JP3063271U - 耐熱充填材 - Google Patents

耐熱充填材

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JP3063271U
JP3063271U JP1999002683U JP268399U JP3063271U JP 3063271 U JP3063271 U JP 3063271U JP 1999002683 U JP1999002683 U JP 1999002683U JP 268399 U JP268399 U JP 268399U JP 3063271 U JP3063271 U JP 3063271U
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光男 伊藤
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伊藤鉄工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ならしモルタルを不要化し、省力化と、熱に
よって生じる問題の解決を図る。 【構成】 コンクリート面より突出する部材を取り囲
み、一方15でコンクリート面に接触し、他方16で突
出する部材に接触する環状本体12を具備する。環状本
体12は、端部に設けた結合手段20によって環状に組
み合わされる複数の部分13、14から成り、コンクリ
ート面に設ける防水シートの接着の際に加熱される温度
に耐える耐熱材料を用いて形成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はコンクリート面より突出する部材とコンクリートとの境界部における 防水のための耐熱充填材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
コンクリートスラブに例えば排水通気用の防水継手などを設置する場合、従来 の防水熱工法では、防水継手とコンクリートとの境界部(コーナー部、入り隅等 とも云う。)をならしモルタルで覆ってから、防水層を形成する必要があった。 ならしモルタルを設ける作業は手作業である上、従来の工法では防水層形成のた めに230〜250℃に加熱する必要があり、この熱の影響でならしモルタルに ひびが入る等の問題があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は前記の点に着目してなされたものであり、その課題はならしモルタル を不要とすることであり、それよって省力化と熱によって生じる問題の解決とを 図ることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するため本考案のものは、コンクリート面より突出する部材 の周囲を取り囲み、一方でコンクリート面に接触可能であり、他方では突出する 部材に接触可能な環状本体を具備し、上記環状本体は複数部分から成り、各部分 の端部に設けた結合手段により環状に組み合わせ可能であり、コンクリート面に 設けられる防水シートの接着の際に加熱される温度に耐える耐熱材料を用いて形 成されている。
【0005】
【考案の実施の形態】
本考案における耐熱充填材は、コンクリート面より突出する部材とコンクリー トとの境界部における防水層保護のために設けられる。コンクリート面は、例え ば建造物のコンクリートスラブの表面であり、そこから突出する部材は、例えば 通気などのための筒状の部材であって、コンクリートスラブに植えこまれた状態 にある。
【0006】 そのコンクリート面より突出する部材の周囲を取り囲むものとして、本考案の 充填材は一方でコンクリート面に接し他方で突出する部材に接する環状本体を具 備している。環状本体は、コンクリートとの境界部において突出する部材の周囲 を覆うことにより、従来工法におけるならしモルタルと同様の機能を果たすもの である。故に、直角(2等辺)三角形のような断面形を有することが望ましい。
【0007】 環状本体は複数部分から成り、各部分の端部に設けた結合手段により環状に組 み合わせ可能である。つまり、環状を2部分又はそれ以上の部分に分割し、各分 割部分を突出部材の周囲に配置した状態として結合手段で再結合した構成とする ことができる。結合手段は、ねじとねじ込み相手、互いに係合可能な凹部と凸部 若しくは喋番継手のどれか、が適当である。しかし、ねじと、凹凸と、喋番とを 自由に組み合わせても良い。
【0008】 このような環状本体は耐熱材料を用いて形成される。その性能は、コンクリー ト面に防水シートを接着するために加熱する際の温度に耐えるものであることが 必要である。アスファルト系の防水工事用接着剤では250℃を上限とする温度 に加熱されるので、本発明のものもこれを目度とすることができる。この目的を 達する耐熱材料としてはアルミニウム、鋳鉄等の金属若しくは耐熱性の良好な樹 脂等がある。
【0009】
【実施例】
以下図示実施例を参照して本考案をより詳細に説明する。各図は、コンクリー ト10の表面から立ち上がる形態で突出する部材11である防水継手に適用する 耐熱充填材12の例を示す。
【0010】 例示の充填材12は、ドーナツ状のものを2等分した形状に近い2部分から成 る環状本体13、14を具備している。環状本体13、14は三角形の断面形状 を有し、外方15でコンクリート面に接触可能であり、内方16では突出する部 材11に接触可能である。当該部材11とコンクリート10との境界部に位置す ることになる内隅部17には面取り部を設け、密着性を高めることができる。図 4参照。
【0011】 2部分から成る環状本体13、14は、端部に結合手段20を有しており、そ れによって、各部分に分離可能かつ環状に再結合可能である。例示の場合、ねじ 18とそのねじ込み相手部19とから成る一つの結合手段と、互いに係合可能な 凹部21と凸部22とから成るもう一つの結合手段とを有している。結合手段2 0は上記のねじ止めや凹凸係合に限らない、けれども、傾斜面で示された充填材 12の整った表面23を損なわない形状、構造を持ったものであることが必要で ある。
【0012】 使用に際しては、コンクリート10の表面より突出する部材11とコンクリー ト10との境界部24に、本考案に係る充填材12を設置する。二つの結合手段 20を結合させて取り付けを終わると内面25が突出する部材11の外面に密着 した状態となる。充填材12の設置の際にはパテ等を使用しても良い。
【0013】 次いで、コンクリート10の表面及び充填材12の表面に防水層26を形成す る。防水層形成のための防水材には、前記従来と同様のアスファルト系のものを 使用することができ、その際に素材溶融温度230〜250℃まで加熱する点も 従来同様であるが、本考案に係る充填材12は耐熱性を有するので、ひびや変形 が発生するおそれは全くない。かくして防水層26は、コンクリート面から、整 形されている充填材12の表面を滑らかに覆うことが可能となる。
【0014】
【考案の効果】 本考案は以上の如く構成され、かつ作用するものであるから、ならしモルタル が不要となり、省力及び作業時間の大幅な削減が可能となり、熱処理を伴なう防 水層形成によっても悪影響を受けることがないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る耐熱充填材の1実施例を示す分解
斜視図。
【図2】同上組み立て状態の斜視図。
【図3】同じく平面図。
【図4】図3のIV−IV線断面図。
【図5】本充填材を使用した施工例を示す断面図。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート面より突出する部材とコン
    クリートとの境界部における防水のための充填材であっ
    て、コンクリート面より突出する部材の周囲を取り囲
    み、一方でコンクリート面に接触可能であり、他方では
    突出する部材に接触可能な環状本体を具備し、上記環状
    本体は複数部分から成り、各部分の端部に設けた結合手
    段により環状に組み合わせ可能であり、コンクリート面
    に設けられる防水シートの接着の際に加熱される温度に
    耐える耐熱材料を用いて形成されていることを特徴とす
    る耐熱充填材。
  2. 【請求項2】 結合手段は、ねじとねじ込み相手部及び
    /又は互いに係合可能な凹部と凸部とから成る請求項1
    記載の耐熱充填材。
  3. 【請求項3】 環状本体は、アスファスト系の防水用接
    着剤に対する加熱温度に耐える鋳鉄、アルミニウムその
    他の金属から成る請求項1記載の耐熱充填材。
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