JP3061135B1 - クリーンルーム用のエアフィルタ - Google Patents

クリーンルーム用のエアフィルタ

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龍介 後藤田
浩二 加藤
稔 高橋
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D46/00Filters or filtering processes specially modified for separating dispersed particles from gases or vapours
    • B01D46/52Particle separators, e.g. dust precipitators, using filters embodying folded corrugated or wound sheet material
    • B01D46/521Particle separators, e.g. dust precipitators, using filters embodying folded corrugated or wound sheet material using folded, pleated material
    • B01D46/523Particle separators, e.g. dust precipitators, using filters embodying folded corrugated or wound sheet material using folded, pleated material with means for maintaining spacing between the pleats or folds

Abstract

【要約】 【課題】捕集効率を低下させることなく通気抵抗を小さ
くすることができるエアフィルタ構造を提供する。 【解決手段】本発明のエアフィルタ10は、ろ材12が
ジグザグ状に折り込まれて形成され、折り込まれたろ材
12、12同士の間にはそれぞれ複数の通気路用スペー
サ14、14が配設される。通気路用スペーサ14、1
4同士の間には、整流用スペーサ16が配設され、この
整流用スペーサ16によってエアフィルタ10の内部を
流れるエアが均等に整流される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエアフィルタ構造に
係り、特に半導体製造工場や食品・薬品工場等のクリー
ンルーム設備に使用されるエアフィルタの構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工場等のクリーンルーム設備
において、クリーンルームの天井面ににはクリーンルー
ム内を清浄に維持するために、ファンとフィルタとをユ
ニット化したファンフィルタユニット(以下、「FF
U」という)が配設されている。そして、半導体素子の
高集積化、微細化にともない、クリーンルームに要求さ
れる清浄度が厳しくなってきている。そのため、このF
FUに使用されるエアフィルタが高い捕集効率であるこ
とが必要であることから、IES規格に記載されている
ミニプリーツ方式のHEPAフィルタ(High Efficiency
Particulate AirFilter)やULPAフィルタ(Ultra Lo
w Penetration Air Filter)等のエアフィルタが使用さ
れている。
【0003】従来のミニプリーツ方式のエアフィルタ
は、ろ材が一定の折り幅でジグザグ状に折り込まれ、折
り込まれたろ材面同士の隙間間隔は約1mm幅程度とな
る。そして、この隙間を通気路として微粒子を含んだエ
アが流れていく。折り込まれたろ材面同士の間には、エ
アの通気路を確保するために、線状に形成された通路用
スペーサが一定間隔(通常は25.4mm間隔)で平行
に設けられている。通路用スペーサの材料としては、例
えばホットメルト樹脂等が使用され、この線状のホット
メルト樹脂でろ材面同士を接着固定することにより通気
路用スペーサがろ材面に支持される。この通路用スペー
サは、エアフィルタを所定の強度に保持する役目も行
う。そして、このような構造のエアフィルタの通気路を
微粒子をともなったエアが通過すると、微粒子がエアフ
ィルタの繊維に付着捕集される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構造を有する従来のエアフィルタは、捕集効率は良いも
