JP3896357B2 - 生地の加工方法並びに生地の加工装置 - Google Patents
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本発明は、生地の加工方法並びに生地の加工装置に関するものである。
従来、染料で染色した生地にスレや洗い晒しのある濃淡模様を形成する加工方法として、染料で染色した生地を何度も洗濯し、生地同士を摩擦させて擦り減らしたり、また、生地に染着した染料を何度もの洗いで色落ちさせるといった方法があった。
しかしながら、上述のような方法で生地にスレや洗い晒しのある濃淡模様を現出させるには、一度染色した生地から染料を落とすことは容易でないことから、よって、簡単な洗濯では足りず、何度も何度も洗濯することが必要で、それだけコストや手間がかかる上、洗濯により現出する濃淡模様には再現性が得られないといった問題があった。
一方、生地に濃淡模様を再現性良く且つ、簡単に現出する方法として、前記生地にプリントする方法があるが、この方法によれば、前述のように、生地に再現性良く且つ、簡単に濃淡模様を付与できる反面、この濃淡模様は、単に所定の模様をプリントしただけであるため、染色した生地を何度も何度も洗濯してようやく得られる、風合いのあるスレや洗い晒し濃淡模様を得ることは極めて難しい。
このように、業界においては、結局のところ、生地にスレや洗い晒し感を伴った風合いのある濃淡の柄模様を容易且つ再現性良く形成することは非常に困難とされている。
本発明は、生地にスレや洗い晒し感を伴う風合いのある濃淡の柄模様を容易且つ再現性良く形成することが可能な画期的な生地の加工方法並びに生地の加工装置を提供することが技術的課題である。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
生地1にスレや洗い晒しのある濃淡模様を形成する生地の加工方法であって、生地1への顔料3の浸透を促進する溶剤2を前記生地1に対して所定の模様に塗布し、前記溶剤2を塗布した生地1に顔料3を塗布して、この顔料3の浸透度合いの違いによって生地1に濃淡の柄模様を形成し、この生地1を洗濯して前記濃淡の柄模様に加えて前記生地1にスレや洗い晒し感を付与することを特徴とする生地の加工方法に係るものである。
また、表面部が所定模様に凹凸形成された溶剤捺染用ローラー4を用いて生地1への顔料3の浸透を促進する溶剤2を前記生地1に前記所定模様に塗布する溶剤捺染工程と、前記溶剤捺染工程を経た前記生地1に表面部が平坦な顔料捺染用ローラー5を用いて前記生地1に顔料を捺染する顔料捺染工程と、前記生地1を洗濯する洗濯工程とから成ることを特徴とする請求項1に記載の生地の加工方法に係るものである。
また、生地1にスレや洗い晒しのある濃淡模様を形成する生地の加工装置であって、生地1への顔料3の浸透を促進する溶剤2を前記生地1に対して所定の模様に塗布し得る溶剤捺染用ローラー4を備えた溶剤捺染部6と、前記溶剤2を塗布した生地1に顔料3を塗布して、この顔料3の浸透度合いの違いによって生地1に濃淡の柄模様を形成し得る顔料捺染用ローラー5を備えた顔料捺染部7と、この生地1を洗濯して前記濃淡の柄模様に加えて前記生地1にスレや洗い晒し感を付与する洗濯機構とを備えた構成としたことを特徴とする生地の加工装置に係るものである。
