JP3064521B2 - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP3064521B2
JP3064521B2 JP3183410A JP18341091A JP3064521B2 JP 3064521 B2 JP3064521 B2 JP 3064521B2 JP 3183410 A JP3183410 A JP 3183410A JP 18341091 A JP18341091 A JP 18341091A JP 3064521 B2 JP3064521 B2 JP 3064521B2
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利昭 藤森
雅夫 秋山
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Nitto Optical Co Ltd
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Nitto Optical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮影モード切換え部材
の開閉動作によって画面寸法切換え可能なカメラに関す
るもので、例えば、通常の画面サイズ写真の撮影(通常
写真撮影)に加えて、パノラマ写真に酷似した疑似パノ
ラマ写真の撮影が可能なカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】画面寸法切換え可能なカメラとして、撮
影モード切換え部材を遮光筒内上下に備え、この撮影モ
ード切換え部材の開閉動作によって、通常写真撮影と疑
似パノラマ写真撮影とを選択的に行なえるように構成さ
れたものが知られている。
【0003】このカメラでは、通常写真撮影モードにお
いて、撮影モード切換えスイッチを操作して撮影モード
切換え部材を閉じる(通常写真撮影用光の光路内に撮影
モード切換え部材を突出させる)と、通常写真撮影用光
は横長の疑似パノラマ写真撮影用光となり、疑似パノラ
マ写真モードに切り換わるようになっている。また疑似
パノラマ写真撮影モードにおいて、撮影モード切換えス
イッチを操作して撮影モード切換え部材を開くと、疑似
パノラマ写真撮影用光は通常写真撮影用光となり、通常
写真撮影モードに切り換わるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
に構成されたカメラでは、疑似パノラマ写真モードのと
き通常写真撮影用光の光路内に撮影モード切換え部材が
突出するので、遮光筒内に導かれた光の一部は、撮影モ
ード切換え部材内面に到達することになり、この撮影モ
ード切換え部材内面での光の反射によって、遮光筒内面
が明るくなり、フィルム面に写しだされる画像がボケた
りする危険性があった。
【0005】そのため、この内面反射を防止する策とし
て、従来、撮影モード切換え部材および遮光筒内面に、
艶消し効果を持つ塗料を付着させるなどの方法が用いら
れてきたが、内面反射の影響を十分には除去できなかっ
た。
【0006】本発明は、かかる問題点に鑑みなされたも
ので、遮光筒内での内面反射を効果的に抑制することが
できるカメラを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のカメラは、撮影
モード切換え部材を遮光筒内に備え、この撮影モード切
換え部材の開閉動作によって画面寸法切換え可能なカメ
ラにおいて、前記撮影モード切換え部材に、当該撮影モ
ード切換え部材が閉じた際その内面を照射する光の一部
を透過させる透光窓を設け、さらに、前記撮影モード切
換え部材外側の前記透光窓よりもフィルム面に近い部分
に、前記透光窓を透過して当該撮影モード切換え部材外
側に導かれる光が前記フィルム面に到達するのを阻止す
る遮光部材を設けたものである。
【0008】
【作用】上記した手段によれば、例えば通常写真撮影の
ために撮影モード切換え部材を開くと、撮影モード切換
え部材内面には光が到達しないので、透光窓を光は透過
せず、通常写真撮影のために必要な入光が制限されるこ
とはない。
【0009】一方、例えば疑似パノラマ写真撮影のため
に撮影モード切換え部材を閉じる(通常写真撮影用光の
光路内に撮影モード切換え部材を突出させる)と、撮影
モード切換え部材内面の波形段部に当たる光(余分な
光)の一部が透光窓を透過して撮影モード切換え部材外
側に導かれ、当該光は遮光部材に当たり、この遮光部
材、遮光筒および撮影モード切換え部材によって画成さ
れる領域に封じ込められ、その全部あるいは大部分が吸
収されることになり、その分、遮光筒内での内面反射が
抑制されることになる。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係るカメラの実施例を図面に