ののエアフィルタの通気抵抗が大きいという欠点があ
る。即ち、クリーンルームの除塵システム全体の圧力損
失の大部分は、エアフィルタの圧力損失が占めている。
この結果、FFUのファン動力を大きくせざるをえない
ので電力費用が嵩むと共に、ファン動力を大きくすると
騒音が大きくなるという問題がある。
【0005】また、エアフィルタの通気抵抗を小さくす
るために、エアフィルタの厚み(エアの入口から出口ま
での厚み)を薄くすると、捕集効率が低下してしまうと
いう問題がある。
【0006】このような背景から、捕集効率を低下させ
ることなく通気抵抗を小さくすることができる構造を有
するエアフィルタが要望されている。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、捕集効率を低下させることなく通気抵抗を小
さくすることができるエアフィルタ構造を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、ろ材がジグザグ状に折り込まれて形成され
たクリーンルーム用エアフィルタに於いて、前記ろ材面
に樹脂を塗布して成る複数の通気路用スペーサを間隔を
あけて複数設け、前記ろ材面には、前記通気路用スペー
サ同士の間に、樹脂を直線状又は点状に塗布して成る整
流用スペーサを設け、前記通気路用スペーサは、エアが
進入する側のろ材山部にも形成すると共に、前記整流用
スペーサは、エアが進入する側のろ材山部には形成しな
いことを特徴とする。
【0009】本発明によれば、折り込んだろ材面同士の
間にエアの通気路を確保するために形成した複数の通気
路用スペーサ同士の間に整流用スペーサを設けたので、
通気路を流れるエアの流れを通気路用スペーサの近傍に
偏流させることなく、通気路全体に均等化させることが
できる。これにより、エアフィルタのろ材面全体で微粒
子を効率良く捕集できるとともに、エアの気流が通気路
全体に均等化されるので、通気抵抗が小さくなり、圧力
損失が低減する。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って、本発明に
係るエアフィルタ構造の好ましい実施の形態について詳
説する。
【0015】まず、本発明のエアフィルタ構造を説明す
る前に、本発明のエアフィルタ構造を構成するに至った
理論的根拠を説明する。
【0016】本発明の発明者らは、捕集効率を低下させ
ることなく通気抵抗を小さくする対策を検討する上で、
従来のミニプリーツ方式のエアフィルタにおける気流特
性を調べた。
【0017】図1に示すように、通気路用スペーサ14
が約25mm間隔で配設されたエアフィルタ11にエア
を均等に送気し、エアフィルタ11の出口直後のエアの
風速を測定した。その結果、図2の点線に示すように、
エアフィルタ11に対して均等に当たるようにエアを送
気しても、エアフィルタ11内に進入したエアの大部分
は、通気路用スペーサの設置位置(図2中P点)付近か
ら集中して流出する。一方、通気路用スペーサ同士の中
間部分(図2中Q点)からは殆ど流出しない。この結果
を図3の模式図で説明すると、エアフィルタ11内に進
入したエアは、通気路用スペーサ14、14の近辺に集
中して流れ、通気路用スペーサ14、14同士の中間部
には殆ど流れない。従って、通気路用スペーサ同士1
4、14の中間部ではろ材12がエアに含有する塵埃
(微粒子)を殆ど捕集しないのでエアフィルタ11全体
の捕集効率が低下し、更には、エアが偏って流れるので
エアフィルタ11全体の圧力損失が増加する。このこと
から、捕集効率を低下させることなく通気抵抗を小さく
するためには、通気路用スペーサ14、14同士間の通
気路を流れる気流を均等化すればよいと考えられる。
【0018】通気路を流れる気流を均等化するために
は、通気路に整流用のスペーサを配設して偏っていた気
流を整流する方法が考えられる。また、別の方法とし
て、通気路用スペーサ同士の間隔を従来の約25mmよ
りも狭めて通気路を流れる気流を均等にすることが考え
られる。しかしながら、通気路用スペーサは、単に通気
路を確保するだけでなく、エアフィルタの強度を保持す
る役目もあることから一般にV字状に形成され(図5参
照)、且つその長さも長いため、通気路用スペーサ1
4、14同士の間隔を狭め過ぎると、通気路用スペーサ
14自体の通気抵抗が問題となる。このことから、本発
