JP3062834B2 - イオン化式煙感知器 - Google Patents
イオン化式煙感知器Info
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- JP3062834B2 JP3062834B2 JP3097386A JP9738691A JP3062834B2 JP 3062834 B2 JP3062834 B2 JP 3062834B2 JP 3097386 A JP3097386 A JP 3097386A JP 9738691 A JP9738691 A JP 9738691A JP 3062834 B2 JP3062834 B2 JP 3062834B2
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- electrode
- ion chamber
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、イオン化式煙感知器に
関するものである。
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の2チャンバー方式のイオン化式煙
感知器は、図2に示すような回路構成になっており、イ
オン室1に煙が入ると、中間電極5の電圧が降下し、そ
してFET6のゲートGの電圧が降下するため、FET
6がオンしてトランジスタ20から電流が流れだす。こ
の電流は抵抗24を通して、コンデンサ12に充電され
る。そしてコンデンサ12に充電された電圧がPUT1
3のゲートGの電圧を越えるとPUT13がオンし、P
UT13の出力によりスイッチング回路14がトリガ
し、イオン化式煙感知器は発報する。
感知器は、図2に示すような回路構成になっており、イ
オン室1に煙が入ると、中間電極5の電圧が降下し、そ
してFET6のゲートGの電圧が降下するため、FET
6がオンしてトランジスタ20から電流が流れだす。こ
の電流は抵抗24を通して、コンデンサ12に充電され
る。そしてコンデンサ12に充電された電圧がPUT1
3のゲートGの電圧を越えるとPUT13がオンし、P
UT13の出力によりスイッチング回路14がトリガ
し、イオン化式煙感知器は発報する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来例にあって
は、イオン室1に煙が入って、FET6がオンしてから
イオン化式煙感知器が発報するまでの時間が、感知器の
遅延時間となる。この時間はコンデンサ12が充電さ
れ、充電電圧がPUT13のゲートGの電圧に達するま
での時間で決まる。ところが、コンデンサ12を充電す
る電圧がFET6の電圧Vや、イオン室1の中間電圧5
の電圧によって大きく左右され個々の感知器で遅延時間
がばらつく問題があった。
は、イオン室1に煙が入って、FET6がオンしてから
イオン化式煙感知器が発報するまでの時間が、感知器の
遅延時間となる。この時間はコンデンサ12が充電さ
れ、充電電圧がPUT13のゲートGの電圧に達するま
での時間で決まる。ところが、コンデンサ12を充電す
る電圧がFET6の電圧Vや、イオン室1の中間電圧5
の電圧によって大きく左右され個々の感知器で遅延時間
がばらつく問題があった。
【0004】上記の現象は、FET6の電圧Vやイオン
室1の中間電圧5の電圧は、コンデンサ12の容量のば
らつきや抵抗24の値のばらつきに較べて大きく変動す
るためであり、これらのばらつきを押さえるのが困難で
あった。
室1の中間電圧5の電圧は、コンデンサ12の容量のば
らつきや抵抗24の値のばらつきに較べて大きく変動す
るためであり、これらのばらつきを押さえるのが困難で
あった。
【0005】本発明は、前記の問題点に着目してなされ
たものであり、その目的とするところは、イオン化式煙
感知器における遅延時間のばらつきを小さく押さえるこ
とが可能なイオン化式煙感知器を提供することにある。
たものであり、その目的とするところは、イオン化式煙
感知器における遅延時間のばらつきを小さく押さえるこ
とが可能なイオン化式煙感知器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記の目的
を達成するために、次の技術的手段を講じた。すなわ
ち、本発明にかかるイオン化式煙感知器は、電源線の正
極、負極間に煙検出用のイオン室の外部電極及び内部電
極を接続し、かつこのイオン室内の中間電極の電圧変化
を検出する電圧検出素子と、この電圧検出素子の動作に
応動する第1のスイッチング素子と、電源線に接続し前
記第1のスイッチング素子の動作に応動する第2のスイ
ッチング素子と、この第2のスイッチング素子の出力側