また、ドラム8に生地1を順送りするガイドローラー9を有する搬送部14と、この搬送部で搬送される生地1に圧接し溶剤2を所定模様に捺染する、表面に所定の凹凸模様が形成された溶剤捺染用ローラー4を有する溶剤捺染部6と、この溶剤2が所定模様に捺染された生地1に圧接し顔料3を捺染する、表面に平坦部が形成された顔料捺染用ローラー5を有する顔料捺染部7とから成り、前記搬送部14によって搬送される生地1がドラム8及び溶剤捺染用ローラー4間を通過した際、前記生地1に溶剤が所定模様に塗布され、前記搬送部14によって搬送される生地1がドラム8及び顔料捺染用ローラー5間を通過した際、前記生地1に顔料が塗布されるように構成したことを特徴とする生地の加工装置に係るものである。
また、前記溶剤2及び前記顔料3を捺染した生地1を洗濯する洗濯部10を設けたことを特徴とする請求項3に記載の生地の加工装置に係るものである。
本発明は、上述のような構成としたから、生地に付着させた顔料の浸透度合いの違いによって濃淡の柄模様を形成でき、更にこの濃淡の柄模様を洗濯により微妙な風合いに美しくぼやけさせ、まるで染色した生地を何度も何度も洗濯したかのような風合いのあるスレや洗い晒し感を伴う濃淡の柄模様を容易且つ再現性良く形成することが可能な画期的な生地の加工方法となる。
また、請求項2に記載の発明においては、溶剤捺染用ローラー及び表面が平坦な顔料捺染用ローラーを用いることで濃淡の柄模様を一層容易且つ再現性良く形成でき効率的な生地の加工方法となる。
また、請求項3に記載の発明においては、生地に付着させた顔料の浸透度合いのちがいによって濃淡の柄模様を形成でき、更にこの濃淡の柄模様を洗濯により微妙な風合いに美しくぼやけさせ、まるで染色した生地を何度も何度も洗濯したかのような風合いのあるスレや洗い晒し感を伴う濃淡の柄模様を容易且つ再現性良く形成することが可能な画期的な生地の加工装置となる。
また、請求項4及び請求項5に記載の発明においては、生地にスレや洗い晒し感を伴った風合いのある濃淡の柄模様を一層容易且つ再現性良く形成できると同時に、多くの生地を一度に効率良く加工して大量生産を行うことが可能で、生地加工のコストを大幅に低減できる生地の加工装置となる。
好適と考える本発明の実施形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
生地1に溶剤2を捺染し、次いで前記生地1に顔料3を捺染すると、溶剤2上に塗布された顔料3は、前記溶剤2が顔料3の生地1への浸透を促進するものであるため、顔料3はこの溶剤2を介して、生地1の表面から内部へ良好に浸透する。
即ち、溶剤2と顔料3とが重ねて塗布された部分は生地1の表面に残る顔料3が少なくなるため薄くなり、顔料3のみが塗布された部分は、前記顔料3は生地1の表面にほとんどそのまま残るため濃くなる。
この際、溶剤2と顔料3が重ねて塗布された部分は、溶剤2の濃度が高い場合には生地1への顔料3の浸透度合いが高く、生地1の表面がそれだけ薄くなり、溶剤2の濃度が低い場合には生地1への顔料3の浸透度合いが低く、生地1の表面がそれだけ濃くなる。
従って、生地1への顔料3の浸透度合いの違いにより前記生地1には濃淡による所定の柄模様を形成することができることになる。
即ち、溶剤2の濃度を変化させることによって生地1の濃淡の表現(強弱)を自在に調整することができることとなる。
次いで、この生地1を洗濯すると、前記顔料3は染料と比較して摩擦堅牢度が悪いことから、生地1に摩擦が加わることで前記生地1の表面がケバ立って、スレや洗い晒し感が容易に形成でき、更に、生地1の濃淡の境界部が微妙にぼやけるので、風合いのある濃淡の柄模様を、洗濯により簡単に実現できることになる。