明の発明者らは、通気路用スペーサ同士の間隔には、適
正な間隔があるという知見を得た。
【0019】本発明は、上記した知見に基づいて成され
たものであり、第1の実施の形態のエアフィルタでは、
通気路用スペーサとは別に整流用スペーサを配設して通
気路を流れる気流を整流し、また、第2の実施の形態で
は、通気路用スペーサ同士を適正な間隔に配設して通気
路を流れる気流を均等化する。
【0020】次に本発明のエアフィルタ構造の第1の実
施の形態について説明する。
【0021】第1の実施の形態のエアフィルタ10は、
図4及び図5に示すように、例えばHEPAフィルタや
ULPAフィルタ等のガラス繊維から成るろ材12を一
定の折り込み幅でジグザグ状(交互に反対方向)に折り
込むことにより形成される。折り込まれたろ材12、1
2同士の間には、線状(紐状、糸状、リボン状、又はテ
ープ状)に形成された複数本の通気路用スペーサ14、
14…が配設される。通気路用スペーサ14は、ろ材1
2の折り込み線に対して直交方向に、且つ一定の間隔
(例えば25.4mm)で平行に配設される。また、通気
路用スペーサ14には、例えばポリオレフィン系、ポリ
アミド系の熱溶融型接着剤(ホットメルト樹脂)が用い
られ、折り込まれる前のろ材12の両面に谷部を除いて
塗布される。これにより、ろ材12を折り込んだ際に通
気路用スペーサ14がV字状に形成され、ろ材12、1
2同士の間にエアの通気路が確保されるとともに、エア
フィルタ10の強度が保障される。
【0022】前記通気路用スペーサ14、14同士の間
には、線状に形成された整流用スペーサ16が配設され
ている。この整流用スペーサ16は、通気路用スペーサ
14、14同士の中間位置に、通気路用スペーサ14と
平行(エアフィルタ10の厚さ方向)に配設される。ま
た、整流用スペーサ16は、エアフィルタ10の厚さ方
向の長さの80%以下の長さに形成され、例えば、V字
状に形成された通気路用スペーサ14の半分の80%の
長さに形成される。さらに、整流用スペーサ16は、通
気路用スペーサ14と同様に熱溶融型接着剤によって形
成され、ろ材12の折り込み部分(山部及び谷部)を除
いて折り込まれる前のろ材12の両面に塗布される。こ
のろ材12を折り込むと、折り込まれたろ材12、12
同士は、前記通気路用スペーサ14と整流用スペーサ1
6によって全面に渡って所定の折り込み間隔(例えば1
mm程度)に保たれる。なお、整流用スペーサ16の形
状は、エアフィルタ10の厚さ方向の長さの80%以下
であればよく、最も短くした場合には点状であってもよ
い。
【0023】次に上記の如く構成されたエアフィルタ1
0の第1の実施の形態の作用について図2及び図6に基
づいて説明する。尚、図2のP点は通気路用スペーサ1
4の設置位置であり、Q点は整流用スペーサ16の設置
位置であり、測定方法は上述したエアフィルタ11の時
と同じである。
【0024】図2及び図6から分かるように、エアフィ
ルタ10に均等に当たるように送気されたエアは、エア
フィルタ10内に均等な気流を形成して図6に示すよう
に略一様な速度でエアフィルタ10を通過する。このこ
とは、通気路用スペーサ14、14同士の中間位置に整
流用スペーサ16を配設することにより、ろ材面同士の
間隔を維持し易くなるという利点の他に、通気路用スペ
ーサ14よりも短い整流用スペーサ16を通気路用スペ
ーサ14、14同士の間に配設することにより、通気路
を流れる気流を整流する作用があるものと考察される。
この場合、通気路用スペーサ同士14、14の間隔に応
じて、配設する整流用スペーサ16の数を設定する必要
があるが、通気路用スペーサ14、14同士の間隔が1
0mm以上である場合に、通気路用スペーサ14、14
同士の真ん中に1つ設けるようにするとよい。
【0025】これにより、エアフィルタ10は、ろ材1
2の全面に渡って略均等に塵埃を捕集するので、一部に
偏って塵埃を捕集していた従来のエアフィルタに比べ
て、エアフィルタ10の捕集効率を顕著に向上させるこ
とができる。また、ろ材全面に渡って塵埃が付着するこ
とにより塵埃の付着による圧力増加も遅くなるので、エ
アフィルタ10の寿命を延ばすことができる。さらに、
エアがエアフィルタ10の通気路を略一様に流れるの
で、エアフィルタ10全体の圧力損失を大幅に減少させ
ることができる。
【0026】このように、本実施の形態のエアフィルタ
構造では、通気路に整流用スペーサ16を配設して、通
