JP3063645U - 変圧器の中心体固定構造 - Google Patents

変圧器の中心体固定構造

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JP3063645U
JP3063645U JP1999003030U JP303099U JP3063645U JP 3063645 U JP3063645 U JP 3063645U JP 1999003030 U JP1999003030 U JP 1999003030U JP 303099 U JP303099 U JP 303099U JP 3063645 U JP3063645 U JP 3063645U
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core
coil
insulating
insulating plate
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JP1999003030U
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Inventor
文欣 楊
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科徳瑞股▲ふん▼有限公司
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非結晶鉄心の損壊を減少する変圧器の中心体
固定構造の提供。 【解決手段】 本考案は、コイルの内部の上端と下端に
絶縁片、絶縁板構造が設けられ、且つ絶縁板の設置は交
錯状態とされて環状に非結晶鉄心の周縁を被覆し並びに
比較的高く突出し、絶縁板がコイルとケースの間に挟持
されることによりコイルの巻かれた非結晶鉄心も間接的
にその中に位置決めされ、非結晶鉄心の固定にコイルと
ケースの挟持力を必要とせず、非結晶鉄心の損害を防止
するようにした、変圧器の中心体固定構造としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は変圧器の中心体固定構造に係り、特に、コイルの内部の上端と下端に 絶縁片、絶縁板構造が設けられ、且つ絶縁板の設置は交錯状態とされて環状に非 結晶鉄心の周縁を被覆し並びに比較的高く突出し、絶縁板がコイルとケースの間 に挟持されることによりコイルの巻かれた非結晶鉄心も間接的にその中に位置決 めされ、非結晶鉄心の固定にコイルとケースの挟持力を必要とせず、非結晶鉄心 の損害を防止するようにした、変圧器の中心体固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
伝統的な変圧器の中心体は、鉄心とコイルを包括し、鉄心にはけい素鋼片で製 造され、コイルは鉄心に巻かれ、ゆえに固定に関しては、いずれも鉄心が直接ケ ースに絶縁ペーパーで間隔を保持し支持された後に挟持固定され、鉄心がケース の挟持力を受けることで固定効果を形成するようにしてある。しかし、科学技術 の進歩により、伝統的な変圧器のエネルギー損失が過大であり、環境汚染を引き 起こすことを鑑み、すでに非結晶鉄心を具えた変圧器の構造が提供されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ただし中心体構造を組み立てる技術の応用において、従来の技術は以下のよう な問題を有していた。 1.周知のケイ素鋼片鉄心は比較的良好な機械強度を有しているためケースに 直接挟み付けて固定可能であった。しかし、非結晶合金の鉄心構造は超薄で強度 が比較的弱く、挟圧力に耐えられない。このため、それまでの技術を用いて直接 固定挟圧すると、非結晶鉄心の一部が電磁力圧力の衝撃負荷により損傷や変形を 発生しやすく、後日変圧器を修理しなければならなくなり、交換した非結晶鉄心 は再利用できなかった。 2.変圧器の通常の損壊の原因は、コイルの故障により電流が発生する電磁力 破壊であるか、或いは焼損により発生する短絡事故であり、それにより非結晶鉄 心が損壊し、損壊した非結晶鉄心は再利用できないという欠点があった。このた め修理時には全体を交換しなければならず、修理費が高くついた。 このため、従来の技術の問題を解決可能な新たな構造の提供が求められていた 。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、ケース1とカバー11が結合されて形成する内部空間に非 結晶鉄心2、コイル3、絶縁板4、絶縁片5で組成された中心体が固定された変 圧器の中心体固定構造において、複数のコイル3が非結晶鉄心2の一側において 隣接する非結晶鉄心2を連結するよう環状に巻き付けられて、コイル3の内部の 複数の非結晶鉄心2の間が複数の絶縁片5で隔てられ且つ左右両端の非結晶鉄心 2部分の絶縁片5は外側に突出し、絶縁板4は交錯する格子状フレーム構造を有 し、その複数の格子孔41が対応する非結晶鉄心2の収容に用いられ、絶縁板4 の高さが非結晶鉄心2とコイル3の間の設置距離よりやや突出するものとされ、 絶縁板4がコイル3の上下端に設置され、絶縁片5が左右端にて突出する設計に より、上記中心体が上記内部空間内に挟持固定され、非結晶鉄心2が挟圧力を受 けず破裂損壊しないようにして構成された、変圧器の中心体固定構造としている 。
