JP3062839U - バタフライ弁 - Google Patents
バタフライ弁Info
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- JP3062839U JP3062839U JP1999001160U JP116099U JP3062839U JP 3062839 U JP3062839 U JP 3062839U JP 1999001160 U JP1999001160 U JP 1999001160U JP 116099 U JP116099 U JP 116099U JP 3062839 U JP3062839 U JP 3062839U
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- JP
- Japan
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- valve
- curtain
- rubber sheet
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- friction
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来のバタフライ弁が全閉時に(及び全閉状
態からの開き始めの時に)大きな回転力を必要としたと
云う問題点を解決すること。 【構成】 弁体3の周縁の凹条溝にゴムシート2を嵌め
込んだバタフライ弁に於て、該ゴムシート2に低摩擦係
数材質の幕5を被覆して弁の閉止・開き始めに於けるゴ
ムシート2と弁箱1との間の摺動摩擦を軽減させること
を特徴とするバタフライ弁。
態からの開き始めの時に)大きな回転力を必要としたと
云う問題点を解決すること。 【構成】 弁体3の周縁の凹条溝にゴムシート2を嵌め
込んだバタフライ弁に於て、該ゴムシート2に低摩擦係
数材質の幕5を被覆して弁の閉止・開き始めに於けるゴ
ムシート2と弁箱1との間の摺動摩擦を軽減させること
を特徴とするバタフライ弁。
Description
【0001】
本考案はバタフライ弁に関する。
【0002】
従来のごく一般的な弁体偏芯形バタフライ弁の構造のもとして、例えば、JI S規格〔ウエハー形ゴムシートバタフライ弁(JIS B 2032)、舶用ゴ ム弁座式バタフライ弁(JIS F 7480)〕のものを挙げると、図5・図 6に示す構造となっている。図6に図示の通り、弁箱31の内周壁の所要個所の 凹条溝36に、弁体33の接触すべきリング状ゴムシート32を嵌め込んだバタ フライ弁であり、また、図5に図示の通り、弁体23の周縁の凹条溝26にゴム シート22を嵌め込んだバタフライ弁である。これらのゴムシート22・32は 、その名称の通り、ゴム材料を用いている。
【0003】
バタフライ弁の閉止は、弁棒(24又は34)を外部より回転させ弁体(23 又は33)を閉止位置まで回転させることで遂行される。[而して、逆にバタフ ライ弁の全開は弁棒(24又は34)を外部より逆に回転させ弁体(23又は3 3)を閉止位置と直角まで回転させることで遂行。] 図5の弁の場合、前記の閉止位置に近づくと弁体23のゴムシート22は弁箱 21に接触し始めるのであるが、この際全閉の位置までゴムシート22を弁箱2 1に摺動させる必要があり、また、図6の弁の場合は、弁箱31のゴムシート3 2に弁体33が接触し始めるのであるが、この際全閉の位置まで弁体33をゴム シート32に摺動させる必要がある。この為に弁全閉付近では、ゴム材のシート と金属材の弁体(又は弁箱)は滑りが極度に悪いことに依り、大きな回転力を必 要とすると云う問題点があった。本考案は、この問題点を(弁の開き始めでも同 様な問題点があったのも)解決することを目的とする。
【0004】
本考案は、前記目的を達成するために、図1と図2に図示のように、弁体3の 周縁の凹条溝6にゴムシート2を嵌め込んだバタフライ弁に於て、該ゴムシート 2に低摩擦係数材質の幕5を被覆して弁の閉止・開き始めに於けるゴムシート2 と弁箱1との間の摺動摩擦を軽減させる構成となしたのである。
【0005】 図3と図4に図示のように、弁箱11の内周の所要個所の凹条溝16に、弁体 13の接触すべきリング状ゴムシート12を嵌め込んだバタフライ弁に於て、該 リング状ゴムシート12に低摩擦係数材質の幕15を被覆して弁の閉止・開き始 めに於けるリング状ゴムシート12と弁体13との間の摺動摩擦を軽減させる構 成となしたのである。
【0006】 而して前記の低摩擦係数材質の幕(5又は15)は低摩擦係数高分子材の幕で ある。
【0007】 而して、前記の低摩擦係数高分子材の幕(5又は15)はDu Pont社の テフロン商標の高分子材質の幕であることが好ましい。
【0008】 図1と図2に図示のバタフライ弁に於て、前記ゴムシート2に被覆される低摩 擦材質の幕5の厚さは0.2乃至0.6mmの範囲にあるものとする。
【0009】 図3と図4に図示のバタフライ弁に於て、前記ゴムシート12に被覆される低 摩擦材質の幕15の厚さが0.2乃至0.6mmの範囲にあるものとする。
【0010】 前記の低摩擦材質の幕(5又は15)の厚さが0.2mm以下では幕が容易に 剥離する恐れがあると共にこの幕による効果が不充分となるものであり、また0 .6mm以上ではゴムシート(2又は12)の弾性作用に悪影響を及ぼし弁漏れ の恐れがある。
【0011】
本考案は、図1と図2に図示の通り、弁体3の周縁の凹条溝6にゴムシート2 を嵌め込んだバタフライ弁に於て、該ゴムシート2に低摩擦係数材質の幕5を被 覆して弁の閉止・開き始めに於けるゴムシート2と弁箱1との間の摺動摩擦を軽 減させ、または、図3と図4に図示の通り、弁箱11の内周の所要個所の凹条溝 16に、弁体13の接触すべきリング条ゴムシート12を嵌め込んだバタフライ 弁に於て、該リング状ゴムシート12に低摩擦係数材質の幕15を被覆して弁の 閉止・開き始めに於けるリング状ゴムシート12と弁体13との間の摺動摩擦を 軽減させる構成となしたことにより、弁の閉止時・又は開き始め時の弁棒(4又 は14)の必要回転力を従来の図5・図6に図示のものに比して1/5乃至1/ 10程度に軽減し得たのである。而かも、従来のものがゴムの削り滓がゴムシー トをさらに大きく削ると云う欠点があった点も除去し得たので耐久性を著しく向 上し得たのである。
