JPH07163513A - 内視鏡のフォーカス調整構造 - Google Patents

内視鏡のフォーカス調整構造

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JPH07163513A
JPH07163513A JP5316373A JP31637393A JPH07163513A JP H07163513 A JPH07163513 A JP H07163513A JP 5316373 A JP5316373 A JP 5316373A JP 31637393 A JP31637393 A JP 31637393A JP H07163513 A JPH07163513 A JP H07163513A
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JP
Japan
Prior art keywords
lens barrel
focus lens
focus
endoscope
wire
Prior art date
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Pending
Application number
JP5316373A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Morizumi
雅明 森住
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication of JPH07163513A publication Critical patent/JPH07163513A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】フォーカスレンズ鏡胴の端部に形成された突状
片を、牽引部材の先端に固着されたコマ部材の溝部に係
合させてフォーカスレンズ鏡胴と牽引部材引とを連結す
ることにより、フォーカスレンズ鏡胴に牽引部材を容易
に連結する。 【構成】フォーカスレンズ鏡胴30の端部に突状片42
を形成し、そして、フォーカ調整用ワイヤ28の先端2
8Aに、前記突状片42が係合可能な溝部48が形成さ
れたコマ部材46を固着し、前記突状片42を前記溝部
48に係合させて、フォーカスレンズ鏡胴30とワイヤ
28とを連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内視鏡のフォーカス調整
構造に係り、特に内視鏡の先端硬質部に設けられたフォ
ーカスレンズ鏡胴を光軸方向に前後移動させてフォーカ
ス調整を行う内視鏡のフォーカス調整構造に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡は、手元操作部に組み込まれたフ
ォーカス調整用ツマミを回すことによりフォーカス調整
用ワイヤを牽引し、挿入部の先端硬質部に設けられたフ
ォーカスレンズ鏡胴を光軸方向に前後移動させてフォー
カス調整を行い、対物レンズから入射した観察像を光学
繊維束又は固体撮像素子の結像面上に合焦させる。
【0003】従来、この種のフォーカス調整構造は図6
に示すように、フォーカスレンズ1を保持したフォーカ
スレンズ鏡胴2が、光学繊維束又は固体撮像素子を保持
した支持枠3に光軸4に沿って摺動自在に係合される。
また、フォーカス調整用ワイヤ5の先端は、前記支持枠
3の孔部6を介してフォーカスレンズ鏡胴2の係合部7
に金具8によって固定される。前記フォーカスレンズ鏡
胴2と支持枠3は、前記ワイヤ5が挿入された圧縮バネ
9の付勢力により互いに離れる方向に付勢されている。
【0004】従って、前記ワイヤ5を図中右方向に牽引
すれば、フォーカスレンズ鏡胴2が支持枠3側に移動
し、ワイヤ5を緩めれば前記圧縮バネ9の付勢力により
フォーカスレンズ鏡胴2が支持枠3から離れる方向に移
動する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
内視鏡のフォーカス調整構造では、フォーカス調整用ワ
イヤ5の先端をフォーカスレンズ鏡胴2の係合部7に固
定する際に、金具8を接着したり、ろう付けしたりしな
ければならないので、フォーカスレンズ鏡胴とワイアと
の連結に手間がかかるという欠点がある。
【0006】また、金具8を接着又はろう付けすると、
その作業中に光学部品が汚れるという欠点もある。本発
明はこのような事情に鑑みてなされたもので、フォーカ
スレンズ鏡胴に牽引部材を容易に連結することができる
内視鏡のフォーカス調整構造を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、内視鏡挿入部の先端硬質部に形成された
ガイド孔に沿って光軸方向に前後移動可能に設けられた
フォーカスレンズ鏡胴を、内視鏡手元操作部から前記挿
入部を介して挿通配置された牽引部材の先端に連結し、
該牽引部材をを操作することにより前記フォーカスレン
ズ鏡胴を光軸方向に前後移動させてフォーカス調整を行
う内視鏡のフォーカス調整構造に於いて、前記フォーカ
スレンズ鏡胴の端部に、該フォーカスレンズ鏡胴の径方
向に延出する突状片を形成し、前記牽引部材の先端に、
前記突状片が係合する溝部が形成されたコマ部材を固着
し、該コマ部材の溝部に前記突状片を係合することによ
