JP3062971U - 折り畳み式帽子 - Google Patents

折り畳み式帽子

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JP3062971U
JP3062971U JP1999002365U JP236599U JP3062971U JP 3062971 U JP3062971 U JP 3062971U JP 1999002365 U JP1999002365 U JP 1999002365U JP 236599 U JP236599 U JP 236599U JP 3062971 U JP3062971 U JP 3062971U
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eaves
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博光 井上
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博光 井上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種のイベント等に用いられるのにも好適な
携帯や運搬に便利であり、取扱いが簡単で多様な目的や
使用者に応じて変形使用することのできる折り畳み式帽
子を提供する。 【解決手段】 額に接する側に小穴(3)を始点とする
切れ目(4)によって形成された複数の舌状片(5)が
設けられた庇(1)と、前端(6,6’)が前記庇の左
右両端側に枢設され後端(7,7’)が互いに係止し合
うようにされた固定用ベルト対(2,2’)とを有し、
前記庇と前記ベルト対とが薄い可撓性材料から構成さ
れ、非装着時には前記庇と前記ベルト対が全体として平
面形状を呈するようになっている帽子。ベルト対(2,
2’)の後端の係止はマジックファスナーにより行い、
また、庇(1)とベルト対(2,2’)はエチレン・酢
酸ビニルコポリマーから構成されていることが好まし
い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、折り畳み式の新規な構造の帽子に関する。
【0002】
【従来の技術】
帽子には、頭にかぶって寒暑、塵埃、日射等から頭部や目を保護し礼容をとと のえるという役割の他に、各種のイベント、スポーツ大会、祭典、レジャーラン ドなどにおいて配布され装着されることにより、そのイベント等の参加者である ことを表示したり参加意識を高揚させる等の目的で使用されることもある。特に 後者の用途には、携帯や運搬に便利で取り扱いが容易であり、さらに使用者に応 じて大きさが変化することができれば望ましいが、このような要求を充分に満た し得るような帽子は見当たらない。
【0003】 すなわち、従来の帽子は、専ら立体的なものであり嵩張るので、携帯や多量の 運搬は面倒である。一枚物で薄い材料から構成されたものも見られるが大きいの が欠点である。また、折り畳み式のものもあるが、構造が複雑で組立てに手間が かかるものが多い。さらに、従来の帽子は、一般に、特定の大きさと形状を有し 、単一の帽子で大人から子供まで使用できるものではない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は、各種のイベント等に用いられるのにも好適な携帯や運搬に便 利であり、取扱いが簡単で多様な目的や使用者に応じて変形使用することのでき る新しいタイプの折り畳み式帽子を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の目的を達成するものとして、額に接する側に小穴(3)を始 点とする切れ目(4)によって形成された複数の舌状片(5)が設けられた庇( 1)と、他端(6,6’)が前記庇に枢設された後端(7,7’)が互いに係止 し合うようにされた固定用ベルト対(2,2’)とを有し、前記庇と前記ベルト 対とが薄い可撓性材料から構成され、非装着時には前記庇と前記ベルト対が全体 として平面形状を呈するようになっていることを特徴とする帽子を提供する。本 考案の特に好ましい態様に従えば、ベルト対の他端はマジックファスナーにより 、互いに係止し合うようにされており、また、庇とベルト対はエチレン・酢酸ビ ニルコポリマー(EVA)から構成されている。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下、図面に示す本考案の典型例に沿って本考案を説明する。 図(特に図1)に示すように、本考案の帽子は、庇(ひさし)またはつば(1 )と、バンド対(2,2’)とを有する。
