JPH1043099A - 電気掃除機の吸込口体 - Google Patents

電気掃除機の吸込口体

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JPH1043099A
JPH1043099A JP20682096A JP20682096A JPH1043099A JP H1043099 A JPH1043099 A JP H1043099A JP 20682096 A JP20682096 A JP 20682096A JP 20682096 A JP20682096 A JP 20682096A JP H1043099 A JPH1043099 A JP H1043099A
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JP
Japan
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suction port
wiping member
steam
suction
dust
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JP20682096A
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English (en)
Inventor
Kenji Harada
健司 原田
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、床面を傷めることなく掃除できるス
チームを用いた電気掃除機の吸込口体を提供することに
ある。 【解決手段】吸込室2とこの吸込室2に隣接して設けら
れたスチーム生成装置配設室7とを有し掃除機に接続さ
れる本体ケース1と、吸込室2に回転可能に設けられ外
周面に拭取部材23を有し一端側にプーリー24、25
が設けられた清掃ローラー20と、外周に設けられた除
塵ブラシ33の先端部を前記拭取部材23に接触させて
吸込室23に配設され一端側に清掃ローラー20に設け
たプーリー24と対応したプーリー34を有する除塵ロ
ーラー30と、本体ケース1内に設けられ清掃ローラー
20と除塵ローラー30を回転させるモータ40と、ス
チーム生成装置配設室7に配設されたスチーム生成装置
50と、スチーム生成装置50で生成したスチームを吸
込室2の開口周縁部に噴出させるノズル54bとを備え
た電気掃除機の吸込口体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スチームを噴出
して清掃する電気掃除機の吸込口体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スチームを噴出して清掃をする掃
除機としては例えば特開昭55−76628号公報に記
載されているものがある。この公報に記載されたじゅう
たん用クリーナは、スチーム発生装置によりスチームを
発生させつつモータによって回転ブラシを回転させてブ
ラシ毛によってじゅうたんを起毛させるとともに吸込気
流とともに塵埃を吸込みこの塵埃をフィルターによって
除塵するものである。
【0003】この公報記載のじゅうたん用クリーナは、
スチームが噴射された状態のじゅうたんの毛を回転ブラ
シを回転させてブラシ毛によって起毛させるものである
ことから、回転するブラシ毛によってじゅうたんの毛を
起毛させる際に場合によっては一部の毛の切断等が生じ
るとともに、この切断された毛あるいは糸屑または髪の
毛等(以下糸屑等という)がブラシ毛に巻き付いた状態
で付着してしまうものである。そして、ブラシ毛に糸屑
等が付着すると良好に起毛をさせることができないた
め、この付着した糸屑等を取り除かなければならない
が、前述のように糸屑等はブラシ毛に巻き付いた状態と
なっていることから場合によっては糸屑等を刃物で切断
する等しないと取り除けないものでありその除去作業は
容易ではなくまた煩わしいものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
スチームを噴出しつつ掃除をなす吸込口体は、回転する
ブラシ毛によってじゅうたんを傷めるとともに、ブラシ
毛に付着した糸屑等の除去作業が容易ではないという問
題があった。また、ブラシ毛を回転させるものであるこ
とからじゅうたん以外の板の間等の床面の掃除の際はス