に接続した充電回路と、この充電回路の充電電圧と基準
電圧とを比較する電圧比較素子と、この電圧比較素子の
出力により警報出力をするスイッチング回路とを設けた
点に特徴がある。
を達成するために、次の技術的手段を講じた。すなわ
ち、本発明にかかるイオン化式煙感知器は、電源線の正
極、負極間に煙検出用のイオン室の外部電極及び内部電
極を接続し、かつこのイオン室内の中間電極の電圧変化
を検出する電圧検出素子と、この電圧検出素子の動作に
応動する第1のスイッチング素子と、電源線に接続し前
記第1のスイッチング素子の動作に応動する第2のスイ
ッチング素子と、この第2のスイッチング素子の出力側
に接続した充電回路と、この充電回路の充電電圧と基準
電圧とを比較する電圧比較素子と、この電圧比較素子の
出力により警報出力をするスイッチング回路とを設けた
点に特徴がある。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図1において説明する。イ
オン化式煙感知器の内部の直流電源線Aの正負極間には
イオン室1が接続されている。このイオン室1はいわゆ
る2チャンバー方式のイオン室であり、電源線Aの正極
に接続された外部電極2、放射線源3を備え電源線Aの
負極に接続された内部電極4及び中間電極5を具備して
いる。そしてこのイオン室1へ火災等の煙の侵入により
中間電極5の電位が下がるようになっている。この中間
電極5はFET6に接続され、FET6のソース端子S
にはトランジスタ7のエミッタ端子が接続され、このト
ランジスタ7のベース端子及びコレクタ端子はそれぞれ
抵抗8、抵抗9を介して正極側に接続されている。そし
て前記トランジスタ7のコレクタ端子と抵抗9間にはト
ランジスタ10のベース端子が接続されている。このト
ランジスタ10のコレクタ端子には抵抗11を介してコ
ンデンサ12、及びPUT13が接続されている。PU
T13のカソード端子はサイリスタ等で構成されるスイ
ッチング回路14に接続されている。15は発報遅延中
に煙が無くなってFET6がオフしたときに、充電回路
をリセットするためのダイオードである。16乃至19
は抵抗である。
オン化式煙感知器の内部の直流電源線Aの正負極間には
イオン室1が接続されている。このイオン室1はいわゆ
る2チャンバー方式のイオン室であり、電源線Aの正極
に接続された外部電極2、放射線源3を備え電源線Aの
負極に接続された内部電極4及び中間電極5を具備して
いる。そしてこのイオン室1へ火災等の煙の侵入により
中間電極5の電位が下がるようになっている。この中間
電極5はFET6に接続され、FET6のソース端子S
にはトランジスタ7のエミッタ端子が接続され、このト
ランジスタ7のベース端子及びコレクタ端子はそれぞれ
抵抗8、抵抗9を介して正極側に接続されている。そし
て前記トランジスタ7のコレクタ端子と抵抗9間にはト
ランジスタ10のベース端子が接続されている。このト
ランジスタ10のコレクタ端子には抵抗11を介してコ
ンデンサ12、及びPUT13が接続されている。PU
T13のカソード端子はサイリスタ等で構成されるスイ
ッチング回路14に接続されている。15は発報遅延中
に煙が無くなってFET6がオフしたときに、充電回路
をリセットするためのダイオードである。16乃至19
は抵抗である。
【0008】次に動作を説明する。イオン室1に煙が入
って、中間電極5の電圧が降下すると、FET6がオン
する。FET6のオンに応動してトランジスタ7、トラ
ンジスタ10が続いてオンし、抵抗11を通してコンデ
ンサ12が充電され、コンデンサ12の電圧がPUT1
3のケート電圧Gを越えると、PUT13がオンし、次
いでスイッチング回路14がトリガされ、感知器は発報
となる。
って、中間電極5の電圧が降下すると、FET6がオン
する。FET6のオンに応動してトランジスタ7、トラ
ンジスタ10が続いてオンし、抵抗11を通してコンデ
ンサ12が充電され、コンデンサ12の電圧がPUT1
3のケート電圧Gを越えると、PUT13がオンし、次
いでスイッチング回路14がトリガされ、感知器は発報
となる。
【0009】上記動作において、コンデンサ12を充電
する電圧Vは、FET6のやイオン室1の中間電極5の
電圧特性の影響を受けることなくトランジスタ10がオ
ンした時は、ほぼ定電圧化された電源電圧となる。この
ためコンデンサCに充電されはじめてからコンデンサ1
2の電圧がPUT13のゲート電圧になるまでの時間、
すなわちイオン化式煙感知器の遅延時間は、そのばらつ
きが著しく低減できる。
する電圧Vは、FET6のやイオン室1の中間電極5の
電圧特性の影響を受けることなくトランジスタ10がオ
ンした時は、ほぼ定電圧化された電源電圧となる。この
