JP3062037B2 - 車両制御装置 - Google Patents

車両制御装置

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JP3062037B2
JP3062037B2 JP7082389A JP8238995A JP3062037B2 JP 3062037 B2 JP3062037 B2 JP 3062037B2 JP 7082389 A JP7082389 A JP 7082389A JP 8238995 A JP8238995 A JP 8238995A JP 3062037 B2 JP3062037 B2 JP 3062037B2
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拓啓 樽本
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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、センサ等から車両の制
御に必要なデータを受信し、該データに基づいて車両を
制御する車両制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、外部環境や車両の走行状態に
応じて車両を制御する車両制御装置が広く用いられてい
る。この車両制御装置は、外部環境や車両の走行状態を
検出するセンサと、該センサの検出結果に応じて車両を
制御するマイコンから構成される。このような車両制御
装置は、バックアップ用の電源はバッテリーから直接供
給されているが、マイコンやセンサの動作用の電源はI
G(イグニッション)端子から供給されており、IGス
イッチによりIG電源が投入されると、センサは外部環
境や車両の走行状態の検出を開始し、マイコンは該セン
サの検出結果に応じて車両の制御を開始する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、マイコ
ンやセンサが電源を投入されてから動作を開始するまで
の時間には個体差があるため、マイコンがセンサの検出
結果に応じて車両の制御を開始しても、センサは未だ外
部環境や車両の走行状態の検出を開始していないという
事態が起こりうる。このような場合、マイコンは未だ動
作していないセンサによる誤った検出結果に基づいて車
両を制御することになる。
【0004】また、センサから出力される信号を監視
し、センサが正常に動作している場合は出力されないよ
うな異常な信号が出力された場合は、センサの異常であ
ると判断してウォーニングランプを点灯させたり、該異
常な信号を記憶したりする車両制御装置があるが、この
ような車両制御装置の場合、IG電源投入時にセンサの
異常であると誤って判断してしまうことがある。
【0005】また、IGスイッチには、大量の配線をI
G端子に接続できるように、IG端子が内部で複数の端
子に分割されているものがあるが、このようなIGスイ
ッチの場合、電源が投入されるタイミングが各端子で微
妙に異なるため、電源投入のタイミングが早い端子にマ
イコンが、遅い端子にセンサが接続されていると、マイ
コンの動作開始がセンサの動作開始よりも早くなり、同
様に前述の問題が起こる。
【0006】また、マイコンやセンサの動作電圧には個
体差があるが、マイコンの動作電圧がセンサの動作電圧
よりも低い場合は、エンジン始動時等の電源電圧低下時
に、センサの電源だけが落ちて、マイコンは動作してい
るのにセンサは動作していないという事態が起こりう
る。この様な場合も、同様に前述の問題が起こる。本発
明は、上記のような問題を解決するためになされたもの
であり、電源投入時、あるいは電源電圧低下時にも誤動
作することのない車両制御装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、第1の発明は、制御データを送信するデータ送信手
段と、 前記データ送信手段の送信する制御データを受
信し、前記制御データに応じて車両を制御する制御手段
とを具え、前記データ送信手段及び前記制御手段は、そ
れぞれ所定値以上の電圧を供給されて動作し、前記制御
手段は、動作開始後から所定時間内は、前記データ送信
手段より受信した前記制御データの異常判定を行わない
ことを特徴とする。
【0008】また、第2の発明は、制御データを送信す
るデータ送信手段と、前記データ送信手段の送信する制
御データを受信し、前記制御データに応じて車両を制御
する制御手段とを具え、前記データ送信手段及び前記制
御手段は、それぞれ所定値以上の電圧を供給されて動作
し、前記制御手段は、前記データ送信手段又は前記制御
手段に供給される電圧が低下している間は、前記データ
送信手段より受信した前記制御データの異常判定を行わ
ないことを特徴とする。
【0009】また、第3の発明は、制御データを送信す
るデータ送信手段と、前記データ送信手段の送信する制
御データを受信し、前記制御データに応じて車両を制御
する制御手段とを具え、前記データ送信手段及び前記制
御手段は、それぞれ所定値以上の電圧を供給されて動作
し、前記制御手段は、前記データ送信手段又は前記制御
手段に供給される電圧が低下した場合は、電圧の低下が
回復してから所定時間内は、前記データ送信手段より受
信した前記制御データの異常判定を行わないことを特徴
とする。
【0010】また、第4の発明は、制御データを送信す
るデータ送信手段と、前記データ送信手段の送信する制
御データを受信し、前記制御データに応じて車両を制御
する制御手段とを具え、前記データ送信手段及び前記制
御手段は、それぞれ所定値以上の電圧を供給されて動作
し、前記制御手段は、動作開始後に、前記データ送信手
段が正常動作時に送信する制御データを所定時間以上受
信するまでは、前記データ送信手段より受信した制御デ
ータの異常判定を行わないことを特徴とする。
【0011】また、第5の発明は、制御データを送信す
るデータ送信手段と、前記データ送信手段の送信する制
御データを受信し、前記制御データに応じて車両を制御
する制御手段とを具え、前記データ送信手段及び前記制
御手段は、それぞれ所定値以上の電圧を供給されて動作
し、前記制御手段は、動作開始後に、前記データ送信手
段が正常動作時に送信する制御データを所定回数以上受
信するまでは、前記データ送信手段より受信した制御デ
ータの異常判定を行わないことを特徴とする。
【0012】
【作用】第1の発明によれば、制御手段は、動作開始後
から所定時間内は、データ送信手段より受信した制御デ
ータの異常判定を行わない。従って、データ送信手段が
安定して動作していない間の誤った制御データの異常判
定は行われないため、データ送信手段の異常であると誤
って判断することがない。
【0013】また、第2の発明によれば、制御手段は、
データ送信手段又は制御手段に供給される電圧が低下し
ている間は、データ送信手段より受信した制御データの
異常判定を行わない。従って、データ送信手段が安定し