気路を流れる気流を整流したので、エアフィルタ10の
捕集効率を向上させることができるとともに、エアフィ
ルタ10の圧力損失を減少させることができる。したが
って、同程度の捕集効率や圧力損失を得る場合に、エア
フィルタ10をコンパクトに(薄型化)することができ
る。さらに、本発明によれば、エアフィルタ10を通過
した気流分布が一様であるので、エアフィルタ10の下
流の渦流の発生を抑制することができ、特に渦流の発生
を嫌うクリーンルームにおいて有利である。
【0027】また、本実施の形態では、整流用スペーサ
16の長さをエアフィルタ10の厚さ方向の長さの80
%以下とし、気流進入側の端部のろ材12に整流用スペ
ーサ16を配設しないので、この部分にも整流用スペー
サ16を配設した場合に比べて、ろ材12の塵埃捕集面
積を増加させることができ、さらには、エアフィルタ1
0に進入するエアの通気抵抗が大きくなるのを防止でき
る。
【0028】なお、上述した実施の形態では、整流用ス
ペーサ16を通気路用スペーサ14と同一の材料で形成
したがこれに限定するものではない。整流用スペーサ1
6は、通気路用スペーサ14と異なり、強度を確保する
必要がないので、例えば、ろ材12を変形させてろ材1
2の表面に凸部を形成し、この凸部を対向するろ材12
の表面に当接させてろ材12、12同士を所定の折り込
み間隔に維持してもよい。
【0029】また、本実施の形態では、通気路用スペー
サ14、14の中間部に1本の整流用スペーサ16を配
設したが、通気路を流れる気流を整流するのであればよ
い。例えば図7に示すエアフィルタ20は、通気路用ス
ペーサ14、14間に2本の整流用スペーサ16、16
を均等な間隔で配設されている。この場合、通気路用ス
ペーサ14、14の間隔が上述した実施の形態よりも大
きい場合にも対応することができる。
【0030】また、整流用スペーサ16の形状は、上記
したように点状であってもよい。例えば、図8に示すエ
アフィルタ22は、通気路用スペーサ14、14同士の
間に点状に形成された整流用スペーサ24が設けられて
いる。この場合、整流用スペーサ24の設置面積が小さ
くなり、ろ材12において塵埃の捕集面積が拡がるの
で、エアフィルタ22の捕集効率を向上させることがで
きる。
【0031】また、図9に示すエアフィルタ26のよう
に点状の整流用スペーサ24、24…を、通気路用スペ
ーサ14、14同士間に多数配設すると、折り込まれた
ろ材12、12同士を確実に一様な間隔にすることがで
き、通気路を流れる気流を整流することができる。
【0032】さらに、上述した実施の形態では、整流用
スペーサ16を通気路内の気流を整流化するものとして
説明したが、エアフィルタ10の使用時に折り込まれた
ろ材12、12同士を全面に渡って所定の間隔に保持す
るものとしてもよい。この場合にも、エアフィルタ10
の内部をエアが均等に流れるので、上述した実施の形態
と同様の効果を得ることができる。
【0033】次に、本発明のエアフィルタの第2の実施
の形態を説明する。
【0034】第2の実施の形態のエアフィルタ30は、
図10にその模式図を示すように、折り込まれたろ材1
2、12同士の間に通気用スペーサ14、14…が一定
間隔Tmmで配設されている。一定間隔Tは、エアフィ
ルタ30内にエアを均等に流すのに適した間隔であり、
通気するエアの風速等の使用状況に応じて設定され、通
常5mm以上25mm以下が好ましい。なお、通気用ス
ペーサ14は、上述した第1の実施の形態と同様にホッ
トメルト樹脂等により形成される。
【0035】次に第2の実施の形態のエアフィルタ構造
の作用について図11に基づいて説明する。
【0036】図11は、通気路用スペーサ14、14同
士の間隔とエアフィルタの圧力損失との関係を調べたも
のであり、図11から分かるように、通気路用スペーサ
14、14同士の間隔を広げていくと、圧力損失は通気
路用スペーサ同士の間隔が5mmまでは低下し、5mm
〜25mmまでは略同じ値で推移し、25mmを超える
ころから再び上昇する。この理由としては、通気路用ス
ペーサ14、14同士が5mmを下回る場合には、エア
フィルタ30に形成される通気路用スペーサ14の数が
多すぎるために、通気路用スペーサ14が偏流を防止す
るよりも通気路用スペーサ14自体が通気抵抗となって
しまうためと考察される。一方、通気路用スペーサ1
4、14同士が25mmを越える場合には、上記したよ
うに、偏流により通気路用スペーサ14、14同士の中
