JP3061523B2 - 密封多極絶縁端子構造体の製造方法 - Google Patents

密封多極絶縁端子構造体の製造方法

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JP3061523B2 JP6029605A JP2960594A JP3061523B2 JP 3061523 B2 JP3061523 B2 JP 3061523B2 JP 6029605 A JP6029605 A JP 6029605A JP 2960594 A JP2960594 A JP 2960594A JP 3061523 B2 JP3061523 B2 JP 3061523B2
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泰彦 池田
功夫 好永
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忠禧 村上
和晴 加藤
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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高度な気密性を必要
とする容器において、容器内外で電力あるいは制御・計
測用信号を送受するものであり、原子力発電所の原子炉
格納容器電線貫通部に適用可能な密封多極絶縁端子構造
体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7、図8は例えば特公昭54−333
57号公報に示された従来の原子炉格納容器電線貫通部
およびモジュール構造を示す全体斜視図とモジュールの
一部断面図である。図7において、14はモジュールで
あり、両端にはケーブル15が接続され端板16に設け
られた貫通穴16aにOリング(図示せず)を介して金
具17で固定されている。16bは端板16の貫通穴1
6a間に延びる細孔であり、圧力計等で構成される漏れ
検出器18に接続している。19は一端を端板16に溶
接で固着されたパイプ状のケーシングであり、他端は図
示されない格納容器の貫通配管と溶接される。
【0003】図8において、20は複数のOリング溝2
0aを有するヘッダーであり、中央部に設けられた孔2
0bは、導体21を通すための整列した複数の穴22a
を有する一対の絶縁円板22をスペーサ23により離間
させて形成する漏れ監視空間24と連通している。ヘッ
ダー20の両端に取り付けられたシュラウド25の内部
にはエポキシ樹脂26を境面26aの位置まで充填し、
導体21の端21aはケーブル15とスプライス27で
接続しており、シュラウド25の残りの空間は別のエポ
キシ樹脂28が充填される。
【0004】次に製造方法について説明する。なお製造
方法はモジュール14の両端で同等であるのでその一端
について述べる。絶縁円板22をヘッダー20の内表面
に対して所定の位置に取り付け、漏れ検知空間24を形
成する。導体21を挿通後エポキシ樹脂26を境面26
aまで注入して封止する。この場合、導体21はサンド
ブラスト等によりその表面に微小な凹凸を形成してエポ
キシ樹脂の密着性を向上させておく。エポキシ樹脂26
は硬化時に収縮して導体21の表面部を効果的に封止す
る。次に導体21の露出した延長端21aをスプライス
27によってケーブル15と接続する。その後、別のエ
ポキシ樹脂28をシュラウド25により形成された残部
分に注入してケーブル15の周りを保護する。なお、エ
ポキシ樹脂28は単にケーブル間の絶縁及びケーブル
持用として作用させるもので圧縮封止特性を持つ必要は
ない。
【0005】このような構成の貫通部における気密性の
確認は、細孔16bを通って外部から供給されたN2 ガ
スが孔20bを介して漏れ監視空間24に導入され、導
体21とエポキシ樹脂間で漏れがある場合、N2 ガスの
圧力が降下し気密性に支障をきたしたことを検知するこ
とができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の原子炉格納容器
等に使用されている電線貫通部のモジュールは封止部材
として、エポキシ樹脂等の有機材が用いられているの
で、設計条件を上まわる非常に温度の高い条件下ではエ
ポキシ樹脂等が炭化する可能性があり、この状態で圧力
が加わると破損する危険性が生じる。また、封止部材が
有機材であるため、熱劣化放射線照射による劣化等によ
り気密性に対する長期信頼性が損なわれるなどの問題点
がある。
