JP3061018B2 - 露光シミュレーション方法 - Google Patents
露光シミュレーション方法Info
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- JP3061018B2 JP3061018B2 JP9302260A JP30226097A JP3061018B2 JP 3061018 B2 JP3061018 B2 JP 3061018B2 JP 9302260 A JP9302260 A JP 9302260A JP 30226097 A JP30226097 A JP 30226097A JP 3061018 B2 JP3061018 B2 JP 3061018B2
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- Japan
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- photosensitive group
- light intensity
- calculating
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- photoresist
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- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体製造装置のリ
ソグラフィー工程における露光シミュレーション方法に
関する。
ソグラフィー工程における露光シミュレーション方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の露光シミュレーション方
法としては、IEEE Transaction on Electron Devices
誌、第ED-22番,第7号,2月,1975年,第445
乃至452頁に開示されている光の垂直入射モデルを用
いたDillの方法が広く使用されてきた。
法としては、IEEE Transaction on Electron Devices
誌、第ED-22番,第7号,2月,1975年,第445
乃至452頁に開示されている光の垂直入射モデルを用
いたDillの方法が広く使用されてきた。
【0003】図2は、この従来技術を説明するフローチ
ャート図である。この方法においては、レジストを3次
元座標空間(x,y,z)でとらえ、メッシュ状に分割
する。即ち、先ず、時間ステップΔtを設定する(ステ
ップ11)。次に、レジスト表面での位置(xa,yb)
に対してこれを深さ方向zにn分割し、P.H.Beringの方
法(Physics of thin film 1巻,Academic Press.,1
963年,第69頁〜129頁)により、光強度分布を
計算する(ステップ13)。
ャート図である。この方法においては、レジストを3次
元座標空間(x,y,z)でとらえ、メッシュ状に分割
する。即ち、先ず、時間ステップΔtを設定する(ステ
ップ11)。次に、レジスト表面での位置(xa,yb)
に対してこれを深さ方向zにn分割し、P.H.Beringの方
法(Physics of thin film 1巻,Academic Press.,1
963年,第69頁〜129頁)により、光強度分布を
計算する(ステップ13)。
【0004】このP.H.Beringの方法においては、多層薄
膜の板幅反射率をγ、板幅透過率をτとすると、レジス
ト底面の第n層の板幅反射率γnと板幅透過率τnは、
下記数式1により表される。
膜の板幅反射率をγ、板幅透過率をτとすると、レジス
ト底面の第n層の板幅反射率γnと板幅透過率τnは、
下記数式1により表される。
【0005】
【数1】γn=(nair−nsub)/(nair+nsub) τn=2(nairRe[nsub])1/2/(nair+
nsub) 但し、nair及びnsubは夫々空気と基板の複素屈折率で
ある。
nsub) 但し、nair及びnsubは夫々空気と基板の複素屈折率で
ある。
【0006】そして、Fresnel係数Fj、光学的厚さφj
を下記数式2により定義する。
を下記数式2により定義する。
【0007】
【数2】Fj=(nair−nj-1)/(nair+nj-1) φj=(2π/λ)nj-1δzj-1 ここで、δzはレジスト各層の厚さであり、z=Σδz
である。
である。
【0008】このFresnel係数Fj、光学的厚さφjを使
