JP3060913B2 - 化学増幅ポジ型レジスト材料 - Google Patents

化学増幅ポジ型レジスト材料

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JP3060913B2 JP7246873A JP24687395A JP3060913B2 JP 3060913 B2 JP3060913 B2 JP 3060913B2 JP 7246873 A JP7246873 A JP 7246873A JP 24687395 A JP24687395 A JP 24687395A JP 3060913 B2 JP3060913 B2 JP 3060913B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠紫外線、電子
線、X線などの高エネルギー線に対して高い感度を有
し、アルカリ水溶液で現像することによりパターン形成
できる、微細加工技術に適した化学増幅ポジ型レジスト
材料に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】LSI
の高集積化と高速度化に伴い、次世代の微細加工技術と
して遠紫外線リソグラフィーが有望視されている。遠紫
外線リソグラフィーは、0.25〜0.4μmの加工も
可能であり、光吸収の低いレジスト材料を用いた場合、
基板に対して垂直に近い側壁を有したパターン形成が可
能になる。
【0003】近年、遠紫外線の光源として高輝度なKr
Fエキシマレーザーを利用する技術が注目されており、
これが量産技術として用いられるには、光吸収が低く、
感応特性が優れているだけではなく、感度等の保存安定
性及び塗布斑の無い均一な成膜性を有する化学増幅ポジ
型レジスト材料が望まれている。
【0004】このような観点から、近年開発された酸を
触媒とした化学増幅ポジ型レジスト材料(特公平2−2
7660号,特開昭63−27829号公報等)は、遠
紫外線の光源として高輝度なKrFエキシマレーザーを
利用し、感度、解像性、ドライエッチング耐性が高く、
優れた特徴を有した遠紫外線リソグラフィーに特に有望
なレジスト材料であるが、本発明者の検討によると、上
記レジスト材料は使用する溶剤の種類によって、解像
性、保存安定性、成膜性が大きく変化するものであっ
た。
【0005】例えば、乳酸エチル(EL)、1−エトキ
シ−2−プロパノール(EIPA)等の水酸基を有する
親水性の高い溶剤を用いた場合、レジストパターンのプ
ロファイルは矩形で解像力も高いが、保存期間が長くな
ることによって感度が悪くなる上、ウェハー面内の膜厚
均一性が比較的悪くなってしまう。
【0006】一方、プロピレングリコールモノメチルエ
ーテルアセテート(PGMEA)、3−エトキシプロピ
オン酸エチル(EEP)、2−ヘプタノン(MAK)等
の水酸基を有さない親水性の低い溶剤を用いた場合、レ
ジストパターンのプロファイルは台形状で不良で解像力
も低いが、保存期間が長くなっても感度が悪くならない
上、ウェハー面内の膜厚均一性も比較的良い。
【0007】この場合、溶剤がレジストパターンのプロ
ファイル、解像力に与える影響としては、レジスト膜の
フリーボリューム(Free Volume)中に溶剤
が残存することによって、発生酸の拡散、アルカリ現像
液の浸透の度合いが変化することが考えられる。即ち、
水酸基を有する親水性の高い残存溶剤は、発生酸の拡散
及びアルカリ現像液の浸透性を大きくするため解像力が
向上し、プロファイルが良好になると考えられる。
【0008】また、溶剤が感度の保存安定性に与える影
響としては、水酸基を有する溶剤は酸化され易いため、
レジスト成分も酸化され易く、このため長期保存後の感
度に影響を与えると考えられる。
【0009】更に、溶剤が成膜性に与える影響として
は、水酸基を有する溶剤は親油化[基板表面に露出した
水酸基のヘキサメチルジシラザン(HMDS)処理によ
るトリメチルシリル化]処理された基板との濡れ性に劣
るため、ウェハー面内の膜厚均一性に悪い影響を与える
と考えられる。
【0010】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
解像性、保存安定性、成膜性に優れ、微細加工技術に適