【0007】 庇(1)は、後側、すなわち使用者(着帽者)の額(ひたい)に接する側に、 小穴(3)を始点とする切れ目(4)によって形成された複数の舌状片(5)が 設けられている。舌状片(5)の数は、特に限定されるものではないが、額に接 する側のほぼ全域にわたって少なくとも3個、可及的に多く、一般的には5〜1 0個形成する。また、切れ目(4)の長さは、後の説明から理解されるように、 この長さによって装着時(着帽時)の帽子の深さや帽子の大小が定まり、一般的 には1〜5cm程度とする。額のはえぎわの髪を収めやすくしヘアスタイルを崩 しにくくするには、この切れ目の長さを1.5cm〜3cmとするのが好ましい .このようにすると、額に当接する部分は通常のサンバイザーの半分程度になる 。切れ目(4)の始点となっている小穴(3)は、後述のように、装着時に庇が 破損するのを防止する役割を果たす。
【0008】 一方、固定用ベルト対(2,2’)は、その前端(6,6’)が庇(1)の左 右両側端に枢設、すなわち、リベット(8,8’)を介して360度回動し得る ように設けられている。また、ベルト対(2,2’)の後端は、互いに係止し合 うようにされている。
【0009】 このような係止手段としては、例えば、一方のベルト(2)の後端(7)に複 数の雄ホック、他方のベルト(2’)の後端(7’)に複数の雌ホックを取り付 けてそれらが係合するようにしてもよいが、図に示すようにマジックファスナー (9,9’)を用いるのが最も好ましい。これによって幼い子供でも後述するよ うに帽子を立体構造に簡単に組立てることができ、また、帽子の大きさの調整も 容易となる。
【0010】 なお、ベルト対(2,2’)は、後述するような非装着時に折り畳んだり丸め たりするのが容易となるように、庇の内側に入るような長さにし、その縁端部の 隅を切除しておく(特に図2参照)。
【0011】 本考案の防止の庇および固定用ベルト対は、従来の帽子に一般的に用いられて いるような布質材料ではなく、可撓性材料、すなわち、ある程度の固さ(剛性) を有しながら、同時に柔軟性および弾性のある材料から構成する。このような条 件を満たす材料として特に好ましいのは、エチレン・酢酸ビニルコポリマー(E VA)である。EVAは可撓性を発揮する温度範囲が広く、水や光などに対する 安定性も優れている。その他、発泡ポリエチレンやスポンジ等の発泡体、紙、ポ リ塩化ビニル、軟質ウレタン、ゴム、レザーなどで上述の条件を満たすものも使 用可能である。
【0012】 本考案の帽子の寸法(大きさ)は、特に限定されるものではなく、用途や使用 者などに応じて適宜変更し得るが、好ましい具体例として、庇の左右幅(図2の W)を20〜24cm(例えば22.8cm)、庇の長さ(図2のL)を18〜 20cm(例えば19cm)とする。この長さは通常のサンバイザーよりも長く (約1.5倍)、光が目を直接射すことが少ない点から好ましい。
【0013】 本考案の帽子の重要な特徴の一つは、非装着時には、庇とベルト対が全体とし て平面形状を呈していることである。かくして、本考案の帽子は、非装着時には 、図2のようにベルト対(2,2’)を回動させ庇の内側に収まるようにして折 り畳むことができる。その厚さは薄く、例えば7〜13mm程度であるのでバッ グや手提げ袋等に入れて携帯するのに便利である。本考案の帽子は、また、この ような状態で積み重ねることにより多数を同時に運搬することも簡単である。
【0014】 さらに、本考案は、EVAのような可撓性材料で構成されているので、図3に 示すように筒状に丸めて小さくすることもできる(例えば、上述のような寸法の 帽子であれば外径4〜5cm、長さ18〜20cmに丸めることができる)ので 、ポケット等に入れて携帯するのに便利である。この際、EVAのような弾性お よび柔軟性の材料を用いているのでしわができることもない。
【0015】 図4は、以上のような本考案の帽子の装着時(着帽時)の形態を示すものであ る。図から理解されるように、非装着時には平面的であった庇(1)は、装着時 の形態として、全体が凸状に曲がるとともに、その後側の舌状片が垂直方向に起 立して使用者(着帽者)の額に当接する部分を形成し立体的な形状をとるように なる。
【0016】 このようにして庇が平面形状から立体形状に変形すると、その左右両端側に枢 設されたベルト対(2,2’)も平面形状から垂直方向に起立する。そこで、前 述したように、その後端をマジックファスナーのような手段で係止させることに より着帽者の頭の周りに帽子を固定するための固定用ベルトができあがる。この 際、固定用ベルトはEVAのような弾性と柔軟性の材料から構成されているので 、過度に頭を締めつけることなくソフトな感じで帽子を固定することができ、ま た、EVAのような摩擦性のある素材を用いるのでずれ落ちることもない。