て動作していない間の誤った制御データの異常判定は行
われないため、データ送信手段の異常であると誤って判
断することがない。
【0014】また、第3の発明によれば、制御手段は、
データ送信手段又は制御手段に供給される電圧が低下し
た場合は、電圧の低下が回復してから所定時間内は、デ
ータ送信手段より受信した制御データの異常判定を行わ
ない。従って、データ送信手段が安定して動作していな
い間の誤った制御データの異常判定は行われないため、
データ送信手段の異常であると誤って判断することがな
い。
【0015】また、第4の発明によれば、制御手段は、
動作開始後に、データ送信手段が正常動作時に送信する
制御データを所定時間以上受信するまでは、データ送信
手段より受信した制御データの異常判定を行わない。従
って、データ送信手段が安定して動作していない間の誤
った制御データの異常判定は行われないため、データ送
信手段の異常であると誤って判断することがない。
【0016】また、第5の発明によれば、制御手段は、
動作開始後に、データ送信手段が正常動作時に送信する
制御データを所定回数以上受信するまでは、データ送信
手段より受信した制御データの異常判定を行わない。従
って、データ送信手段が安定して動作していない間の誤
った制御データの異常判定は行われないため、データ送
信手段の異常であると誤って判断することがない。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【実施例】図1は、本発明を適用した第1の実施例にお
ける車両制御装置の要部ブロック図である。本図におい
て、1はデータ送信手段である車速センサであり、車速
を検出し、該車速に比例した周波数の信号を車速データ
として、制御手段であるマイコン2に送信する。3は公
知の自動変速機である。自動変速機3は一般的なもので
あり、4種の変速ギアを有している。マイコン2は、図
示しないATシフトレバーによって選択される走行レン
ジがドライブレンジの時に、図示しないスロットルセン
サから送信されるスロットル開度、および車速センサ1
から送信される車速に応じて、4段階の変速ギアの内か
ら最適のギアを選択し、自動変速機3を変速制御する。
4は車速センサ1、およびマイコン2を動作させる電源
であるバッテリーである。5は車速センサ1、マイコン
2、およびスタータ6にバッテリー4の電源を投入する
スイッチ手段であるイグニッション(以下IGと略す)
スイッチであり、IGスイッチ5のIG端子がONされ
ると車速センサ1、およびマイコン2にバッテリー4の
電源が投入され、IGスイッチ5のSTA端子がONさ
れるとスタータ6にバッテリー4の電源が投入される。
IGスイッチ5は一般的なものであり、IG端子、ST
A端子の他にACC(アクセサリ)端子を具えており、
IGスイッチ5が手動で操作されることによりOFF状
態からACC、IG、STAの順に順次電源が投入され
ていく。STA端子はマイコン2にも接続されており、
マイコン2はSTA端子のON−OFFは随時監視して
いる。スタータ6は一般的なものであり、IGスイッチ
5のSTA端子がONされている間、バッテリー4から
電源の供給を受けて動作し、図示しないエンジンを始動
させる。
【0021】次に、本実施例における車両制御装置の動
作について説明する。車速センサ1は、IGスイッチ5
のIG端子がONされてバッテリー4の電源が投入され
ると動作を開始し、検出した車速に比例した周波数を有
する矩形波信号を車速データとしてマイコン2に送信す
る。この車速データは、例えば車速が10Km/hの時
は20Hz、20Km/hの時は40Hzの周波数を有
する信号である。また、車速が0Km/hの時は、車速
データの信号は0HzのLo(低電圧)信号となる。マ
イコン2は、車速、およびスロットル開度と最適ギアの
関係に基づいて、車速センサ1から送信される車速デー
タ、およびスロットルセンサから送信されるスロットル
開度データに応じて自動変速機3を変速制御する。ま
た、マイコン2は、IGスイッチ5により電源が投入さ
れてから、車速センサ1が動作を開始したと断定できな
い第1の所定時間内(例えば2秒)は、マイコン2のR
AMに記憶された車速データの初期値に応じて自動変速
機3の変速制御を行い、車速センサ1より受信した車速
データを自動変速機3の変速制御に用いない。また、I
Gスイッチ5のSTA端子がONされるとバッテリー4
の電圧が低下したと判断し、IGスイッチ5のSTA端
子がONされている間、およびその後STA端子がOF
Fされてバッテリー5の電圧が回復してから、車速セン
サ1が動作を開始したと断定できない第2の所定時間内
(例えば2秒)は、マイコン2のRAMに記憶された車
速データの初期値、あるいはSTA端子がONされる直
前にRAMに記憶された車速データに応じて自動変速機
3の変速制御を行い、車速センサ1より受信した車速デ
ータを自動変速機3の変速制御に用いない。なお、マイ
コン2のRAMに記憶される初期値は、マイコン2がこ
れらの値に応じて自動変速機3を変速制御しても車両が
不安定な状態にならないような値、例えば180Km/
h(最高車速)に設定される。
【0022】従って、車両の走行中にバッテリー4の電
圧の瞬断等で車速センサ1が停止し、マイコン2がリセ
ットされた場合に、車速センサ1が動作を開始するより
も早くマイコン2が動作を開始したとしても、マイコン
2は、動作を開始してから、車速センサ1が動作を開始
したと断定できない第1の所定時間内(2秒)は、車速
センサ1より受信した車速データを自動変速機3の変速
制御に用いず、RAMに記憶された車速データの初期値
(180Km/h)に応じて自動変速機3の変速ギアを
最上段に変速制御するので、車速センサ1が未だ動作を
開始していない時点での車速データ(周波数が0Hzの
Lo信号、即ち0Km/h)に応じて自動変速機3の変
速ギアを最下段に変速制御する場合に比べ、車両が走行
中に不安定な状態になることが少ない。また、車両の走
行中に何らかの理由でIGスイッチ5のSTA端子がO
Nされてバッテリー4の電圧が低下し、車速センサ1が
停止したとしても、マイコン2は、IGスイッチ5のS
TA端子がONされるとバッテリー4の電圧が低下した
と判断し、IGスイッチ5のSTA端子がONされてい
る間、およびその後STA端子がOFFされてバッテリ
ー5の電圧が回復してから、車速センサ1が動作を開始
したと断定できない第2の所定時間内(2秒)は、車速
センサ1より受信した車速データを自動変速機3の変速
制御に用いず、RAMに記憶された車速データの初期値
(180Km/h)に応じて自動変速機3の変速ギアを
最上段に変速制御し、あるいはSTA端子がONされる
直前にRAMに記憶された車速データに応じて自動変速
機3を変速制御するので、車速センサ1が動作していな
い間の車速データ(周波数が0HzのLo信号、即ち0
Km/h)に応じて自動変速機3の変速ギアを最下段に
変速制御する場合に比べ、車両が走行中に不安定な状態
になることが少ない。