【0005】
【考案の実施の形態】
図1に示されるように、本考案は、ケース1、非結晶鉄心2、コイル3、絶縁 板4、絶縁片5で組成される。該絶縁板4、絶縁片5は絶縁材料で製造された強 化板、強化片とされる。
【0006】 該ケース1は非結晶鉄心2、コイル3、絶縁板4、絶縁片5が置き入れられた 後にカバー11と組み合わされ固定される。複数のコイル3が非結晶鉄心2の一 側において隣接する非結晶鉄心2を連結するよう環状に巻き付けられている。コ イル3の内部の複数の非結晶鉄心2の間は挟設された複数の絶縁片5で隔てられ 、且つ左右両端の非結晶鉄心2部分の絶縁片5は外側に突出している。絶縁板4 は交錯する格子状フレーム構造を有し、その複数の格子孔41が非結晶鉄心2の 収容に用いられる。一つの絶縁板4が先にケース1内部の底端に置かれて複数の 非結晶鉄心2の容置に供され、絶縁板4がケース1底端とコイル3下端の間に介 装され、非結晶鉄心2が絶縁板4上に跨設されてケース1底端との間に間隙を有 する状態とされ、且つ両端が絶縁片5によりケース1内部に当接する。このとき 、さらにもう一つの絶縁板4がその格子孔41が複数の非結晶鉄心2の対応する ようにして非結晶鉄心2の上方に組み合わされ、絶縁板4の高さが非結晶鉄心2 とコイル3の間の設置距離よりやや突出するものとされ、さらにカバー11がケ ース1に結合される。こうして上下の絶縁板4によりコイル3の上下が位置決め され、左右の絶縁片5によりコイル3とケース1の間の位置決めが行われる(図 2参照)。こうして複数のコイル3が絶縁板4、絶縁片5の上下左右からの挟圧 力を受けて位置決めされ、且つ非結晶鉄心2が挟圧力を受けないため、非結晶鉄 心2が挟圧固定過程で受ける損壊が防止され、組立後の修理時に非結晶鉄心2の 再使用が可能となり、非結晶鉄心2が良好な使用寿命を維持可能となる。
【0007】
【考案の効果】
本考案は、絶縁片、絶縁板、コイル内部の上端と下端に設置してケースで挟持 させる設計により、実施後に使用者に以下の効果を提供しうる。 1.非結晶鉄心はコイルと巻付けにより固定され、コイルが非結晶鉄心より高 い機械強度を有し、絶縁板が交錯式に環状に非結晶鉄心を被覆した後に比較的高 く突出し、コイルが絶縁板の押さえを受けてケースとの間に挟み付けられ、非結 晶鉄心が挟圧力を受けない状態とされ、ゆえに非結晶鉄心の構造の完全性と使用 寿命が確保される。 2.本考案の構造によると、非結晶鉄心が挟圧力を受けて破壊されないため、 非結晶鉄心が重複利用可能とされ、後日の修理時のコストの問題が改善される。 以上から、本考案は実用性、新規性及び産業上の利用価値を有する考案である といえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の分解斜視図である。
【図2】本考案の結合実施表示図である。
【図3】本考案の組立後の斜視図である。
【符号の説明】
1 ケース 11 カバー 2 非結晶鉄心 3 コイル 4 絶縁板 41 格子孔 5 絶縁片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース1とカバー11が結合されて形成
    する内部空間に非結晶鉄心2、コイル3、絶縁板4、絶
    縁片5で組成された中心体が固定された変圧器の中心体
    固定構造において、複数のコイル3が非結晶鉄心2の一
    側において隣接する非結晶鉄心2を連結するよう環状に
    巻き付けられて、コイル3の内部の複数の非結晶鉄心2
    の間が複数の絶縁片5で隔てられ且つ左右両端の非結晶
    鉄心2部分の絶縁片5は外側に突出し、絶縁板4は交錯
    する格子状フレーム構造を有し、その複数の格子孔41
    が対応する非結晶鉄心2の収容に用いられ、絶縁板4の
    高さが非結晶鉄心2とコイル3の間の設置距離よりやや
    突出するものとされ、絶縁板4がコイル3の上下端に設
    置され、絶縁片5が左右端にて突出する設計により、上
    記中心体が上記内部空間内に挟持固定され、非結晶鉄心
    2が挟圧力を受けず破裂損壊しないようにして構成され
    た、変圧器の中心体固定構造。
JP1999003030U 1999-05-06 1999-05-06 変圧器の中心体固定構造 Expired - Lifetime JP3063645U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9105393B2 (en) 2011-11-01 2015-08-11 Hitachi Industrial Equipment Systems Co., Ltd. Amorphous core transformer
JP2016015394A (ja) * 2014-07-02 2016-01-28 株式会社京三製作所 インピーダンスボンド

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9105393B2 (en) 2011-11-01 2015-08-11 Hitachi Industrial Equipment Systems Co., Ltd. Amorphous core transformer
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