JP3064524B2 - 浸漬塗布装置 - Google Patents

浸漬塗布装置

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JP3064524B2
JP3064524B2 JP3190677A JP19067791A JP3064524B2 JP 3064524 B2 JP3064524 B2 JP 3064524B2 JP 3190677 A JP3190677 A JP 3190677A JP 19067791 A JP19067791 A JP 19067791A JP 3064524 B2 JP3064524 B2 JP 3064524B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浸漬塗布装置に関し、
詳しくは、円筒状の被塗布物の表面に形成される塗膜上
部の膜厚だれの発生を減少することが可能な浸漬塗布装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】円筒状の被塗布物の表面に、塗布によっ
て感光層やその他の層を形成することは、従来より広く
行われている。塗布方法の中でも表面の平滑性が良好で
あること、作業性が簡単であること、工程管理が容易で
あること等のために浸漬塗布法が優れている。浸漬塗布
法は、膜厚が薄い場合には、均一に塗布することが可能
であるが、膜厚が厚い場合には、塗布物の上部の塗膜に
だれが生じて、膜厚が不均一になるという欠点がある。
【0003】この塗膜のだれ現象は、塗膜が乾燥する前
に、下方にずり落ちることから発生するものであるか
ら、これを防止するためには、乾燥を速やかにすればよ
い。一方、乾燥を送らせる要因の一つに、塗料からの溶
剤の蒸発によって、その蒸気が被塗布物の周囲に滞留し
て蒸気圧が高くなり、塗膜の乾燥が遅れるということが
ある。滞留する溶剤をなくすための手段として、特開昭
59ー73074号公報には、塗膜に空気整流リングに
より、空気流をあてて乾燥させる方法が記載されてお
り、また、特開昭60ー227261号公報には、円筒
状の被塗布物を塗布面から引き出しつつ、円筒状の被塗
布物の周囲に、送風装置により一様に気流を送り、塗布
を乾燥させる方法が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】改良された送風装置と
して、本発明者は先に特願平2ー3448号において、
円筒状の被塗布物の接線方向に向けて気流を送り出すよ
う配設された複数の羽根を有する気流変向器を出願し
た。しかし、塗布の均一性に更に厳しい要求がなされる
場合には、この気流変向器だけでは不十分で、一層のだ
れの減少の改良が望まれた。本発明は、送風装置におい
て、塗膜のだれを防止する浸漬塗布装置において、一層
だれを減少させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、塗膜のだれ
を減少すべく、鋭意検討した結果、被塗布物支持手段に
よっても改良の余地があることを見い出し、本発明に至
ったものである。即ち、本発明は、塗布液を保持する塗
布槽と、円筒状の被塗布物を上下方向に移動して塗布槽
内に挿入可能に支持する被塗布物支持手段と、塗布槽か
ら回収された塗布液を保持し、塗布槽に再供給するため
の塗布槽外周に設けられ塗布液回収部材と、回収された
塗布液を塗布槽に導入するための塗布液循環手段とを有
する浸漬塗布装置において、該塗布槽の上方に、被塗布
物の表面に空気を吹き付ける送風装置を設けてなり、該
送風装置が、円筒状の被塗布物の接線方向に向けて気流
を送り出すように配設された複数の羽根を有する気流変
向器を具備しており、被塗布物支持手段に、被塗布物と
段差を生じないような外径を有する円筒状の塗布補助部
材を有することにより塗膜のだれを減少させるものであ
る。更に、円筒状の塗布補助部材の高さが、送風装置の
高さよりも高いものとすることにより、一層、塗膜のだ
れを減少させることができる。
【0006】
【実施例】本考案について、図面によって詳しく説明す
る。図1は、本発明の浸漬塗布装置の概略の構成を示す
説明図で、被塗布物が浸漬された後、引き上げられつつ
ある状態を示し、図2は、図1のAーA線断面図であ
る。図中、1は塗布槽であり、内部に塗布液5が満たさ
れてる。この塗布液は、塗布槽下部から導入されるよう
に構成されている。なお、10は塗布槽上端縁から溢流
する塗布液の流れを穏やかにして、泡の発生を防止する
ための堰である。塗布槽の外周には、塗布槽上端縁から
溢流する塗布液を保持するための外部槽6が取り付けら
れており、ポンプ8及びフィルター9を介して塗布槽下
部に連通している。
【0007】塗布槽1の上方で、外部槽6の内側には、
送風装置が配設されている。この送風装置は、気流発生
器2と、気流変向器3とより構成され、そして気流変向
器の内側には、多数の羽根4が、円筒状の被塗布物の接
線方向に向けて傾斜して取り付けられている。気流発生
器2と被塗布物14との間隔は、2〜10cm程度であ
るのが好ましく、また、気流変向器3と被塗布物14と
の間隔は、1〜5cm程度であるのが好ましい。気流発
生器2には、気流噴出のためのリング状ノズルが設けら
れており、そしてこのノズルからの気流の噴出は上向き
になるようにするのがだれ発生防止の観点から好まし
い。気流変向器3の羽根4の取付け角度及び形状は、任