【0023】図2は、第1の実施例におけるマイコンの
処理内容を示すフローチャートである。フローチャート
の処理を簡単に説明する。なお、本実施例で使用するフ
ラグは、フラグが1のときを真としている。マイコン2
は、IGスイッチ5により電源が投入されると動作を開
始し、ステップS1に移り、初期化を行う。ステップS
1では、マイコン2のRAMのクリアを行うと共に、車
速データを記憶するRAM領域に、予めROMに記憶さ
れている車速データの初期値を記憶する。本実施例で
は、車速データの初期値を180Km/h(最高車速)
に設定している。ステップS2では、時間T1のカウン
トを開始する。
【0024】ステップS10では、車速センサ1から送
信される車速データを受信する。ステップS11では、
時間T1が第1の所定時間である2秒以上かどうかを判
断し、時間T1が2秒以上の場合はステップS12に進
み、時間T1が2秒未満の場合はステップS50に進
む。ステップS12では、IGスイッチ5のSTA端子
がOFFかどうかを判断し、STA端子がOFFの場合
はステップS14に進み、STA端子がONの場合はス
テップS13に進む。ステップS13では、STAスイ
ッチがONされたことを示すSTAフラグ(STAF)
を1にする。ステップS14では、STAFが1かどう
かを判断し、STAFが1の場合はステップS15に進
み、STAFが0の場合はステップS20に進む。ステ
ップS15では、時間T2のカウントを開始する。ステ
ップS16では、時間T2が第2の所定時間である2秒
以上かどうかを判断し、時間T2が2秒以上の場合はス
テップS17に進み、時間T2が2秒未満の場合はステ
ップS50に進む。ステップS17では、STAFを0
にする。ステップS20では、車速センサ1より受信し
た車速データをRAMに記憶する。ステップS50で
は、ステップS1でRAMに記憶した車速データの初期
値、あるいはステップS20でRAMに記憶された車速
データに応じて自動変速機3を変速制御する。
【0025】このように、マイコン2は、車速センサ1
より受信した車速データをRAMに記憶し、RAMに記
憶された車速データに応じて自動変速機3を変速制御す
るが、IGスイッチ5により電源が投入されてから第1
の所定時間内(2秒)は、ステップS11からステップ
S50に進むのでステップS20は通らず、車速センサ
1より受信した車速データをRAMに記憶しない。この
場合、マイコン2は、ステップS1でRAMに記憶した
車速データの初期値に応じて自動変速機3を変速制御す
る。また、マイコン2は、IGスイッチ5のSTA端子
がONされてバッテリー4の電圧が低下している間は、
ステップS12からステップS13に進み、ステップS
20を通らずにステップS50に進むので、車速センサ
1より受信した車速データをRAMに記憶しない。この
場合、マイコン2は、ステップS1でRAMに記憶した
車速データの初期値、あるいはSTA端子がONされる
直前にステップS20でRAMに記憶された車速データ
に応じて自動変速機3を変速制御する。また、マイコン
2は、IGスイッチ5のSTA端子がONされてバッテ
リー4の電圧が低下した場合は、IGスイッチ5のST
A端子がOFFされてバッテリー4の電圧が回復してか
ら第2の所定時間内(2秒)は、ステップS16からス
テップS50に進むのでステップS20は通らず、車速
センサ1より受信した車速データをRAMに記憶しな
い。この場合、マイコン2は、ステップS1でRAMに
記憶した車速データの初期値、あるいはSTA端子がO
Nされる直前にステップS20でRAMに記憶された車
速データに応じて自動変速機3を変速制御する。
【0026】以上説明したようにして、第1の実施例に
おける車両制御装置は動作する。なお、上記実施例は本
発明の1実施例であって、本発明は上記実施例に限定さ
れるものではない。例えば、第1、第2の所定時間はそ
れぞれ異なった値に設定されてもよい。また、車速セン
サ1の送信する車速データの形式は、車速に比例したデ
ューティ比を有する矩形波信号でもよく、車速を表すデ
ジタル信号でもよい。また、マイコン2の制御する車両
の要素はエンジンでもよく、ABS装置でもよい。ま
た、データ送信手段はバッテリー電圧検出装置やスロッ
トルセンサでもよく、データ送信手段の送信する制御デ
ータはバッテリー電圧やスロットル開度でもよい。ま
た、バッテリー4の電圧の低下をバッテリー電圧検出装
置で直接検出するようにしてもよい。
【0027】次に、本発明を適用した第2の実施例にお
ける車両制御装置について説明する。本実施例は、第1
の実施例における車両制御装置のマイコン2の動作を変
更したものであり、第1の実施例と同様の部分について
は説明を省略する。以下、第1の実施例と動作、処理内
容が異なるマイコン2について説明する。本実施例にお
けるマイコン2の動作は、基本的に第1の実施例におけ
るマイコン2の動作と同じであるが、以下の点が異なっ
ている。マイコン2は、IGスイッチ5により電源が投
入されてから、車速センサ1が動作を開始したと断定で
きない第1の所定時間内(例えば2秒)は、車速センサ
1から送信される車速データを受信せず、マイコン2の
RAMに記憶された車速データの初期値に応じて自動変
速機3の変速制御を行う。また、IGスイッチ5のST
A端子がONされるとバッテリー4の電圧が低下したと
判断し、IGスイッチ5のSTA端子がONされている
間、およびその後STA端子がOFFされてバッテリー
5の電圧が回復してから、車速センサ1が動作を開始し
たと断定できない第2の所定時間内(例えば2秒)は、
車速センサ1から送信される車速データを受信せず、マ
イコン2のRAMに記憶された車速データの初期値、あ
るいはSTA端子がONされる直前にRAMに記憶され
た車速データに応じて自動変速機3の変速制御を行う。
【0028】従って、車両の走行中にバッテリー4の電
圧の瞬断等で車速センサ1が停止し、マイコン2がリセ
ットされた場合に、車速センサ1が動作を開始するより
も早くマイコン2が動作を開始したとしても、マイコン
2は、動作を開始してから、車速センサ1が動作を開始
したと断定できない第1の所定時間内(2秒)は、車速
センサ1から送信される車速データを受信せず、RAM
に記憶された車速データの初期値(180Km/h)に
応じて自動変速機3の変速ギアを最上段に変速制御する
ので、車速センサ1が未だ動作を開始していない時点で
の車速データ(周波数が0HzのLo信号、即ち0Km
/h)に応じて自動変速機3の変速ギアを最下段に変速
制御する場合に比べ、車両が走行中に不安定な状態にな
ることが少ない。また、車両の走行中に何らかの理由で
IGスイッチ5のSTA端子がONされてバッテリー4
の電圧が低下し、車速センサ1が停止したとしても、マ
イコン2はIGスイッチ5のSTA端子がONされると
バッテリー4の電圧が低下したと判断し、IGスイッチ
5のSTA端子がONされている間、およびその後ST
A端子がOFFされてバッテリー5の電圧が回復してか