チームを噴出しつつ回転ブラシを回転させたとしても、
ブラシ毛では拭き取り作用が少ないため、床面に付着し
た汚れを確実に除去できないという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記事情に鑑
みなされたものであり、請求項1記載の発明は、下面に
開口した吸込口を有するとともに吸気口を有する吸込室
とこの吸込室に隣接して設けられたスチーム生成装置配
設室とが設けられるとともに電気掃除機に接続される本
体ケースと、前記吸込室に回転可能に配設され外周面に
拭取部材が設けられた清掃ローラーと、外周に除塵ブラ
シが設けられこの除塵ブラシの先端部を前記拭取部材に
接触させて前記吸込室に配設される除塵ローラーと、前
記本体ケース内に設けられ前記清掃ローラーと除塵ロー
ラーとを回転させるモータと、貯水タンク、スチーム生
成部からなり前記スチーム生成装置配設室に配設された
スチーム生成装置と、前記スチーム生成装置にスチーム
供給管を介して接続され前記吸込室の開口に配設されス
チームを噴出するノズルとを備えた電気掃除機の吸込口
体としたものである。
【0006】このように請求項1記載の発明は、じゅう
たん・板の間等の床(以下床等という)に、スチームを
噴出しつつ回転する清掃ローラーに設けた拭取部材によ
り床等を摺接つまり拭きながら拭取部材に塵埃を付着さ
せるとともに、この付着した塵埃を吸込気流とともに吸
い込み掃除するものであることから床等を傷めることな
く、また、床等に付着した汚れを確実に除去できるとい
う作用を有するものである。また、拭取部材に付着した
塵埃は除塵ローラーに設けた除塵ブラシによって除去さ
れることから、拭取部材への塵埃付着が良好になされる
ため掃除効果をあげることができるという作用を有する
ものである。
【0007】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記除塵ローラーに設けた除塵ブラ
シの回転による移動方向を前記清掃ローラーに設けた拭
取部材の回転による移動方向と逆方向とした電気掃除機
の吸込口体としたものである。
【0008】このように請求項2記載の発明は、請求項
1記載の発明の作用に加えて、除塵ローラーに設けた除
塵ブラシの回転による移動方向を前記清掃ローラーに設
けた拭取部材の回転による移動方向と逆方向としたた
め、拭取部材に付着した塵埃を確実に除去できることか
ら拭取部材を常に塵埃の付着していない状態に維持でき
るという作用を有するものである。
【0009】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは請求項2記載の発明において、清掃ローラーの拭取
部材の回転による移動方向と前記吸込口体の移動方向を
逆方向とするとともに拭取部材の移動速度を吸込口体の
移動速度よりも小さくした電気掃除機の吸込口体とした
ものである。
【0010】このように構成した請求項3記載の発明
は、請求項1および請求項2記載のそれぞれの発明の作
用に加えて、清掃ローラーの拭取部材の回転による移動
方向と前記吸込口体の移動方向が逆方向であるとともに
拭取部材の移動速度が吸込口体の移動速度よりも小さい
ことから、掃除中の吸込口体の移動動作の際に拭取部材
によって床等を確実に摺接されることからより効果的な
拭き取りができるという作用を有するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態を
図1ないし図3に基づいて説明する。
【0012】図1は吸込口体の斜視図であり、図2は吸
込口体の前後方向の断面図であり、図3は吸込口体の左
右方向の断面図である。
【0013】図においてAは吸込口体で、この吸込口体
Aは、図示しない取付ねじによって結合される上ケース
1aと下ケース1bとからなる本体ケース1、この本体
ケース1内に配設された、清掃ローラー20、除塵ロー
ラー30、モータ40およびスチーム生成装置50等か
ら構成されている。
【0014】そして、図2に示すように前記本体ケース
1の前部には、吸込室2が形成されており、この吸込室
2は下面つまり床等側に開口した吸込口3を有するとと
もに上壁2aには接続管5が回動自在に接続される吸気
管4aが接続された吸気口4が形成されている。そし
て、前記接続管5には延長管5a、この延長管5aに接
続された図示しない吸込ホース等を介して同じく図示し
ない電気掃除機(以下掃除機という)の吸込口に接続さ