【0007】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、非常に高温高圧条件下でも気
密性を維持できるとともに、気密性に対する長期信頼性
を向上させることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる密封多
極絶縁端子構造体は、封止部材としてガラス質粉末とマ
イカ粉末を混合して粗成型し高温高圧下でセラミックス
化させたものを用いている。
【0009】
【作用】この発明における密封多極絶縁端子構造体は、
その封止部材が非常に高温条件下でも炭化せず、高圧
での破損を防ぐ。また、この封止部材の熱劣化は有機材
と比べて少なく、気密性に対する長期信頼性が向上す
る。
【0010】
【実施例】実施例1. 以下、この発明の実施例1を図に基づいて説明する。図
1はこの発明による密封多極絶縁端子構造体(以下、単
に構造体と呼ぶ)の断面図であり、1はガラス−マイカ
系セラミックスからなる封止部材、2はモニタリングデ
ィスクであり、上述した従来例における図8の絶縁円板
22、スペーサ23と漏れ監視空間24の部分と同様な
構造であるが、その詳細は図示を省略している。3はセ
ラミックス板からなる離型板、4は封止部材1、モニタ
リングディスク2、離型板3の整列された各貫通孔に挿
通された導体、5は円筒状のスリーブ部材、5aはスリ
ーブ部材5の中央部に設けられた漏れ監視用貫通孔であ
る。図2(a)、(b)はそれぞれ図1の上半分に相当
し、図1の構造体とは構造の異なるモニタリングディス
クを有するものの断面図であり、6は多孔質セラミック
スからなるモニタリングディスク、7は各導体間を連通
している細孔7aをもつセラミックス製のモニタリング
ディスクであり、それぞれ図1のモニタリングディスク
2に対応する。図3は図1の封止前の構造体組立手順を
説明するための説明図であり、図中の1aはガラス質粉
末とマイカ粉末を混合して円板状に成形した粗成型封止
部材である。図4、図5は成型用の金型に各部材をセッ
ティングする状態を説明するための手順図であり、8は
下型、9は上型である。図6は加圧する際の全体斜視図
で、10は加圧用下型、11は加圧用上型、12は構造
体組立品をスリーブ部材5の外側から加熱する枠であ
り、加圧用下型10、加圧用上型11、枠12はそれぞ
れに挿入された複数のヒータ13により加熱される。
【0011】図3において、粗成型封止部材1a、モニ
タリングディスク2、離型板3の各々の外径d1、d
2、d3はスリーブ部材の内径d5よりも、わずかに小
さな寸法とすることにより組立作業を容易にしており、
離型板3の外径d3は粗成型封止部材1aの外径d1よ
りも大きくすることにより、粗成型封止部材1aを加圧
・流動させてもスリーブ部材5との隙間から流出しない
ようにし、離型性を良くしている。それぞれの部材にあ
けられた導体4が貫通する複数の穴の直径d′3、d′
1、d′2は導体4の外径d4よりもわずかに大きな寸
法とすることにより、導体4の挿入作業を容易にしてい
る。なお、モニタリングディスク2の穴径d′2は粗成
型封止部材1aを加熱、加圧する工程で粗成型封止部材
1aが導体4とモニタリングディスク2の穴との隙間か
ら流入し、モニタリングディスク2の内部に加工された
各導体の間を連通する細孔(図2(b)の7a)あるい
は多孔質セラミックス(図2(a)の)空隙を閉塞し
ないように粗成型封止部材1aの穴径d′1よりも小さ
くしており、離型板3の穴径d′3も成型時に粗成型封
止部材1aが導体4と離型板3との隙間から流出しない
ように穴径d′1よりも小さくし、離型性を良くしてい
る。
【0012】次に、各構成部材の材質について述べる。
粗成型封止部材1aにおいて、ガラス質粉末とマイカの
混合比率は30〜50:50〜70重量%の範囲であ
り、ガラス質粉末は高耐熱絶縁体としての特性を有する
低融点ガラス、マイカはガラス質粉末軟化温度において
も安定で熱分解しない合成マイカである合成フッ素金雲
母で、その粒径は成形時の流動性の点から60〜200
μmとするのが望ましい。なお、低融点ガラスはホウケ
イ酸鉛ガラスであり、その組成はPbO:54〜62重
量%、B23:16〜22重量%、SiO2 :13〜1
5重量%、ZrO2 :3〜5重量%から構成されてい
る。モニタリングディスク2は導体4を複数貫通させる
及び内部に各導体間を連通させる細孔を加工するため
に、機械加工性が良く、電気絶縁性も高い、マシナブル
セラミックスとしてマイカ系の快削性セラミックスが適