り、フォーカスレンズ鏡胴と牽引部材引とを連結したこ
とを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明によれば、フォーカスレンズ鏡胴の端部
に形成された突状片を、牽引部材の先端に固着されたコ
マ部材の溝部に係合させてフォーカスレンズ鏡胴と牽引
部材引とを連結するようにした。これにより、本発明に
よれば、フォーカスレンズ鏡胴に牽引部材を容易に連結
することができ、また、連結時に接着剤等を使用しない
ので、光学部品も汚れない。
【0009】また、本発明によれば、前記フォーカスレ
ンズ鏡胴の突状片を、中空柱体のフォーカスレンズ鏡胴
本体から切削加工して形成すれば、型で成形するよりも
低コストで、且つ簡単に製作することができる。
【0010】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る内視鏡の
フォーカス調整構造の好ましい実施例を詳述する。図1
は、本発明に係る内視鏡のフォーカス調整構造が適用さ
れた内視鏡の全体図であり、図2は本発明に係る内視鏡
のフォーカス調整構造の断面図である。
【0011】図1に於いて、内視鏡の手元操作部本体1
0には挿入部12の基端部が接続され、この挿入部12
の先端部には湾曲部14を介して先端硬質部16が接続
されている。前記湾曲部14は、手元操作部本体10に
取り付けられたアングルツマミ18、20を回動するこ
とにより所望の方向に湾曲する。また、手元操作部本体
10には、ライトガイドカバー22が接続され、このラ
イトガイドカバー22内に挿通された図示しないライト
ガイドの先端部は挿入部12、及び湾曲部14を介して
先端硬質部16に挿通配置され、先端硬質部16の先端
から患部等を照明する。更に、手元操作部本体10には
接眼部24、及びフォーカス調整用ツマミ26が取り付
けられている。前記フォーカス調整用ツマミ26には図
2に示すフォーカス調整用ワイヤ28の基端部が接続さ
れ、また、フォーカス調整用ワイヤ28の先端部は挿入
部12、及び湾曲部14を介して先端硬質部16内のフ
ォーカスレンズ鏡胴30に連結される。このワイヤ28
の連結に係る構造については後述する。
【0012】前記先端硬質部16内には図2に示すよう
に、フォーカスレンズ32を保持した前記フォーカスレ
ンズ鏡胴30が配置される。このフォーカスレンズ鏡胴
30は、ガイド孔34に沿って撮影光軸36方向に前後
移動可能に設けられると共に、図2、図3に示す光学繊
維束を保持した支持枠38の外周部に摺動自在に係合さ
れる。
【0013】フォーカスレンズ鏡胴30は、筒状に形成
された鏡胴本体40と、該鏡胴本体40の端部に一体に
形成された突状片42とを有し、前記突状片42は鏡胴
本体40の径方向に延出されている。一方、前記フォー
カス調整用ワイヤ28は、支持枠38の貫通孔44に挿
通されたのち、その先端28Aにコマ部材46が固着さ
れる。前記コマ部材46は中央部に溝部48が形成さ
れ、この溝部48にフォーカスレンズ鏡胴30の前記突
状片42が係合される。これにより、フォーカス調整用
ワイヤ28の先端28Aがフォーカスレンズ鏡胴30に
連結される。
【0014】また、板バネ50のフォーク部51が溝部
48に嵌挿されて、溝部48に対する突状片42のガタ
を無くしている。また、前記フォーカスレンズ鏡胴30
と支持枠38は、前記ワイヤ28が挿入された圧縮バネ
52の付勢力により互いに離れる方向に付勢されてい
る。次に、前記の如く構成された内視鏡のフォーカス調
整構造の作用について説明する。
【0015】先ず、図1に示したフォーカス調整ツマミ
26を正転させると、フォーカス調整用ワイヤ28が前
記圧縮バネ52の付勢力に抗して図2中右方向に移動す
るので、前記フォーカスレンズ鏡胴30がコマ部材4
6、突状片42に押されて後方に移動する。また、フォ
ーカス調整ツマミ26を反転させると、フォーカ調整用
ワイヤ28が圧縮バネ52の付勢力で図中左方向に移動
するので、フォーカスレンズ鏡胴30がコマ部材46、
突状片42に押されて前方に移動する。
【0016】これにより、対物レンズ54から入射した
観察像を、フォーカスレンズ32によって光学繊維束の
結像面56上に合焦させることができる。ところで、本
実施例のフォーカス調整構造では図2、図3に示したよ
うに、フォーカスレンズ鏡胴30の突状片42を、コマ
部材46の溝部48に係合させるだけで、フォーカスレ
ンズ鏡胴30とワイヤ28とを連結することができる。
【0017】従って、本実施例によれば、フォーカスレ
ンズ鏡胴30にフォーカ調整用ワイヤ28の先端28A
を容易に連結することができ、また、従来のように連結
時に接着剤等を使用しないので、光学部品も汚れない。
図4には、前記フォーカスレンズ鏡胴30の加工方法を
示す。先ず、フォーカスレンズ鏡胴30の母材である肉
厚の厚い中空柱体(図中二点鎖線で示す)60を、旋盤
によって図中Aで示す範囲を肉厚の薄い筒状に切削し、
鏡胴本体40を形成する。次に、フライス盤によって図
中Bで示す肉厚の厚い範囲を図中矢印方向から切削し、
突状片42を形成する。
【0018】これにより、本実施例によれば、フォーカ
スレンズ鏡胴を型で成形する従来の加工方法よりも、フ
ォーカスレンズ鏡胴30を低コストで、且つ簡単に製作
することができる。図5には、本発明に係る内視鏡のフ