この際、前記スレや洗い晒し感を伴う風合いのある濃淡の柄模様を、例えば単に染色した生地を洗濯することで実現しようとしても、前述のように、生地に洗い晒し感を出すためには何度も何度も前記生地を洗濯しなければならず、更に、何度も洗濯を行ったとしても、本発明のような微妙なぼかし感を出すことは極めて難しく、よって本発明のようなスレや洗い晒し感を伴った風合いのある濃淡の柄模様の生地を形成することは極めて難しい。
この点、本発明は前述のように生地1に任意の濃度の溶剤2を模様状に塗布し、更に顔料3を塗布することで、生地1への顔料の浸透度合いの差によってあらかじめ生地1に所望の濃淡の表現(強弱)によって成る模様柄を形成し、そしてこの生地1を洗濯するだけで、生地1の濃淡の境界を微妙な風合いに美しくぼやけさせることができ、これにより、まるで染色した生地を何度も洗濯したかのようなスレや洗い晒し感を形成できる。
即ち、本発明においては、従来の方法では到底出せないような微妙な風合いに美しくぼやけた濃淡模様を有する生地を容易且つ再現性良く形成することができる。
従って、本発明は、生地1にスレや洗い晒し感を伴った風合いのある濃淡の柄模様を容易且つ再現性良く形成することが可能な画期的な生地の加工方法並びに生地の加工装置となる。
本実施例は、生地の加工装置であって、ドラム8に生地1を順送りする搬送部14と、この搬送部14で搬送される生地1に溶剤2を捺染する溶剤捺染部6と、この溶剤2が捺染された生地1に顔料3を捺染する顔料捺染部7を設けるとともに、前記溶剤2及び前記顔料3を捺染した生地1を乾燥して熱処理する乾熱部11とこの乾燥した生地1を洗濯する洗濯部10を設けたものである。
先ず、各部の構成を具体的に説明する。
搬送部14は、ドラム8と複数のガイドローラー9により構成されている。
前記ドラム8は、鋳鉄製ドラムを採用し、該ドラムには弾性を与えるため、例えば合成ゴム等の弾性体の被覆を行っている。
尚、必要に応じて生地1の下敷布となるアンダークロスが使用可能である。
溶剤捺染部6は、溶剤2を流し込む容器12とこの容器12の溶剤2に底辺が浸漬するように設けられた浸漬ローラー13と、この浸漬ローラー13と圧接するように設けられた溶剤捺染用ローラー4とにより構成されている。
前記溶剤捺染用ローラー4は銅製円筒若しくは鋳鉄製ロールに銅メッキを施し、表面を研磨してこれに所定の模様を凹凸状に彫刻したものである。
この溶剤捺染用ローラー4はドラム8及び浸漬ローラー13に対してレバーとスプリングあるいは圧搾空気など種々の方法によって強圧されている。
顔料捺染部7は、顔料3を流し込む容器12とこの容器12の溶剤2に底辺が浸漬するように設けられた浸漬ローラー13と、この浸漬ローラー13と圧接するように設けられた顔料捺染用ローラー5とにより構成されている。
前記顔料捺染用ローラー5は銅製円筒若しくは鋳鉄製ロールに銅メッキを施し、表面を研磨した平坦なものである。
この顔料捺染用ローラー5も前記溶剤捺染用ローラー4同様、ドラム8及び浸漬ローラー13に対してレバーとスプリングあるいは圧搾空気など種々の方法によって強圧されている。
尚、図中符号15はリントドクター、図中符号16は過剰な顔料3をかき取るクリーニングローラーである。
乾熱部11は、タンブラー乾燥機が設けられ、高温の蒸気を通すドラムに生地1を巻き付けて数秒で乾燥が行われている。
洗濯部10は、大型の洗濯機(ワッシャー機)が設けられ、乾燥された生地1を巻き取ってこれを例えばくしゃくしゃにネットに詰め込んだ状態若しくはそのままの状態で、生地1の性質に合わせて洗濯が行われている。
次に、溶剤2および顔料3について説明する。
溶剤2は、後述する顔料3の浸透を促進するために一般的に用いられる浸透剤若しくは浸透促進剤を使用し、生地1の素材(例えば綿、ポリエステル、シルク等)によって最適なものを適宜採用している。