用すると、第j−1層の板幅反射率γj-1と板幅透過率
τj-1は下記数式3により求まる。
用すると、第j−1層の板幅反射率γj-1と板幅透過率
τj-1は下記数式3により求まる。
【0009】
【数3】γj-1=[{exp(−2λφj)}(Fj−
γj)−Fj(1−Fjγj)]/[Fj{exp(−2λ
φj)}(Fj−γj)−(1−Fjγj)] τj-1=(Fj 2−1){exp(−λφj)}/[F
j{exp(−2λφj)}(Fj−γj)−(1−F
jγj)] エネルギ吸収比Pj/Pj-1は下記数式4により求まる。
γj)−Fj(1−Fjγj)]/[Fj{exp(−2λ
φj)}(Fj−γj)−(1−Fjγj)] τj-1=(Fj 2−1){exp(−λφj)}/[F
j{exp(−2λφj)}(Fj−γj)−(1−F
jγj)] エネルギ吸収比Pj/Pj-1は下記数式4により求まる。
【0010】
【数4】(Pj/Pj-1)=(|τj-1|2/|τj|2)・
(1−|γj|2)/(1−|γj- 1|2) j層における光吸収量Ajは下記数式5により表され
る。
(1−|γj|2)/(1−|γj- 1|2) j層における光吸収量Ajは下記数式5により表され
る。
【0011】
【数5】 Aj=(1−R){1−Pj/Pj-1}Π(Pq/Pq-1) 但し、レジストの表面反射率RはR=|γ0|2とした。
【0012】Dillの方法により深さ方向の第j層による
光強度は下記数式6により与えられる。
光強度は下記数式6により与えられる。
【0013】
【数6】Ij=I0Aj/{(AMj+B)δzj} 但し、I0はレジスト表面での光強度、A,Bはレジス
トの露光反応パラメータである。
トの露光反応パラメータである。
【0014】次いで、時刻tでの深さ方向の光強度をI
(z,t)=Ijで表した場合に、感光基濃度の値Mを
感光基の反応速度Cを使用して下記数式7により算出す
る(ステップ14)。
(z,t)=Ijで表した場合に、感光基濃度の値Mを
感光基の反応速度Cを使用して下記数式7により算出す
る(ステップ14)。
【0015】
【数7】M(z,t+Δt)=M(z,t)exp(−
I(z,t)CΔt) 但し、zはレジスト表面から垂直方向の深さ、tは露光
開始からの時刻である。次に、次の点(xa,yb)に進
み(ステップ15)、この計算を全ての位置(xa,
yb)に対して行い、レジスト全領域を計算する(ステ
ップ16)。
I(z,t)CΔt) 但し、zはレジスト表面から垂直方向の深さ、tは露光
開始からの時刻である。次に、次の点(xa,yb)に進
み(ステップ15)、この計算を全ての位置(xa,
yb)に対して行い、レジスト全領域を計算する(ステ
ップ16)。
【0016】レジストに光を照射した場合に、その透過
率の時間変化、所謂ブリーチング特性は、時間ステップ
Δtずつ増加させながら(ステップ17)、所定の時刻
になるまで繰り返し計算を行う(ステップ18)。
率の時間変化、所謂ブリーチング特性は、時間ステップ
Δtずつ増加させながら(ステップ17)、所定の時刻
になるまで繰り返し計算を行う(ステップ18)。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来の露光シミュレーション法においては、ブリーチ
ングを精度よく計算するために、1ステップあたりの感
光基濃度変化ΔMを小さくする必要がある。
の従来の露光シミュレーション法においては、ブリーチ
ングを精度よく計算するために、1ステップあたりの感
光基濃度変化ΔMを小さくする必要がある。
【0018】そのためには、予めΔtを十分小さくとる
必要があり、計算時間が極めて長くなるという大きな問
題点を有していた。
必要があり、計算時間が極めて長くなるという大きな問
題点を有していた。
【0019】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、リソグラフィー工程のシミュレーションを
行う場合に、ブリーチングの計算時間を短縮することが
できる露光シミュレーション方法を提供することを目的
とする。
のであって、リソグラフィー工程のシミュレーションを
行う場合に、ブリーチングの計算時間を短縮することが
できる露光シミュレーション方法を提供することを目的
とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明に係る露光シミュ
レーション方法は、感光基濃度変化ΔMを一定として、
光の垂直入射モデルによりフォトレジスト内の深さ方向
