JP3063448U - ぼかし柄プリントカーテンおよびその製造装置 - Google Patents

ぼかし柄プリントカーテンおよびその製造装置

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Inventor
憲宏 磯田
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株式会社サンテックス
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カーテン用布地に予め水を含ませて、濡れた
状態の前記布地の上に、捺染型を用いて捺染加工を施
し、捺染用色糊が柄の周りの布地の繊維に滲んで、柄が
ぼかし調を形成するところの、ぼかし柄プリントカーテ
ンとその製造装置を提供する。 【解決手段】 カーテン用布地に水分を与え、捺染型に
より付与された捺染柄が、前記布地に含浸した水分によ
って、柄の周りに滲み出すことを特徴とするぼかし柄プ
リントカーテン、カーテン用布地の浸漬装置としてガイ
ドロールを設け、水溶液槽内の水または水溶液を含浸さ
せる絞り用の二本の加圧ロールを設け、駆動ロールを経
て駆動される捺染台ベルトの上に、捺染型シリンダーが
回転するロータリースクリーン捺染装置を設け、乾燥装
置を設けたことを特徴とするぼかし柄プリントカーテン
の製造装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】この考案は、ぼかし柄プリントカーテンと、その 製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来において、各種のぼかし柄捺染の手法では、通常、いず れも乾いた布地の上に、それを行うことによって、印捺が鮮明なものになるよう に配慮している。したがって捺染する柄の感じを、ぼかし調のものとなしたいと きには、そこに用いる型を、二型または三型、使用して、次第にぼかし調が出る ようにしているのが現状である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この考案は、前記従来の手法を改良し、柄 の輪郭が柔らかく表れるぼかし調の捺染柄を得るもので、それはカーテン用布地 に予め水を含ませて、濡れた状態の前記布地の上に、捺染型を用いて捺染加工を 施すことによって、捺染用色糊が柄の周りの布地の繊維に滲んで、自然に柄がぼ かし調を形成するようになるところの、ぼかし柄プリントカーテンとその製造装 置を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】カーテン用布地(X) に水分を与え、捺染型に より付与された捺染柄が、前記布地(X) に含浸した水分によって、柄の周りに滲 み出すことを特徴とするぼかし柄プリントカーテン、およびカーテン用布地(X) の浸漬装置(A) としてガイドロール(r1),(r2) を設け、水溶液槽(K) 内の水また は水溶液(L) を含浸させる絞り用の二本の加圧ロール(R1),(R2) を設け、駆動ロ ール(G1),(G2) を経て駆動される捺染台ベルト(V) の上に、捺染型シリンダー(P 1 ),(P2),(P3)が回転するロータリースクリーン捺染装置(B) を設け、さらに乾燥 装置(C) を設けたことを特徴とするぼかし柄プリントカーテンの製造装置の構成 とする。
【0005】
【考案の実施の形態】この考案の実施例として、図1に示すように、たとえ ばポリエステルカーテン用布地(X) が、その工程の始端(Y) から終端(Z) へと進 行する間において、順次、浸漬装置(A) 、ロータリースクリーン捺染装置(B) 、 乾燥装置(C) を経てぼかし捺染加工が施される。先ず布地(X) は浸漬装置(A) に 設けたガイドロール(r1),(r2) を経て、水溶液槽(K) 内の水または水溶液(L) を 含浸した後、二本の加圧ロール(R1),(R2) により絞られることにより、含浸した 水または水溶液(L) が、布地(X) に任意の量だけ調節して付着させるようにする 。前記二本の加圧ロール(R1),(R2) は、加圧シリンダー[図示せず]により、均 一に加圧され、また原動モーター[図示せず]により回転して、布地(X) を連続 的に送り出す構成である。そして布地(X) は任意の水または水溶液(L) の必要量 を含浸して、つぎのロータリースクリーン捺染装置(B) へと進む。ロータリース クリーン捺染装置(B) では、捺染台ベルト(V) が駆動ロール(G1),(G2) を経て、 原動モーター[図示せず]により駆動されている。この捺染台ベルト(V) の上に は、捺染型シリンダー(P1),(P2),(P3)が設置されており、これらはモーター[図 示せず]により回転して、布地(X) 上に、各捺染型シリンダー(P1),(P2),(P3)内 に持つ捺染用色糊が印捺される。
【0006】 その際、布地(X) には水または水溶液(L) が、均一に任意の量だけ含浸されて いるので、布地(X) の上に印捺された捺染用色糊が、柄の周りの繊維に毛細管現 象で容易に滲んで行く。浸漬装置(A) において、布地(X) に含浸させる水溶液(L ) の調液の一例としては、ピグメント 10%、アクリル樹脂 5%、メラミン 樹脂2%、触媒 0.3%、水 82.7%、計100%の割合である。またロ ータリースクリーン捺染装置(B) の各捺染型シリンダー(P1),(P2),(P3)内に入れ る捺染用色糊の調液例としては、ピグメント 10%、アクリルエマルジョン糊 90%、計100%の割合である。このようにして浸漬装置(A) により、布地(X ) に任意の濃度のピグメントと樹脂材が含浸され、さらにロータリースクリーン 捺染装置(B) により、任意の捺染が施され、捺染用色糊が柄の周りに滲んで、自 然なぼかし調捺染柄となった後、つぎの乾燥装置(C) へと導かれ、捺染模様が確 定することとなる。