【0012】
図1と図2に図示の第1実施例のものは、弁体3の周縁の凹条溝6にゴムシー ト2を嵌め込んだバタフライ弁に於て、該ゴムシート2に低摩擦係数材質の幕5 を被覆して弁の閉止・開き始めに於けるゴムシート2と弁箱1との間の摺動摩擦 を軽減させたものであり、図3と図4に図示の第2実施例のものは、弁箱11の 内周の所要個所の凹条溝16に、弁体13の接触すべきリング条ゴムシート12 を嵌め込んだバタフライ弁に於て、該リング状ゴムシート12に低摩擦係数材質 の幕15を被覆して弁の閉止・開き始めに於けるリング状ゴムシート12と弁体 13との間の摺動摩擦を軽減させる構成となしたものである。弁の閉止時・又は 開き始め時の弁棒(4又は14)の必要回転力を従来の図5・図6に図示のもの に比して1/5乃至1/10程度に軽減し得たのである。
【0013】 本考案者等の呼び経750mmのバタフライ弁を使用してのテスト結果を次表 に示す。
【表1】
【0014】
本考案は、上記のようにして、バタフライ弁の閉止時・又は開き始め時の弁棒 の必要回転力を従来のものに比し著しく軽減し得た。而かも、従来のものがゴム の削り滓がゴムシートをさらに大きく削ると云う欠点があった点も除去し得たの で耐久性を著しく向上し得たのである。
【提出日】平成11年5月6日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【0007】 而して、前記の低摩擦係数高分子材の幕(5又は15)はテフロン(登録商標 )の高分子材質の幕であることが好ましい。
【図1】本考案に係るバタフライ弁の第1実施例の断面
正面図
正面図
【図2】同上の一部拡大断面正面図
【図3】本考案のバタフライ弁の第2実施例の断面正面
図
図
【図4】同上の一部拡大断面正面図
【図5】従来のバタフライ弁の一例を示した断面正面図
【図6】従来のバタフライ弁の他の一例を示した断面正
面図
面図
1. 弁箱 2. ゴムシート 3. 弁体 4. 弁棒 5. 低摩擦係数材質の膜 6. 凹条溝 11. 弁箱 12. ゴムシート 13. 弁体 14. 弁棒 15. 低摩擦係数材質の膜 16. 凹条溝 21. 弁箱 22. ゴムシート 23. 弁体 24. 弁棒 26. 凹条溝 31. 弁箱 32. ゴムシート 33. 弁体 34. 弁棒 36. 凹条溝
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年5月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
Claims (8)
- 【請求項1】 弁体3の周縁の凹条溝6にゴムシート2
を嵌め込んだバタフライ弁に於て、該ゴムシート2に低
摩擦係数材質の幕5を被覆して弁の閉止・開き始めに於
けるゴムシート2と弁箱1との間の摺動摩擦を軽減させ
ることを特徴とするバタフライ弁 - 【請求項2】 弁箱11の内周の所要個所の凹条溝16
に、弁体13の接触すべきリング状ゴムシート12を嵌
め込んだバタフライ弁に於て、該リング状ゴムシート1
2に低摩擦係数材質の幕15を被覆して弁の閉止・開き
始めに於けるリング状ゴムシート12と弁体13との間
の摺動摩擦を軽減させることを特徴とするバタフライ弁 - 【請求項3】 請求項1のバタフライ弁に於て、前記低
摩擦係数材質の幕5が低摩擦係数高分子材の幕であるこ
とを特徴とするバタフライ弁 - 【請求項4】 請求項2のバタフライ弁に於て、前記低
摩擦係数材質の幕15が低摩擦係数高分子材の幕である
ことを特徴とするバタフライ弁 - 【請求項5】 請求項3のバタフライ弁に於て、前記低
摩擦係数高分子材の幕5がDu Pont社のテフロン
商標の高分子材質の幕であることを特徴とするバタフラ
イ弁 - 【請求項6】 請求項4のバタフライ弁に於て、前記低
摩擦係数材質の幕15が、Du Pont社のテフロン
商標の高分子材質の幕であることを特徴とするバタフラ
イ弁 - 【請求項7】 前記請求項1のバタフライ弁に於て、前
記ゴムシート2に被覆される低摩擦材質の幕5の厚さが
0.2乃至0.6mmの範囲にあることを特徴とするバ
タフライ弁 - 【請求項8】 前記請求項2のバタフライ弁に於て、前
記ゴムシート12に被覆される低摩擦材質の幕15の厚
さが0.2乃至0.6mmの範囲にあることを特徴とす
るバタフライ弁
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999001160U JP3062839U (ja) | 1999-01-27 | 1999-01-27 | バタフライ弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999001160U JP3062839U (ja) | 1999-01-27 | 1999-01-27 | バタフライ弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3062839U true JP3062839U (ja) | 1999-10-15 |
Family
ID=43196570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1999001160U Expired - Lifetime JP3062839U (ja) | 1999-01-27 | 1999-01-27 | バタフライ弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3062839U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2021156934A1 (ja) * | 2020-02-04 | 2021-08-12 |
-
1999
- 1999-01-27 JP JP1999001160U patent/JP3062839U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2021156934A1 (ja) * | 2020-02-04 | 2021-08-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |