JP3077657B2 - 露光シミュレーション方法 - Google Patents

露光シミュレーション方法

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JP3077657B2
JP3077657B2 JP09364339A JP36433997A JP3077657B2 JP 3077657 B2 JP3077657 B2 JP 3077657B2 JP 09364339 A JP09364339 A JP 09364339A JP 36433997 A JP36433997 A JP 36433997A JP 3077657 B2 JP3077657 B2 JP 3077657B2
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resist
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体製造装置のリ
ソグラフィー工程における露光シミュレーション方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の露光シミュレーション方
法としてはIEEE Transaction on Electron Devices誌、
第ED-22番、第7号、2月、1975年、第445頁〜第452頁
に開示されている光の垂直入射モデルを用いたDillの方
法が広くもちいられてきた。
【0003】レジストの深さ方向zとして光強度の変化
とインヒビタ濃度Mが次式であらわせるとする。
【0004】
【数1】
【0005】
【数2】
【0006】ここでA,B,Cはレジストパラメータ
で、光吸収係数α(z,t)=AM(z,t)+Bとなる。このときレ
ジストの複屈折率は次式であらわされる。
【数3】
【0007】レジスト内露光分布はレジストを垂直方向
へ等分割して各層を薄膜として扱うことによつて計算す
る。レジストを垂直方向にm等分し、第j番目の厚さを
Δzjとする。各層でのインヒビタ濃度が一定と近似する
と第j層での光強度変化ΔIjは次式であらわせる。
【数4】
【0008】このとき時刻t+Δtでの第j層のインヒビ
タ濃度分布Mj(t+Δt)は次式であらわされる。
【数5】
【0009】ここで△Tは露光時間である。
【00010】レジスト内の深さ方向の光強度分布Ijに
デフォーカスの効果を考慮する方法としてC.A.Mack, "U
nderstanding focus effects in submicrometer optica
l lithography", Optical Engineering誌27号,No.12,
1988年の1093頁〜1100頁に開示されている方法が広く用
いられている。
【0011】レジスト内の深さz'を光学距離を考慮して
真空中での等価距離zを次のようにおく。
【数6】
【0012】ここで第j層での深さzj'は各層の厚さを
δzjとすると次式であらわされる。
【数7】
【0013】多層膜の薄膜近似によって得られる深さ方
向第j層の定在波効果Is(zj)と、第j層上面での初期光
強度I0(zj)とすると式(4)のΔIjは次式であらわされ
る。
【数8】
【0014】ここでI0(zj)はデフォーカスzjでの光強度
である。
【0015】式(8)のΔIjを使って式(4),(5)を計算す
ることによって露光後のレジスト内インヒビタ濃度分布
を得る。
【0016】従来のリソグラフィーシミュレーションで
はSemiconductor World誌、4月号,1996年,第76頁〜
第79頁に開示されている露光パラメータを振って繰り返
し計算を行うバラメトリック解析が広く行われている。
レジストのフォーカスfおよび露光時間△Tの条件振り
を行って露光計算と現像計算を行いプロセスウィンドウ
特性図を得る。
【0017】図4を用いて従来方法による露光シミュレ
ーション方法について説明する。フォーカス、レジスト
膜厚およびレジスト屈折率の条件振り範囲設定をする
(ステップ29)。
【0018】フォーカス、レジスト膜厚およびレジスト
屈折率の条件振り値を設定する(ステップ30〜3
2)。定在波効果Is(z)を計算する(ステップ33)。
初期光強度分布I0(z)を計算する(ステップ34)。前
記Is(z)およびI0(z)から露光強度分布を計算して、レジ
スト内インヒビタ濃度分布Mを計算する(ステップ3
5,36)。
【0019】フォーカス、レジスト膜厚およびレジスト
屈折率の条件振りを行い(ステップ37,38,3
9)、すべての条件振りが終わるまでステップ30〜3
9を繰り返す。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
露光シミュレーション方法ではフォーカス、レジスト膜
厚およびレジスト屈折率の各パラメータについてそれぞ
れ設定範囲内でパラメータを変化させてバラメトリック
解析を行っていたので、解析全体にかかる計算時間が長
くなるという問題点を有していた。
【0021】本発明は斯かる問題点を鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、半導体製造装置の
リソグラフィー工程における露光シミュレーションを高
速に計算することの可能な露光シミュレーション方法を
提供する点にある。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求1記載の発明の要旨
は、半導体製造装置に用いるリソグラフィー工程の露光
シミュレーション方法において、フォーカス、レジスト
膜厚およびレジスト屈折率の各パラメータの設定条件範
囲からデフォーカス範囲を計算する工程と、前記計算さ
れたデフォーカス範囲から光強度分布を計算する工程
と、前記光強度分布から初期光強度分布を計算する工程
と、前記初期光強度分布から露光強度分布を計算する工
程とを備え、前記光強度分布から一次補間によって初期
光強度分布を計算することを特徴とする露光シミュレー
ション方法に存する。請求項2記載の発明の要旨は、請
求項1に記載の露光シミュレーション方法において、前
記光強度分布をテーブル化する工程を備えることを特徴
とする露光シミュレーション方法に存する。請求項
載の発明の要旨は、請求項1又は2のいずれかに記載の
露光シミュレーション方法において、前記露光強度分布
からレジスト内インヒビタ濃度分布を求める工程を備え
ることを特徴とする露光シミュレーション方法に存す
る。請求項記載の発明の要旨は、請求項に記載の工
程により作成された光強度分布テーブルを使って計算
