JP3064210B2 - ノズル - Google Patents

ノズル

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JP3064210B2
JP3064210B2 JP7127257A JP12725795A JP3064210B2 JP 3064210 B2 JP3064210 B2 JP 3064210B2 JP 7127257 A JP7127257 A JP 7127257A JP 12725795 A JP12725795 A JP 12725795A JP 3064210 B2 JP3064210 B2 JP 3064210B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は粘性流体を押出すための
ノズルに関し、特に建築用或いは電気用充填材等の容器
として用いられる、シーラント用カートリッジ用として
適したノズルに関するものである。
【0002】ノズルとは一般的に筒状で先端の開孔から
流体を押し出す、或いは噴出する装置の一般的呼称であ
るが、本発明においては特に、粘性の流体を所望の幅で
押し出すことを目的とするノズルを意味する。シーラン
ト用のカートリッジには、従来、アクリル系、ブチル
系、シリコーン系等のシーリング材が充填されており、
専用ガンを用いて内部の液状シーリング材を押し出して
使用することが行われる。
【0003】この場合、通常、ノズルの先端を充填箇所
の太さに合わせて切断して使用するが、全量使用し切れ
ない場合に、専用の蓋というものがないため、容器が傾
いた時に内容物が外にこぼれるだけでなく、空気が内部
に入ると内容物(シリコーン材等)が硬化する上、次に
使用する時に空気がクッションとなり、内容物の押出し
と停止の作動がうまくいかなくなると言う欠点があっ
た。
【0004】その対策として、従来は、別のキャップを
するか先端をビニルテープ等で巻いておく等の方法が取
られていたが、この方法は問題を本質的に解決するもの
ではないので、よりよい方法が望まれていた。また、は
め込み式のキャップのついたものも市販されているが、
切断口にびったりとするものがなかなかない上、密封性
に欠けることが多く、しかも、ある程度大きな口のカッ
トをすると使用できなくなるという欠点があった。
【0005】更に、密封性に優れ、切断口に適したキャ
ップがないため、充填材に溶剤や水を含むものや、チキ
ソ性を持たない低粘度のもの等は、保存時に流れ出して
周囲を汚染し易いと言う欠点もあった。空気中の湿気に
よって硬化する湿気硬化型のシリコーンRTVを保存す
る場合には、空気と接触している所から硬化して使用す
ることができなくなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者らは
かかる欠点を解決するために鋭意検討した結果、装着さ
れているシーラント用のカートリッジのノズルの内側と
外側のそれぞれにネジ山を設けた場合には、切断した先
端部を逆さまにして切断口に螺合させることによりキャ
ップとすることができることを見い出し、本発明に到達
した。従って、本発明の目的は、適宜先端部が切断され
た粘性流体押出し用のノズルの開口部を、切り取られた
ノズル先端部を用いて容易に閉じることのできるノズル
を提供することにある。
【0007】
【発明が解決する手段】本発明の上記の目的は、粘性流
体を押出すためのノズルであって、少なくともその先端
部の外側にネジ山又はリング状の凸部が設けられている
と共に、該先端部を切断したときに、該先端部の前記ネ
ジ山又はリング状の凸部と螺合又は嵌合する如く、切断
された残部ノズルの内側にネジ山又はリング状の凹部が
設けられてなるノズルによって達成された。
【0008】本発明におけるノズルの材料は特に限定さ
れないが、通常、接着しにくい材料で、わずかに可撓性
を持ち、ナイフ等でカットしやすく、塗布する相手の材
料に傷をつけることのない公知の材料の中から適宜選択
される。本発明においては、特に、比較的軟らかいプラ
スチックであるポリエチレンやナイロン、軟質塩化ビニ
ル等が好ましい。
【0009】本発明のノズルは、シーリング材、粘着
剤、接着剤等を充填する本体部分と一体となっていて
も、この本体部分が有する接続部に接続し得るように、
本体部分から独立していても良い。本体部分は、例え
ば、建築や電気工事などによく使用される150〜20
00mlの容量を有する場合には、筒状のプラスチッ
ク、紙、アルミ等のカートリッジでなることが好まし
く、また、30〜200mlの場合ではアルミ、鉛等の
金属チューブやプラスチックのラミネートチューブ等で
あることが好ましい。
【0010】本体部分に充填される物質は押し出して使
用するものであれば良いが、本発明は、粘度が低くチキ
ソ性のない材料に対して特に効果が大きい。例えば、シ
ーリング材に対して本発明を応用する場合のシーリング
材は通常使われているものであれば良く、アクリルレジ
ン、ブチルゴム等の様に、水や溶剤系を若干含み、蒸発
乾燥して固化するシーリング材であっても、シリコーン
RTVの様に、湿気によりゴム化したり、加熱により硬
化するものであっても良い。
【0011】従って、本発明のノズルは、日常生活用か