顔料3は、一般的に生地1の捺染に用いられるものを適宜採用し、生地1の素材(例えば綿、ポリエステル、シルク等)によって最適なものを適宜採用している。
次に、本実施例における生地1への溶剤2及び顔料3の捺染方法について説明する。
生地1若しくは生地1とその下敷布となるアンダークロスとが、ガイドローラー9を介してドラム8まで搬送され、ガイドローラー9aによってドラム8と生地1とが密着した状態となって溶剤捺染部6及び顔料捺染部7に搬送される。
溶剤捺染部6では、容器12に流し込まれた溶剤2が、ナイロンブラシやゴムロール等によって成る浸漬ローラー13を介して溶剤捺染用ローラー4に供給されており、この際、前記溶剤捺染用ローラー4に過剰に供給された溶剤2はクリーニングローラー16によって該溶剤捺染用ローラー4表面よりかき取られている。
また、この溶剤捺染部6では、前記溶剤捺染用ローラー4とドラム8とが強圧状態であるから、搬送された生地1は、表面に所定の凹凸模様の彫刻を有する溶剤捺染用ローラー4が押し付けられ、この溶剤捺染用ローラー4の表面に供給された溶剤2が、自己の流動性と生地1の吸引作用により、前記溶剤捺染用ローラー4とドラム8の接点(即ち、溶剤捺染用ローラー4の凹凸模様のうちの凸部とドラム8の接触面)において生地1へ移動することとなる。
従って、生地1には溶剤捺染用ローラー4の凹凸模様のうちの凸部の模様の分だけ溶剤2が捺染されて、この凸部の模様の分だけ溶剤2が生地1に浸透することとなる。
次に、生地1は顔料捺染部7に搬送されるが、この顔料捺染部7においても前記溶剤捺染部6と同様、容器12に流し込まれた顔料3が浸漬ローラー13を介して顔料捺染用ローラー5に供給されている。
また、この顔料捺染用ローラー5とドラム8が溶剤捺染部6と同様に強圧されているから、搬送された生地1は、表面が平坦な溶剤捺染用ローラー4が押し付けられ、この溶剤捺染用ローラー4の表面に供給された溶剤2が、自己の流動性と生地1の吸引作用により、生地1へ移動することとなる。
従って、生地1には溶剤2と顔料3とが重ねて塗布された部分と、顔料3のみが塗布された部分とが現出することとなる。
この際、上述したように、前記顔料3は前記溶剤2にはよく浸透するため、溶剤2と顔料3とが重ねて塗布された部分は生地1の表面に残る顔料3が少なくなって薄くなり、顔料3のみ塗布された部分は生地1の表面に顔料3がそのまま残るため濃くなる。
更に、生地1の表面の顔料3の濃淡は溶剤2の濃度により自在に調整することができ、溶剤2の濃度が高い場合には生地1の表面がそれだけ薄くなり、溶剤2の濃度が低い場合には生地1の表面がそれだけ濃くなる。
このように溶剤2と顔料3の捺染により濃淡の柄模様を付与した生地1は、乾熱部11にて乾燥と同時に熱処理する。
前記乾熱処理は、顔料3を生地1に確実に固着させるために必要であって、捺染直後には単に生地1の表面若しくは溶剤2により生地1内部の繊維の間に付着した状態で留まっている顔料3が、乾熱処理によって生地1の表面若しくは生地1内部の繊維の間へ確実に固着されることとなる。
また、このように前記乾熱部11で乾燥・熱処理を施した生地1は、洗濯部10にて洗濯する。
洗濯は、生地1に十分に固着されない余分な顔料3を洗い落として洋服等に縫製した後の生地の色落ちを防止する。
また、前記顔料3は染料と比較して摩擦堅牢度が悪いことから、洗濯により生地1に摩擦が加わると、従来のように何度も何度も洗ったりすることなく、一度若しくはわずかな回数の洗濯により、前記生地1の表面がケバ立って、スレや洗い晒し感が容易に形成できる。