した化学増幅ポジ型レジスト材料を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は、上
記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、有機溶
剤、アルカリ可溶性樹脂、酸発生剤、更に必要により酸
不安定基を有する溶解阻止剤、フッ素系界面活性剤を含
有する化学増幅ポジ型レジスト材料に、エチレングリコ
ールtert−ブチルエーテル類、プロピレングリコー
ルtert−ブチルエーテル類、メトキシメチルエーテ
ル類、エトキシメチルエーテル類、メトキシエチルエー
テル類、及びエトキシエチルエーテル類から選ばれる少
なくとも1個の酸不安定基を有する沸点90〜200℃
の有機溶剤を配合した場合、レジストパターンのプロフ
ァイルが矩形で解像力が高く、保存期間が長くなっても
感度が悪くならず、ウェハー面内の膜厚均一性も良好で
あることから微細加工技術に適した化学増幅ポジ型レジ
スト材料が得られ、これが、特に遠紫外線リソグラフィ
ーにおいて大いに威力を発揮し得ることを見い出した。
【0012】即ち、少なくとも1個の酸不安定基を有す
る沸点90〜200℃の有機溶剤をレジスト材料に用い
た場合、水酸基を有さないことから保存安定性、成膜性
に優れ、且つ酸不安定基を有していることから、リソグ
ラフィー中にこの酸不安定基の脱離が起こり、それ故、
発生酸の拡散性及びアルカリ現像液の浸透性が大きくな
って解像力が向上し、プロファイルが良好になる。従っ
て、このような有機溶剤を用いた化学増幅ポジ型レジス
ト材料は優れた性能を発揮することができ、良好な解像
性、保存安定性及び成膜性を有することを知見し、本発
明をなすに至ったものである。
【0013】従って、本発明は、アルカリ可溶性樹脂と
酸発生剤と有機溶剤とを含有する化学増幅ポジ型レジス
ト材料において、上記有機溶剤が、エチレングリコール
tert−ブチルエーテル類、プロピレングリコールt
ert−ブチルエーテル類、メトキシメチルエーテル
類、エトキシメチルエーテル類、メトキシエチルエーテ
ル類、及びエトキシエチルエーテル類から選ばれる少な
くとも1個の酸不安定基を有する沸点90〜200℃の
有機溶剤を含むことを特徴とする化学増幅ポジ型レジス
ト材料を提供する。
【0014】以下、本発明につき更に詳細に説明する
と、本発明の化学増幅ポジ型レジスト材料は、2成分系
(アルカリ可溶性樹脂/酸発生剤)もしくは3成分系
(アルカリ可溶性樹脂/酸発生剤/溶解阻止剤)の化学
増幅ポジ型レジスト材料として用いることができ、特に
3成分系の化学増幅ポジ型レジスト材料として用いるこ
とが好適なもので、 (A)エチレングリコールtert−ブチルエーテル
類、プロピレングリコールtert−ブチルエーテル
類、メトキシメチルエーテル類、エトキシメチルエーテ
ル類、メトキシエチルエーテル類、及びエトキシエチル
エーテル類から選ばれる少なくとも1個の酸不安定基を
有する沸点90〜200℃の有機溶剤 (B)アルカリ可溶性樹脂 (C)酸発生剤、及び必要により (D)酸不安定基を有する溶解阻止剤 (E)フッ素系界面活性剤 を含有してなるものである。
【0015】ここで、(A)成分の有機溶剤は、例えば
tert−ブチル基、tert−アミル基等の3級アル
キル基などの酸不安定基を少なくとも1個有し、沸点が
90〜200℃、好ましくは95〜170℃のものであ
る。沸点が90℃に満たないものはフリーボリューム中
に溶剤が残存しない場合があり、200℃より高いもの
は成膜性を悪くする場合がある。
【0016】このような有機溶剤として具体的には、エ
チレングリコールtert−ブチルエーテルメチルエー
テル(1−tert−ブトキシ−2−メトキシエタ
ン)、エチレングリコールtert−ブチルエーテルエ
チルエーテル(1−tert−ブトキシ−2−エトキシ
エタン)、エチレングリコールモノtert−ブチルエ
ーテルアセテート(2−tert−ブトキシエチルアセ
テート)等のエチレングリコールtert−ブチルエー
テル類、プロピレングリコールtert−ブチルエーテ
ルメチルエーテル、プロピレングリコールtert−ブ
チルエーテルエチルエーテル、プロピレングリコールモ
