JP3064244B2 - じゅうたん用塗布装置 - Google Patents

じゅうたん用塗布装置

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JP3064244B2
JP3064244B2 JP8325917A JP32591796A JP3064244B2 JP 3064244 B2 JP3064244 B2 JP 3064244B2 JP 8325917 A JP8325917 A JP 8325917A JP 32591796 A JP32591796 A JP 32591796A JP 3064244 B2 JP3064244 B2 JP 3064244B2
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JP
Japan
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carpet
antistatic agent
brush
liquid tank
brush roll
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JP8325917A
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JPH10151388A (ja
Inventor
米原  隆
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有限会社理究
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は帯電防止剤をじゅ
うたんに塗布する塗布装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、じゅうたんの塗布装置として特公
平6−55290号に示すように、装置本体に振動駆動
体を支持固定し、この振動駆動体に振動板を設け、この
振動板の下面にクッション塗布部を設け、このクッショ
ン塗布部に振動板から振動を伝えて、当該クッション塗
布部に設けた液流孔を通して塗布剤を流出させる。この
様なクッション塗布部をじゅうたんの表面に圧接して塗
布剤を塗布していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の様
なじゅうたんの上面を上方から上記クッション塗布部を
圧接させると、じゅうたんの毛足部分が押圧されて乱雑
に寝てしまい、そのため帯電防止剤の塗布においても片
寄ったものと成り、そのままの状態で塗膜も形成されて
いた。またじゅうたんの上面をクッション塗布部で押圧
するので、じゅうたんの奥部にまで帯電防止剤が届きに
くく、じゅうたんの表面部分にしか塗膜が形成されなか
った。よって帯電防止剤を塗布したとしても、じゅうた
んの表面だけの塗布では、形成された帯電防止剤の塗膜
が他物と接触した際の摩擦によりすぐ剥がれてしまい、
帯電防止剤の効果が長続きせず耐久性の点で問題があっ
た。
【0004】この発明は、これらの点に鑑みてなされた
ものであり、じゅうたんの毛足部分の奥部にまで帯電防
止剤を片寄りなく塗布できて、じゅうたんの表面だけで
なく毛足部分の奥部においても帯電防止剤の塗膜が形成
でき、その結果じゅうたんに耐久性の有る帯電防止剤の
塗布ができるじゅうたん用塗布装置を提供するものであ
る。
【課題を解決するための手段】
【0005】そしてその具体的構成は、装置本体を液タ
ンクと枠体によって形成し、この枠体の内部に下面が開
口したチャンバーを設け、このチャンバー内の上部にノ
ズルを下方に向けて設け、上記液タンクに帯電防止剤を
貯留できる構成とし、この液タンクと上記ノズルを液送
パイプによって接続し、上記チャンバー下部の装置本体
の下面には、被処理物であるじゅうたんの毛足部分の長
さと略等しい長さでかつ硬質なブラシ部を有するブラシ
ロールを水平な軸で軸支し、当該ブラシ部によって上記
じゅうたんの毛足部分をブラッシングする、じゅうたん
用塗布装置とした。
【0006】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態例を図
について説明する。
【0007】図1乃至図4はこの発明の実施の形態例を
示し、装置本体1は縦断面山型でかつ中空の枠体2と後
述の液タンク5とによって形成され、この枠体2の内部
には下端が開放した縦長のチャンバー3を有し、このチ
ャンバー3内の上部にノズル4を下方に向けて設けてい