更に、生地1を強くこすったりせずとも、一度若しくはわずかな回数の洗濯により、あらかじめ生地1に設けられた柄模様の濃淡の境界部を微妙にぼやかすことが容易にできるので、非常に風合いのあるスレや洗い晒し感を伴う濃淡の柄模様を、簡単に実現できることになる。
また、生地1をクシャクシャにした状態でネットに詰め込み洗濯したり、薬剤を用いたりすることによって、生地1と生地1とが部分的な摩擦を受け易くなり、顔料3が著しく剥がれる部位が生じ、一層特殊なスレや洗い晒し感を形成できる。
尚、本実施例は、全ての繊維に対して適用が可能で、顔料3の種類も無限で、また、溶剤2の濃度を変えることで、柄模様の表現(濃淡の強弱)を如何様にも調整することができる。
上述した本実施例によれば、生地1への溶剤2と顔料3の同時捺染ができ、大量生産が可能で、製品のコストダウンを図ることができる。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 生地
2 溶剤
3 顔料
4 溶剤捺染用ローラー
5 顔料捺染用ローラー
6 溶剤捺染部
7 顔料捺染部
8 ドラム
9 ガイドローラー
10 洗濯部
14 搬送部
2 溶剤
3 顔料
4 溶剤捺染用ローラー
5 顔料捺染用ローラー
6 溶剤捺染部
7 顔料捺染部
8 ドラム
9 ガイドローラー
10 洗濯部
14 搬送部
Claims (5)
- 生地にスレや洗い晒しのある濃淡模様を形成する生地の加工方法であって、生地への顔料の浸透を促進する溶剤を前記生地に対して所定の模様に塗布し、前記溶剤を塗布した生地に顔料を塗布して、この顔料の浸透度合いの違いによって生地に濃淡の柄模様を形成し、この生地を洗濯して前記濃淡の柄模様に加えて前記生地にスレや洗い晒し感を付与することを特徴とする生地の加工方法。
- 表面部が所定模様に凹凸形成された溶剤捺染用ローラーを用いて生地への顔料の浸透を促進する溶剤を前記生地に前記所定模様に塗布する溶剤捺染工程と、前記溶剤捺染工程を経た前記生地に表面部が平坦な顔料捺染用ローラーを用いて前記生地に顔料を捺染する顔料捺染工程と、前記生地を洗濯する洗濯工程とから成ることを特徴とする請求項1に記載の生地の加工方法。
- 生地にスレや洗い晒しのある濃淡模様を形成する生地の加工装置であって、生地への顔料の浸透を促進する溶剤を前記生地に対して所定の模様に塗布し得る溶剤捺染用ローラーを備えた溶剤捺染部と、前記溶剤を塗布した生地に顔料を塗布して、この顔料の浸透度合いの違いによって生地に濃淡の柄模様を形成し得る顔料捺染用ローラーを備えた顔料捺染部と、この生地を洗濯して前記濃淡の柄模様に加えて前記生地にスレや洗い晒し感を付与する洗濯機構とを備えた構成としたことを特徴とする生地の加工装置。
- ドラムに生地を順送りするガイドローラーを有する搬送部と、この搬送部で搬送される生地に圧接し溶剤を所定模様に捺染する、表面に所定の凹凸模様が形成された溶剤捺染用ローラーを有する溶剤捺染部と、この溶剤が所定模様に捺染された生地に圧接し顔料を捺染する、表面に平坦部が形成された顔料捺染用ローラーを有する顔料捺染部とから成り、前記搬送部によって搬送される生地がドラム及び溶剤捺染用ローラー間を通過した際、前記生地に溶剤が所定模様に塗布され、前記搬送部によって搬送される生地がドラム及び顔料捺染用ローラー間を通過した際、前記生地に顔料が塗布されるように構成したことを特徴とする生地の加工装置。
- 前記溶剤及び前記顔料を捺染した生地を洗濯する洗濯部を設けたことを特徴とする請求項3に記載の生地の加工装置。
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