後、露光時間の条件を設定することを特徴とする請求項
2乃至3のいずれかに記載の露光シミュレーション方法
に存する。
【0023】ここに、式(3),(6)および(7)から、光強
度分布を計算するデフォーカス範囲は、フォーカス、レ
ジストの屈折率およびレジストの膜厚に依存している。
よって、、これら3つのパラメータの条件振りに際し
て、フォーカス条件振りの範囲をf0〜f1(f0<f1)、レジ
スト屈折率条件振りの範囲をn0〜n1(n0<n1)およびレジ
スト膜厚条件振りをt0〜t1(t0<t1)とすると、光強度分
布の必要なデフォーカス範囲は次式であらわされる。
【数9】
【0024】あらかじめ式(9)のD0〜D1の範囲で光強
度分布を計算しておき、露光計算時に再利用することに
よって計算時間を短縮する。特に、式(9)のD0〜D1の
範囲で計算した光強度分布をテーブルに格納しておくと
よい。
【0025】このとき光強度分布のデフォーカス依存性
は露光計算時の深さ方向にあらわれる定在波効果に比較
して小さい。よって光強度分布計算のデフォーカスきぎ
みδdは式(7)の各層の厚さδzよりも大きくてよく、式
(8)のI0(zj)の計算の際には、上述の光強度分布テーブ
ルを一次補間することによって光強度分布計算の回数を
減らして計算時間を短縮することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0027】[第1の実施形態]本発明の第一の実施形
態を図1に示すフローチャートを用いて詳細に説明す
る。フォーカス、レジスト膜厚およびレジスト屈折率の
条件振り範囲設定をする(ステップ1)。デフォーカス
振り範囲の計算をする(ステップ2)。前記で求めた範
囲のデフォーカスで光強度分布を計算してテーブルを作
成する(ステップ3)。
【0028】フォーカス、レジスト膜厚およびレジスト
屈折率の条件振り値を設定する(ステップ4〜6)。定
在波効果Is(z)を計算する(ステップ7)。光強度分布
テーブルから一次補間により初期光強度分布I0(z)を計
算する(ステップ8)。前記Is(z)および前記I0(z)から
露光強度分布I(z)を計算してレジスト内インヒビタ濃度
分布Mを計算する(ステップ9,10)。
【0029】フォーカス、レジスト膜厚およびレジスト
屈折率の条件振りを行い(ステップ11,12,1
3)、すべての条件振りが終わるまでステップ4〜13
を繰り返す。
【0030】従って、本実施形態では光強度分布計算の
繰り返し計算が不要なので従来例に比較して計算時間を
短縮できる。
【0031】[第二の実施形態]本発明の第二の実施形
態のフローチャートを図3に示す。基本均には図1に示
した第一の実施形態と同じであるため相違点のみを説明
する。
【0032】第二の実施形態では更に露光時間ΔTをパ
ラメータとして振ったときに、前記光強度分布テーブル
を使うことによって計算する。露光強度分布I(z)を光強
度分布テーブルを使って計算後(ステップ22)露光時
間ΔT条件設定をする(ステップ23)。前記I(z)およ
ぴ前記ΔTからレジスト内インヒビタ濃度分布Mを計算
(ステップ24)。すべての露光時間条件振りが終了す
るまでステップ23〜25を繰り返す。
【0033】本発明の第二の実施形態では初期光強度分
布I(z)と定在波効果Is(z)の計算を繰り返さないので第
一の実施形態よりも計算時間を短縮できる。本発明者の
実験結果によれば、10%の短縮効果があった。
【0034】なお、本実施の形態においてはリソグラフ
ィー工程のシミュレーションに適用したが、本発明はそ
れに限定されず、本発明を適用する上で好適なシミュレ
ーションに適用することができる。なお、各図におい
て、同一構成要素には同一符号を付している。
【0035】
【実施例】図2は上述の第一の実施形態において、波長
0.365μmで0.70μmピッチパターンの2次元露光シミ
ュレーションでフォーカスを-1.0〜1.0まで変えて行っ
たときの計算時間のパラメータ条件振り数に対する特性
図である。本実施例では光強度分布計算の繰り返し計算
が不要なので従来例に比較して計算時間を10条件で40%
短縮できる。
【0036】
【発明の効果】上述したように本発明では、半導体製造
工程の特にリソグラフィー工程のシミュレーションを行
う方法において、露光計算のパラメトリック解析時間を
従来の方法と比較して短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態である露光シミュレー
ション方法の手順を示すフローチャートである。
【図2】第一の実施形態においてフォーカス条件振り回
数を変えたときの計算時間の特性図である。
【図3】本発明の第二の実施形態である露光シミュレー
ション方法の手順を示すフローチャート図である。
【図4】従来の露光シミュレーション方法の手順を示す
フローチャートである。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体製造装置に用いるリソグラフィー
    工程の露光シミュレーション方法において、 フォーカス、レジスト膜厚およびレジスト屈折率の各パ
    ラメータの設定条件範囲からデフォーカス範囲を計算す
    る工程と、 前記計算されたデフォーカス範囲から光強度分布を計算
    する工程と、 前記光強度分布から初期光強度分布を計算する工程と、 前記初期光強度分布から露光強度分布を計算する工程と
    を備え、前記光強度分布から一次補間によって初期光強度分布を
    計算することを特徴とする露光シミュレーション方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の露光シミュレーション
    方法において、前記光強度分布をテーブル化する工程を
    備えることを特徴とする露光シミュレーション方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2のいずれかに記載の露光
    シミュレーション方法において、前記露光強度分布から
    レジスト内インヒビタ濃度分布を求める工程を備えるこ
    とを特徴とする露光シミュレーション方法。
  4. 【請求項4】 請求項に記載の工程により作成された
    光強度分布テーブルを使って計算後、露光時間の条件を
    設定することを特徴とする請求項2乃至3のいずれかに
    記載の露光シミュレーション方法。
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