JP3061204B2 - 内視鏡の接眼部構造 - Google Patents

内視鏡の接眼部構造

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JP3061204B2
JP3061204B2 JP3068381A JP6838191A JP3061204B2 JP 3061204 B2 JP3061204 B2 JP 3061204B2 JP 3068381 A JP3068381 A JP 3068381A JP 6838191 A JP6838191 A JP 6838191A JP 3061204 B2 JP3061204 B2 JP 3061204B2
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eyepiece
inner cylinder
cylinder
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endoscope
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陽一 瀬川
守 渡辺
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富士写真光機株式会社
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内視鏡の手元操作部に着
脱自在に取付けられる内視鏡の接眼部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡では、イメージガイドの後端の画
像を目視で観察する為に、光学系を有した接眼部を手元
操作部に取付けている。また、最近の接眼部は、倍率の
異なる他の接眼部と交換できるように、手元操作部に着
脱可能になっている。各接眼部は、イメージガイドの画
像位置に対して焦点位置調整を個別に行わなければなら
ない。
【0003】また、接眼部は、周知のようにその接眼部
にカメラを取付けて写真撮影ができるように構成されて
おり、その為に接眼部は、カメラ用レンズの一部として
機能するようにカメラを取付けた際に自動的に接眼光学
系が所定の写真撮影位置になるように移動させられるよ
うに構成されているのが一般的である。従来の内視鏡の
接眼部構造は、光学系を保持する内筒の外周部に外筒を
螺合し、この外筒の外周部に係合ピンを植設する。前記
係合ピンは、カム筒のカム溝に係合されると共に、カム
筒が焦点調整リングの回動に連動して回動することによ
りカム溝に押されて光軸方向に沿って適宜に移動する。
【0004】また、焦点位置調整後に、前記外筒に内筒
を固着させる為に、予め接着剤を内筒の螺子部に塗布し
ている。また、コイルばねで前記外筒を光軸方向と同方
向に押圧付勢して係合ピンを前記カム溝に押圧し、係合
ピンとカム溝との間隙によるがたで焦点位置がずれるの
を防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
接眼部構造では、接着剤の硬化中に接眼部に外力が加わ
ったりした時に、内筒と外筒のバックラッシの分、内筒
が焦点位置からずれた位置で外筒に固着されるという不
具合がある。また、このような不具合を解消する為に、
接着剤が硬化するまで接眼部を外力が加わったりしない
場所で保管するという方法があるが、この方法は取扱い
が難しく、且つ時間が掛かるという欠点がある。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、接着剤の硬化中に於ける焦点位置のずれを確
実に防止することができる内視鏡の接眼部構造を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
する為に、手元操作部に着脱自在に接続される接眼部
と、前記接眼部の光学系を保持すると共に、該光学系の
光軸上に沿って進退移動可能であり、その外周部に螺子
部が形成された内筒と、前記内筒の螺子部に螺合される
と共に、焦点位置調整後に該内筒に接着される外筒と、
前記内筒と前記外筒との螺合部に予め塗布される接着剤
と、前記内筒を光軸方向に押圧することにより、該内筒
と前記外筒との接着時に該内筒と該外筒の螺合部のバッ
クラッシによるがたを無くす付勢手段と、前記外筒の外
周部の半径方向外側に植設された係合ピンを案内するカ
ム溝が形成されると共に、回動されることにより該外筒
と一体的に前記内筒を進退移動させるカム筒と、前記カ
ム筒に連結されて該カム筒を回動させる焦点調整リング
と、からなることを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明によれば、付勢手段で内筒を前記光軸方
向に押圧付勢する。これにより、外筒は内筒に押圧され
るので、接眼部に外力が加わったりしても内筒と外筒の
螺合部のバックラッシによるがたを無くすことができ
る。また、内筒で外筒を押圧することにより、係合ピン
もカム溝に押圧されるので、係合ピンとカム溝との間隙
によるがたも無くすことができる。
【0009】従って、接着剤の硬化中に於ける接眼部の
取扱いが容易になると共に焦点位置のずれを確実に防止
することができる。
【0010】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る内視鏡の
接眼部構造の好ましい実施例について詳説する。図1
は、本発明に係る接眼部構造を備えた接眼部10が、内
視鏡12に取付けられた実施例が示されている。この内
視鏡12は手元操作部14に挿入部16が連結されてい
る。この挿入部16は、手元操作部14に連結される軟
性部18と、この軟性部18の先端側に連結され手元操
作部14から遠隔操作される湾曲部20と、この先端に
連結され対物光学系を保持した先端硬質部21と、から
構成されている。
【0011】前記接眼部10は図2に示すように、その
内部に光学系24が設けられ、この光学系24は図示し
ないイメージガイドで伝達される画像の光軸上に配設さ
れる。前記光学系24は、複数のレンズから構成される
と共に、前述したイメージガイドで伝達される画像を所
定の倍率での観察ができるように拡大するものである。
また、光学系24は、内筒26によって保持されてい