【0017】 なお、図4においては、庇とその舌状片からなる起立部分にワッペン(10) を取り付けた場合を示している。EVAのような材料から構成された本考案の帽 子は、用途に応じて、絵、模様、イニシャル等を表わしたワッペン類等を容易に 脱着することができ、また、庇やベルトにサインなどを記入することもできる。
【0018】 図5は、以上述べたような装着時の形態における本考案の庇の作用を理解する ための模式図である。本考案の庇には、図中Aの矢印で示すように庇全体を下向 きに曲げる力と、図中Bの矢印で示すように庇の後側(着帽時の額に接する側) を上向きに曲げる力が作用することになる。EVAのような可撓性材料から構成 され且つ切れ目のある本考案の庇はこれらの力に対応して容易に変形することが できる。
【0019】 そして、固定用ベルト対を係止させると、ベルトの締めつけ力(図5のイおよ びロで示す方向)により、庇の切れ目が破損(裂開)し易くなるが、各切れ目の 始点となる小穴(3)は、一点に力がかかりにくくすることによって、このよう な破損を防止する機能を果たす。また、帽子の庇には着帽者の頭部からの反作用 により図5のハの方向にも圧力が働き、折り目やしわができやすくなる(図5の 破線部分)が、EVAのような弾性に富む素材を用いることによりこの問題もな くなる。
【0020】
【考案の効果】
如上の説明から明らかなように本考案の防止は非装着時には、図2に示すよう な薄く且つ小面積の平面形状に折り畳むことができるので、物の間にはさんだり 、手提げ物等に入れることができる多量の運搬も容易であり、また、図3のよう に小さく丸めることもできるので携帯に便利である。そして、マジックファスナ ーのような係止手段を介して固定用ベルト対の長さを調整することにより単一の 帽子で大きさを変更することができ大人から幼い子供まで兼用できる。
【0021】 さらに、庇の切れ目の長さ(舌状片の深さ)を変えることにより、着帽したと きの深さを調整することができ、例えば、前髪のヘアスタイルが崩れないような 形態にすることもできる。また、EVAのような材料から構成されていることに より撥水性があるので、雨などで濡れても押すように拭けば直ちに使用できるよ うになる。
【0022】 かくして、本考案の帽子は、各種のイベントやスポーツ大会、祭典、レジャー ランド、観光地等において配布されたり、スポーツ用品、園芸用品、介護用品等 として廉価に購入できる簡易式の帽子として多様な用途に供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の帽子の実施例の非装着時における形状
を全体的に示す平面図である。
【図2】本考案の帽子の実施例の非装着時における折り
畳み状態を示す平面図である。
【図3】本考案の帽子の実施例を非装着時に筒状に丸め
た状態を示す。
【図4】本考案の帽子の実施例の装着時における立体形
状を示す。
【図5】本考案の帽子の実施例の装着時の形態における
庇の作用を模式的に示す。
【符号の説明】
1 庇 2,2’ 固定用ベルト対 5 舌状片 9,9’ マジックファスナー

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 額に接する側に小穴(3)を始点とする
    切れ目(4)によって形成された複数の舌状片(5)が
    設けられた庇(1)と、前端(6,6’)が前記庇の左
    右両端側に枢設され後端(7,7’)が互いに係止し合
    うようにされた固定用ベルト対(2,2’)とを有し、
    前記庇と前記ベルト対とが薄い可撓性材料から構成さ
    れ、非装着時には前記庇と前記ベルト対が全体として平
    面形状を呈するようになっていることを特徴とする帽
    子。
  2. 【請求項2】 前記ベルト対の他端がマジックファスナ
    ーにより、互いに係止し合うようにされていることを特
    徴とする請求項1の帽子。
  3. 【請求項3】 前記庇と前記ベルト対が、エチレン・酢
    酸ビニルコポリマーから構成されることを特徴とする請
    求項1または請求項2の帽子。
JP1999002365U 1999-04-12 1999-04-12 折り畳み式帽子 Expired - Lifetime JP3062971U (ja)

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