JP3063975U - ファイル - Google Patents

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JP3063975U
JP3063975U JP1999003392U JP339299U JP3063975U JP 3063975 U JP3063975 U JP 3063975U JP 1999003392 U JP1999003392 U JP 1999003392U JP 339299 U JP339299 U JP 339299U JP 3063975 U JP3063975 U JP 3063975U
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spine
file
rivet
cover
hole
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Application number
JP1999003392U
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English (en)
Inventor
敬 大比良
Original Assignee
大比良工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 綴じ具を背表紙に簡単に固定可能なファイル
を提供する。 【解決手段】 ファイル1は、背表紙10に背見出し紙
を着脱可能なバインダなどである。このファイル1は、
背表紙10と、表紙11,12と、綴じ具13と、リベ
ット14と、背見出しカバー15などを備えており、背
表紙10と背見出しカバー15との間には、背見出し紙
が抜き差し可能に挟み込まれる。貫通孔15aは、背表
紙10の表面側からリベット14を挿入するときに、こ
のリベット14が通過可能な挿入孔であり、リベット1
4の頭部と背見出しカバー15とが接触しないように、
リベット14と対応する位置に形成されている。このた
めに、綴じ具13を背表紙10に簡単に取り付けること
ができるとともに、リベット14をかしめたときに、こ
のリベット14の止め跡が背見出しカバー15に形成さ
れるのを防止することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、背表紙に背見出しを着脱可能なファイルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、書類を綴じる綴じ具を背表紙の裏面に有し、この背表紙の表面と背 見出しカバーとの間に背見出し紙を着脱自在に挟み込むファイルが知られている 。このようなファイルは、背表紙及び綴じ具を貫通するリベットをかしめて、こ の背表紙の裏面に綴じ具を固定した後に、背見出しカバーを背表紙の表面に貼り 付けて組み立てられていた。また、背見出しカバーを背表紙に貼り付けた後に、 この背表紙の裏面に綴じ具を固定する場合には、このリベットの止め跡が背見出 しカバーに残らないように、背見出しカバーと背表紙の表面との間に板材を挟み 込んだ後に、綴じ具及び背表紙を貫通するリベットをかしめていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、背表紙に綴じ具を固定した後に、背表紙に背見出しカバーを貼り付け る場合には、綴じ具を逃がした状態で作業台上に背表紙を乗せて、背見出しカバ ーを背表紙に熱溶着などによって固定していた。このために、綴じ具を逃がすた めの凹部を作業台に形成する必要があり、作業が複雑化していた。また、背表紙 に背見出しカバーを貼り付けた後に、背表紙に綴じ具を固定する場合には、背見 出しカバーと背表紙の表面との間に板材を挟み込む必要があり、作業に手間がか かっていた。
【0004】 本考案の課題は、綴じ具を背表紙に簡単に固定することができるファイルを提 供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。 すなわち、請求項1の考案は、背表紙に背見出しを着脱可能なファイルにおい て、前記背表紙の表面との間で前記背見出しを挟み込み、この背見出しを抜き差 し可能に保持する背見出しカバーと、前記背表紙の裏面に固定され、書類を綴じ る綴じ具と、前記背表紙と前記綴じ具とを貫通し、これらを締結する締結部材と を含み、前記背見出しカバーは、前記背表紙の表面側から前記締結部材を挿入す るときに、この締結部材が通過可能な貫通孔を有することを特徴とするファイル である。