ォーカス調整構造の第2実施例を示し、図1〜図4に示
した第1実施例と同一、若しくは類似の部材については
同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0019】図5に示した内視鏡のフォーカス調整構造
は、圧縮バネ52をフォーカスレンズ鏡胴30と支持枠
38との間に配置して、圧縮バネ52による付勢力をフ
ォーカスレンズ鏡胴30、及び支持枠38に直接加える
ようにしたものである。このように、圧縮バネ52を配
置すると、圧縮バネ52の組み込み工程と、ワイヤの組
み付け工程とを分離してフォーカスレンズ鏡胴30、支
持枠38を先端硬質部16に組み付けることができるの
で、組立作業性が向上する。
【0020】尚、本実施例では、光学繊維束を用いたタ
イプの内視鏡について述べたが、CCD等の固体撮像素
子に観察像を合焦させるタイプの電子内視鏡に適用して
も良い。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る内視鏡
のフォーカス調整構造によれば、フォーカスレンズ鏡胴
の端部に形成された突状片を、牽引部材の先端に固着さ
れたコマ部材の溝部に係合させてフォーカスレンズ鏡胴
と牽引部材引とを連結したので、フォーカスレンズ鏡胴
に牽引部材を容易に連結することができ、また、連結時
に接着剤等を使用しないので、光学部品も汚れない。
【0022】また、本発明によれば、フォーカスレンズ
鏡胴の突状片を、中空柱体のフォーカスレンズ鏡胴本体
から切削加工して形成すれば、型で成形するよりも低コ
ストで、且つ簡単に作ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る内視鏡のフォーカス調整構造が適
用された内視鏡の全体図
【図2】本発明に係る内視鏡のフォーカス調整構造の実
施例を示す断面図
【図3】本発明に係る内視鏡のフォーカス調整構造の組
立斜視図
【図4】本発明に係る内視鏡のフォーカス調整構造に適
用されたフォーカスレンズ鏡胴の斜視図
【図5】本発明に係る内視鏡のフォーカス調整構造の他
の実施例を示す組立斜視図
【図6】従来の内視鏡のフォーカス調整構造を示す分解
斜視図
【符号の説明】 10…手元操作部本体 16…先端硬質部 28…フォーカ調整用ワイヤ 30…フォーカスレンズ鏡胴 42…突状片 46…コマ部材 48…溝部 52…圧縮バネ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡挿入部の先端硬質部に形成された
    ガイド孔に沿って光軸方向に前後移動可能に設けられた
    フォーカスレンズ鏡胴を、内視鏡手元操作部から前記挿
    入部を介して挿通配置された牽引部材の先端に連結し、
    該牽引部材をを操作することにより前記フォーカスレン
    ズ鏡胴を光軸方向に前後移動させてフォーカス調整を行
    う内視鏡のフォーカス調整構造に於いて、 前記フォーカスレンズ鏡胴の端部に、該フォーカスレン
    ズ鏡胴の径方向に延出する突状片を形成し、 前記牽引部材の先端に、前記突状片が係合する溝部が形
    成されたコマ部材を固着し、 該コマ部材の溝部に前記突状片を係合することにより、
    フォーカスレンズ鏡胴と牽引部材引とを連結したことを
    特徴とする内視鏡のフォーカス調整構造。
  2. 【請求項2】 前記フォーカスレンズ鏡胴の突状片は、
    中空柱体のフォーカスレンズ鏡胴本体から切削加工して
    形成されたことを特徴とする請求項1記載の内視鏡のフ
    ォーカス調整構造。
JP5316373A 1993-12-16 1993-12-16 内視鏡のフォーカス調整構造 Pending JPH07163513A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5316373A JPH07163513A (ja) 1993-12-16 1993-12-16 内視鏡のフォーカス調整構造

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JP5316373A JPH07163513A (ja) 1993-12-16 1993-12-16 内視鏡のフォーカス調整構造

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ID=18076376

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JP (1) JPH07163513A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002282201A (ja) * 2001-03-28 2002-10-02 Asahi Optical Co Ltd 対物光学系移動機構付き電子内視鏡
CN106943115A (zh) * 2016-10-08 2017-07-14 上海安清医疗器械有限公司 内窥镜先端部、内窥镜调焦方法及内窥镜
WO2021259259A1 (zh) * 2020-06-24 2021-12-30 海南大学 一种内窥镜镜头模组

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