している。離型板3も同様に導体4を貫通させる複数の
孔を加工する必要があり、モニタリングディスク2と同
じ材質が適している。導体4は電導性が良く、ガラス−
マイカ系セラミックスとの密着性も良いNi−Fe被覆
/無酸素銅の複合材とし、スリーブ部材5は防錆の観点
からステンレス鋼とする。
【0013】次に製造手順並び温度、圧力条件について
説明する。まず、粗成型封止部材1aの成形手順を以下
の(1)〜(5)で述べる。 (1)低融点ガラスと合成マイカの粉末、30〜50:
50〜70重量%に水を7〜10重量%を加えて混合す
る。 (2)プレス圧力275kg/cm2 で上記(1)の混
合物を冷間加圧し、粗成形した後、100℃で15時間
乾燥させ、水分を完全に除去する。 (3)750℃、40分間加熱する。 (4)プレス圧力500kg/cm2 、金型温度400
℃でプレスする。 (5)導体4を挿通させるための孔加工(寸法d′1)
及び外径寸法がd1となるように加工を行い、粗成型封
止部材1aを成形する。
【0014】次に、各部材の組立及び加熱、加圧の手順
並びに温度、圧力条件を以下の(1)〜(6)で述べ
る。 (1)図4に示したように成形用下型8の上に粗成型封
止部材1a、モニタリングディスク2、離型板3をセッ
トする。 (2)スリーブ部材5、成形用上型9をセット後、導体
4を挿入する。 (3)図5に示した状態のものを加熱炉の内に入れ、ス
リーブ部材5の表面に貼付けた熱電対から検出したスリ
ーブ部材の温度が500〜550℃に達した後、約30
分間保持し均熱化する。 (4)加熱炉で加熱後、図6に示したようにプレス用下
型10、上型11、加熱枠12にセットする。10、1
1、12には電気ヒータ13が複数本埋込まれており、
400〜450℃に温度設定して、プレス時に各部材の
温度が低下しないようにする。 (5)高温状態で、プレス圧力230〜280kg/c
2 で5分間加圧成形する。 (6)加圧成形後、200℃まで自然冷却し成形用上、
下型8、9を取り外す。
【0015】上記(1)〜(6)の手順で図1に示した
構造体が出来上がることになる。なお、加熱温度500
〜550℃は発明者による多数の比較例による性能確認
の結果、加熱温度500℃以下ではガラス−マイカ系セ
ラミックスの流動性が不足し、封止性能が確保されず、
また加熱温度550℃以上ではガラス−マイカ系セラミ
ックスの流動性が過剰になり、小さな隙間からも流出す
るようになるため加圧後金型からの分離が困難になった
り、モニタリングディスクの機能を損なうようになるこ
とを発見したことに基づいて設定した。最も望ましい加
熱温度は520℃であった。
【0016】構造体の中央部にあるモニタリングディス
ク2は封止部材1と導体4の密着性を確認するためのも
のである。図2(a)において、モニタリングディスク
6の材質は多孔質セラミックス、図2(b)において、
モニタリングディスク7の材質はマシナブルセラミック
スである。図2(a)では、スリーブ部材5に設けられ
た細孔5aを介して、外部から供給されたガス(例えば
N2ガス) は、モニタリングディスク6をなす多孔質セ
ラミックスの空隙を通って、封止部材1と導体4の界面
まで達する。封止部材1と導体4が剥離等により、両者
の密着性が損なわれた場合には、図中に矢印で示したよ
うにガスが流れるため、外部から加圧しているガス圧が
低下し、リークが発生していることを検知できる。図2
(b)では、外部から供給されたガスは、モニタリング
ディスクに加工された各導体間を連通している細孔7a
を通って封止部材1と導体4の界面まで達する。なお、
図1は従来の実施例を示した図8の内、気密性を保持さ
せる部分のみを図示したものであり、エポキシ樹脂26
は図1の封止部材1に相当し、20のヘッダーはスリー
ブ部材5に相当する。
【0017】実施例2 上記実施例1では、本発明の構造体の製造条件並びに手
順について述べたが、各構成部材の熱膨係数の組み合
わせを考慮することにより、高温時の各構成部材間の界
面での剥離を防ぐことができる。低融点ガラスであるホ
ウケイ酸鉛ガラスの組成をPbO:78〜80重量%、
23:6〜8重量%、SiO2 :8〜9重量%、Zr
2 :3〜5重量%TiO2 :1〜3重量%、SnO
2 :0.5〜0.7重量%とすることにより、熱膨張係
数は実施例1での組成と比べ大きくすることができ、1
3×10-6/℃程度となる。この低融点ガラスを用いた
封止部材1とスリーブ部材5の材質をSKS3(熱膨張
係数12.5×10-6/℃)とした構成部材の組み合わ