【0006】 請求項2の考案は、請求項1に記載のファイルにおいて、前記貫通孔は、前記 背見出しを指先で抜き差しするときに、この指先を挿入可能な挿入孔であること を特徴とするファイルである。
【0007】 請求項3の考案は、請求項1又は請求項2に記載のファイルにおいて、前記貫 通孔は、前記背表紙と前記背見出しカバーとの間に空気が流通可能であり、前記 背見出しを抜き差しするときに、これらの密着性を緩和する空気抜き孔であるこ とを特徴とするファイルである。
【0008】 請求項4の考案は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のファイ ルにおいて、前記締結部材は、リベット又はかしめであり、前記貫通孔は、前記 リベット又は前記かしめの頭部と前記背見出しカバーとの接触を防止する逃げ部 であることを特徴とするファイルである。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照して、本考案の実施形態についてさらに詳しく説明する。 図1は、本考案の実施形態に係るファイルを背表紙の表面側から見た斜視図で あり、図2は、本考案の実施形態に係るファイルを背表紙の裏面側から見た斜視 図であり、図3は、本考案の実施形態に係るファイルを背表紙の幅方向で切断し た状態を示す部分断面図である。
【0010】 ファイル1は、背表紙10に背見出し16を着脱可能なバインダなどであり、 図1及び図2に示すように、背表紙10と、表紙11,12と、綴じ具13と、 リベット14と、背見出しカバー15と、背見出し16とを備えている。
【0011】 背表紙10は、ファイル1の背部分を構成する芯材であり、表紙11,12は 、ファイル1の平部分を構成する芯材である。図3に示すように、背表紙及び表 紙11,12は、これらの周囲で互いに溶着された合成樹脂シート10aと合成 樹脂シート10bとの間に挟み込まれており、表紙11,12は、背表紙10の 高さ方向に沿った両縁部にそれぞれ開閉自在に連結されている。
【0012】 綴じ具13は、書類の縁部に形成された2つの綴じ孔にそれぞれピン13a, 13bを嵌合させて、この書類を綴じ込むスタンド式の金具である。図1〜図3 に示すように、綴じ具13は、4本のリベット14によって背表紙10の裏面側 に固定されている。リベット14は、綴じ具13と背表紙10とを貫通し、これ らを締結するための締結部材である。このリベット14は、綴じ具13及び背表 紙10に背表紙10の表面側から挿入された後に、この背表紙10の裏面側の頭 部がかしめられる。
【0013】 背見出しカバー15は、背表紙10の表面との間に背見出し16を挟み込み、 この背見出し16を抜き差し可能に保持する合成樹脂シートなどである。この背 見出しカバー15は、図3に示すように、背表紙10の幅方向の両縁部が合成樹 脂シート10aの表面に溶着されており、背表紙10の高さ方向の両縁部から背 表紙16を抜き差し可能である。背見出しカバー15には、図1及び図3に示す ように、4つの貫通孔15aが形成されている。
【0014】 貫通孔15aは、背表紙10の表面側からリベット14を挿入するときに、こ のリベット14が通過可能な孔である。この貫通孔15aは、リベット14の背 表紙10側の頭部と背見出しカバー15とが接触しないように、リベット14と 対応する位置に形成されている。また、貫通孔15aは、背見出しカバー15と 背表紙10との間から背見出し16を指先で抜き差しするときに、この指先を挿 入可能な挿入孔として利用される。さらに、この貫通孔15aは、背見出しカバ ー15と背表紙10との間に空気を流通させて、背見出し16を抜き差しすると きに、これらの密着性を緩和する空気抜き孔として利用される。
【0015】 背見出し16は、ファイル1に綴じ込まれた書類の内容などを表示する紙など である。この背見出し16は、背見出しカバー15と背表紙10との間に抜き差 し可能に挟み込まれる。
【0016】 次に、本考案の実施形態に係るファイルの組み立て方法について説明する。 合成樹脂シート10aと合成樹脂シート10bとの間に、背表紙10及び表紙 11,12が挟み込まれた状態で、背表紙10及び表紙11,12の周囲に沿っ て合成樹脂シート10a,10bが互いに溶着される。そして、背表紙10及び 合成樹脂シート10a,10bにリベット14が貫通するための貫通孔が形成さ れる。また、リベット14が通過可能な貫通孔15aを背見出しカバー15に形 成した後に、この背見出しカバー15が合成樹脂シート10aに溶着される。次 に、背表紙10の表面側から貫通孔15aを通して、背表紙10及び綴じ具13 にリベット14を差し込み、このリベット14の背表紙10の裏面側の頭部をか しめる。その結果、背表紙10の裏面に綴じ具13を固定することができる。