【0007】 さらに最終の加工工程としては、図示しない熱処理装置によって、180度C 、40秒程度の熱処理を行って完了となる。前述の乾燥装置(C) 内には熱風発生 装置[図示せず]が組み込まれており、そこで作られた熱風(M) が布地(X) に吹 きつけられて乾燥することとなる。図において、コンベアベルト(CV)が布地(X) を搬送している。また(Rn),(Rm) は、布地取り出しローラーである。このように して浸漬装置(A) の水溶液(L) に、ピグメントを混入させることにより、布地(X ) 全体に水分を均一に与えるとともに、任意の着色を行い、連続するロータリー スクリーン捺染装置(B) により付与された捺染柄が、布地(X) に含浸した水分に 導かれて、柄の周りに滲み出すことを特徴とするぼかし柄プリントを得ることが できる。さらに浸漬装置(A) に用いる水溶液(L) には、分散染料と分散剤を用い るとか、浸透促進剤を混入するなど、それらによって種々変化させることも可能 である。
【0008】
【考案の効果】この考案は、柄の輪郭が柔らかく表れるところの、優雅
なぼ かし調の捺染柄を呈するぼかし柄プリントカーテンが得ることができる。それは 布地に予め水を含ませて、濡れた状態の布地の上に、捺染型を用いて捺染加工を 施すことによって、捺染用色糊が柄の周りの布地の繊維に滲んで、自然にその柄 がぼかし調を形成するようになるところの、ぼかし柄プリントカーテンであり、 順次、布地の浸漬工程、ロータリー捺染工程、乾燥工程を設けた製法、装置によ って、この発明のぼかし柄プリントカーテンを連続的、合理的に効率よく提供す ることができるものである。
【提出日】平成11年1月11日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】捺染型により付与された捺染柄が、布地に含 浸した水分によって、柄の周りに滲み出しぼかし柄を形成したことを特徴とする ぼかし柄プリントカーテン、およびカーテン用布地(X)の浸漬装置(A)とし てガイドロール(r),(r)を設け、水溶液槽(K)内の水または水溶液 (L)を含浸させる絞り用の二本の加圧ロール(R),(R)を設け、駆動 ロール(G),(G)を経て駆動される捺染台ベルト(V)の上に、捺染型 シリンダー(P),(P),(P)が回転するロータリースクリーン捺染 装置(B)を設け、さらに乾燥装置(C)を設けたことを特徴とするぼかし柄プ リントカーテンの製造装置の構成とする。
【提出日】平成11年4月15日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】捺染型により付与された捺染柄が、布地に含 浸した水分によって、柄の周りに滲み出しぼかし柄となった布地によって形成 した ことを特徴とするぼかし柄プリントカーテン、およびカーテン用布地(X) の浸漬装置(A)としてガイドロール(r),(r)を設け、水溶液槽(K )内の水または水溶液(L)を含浸させる絞り用の二本の加圧ロール(R), (R)を設け、駆動ロール(G),(G)を経て駆動される捺染台ベルト (V)の上に、捺染型シリンダー(P),(P),(P)が回転するロー タリースクリーン捺染装置(B)を設け、さらに乾燥装置(C)を設けたことを 特徴とするぼかし柄プリントカーテンの製造装置の構成とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のぼかし柄プリントカーテンの製造装
置を説明する図。
【符号の説明】
(A) 浸漬装置 (B) ロータリー捺染装置 (C) 乾燥装置 (CV) コンベアベルト (G1),(G2) 駆動ロール (K) 水溶液槽 (L) 水または水溶液 (M) 熱風 (P1),(P2) 捺染型シリンダー (V) 捺染台ベルト (X) カーテン用布地 (r1),(r2) ガイドロール (rm),(rn) 布地取り出しロール
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年1月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】捺染型により付与された捺染柄が、布地に
含浸した水分によって、柄の周りに滲み出しぼかし柄を
形成したことを特徴とするぼかし柄プリントカーテン。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カーテン用布地に水分を与え、捺染型によ
    り付与された捺染柄が、前記布地に含浸した水分によっ
    て、柄の周りに滲み出すことを特徴とするぼかし柄プリ
    ントカーテン。
  2. 【請求項2】カーテン用布地の浸漬装置としてガイドロ
    ールを設け、水溶液槽内の水または水溶液を含浸させる
    絞り用の二本の加圧ロールを設け、駆動ロールを経て駆
    動される捺染台ベルトの上に、捺染型シリンダーが回転
    するロータリースクリーン捺染装置を設け、さらに乾燥
    装置を設けたことを特徴とするぼかし柄プリントカーテ
    ンの製造装置。
JP1998008344U 1998-10-08 1998-10-08 ぼかし柄プリントカーテンおよびその製造装置 Expired - Lifetime JP3063448U (ja)

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