ためコンデンサCに充電されはじめてからコンデンサ1
2の電圧がPUT13のゲート電圧になるまでの時間、
すなわちイオン化式煙感知器の遅延時間は、そのばらつ
きが著しく低減できる。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電源線の正極、負極間に煙検出用のイオン室の外部電極
及び内部電極を接続し、かつこのイオン室内の中間電極
の電圧変化を検出する電圧検出素子と、この電圧検出素
子の動作に応動する第1のスイッチング素子と、電源線
に接続し前記第1のスイッチング素子の動作に応動する
第2のスイッチング素子と、この第2のスイッチング素
子の出力側に接続した充電回路と、この充電回路の充電
電圧と基準電圧とを比較する電圧比較素子と、この電圧
比較素子の出力により警報出力をするスイッチング回路
とを設けたので、イオン化式煙感知器の遅延時間のばら
つきを少なくすることができ、火災の検出性能の向上及
び製造歩留りの向上がはかられる。
電源線の正極、負極間に煙検出用のイオン室の外部電極
及び内部電極を接続し、かつこのイオン室内の中間電極
の電圧変化を検出する電圧検出素子と、この電圧検出素
子の動作に応動する第1のスイッチング素子と、電源線
に接続し前記第1のスイッチング素子の動作に応動する
第2のスイッチング素子と、この第2のスイッチング素
子の出力側に接続した充電回路と、この充電回路の充電
電圧と基準電圧とを比較する電圧比較素子と、この電圧
比較素子の出力により警報出力をするスイッチング回路
とを設けたので、イオン化式煙感知器の遅延時間のばら
つきを少なくすることができ、火災の検出性能の向上及
び製造歩留りの向上がはかられる。
【図1】本発明の実施例の回路図である。
【図2】従来例の回路図である。
1 イオン室 2 外部電極 3 放射線源 4 内部電極 5 中間電極 6 FET 7 トランジスタ 10 トランジスタ 11 抵抗 12 コンデンサ 13 PUT 14 スイッチング回路 A 電源線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 17/11
Claims (1)
- 【請求項1】 電源線の正極、負極間に煙検出用のイオ
ン室の外部電極及び内部電極を接続し、かつこのイオン
室内の中間電極の電圧変化を検出する電圧検出素子と、
この電圧検出素子の動作に応動する第1のスイッチング
素子と、電源線に接続し前記第1のスイッチング素子の
動作に応動する第2のスイッチング素子と、この第2の
スイッチング素子の出力側に接続した充電回路と、この
充電回路の充電電圧と基準電圧とを比較する電圧比較素
子と、この電圧比較素子の出力により警報出力をするス
イッチング回路とを設けたことを特徴とするイオン化式
煙感知器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3097386A JP3062834B2 (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | イオン化式煙感知器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3097386A JP3062834B2 (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | イオン化式煙感知器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04363796A JPH04363796A (ja) | 1992-12-16 |
JP3062834B2 true JP3062834B2 (ja) | 2000-07-12 |
Family
ID=14191078
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3097386A Expired - Fee Related JP3062834B2 (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | イオン化式煙感知器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3062834B2 (ja) |
-
1991
- 1991-04-26 JP JP3097386A patent/JP3062834B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04363796A (ja) | 1992-12-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |