JP3062060B2 - 光電気変換回路 - Google Patents

光電気変換回路

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JP3062060B2
JP3062060B2 JP7235035A JP23503595A JP3062060B2 JP 3062060 B2 JP3062060 B2 JP 3062060B2 JP 7235035 A JP7235035 A JP 7235035A JP 23503595 A JP23503595 A JP 23503595A JP 3062060 B2 JP3062060 B2 JP 3062060B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受光する光の強度
に応じた電気信号を出力する光電気変換回路に係わり、
特に光ファイバを通じて伝送されてくる光信号を受光す
る光電気変換回路に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信では、通常、送信局から送出され
た光信号は、光ファイバを通じて受信局まで伝送され
る。受信局では、光ファイバを通じて伝送されてきた光
信号を、ピン(PIN)・フォトダイードなどの光電気変換
素子によって電気信号に変換している。
【0003】図2は、従来から使用されている光電気変
換回路の構成の概要を表わしたものである。この図は、
光電気変換回路の内部をその側面から見た様子を表わし
ている。光電気変換回路101は、光信号を電気信号に
変換するピン・フォトダイオード102と、その受光面
に一端が密着され、他端に光コネクタ103の接続され
た比較的短い光ファイバ104を備えている。光ファイ
バ104の約半分の長さの部分とピン・フォトダイオー
ド102は、シールドケース105に収容されている。
シールドケース105には、光ファイバ104通し穴
部106が設けられている。
【0004】ピン・フォトダイオード102は、電気信
号の入出力端子としてアノード端子107、カソード端
子108およびフレームグランド端子109を備えてい
る。シースドケース105は、遮光性の金属で形成され
ており、光ファイバ104以外からの光が受光面に入射
することを防いでいる。
【0005】特開平5−183237号公報には、ピン
・フォトダイオードと半導体レーザ光増幅器とを同一の
基板上に積層して形成した光電気変換回路が開示されて
いる。この回路では、半導体レーザ光増幅器とピン・フ
ォトダイオードの素子分離領域で生じる光信号の反射
を、光導波路での屈折率を除々に変化させることによっ
て抑え、反射に起因する半導体レーザ光増幅器での雑音
の増加を防いでいる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図2に示した光電気変
換回路では、光コネクタを通じて入力された光信号が、
ピン・フォトダイオードの受光面で反射する。そして、
反射した光は、光コネクタ部で再び反射して、ピン・フ
ォトダイオードの受光面に戻ってしまう。反射して戻っ
てきた光信号は、光コネクタを通じて入力された光信号
と、位相や振幅が異なり雑音となる。このため、ピン・
フォトダイオードから出力される電気信号の雑音特性や
歪み特性を劣化させてしまうという問題がある。特開平
5−183237号公報に開示されている光電気変換回
路では、光電気変換素子と半導体レーザ光増幅器との境
界部で反射された光による雑音を低減することができ
る。しかしながら、光電気変換素子の受光面で反射し、
光コネクタ等伝送路中の反射部で反射して戻ってくる光
により、信号対雑音比が劣化したり歪みが増加するとい
う問題は、図2に示した回路と同様に発生している。
【0007】そこで本発明の目的は、受光面で反射した
光信号が再び受光面に戻ることに起因した雑音や歪みの
増加を防ぐことのできる光電気変換回路を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、光ファイバの一端にその入射端が融着により接続さ
れ、光ファイバから入射される光を通過させてその出射
端から出力するとともに、この出射端から入射される光
を入射端から出力させない光アイソレータと、この光ア
イソレータの出射端にその受光面を向けかつ密着して配
置された受光する光の強度に応じた電気信号を出力する
光電気変換手段と、この光電気変換手段と光アイソレー
タを収容し、光ファイバ以外からの光を遮光するシール
ドケースとを光電気変換回路に具備させる。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】すなわち請求項記載の発明では、光アイ
ソレータと光電気変換手段をシールドケース内に収容
し、光ファイバ以外からの光が光アイソレータおよび受
光面に入射することを防いでいる。これにより、光ファ
イバからの光信号だけを受光することができる。
【0014】しかも請求項1記載の発明では、光ファイ
バの一端にその入射端が融着により接続されるととも
に、光アイソレータの出射端と光電気変換手段の間が密
着しているので、光アイソレータの入射端での反射が少
なくなり、また光アイソレータと光電気変換手段の間で
の光の損失が少なくなって効率的な光電変換を行うこと
ができる。また、光アイソレータの出射端と光電気変換
手段の間に光ファイバが不要であり、光アイソレータの
入射端と光ファイバの間にコネクタが不要なので、光電
気変換回路を安価に製作することができる。
【0015】
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施の形態に
おける光電気変換回路の構成の概要を表わしたものであ
る。光電気変換回路11は、光信号を電気信号に変換す
るピン・フォトダイオード12と、ピン・フォトダイオ
ード12の受光面13にその出射面14が近接して配置
された光アイソレータ15を有している。光アイソレー
タ15の入射面16には融着により光ファイバ17の一
端が接続されている。光ファイバ17の他端には、図示
しない他の光ファイバと接続するための光コネクタ18
が設けられている。光アイソレータ15は、入射面16
から出射面14に向けて図中の矢印19で示した方向に