間部にほとんどエアが流れなくなるためと考察される。
【0037】このように、従来、通気路の確保とエアフ
ィルタの強度保持との観点から通気路用スペーサ同士の
幅が設定(通常は25.4mm)されていたが、捕集効
率を低下させることなく通気抵抗を小さくする観点から
は、通気路用スペーサ14、14同士の間隔を5mm以
上25mm以下に設定することが好ましい。従って、通
気路用スペーサ14、14同士の間隔を5mm以上25
mm以下にしたエアフィルタ30にエアを均等に当てる
と、図10に示したように、エアフィルタ30の内部に
は、均等な気流が形成される。これにより、ろ材12の
全面で塵埃を捕集するのでエアフィルタ30の捕集効率
を増加できるとともに、エアが通気路を均等に流れるの
でエアフィルタ30の通気抵抗を減少させることができ
る。なお、第2の実施の形態のエアフィルタ30は、従
来のエアフィルタよりも通気路用スペーサ14の数が増
えて強度が大きいので、エアフィルタ30の通過するエ
アの風速が大きい場合や、ろ材12の強度が小さい場合
等に適している。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るエア
フィルタ構造によれば、通気路用スペーサ同士の間に整
流用スペーサを配設して、通気路用スペーサ同士間の通
気路に流れるエアを整流したので、エアフィルタの通気
抵抗を減少させることができるとともに、エアフィルタ
の除塵効率を向上させることができる。
【0039】また、通気路用スペーサ同士の間隔を、5
mm以上25mm以下に設定するようにしたので、通気
路用スペーサの数が増えることによる圧力損失への悪影
響を発生させることなく、通気路を流れる気流の均等化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の理論的根拠を説明する説明図
【図2】本発明の理論的根拠を説明する説明図
【図3】従来構造のエアフィルタ内を流れる気流を示す
模式図
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るエアフィルタ
構造を説明する説明図
【図5】本発明の第1の実施の形態に係るエアフィルタ
構造を説明する説明図
【図6】第1の実施の形態のエアフィルタの内部を流れ
る気流を示す模式図
【図7】他の実施例のエアフィルタを示す縦断面図
【図8】他の実施例のエアフィルタを示す縦断面図
【図9】他の実施例のエアフィルタを示す縦断面図
【図10】第2の実施の形態のエアフィルタを示す縦断
面図
【図11】第2の実施の形態のエアフィルタの作用を説
明する説明図
【符号の説明】
10…(第1の実施の形態の)エアフィルタ、12…ろ
材、14…通気路用スペーサ、16…整流用スペーサ、
30…(第2の実施の形態の)エアフィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 幸次 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 日立プラント建設株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−229509(JP,A) 特開 昭63−200814(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 46/52

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ろ材がジグザグ状に折り込まれて形成さ
    れたクリーンルーム用エアフィルタに於いて、 前記ろ材面に樹脂を塗布して成る複数の通気路用スペー
    サを間隔をあけて複数設け、 前記ろ材面には、前記通気路用スペーサ同士の間に、樹
    脂を直線状又は点状に塗布して成る整流用スペーサを設
    け、 前記通気路用スペーサは、エアが進入する側のろ材山部
    にも形成すると共に、前記整流用スペーサは、エアが進
    入する側のろ材山部には形成しないことを特徴とするク
    リーンルーム用のエアフィルタ。
  2. 【請求項2】 前記整流用スペーサは、前記エアフィル
    タの厚さ方向の長さの80%以下であることを特徴とす
    る請求項記載のクリーンルーム用のエアフィルタ。
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