る。またこの枠体2に隣接して帯電防止剤を貯留する液
タンク5を設け、この液タンク5と上記チャンバー3内
の上部に設けたノズル4とを液送パイプ6によって接続
している。さらに上記縦断面山型の枠体2の下面には、
この装置本体1を移動する際に使用する、ローラー状の
ブラシロール7が前部と後部の2箇所に軸支されてい
る。
【0008】これらのブラシロール7の外周のブラシ部
7aは、硬質でかつ帯電防止剤を塗布するじゅうたん8
の毛足部分8aの長さと略等しい長さとなっている。さ
らにこれらのブラシロール7の内部には当該ブラシロー
ル7を回転させるモータが夫々内蔵されている(図示省
略)。
【0009】上記液タンク5の上面には帯電防止剤の注
入口9を設けており、この注入口9のすぐ近くにはギヤ
ーポンプ10を設けている。そして上記液タンク5内に
は、このギヤーポンプ10に接続された吸引パイプ11
を液タンク5内の下部まで垂下させ、この吸引パイプ1
1の下端にフィルター11aを被せた吸引口11bを設
けている。
【0010】またこの液タンク5の前面は上記縦断面山
型の枠体2の背面に上下二箇所でボルト12によって固
定されており、液タンク5の後面にはハンドル13を設
けている。このハンドル13は下端の軸支部13aによ
り回動自在で、その上部には装置本体1のスイッチ14
を有している。また液タンク5の下面には車輪5aが設
けられており、液タンク5に帯電防止剤が満杯に貯留さ
れても、安定して支持できる。
【0011】次ぎにこの装置を使ってじゅうたん8に帯
電防止剤を塗布する手順を説明する。 まずこの装置の
スイッチ14をオンにすると、2つのブラシロール7に
内蔵されたモータが回転を始め、装置本体1が前進し始
め、使用者はハンドル13で方向の操作をするだけで良
い。それと同時に液タンク5の上面に設けられたギヤー
ポンプ10が動きだし、液タンク5内の吸引口11bか
ら液タンク5内の帯電防止剤を汲み上げ、チャンバー3
内上部に設けられたノズル4まで移送する。そしてこの
ノズル4から下方のじゅうたん8に向かって、帯電防止
剤がミスト状の小さな粒子15となって噴霧される。
【0012】この噴霧されたミスト状帯電防止剤の粒子
15は、引力も手伝ってじゅうたん8の表面に落下す
る。そして図4に示すように、このじゅうたん8の表面
に落下した帯電防止剤の粒子15を今度は、後部のブラ
シロール7が回転してきて、当該ブラシロール7の密集
した硬質のブラシ部7aがじゅうたん8の長い毛足部分
8aの奥深くまで入り込み塗膜15aを形成させる。こ
の時ブラシロール7のブラシ部7aとじゅうたん8の毛
足部分8aの長さを略等しくしているので、ブラシロー
ル7の硬質のブラシ部7aが突出して、じゅうたん8の
地の部分に接触する。さらに回転するブラシロール7に
直接粒子15が付着して、じゅうたん8の毛足部分8a
の奥部まで到達し塗膜15aを形成する場合もある。
【0013】また後部のブラシロール7の回転によるブ
ラッシングに先立って、前部のブラシロール7が回転し
て上記ミスト状帯電防止剤が噴霧される前のじゅうたん
8を、丁度耕運機が畑を耕す様にブラッシングするの
で、その後噴霧されて落下したミスト状帯電防止剤の粒
子15はじゅうたん8の表面だけでなく、じゅうたん8
の毛足部分8aの内部にまで入り込み易く、付着して塗
膜15aを形成し易いものである。
【0014】この様に装置本体1を移動させるだけで、
前後のブラシロール7によってチャンバー3内の上部の
ノズル4から噴霧されたミスト状の帯電防止剤の粒子1
5が、じゅうたん8の毛足部分8aの内部奥深くにまで
付着して、これらの部分から表面に至るまで塗膜15a
を形成することができる。従って形成された帯電防止剤
の塗膜15aが他物と接触した際の摩擦によりすぐ剥が
れるということがなく、帯電防止剤の効果が長続きし耐
久性の有る帯電防止剤の塗布ができる。さらに上記の通
りブラシロール7によってじゅうたん8の奥深くまでブ
ラッシングすることにより、空気を取り込むのでじゅう
たんの乾燥が早く別途乾燥させる必要がない。またブラ
シロール7のブラシ部7aとじゅうたん8の毛足部分8
aの長さを略等しくしているので、ブラシロール7の硬
質のブラシ部7aが突出して、じゅうたん8の地肌部分
を傷つけることもなく、またブラシロール7の回転に支
障を来すということもない。
【0015】なおこの実施の形態例では、被塗布物とし
てじゅうたん8を採用しているが、被塗布面がじゅうた
ん8のように繊維質のものであれば同様の効果が得ら
れ、被塗布物としてはじゅうたん8に限定されるもので
はない。ブラシロール7を装置本体1の前後に二箇所設