ら各産業用まで、通常使用する粘着剤、接着剤等にも好
適である。本発明のノズルの形状は、その外側と内側に
ネジ山が切ってあるか、外側にリング状の凸部、内側に
該リング状凸部と嵌合し得るリング状の凹部を有するこ
とを特徴とする。このネジ山及びリング状の凸(凹)部
(以下ネジ山等とする)はノズルの先端の一部、または
全体に設けることができる。切断される先端部分を蓋に
するためには、切り取った先端部を雄として、ノズル残
部内に螺合又は嵌合させれば良い。
【0012】このネジ山等はノズルのテーパーに沿って
径が変化したものであるので、上記螺合又は嵌合時に
は、径の一周分が接触して空気を遮断し、本体内部を密
封することができる。このネジ山は、山が高すぎると、
充填材押出し時に充填材に不必要な回転を与えることに
なるので1mm以内であることが望ましい、ピッチは特
に限定されるものではないが0.5〜5mm以内であれ
ば良く、特に1〜3mmであることが好ましい。
【0013】
【発明の効果】本発明のノズルは、切断された自己の先
端部分を、使用後のキャップとして使用することによっ
て、使用後のカートリッジ等に充填された各種の内容物
を、簡便に、密封保存することができる。このようなノ
ズルは建築、電気工事等の産業用のみならず、日常の生
活用品にも使用できる。従って、カートリッジ等に充填
されたシーリング材等の充填材を最後まで使い切れるの
で、環境の保護及び経済性の面でも極めて有意義であ
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例によって更に詳述する
が、本発明はこれによって限定されるものではない。
【0015】実施例1.通常の条件では1mm/日程度
の割合で硬化する、1成分型の湿気硬化型シリコーンK
E441(信越化学工業株式会社製の商品名)を充填し
たポリエチレン製のカートリッジに、ネジ山を切ったノ
ズル(図1に示すように、カートリッジの開口部ネジ部
分に外側からはめて螺合させるタイプ)を着けて使用し
た後、図2のようにノズルの先端を逆さまにして切断口
に差し込み、ネジ込んでキャップとし、傾斜させて保存
した。7日後においても全く充填材の漏れがなかったの
で開封したところ、内部の湿気硬化型シリコーンKE4
41には、硬化部も空気の混入もなく、その後の使用に
全く支障がなかった。
【0016】比較例1.ネジ山を切っていなかったノズ
ルを使用した他は実施例1と全く同様にノズルの先端を
逆さまにして切断口に差し込み、キャップとして用い
た。尚、ネジ山はないため、ノズルの先端をネジ込んで
固定できないので、その外側を更にビニルテープで止
め、傾斜させて保存した。7日後に調べたところ、傾い
たカートリッジから充填材のKE441が漏れて流れだ
し、外側で空気に触れて硬化していた。更に、本体内に
まで空気が入り込んで充填材が硬化したため、それを取
り除かなければ再使用することができなかった。
【0017】実施例2.リング状の山があるノズルを作
製して、使用した他は、実施例1と全く同様にノズルの
先端を逆さまにしてはめ込んでキャップとして用いたと
ころ、実施例1の場合と同様に良好な結果が得られた。
【0018】実施例3.図5に示すように、カートリッ
ジとの接続を、カートリッジ開口部の内側に挿してねじ
込むタイプのノズルとした他は実施例1と全く同様にし
たところ、実施例1と同様の結果を得た。
【0019】実施例4.図6に示すように、カートリッ
ジとの接続を、カートリッジ開口部の内側に挿し込むチ
ューブタイプのノズルとした他は実施例1と全く同様に
したところ、実施例1と同様の結果を得た。
【図面の簡単な説明】
【図1】外側と内側にネジ山を有する、本発明のノズル
の断面模式図である。
【図2】切断されたノズル先端部をねじ込んで密封され
ている、使用後のノズルの断面模式図である。
【図3】外側と内側にリング状の山を有する、本発明の
ノズルの断面模式図である。
【図4】切断されたノズル先端部をはめ込んで密封され
ている、使用後のノズルの断面模式図である。
【図5】カートリッジとの連結部位が内側に挿してねじ
込むタイプとなっている、本発明のノズルの断面模式図
である。
【図6】カートリッジとの連結部位が内側に挿し込みの
チューブタイプとなっている、本発明のノズルの断面模
式図である。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘性流体を押出すためのノズルであっ
    て、少なくともその先端部の外側にネジ山又はリング状
    の凸部が設けられていると共に、該先端部を切断したと
    きに、該先端部の前記ネジ山又はリング状の凸部と螺合
    又は嵌合する如く、切断された残部ノズルの内側にネジ
    山又はリング状の凹部が設けられてなるノズル。
  2. 【請求項2】 ノズルテーパー部の実質的な全内外面に
    ネジ山が設けられている、請求項1に記載されたノズ
    ル。
  3. 【請求項3】 ノズルがシーラント用カートリッジのノ
    ズルである請求項1又は2に記載されたノズル。
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