【0017】 本考案の実施形態に係るファイルは、以下に記載するような効果を有する。 (1) 本考案の実施形態では、背表紙10の表面側からリベット14を挿入す るときに、このリベット14が通過可能な貫通孔15aを背見出しカバー15に 形成したので、綴じ具14を背表紙10に簡単に取り付けることができる。
【0018】 (2) 本考案の実施形態では、背見出しカバー15と背表紙10との間に背見 出し16を指先で抜き差しするときに、指先が挿入可能な挿入孔としてこの貫通 孔15aを利用できるので、背見出し16を容易に着脱するとができる。
【0019】 (3) 本考案の実施形態では、背見出しカバー15と背表紙10との間に空気 を流通させる空気抜き孔として貫通孔15aを利用できるので、背見出し16を 抜き差しするときの密着性が緩和されて、背見出し16を容易に着脱するとがで きる。
【0020】 (4) 本考案の実施形態では、リベット14の背表紙10側の頭部と背見出し カバー15との接触を防止する逃げ部として、貫通孔15aを利用することがで きる。その結果、リベット14をかしめるときに、このリベット14と背見出し カバー15とが接触して、この背見出しカバー15にリベット14の止め跡が形 成されるのを確実に防止することができる。
【0021】 本考案は、以上説明した実施形態に限定するものではなく、種々の変形又は変 更が可能であって、これらも本考案の範囲内である。例えば、本考案の実施形態 では、スタンド式の綴じ具13を例に挙げて説明したが、これに限定するもので はなく、リング式などの綴じ具についても本考案を適用することができる。また 、リベット14を例に挙げて説明したが、雄雌一対のかしめであってもよい。
【0022】
【考案の効果】
以上詳しく説明したように、本考案によれば、背見出しカバーは、背表紙の表 面側から締結部材を挿入するときに、この締結部材が通過可能な貫通孔を有する ので、綴じ具を背表紙に簡単に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施形態に係るファイルを背表紙の表
面側から見た斜視図である。
【図2】本考案の実施形態に係るファイルを背表紙の裏
面側から見た斜視図である。
【図3】本考案の実施形態に係るファイルを背表紙の幅
方向で切断した状態を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 ファイル 10 背表紙 10a,10b 合成樹脂シート 11,12 表紙 13 綴じ具 13a ピン 14 リベット 15 背見出しカバー 15a 貫通孔 16 背見出し

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背表紙に背見出しを着脱可能なファイル
    において、 前記背表紙の表面との間で前記背見出しを挟み込み、こ
    の背見出しを抜き差し可能に保持する背見出しカバー
    と、 前記背表紙の裏面に固定され、書類を綴じる綴じ具と、 前記背表紙と前記綴じ具とを貫通し、これらを締結する
    締結部材とを含み、 前記背見出しカバーは、前記背表紙の表面側から前記締
    結部材を挿入するときに、この締結部材が通過可能な貫
    通孔を有すること、 を特徴とするファイル。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のファイルにおいて、 前記貫通孔は、前記背見出しを指先で抜き差しするとき
    に、この指先を挿入可能な挿入孔であること、 を特徴とするファイル。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のファイル
    において、 前記貫通孔は、前記背表紙と前記背見出しカバーとの間
    に空気が流通可能であり、前記背見出しを抜き差しする
    ときに、これらの密着性を緩和する空気抜き孔であるこ
    と、 を特徴とするファイル。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3までのいずれか1
    項に記載のファイルにおいて、 前記締結部材は、リベット又はかしめであり、 前記貫通孔は、前記リベット又は前記かしめの頭部と前
    記背見出しカバーとの接触を防止する逃げ部であるこ
    と、 を特徴とするファイル。
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