ら、車速センサ1が動作を開始したと断定できない第2
の所定時間内(2秒)は、車速センサ1から送信される
車速データを受信せず、RAMに記憶された車速データ
の初期値(180Km/h)に応じて自動変速機3の変
速ギアを最上段に変速制御し、あるいはSTA端子がO
Nされる直前にRAMに記憶された車速データに応じて
自動変速機3を変速制御するので、車速センサ1が動作
していない間の車速データ(周波数が0HzのLo信
号、即ち0Km/h)に応じて自動変速機3の変速ギア
を最下段に変速制御する場合に比べ、車両が走行中に不
安定な状態になることが少ない。
【0029】図3は、第2の実施例におけるマイコンの
処理内容を示すフローチャートである。本図において、
図2と同様の部分には同一の番号を付しており、これら
の部分については説明を省略する。ただし、図2と分岐
先が異なるステップS11、S14については補足説明
を行う。以下、フローチャートの処理を簡単に説明す
る。
【0030】ステップS11では、時間T1が第1の所
定時間である2秒以上かどうかを判断し、時間T1が2
秒以上の場合はステップS12に進み、時間T1が2秒
未満の場合はステップS50に進む。ステップS14で
は、STAFが1かどうかを判断し、STAFが1の場
合はステップS15に進み、STAFが0の場合はステ
ップS18に進む。ステップS18では、車速センサ1
から送信される車速データを受信する。
【0031】このように、マイコン2は、車速センサ1
の送信する車速データを受信し、受信した車速データに
応じて自動変速機3を変速制御するが、IGスイッチ5
により電源が投入されてから第1の所定時間内(2秒)
は、ステップS11からステップS50に進むのでステ
ップS18は通らず、車速センサ1の送信する車速デー
タを受信しない。この場合、マイコン2は、ステップS
1でRAMに記憶した車速データの初期値に応じて自動
変速機3を変速制御する。また、マイコン2は、IGス
イッチ5のSTA端子がONされてバッテリー4の電圧
が低下している間は、ステップS12からステップS1
3に進み、ステップS18を通らずにステップS50に
進むので、車速センサ1の送信する車速データを受信し
ない。この場合、マイコン2は、ステップS1でRAM
に記憶した車速データの初期値、あるいはSTA端子が
ONされる直前にステップS20でRAMに記憶された
車速データに応じて自動変速機3を変速制御する。ま
た、マイコン2は、IGスイッチ5のSTA端子がON
されてバッテリー4の電圧が低下した場合は、IGスイ
ッチ5のSTA端子がOFFされてバッテリー4の電圧
が回復してから第2の所定時間内(2秒)は、ステップ
S16からステップS50に進むのでステップS18は
通らず、車速センサ1の送信する車速データを受信しな
い。この場合、マイコン2は、ステップS1でRAMに
記憶した車速データの初期値、あるいはSTA端子がO
Nされる直前にステップS20でRAMに記憶された車
速データに応じて自動変速機3を変速制御する。
【0032】以上説明したようにして、第2の実施例に
おける車両制御装置は動作する。なお、上記実施例は本
発明の1実施例であって、本発明は上記実施例に限定さ
れるものではない。例えば、第1、第2の所定時間はそ
れぞれ異なった値に設定されてもよい。また、車速セン
サ1の送信する車速データの形式は、車速に比例したデ
ューティ比を有する矩形波信号でもよく、車速を表すデ
ジタル信号でもよい。また、マイコン2の制御する車両
の要素はエンジンでもよく、ABS装置でもよい。ま
た、データ送信手段はバッテリー電圧検出装置やスロッ
トルセンサでもよく、データ送信手段の送信する制御デ
ータはバッテリー電圧やスロットル開度でもよい。ま
た、バッテリー4の電圧の低下をバッテリー電圧検出装
置で直接検出するようにしてもよい。
【0033】次に、本発明を適用した第3の実施例にお
ける車両制御装置について説明する。本実施例は、第1
の実施例における車両制御装置の車速センサ1、および
マイコン2の動作を変更したものであり、第1の実施例
と同様の部分については説明を省略する。以下、第1の
実施例と動作が異なる車速センサ1、および第1の実施
例と動作、処理内容が異なるマイコン2について説明す
る。
【0034】車速センサ1は、IGスイッチ5のIG端
子がONされてバッテリー4の電源が投入されると動作
を開始し、検出した車速に比例した周波数を有する矩形
波信号を車速データとしてマイコン2に送信する。この
車速データは、例えば車速が10Km/hの時は20H
z、20Km/hの時は40Hzの周波数を有する波高
値の一定な信号であるが、車速が0Km/hの時は、0
Km/hの車速データとして10Hzの周波数で特別な
規則性を有する信号が、図示しない0Km/h信号送信
部から送信される。この信号が有する特別な規則性と
は、図4に示すように、5パルスに1パルスの周期で通
常の1/2の波高値のパルスが出力されるというもので
あり、車速が0Km/hの時に送信される10Hzの周
波数の信号と、車速が5Km/hの時に送信される10
Hzの周波数の信号とを区別するためのものである。こ
のように、車速が0Km/hの時は、車速に比例した周
波数の信号(0HzのLo信号、即ち無信号状態)では
なく、10Hzの周波数で特別な規則性を有する信号を
車速データとして送信しているので、車速センサ1が正
常に動作している場合は0HzのLo信号(無信号)が
車速データとして送信されることはなく、マイコン2
は、0HzのLo信号(無信号)が車速センサ1から送
信された場合は、車速センサ1の異常であると判断でき
る。なお、本実施例における車速センサは、車速が1K
m/h未満の場合を0Km/hとして扱い、図4に示す
規則性を有した10Hzの周波数の信号を、車速データ
としてマイコン2に送信するものである。
【0035】本実施例におけるマイコン2の動作は、基
本的に第1の実施例におけるマイコン2の動作と同じで
あるが、以下の点が異なっている。マイコン2は、車速
センサ1から送信される車速データの異常判定を行って
おり、車速センサ1が正常に動作している場合は出力さ
れるはずのない異常な車速データ(例えば0HzのLo
信号、即ち無信号状態)が車速センサ1から送信された
場合は、車速センサ1の異常であると判断し、図示しな
いウォーニングランプを点灯させて車速センサ1の異常
を知らせると共に、該異常な車速データをRAMに記憶
して後日車速センサ1を点検する際の参考データとす
る。また、この場合は、車速センサ1より受信した車速
データは自動変速機3の制御に用いず、フェイルセーフ
値に応じて自動変速機3の変速制御を行う。なお、フェ
イルセーフ値は、マイコン2がこれらの値に応じて自動
変速機3を変速制御しても車両が不安定な状態にならな
いような値、例えば180Km/h(最高車速)に設定
される。また、マイコン2は、IGスイッチ5により電
源が投入されてから、車速センサ1が動作を開始したと
断定できない第1の所定時間内(例えば2秒)は、マイ