せでは、使用時に周囲温度が非常に高温状態となった場
合でも、封止部材体1の熱膨係数は、スリーブ部材5よ
りも大きいので、両者の界面での密着性は保たれる。な
お、両者の熱膨張係数の差はわずかであるので、高温状
態から冷却した場合でも密着性が損なわれることはな
い。また、封止部材1の熱膨張係数を13×10-6/℃
とし、導体4の熱膨張係数10〜11×10-6/℃より
も大きくすることにより、高温の成形後でも焼きばめ効
果で気密性が保たれる。
【0018】実施例3 上記実施例2では各構成部材間の熱膨張係数の組み合わ
せを考慮することにより、高温時の各構成部材間の界面
での剥離並びに成形後の焼きばめ効果について述べた
が、導体ならびにスリーブ部材の材質を選択すること
で、封止部材との密着性をより強固にすることができ
る。実施例1では導体にNi−Fe被覆/無酸素銅の複
合材を用いる場合を示したがこれに限定するものではな
い。すなわち、加熱温度500〜550℃で表面に酸化
劣化層が形成し、素地材料との界面で剥離が発生する材
料ではなく固有抵抗の低い、電気良導体であれば良い。
例えばNi−Cr被覆/銅複合線、Ti−Nb被覆/銅
複合線、セラミック被覆電線などが考えられる。
【0019】スリーブ部材の材料についても、加熱温度
500〜550℃で表面に酸化劣化層が形成されず、界
面で剥離が発生しない材質であれば良い。実施例1では
防錆の観点からステンレス鋼を、実施例2では熱膨張の
観点からSKSを選択したが、これに限定するものでは
ない。例えば一般構造用圧延鋼材SS41では500℃
付近より著しく酸化劣化し、表面に黒色皮膜が形成す
る。このような鉄成分主体の材料にNi、Cr、Ma、
Wを添加した鉄系耐熱合金であれば良い。
【0020】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、封止
部材として無機絶縁材であり、高耐熱性を有するガラス
−マイカ系セラミックスを用いたので、非常に温度の高
い雰囲気条件下でも炭化することなく、気密性を保持で
きる。また、封止部材、スリーブ部材、導体の各々の熱
膨張係数の組み合わせを適当に選択することにより、各
構成部材間の密着性をより向上させることができる。さ
らに、ガラス−マイカ系セラミックスを封止部材として
用いることにより、従来の有機材と比べ気密性にする
長期信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例による構造体の断面図であ
る。
【図2】この発明の実施例による構造体の気密性の確認
方法を示す一部断面図である。
【図3】この発明の実施例による構造体の組立手順を示
す説明図である。
【図4】この発明の実施例による構造体の封止作業の手
順図である。
【図5】この発明の実施例による構造体の封止作業の手
順図である。
【図6】この発明の実施例による構造体の封止作業を説
明する全体斜視図である。
【図7】従来の電線貫通部を示す全体斜視図である。
【図8】従来の電線貫通部モジュール構造を示す一部断
面図である。
【符号の説明】
1:封止部材 2:モニタリングディスク 3:離型板 4:導体 5:スリーブ部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 泰彦 三田市三輪二丁目6番1号 菱電化成株 式会社内 (72)発明者 好永 功夫 神戸市兵庫区和田崎町1丁目1番2号 三菱電機株式会社 神戸製作所内 (72)発明者 枝嶋 敏数 神戸市兵庫区和田崎町1丁目1番2号 三菱電機株式会社 神戸製作所内 (72)発明者 村上 忠禧 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電 機株式会社 生産技術研究所内 (72)発明者 加藤 和晴 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電 機株式会社 生産技術研究所内 (72)発明者 足達 廣士 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電 機株式会社 生産技術研究所内 (56)参考文献 特開 平6−269114(JP,A) 特開 平6−38341(JP,A) 特開 平6−11618(JP,A) 特開 平5−161235(JP,A) 特開 平5−68316(JP,A) 特開 平5−45488(JP,A) 特開 平4−315413(JP,A) 特開 平2−47589(JP,A) 特開 平1−200586(JP,A) 実開 平2−16038(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G21C 13/036 H02G 3/22