ノtert−ブチルエーテル、プロピレングリコールモ
ノtert−ブチルエーテルアセテート等のプロピレン
グリコールtert−ブチルエーテル類を挙げることが
でき、特にプロピレングリコールtert−ブチルエー
テル類が好ましく用いられる。なお、エチレングリコー
ルtert−ブチルエーテル類も有効であるが、近年、
エチレングリコール誘導体の毒性が問題となっているこ
とから用いない方が良い。また、酸不安定基としてアル
コキシアルキル基を持つメトキシメチルエーテル類、エ
トキシメチルエーテル類、メトキシエチルエーテル類、
エトキシエチルエーテル類等のアセタール誘導体も用い
ることができる。なお、上記有機溶剤は、1種を単独で
又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
【0017】上記(A)成分としての有機溶剤の配合量
は、レジスト膜厚を0.4〜4μmにするため、150
〜700部(重量部、以下同様)が好ましく、より好ま
しくは250〜500部とするもので、150部に満た
ないとレジスト膜厚が厚すぎて成膜性が悪くなる場合が
あり、700部を超えるとレジスト膜厚が薄すぎる場合
がある。
【0018】更に、上記有機溶剤は、他の溶剤と組み合
わせて用いることもできる。他の有機溶剤としては、例
えば水酸基を有さないシクロヘキサノン、2−ヘプタノ
ン、3−ヘプタノン、4−ヘプタノンなどのケトン類、
プロピレングリコールジメチルエーテル、ジエチレング
リコールジメチルエーテルなどのエーテル類、プロピレ
ングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレ
ングリコールモノエチルエーテルアセテート、ピルビン
酸エチル、メチル−3−メトキシプロピオネート、エチ
ル−3−エトキシプロピオネートなどのエステル類が挙
げられる。これらの中では、他のレジスト成分の溶解性
が優れ、安全性も優れていることから、α型、β型を問
わずプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテー
ト(特開平6−324499号公報参照)が好ましく使
用される。
【0019】なお、他の有機溶剤の使用量は、溶剤全体
の0〜90重量%、好ましくは0〜80重量%とするも
ので、90重量%を超えると酸不安定基を有する溶剤の
効果が小さい場合がある。
【0020】(B)成分のアルカリ可溶性樹脂として
は、ポリヒドロキシスチレンもしくはその誘導体、特に
下記一般式(1)で示されるポリヒドロキシスチレンの
水酸基の水素原子を部分的に酸に不安定な基で置換した
ものが好適に用いられる。
【0021】
【化1】 (式中、Rは酸不安定基であり、q、rはそれぞれq/
(q+r)が0.05〜0.8の範囲となる数であ
る。)
【0022】ここで、上記式(1)中のRは酸不安定基
であり、例えばtert−ブチル基、tert−ブトキ
シカルボニル基、tert−ブトキシカルボニルメチル
基等のtert−ブチル誘導体の置換基、1−エトキシ
エチル基、1−プロポキシエチル基、1−n−ブトキシ
エチル基、1−iso−ブトキシエチル基、1−ter
t−ブトキシエチル基、1−tert−アミロキシエチ
ル基等の直鎖状もしくは分岐鎖状アセタール基、テトラ
ヒドロフラニル基、テトラヒドロピラニル基等の環状ア
セタール基などが挙げられる。
【0023】また、q、rはそれぞれq/(q+r)
(保護置換率)が0.05〜0.8、好ましくは0.1
〜0.5となる数(酸不安定基の置換率が5〜80モル
%、特に10〜50モル%のもの)であり、この範囲で
部分的に水酸基が酸不安定基で置換される。
【0024】このアルカリ可溶性樹脂は、重量平均分子
量が4,000〜100,000、好ましくは5,00
0〜50,000である。重量平均分子量及び置換率が
上記範囲外になるとパターンプロファイルの劣化や感度
が悪くなる場合が生じる。
【0025】アルカリ可溶性樹脂の配合量は、70〜9
0部、特に75〜85部が好ましい。
【0026】(C)成分の酸発生剤としては、公知のも
のを使用し得、例えばオニウム塩、オキシムスルホン酸
誘導体、ヒドロキシイミドスルホン酸エステル誘導体、
2,6−ジニトロベンジルスルホン酸誘導体、ピロガロ