コン2のRAMに記憶された車速データの初期値に応じ
て自動変速機3の変速制御を行い、車速センサ1より受
信した車速データの異常判定は行わない。また、IGス
イッチ5のSTA端子がONされるとバッテリー4の電
圧が低下したと判断し、IGスイッチ5のSTA端子が
ONされている間、およびその後STA端子がOFFさ
れてバッテリー5の電圧が回復してから、車速センサ1
が動作を開始したと断定できない第2の所定時間内(例
えば2秒)は、マイコン2のRAMに記憶された車速デ
ータの初期値、あるいはSTA端子がONされる直前に
RAMに記憶された車速データに応じて自動変速機3の
変速制御を行い、車速センサ1より受信した車速データ
の異常判定は行わない。
【0036】従って、車両の走行中にバッテリー4の電
圧の瞬断等で車速センサ1が停止し、マイコン2がリセ
ットされた場合に、車速センサ1が動作を開始するより
も早くマイコン2が動作を開始したとしても、マイコン
2は、動作を開始してから、車速センサ1が動作を開始
したと断定できない第1の所定時間内(2秒)は、車速
センサ1より受信した車速データの異常判定を行わない
ので、車速センサ1が未だ動作を開始していない時点で
車速データの異常判定が行われ、車速センサ1の異常で
あると誤って判断されることがない。また、車両の走行
中に何らかの理由でIGスイッチ5のSTA端子がON
されてバッテリー4の電圧が低下し、車速センサ1が停
止したとしても、マイコン2はIGスイッチ5のSTA
端子がONされるとバッテリー4の電圧が低下したと判
断し、IGスイッチ5のSTA端子がONされている
間、およびその後STA端子がOFFされてバッテリー
5の電圧が回復してから、車速センサ1が動作を開始し
たと断定できない第2の所定時間内(2秒)は、車速セ
ンサ1より受信した車速データの異常判定を行わないの
で、車速センサ1が動作していない間の車速データの異
常判定が行われ、車速センサ1の異常であると誤って判
断されることがない。また、車速センサ1が正常に動作
している場合は出力されるはずのない異常な車速データ
(0HzのLo信号、即ち無信号状態)が車速センサ1
から送信されたとしても、マイコン2は車速センサ1の
異常であると判断して図示しないウォーニングランプを
点灯させるので、車速センサ1の異常がすぐに発見でき
ると共に、該異常な車速データをRAMに記憶するの
で、車速センサ1の異常の原因を発見する参考になる。
また、この場合、車速センサ1より受信した車速データ
は自動変速機3の制御に用いず、フェイルセーフ値(1
80Km/h)に応じて自動変速機3の変速ギアを最上
段に変速制御するので、車速センサ1が未だ動作を開始
していない時点での車速データ(周波数が0HzのLo
信号、即ち0Km/h)に応じて自動変速機3の変速ギ
アを最下段に変速制御する場合に比べ、車両が走行中に
不安定な状態になることが少ない。
【0037】図5は、第3の実施例におけるマイコンの
処理内容を示すフローチャートである。本図において、
図2と同様の部分には同一の番号を付しており、これら
の部分については説明を省略する。ただし、図2と分岐
先が異なるステップS14については補足説明を行う。
以下、フローチャートの処理を簡単に説明する。ステッ
プS14では、STAFが1かどうかを判断し、STA
Fが1の場合はステップS15に進み、STAFが0の
場合はステップS19に進む。ステップS19では、車
速センサ1より受信した車速データが異常な車速データ
(0HzのLo信号、即ち無信号状態)かどうかを判断
し、車速センサ1より受信した車速データが異常な車速
データの場合はステップS21に進み、車速センサ1よ
り受信した車速データが正常な車速データ(車速に比例
した周波数を有する矩形波信号、あるいは5パルスに1
パルスの周期で通常の1/2の波高値のパルスが出力さ
れる10Hzの周波数の信号)の場合はステップS20
に進む。ステップS21では、車速データを記憶するR
AMの領域に、予めROMに記憶されているフェイルセ
ーフ値(180Km/hの車速データ)を記憶する。ス
テップS22では、図示しないウォーニングランプを点
灯させる。ステップS23では、異常な車速データを記
憶するRAM領域に異常な車速データを記憶する。この
ように、マイコン2は、車速センサ1より受信した車速
データの異常判定を行い、該車速データが正常な場合は
該車速データをRAMに記憶し、RAMに記憶された車
速データに応じて自動変速機3を変速制御するが、該車
速データが異常な場合はフェイルセーフ値をRAMに記
憶すると共に、図示しないウォーニングランプを点灯さ
せ、異常な車速データをRAMに記憶する。この場合、
マイコン2は、ステップS21でRAMに記憶した車速
データのフェイルセーフ値に応じて自動変速機3を変速
制御する。しかしながら、マイコン2は、IGスイッチ
5により電源が投入されてから第1の所定時間内(2
秒)は、ステップS11からステップS50に進むので
ステップS19は通らず、車速センサ1より受信した車
速データの異常判定、および異常判定に伴う処理を行わ
ない。この場合、マイコン2は、ステップS1でRAM
に記憶した車速データの初期値に応じて自動変速機3を
変速制御する。また、マイコン2は、IGスイッチ5の
STA端子がONされてバッテリー4の電圧が低下して
いる間は、ステップS12からステップS13に進み、
ステップS19を通らずにステップS50に進むので、
車速センサ1より受信した車速データの異常判定、およ
び異常判定に伴う処理を行わない。この場合、マイコン
2は、ステップS1でRAMに記憶した車速データの初
期値、あるいはSTA端子がONされる直前にステップ
S20でRAMに記憶された車速データに応じて自動変
速機3を変速制御する。また、マイコン2は、IGスイ
ッチ5のSTA端子がONされてバッテリー4の電圧が
低下した場合は、IGスイッチ5のSTA端子がOFF
されてバッテリー4の電圧が回復してから第2の所定時
間内(2秒)は、ステップS16からステップS50に
進むのでステップS19は通らず、車速センサ1より受
信した車速データの異常判定、および異常判定に伴う処
理を行わない。この場合、マイコン2は、ステップS1
でRAMに記憶した車速データの初期値、あるいはST
A端子がONされる直前にステップS20でRAMに記
憶された車速データに応じて自動変速機3を変速制御す
る。
【0038】以上説明したようにして、第3の実施例に
おける車両制御装置は動作する。なお、上記実施例は本
発明の1実施例であって、本発明は上記実施例に限定さ
れるものではない。例えば、第1、第2の所定時間はそ
れぞれ異なった値に設定されてもよい。また、車速が0
Km/hの時の車速データが有する特別な規則性は、5
パルスに1パルスの周期で通常よりパルス幅の小さいパ
ルスが出力されるというものでもよい。また、車速セン
サ1の送信する車速データの形式は、車速に比例したデ
ューティ比を有する矩形波信号でもよく、車速を表すデ
