JP3060708B2 - Fm受信機 - Google Patents

Fm受信機

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JP3060708B2
JP3060708B2 JP4086793A JP8679392A JP3060708B2 JP 3060708 B2 JP3060708 B2 JP 3060708B2 JP 4086793 A JP4086793 A JP 4086793A JP 8679392 A JP8679392 A JP 8679392A JP 3060708 B2 JP3060708 B2 JP 3060708B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動選局方式を有するF
M受信機、特に強入力特性が重要視されるカーラジオ等
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に従来のFM受信機について説明す
る。
【0003】図3は従来のFM受信機の要部ブロック図
の一部であり、1はアンテナ、2は受信周波増幅器、3
は混合器、4はマイコン、5は局部発振器、6は中間周
波増幅器、7は検波器、8は自動利得調整器、9はレベ
ル検出器、10はレベル・メータ出力回路である。
【0004】以上のように構成されたFM受信機につい
て、以下その動作を説明する。図3において、アンテナ
1より入力された希望受信局(以下、希望局という)の
信号は広帯域濾過器を含む受信周波増幅器2で増幅され
る。次に、混合器3で希望信号とマイコン5により制御
される周波数を発生させる局部発振器4の信号によりF
M中間周波に周波数変換され、狭帯域濾過器を含む中間
周波増幅器6で増幅される。この後、検波器7で音声帯
域信号に変換される。
【0005】また、自動利得調整器8は、混合器3の
力側または出力側より取り出した信号の大きさに応じて
受信周波増幅器2の増幅度を変化させる。レベル検出器
9は、中間周波増幅器6に入力される信号レベルを検出
する。レベル・メータ出力回路10は、このレベル検出
器9で検出された信号を直流電圧に変換する。このレベ
ル・メータ出力回路10の直流電圧によって、自動利得
調整器8の利得を変化させる。以上の動作により自動利
得調整が機能する。
【0006】これは希望局以外の放送局(以下、妨害局
という)の信号により自動利得調整器8が動作し、希望
局の信号が必要以上に減衰し聴取が困難になる感度抑圧
を防止するためである。
【0007】そして、自動選局時は上記の動作はそのま
まで混合器3に入る局部発振器5の信号の周波数のみを
マイコン4により制御させることにより受信可能な放送
局を検索する動作を行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、自動利得調整器8の出力には不要な交流
成分を除去するために時定数回路が接続されており、自
動選局時等で急に入力のレベルが変化しても即応でき
ず、ある時間内は自動利得調整器の時定数回路が直流電
圧を維持する。
【0009】ある放送局に同調を固定して受信している
時は問題とならないが、自動選局時では次のようなこと
が問題となる。
【0010】例えば、アンテナに入力した信号が大きい
放送局を受信した時自動利得調整器8が動作するが、次
の放送局を探すために局部発信周波数が変化しても自動
利得調整器8は動作したままとなる。このためアンテナ
に入力した信号が小さい放送局の場合には手動による選
局時では聴取することができても放送局が無い、あるい
は受信ができないと判断されてしまうという欠点を有し
ている。
【0011】もちろん、各ステップでの時間を長くすれ
ば問題はないが受信帯域の上限から下限、または下限か
ら上限までの周波数掃引時間が不必要に長くなってしま
うという欠点を有している。
【0012】また時定数回路を切り換えることで周波数
掃引時間を短縮することも考えられるが、不要な交流成
分を十分に除去できないために雑音成分で誤動作してし
まうおそれがある。
【0013】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、自動受信時の周波数掃引時間を不必要に長くするこ
となく、かつ自動利得調整器による誤動作の防止を図る
ことのできるFM受信機を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明のFM受信機は、アンテナの出力を増幅する
受信周波増幅器と、前記受信周波増幅器の出力信号と局
部発振器の出力信号を混合する混合器と、前記混合器の
出力信号を増幅する中間周波増幅器と、前記中間周波増
幅器の出力信号レベルを検出するレベル検出器と、前記
レベル検出器の出力信号が入力されるレベル・メータ出
力回路と、前記レベル・メータ出力回路の出力レベルに
応じて自らの利得が制御され、前記混合器の入力側また