る。
【0012】前記内筒26の外周面の略中央部には、半
径方向外側にフランジ28が周設される。また、コイル
ばね32がフランジ28と蓋部30との間に収縮状態で
介在され、これにより前記内筒26が図中右方向に押圧
付勢されている。更に、外筒34が前記内筒26の図中
右側の外周部に螺合される。この外筒34には係合ピン
36が植設され、この係合ピン36は外筒34の軸方向
に対して直交方向に立設される。前記係合ピン36は、
カム筒38に形成されたカム溝40に係合される。前記
カム筒38は、焦点調整リング42の内周部に連結され
ると共に、焦点調整リング42の図中矢印方向の回動に
連動して同方向に回動することができる。
【0013】また、前記内筒26と外筒34との螺合部
44は、接着剤によってその結合が強固にされている。
尚、前記接着剤は徐々に硬化するものが使用され、接眼
部10の組立前に内筒26の螺子部に予め塗布される。
そして、この接着剤は、焦点位置調整後、接眼部10を
所定時間放置することで硬化する。次に、前記如く構成
された内視鏡の接眼部構造の作用について説明する。
【0014】前記接眼部10の焦点位置を調整するに
は、先ず、この接眼部10を図1に示した手元操作部1
4に装着し、イメージガイドで伝達される画像の写真撮
影ができるように焦点調整リング42を写真撮影位置ま
で回動させる。これにより、カム筒38は回動して、そ
のカム溝40に係合する前記係合ピン36を介して外筒
34及びこれと一体の内筒26を進退移動させ、内筒2
6内の光学系24を進退移動させる。ところで、外筒3
4と内筒26とは、内筒26の螺合部26aと外筒34
の螺合部34aとの螺合及び接着剤により一体化される
が、この接着に際しては次のように調整した後に行われ
る。先ず、接眼部側に焦点調節状態を検出するコリメー
タ等を配し、内筒26を外筒34に対して回動させ写真
撮影に適した焦点位置にセットする。尚、内筒26の回
動は、端面に設けたカニメ穴を利用して行うことができ
る。このようにして焦点位置調節作業が終了した後は、
接眼部10を手元操作部14から外すと共に、内筒26
の螺合部26aに塗布した接着剤が硬化するまで所定時
間放置する。硬化後に於いて密封用窓ガラス49を蓋部
30に接着し取りつける。
【0015】この時、前記内筒26と外筒34との螺合
部44は、コイルばね32で押圧付勢された内筒26に
よって図3に示すように、内筒26の螺子部26aが外
筒34の螺子部34aを図中矢印方向に押圧した状態に
なるので、バックラッシ48によるがたを無くすことが
できる。これにより、放置中の接眼部10に外力が加わ
ったりしても、内筒26が外筒34を常に押圧している
ので、焦点位置がずれることはない。
【0016】また、前記係合ピン36は、前記内筒26
に外筒34を介して付勢されるので、カム溝40の図2
中右側面を押圧した状態になる。これにより、係合ピン
36とカム溝40との間隙によるがたも無くすことがで
きる。従って、本実施例では、外筒を押圧付勢すること
により内筒と外筒の螺合部にがたが生じていた従来の接
眼部構造と比較し、内筒26を押圧付勢して前記がたを
無くしたので、接着剤の硬化中に於ける接眼部10の取
扱いが容易になると共に焦点位置のずれを確実に防止す
ることができる。
【0017】尚、本実施例では内筒26をコイルばね3
2で図2中右方向に付勢するとしたが、これに限られる
ものではなく、左方向に付勢しても前述した効果と同様
の効果を得ることができる。また、接眼部10を手元操
作部14に装着することなく、予めセットされたイメー
ジガイドと同等の治具等に取付けて同様の調整作業を行
うことができるものである。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る内視
鏡の接眼部構造によれば、内筒を光軸方向に沿って押圧
する付勢手段を設けて内筒で外筒を押圧し、内筒と外筒
の螺合部のバックラッシによるがたを無くしたので、接
着剤の硬化中に於ける接眼部の取扱いが容易になると共
に焦点位置のずれを確実に防止することができる。ま
た、手元操作部に接眼部を着脱自在に接続するので、接
眼部を手元操作部に装着することなく、予めセットされ
たイメージガイドと同等の治具等に取付けて同様の調整
作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】内視鏡の実施例を示す全体図
【図2】本発明に係る内視鏡の接眼部構造の実施例を示
す断面図
【図3】本発明に係る内視鏡の接眼部構造の鏡胴と筒状
体との螺合状態を示す断面図
【符号の説明】
10…接眼部 24…光学系 26…内筒 28…フランジ 32…コイルばね 34…外筒 36…係合ピン 38…カム筒 40…カム溝 44…螺合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 23/26 A61B 1/00 300

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手元操作部に着脱自在に接続される接眼
    部と、 前記 接眼部の光学系を保持すると共に該光学系の光軸
    上に沿って進退移動可能であり、その外周部に螺子部が
    形成された内筒と、前記 内筒の螺子部に螺合されると共に、焦点位置調整後
    内筒に接着される外筒と、前記内筒と前記外筒との螺合部に予め塗布される接着剤
    と、 前記 内筒を光軸方向に押圧することにより、該内筒と前
    記外筒との接着時に内筒と外筒の螺合部のバックラ
    ッシによるがたを無くす付勢手段と、 前記外筒の外周部の半径方向外側に植設された係合ピン
    を案内するカム溝が形成されると共に、回動されること
    により該外筒と一体的に前記内筒を進退移動させるカム
    筒と、 前記カム筒に連結されて該カム筒を回動させる焦点調整
    リングと、 からなる ことを特徴とする内視鏡の接眼部構造。
JP3068381A 1991-04-01 1991-04-01 内視鏡の接眼部構造 Expired - Lifetime JP3061204B2 (ja)

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