けているが、ブラシロール7を設ける数量は限定される
ものではない。またブラシロール7にモータを内蔵した
が、別途装置本体1の適宜の箇所に駆動体を設けても良
い。装置本体1のチャンバー3を形成する枠体2の形状
を縦断面山型としたが、これは発明の必須要件ではな
い。またチャンバー3を装置本体1の前部に設け、液タ
ンク5を装置本体1の後部に設けているが、これらの設
ける位置はこれに限定されるものではない。
【0016】さらに図5に示すように装置本体1の左右
の両側及び後方に、装置本体1を支持し、その先端に車
輪を有する、伸縮自在な装置本体支持具16を設けるこ
ともできる。これらの装置本体支持具16の脚部16a
の長さを夫々変えることにより装置本体1の高さを変
え、これによりブラシロール7のブラシ部7aがじゅう
たん8の毛足部分8aに入り込む長さを調整することが
できる。またブラシロール7の回転と同時に適宜の手段
により当該ブラシロール7を振動させながら帯電防止剤
の塗布を行なう場合もある。
【0017】
【発明の効果】この発明は、じゅうたんの表面に付着し
たミストの粒子が、硬質なブラシロールのブラシ部によ
ってブラッシングされるので、じゅうたんの毛足部分の
奥深くにまで効率良く付着して、これらの部分からじゅ
うたんの表面に至るまで帯電防止剤の塗膜を形成するこ
とができる。従って形成された塗膜が他物と接触した際
の摩擦によりすぐ剥がれるということがなく、帯電防止
剤の効果が長続きし耐久性の有る帯電防止剤の塗布がで
きる。さらに上記の通りブラシロールによってじゅうた
んの毛足部分の奥深くまでブラッシングすることによ
り、空気を取り込むのでじゅうたんの乾燥が早く別途乾
燥させる必要がない。またブラシロールのブラシ部とじ
ゅうたんの毛足部分の長さを略等しくしているので、ブ
ラシロールのブラシ部が突出して、じゅうたんの地の部
分を傷つけることもなく、さらにブラシロールの回転に
支障を来すということもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態例において、帯電防止剤
をミスト状にして噴霧している状態の縦断面側面図であ
る。
【図2】この発明の実施の形態例の側面図である。
【図3】この発明の実施の形態例の正面図である。
【図4】この発明の実施の形態例が、じゅうたんの上を
ブラシロールが回転することによって、噴霧されたミス
ト状帯電防止剤がブラッシングされている様子を示した
拡大側面図である。
【図5】この発明の他の実施の形態例の側面図である。
【符号の説明】
1 装置本体 2 枠体 3 チャンバー 4 ノズル 5 液タンク 6 液送パイプ 7 ブラシロール 7a ブラシ部 8 じゅうたん 8a 毛足部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05C 1/02 - 1/16 B05C 11/10 B05C 17/00 - 17/015 A47L 11/03,11/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体を液タンクと枠体によって形成
    し、この枠体の内部に下面が開口したチャンバーを設
    け、このチャンバー内の上部にノズルを下方に向けて設
    け、上記液タンクに帯電防止剤を貯留できる構成とし、
    この液タンクと上記ノズルを液送パイプによって接続
    し、上記チャンバー下部の装置本体の下面には、被処理
    物であるじゅうたんの毛足部分の長さと略等しい長さで
    かつ硬質なブラシ部を有するブラシロールを水平な軸で
    軸支し、当該ブラシ部によって上記じゅうたんの毛足部
    分をブラッシングすることを特徴とする、じゅうたん用
    塗布装置。
JP8325917A 1996-11-22 1996-11-22 じゅうたん用塗布装置 Expired - Lifetime JP3064244B2 (ja)

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JP8325917A JP3064244B2 (ja) 1996-11-22 1996-11-22 じゅうたん用塗布装置

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JPH10151388A JPH10151388A (ja) 1998-06-09
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