の光強度分布を求める工程と、深さ方向の光強度をその
表面での光強度で近似し、感光基濃度Mを表面の感光基
濃度で近似して時間ステップΔtを計算する工程と、感
光基濃度Mを計算する工程と、累計露光時間にΔtを加
算する工程と、累計露光時間が所定値になるまで上記各
計算を繰り返す工程と、を有することを特徴とする。
レーション方法は、感光基濃度変化ΔMを一定として、
光の垂直入射モデルによりフォトレジスト内の深さ方向
の光強度分布を求める工程と、深さ方向の光強度をその
表面での光強度で近似し、感光基濃度Mを表面の感光基
濃度で近似して時間ステップΔtを計算する工程と、感
光基濃度Mを計算する工程と、累計露光時間にΔtを加
算する工程と、累計露光時間が所定値になるまで上記各
計算を繰り返す工程と、を有することを特徴とする。
【0021】本発明に係る他の露光シミュレーション方
法は、感光基濃度変化ΔMを一定として、光の垂直入射
モデルによりフォトレジスト内の深さ方向の光強度分布
を求める工程と、フォトレジストを深さ方向に分割した
各層についてその光強度及び感光基濃度から時間ステッ
プΔtiを計算しその最小値を時間ステップΔtとする
工程と、感光基濃度Mを計算する工程と、累計露光時間
にΔtを加算する工程と、累計露光時間が所定値になる
まで上記各計算を繰り返す工程と、を有することを特徴
とする。
法は、感光基濃度変化ΔMを一定として、光の垂直入射
モデルによりフォトレジスト内の深さ方向の光強度分布
を求める工程と、フォトレジストを深さ方向に分割した
各層についてその光強度及び感光基濃度から時間ステッ
プΔtiを計算しその最小値を時間ステップΔtとする
工程と、感光基濃度Mを計算する工程と、累計露光時間
にΔtを加算する工程と、累計露光時間が所定値になる
まで上記各計算を繰り返す工程と、を有することを特徴
とする。
【0022】これらの露光シミュレーション方法におい
て、レジスト表面の位置をx−y座標でとらえ、各座標
位置(xa,yb)について、上記各計算を実施し、レジ
スト表面の全域について感光基濃度Mを計算することが
好ましい。
て、レジスト表面の位置をx−y座標でとらえ、各座標
位置(xa,yb)について、上記各計算を実施し、レジ
スト表面の全域について感光基濃度Mを計算することが
好ましい。
【0023】本発明に係る更に他の露光シミュレーショ
ン方法は、半導体製造におけるリソグラフィー工程の露
光シミュレーション方法において、フォトレジストの感
光基濃度の変化量ΔMを設定する工程と、前記フォトレ
ジスト内の光強度分布を計算する工程と、前記感光基濃
度の変化量ΔMの設定値を用いて時間ステップΔtを計
算する工程と、前記感光基濃度の値Mを計算する工程
と、累計露光時間tに前記時間ステップΔtを加算する
工程と、前記累計露光時間tが一定値tmax以上か否か
を判定する工程と、フォトレジスト面の座標点(xa,
yb)を更新する工程とを有し、前記レジストの全体に
対し前記感光基濃度の値Mを求めることを特徴とする。
ン方法は、半導体製造におけるリソグラフィー工程の露
光シミュレーション方法において、フォトレジストの感
光基濃度の変化量ΔMを設定する工程と、前記フォトレ
ジスト内の光強度分布を計算する工程と、前記感光基濃
度の変化量ΔMの設定値を用いて時間ステップΔtを計
算する工程と、前記感光基濃度の値Mを計算する工程
と、累計露光時間tに前記時間ステップΔtを加算する
工程と、前記累計露光時間tが一定値tmax以上か否か
を判定する工程と、フォトレジスト面の座標点(xa,
yb)を更新する工程とを有し、前記レジストの全体に
対し前記感光基濃度の値Mを求めることを特徴とする。
【0024】前記時間ステップΔtを計算する工程は、
深さ方向の光強度をその表面での光強度で近似し、感光
基濃度Mを表面の感光基濃度で近似して時間ステップΔ
tを計算する工程を有するか、又は、フォトレジストを
深さ方向に分割した各層についてその光強度及び感光基
濃度から時間ステップΔtiを計算し、その最小値を時
間ステップΔtとする工程を有するものとすることがで
きる。
深さ方向の光強度をその表面での光強度で近似し、感光
基濃度Mを表面の感光基濃度で近似して時間ステップΔ
tを計算する工程を有するか、又は、フォトレジストを
深さ方向に分割した各層についてその光強度及び感光基
濃度から時間ステップΔtiを計算し、その最小値を時
間ステップΔtとする工程を有するものとすることがで
きる。
【0025】本発明の垂直入射モデルを用いた露光シミ
ュレーション方法は以下に示す手段を有する。 (1)レジスト内光強度分布計算から感光基濃度Mを求