基いて説明する。
【0011】図1には第1の実施例のカメラの裏蓋を開
いた状態が示されている。
【0012】このカメラ本体1裏面中央位置にはファイ
ンダ部2が設けられ、カメラ本体1裏面左側にはフィル
ムパトローネ(図示せず)を収納するためのパトローネ
室3が設けられ、一方、カメラ本体1裏面右側には、フ
ィルムのパーフォレーション穴にかみ合って当該フィル
ムを巻き上げる役目をするスプロケット4と、フィルム
の巻軸であるスプール5とが設けられ、さらに、カメラ
本体1裏面中央にはアパーチュア10が設けられてい
る。また、カメラ本体1上面右側にはレリーズボタン6
が設けられ、一方、カメラ本体1に取り付けられた裏蓋
8内面中央には、フィルム裏面を圧着安定して平面性を
保つための圧板9が設けられている。
【0013】また、実施例のカメラでは、図2(平面
図)に示すようにパトローネ室3とスプール5との間に
設置される遮光筒14内上下には撮影モード切換え部材
20が設けられている(図3の斜視図参照)。この撮影
モード切換え部材20内面には反射防止用の波形段部2
1が形成されている。また、この撮影モード切換え部材
20中央には透光窓23が形設されている。この透光窓
23は、撮影モード切換え部材20が閉じた際に、その
内面を照射する光の一部を透過させ、撮影モード切換え
部材20外側に導くように機能する。また、この撮影モ
ード切換え部材20裏面には縦断面弧状の遮光部材24
が取り付けられている。この遮光部材24は被写体側が
凹面となるような板材によって構成されており、遮光筒
14に設けられ当該遮光部材24と相補的形状を持つ遮
光部材用差込み用穴15に対して収納可能となってい
る。この遮光部材24は、前記透光窓23を透過して撮
影モード切換え部材20外側に導かれる光がフィルム面
に到達するのを阻止する機能を持つ。なお、この遮光部
材24の弧の長さは、撮影モード切換え部材24が最高
に閉じられたときにも、遮光部材24先端が前記遮光部
材用差込み用穴15から抜けない程度に設定されてい
る。
【0014】このように構成された各撮影モード切換え
部材20は各軸22を中心として揺動できるように遮光
筒14に取り付けられ、これら撮影モード切換え部材2
0は、図3に示す撮影モード切換えスイッチ40の上下
操作により、連動動作して開閉を行なうようにされてい
る。これら撮影モード切換え部材20に連動動作を行な
わせるため、図3に示すように、各撮影モード切換え部
材20の各軸22には互いにかみ合うセクタ歯車31が
設けられ、このうち一方のセクタ歯車31外側面には、
前記撮影モード切換えスイッチ40の切欠き42に係合
するピン32が付設されている。
【0015】なお、各セクタ歯車31外側面には図3に
示すようにばね取付け用突起33が突設され、この各突
起33には図3に示すように停止位置保持用ばね50の
各端が掛けられている。
【0016】次いで、以上のように構成された実施例の
カメラの動作を図3、図4および図5を用いて説明す
る。
【0017】カメラにフィルムを装填した後、撮影モー
ド切換えスイッチ40が引き上げられている通常写真撮
影モードにおいて(図3および図4参照)、撮影モード
切換えスイッチ40を引き下げると、切欠き42とピン
32との係合によって、上側セクタ歯車31は時計方向
に揺動し、一方、該セクタ歯車31にかみ合う下側セク
タ歯車31は反時計方向に揺動する。その結果、撮影モ
ード切換え部材20は閉じられ、通常写真撮影モードか
ら図5に示す疑似パノラマ写真撮影モードに移行する。
このとき、通常写真撮影用光の光路内に透光窓23が口
を開くので、撮影モード切換え部材20内面に当たる光
(余分な光)のほとんどが透光窓23から撮影モード切
換え部材20外側に導かれ、当該光は遮光部材24に当
たる。そして、遮光部材24、撮影モード切換え部材2
0および遮光筒14によって画成される領域に封じ込め
られ、そこで全部あるいは大部分が吸収される。
【0018】一方、図5に示す疑似パノラマ写真撮影モ
ードにおいて、撮影モード切換えスイッチ40を引き上
げると、切欠き42とピン32との係合によって、上側
セクタ歯車31は反時計方向に揺動し、一方、該セクタ
歯車31にかみ合う下側セクタ歯車31は時計方向に揺
動する。その結果、撮影モード切換え部材20は開か
れ、疑似パノラマ写真撮影状態から図4に示す通常写真
撮影状態に移行する。このとき、透光窓23は通常写真
撮影用光の光路外へ退くので、通常写真撮影のために必
要な光が透光窓23内に入ることはない。
【0019】このように構成されたカメラによれば、該
撮影モード切換え部材20による光の反射がなくなる
か、減少することになる。その結果、遮光筒14内での
内面反射が効果的に抑制されることになる。
【0020】図6および図7には本発明の第2の実施例
が示されている。
