャート(その1)
【図6】空燃比フィードバック補正係数設定手順のフロ
ーチャート(その2)
【図7】空燃比フィードバック補正係数設定手順のフロ
ーチャート(その3)
【図8】空燃比フィードバック補正係数設定手順のフロ
ーチャート(その4)
【図9】学習補正係数設定手順のフローチャート
【図10】空燃比学習値更新手順のフローチャート(そ
の1)
【図11】空燃比学習値更新手順のフローチャート(そ
の2)
【図12】空燃比学習値更新手順のフローチャート(そ
の3)
【図13】空燃比学習値更新手順のフローチャート(そ
の4)
【図14】空燃比学習値更新手順のフローチャート(そ
の5)
【図15】エンジン制御系の概略図
【図16】クランクロータとクランク角センサの正面図
【図17】図16の側面図
【図18】第1のクランクロータと第1のクランク角セ
ンサの正面図
【図19】第2のクランクロータと第2のクランク角セ
ンサの正面図
【図20】カムロータとカム角センサの正面図
【図21】制御装置の回路構成図
【図22】第1のO2センサ出力電圧と第1の空燃比フ
ィードバック補正係数との関係を示す説明図
【図23】第1のO2センサ出力電圧と学習条件との関
係を示す説明図
【図24】通常用学習値テーブルの説明図
【図25】アイドル用学習値テーブルの説明図
【図26】燃料噴射及び点火のタイミングチャート
【符号の説明】
25a 第1のO2センサ 25b 第2のO2センサ α1 第1の空燃比フィードバック補正係数 α2 第2の空燃比フィードバック補正係数 KBLRC 学習補正係数 Ti 燃料噴射パルス幅

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のシリンダバンク毎の排気系にそれぞ
    れ空燃比センサを設け、空燃比を目標空燃比にフィード
    バック制御するための空燃比フィードバック補正係数を
    上記各空燃比センサ毎に設定すると共に、エンジン定常
    状態時に上記各空燃比センサのうち特定の空燃比センサ
    からの情報を空燃比学習値としてエンジン運転状態をパ
    ラメータとする空燃比学習値テーブルに取込み、エンジ
    ン運転状態に基づいて上記空燃比学習値テーブルから読
    出した空燃比学習値から学習補正係数を設定し、上記各
    空燃比センサ毎の空燃比フィードバック補正係数と上記
    特定の空燃比センサによる情報に基づく学習補正係数と
    により各気筒に対する燃料噴射量を補正して空燃比を制
    御するエンジンの空燃比制御方法において、上記空燃比学習値テーブルを、エンジン回転数とエンジ
    ン負荷をパラメータとする複数の領域からなる非アイド
    ル時用の通常用学習値テーブルと、アイドル時用のエア
    コンのオン,オフのみをパラメータとして2つの領域か
    らなるアイドル用学習値テーブルとに分けて構成し、 アイドルか非アイドルかを判断し、 アイドルのときには、さらにエアコンのオン,オフを判
    断し、 エンジン定常状態において上記特定空燃比センサからの
    情報を空燃比学習値として、非アイドル時は、エンジン
    回転数及びエンジン負荷をパラメータとする上記通常用
    学習値テーブルの該当領域に取込み、アイドル時は、エ
    アコンのオン,オフに対応して上記アイドル用学習値テ
    ーブルの該当領域に取込み、 非アイドル状態のときには、エンジン回転数及びエンジ
    ン負荷に基づいて通常用学習値テーブルの該当アドレス
    から空燃比学習値を読み出して学習補正係数として設定
    し、アイドル状態のときには、エアコンのオン,オフの
    みに基づいてアイドル用学習値テーブルの該当アドレス
    から空燃比学習値を読み出して空燃比学習補正係数とし
    て設定し、 上記学習補正係数と、上記各空燃比センサ毎の空燃比フ
    ィードバック補正係数とにより各気筒に対する燃料噴射
    量を補正すること を特徴とするエンジンの空燃比制御方
    法。
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