ジタル信号でもよい。また、マイコン2の制御する車両
の要素はエンジンでもよく、ABS装置でもよい。ま
た、データ送信手段はバッテリー電圧検出装置やスロッ
トルセンサでもよく、データ送信手段の送信する制御デ
ータはバッテリー電圧やスロットル開度でもよい。ま
た、バッテリー4の電圧の低下をバッテリー電圧検出装
置で直接検出するようにしてもよい。
【0039】次に、本発明を適用した第4の実施例にお
ける車両制御装置について説明する。本実施例は、第3
の実施例における車両制御装置のマイコン2の動作を変
更したものであり、第3の実施例と同様の部分について
は説明を省略する。以下、第3の実施例と動作、処理内
容が異なるマイコン2について説明する。本実施例にお
けるマイコン2の動作は、基本的に第3の実施例におけ
るマイコン2の動作と同じであるが、以下の点が異なっ
ている。マイコン2は、車速センサ1が正常に動作して
いる場合に送信される所定の車速データ(車速に比例し
た周波数を有する矩形波信号、あるいは5パルスに1パ
ルスの周期で通常の1/2の波高値のパルスが出力され
る10Hzの周波数の信号)が、IGスイッチ7により
電源が投入されてから、車速センサ1の動作が安定した
と断定するのに要する第3の所定時間(例えば2秒)以
上継続して受信されるまでは、マイコン2のRAMに記
憶された車速データの初期値に応じて自動変速機3の変
速制御を行い、車速センサ1より受信した車速データの
異常判定は行わない。
【0040】従って、車両の走行中にバッテリー4の電
圧の瞬断等で車速センサ1が停止し、マイコン2がリセ
ットされた場合に、車速センサ1が動作を開始するより
も早くマイコン2が動作を開始したとしても、マイコン
2は、動作を開始してから、車速センサ1の動作が安定
したと断定するのに要する第3の所定時間(2秒)以上
継続して、車速センサ1が正常に動作している場合に送
信される所定の車速データ(車速に比例した周波数を有
する矩形波信号、あるいは5パルスに1パルスの周期で
通常の1/2の波高値のパルスが出力される10Hzの
周波数の信号)が受信されるまでは、車速センサ1より
受信した車速データを自動変速機3の変速制御に用い
ず、RAMに記憶された車速データの初期値(180K
m/h)に応じて自動変速機3の変速ギアを最上段に変
速制御するので、車速センサ1の動作が安定していない
時点での車速データに応じて自動変速機3の変速ギアを
変速制御する場合に比べ、車両が走行中に不安定な状態
になることが少ない。また、マイコン2は、動作を開始
してから、車速センサ1の動作が安定したと断定するの
に要する第3の所定時間(2秒)以上継続して、車速セ
ンサ1が正常に動作している場合に送信される所定の車
速データ(車速に比例した周波数を有する矩形波信号、
あるいは5パルスに1パルスの周期で通常の1/2の波
高値のパルスが出力される10Hzの周波数の信号)が
受信されるまでは、車速センサ1より受信した車速デー
タの異常判定を行わないので、車速センサ1の動作が安
定していない時点で車速データの異常判定が行われ、車
速センサ1の異常であると誤って判断されることがな
い。
【0041】図6は、第4の実施例におけるマイコンの
処理内容を示すフローチャートである。本図において、
図5と同様の部分には同一の番号を付しており、これら
の部分については説明を省略する。以下、フローチャー
トの処理を簡単に説明する。ステップS30では、時間
T3が第3の所定時間である2秒以上かどうかを判断
し、時間T3が2秒以上の場合はステップS19に進
み、時間T3が2秒未満の場合はステップS31に進
む。ステップS31では、車速センサ1より受信した車
速データが所定の車速データ(車速に比例した周波数を
有する矩形波信号、あるいは5パルスに1パルスの周期
で通常の1/2の波高値のパルスが出力される10Hz
の周波数の信号)かどうかを判断し、車速センサ1より
受信した車速データが所定の車速データの場合はステッ
プS32に進み、車速センサ1より受信した車速データ
が所定の車速データでない場合(例えば0HzのLo信
号、即ち無信号状態)はステップS34に進む。ステッ
プS32では、時間T3が0かどうかを判断し、時間T
3が0の場合はステップS33に進み、時間T3が0で
ない場合はステップS50に進む。ステップS34で
は、時間T3をクリアする。
【0042】このように、マイコン2は、車速センサ1
より受信した車速データの異常判定を行い、該車速デー
タが正常な場合は該車速データをRAMに記憶し、RA
Mに記憶された車速データに応じて自動変速機3を変速
制御するが、該車速データが異常な場合はフェイルセー
フ値をRAMに記憶すると共に、図示しないウォーニン
グランプを点灯させ、異常な車速データをRAMに記憶
する。この場合、マイコン2は、ステップS21でRA
Mに記憶した車速データのフェイルセーフ値に応じて自
動変速機3を変速制御する。しかしながら、マイコン2
は、所定の車速データ(車速に比例した周波数を有する
矩形波信号、あるいは5パルスに1パルスの周期で通常
の1/2の波高値のパルスが出力される10Hzの周波
数の信号)が、IGスイッチ7により電源が投入されて
から第3の所定時間(2秒)以上継続して受信されるま
では、ステップS30からステップS31に進み、ステ
ップS19を通らずにステップS50に進むので、車速
センサ1より受信した車速データの異常判定、および異
常判定に伴う処理を行わず、また、ステップS20を通
らないので車速センサ1より受信した車速データをRA
Mに記憶しない。この場合、マイコン2は、ステップS
1でRAMに記憶した車速データの初期値に応じて自動
変速機3を変速制御する。
【0043】以上説明したようにして、第4の実施例に
おける車両制御装置は動作する。なお、上記実施例は本
発明の1実施例であって、本発明は上記実施例に限定さ
れるものではない。例えば、マイコン2は、所定の車速
データが積算して第3の所定時間以上受信されるまで
は、車速センサ1より受信した車速データの異常判定は
行わないようにしてもよい。また、車速が0Km/hの
時の車速データが有する特別な規則性は、5パルスに1
パルスの周期で通常よりパルス幅の小さいパルスが出力
されるというものでもよい。また、車速センサ1の送信
する車速データの形式は、車速に比例したデューティ比
を有する矩形波信号でもよく、車速を表すデジタル信号
でもよい。また、マイコン2の制御する車両の要素はエ
ンジンでもよく、ABS装置でもよい。また、データ送
信手段はバッテリー電圧検出装置やスロットルセンサで
もよく、データ送信手段の送信する制御データはバッテ
リー電圧やスロットル開度でもよい。また、バッテリー
4の電圧の低下をバッテリー電圧検出装置で直接検出す
るようにしてもよい。
【0044】次に、本発明を適用した第5の実施例にお
ける車両制御装置について説明する。本実施例は、第4
の実施例における車両制御装置の構成、およびマイコン
2の動作を変更したものである。図7は、本発明を適用
した第5の実施例における車両制御装置の要部ブロック