【0021】この実施例のカメラが第1の実施例のカメ
ラと異なる点は、撮影モード切換え部材20外側に設け
られた遮光部材24が弾性体から構成され、また、遮光
筒14側に遮光部材用差込み用穴15が設けられていな
いことである。つまり、遮光部材24は弾性体から構成
され、撮影モード切換え部材20と遮光筒14との間に
閉じ込み可能となっており、遮光筒14側の遮光部材用
差込み用穴15が不要となっている点で、第1の実施例
と異なっている。
【0022】なお、その他の構成は、第1の実施例と略
同様な構成となっている。
【0023】この実施例によれば、第1の実施例と同様
の効果が得られることは勿論のこと、遮光筒14側に遮
光部材用差込み用穴15が不要なので、その分、構造が
簡素化されることになる。
【0024】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0025】例えば、実施例のカメラでは、疑似パノラ
マ写真撮影モードと通常写真撮影モードとを切換え可能
なカメラを例に説明したが、例えばハーフサイズ写真撮
影モードと通常写真撮影モードとを切換え可能なカメラ
にも適用可能である。つまり、撮影モード切換え部材の
開閉によって画面寸法切換え可能なカメラであれば全て
のものに適用できる。
【0026】また、実施例のカメラでは、疑似パノラマ
写真撮影の状態で被写体側が凹面となる遮光部材24を
設けた例を説明したが、例えば疑似パノラマ写真撮影の
状態で被写体側が平面状をなす遮光部材を設けてもよ
い。要は、透光窓23を通じて撮影モード切換え部材2
0外側に導かれる光を逃さないような形状であればよ
い。その点、被写体側に膨出するような遮光部材は好ま
しくはない。なぜなら、遮光部材で反射した光が前記透
光窓から再び出てしまう危険性があるからである。
【0027】また、実施例のカメラでは、遮光部材24
を撮影モード切換え部材20側に設けたものについて説
明したが、遮光部材24を遮光筒14側に設けてもよ
い。
【0028】また、実施例のカメラでは、撮影モード切
換え部材20の内面反射防止のために波形段部21が形
成されたものについて説明したが、波形段部21の代わ
りに艶消し塗装や植毛紙の貼付けなどを施した撮影モー
ド切換え部材などの場合にも適用できる。つまり、撮影
モード切換え部材が閉じた際その内面を照射するような
場合一般に適用できる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、撮影モード切換え部材
を遮光筒内に備え、この撮影モード切換え部材の開閉動
作によって画面寸法切換え可能なカメラにおいて、前記
撮影モード切換え部材に、当該撮影モード切換え部材が
閉じた際その内面を照射する光の一部を透過させる透光
窓が設けられ、さらに、前記撮影モード切換え部材外側
の前記透光窓よりもフィルム面に近い部分に、前記透光
窓を透過して当該撮影モード切換え部材外側に導かれる
光が前記フィルム面に到達するのを阻止する遮光部材が
設けられているので、遮光筒内での内面反射が効果的に
抑制され、鮮明な画像を得ることができることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例のカメラの裏面図である。
【図2】第1の実施例のカメラの遮光筒およびその周辺
部品の平面図である。
【図3】第1の実施例のカメラの撮影モード切換え部材
の斜視図である。
【図4】第1の実施例のカメラの通常写真撮影モードの
遮光筒およびその内部部品の縦断面図である。
【図5】第1の実施例のカメラの疑似パノラマ写真撮影
モードの遮光筒およびその内部部品の縦断面図である。
【図6】第2の実施例のカメラの通常写真撮影モードの
遮光筒およびその内部部品の縦断面図である。
【図7】第2の実施例のカメラの疑似パノラマ写真撮影
モードの遮光筒およびその内部部品の縦断面図である。
【符号の説明】
1 カメラ本体 14 遮光筒 20 撮影モード切換え部材 23 透光窓 24 遮光部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影モード切換え部材を遮光筒内に備
    え、この撮影モード切換え部材の開閉動作によって画面
    寸法切換え可能なカメラにおいて、前記撮影モード切換
    え部材に、当該撮影モード切換え部材が閉じた際その内
    面を照射する光の一部を透過させる透光窓が設けられ、
    さらに、前記撮影モード切換え部材外側の前記透光窓よ
    りもフィルム面に近い部分に、前記透光窓を透過して当
    該撮影モード切換え部材外側に導かれる光が前記フィル
    ム面に到達するのを阻止する遮光部材が設けられている
    ことを特徴とするカメラ。
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