JP3063674B2 - フリッカ防止装置 - Google Patents

フリッカ防止装置

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JP3063674B2
JP3063674B2 JP9115964A JP11596497A JP3063674B2 JP 3063674 B2 JP3063674 B2 JP 3063674B2 JP 9115964 A JP9115964 A JP 9115964A JP 11596497 A JP11596497 A JP 11596497A JP 3063674 B2 JP3063674 B2 JP 3063674B2
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JP
Japan
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flicker
output
circuit
cycle
waveform
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和久 海瀬
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NEC Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフリッカ防止装置に
関し、特に、NTSC方式の撮像装置の撮像出力のフリ
ッカ減少を防止するフリッカ防止装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】NTSC方式の固体撮像装置において、
電子シャッタ動作を使用してアイリス機能を実現する場
合、商用電源周波数が50Hzの地域では、螢光灯によ
る被写体の照明に起因して明るさが周期的に変化するフ
リッカ減少が発生する。
【0003】かかるフリッカ減少を防止するために、従
来では、特開平7−298130号公報や特開平4−2
46983号公報等に提案されている様に、フリッカを
検出するためにそれ専用のフリッカ検出回路を設けて、
この検出結果に従って撮像出力の増幅をなす増幅回路の
利得を可変制御したり、電子シャッタ回路を制御したり
する方式が採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術におい
ては、専用のフリッカ検出回路を設けているために、回
路規模が増大すると言う欠点がある。
【0005】そこで、本発明はかかる従来技術の欠点を
解消すべくなされたものであって、その目的とするとこ
ろは、50Hzの商用電源による螢光灯の照明に起因す
るフリッカ減少を、専用のフリッカ検出回路を設けるこ
となく抑止可能としたフリッカ防止装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、撮像装
置の撮像出力のフリッカ防止をなすフリッカ防止装置で
あって、商用電源の周期に同期したパラボラ波形を生成
する波形生成手段と、このパラボラ波形を垂直同期パル
スに同期して所定期間積分する積分手段と、この積分出
力に応じて前記撮像出力の増幅利得を可変制御する制御
手段とを含むことを特徴とするフリッカ防止装置がえら
れる。
【0007】そして、前記制御手段は、前記積分出力を
前記垂直同期パルスに同期してラッチするラッチ手段
と、このラッチ出力により前記増幅利得を制御する手段
とを有し、また前記波形生成手段は、前記商用電源の周
期を検出する手段と、この検出周期の2倍の周期のパラ
ボラ波形を生成する手段とを有することを特徴とする。
【0008】本発明の作用を述べる。50Hzの商用電
源の周期の変動を検出してその変動情報を元にして撮像
信号処理部の増幅利得を補正制御することにより、フリ
ッカ現象の抑止を図るものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しつつ本発明
の実施例につき説明する。
【0010】図1は本発明の実施例のブロック図であ
り、撮像素子1の撮像出力はサンプルホールド回路2に
てサンプルホールドされ、可変利得回路3により増幅さ
れてプロセスエンコーダ回路4へ供給されて信号処理さ
れる。撮像素子1の駆動を行うためのCCD素子駆動回
路5が設けられており、同期信号発生回路6からの各種
同期信号によりタイミング制御されるようになってい
る。
【0011】本発明にかかわるフリッカ防止機能につい
て説明する。50Hzの商用電源の周期が周期検出部7
にて検出され、この検出出力に応じてパラボラ状の補正
信号Cが補正波形生成部8にて生成される。この補正信
号Cは積分回路9にて同期信号発生回路6から生成され
る積分タイミング指定パルスEの存在期間積分される。
この積分出力Fはラッチ回路10にて、これまた同期信
号発生回路6から生成される垂直走査(垂直同期)パル
スDにてラッチされる。このラッチ出力Hに従って可変
利得回路3の利得制御がなされるのである。
【0012】図2は本発明の実施例の動作を示す各部波
形図である。周期検出部7にて商用電源の50Hzの周
期が(A)のように検出され、この検出された(B)の
ような100Hzの明るさの変動周期に同期した凹型の
パラボラ波形が、(C)の如く補正波形生成部8から出
力される。
【0013】この補正信号Cは、(E)に示される撮像
素子1の電荷蓄積期間Tのみ積分回路9にて積分される
ことになる。この期間Tは(D)に示す垂直走査パルス
Dに同期している。この積分出力は(F)の波形の様に
なり、ラッチ回路10にて垂直走査パルスDによりラッ
チされる。このラッチ出力Hは(H)の様になり、こり
ラッチ波形に従って可変利得回路3の利得制御がなされ
る。
【0014】ここで、(B)に示すフリッカの原因とな
る明るさの積分値は(G)に示す様になっており、明る
さの積分値が大なるときには補正信号Cの積分値は小と
なり、逆に明るさの積分値が小なるときには補正信号C
の積分値は大となっている。そこで、明るさの増減と相
反する変化をなすパラボラ状の補正信号Cにて可変利得
回路3を制御することで、フリッカ現象が抑止できるこ
とになるのである。
【0015】尚、本実施例では、可変利得回路3は、ラ
ッチ回路10のラッチ出力が大なる程、利得も大になる
ようになっているものとする。
【0016】
【発明の効果】以上述べた様に、本発明によれば、フリ
ッカ現象の元になる商用電源の周期を検出してこの検出
周期に応じて撮像出力の増幅利得を制御する構成である
ので、専用のフリッカ検出回路を設ける必要がないとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック図である。
【図2】図1の動作を示す各部信号波形図である。
【符号の説明】
1 撮像素子 2 サンプルホールド回路 3 可変利得回路 4 プロセスエンコーダ回路 5 CCD素子駆動回路 6 同期信号発生回路 7 周期検出部 8 補正波形生成部 9 積分回路 10 ラッチ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/243 H04N 5/217 H04N 5/335

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像装置の撮像出力のフリッカ防止をな
    すフリッカ防止装置であって、商用電源の周期に同期し
    たパラボラ波形を生成する波形生成手段と、このパラボ
    ラ波形を垂直同期パルスに同期して所定期間積分する積
    分手段と、この積分出力に応じて前記撮像出力の増幅利
    得を可変制御する制御手段とを含むことを特徴とするフ
    リッカ防止装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記積分出力を前記垂
    直同期パルスに同期してラッチするラッチ手段と、この
    ラッチ出力により前記増幅利得を制御する手段とを有す
    ることを特徴とする請求項1記載のフリッカ防止装置。
  3. 【請求項3】 前記波形生成手段は、前記商用電源の周
    期を検出する手段と、この検出周期の2倍の周期のパラ
    ボラ波形を生成する手段とを有することを特徴とする請
    求項1または2記載のフリッカ防止装置。
JP9115964A 1997-05-07 1997-05-07 フリッカ防止装置 Expired - Lifetime JP3063674B2 (ja)

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