図である。本図において、図1と同様の部分には同一の
番号を付しており、これらの部分については説明を省略
する。7は車速センサ1、およびマイコン2にバッテリ
ー4の電源を投入するスイッチ手段であるイグニッショ
ン(以下IGと略す)スイッチであり、IGスイッチ7
のIG1端子がONされるとマイコン2に、IG2端子
がONされると車速センサ1にそれぞれバッテリー4の
電源が投入される。IGスイッチ7は一般的なものであ
り、IG端子の他にACC(アクセサリ)端子、STA
(スタータ)端子を具えており、IGスイッチ7が手動
で操作されることによりOFF状態からACC、IG、
STAの順に順次電源が投入されていく。なお、IGス
イッチ7のIG端子は、IGスイッチ7の内部でそれぞ
れIG1端子、IG2端子に分かれているが、IGスイ
ッチ7の操作上は1個の端子であり、IG1端子、およ
びIG2端子は、ごくわずかな時間差はあるものの、I
Gスイッチ7の操作によってほぼ同時に電源が投入され
る。
【0045】次に、本実施例における車両制御装置の動
作について説明する。本実施例において、第4の実施例
と同様の動作については説明を省略する。以下、第4の
実施例と動作、処理内容が異なるマイコン2について説
明する。本実施例におけるマイコン2の動作は、基本的
に第4の実施例におけるマイコン2の動作と同じである
が、以下の点が異なっている。マイコン2は、車速セン
サ1が正常に動作している場合に送信される所定の車速
データ(車速に比例した周波数を有する矩形波信号、あ
るいは5パルスに1パルスの周期で通常の1/2の波高
値のパルスが出力される10Hzの周波数の信号)が、
IGスイッチ7により電源が投入されてから、車速セン
サ1の動作が安定したと断定するのに要する第4の所定
回数(例えば10回)以上受信されるまでは、マイコン
2のRAMに記憶された車速データの初期値に応じて自
動変速機3の変速制御を行い、車速センサ1より受信し
た車速データの異常判定は行わない。
【0046】従って、車両の走行中にバッテリー4の電
圧の瞬断等で車速センサ1が停止し、マイコン2がリセ
ットされた場合に、IGスイッチ7のIG1端子がIG
2端子よりもごく早くONされ、車速センサ1が動作を
開始するよりも早くマイコン2が動作を開始したとして
も、マイコン2は、動作を開始してから、車速センサ1
の動作が安定したと断定するのに要する第4の所定回数
(10回)以上、車速センサ1が正常に動作している場
合に送信される所定の車速データ(車速に比例した周波
数を有する矩形波信号、あるいは5パルスに1パルスの
周期で通常の1/2の波高値のパルスが出力される10
Hzの周波数の信号)が受信されるまでは、車速センサ
1より受信した車速データを自動変速機3の変速制御に
用いず、RAMに記憶された車速データの初期値(18
0Km/h)に応じて自動変速機3の変速ギアを最上段
に変速制御するので、車速センサ1の動作が安定してい
ない時点での車速データに応じて自動変速機3の変速ギ
アを変速制御する場合に比べ、車両が走行中に不安定な
状態になることが少ない。また、マイコン2は、動作を
開始してから、車速センサ1の動作が安定したと断定す
るのに要する第4の所定回数(10回)以上、車速セン
サ1が正常に動作している場合に送信される所定の車速
データ(車速に比例した周波数を有する矩形波信号、あ
るいは5パルスに1パルスの周期で通常の1/2の波高
値のパルスが出力される10Hzの周波数の信号)が受
信されるまでは、車速センサ1より受信した車速データ
の異常判定を行わないので、車速センサ1の動作が安定
していない時点で車速データの異常判定が行われ、車速
センサ1の異常であると誤って判断されることがない。
【0047】図8は、第5の実施例におけるマイコンの
処理内容を示すフローチャートである。本図において、
図6と同様の部分には同一の番号を付しており、これら
の部分については説明を省略する。以下、フローチャー
トの処理を簡単に説明する。ステップS40では、所定
の車速データを受信した回数を示す変数Xが第4の所定
回数である10(回)以上かどうかを判断し、変数Xが
10(回)以上の場合はステップS19に進み、変数X
が10(回)未満の場合はステップS41に進む。ステ
ップS41では、車速センサ1より受信した車速データ
が所定の車速データ(車速に比例した周波数を有する矩
形波信号、あるいは5パルスに1パルスの周期で通常の
1/2の波高値のパルスが出力される10Hzの周波数
の信号)かどうかを判断し、車速センサ1より受信した
車速データが所定の車速データの場合はステップS42
に進み、車速センサ1より受信した車速データが所定の
車速データでない場合(例えば0HzのLo信号、即ち
無信号状態)はステップS50に進む。ステップS42
では、変数Xに1を加算する。
【0048】このように、マイコン2は、車速センサ1
より受信した車速データの異常判定を行い、該車速デー
タが正常な場合は該車速データをRAMに記憶し、RA
Mに記憶された車速データに応じて自動変速機3を変速
制御するが、該車速データが異常な場合はフェイルセー
フ値をRAMに記憶すると共に、図示しないウォーニン
グランプを点灯させ、異常な車速データをRAMに記憶
する。この場合、マイコン2は、ステップS21でRA
Mに記憶した車速データのフェイルセーフ値に応じて自
動変速機3を変速制御する。しかしながら、マイコン2
は、所定の車速データ(車速に比例した周波数を有する
矩形波信号、あるいは5パルスに1パルスの周期で通常
の1/2の波高値のパルスが出力される10Hzの周波
数の信号)が、IGスイッチ7により電源が投入されて
から第4の所定回数(10回)以上受信されるまでは、
ステップS40からステップS41に進み、ステップS
19を通らずにステップS50に進むので、車速センサ
1より受信した車速データの異常判定、および異常判定
に伴う処理を行わず、また、ステップS20を通らない
ので車速センサ1より受信した車速データをRAMに記
憶しない。この場合、マイコン2は、ステップS1でR
AMに記憶した車速データの初期値に応じて自動変速機
3を変速制御する。
【0049】以上説明したようにして、第5の実施例に
おける車両制御装置は動作する。なお、上記実施例は本
発明の1実施例であって、本発明は上記実施例に限定さ
れるものではない。例えば、マイコン2は、所定の車速
データが第4の所定回数以上連続して受信されるまで
は、車速センサ1より受信した車速データの異常判定は
行わないようにしてもよい。また、車速が0Km/hの
時の車速データが有する特別な規則性は、5パルスに1
パルスの周期で通常よりパルス幅の小さいパルスが出力
されるというものでもよい。また、車速センサ1の送信
する車速データの形式は、車速に比例したデューティ比
を有する矩形波信号でもよく、車速を表すデジタル信号
でもよい。また、マイコン2の制御する車両の要素はエ
ンジンでもよく、ABS装置でもよい。また、データ送