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス質粉末とマイカ粉末とを混合し円
    板状の粗成型封止部材とする工程と、 この粗成型封止部材の厚さ方向に導体貫通孔を形成する
    工程と、 円板状の離型板に上記粗成型封止部材の導体貫通孔と対
    応する位置の導体貫通孔を形成する工程と、 円板状のモニタリングディスクに漏れ検知機能を有する
    上記粗成型封止部材の導体貫通孔と対応する位置の導体
    貫通孔を形成する工程と、 上記粗成型封止部材、上記離型板および上記モニタリン
    グディスクを各導体貫通孔を整列させ、かつ離型板、粗
    成型封止部材、モニタリングディスク、粗成型封止部
    材、離型板の順に積層して封止組立部材を構成する工程
    と、 この整列した貫通孔に導体を挿通させる工程と、 この導体を挿通した封止組立部材を円筒状のスリーブ部
    材に挿入し、上記粗成型封止部材の軟化・流動化温度に
    加熱する工程と、 上記封止組立部材を加圧し、上記粗成型封止部材を上記
    スリーブ部材および上記導体と封止し、かつ上記粗成型
    封止部材を加熱しセラミックス化させて封止部材とする
    工程とを有する密封多極絶縁端子構造体の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記ガラス質粉末はホウケイ酸鉛ガラス
    であり、その組成がPbO:78〜80重量%、B
    23:6〜8重量%、SiO2 :8〜9重量%、ZrO
    2 :3〜5重量%、TiO 2 :1〜3重量%、SnO
    2 :0.5〜0.7重量%から構成されることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項に記載の密封多極絶縁端子構
    造体の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記マイカ粉末は粒径が60〜200μ
    mの合成マイカとしたことを特徴とする請求項1に記載
    の密封多極絶縁端子構造体の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記粗成型封止部材のガラス質粉末と上
    記マイカ粉末との混合比が30〜50:50〜70重量
    %の範囲としたことを特徴とする請求項1に記載の密封
    多極絶縁端子構造体の製造方法。
  5. 【請求項5】 上記封止部材の熱膨張係数を9〜13×
    10-6/℃、上記導体の熱膨張係数を10〜11×10
    -6/℃の範囲としたことを特徴とする請求項1に記載の
    密封多極絶縁端子構造体の製造方法。
  6. 【請求項6】 上記封止部材の熱膨張係数を、上記スリ
    ーブ部材の熱膨張係数より大きくしたことを特徴とする
    請求項1に記載の密封多極絶縁端子構造体の製造方法。
  7. 【請求項7】 上記封止部材の熱膨張係数を9〜13×
    10-6/℃、上記スリーブ部材の熱膨張係数を11〜1
    3×10-6/℃の範囲としたことを特徴とする請求項1
    に記載の密封多極絶縁端子構造体の製造方法。
  8. 【請求項8】 上記モニタリングディスクの材質は絶縁
    性セラミックスとし、外周から各導体貫通孔に達する細
    孔を有するようにしたことを特徴とする請求項1に記載
    の密封多極絶縁端子構造体の製造方法。
  9. 【請求項9】 上記モニタリングディスクに加工する導
    体貫通孔は上記粗成型封止部材に加工された導体貫通孔
    径より小さくしたことを特徴とする請求項1に記載の密
    封多極絶縁端子構造体の製造方法。
  10. 【請求項10】 上記粗成型封止部材および上記スリー
    ブ部材の加熱温度が500〜550℃の範囲であること
    を特徴とする請求項1に記載の密封多極絶縁端子構造体
    の製造方法。
  11. 【請求項11】 加圧成形金型の予熱温度が400〜4
    50℃の範囲で、加圧圧力が230〜280kg/cm
    2 であることを特徴とする請求項1に記載の密封多極絶
    縁端子構造体の製造方法。
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