JP3062202U - 目地シ―ルテ―プ貼付機 - Google Patents

目地シ―ルテ―プ貼付機

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JP3062202U
JP3062202U JP1999002659U JP265999U JP3062202U JP 3062202 U JP3062202 U JP 3062202U JP 1999002659 U JP1999002659 U JP 1999002659U JP 265999 U JP265999 U JP 265999U JP 3062202 U JP3062202 U JP 3062202U
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JP
Japan
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asphalt
tape
joint
vertical surface
asphalt layer
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JP1999002659U
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English (en)
Inventor
徹夫 宮嶋
秀文 三浦
Original Assignee
株式会社三協メカニック
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【解決手段】目地テープ30を乗せる回転台7を備えた
車体部3と、スプリングの力で常にアスファルト層40
の垂直面41側に押し付けられている貼付部と、貼付部
を取り付ける外板13とを具備して成り、目地テープを
アスファルトテープ部31と剥離紙部に分けて、アスフ
ァルトテープは貼付部とアスファルト層の垂直面41の
間を通し、貼りつける。その時、フオロア部20をアス
ファルト層の垂直面に沿わして移動すれば、貼付部によ
りアスファルトテープはアスファルト層の垂直面に連続
して貼り付けことを特徴とする貼付機。 【効果】アスファルト層の表面上を絶えず追従しなが
ら、アスファルト層の垂直面の上部に合わせて、アスフ
ァルトテープの貼付け作業ができるので、ジョイント面
の目地シール効果が大きい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
道路舗装をする際に、アスファルト層のジョイント部より雨水が浸透すると、 路盤が軟弱化して支持力が急激に下がり、舗装面が破壊されるため、ジョイント 部の目地シールは非常に重要視されるようになった。 本考案は目地シールテープ(以下目地テープ(30)という)をエンジン、モー タ等の動力源を使わずにアスファルト層の垂直面に簡単に貼り付けることができ る装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のジョイント処理は、アスファルト乳剤Sを第6図に示すジョイントスプ レヤ(2)で、アスファルト層(40)の垂直面(41)に散布していたが、ア スファルト乳剤Sは微細なアスファルト粒子が50%程度、その他が乳化剤、安 定剤を含む水分で作られた液体であるため、アスファルト層(40)の垂直面( 41)に多量に散布しても流下してしまい、アスファルトの被膜は0.2mm以 下で非常に薄く、ジョイントシールの効果はあまり良好でなかった。その結果、 厚み2〜5mmの目地テープ(30)を貼り付けて道路舗装する場所が多くなっ てきた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
目地テープ(30)は、アスファルト舗装面やコンクリート表面に付着する自 己粘着性があり、剥離紙(32)をはさんで円形状に巻いた商品となっている。 現状は、目地テープ(30)の貼り付けは手作業であるため、作業者は低い姿勢 でその剥離紙(32)をはがしながらジョイント上面に合わせ、アスファルト層 (40)の垂直面(41)に押し付けながら移動しなければならず、足腰に負担 が掛かり、かなりの重労働となっている。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本考案の貼付機(1)は、目地テープを乗せる回転台(7)を備えた車体部( 3)と、スプリング(15)の力で常にアスファルト層(40)の垂直面(41 )側に押し付けられている貼付部(14)と、貼付部(14)を取り付ける外板 (13)とを具備して成り、目地テープ(30)をアスファルトテープ部(31 )と剥離紙部(32)に分けて、アスファルトテープ部(31)は貼付部(14 )とアスファルト層(40)の垂直面(41)の間を通し、貼り付ける。その時 、保持部(11)に取り付けられているフオロア部(20)をアスファルト層( 40)の垂直面(41)に沿わして移動すれば、貼付部(14)によりアスファ ルトテープ(31)はアスファルト層(40)の垂直面(41)に連続して貼り 付けることが可能となる。
【0005】
【実施例】