める。 (2)Mの値を用いて、与えられた感光基の変化量ΔM
より時間ステップΔtを計算する。 (3)Δt後のMの値を求める。
ュレーション方法は以下に示す手段を有する。 (1)レジスト内光強度分布計算から感光基濃度Mを求
める。 (2)Mの値を用いて、与えられた感光基の変化量ΔM
より時間ステップΔtを計算する。 (3)Δt後のMの値を求める。
【0026】このように、本発明においては、ΔMが一
定となるように、時間変化Δtを決定し、これによりM
の値を求める。光強度のz方向分布I(z)はレジスト
のように吸収が小さく、また定在波の影響が小さいとき
に、表面光強度I0で近似できる。このとき、M(z)
も一定となる。そうすると、ΔMの値がほぼ一定となる
ので、Δtの値を計算でき、毎回Δtを計算しながら、
Mの厳密な値を計算していく。
定となるように、時間変化Δtを決定し、これによりM
の値を求める。光強度のz方向分布I(z)はレジスト
のように吸収が小さく、また定在波の影響が小さいとき
に、表面光強度I0で近似できる。このとき、M(z)
も一定となる。そうすると、ΔMの値がほぼ一定となる
ので、Δtの値を計算でき、毎回Δtを計算しながら、
Mの厳密な値を計算していく。
【0027】このように本発明においては、ΔMが一定
となるΔtを各x位置に対して求め、各位置で独立に露
光計算することにより、時間及び空間の離散を行ってい
る。そして、ΔMが一定となるように、Δtを決定して
いるので、計算時間を例えば従来の30%短縮すること
ができる。
となるΔtを各x位置に対して求め、各位置で独立に露
光計算することにより、時間及び空間の離散を行ってい
る。そして、ΔMが一定となるように、Δtを決定して
いるので、計算時間を例えば従来の30%短縮すること
ができる。
【0028】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について、
添付の図面を参照して具体的に説明する。図1は本発明
の実施例に係る露光シミュレーション方法を示す露光計
算のフローチャート図である。先ず、ブリーチング時の
1ステップあたりの感光基の変化量ΔMを設定する(ス
テップ1)。
添付の図面を参照して具体的に説明する。図1は本発明
の実施例に係る露光シミュレーション方法を示す露光計
算のフローチャート図である。先ず、ブリーチング時の
1ステップあたりの感光基の変化量ΔMを設定する(ス
テップ1)。
【0029】次に、レジスト表面での位置(xa,yb)
を選択し(ステップ2)、この位置(xa,yb)で光の
垂直入射モデルを用いて、従来と同様に深さ方向の光強
度I(z、t)を計算する(ステップ3)。
を選択し(ステップ2)、この位置(xa,yb)で光の
垂直入射モデルを用いて、従来と同様に深さ方向の光強
度I(z、t)を計算する(ステップ3)。
【0030】レジストのように吸収が小さい場合は、レ
ジスト内の光強度分布は深さ方向に比べて、マスクによ
る遮光があるため、表面方向に大きな差が生じることか
ら、(xa,yb)における深さ方向の光強度I(z,
t)はその表面での光強度I0(t)でほぼ近似し、同
じくM(z、t)は表面の感光基濃度M0(t)で近似
し、時間ステップΔtを下記数式8に設定する(ステッ
プ4)。
ジスト内の光強度分布は深さ方向に比べて、マスクによ
る遮光があるため、表面方向に大きな差が生じることか
ら、(xa,yb)における深さ方向の光強度I(z,
t)はその表面での光強度I0(t)でほぼ近似し、同
じくM(z、t)は表面の感光基濃度M0(t)で近似
し、時間ステップΔtを下記数式8に設定する(ステッ
プ4)。
【0031】
【数8】Δt=−[1/{I0(t)C}]・ln
[{M0(t)+ΔM}/M0(t)] 次に、z方向分布のM(z、t)の厳密値を前述の式
(7)を使用して求める(ステップ5)。その後、時間
ステップを進めて(ステップ6)、露光時間tmaxになる
まで感光基濃度の計算を繰り返す(ステップ7)。垂直
入射モデルでは異なる(xa,yb)は独立に計算され、前
記計算を全ての位置(xa,yb)について繰り返し計算す
る(ステップ8,9)。
[{M0(t)+ΔM}/M0(t)] 次に、z方向分布のM(z、t)の厳密値を前述の式
(7)を使用して求める(ステップ5)。その後、時間
ステップを進めて(ステップ6)、露光時間tmaxになる
まで感光基濃度の計算を繰り返す(ステップ7)。垂直
入射モデルでは異なる(xa,yb)は独立に計算され、前
記計算を全ての位置(xa,yb)について繰り返し計算す