ールスルホン酸エステル誘導体、ジアゾナフトキノンス
ルホン酸エステル誘導体、2,4−ビストリクロロメチ
ル−6−アリール−1,3,5−トリアジン誘導体、
α,α’−ビスアリールスルホニルジアゾメタン誘導体
などが挙げることができる。好ましくは、酸発生剤とし
て下記一般式(2)で表されるオニウム塩を使用する。
【0027】 (R’)nMY …(2) (式中、R’は同種又は異種の非置換又は置換芳香族基
を示し、Mはスルホニウム又はヨードニウムを示し、Y
はp−トルエンスルホネート又はトリフルオロメタンス
ルホネートを示す。nは2又は3を示す。)
【0028】ここで、上記芳香族基としては、フェニル
基、アルキル基やアルコキシ基などで置換されたフェニ
ル基を例示することができる。具体的には、下記のヨー
ドニウム塩やスルホニウム塩を挙げることができる。
【0029】
【化2】
【0030】上記酸発生剤の配合量は、0.5〜15
部、特に1〜8部の範囲が好適である。
【0031】(D)成分の溶解阻止剤としては、分子内
に1個以上酸によって分解する基、即ち酸不安定基を持
つ低分子量の化合物やポリマーが好適に用いられる。
【0032】低分子量の化合物の例としては、例えばビ
スフェノールA誘導体、炭酸エステル誘導体が挙げられ
るが、特にビスフェノールAの水酸基の水素原子をte
rt−ブトキシ基、tert−ブトキシカルボニル基、
tert−ブトキシカルボニルメチル基等のtert−
ブチル誘導体の置換基、1−エトキシエチル基、1−プ
ロポキシエチル基、1−n−ブトキシエチル基、1−i
so−ブトキシエチル基、1−tert−ブトキシエチ
ル基、1−tert−アミロキシエチル基等の直鎖状も
しくは分岐鎖状アセタール基、テトラヒドロフラニル
基、テトラヒドロピラニル基等の環状アセタール基で置
換した化合物が好ましい。
【0033】ポリマーの溶解阻止剤の例としては、p−
ブトキシスチレンとtert−ブチルアクリレートのコ
ポリマーやp−ブトキシスチレンと無水マレイン酸のコ
ポリマーなどが挙げられる。
【0034】上記溶解阻止剤の重量平均分子量は、50
0〜10,000が好ましい。溶解阻止剤の配合量は、
0〜40部、特に10〜30部が好ましい。
【0035】(E)成分のフッ素系界面活性剤として
は、例えばフロラード「FC−430」、「FC−43
1」(いずれも住友スリーエム(株)製)、サーフロン
「S−141」、「S−145」(いずれも旭硝子
(株)製)、ユニダイン「DS−401」、「DS−4
03」、「DS−451」(いずれもダイキン工業
(株)製)、メガファック「F−815」(大日本イン
キ化学工業(株)製)などを挙げることができる。
【0036】フッ素系界面活性剤の配合量は、0.00
5〜2部、特に0.01〜1部が好ましい。
【0037】更に、本発明のレジスト材料には、基板よ
りの乱反射の影響を少なくするための吸光性材料などの
添加剤を添加することもできる。
【0038】本発明の化学増幅ポジ型レジスト材料を使
用してパターン形成するには、公知のリソグラフィー技
術を採用して行うことができ、例えばシリコンウェハー
上へスピンコーティングし、0.5〜2.0μmに塗布
して80〜120℃で30〜200秒間ベーク(プリベ
ーク)した後、遠紫外線、電子線、X線等の高エネルギ
ー線を照射して露光後、70〜120℃で30〜200
秒間ベーク(ポストエクスポージャベーク、PEB)
し、次いでアルカリ水溶液で現像することにより行うこ
とができる。なお、本発明のレジスト材料は、特に高エ
ネルギー線の中でも254〜193nmの遠紫外線及び
電子線による微細パターニングに最適である。
【0039】
【発明の効果】本発明の化学増幅ポジ型レジスト材料
は、ポジ型レジストとして高エネルギー線、特にKrF
エキシマレーザーに感応し、解像性、保存安定性、成膜
性に優れ、しかもレジストパターンの耐熱性にも優れて
いるもので、微細加工技術に適した化学増幅ポジ型レジ
スト材料である。
【0040】
【実施例】以下、実施例と比較例を示して本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記実施例に限定されるもの
ではない。なお、各例中の部はいずれも重量部である。
【0041】[実施例、比較例]下記式(Polym.