以下、この考案を第1〜5図に基づき説明する。 この目地テープ貼付機(1)は車体部(3)、保持部(11)、貼付部(14 )、外板(13)を備えて成る。 車体部(3)は円筒形のベース(4)をボディとして、タイヤ(5)、手押部 (6)を備える。また、ベース(4)の底には、中心に目地テープ(30)をは め込む心棒(29)を備えている回転台(7)が、軸芯付乗せ台(10)の上に 回転可能な構造で取り付けられている。その軸芯付乗せ台(10)には、目地テ ープ(30)の格納時の角度を調節するため、三日月形のボルト孔(9)が穿設 されていて、乗せ台調整ボルト(8)により固定されている。 保持部(11)は、枠組み構造である。そして、車体部(3)側からみて、外 側の環状枠組(12)において、上辺には引張りコイルばね(21)が2つ配設 され、同様に両側辺には縦方向の貫通溝(23)が形成されている。尚、上記外 側の環状枠組(12)は垂直平面上に位置し、これが外板(13)のスライド面 を形成している。また、保持部(11)は車体部(3)に対して平行リンク部( 24)で連結されている。これにより、保持部(11)を車体部(3)に対して 、相対的に昇降することが可能となる。 貼付部(14)は、第2図のように、保持部(11)に貼付ばね(15)が取 り付けられ、片側は支持棹(16)に連結され、支持棹(16)の端にはテンシ ョンローラ(17)が取り付いている。また、外板(13)には支持棹(16) の支点軸(34)を支持する軸受金具(33)をボルト止めにて固定する。尚、 高さを調節するためボルト穴を余分に明けておけば適所の位置に固定することが できる。また、ボルト穴の代わりに上下に移動できる長穴を明けておけば、調節 が任意の場所で固定することもできる。 これらのことにより、支持棹(16)の支点軸(34)において角度が可変と なり、貼付ばね(15)の力により、テンションローラ(17)は常に路面アス ファルト層(40)の垂直面(41)に押し付けられていることになる。 保持部(11)の下縁の外面には、リテーナ(27)及び軸(28)を介して ローラ(20)が配設されている。このローラ(20)はアスファルト層(40 )の垂直面(41)へ沿わせるようにガイドしている。 そして、外板(13)の外面には、すり板(19)が設けられている。このす り板(19)は帯板状の部材であって、その両端部は斜め上方へ折り曲げられて いる。また、外板(13)の裏面には、ばね(21)のばね受け(22)が固定 されている。更には、各貫通溝(23)へすべりはめとなるスライダ部(25) が仮想長方形の各頂点に相当する位置へ配設されている。スライダ部(25)の 中の同一高さにある一対間には、外板(13)が保持部(11)から離れないよ うにするための止め棒(26)が架設されている。 かかる外板(13)は、基本的に重力で下方へ付勢されるとともに、ばね(2 1)でその付勢力が調整されている。これにより、外板(13)が環状枠組(1 2)で形成されるスライド面に上下方向へ移動可能に取り付けられるとともに、 すり板(19)はアスファルト層(40)の表面(42)を絶えず追従すること となる。 次に、実施例の目地テープ貼付機(1)の作用について説明する。 初めに、目地テープ(30)を回転台(7)に乗せ、目地テープ(30)をア スファルトテープ部(31)と剥離紙部(32)に分けて、アスファルトテープ (31)をテンションローラ(17)のテープストッパ(18)下部を通し、ア スファルト層の垂直面(41)に貼り付ける 剥離紙(32)の分離方法は、 図5(B)の如く、剥離紙部(32)は目地テープ(30)の円形状の外側を 通り半周戻し、アスファルトテープ(31)の裏面と合わすことにより、アスフ ァルトテープ貼り付け時にその粘着力によって、テンションローラ(17)側に アスファルトテープ(31)が巻きつくことを防止できる分離方法と アスファルトテープ(31)の裏面が非粘着加工を施してある時は、目地テー プ(30)をアスファルトテープ部(31)と剥離紙部(32)に分けた状態で 、図(C)の如く、剥離紙(32)の先端を粘着テープで路面に貼り付けるか、 又は、重り (35)を乗せて、固定した状態から移動作業を開始することによ り、アスファルトテープ(31)と剥離紙(32)を自動的に分離しながら貼り 付け作業できる方法が考えられる。 次に、乗せ台調整ボルト(8)を緩め、軸芯付乗せ台(10)の角度をアスフ ァルトテープ(31)の上面とテープストッパ(18)の下面が一直線にアスフ ァルトテープ(31)と剥離紙(32)が引き出せるように合わした後、乗せ台 調整ボルト(8)を締める。 そして、第1図の如く、すり板(19)をアスファルト層(40)の表面(4 1)へ当接し、ローラ(20)でアスファルト層(40)の垂直面(41)にガ イドしつつ、車体部(3)を移動させる。このとき、舗装予定面(43)に凹凸 があって、車体部(3)及びこれに連結された保持部(11)が上下に振動して も、ばね(21)により下方への付勢力が調整された外板(13)は、そのすり 板(19)を絶えずアスファルト層(40)の表面(41)へ追従させることと なる。これにより、外板(13)はアスファルト層(40)の表面(42)に対 する相対位置が一定に保たれる。よって、アスファルトテープ(31)もアスフ ァルト層(40)の垂直面(41)に対し、絶えず一定に貼り付けることができ る。 また、第4図の如く、アスファルト層(40)の垂直面(41)が高く、表面 (42)にすり板(19)を当てることができない場合は、すり板(19)を取 り外した後、外板(13)が貫通溝(23)をガイドにして、上下動する動きを 固定する止めピン(35)を貫通穴(36)に通し、環状枠組(12)に外板( 13)を固定する。その後、ローラ(20)でアスファルト層(40)の垂直面 (41)にガイドしつつ、車体部(3)を移動させると、目地テープ(30)は 貼付ばね(15)の力により、常に所定圧力で貼り付けることが可能となる。