意に変更することができ、また、羽根の数は多い方が好
ましい。また、羽根の厚さは0.5mm以下で、薄い方
が好ましい。羽根の材質は、ステンレス鋼、真鍮、アル
ミニウム、その他の金属、プラスチック等、いかなるも
のでも使用できる。塗布槽1の上方には、被塗布物14
を支持するための支持部材13が、モーター11とボー
ルねじ12によって上下に移動できるように取り付けら
れている。
【0008】上記の浸漬塗布装置を用いて被塗布物14
を塗布液によって被覆するには、モータ11を駆動して
被塗布物14を塗布槽12の塗布液5中に浸漬させる。
次いで、所定の速度で引き上げて浸漬塗布を行う。その
際、塗布槽1内の塗布液5はポンプ8を駆動することに
よって循環させる。すなわち、塗布槽上端縁から溢流し
て外部槽6に回収された塗布液は、配管7を通り、フィ
ルター9で不純物が除去された状態で、塗布槽1の下部
に導入する。被塗布物14を引き上げる際に、送風装置
の気流発生器2の内部に、図示されない送風機から加圧
空気を送り込み、気流を発生させる。気流は気流発生器
2のリング状ノズルから噴出し、気流変向器3の羽根4
によって変更され、被塗布物の接線方向に向けて送り出
される。そのため、気流は、円筒状の被塗布物の表面に
沿って円周方向に流れ、回転しながら塗膜と接触するの
で、塗膜表面との接触が均一になる。したがって、被塗
布物表面に形成された塗膜は、均一に乾燥され、乾燥に
むらが生じることがなく、まただれの発生による塗布む
らが生じることもない。
【0009】ところがその際、図3に示すように、被塗
布物の上部が空間になっている場合、気流は解放されて
いる方へ放出され、塗膜15に当たる分が減少する。特
にだれを防止させたい上部では効果が減少する。そこで
図1に示すように、被塗布物14と段差を生じないよう
な外形を有する円筒状の塗布補助部材16を設けたもの
である。塗布補助部材16が存在すると、気流は常に塗
膜15に当たりながら、一様な流れとなって上方へ流れ
てゆくようになる。従って、被塗布物の上部において
も、より速やかに塗膜は乾燥されるようになるのであ
る。被塗布物と段差を生じないような外形とは、同径が
好ましいが、被塗布物を支持する際の精度も考慮して、
1〜2mm程度のずれがあってもよい。該塗布補助部材
は支持手段と一体的に構成しておけば、被塗布物を交換
する際には塗布補助部材ははずす必要はない。但し、塗
布補助部材は1〜2mm程度は水平方向に動けるような
アソビがあってもよい。
【0010】
【発明の効果】本発明の浸漬塗布装置は、上記のように
送風装置が、円筒状の被塗布物の接線方向に向けて気流
が送り出されるように配設された複数の羽根を有する気
流変向器と、更に被塗布物と段差を生じないような外形
を有する円筒状の塗布補助部材を有しているので乾燥に
むらが生じることがなくだれを一層効果的に防止するこ
とができ、均一な膜厚の被塗布物を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案の浸漬塗布装置の概略の構成
図。
【図2】図2は、気流発生器の横断面図を示す。
【図3】図3は、円筒状の保持部材を有しない浸漬塗布
装置を示す。
【符号の説明】
1 塗布槽 2 気流発生器 3 気流変向器 4 羽根 5 塗布液 6 外部槽 7 配管 8 ポンプ 9 フィルター 10 堰 11 モーター 12 ボールねじ 13 支持部材 14 被塗布物 15 塗膜 16 塗布補助部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05C 3/09 - 3/109 B05C 9/12 B05D 1/18 G03G 5/00 101 G03G 5/05 102

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗布液を保持する塗布槽と、円筒状の被
    塗布物を上下方向に移動して塗布槽内に挿入可能に支持
    する被塗布物支持手段と、塗布槽から回収された塗布液
    を保持し、塗布槽に再供給するための塗布槽外周に設け
    られ塗布液回収部材と、回収された塗布液を塗布槽に導
    入するための塗布液循環手段とを有する浸漬塗布装置に
    おいて、該塗布槽の上方に、被塗布物の表面に空気を吹
    き付ける送風装置を設けてなり、該送風装置が、円筒状
    の被塗布物の接線方向に向けて気流を送り出すように配
    設された複数の羽根を有する気流変向器を具備してお
    り、被塗布物支持手段に、円筒状の塗布補助部材を被塗
    布物の上部に設けたことを特徴とする浸漬塗布装置。
  2. 【請求項2】 円筒状の塗布補助部材の高さが、送風装
    置の高さよりも高いものであることを特徴とする請求項
    1記載の浸漬塗布装置。
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JP3661828B2 (ja) 1998-03-27 2005-06-22 株式会社リコー 浸漬塗工装置
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CN103909038B (zh) 2013-01-07 2017-06-13 通用电气公司 浸渍涂层装置及应用该装置制备电极的方法

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