る(ステップ8,9)。
【0032】本実施例では、△Mが一定となるように△
tを決定しているので、10ループ回数が従来技術より
も少なくなるので、計算時間を短縮できるという利点を
有する。C=0.01である一般的な高解像レジストで
△Mを5%以下としたとき、計算時間を従来方法の約1
/10に低減できる。
tを決定しているので、10ループ回数が従来技術より
も少なくなるので、計算時間を短縮できるという利点を
有する。C=0.01である一般的な高解像レジストで
△Mを5%以下としたとき、計算時間を従来方法の約1
/10に低減できる。
【0033】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。本第2実施例のフローチャート図は基本的には図1
に示した第1の実施例のものと同じであるので、相違点
のみ説明する。この第2の実施例では、垂直入射モデル
によりz方向にn個に分割したフォトレジストの各層に
ついてΔtを下記数式9から計算する。
る。本第2実施例のフローチャート図は基本的には図1
に示した第1の実施例のものと同じであるので、相違点
のみ説明する。この第2の実施例では、垂直入射モデル
によりz方向にn個に分割したフォトレジストの各層に
ついてΔtを下記数式9から計算する。
【0034】
【数9】Δti=−[1/{Ii(t)C}]・ln
[{Mi(t)+ΔM}/Mi(t)] 但し、Ii(t),Mi(t)は夫々i番目の層における
時刻tでの光強度と感光基濃度である。△tiのうち最
小となるものを△tとする。
[{Mi(t)+ΔM}/Mi(t)] 但し、Ii(t),Mi(t)は夫々i番目の層における
時刻tでの光強度と感光基濃度である。△tiのうち最
小となるものを△tとする。
【0035】この本発明の第2実施例では、定在波効果
によって深さ方向の光強度分布が大きく変化していると
きにも対応でき、計算時間を第1の実施例よりも更に低
減できる。
によって深さ方向の光強度分布が大きく変化していると
きにも対応でき、計算時間を第1の実施例よりも更に低
減できる。
【0036】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、半導体
製造工程の特にリソグラフィー工程のシミュレーション
を行うプログラムにおいて、ブリーチングの計算時間を
従来の方法と比較して短縮できる。
製造工程の特にリソグラフィー工程のシミュレーション
を行うプログラムにおいて、ブリーチングの計算時間を
従来の方法と比較して短縮できる。
【図1】本発明の実施例に係る露光シミュレーション方
法を示すフローチャート図である。
法を示すフローチャート図である。
【図2】従来の露光シミュレーション方法を示すフロー
チャート図である。
チャート図である。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 H01L 21/00 G03F 7/20 G03F 7/26
Claims (7)
- 【請求項1】 感光基濃度変化ΔMを一定として、光の
垂直入射モデルによりフォトレジスト内の深さ方向の光
強度分布を求める工程と、深さ方向の光強度をその表面
での光強度で近似し、感光基濃度Mを表面の感光基濃度
で近似して時間ステップΔtを計算する工程と、感光基
濃度Mを計算する工程と、累計露光時間にΔtを加算す
る工程と、累計露光時間が所定値になるまで上記各計算
を繰り返す工程と、を有することを特徴とする露光シミ
ュレーション方法。 - 【請求項2】 レジスト表面の位置をx−y座標でとら
え、各座標位置(xa,yb)について、上記各計算を実
施し、レジスト表面の全域について感光基濃度Mを計算
することを特徴とする請求項1に記載の露光シミュレー
ション方法。 - 【請求項3】 感光基濃度変化ΔMを一定として、光の
垂直入射モデルによりフォトレジスト内の深さ方向の光
強度分布を求める工程と、フォトレジストを深さ方向に
分割した各層についてその光強度及び感光基濃度から時
間ステップΔtiを計算しその最小値を時間ステップΔ
tとする工程と、感光基濃度Mを計算する工程と、累計
露光時間にΔtを加算する工程と、累計露光時間が所定
値になるまで上記各計算を繰り返す工程と、を有するこ
とを特徴とする露光シミュレーション方法。 - 【請求項4】 レジスト表面の位置をx−y座標でとら
え、各座標位置(xa,yb)について、上記各計算を実
施し、レジスト表面の全域について感光基濃度Mを計算
することを特徴とする請求項3に記載の露光シミュレー