は出力側から取り出された信号に応じて前記受信周波増
幅器の利得を制御する自動利得調整器と、前記自動利得
調整器の利得を切り替える利得切替器とを備え、自動選
局時に、マイコンの出力で前記局部発振器の発振周波数
を制御すると共に、前記マイコンの出力で前記利得切替
器を作動させて前記自動利得調整器の利得を所定割合で
低下させる構成である。
【0015】
【作用】この構成によって、通常の受信時から自動選局
時の動作に切り替わると、自動利得調整器の利得が通常
受信時の所定割合で小さくなるため、周波数掃引する際
の自動利得調整器の出力変動が少なくなり、安定な自動
選局を行うことができる。
【0016】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0017】図1は本発明の一実施例におけるFM受信
機の要部ブロック図の一部を示すものである。
【0018】図1において、1はアンテナ、2は受信周
波増幅器、3は混合器、4は局部発振器、5はマイコ
ン、6は中間周波増幅器、7は検波器、8は自動利得調
整器、9はレベル検出器、10はレベル・メータ出力回
路、11は利得切替器である。
【0019】そして、図1における1から10の構成要
素は従来のものと同様であり、アンテナ1より希望局の
信号は受信周波増幅器2で増幅される。混合器3は、受
信周波増幅器2の出力信号と局部発振器4の出力信号が
入力され、希望局の信号をFM中間周波に周波数変換す
る。局部発振器4は、マイコン5の出力によって発振周
波数が制御される。狭帯域濾波器を含む中間周波増幅器
6は周波数変換されたFM中間周波を増幅し、検波器7
は中間周波増幅器6の出力を検波して音声帯域信号を得
る。また、自動利得調整器8は、混合器3の入力側また
は出力側より取り出した信号の大きさに応じて受信周波
増幅器2の増幅度を変化させる。レベル検出器9は、中
間周波増幅器6に入力される信号レベルを検出する。レ
ベル・メータ出力回路10は、このレベル検出器9で検
出した信号を直流電圧に変換する。このレベル・メータ
出力回路10の直流電圧によって、自動利得調整器8の
利得を変化させる
【0020】本実施例では、自動選局時と通常の受信時
とを区別する直流電圧がマイコン5より出力される。こ
の直流電圧を利用して利得切替器11を動作させて、自
動利得調整器8の利得を切り替える。そして、受信周波
増幅器2の利得を変化させることにより、自動選局時と
通常の受信時の感度を変化させる。
【0021】このようにして自動受信時に妨害信号で受
信可能な局が感度抑圧で誤動作することを防止できる。
【0022】図2は、本発明のFM受信機に用いた(利
得切替器11を含む)自動利得調整器8の詳細な回路
である。
【0023】トランジスタQ1,Q2,抵抗R1および
電流源IO から成る差動増幅器は電流発生回路であり、
端子Aには基準電圧が与えられ、端子Bにはレベル・メ
ータ出力回路10の出力直流電圧に応じて可変される出
力電流をトランジスタQ2のコレクタから出力する。そ
して、この出力電流の最大値は電流源I O の電流値で制
限される。
【0024】この電流発生回路の出力電流は、カレン
ラーを構成するトランジスタQ3のコレクタに入力さ
れる。一対のトランジスタQ3とQ4はカレントミラー
であり、トランジスタQ3のコレクタ電流とトランジス
タQ4のコレクタ電流はほぼ等しくなり、トランジスタ
Q4のコレクタ電流がエミッタに供給されるトランジス
タQ5とQ6にはそれの約半分の電流が出力される。従
って、トランジスタQ3のコレクタをカレントミラーの
入力と考えれば、入力に与えられる電流の約半分の電流
をトランジスタQ5とQ6の各コレクタからそれぞれ出
力することになる。
【0025】トランジスタQ5のコレクタはトランジス
タQ7のコレクタとダイオードD1のアノード側に接続
されている。トランジスタQ6のコレクタはダイオード
D1のカソード側とトランジスタQ8のコレクタ、ベー
ス、トランジスタQ9のベースに接続されている。
【0026】エミッタを共通接続したトランジスタQ1
0,Q11は、コレクタに負荷抵抗R2,R3を有した
差動増幅器を構成し、端子D,Eから入力される混合器
3の出力を増幅する。また、この差動増幅器(Q10,
Q11)は図1中の自動利得調整器8の主回路に相当す
る。この差動増幅器の増幅度は、トランジスタQ9の電
流値の大きさによって決定される。なお、差動増幅器
(Q10,Q11)の出力端子F,Gは自動利得調整器
8の出力端子であり、その出力電圧は受信周波増幅器2
に供給される。
【0027】トランジスタQ8とQ9は、カレントミラ
ーを構成しており、トランジスタQ8に供給される電流
をミラー反転し、ミラー反転した電流をトランジスタQ
9のコレクタに出力する
【0028】トランジスタQ7のベースが接続された端
子Cには、マイコン5の出力直流電圧が与えられ、その
出力直流電圧のレベルによって、自動選局時と通常の受
信時の状態を判別する。
【0029】例えば、自動選局時には、マイコン5から
端子Cにハイレベルが与えられ、トランジスタQ7は導
通する。すると、トランジスタQ5のコレクタ電流は全
てトランジスタQ7に流れ込み、トランジスタQ6のコ
レクタ電流はカレントミラー(Q8,Q9)を介してト
ランジスタQ10,Q11のエミッタ共通接続点に供給
され、差動増幅器(Q10,Q11)が動作する
【0030】この時、ダイオードD1は、トランジスタ
Q6のコレクタ電流がトランジスタQ7に流れるのを防
している。
【0031】通常の受信時には、マイコン5から端子C
にローレベルが与えられ、トランジスタQ7は遮断状態
となり、トランジスタQ5,Q6に流れる電流は全てト
ランジスタQ8に流れ込み、差動増幅器(Q10,Q1
1)のバイアス電流(トランジスタQ9のコレクタ電
流)は自動選局時の2倍の値になり、差動増幅器(Q1
0,Q11)は自動選局時の2倍の利得で動作する。
【0032】従って、差動増幅器(Q10,Q11)に
おける自動選局時の利得を、通常の受信時の1/2倍に
低下させて、自動利得調整器8の検出感度を自動選局時
に合わせて低下させ、周波数掃引の際に発生する妨害信
号の影響を小さくすることができる。
【0033】このようにして妨害信号による自動選局時
の受信可能な局の判別を手動による選局時と同様にする
ことができる。
【0034】なお、差動増幅器(Q1,Q2)の出力電
流を分配して出力するカレントミラー用のトランジスタ
Q5,Q6は、特にこの構成である必要はなく、必要に
応じてn個のトランジスタを使用するか、またはコレク
タ面積等を変えることにより、差動増幅器(Q10,Q
11)の利得の低下量を正確に設定することができる。
【0035】同様に差動増幅器は特に差動増幅器である
必要はなく、最大利得量、最大振幅等に応じて増幅器を
構成すればよい。
【0036】
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明のFM受信機は、
常の受信時から自動選局時の動作に切り替わると、自動
利得調整器の利得が通常受信時の所定割合で小さくなる
ため、周波数掃引の際の自動利得調整器の出力変動が小
さくなり、安定な自動選局を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるFM受信機の要部の
ブロック図
【図2】本発明の一実施例における利得切替器の回路図
【図3】従来例のFM受信機の要部のブロック図
【符号の説明】
1 アンテナ 2 受信周波増幅器 3 混合器 4 局部発振器 5 マイコン 6 中間周波増幅器 7 検波器 8 自動利得調整器 9 レベル検出器 10 レベル・メータ出力回路 11 利得切替器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナの出力を増幅する受信周波増幅
    器と、 前記受信周波増幅器の出力信号と局部発振器の出力信号
    を混合する混合器と、 前記混合器の出力信号を増幅する中間周波増幅器と、 前記中間周波増幅器の出力信号レベルを検出するレベル
    検出器と、 前記レベル検出器の出力が入力されるレベル・メータ出
    力回路と、前記レベル・メータ出力回路の出力レベルに応じて自ら
    の利得が制御され、前記混合器の入力側または出力側か
    ら取り出された信号に応じて前記受信周波増幅器の利得
    を制御する 自動利得調整器と、前記自動利得調整器の利得を切り替える利得切替器と
    備え、自動選局時に、マイコンの出力で前記局部発振器の発振
    周波数を制御すると共に、前記マイコンの出力で前記利
    得切替器を作動させて前記自動利得調整器の利得を所定
    割合で低下させる ことを特徴とするFM受信機。
  2. 【請求項2】 基準電圧とレベル・メータ出力回路の出
    力レベルを比較しそれに応じた出力電流を発生する第1
    の差動増幅器、前記第1の差動増幅器の出力電流をミラ
    ー反転する第1,第2のカレントミラー、前記第1のカ
    レントミラーの出力電流をミラー反転する第3のカレン
    トミラー、および前記第3のカレントミラーの出力電流
    がエミッタ共通接続点に供給され、コレクタ回路に負荷
    抵抗を有し、差動入力に混合器の出力信号が入力される
    第2の差動増幅器から成る自動利得調整器と、 前記第1のカレントミラーの出力と前記第2のカレント
    ミラーの出力との間に接続され、順方向導通によって前
    記第2のカレントミラーの出力電流を前記第3のカレン
    トミラーに供給するダイオード、および自動選局時のマ
    イコンの出力に応じて前記ダイオードの導通状態をオフ
    するトランジスタから成る利得切替器とを有した 請求項
    1記載のFM受信機。
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