れるものである。また、本体ケース1の前記吸込室2に
は隔壁6を介して後に詳述する前記スチーム生成装置5
0が配設されるスチーム生成装置配設室(以下配設室と
いう)7が形成されている。
【0015】また、前記吸込室2内の一側には図3に示
すように上ケース1aと下ケース1bに設けられた隔壁
1d、1hと一側の側壁1c、1fによって区画されて
形成されたモータ収納室9が形成されている。そして、
前記隔壁1dと1hおよび側壁1gと1eとに挾持され
互いに対向して軸受10a、10bが設けられ、また、
隔壁1dと他側の側壁1gには同様に互いに対向して軸
受11a、11bが設けられている。
【0016】つぎに、前記吸込室2に配設される清掃ロ
ーラー20について説明する。この清掃ローラー20
は、軸方向に軸21を有する円柱状の基体22とこの基
体22の外周面に接着等適宜な手段により取り付けられ
た厚布等の部材からなる拭取部材23とから構成され、
前記軸21を前記軸受10a、10bに回転自在に軸支
されて設けられている。また、前記軸21の一端は前記
軸受10bを貫通して前記モータ収納室9に突出すると
ともにこの軸21の端部には径小のプーリー24と径大
のプーリー25とが取り付けられている。
【0017】つぎに、吸込室2内に配設される除塵ロー
ラー30は、軸方向に軸31を有する円柱状の基体32
とこの基体32の外周面に植設して設けられたブラシ毛
からなる除塵ブラシ33とから構成され、前記軸31を
前記軸受11aおよび11bに回転自在に軸支されて設
けられている。また、前記軸31の一端は前記軸受11
bを貫通して前記モータ収納室9内に突出するとともに
その端部には前記径小なプーリー24と対応する前記基
体32の直径と略同一径のプーリー34が取り付けられ
ている。
【0018】そして、前記モータ収納室9には前記モー
タ40が図示しない取付手段によって取り付けられて収
納されている。このモータ40の出力軸41には前記清
掃ローラー20の軸21に取り付けられたプーリー25
と対応するプーリー42が取り付けられている。そし
て、前記プーリー25とプーリー42にはベルト45が
掛けられ、また、プーリー24とプーリー34にはベル
ト46が掛けられている。また、前記プーリー25とプ
ーリー42に掛けられるベルト45は前記清掃ローラー
20の回転による拭取部材23の移動方向と除塵ローラ
ー30の回転による除塵ブラシ33の移動方向が逆方向
になるように掛けられているものである。つまり清掃ロ
ーラー20が図2の矢印a方向に回転している場合にお
ける除塵ローラー30の回転方向が矢印b方向となるよ
うに、また、清掃ローラー20が図2の矢印a方向と逆
に回転している場合においては除塵ローラー30の回転
方向は矢印b方向と逆方向となるようにして掛けられて
いる。このことによって、拭取部材23に付着した塵埃
は前記除塵ブラシ33によって確実に除去されるもので
あり、また、除塵ローラー30は前記吸気口4の近傍に
配置されていることから前記除去された塵埃は前記吸気
口4に吸い込まれる吸込気流によって確実に掃除機に吸
い込まれるものである。なお、前記モータ40には吸込
口体Aが延長管5aに接続された図示しない前記吸込ホ
ースを介して掃除機に接続されたときに吸込ホースおよ
び延長管5aに埋設された図示しない給電線を介して給
電されるようになっている。
【0019】つぎに、前記配設室7に配設されるスチー
ム生成装置50について説明する。このスチーム生成装
置50は、貯水タンク51と、この貯水タンク51の下
流側に設けられたスチーム生成部52およびこのスチー
ム生成部52に接触させて設けられたヒーター部55等
から構成されている。そして、前記貯水タンク51は上
方を開口した有底筒状に形成され、底部中央部には流出
口51aが形成されるとともに上方の開口には着脱自在
な蓋体51bが設けられている。また、前記蓋体51b
には貯水タンク51内を大気圧とするための貫通孔51
cが設けられているとともに、前記流出口51aには弁
51dが配設されこの弁51dが開かれて貯水タンク5
1内の水は流出するようになっている。そして、前記ス
チーム生成部52は例えばアルミニウム等の熱伝導性の
よい金属材料からなり、内部に水平通路53aと図にお
いて上下方向に折り曲げられた屈曲通路53bとからな
る通路53が設けられている。そして、前記水平通路5
3aの一端側に前記貯水タンク51の流出口51aが位
置しておりこの流出口51aから給水されるようになっ