1)で示される部分的に水酸基の水素原子をtert−
ブトキシカルボニル基で置換したポリヒドロキシスチレ
ン80部、下記式(PAG1)で示されるオニウム塩か
ら選ばれる酸発生剤5部、下記式(DRI1)で示され
る溶解阻止剤15部、フッ素系界面活性剤フロラード
「FC−430」0.1部を表1,2に示す溶剤に溶解
し、レジスト液を調合した。
【0042】これらの各組成物を0.1μmのテフロン
製フィルターで濾過することによりレジスト液を調製し
た。これをシリコンウェハー上へスピンコーティング
し、0.7μmに塗布した。次いで、このシリコンウェ
ハーを100℃のホットプレートで90秒間ベークし
た。
【0043】更に、エキシマレーザーステッパー(ニコ
ン社、NSR 2005EX NA=0.5)を用いて
露光し、90℃で90秒ベークを施し、2.38%のテ
トラメチルアンモニウムヒドロキシドの水溶液で現像を
行うと、ポジ型のレジストパターンを得ることができ
た。得られたレジストパターンを次のように評価した。
結果を表1,2に示す。評価方法: 感度(Eth)を求めた。次に0.30μm
のラインアンドスペースのトップとボトムを1:1で解
像する露光量を最適露光量(感度:Eop)として、こ
の露光量における分離しているラインアンドスペースの
最小線幅を評価レジストの解像度とした。また、解像し
たレジストパターンの形状は、走査型電子顕微鏡を用い
て観察し、最適露光量での0.30μmのラインのサイ
ドウォールアングル(Side−wall Angl
e:基板面とレジストパターン側壁の角度)を求めた。
即ち、この角度が90度に近いほどレジストパターンの
プロファイルが矩形である。レジスト感度の安定性は、
室温(23℃)で放置し、Ethの変化が初期値の10
%を超える日数で評価した。即ち、この日数が長いほど
レジスト感度の安定性に富む。
【0044】
【化3】
【0045】
【表1】
【0046】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹田 好文 新潟県中頸城郡頸城村大字西福島28−1 信越化学工業株式会社 合成技術研究 所内 (72)発明者 名倉 茂広 新潟県中頸城郡頸城村大字西福島28−1 信越化学工業株式会社 合成技術研究 所内 (56)参考文献 特開 平7−84361(JP,A) 特開 平8−240907(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 7/039 G03F 7/004 H01L 21/027

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルカリ可溶性樹脂と酸発生剤と有機溶
    剤とを含有する化学増幅ポジ型レジスト材料において、
    上記有機溶剤が、エチレングリコールtert−ブチル
    エーテル類、プロピレングリコールtert−ブチルエ
    ーテル類、メトキシメチルエーテル類、エトキシメチル
    エーテル類、メトキシエチルエーテル類、及びエトキシ
    エチルエーテル類から選ばれる少なくとも1個の酸不安
    定基を有する沸点90〜200℃の有機溶剤を含むこと
    を特徴とする化学増幅ポジ型レジスト材料。
  2. 【請求項2】 更に酸不安定基を有する溶解阻止剤を含
    有した請求項1記載の化学増幅ポジ型レジスト材料。
  3. 【請求項3】 更にフッ素系界面活性剤を含有した請求
    項1記載の化学増幅ポジ型レジスト材料。
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