尚 、この場合、アスファルトテープ(31)の貼り付け高さは、舗装予定面(43 )の凸凹具合に影響されるため、舗装予定面(43)の凸凹をできるだけ少なく 仕上げておく必要がある。 以上説明した実施例の目地テープ貼付機(1)には、下記の変形形態が考えら れる。 (ア) 例示のばね(21)の代わりに、シリンダタイプのアブソーバ用いるこ とができる。勿論、保持部(11)の下辺側へ外板(13)を押し上げる圧縮コ イルばねを設けてもよい。 (イ) すり板(19)の代わりに、第7図の如く、ローラ(37)を用いるこ とができる。これにより、アスファルト層(40)の表面(42)に対する摩擦 が低下し、本体部をより円滑に移動できることとなる。これらの部材は、アスフ ァルト層(40)の表面(42)を絶えず追従するフオロアとなれば、他の部品 に代替えすることもできる。
【0006】
【考案の効果】
以上、説明したように本考察の貼付機は、目地テープをアスファルトテープ部 と剥離紙部に分けて、アスファルトテープは、スプリングの力で常にアスファル ト層の垂直面側に押し付けられている貼付部とアスファルト層の垂直面の間を通 し、垂直面側に貼り付ける。スタート時、アスファルトテープの粘着力が目地テ ープを引張り出す力以下でテープが外れてしまう時は、端部を粘着テープで固定 する。その後、保持部に固定されているフオロア部をアスファルト層の垂直面に 沿わして移動するだけで、貼付部によりアスファルトテープをアスファルト層の 垂直面に連続して貼り付けることが可能で、作業者の重労働を軽減することがで き、エンジン、モータ等の動力源を使わない経済的な目地シールテープ貼付機で ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案実施例で示した目地テープ貼付機
(1)の正面図である。
【図2】 本考案実施例で示した目地テープ貼付機
(1)の上面図である。
【図3】 本考案実施例で示した目地テープ貼付機
(1)の保持部(11)を上部に格納した側面図であ
る。
【図4】
【図1】で示した目地テープ貼付機の正面図A部の詳細
図であり、アスファルト層(40)の垂直面(41)が
高く、すり板(19)を使用しない場合の図である。
【図5】 本考案実施例で示した目地テープ貼付機
(1)におけるアスファルトテープ(31)と剥離紙
(32)の分離方法図である。
【図6】 従来の技術で示したジョイントスプレヤ
(2)の正面図である。
【図7】 本考案実施例で示した目地テープ貼付機
(1)の外板(13)に取り付けたすり板(19)の代
わりにローラ(37)を使用した部分側面図である。
【符号の説明】
1.目地テープ貼付機 23.貫通溝 2.ジョイントスプレヤ 24.平行リンク 3.車体部 25.スライダ部 4.ベース 26.止め棒 5.タイヤ 27.リテーナ 6.手押部 28.軸 7.回転台 29.心棒 8.乗せ台調整ボルト 30.目地テープ 9.ボルト孔 31.アスファルトテ
ープ部 10.軸芯付乗せ台 32.剥離紙部 11.保持部 33.軸受け金具 12.環状枠組 34.支点軸 13.外板 35.止めピン 14.貼付部 36.貫通穴 15.貼付ばね(スプリング) 37.ローラ 16.支持棹 40.アスファルト
層 17.テンションローラ 41.垂直面 18.テープストッパ 42.表面 19.すり板 43.舗装予定面 20.フオロア部 21.引張りコイルばね 22.ばね受け

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本考案は、目地テープを乗せる回転台を備
    えた車体部と、スプリングの力で常にアスファルト層の
    垂直面側に押し付けられている貼付部と、前記貼付部を
    取り付ける外板とを具備して成り、目地テープはアスフ
    ァルトテープ部と剥離紙部に分けて、アスファルトテー
    プは前記貼付部と前記アスファルト層の垂直面の間に通
    し、保持部に取り付けられているフオロア部をアスファ
    ルト層の垂直面に沿わして移動しつつ、前記貼付部によ
    り前記アスファルトテープを前記アスファルト層の垂直
    面に連続して貼り付けることを特徴とする貼付機。
JP1999002659U 1999-03-16 1999-03-16 目地シ―ルテ―プ貼付機 Expired - Lifetime JP3062202U (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002186930A (ja) * 2000-12-18 2002-07-02 Ohbayashi Corp アスファルト混合物からなる遮水層の接合部処理方法およびそれに用いられるアスファルトテープ
JP2015224481A (ja) * 2014-05-28 2015-12-14 株式会社パーカーコーポレーション 瀝青テープ貼付装置
JP2016211353A (ja) * 2015-05-07 2016-12-15 ニチレキ株式会社 舗装用材料押圧貼着装置
JP2019035263A (ja) * 2017-08-17 2019-03-07 アスザック株式会社 コンクリート構造物シール貼り機
CN113944092A (zh) * 2020-07-15 2022-01-18 沧州聚成工程机械有限公司 路面裂缝沥青粘贴带粘贴车

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