ており、また、屈曲通路53bの終端側には噴出口53
cが設けられている。
【0020】そして、この噴出口53cには耐熱材料か
らなるスチーム供給管としてのチューブ54の一端が接
続され、このチューブ54の他端側は図3に示すように
複数の分岐チューブ54aに分岐されるとともに、これ
ら分岐チューブ54aは前記吸込室2の上壁2aおよび
前壁2bに沿って配設されるとともに、その先端部には
ノズル54bが接続され、このノズル54bは前記吸込
室2の前壁2bの内側近傍つまり吸込室2の開口の前記
清掃ローラー20の前側の部位に位置するとともに噴出
口を床等に向けて設けられている。
【0021】また、前記スチーム生成部52の水平通路
53aおよび屈曲通路53bの図2において下側に接触
させてアルミニウム等からなる基体55aとこの基体5
5a内に埋設された図示しない電熱ヒーターからなるヒ
ーター部55が配設されている。そして、前記電熱ヒー
ターには前記モータ40の場合と同様に吸込口体Aが延
長管5aに接続された図示しない前記吸込ホースを介し
て掃除機に接続されたときに吸込ホースおよび延長管5
aに埋設された図示しない給電線を介して給電されるよ
うになっている。
【0022】なお、前記スチーム生成装置50はスチー
ム生成部52を上ケース1aに設けた複数(図2では2
個のみ図示)の取付ボス2cに、ねじ58によって取り
付けることにより前記配設室7内に配設されているもの
である。
【0023】そして、このスチーム生成装置50は、前
記ヒーター部55に給電された状態で、前記貯水タンク
51の流出口51aからスチーム生成部52の水平通路
53aに給水されると、前記水平通路53aおよび屈曲
通路53bはヒーター部55により加熱されていること
から、給水された水は略瞬時に蒸気つまりスチームSと
され、このスチームSは前記噴出口53cを介してチュ
ーブ54、分岐チューブ54aを介して前記ノズル54
bの噴出口から床等に噴出される。そして、床等がじゅ
うたんである場合はじゅうたんの毛を起毛させ、また、
じゅうたんに存在しスチームSの噴射により湿気を帯び
た塵埃は回転する前記拭取部材23に付着するとともに
前記除塵ローラー30の除塵ブラシ33によって除去さ
れ、この除去された塵埃は吸込気流とともに吸気口4、
延長管5aを通して掃除機に吸い込まれる。また、床等
が板の間等である場合は、噴出されるスチームによって
板の間等に存在しスチームSの噴射により湿気を帯びた
塵埃は拭取部材23に付着するとともに前記除塵ローラ
ー30の除塵ブラシ33によって除去され、この除去さ
れた塵埃は吸込気流とともに吸気口4、延長管5aを通
して掃除機に吸い込まれる。また、板の間等に付着した
汚れ等はスチームにより軟化されるとともに拭取部材2
3によって拭き取られることから、汚れ等は確実に除去
されるものである。
【0024】また、前記本体ケース1の下面には切換ス
イッチ60が設けられ、この切換スイッチ60の作動突
起61は前記本体ケース1の下面から床等に向けて突出
させて設けられており、この作動突起61は吸込口体A
が掃除中に前後方向に移動操作された際に、その先端部
が床等に接触し図示しない回動支点を中心として回動す
るようになっており、この動作によって前記吸込口体A
が前後いずれの方向に移動しているかが検知され、この
検知にしたがって前記清掃ローラー20つまり拭取部材
23の移動方向を前記吸込口体Aの移動方向と逆になる
ように前記モータ40の回転が切り換えられるように制
御されるようになっている。なお、この切換スイッチ6
0の前記作動突起61の動作によって前記モータ40の
切換制御は従来周知の制御と同様な方法でなされるもの
である。つまり、前記作動突起61の動作に応じて切り
換えられるスイッチによって、前記モータ40への給電
極性を変えて回転方向を変えるか、または切り換えられ
るスイッチの信号をマイクロコンピュータ等からなる制
御手段に送り、この制御手段により前記モータ40の回
転方向を変えるように制御すればよいものである。
【0025】また、前記清掃ローラー20の回転速度は
通常の掃除時における吸込口体Aの前後方向への移動速
度よりも遅い速度で回転するように設定されている。し
たがって、掃除時に吸込口体Aを前後方向に移動した際
は、前記拭取部材23は床等を摺接つまり拭くように作
用することになり、床等の塵埃あるいは汚れを拭き取る
ことができるため、とくに汚れ等の除去が効果的になさ
れるものである。
【0026】なお、清掃ローラー20の回転速度は吸込
口体Aの移動速度に応じて遅く制御するようにしてもよ
く、この場合は例えば前記切換スイッチ60の作動突起
61が一方から他方に切り替わる間での時間を制御手段
により測定し、この時間から吸込口体Aの移動速度を算
出し、この移動速度より遅い移動速度で拭取部材23が
移動するように前記モータ40を制御するようにすれば
よい。
【0027】つぎに上記のように構成された吸込口体A
の動作について説明する。
【0028】まず、吸込口体Aを用いて掃除をする場合
は、吸込口体Aの接続管5が接続された延長管5aを前
記図示しない掃除機に接続した吸込ホースに接続し、掃
除機の電源スイッチを閉成し掃除機を駆動させる。する
と前記スチーム生成装置50のヒーター部55の図示し
ない電熱線に給電が開始されて、スチーム生成部52が
加熱され水平通路53aおよび屈曲通路53b内に給水
されている水がスチームSとされ、このスチームSは前
記チューブ54、分岐チューブ54aを介してノズル5
4bの噴出口から床等に向けて噴出される。また、前記
モータ40が回転しプーリー42とプーリー25とに掛
けられた前記ベルト45を介して清掃ローラー20が回
転する。また、前記プーリー24とプーリー34に掛け
られたベルト46を介して除塵ローラー30も回転す
る。
【0029】そして、前記延長管5aを介して吸込口体
Aを前後方向に移動させて掃除をする。この掃除操作の
際に前記ノズル54bからスチームSが噴出され、ま
た、清掃ローラー20が回転して拭取部材23が回転つ
まり床等を摺接しつつ移動し、このときスチームSが吹
き付けられた塵埃は湿気を帯び拭取部材23に付着し、
そして、この付着した塵埃は前記回転している除塵ロー
ラー30の除塵ブラシ33によって除去され、この除去
された塵埃は吸込気流とともに吸気口4、延長管5aお
よび吸込ホースを介して掃除機内に吸い込まれるもので
ある。そして、上述したように床等がじゅうたんである
場合はじゅうたんの毛はスチームSにより起毛され、ま
た、じゅうたんに存在する塵埃は回転する前記拭取部材
23に付着するとともに前記除塵ローラー30の除塵ブ
ラシ33によって除去され、この除去された塵埃は吸込
気流とともに掃除機に吸い込まれる。また、床等が板の
間等である場合は、噴出されるスチームSによって板の
間等に存在する塵埃は湿気を帯び拭取部材23に付着す
るとともに、前記除塵ローラー30の除塵ブラシ33に
よって除去され、この除去された塵埃は吸込気流ととも
に吸気口4、延長管5aを通して掃除機に吸い込まれ
る。また、板の間等に付着した汚れ等はスチームSによ
り軟化されるとともに拭取部材23によって拭き取られ
ることから、汚れ等は確実に除去されるものである。ま
た、拭取部材23で床等を摺接して掃除をするものであ
ることから床等を傷めることなく、また、床等に付着し
た汚れを確実に除去できるものであり、また、除塵ロー
ラー30に設けた除塵ブラシ33の移動方向を前記清掃
ローラー20に設けた拭取部材23の移動方向と逆方向
としたことから、拭取部材23に付着した塵埃を確実に
除去でき、拭取部材23を常に塵埃の付着していない状
態に維持できるものである。
【0030】また、前記本体ケース1の下面に設けられ
た切換スイッチ60の作動突起61は吸込口体Aの前後
方向の移動操作により動作し、この動作によって前記吸
込口体が前後いずれの方向に移動しているかが検知さ
れ、この検知にしたがって前記清掃ローラー20つまり
拭取部材23の移動方向を前記吸込口体の移動方向と逆
になるように前記モータ40が回転させられ、清掃ロー
ラー20の拭取部材23の移動方向と前記吸込口体Aの
移動方向を逆方向とするとともに、前述したように拭取
部材23の移動速度を吸込口体Aの移動速度よりも小さ
くしたことと相俟って、掃除中の吸込口体Aの移動動作
の際に拭取部材23の床等との摺接が確実になされより
汚れ等の拭き取りが確実にできるものである。
【0031】なお、上記実施の形態にいては、清掃ロー
ラー20の拭取部材23と除塵ローラー30の除塵ブラ
シ33の移動方向を逆方向となるようにしたが、これは
同一方向とすることもできるものであるが、上記のよう
に逆方向とした場合は拭取部材23に付着した塵埃の除
去が確実になされるという利点がある。
【0032】また、上記実施の形態にいては、吸込口体
Aの移動方向と拭取部材23の移動方向を逆方向とした
が、これは同一方向としてもよいものであるが、逆方向
とした場合は拭取部材23の床等に対する摺接が効果的
になされることから塵埃あるいは汚れの除去が確実にな
されるという利点がある。また、吸込口体Aの移動方向
と拭取部材23の移動方向を同一方向とした場合におい
ても、吸込口体Aの移動速度より拭取部材23の移動速
度を遅くすれば拭取部材23を床等に摺接させることが
できるものである。
【0033】
【発明の効果】上記のように構成した請求項1記載の発
明は、スチームを噴出しつつ回転する清掃ローラーに設
けた拭取部材により床等を拭きながら拭取部材に塵埃を
付着させるとともにこの塵埃を除塵ブラシにより除去し
て吸込気流とともに吸い込み掃除をするものであること
から床等を傷めることなく、また、床等に付着した汚れ
を確実に除去できるという効果を有するものである。ま
た、拭取部材に付着した塵埃は除塵ローラーに設けた除
塵ブラシによって除去されるため、拭取部材を塵埃が付
着しない状態に維持できることから床等に存在する塵埃
を確実に付着させることができるため掃除効果をあげる
ことができるという効果を有するものである。
【0034】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明の効果に加えて、除塵ローラーに設けた除塵ブ
ラシの移動方向を前記清掃ローラーに設けた拭取部材の
移動方向と逆方向としたことから、拭取部材に付着した
塵埃を確実に除去して拭取部材を常に塵埃の付着してい
ない状態に維持できるという効果を有するものである。
【0035】また、請求項3記載の発明は、請求項1お
よび請求項2記載のそれぞれの発明の効果に加えて、清
掃ローラーの拭取部材の移動方向と前記吸込口体の移動
方向を逆方向とするとともに拭取部材の移動速度を吸込
口体の移動速度よりも小さくしたため、掃除中の吸込口
体の移動動作の際に拭取部材を床等に確実に摺接させる
ことができることからより効果的な拭き取りができると
いう効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吸込口体の実施の形態の斜視図。
【図2】上記吸込口体の断面図(図1の前後方向中心線
での断面図)。
【図3】上記吸込口体の断面図(図2のX−Xでの断面
図)。
【符号の説明】
A 吸込口体 1 本体ケース 2 吸込室 3 吸込口 4 吸気口 7 スチーム生成装置配設室 20 清掃ローラー 23 拭取部材 24、25 清掃ローラーに設けたプーリー 30 除塵ローラー 33 除塵ブラシ 40 モータ 50 スチーム生成装置 54、54a チューブ(スチーム供給管) 54b ノズル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下面に開口した吸込口を有するとともに吸
    気口を有する吸込室とこの吸込室に隣接して設けられた
    スチーム生成装置配設室とが設けられるとともに電気掃
    除機に接続される本体ケースと、前記吸込室に回転可能
    に配設され外周面に拭取部材が設けられた清掃ローラー
    と、外周に除塵ブラシが設けられこの除塵ブラシの先端
    部を前記拭取部材に接触させて前記吸込室に配設される
    除塵ローラーと、前記本体ケース内に設けられ前記清掃
    ローラーと除塵ローラーとを回転させるモータと、貯水
    タンク、スチーム生成部からなり前記スチーム生成装置
    配設室に配設されたスチーム生成装置と、前記スチーム
    生成装置にスチーム供給管を介して接続され前記吸込室
    の開口に配設されスチームを噴出するノズルとを備えた
    ことを特徴とする電気掃除機の吸込口体。
  2. 【請求項2】前記除塵ローラーに設けた除塵ブラシの回
    転による移動方向を前記清掃ローラーに設けた拭取部材
    の回転による移動方向と逆方向としたことを特徴とする
    請求項1記載の電気掃除機の吸込口体。
  3. 【請求項3】前記清掃ローラーの拭取部材の回転による
    移動方向と吸込口体の移動方向を逆方向とするとともに
    拭取部材の移動速度を吸込口体の移動速度よりも小さく
    したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の電
    気掃除機の吸込口体。
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