JP3063987U - 荷物篭 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】嵩高、長尺等で荷物篭に収容が出来ない荷種の
搬送を、積載法と重心位置の低下で安全に搬送可能な機
能を持つ荷物台を提供する． 【構成】Ｌ字型に形成する手元枠と底面枠とで，固定部
枠を設け車体に取り付ける．前面枠の両端に．それぞれ
が２分割された回動自在な横枠とで、可動部枠を形成し
双方を連結して額状縁を構成する．左右の横枠を直，並
列させると前面枠が連動して前進し，篭縁を形成後固定
して荷物篭とする異形物には，横枠を折曲すれば前面枠
が連動して後退し手元枠に併行后固定し，Ｌ字型荷台と
して使用する．

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は，荷物篭に関するもので積載物の形状その他による要因から、安全且 つ効率的に荷物の搬送を実施せんとするものである。

【０００２】

【従来の技術】

荷物台は，原則として車両の後部に設置されるが、使用目的その他の点で荷物 台を設けない車両があり，実際にはこれを補う事と，更には積載量の増加を期待 し汎用車に置いても荷物篭が増設されている

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

スポーツ用車両は，機能性の面で後部荷台はなく，ハンドルの前に荷物篭が取 り付けられる． スポーツ用車両の利用者は，主として中高生で，クラブ活動の機会が多く会場等 の移動も頻繁に行われる． 各種のスポーツ用具は，得てして嵩高，丈長、且つ重いのが通例で，市販の荷 物篭では収容出来ず，枠外にはみ出し，又は篭の上縁部に載せて走行しているの が実体である． これらの点は，汎用車でも同様で，特に異形荷物の場合，高齢者には安全面で 重要な問題点と考える

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の荷物篭は，荷種えの対応と負荷重心の低下に配慮し，安全で便利な搬 送を可能とした． このため，篭を形成する手元枠と底面枠をＬ字型に一体として車体に取り付け た固定部枠と，手元枠の左右に連結される横枠のそれぞれが，２分割し外部に拡 張／折曲すると共に，前面枠が連動して前後進する可動部枠とで構成する事で解 決した．

【０００５】

【作用】

通常の使用方法としては，可動部枠を拡張し前面枠を固定部枠の底面枠に連結 固定した篭状の荷物台として使用する． 篭内に収容不能な異形荷物の搬送に際しては，ストッパーを解除后，左右の横 枠の２分割部から外方向に折／曲する事で前面枠が連動して後退し，手元枠に併 行すると連結固定して。篭状からＬ字型の汎用荷台となり，２種類の荷物台が提 供される．

【０００６】

【実施例】

以下に本考案の実施例の１部について詳細に説明する． 図１は，実施例の概略構造を示すもので，１は手元枠、、２は底面枠でＬ字型 に一体に形成されている固底枠で、共に車体に取り付けられている． ３は前面枠で４．４’と５．５’からなる両サイドの横枠で２分割されて外側 に拡張，折曲するように組立られた可動部枠で、それぞれの枠は複数のヒンジ６ で連結されている． ７．７’は手元枠１と横枠４’．５’との連結ヒンジ，８はストッパーである ． 本考案は上記の構成で、通常は荷物篭の形態で使用する． 即ち，横枠４．４’と５．５’をそれぞれ直列に平行して拡張すると，前面枠 ３は押し出されて篭の前縁を形成するからストッパー８で底面枠２と連結固定し て使用する． 荷物篭に収容出来ない嵩高、長尺、異形荷物の場合は，８のストッパーを解放 し横枠４と５に設けた連結部を外方に引けば３の前面枠が連動して後退し，手元 枠１との平行位置で再びストッパー８で固定すれば．平行枠と底面枠２とでＬ字 型の荷台となり，荷物の重心が篭枠の縁部より低下した位置で搬送出来て安全で ，且つ荷種に応じた多機能荷台の提供が出来る．

【０００７】

【図面の簡単な説明】

【図１】 荷物篭の概要を示す斜面図

【符号の説明】

１ 手元枠 ２ 底面枠 ３ 前面枠 ４．４’，５．５’ 横枠 ６ ヒンジ ７ 連結ヒ
ンジ ８ ストッパー

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 篭枠に関し，Ｌ型の固定部枠を車体に取
   り付け，固定部枠に連結された複数枠が互いに連動する
   可動部枠とで篭縁を構成し，篭状荷台又はＬ型荷台が提
   供出来る事を特徴とする荷物篭