信手段はバッテリー電圧検出装置やスロットルセンサで
もよく、データ送信手段の送信する制御データはバッテ
リー電圧やスロットル開度でもよい。また、バッテリー
4の電圧の低下をバッテリー電圧検出装置で直接検出す
るようにしてもよい。
【0050】以上、説明した第1乃至第5の実施例は本
発明の1実施例であって、本発明は上記実施例に限定さ
れるものではない。例えば、第1乃至第5の実施例はそ
れぞれ単独で実施されるだけでなく、効果的に組み合わ
せて実施されてもよい。
【0051】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、第1の発
明では、制御手段は、動作開始後から所定時間内は、デ
ータ送信手段より受信した制御データの異常判定を行わ
ないので、データ送信手段が安定して動作していない間
の誤った制御データの異常判定は行われないため、デー
タ送信手段の異常であると誤って判断することがない。
【0052】また、第2の発明によれば、制御手段は、
データ送信手段又は制御手段に供給される電圧が低下し
ている間は、データ送信手段より受信した制御データの
異常判定を行わないので、データ送信手段が安定して動
作していない間の誤った制御データの異常判定は行われ
ないため、データ送信手段の異常であると誤って判断す
ることがない。
【0053】また、第3の発明によれば、制御手段は、
データ送信手段又は制御手段に供給される電圧が低下し
た場合は、電圧の低下が回復してから所定時間内は、デ
ータ送信手段より受信した制御データの異常判定を行わ
ないので、データ送信手段が安定して動作していない間
の誤った制御データの異常判定は行われないため、デー
タ送信手段の異常であると誤って判断することがない。
【0054】また、第4の発明によれば、制御手段は、
動作開始後に、データ送信手段が正常動作時に送信する
制御データを所定時間以上受信するまでは、データ送信
手段より受信した制御データの異常判定を行わないの
で、データ送信手段が安定して動作していない間の誤っ
た制御データの異常判定は行われないため、データ送信
手段の異常であると誤って判断することがない。
【0055】また、第5の発明によれば、制御手段は、
動作開始後に、データ送信手段が正常動作時に送信する
制御データを所定回数以上受信するまでは、データ送信
手段より受信した制御データを車両の制御に用いないの
で、データ送信手段が安定して動作していない間の誤っ
た制御データの異常判定は行われないため、データ送信
手段の異常であると誤って判断することがない。
【0056】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例における車両制御装置の要部ブロ
ック図
【図2】第1の実施例におけるマイコンの処理内容を示
すフローチャート
【図3】第2の実施例におけるマイコンの処理内容を示
すフローチャート
【図4】車速センサの出力信号波形図
【図5】第3の実施例におけるマイコンの処理内容を示
すフローチャート
【図6】第4の実施例におけるマイコンの処理内容を示
すフローチャート
【図7】第5の実施例における車両制御装置の要部ブロ
ック図
【図8】第5の実施例におけるマイコンの処理内容を示
すフローチャート
【符号の説明】
1・・・車速センサ 2・・・マイコン 3・・・自動変速機 4・・・バッテリー 5・・・IGスイッチ 6・・・スタータ 7・・・IGスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 16/02 650 B60R 16/02 660

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御データを送信するデータ送信手段
    と、 前記データ送信手段の送信する制御データを受信し、前
    記制御データに応じて車両を制御する制御手段とを具え
    た車両制御装置であって、 前記データ送信手段及び前記制御手段は、それぞれ所定
    値以上の電圧を供給されて動作する車両制御装置におい
    て、 前記制御手段は、動作開始後から所定時間内は、前記デ
    ータ送信手段より受信した前記制御データの異常判定を
    行わないことを特徴とする車両制御装置。
  2. 【請求項2】 制御データを送信するデータ送信手段
    と、 前記データ送信手段の送信する制御データを受信し、前
    記制御データに応じて車両を制御する制御手段とを具え
    た車両制御装置であって、 前記データ送信手段及び前記制御手段は、それぞれ所定
    値以上の電圧を供給されて動作する車両制御装置におい
    て、 前記制御手段は、前記データ送信手段又は前記制御手段
    に供給される電圧が低下している間は、前記データ送信
    手段より受信した前記制御データの異常判定を行わない
    ことを特徴とする車両制御装置。
  3. 【請求項3】 制御データを送信するデータ送信手段
    と、 前記データ送信手段の送信する制御データを受信し、前
    記制御データに応じて車両を制御する制御手段とを具え
    た車両制御装置であって、 前記データ送信手段及び前記制御手段は、それぞれ所定
    値以上の電圧を供給されて動作する車両制御装置におい
    て、 前記制御手段は、前記データ送信手段又は前記制御手段
    に供給される電圧が低下した場合は、電圧の低下が回復
    してから所定時間内は、前記データ送信手段より受信し
    た前記制御データの異常判定を行わないことを特徴とす
    る車両制御装置。
  4. 【請求項4】 制御データを送信するデータ送信手段
    と、 前記データ送信手段の送信する制御データを受信し、前
    記制御データに応じて車両を制御する制御手段とを具え
    た車両制御装置であって、 前記データ送信手段及び前記制御手段は、それぞれ所定
    値以上の電圧を供給されて動作する車両制御装置におい
    て、 前記制御手段は、動作開始後に、前記データ送信手段が
    正常動作時に送信する制御データを所定時間以上受信す
    るまでは、前記データ送信手段より受信した制御データ
    の異常判定を行わないことを特徴とする車両制御装置。
  5. 【請求項5】 制御データを送信するデータ送信手段
    と、 前記データ送信手段の送信する制御データを受信し、前
    記制御データに応じて車両を制御する制御手段とを具え
    た車両制御装置であって、 前記データ送信手段及び前記制御手段は、それぞれ所定
    値以上の電圧を供給されて動作する車両制御装置におい
    て、 前記制御手段は、動作開始後に、前記データ送信手段が
    正常動作時に送信する制御データを所定回数以上受信す
    るまでは、前記データ送信手段より受信した制御データ
    の異常判定を行わないことを特徴とする車両制御装置。
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