ション方法。 - 【請求項5】 半導体製造におけるリソグラフィー工程
の露光シミュレーション方法において、フォトレジスト
の感光基濃度の変化量ΔMを設定する工程と、前記フォ
トレジスト内の光強度分布を計算する工程と、前記感光
基濃度の変化量ΔMの設定値を用いて時間ステップΔt
を計算する工程と、前記感光基濃度の値Mを計算する工
程と、累計露光時間tに前記時間ステップΔtを加算す
る工程と、前記累計露光時間tが一定値tmax以上か否
かを判定する工程と、フォトレジスト面の座標点
(xa,yb)を更新する工程とを有し、前記レジストの
全体に対し前記感光基濃度の値Mを求めることを特徴と
する露光シミュレーション方法。 - 【請求項6】 前記時間ステップΔtを計算する工程
は、深さ方向の光強度をその表面での光強度で近似し、
感光基濃度Mを表面の感光基濃度で近似して時間ステッ
プΔtを計算する工程を有することを特徴とする請求項
5に記載の露光シミュレーション方法。 - 【請求項7】 前記時間ステップΔtを計算する工程
は、フォトレジストを深さ方向に分割した各層について
その光強度及び感光基濃度から時間ステップΔtiを計
算し、その最小値を時間ステップΔtとする工程を有す
ることを特徴とする請求項5に記載の露光シミュレーシ
ョン方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9302260A JP3061018B2 (ja) | 1997-11-04 | 1997-11-04 | 露光シミュレーション方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9302260A JP3061018B2 (ja) | 1997-11-04 | 1997-11-04 | 露光シミュレーション方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11145027A JPH11145027A (ja) | 1999-05-28 |
JP3061018B2 true JP3061018B2 (ja) | 2000-07-10 |
Family
ID=17906880
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9302260A Expired - Lifetime JP3061018B2 (ja) | 1997-11-04 | 1997-11-04 | 露光シミュレーション方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3061018B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101774459B1 (ko) * | 2016-01-15 | 2017-09-19 | 주식회사 티앤에스모터스 | 화재진압용 사륜 오토바이 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7691550B2 (en) * | 2007-06-20 | 2010-04-06 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Method for making a relief printing form |
CN102339733B (zh) * | 2010-07-16 | 2013-09-04 | 中芯国际集成电路制造(北京)有限公司 | 控制不平坦硅片表面上的图形的关键尺寸的方法 |
JP2021051141A (ja) * | 2019-09-24 | 2021-04-01 | 旭化成株式会社 | 装置、方法、プログラム、感光性樹脂組成物の製造方法および感光性樹脂積層体の製造方法 |
-
1997
- 1997-11-04 JP JP9302260A patent/JP3061018B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101774459B1 (ko) * | 2016-01-15 | 2017-09-19 | 주식회사 티앤에스모터스 | 화재진압용 사륜 오토바이 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11145027A (ja) | 1999-05-28 |
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