のみ光を通過させる光学部品である。光アイソレータ1
5は、矢印19と逆方向、すなわち、出射面14から入
射面16に向かう光は通過させないようになっている。
【0017】光ファイバ17の約半分と、光アイソレー
タ15と、ピン・フォトダイオード12は、共にシール
ドケース21に収容されている。シールドケース21に
は、光ファイバ17を通す穴部22が設けられいる。シ
ースドケース21は、遮光性の金属で形成されており、
光ファイバ17以外からの光が受光面13や光アイソレ
ータ15に入射することを防いでいる。また、穴部22
と光ファイバ17との隙間は、遮光性の部材によって埋
められている。
【0018】ピン・フォトダイオード12は、電気信号
の入出力端子としてアノード端子123、カソード端子
24およびフレームグランド端子25を備えている。
【0019】光コネクタ18、光ファイバ17を通じて
光アイソレータ15の入射面16に入力される光信号
は、光アイソレータ15を矢印19の方向に通過し、ピ
ン・フォトダイオード12の受光面13に達する。ピン
・フォトダイオード12は受光した光の強度に応じた電
流を出力する。受光した光の強度は、フレームグランド
端子25とアノード端子23またはフレームグランド端
子25とカソード端子24との間の電流値として求める
ことができる。
【0020】受光面に到達した光の一部は反射されて、
光アイソレータ15の出射面14に入射される。この光
を反射光と呼ぶことにする。光アイソレータ15によっ
て反射光は入射面16へ通過しない。その結果、光コネ
クタ18で反射光が再び反射されて受光面に戻ることが
ない。これにより、ピン・フォトダイオード12から得
られる電流に、反射光に起因する雑音成分が重畳された
り、歪みが増加することがない。
【0021】また、光ファイバ17と光アイソレータ1
9の入射面とを融着により接続したので、この部分での
反射が少なくなる。したがって、光ファイバ17から到
来する光信号を効率良く、受光面に導くことができる。
さらに、光アイソレータ15の出射面14と受光面13
とを近接して配置しているので、光アイソレータ15か
ら出射された光信号を受光面13に導くための光ファイ
バを設ける必要がない。たとえば、シースドケース21
と光コネクタ18との間に光アイソレータ15を配置す
ると、光アイソレータ15の出射面14から出射される
光信号を受光面13まで導くための光ファイバが必要に
なる。
【0022】この光ファイバと、光アイソレータ15の
出射面との間で、光信号の一部が反射されると、受光面
13に到達する光量が低下してしまう。また、受光面1
3で反射した光の一部は、光アイソレータ15の出射面
14に到達する前に、光アイソレータとの間に設けた光
ファイバで反射されて受光面に戻ってしまい、光アイソ
レータを設けた効果が半減してしまう。光アイソレータ
15の出射面14と受光面13とを近接して配置するこ
とにより、これらの間に光ファイバなどの伝送路を設け
る必要がなくなり、光信号を受光面に効率良く到達させ
ることができるとともに、受光面で反射した光が受光面
に再び戻ることをほぼ完全に阻止することができる。
【0023】以上説明した実施の形態では、光アイソレ
ータの出射端と、ピン・フォトダイオードの受光面を近
接して配置したが、受光面と出射端とを密着させて配置
してもよい。また、光を電気信号に変換する素子は、ピ
ン・フォトダイオードに限られない。たとえば、PN接
合型のフォトダイオードや、アバランシェ・フォトダイ
オードであってもよい。
【0024】
【発明の効果】このように請求項1記載の発明によれ
ば、受光面で反射された光が、光ファイバ側に通過する
ことを光アイソレータによって阻止したので、光コネク
タなどの反射部分が光ファイバの途中に存在しても、受
光面で反射した光が再び受光面に戻ることがない。これ
により、反射光に基づく雑音や歪みの増加を防ぐことが
できる。
【0025】また請求項1記載の発明によれば、光ファ
イバの一端にその入射端が融着により接続されるととも
に、光アイソレータの出射端と光電気変換手段の間が密
着しているので、光アイソレータの入射端での反射が少
なくなり、また光アイソレータと光電気変換手段の間で
の光の損失が少なくなって効率的な光電変換を行うこと
ができる。更に、光アイソレータの出射端と光電気変換
手段の間に光ファイバが不要であり、光アイソレータの
入射端と光ファイバの間にコネクタが不要なので、光電
気変換回路を安価に製作することができるばかりでな
く、光アイソレータの入出力端の工夫と相俟って外光を
より完全に遮光できるという効果もある。
【0026】
【0027】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における光電気変換回路
の構成の概要を表わした説明図である。
【図2】従来から使用されている光電気変換回路の構成
の概要を表わした説明図である。
【符号の説明】
11 光電気変換回路 12 ピン・フォトダイオード 13 受光面 14 出射面 15 光アイソレータ 16 入射面 17 光ファイバ 18光コネクタ 21 シールドケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−292917(JP,A) 特開 平7−174933(JP,A) 特開 平7−218778(JP,A) 特開 平6−88926(JP,A) 実開 昭59−17405(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバの一端にその入射端が融着に
    より接続され、光ファイバから入射される光を通過させ
    てその出射端から出力するとともに、この出射端から入
    射される光を前記入射端から出力させない光アイソレー
    タと、 この光アイソレータの出射端にその受光面を向けかつ密
    着して配置された受光する光の強度に応じた電気信号を
    出力する光電気変換手段と、 この光電気変換手段と前記光アイソレータを収容し、前
    記光ファイバ以外からの光を遮光するシールドケース
    を具備することを特徴とする光電気変換回路。
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