JP3060661U - 消毒装置 - Google Patents
消毒装置Info
- Publication number
- JP3060661U JP3060661U JP1998010699U JP1069998U JP3060661U JP 3060661 U JP3060661 U JP 3060661U JP 1998010699 U JP1998010699 U JP 1998010699U JP 1069998 U JP1069998 U JP 1069998U JP 3060661 U JP3060661 U JP 3060661U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electric blower
- chamber
- disinfecting
- refrigerator
- gas
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- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 温度ムラ、消毒ガスのムラの極めて少ない装
置の提供。 【解決手段】 消毒庫内に消毒薬液気化器が設置され、
それに対し、庫外の薬液供給手段が接続され、前記消毒
庫に庫内加温ヒーターが設けられ、庫内のガスを循環さ
せるように電動ブロアがダクトの途中に設けられ、該電
動ブロアの回転速度を無段階に調節できるように、該電
動ブロアのモーターにインバーターが接続され、前記電
動ブロアの回転速度を変化させるようにした。
置の提供。 【解決手段】 消毒庫内に消毒薬液気化器が設置され、
それに対し、庫外の薬液供給手段が接続され、前記消毒
庫に庫内加温ヒーターが設けられ、庫内のガスを循環さ
せるように電動ブロアがダクトの途中に設けられ、該電
動ブロアの回転速度を無段階に調節できるように、該電
動ブロアのモーターにインバーターが接続され、前記電
動ブロアの回転速度を変化させるようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】 本考案は、消毒装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 従来のホルムアルデヒド等のガス消毒機として、次のよう なものがあった。即ち、ホルマリン消毒液およびアンモニア水中和液の供給・気 化手段を備えた消毒乾燥室と、消毒乾燥室からの消毒ガスを加熱・再循環して消 毒乾燥室の室内温度の保持に供する手段と、消毒乾燥室からの消毒ガスに代えて 系外からの空気を加熱して消毒乾燥室の室内温度の保持に供する手段と、消毒後 にガスを消毒乾燥室外に排出する手段とからなるものである。 そして消毒室内において、温度調節と消毒薬均一化のために行う気体の循環を 電動ブロアにより行う場合、ブロアの回転速度を一定のまま継続して行うか、ブ ロア自体を間欠的に運転,停止していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、ブロアの風量・風速が大 きいため、運転立ち上がり時などの室内温度を速く上げる場合には有効であるが 、同じ回転速度で循環させていると、空気の動きが一定になり温度ムラが出来や すく、消毒液を使った場合には濃度ムラが生じやすかった。 本考案は上記課題を解決し、温度ムラ、消毒ガスのムラの極めて少ない装置を 提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するため、本考案の第1構 成は次のとおりとする。即ち、消毒庫内に消毒薬液気化器が設置され、それに対 し、庫外の薬液供給手段が接続され、前記消毒庫に庫内加温ヒーターが設けられ 、庫内のガスを循環させるように電動ブロアがダクトの途中に設けられ、該電動 ブロアの回転速度を無段階に調節できるように、該電動ブロアのモーターにイン バーターが接続され、前記電動ブロアの回転速度を変化させるようにしたことで ある。
【0005】 第2構成は、消毒庫内に消毒薬液気化器が設置され、それに対し、庫外の薬液 供給手段が接続され、前記消毒庫に庫内加温ヒーターが設けられ、庫内のガスを 循環させるように電動ブロアがダクトの途中に設けられ、該電動ブロアの回転速 度を無段階に調節できるように、該電動ブロアのモーターにインバーターが接続 され、前記電動ブロアの回転速度を波形状に変化させるようにしたことである。
【0006】
【考案の実施の形態】 以下に本考案の実施態様を図面に示す一実施例にも とづき説明する。図1における消毒装置において、消毒庫1内には薬液気化器2 が設置され、それに対し、庫外のポンプ3および薬液タンク4が接続される。ま た、消毒庫1には庫内加温ヒーター5が設けられ、庫内のガスを循環させるよう に電動ブロア6がダクト7の途中に設けられる。そして、このブロア6の回転速 度を無段階に調節できるように、インバーター8が設けられ、ブロア6のモータ ーに接続される。
【0007】 以上において作動状態を説明する。被消毒物を消毒庫1内に入れて扉を閉める 。消毒装置の運転を開始し、ブロア6と加温用ヒーター5を使用して庫内の温度 を上げてから、消毒液(ホルマリン濃度12〜13%、200cc)を気化させ る。そして、予め定められている消毒時間の間、前記ブロア6の回転速度をイン バーター8を介して無段階、例えばサインカーブのよううな回転速度変化で運転 させる。その後、庫内のガスを排出手段(図示省略)で庫外へ排出する。
【0008】 さてここで、前記ブロア6の回転数が下がると風量・風速が小さくなり、回転 数が高い時に比べて空気の動きに変化が出てくる。ルーバー等の器械的な手段を 使わずに、電動ブロア6の回転数を変化させることにより庫内の空気の循環に変 化を生じさせ、温度ムラ及び消毒ガスの濃度ムラを少なくすることができる。ま た、空気の移動速度が遅くなるので、庫内の被消毒物と消毒ガスとの接する時間 が長くなり、消毒効果が高められる。
【0009】 ここで、本考案に係るパルスインバーター方式と、従来の一定回転速度方式の 場合とで、効果の確認のために指標菌を消毒できる条件の比較試験を行った。以 下にその方法を示す。 消毒装置として、株式会社メディエート(住所;京都府久世郡久御山町森字川端 16−1)製の殺菌装置HE−3E型を使用した。消毒庫内寸法は、幅1200 mm,高さ1900mm,奥行2300mmで、庫内容積5.244m3である。 インバーターは富士電機株式会社(住所;東京都千代田区有楽町一丁目12番1 号)製のFVRO.4S11S−2S型式を使用した。使用した指標菌は、スリ ーエムヘルスケア社製の生物学的インジケータAttest(アテスト)1264であ る。庫内設定温度は、45℃〜60℃(45℃以上は結露をさせないためで、6 0℃以下はマットレスの耐熱温度のため)とした。使用した消毒薬はホルマリン 水(濃度12〜13%)であり、その使用量を変えて消毒をした。
【0010】 ブロア6の運転条件は図2のように回転速度を波形状に変化させた。即ち、最 高回転速度3,150回転/分(100%)から最低回転速度870回転/分( 27.5%)までの範囲において、5分間隔で最高速度(最低速度)が繰り返さ れるような波形状をなす回転速度である。そして、実施方法は、指標菌をマット レスの内部に留置し、任意の量の消毒薬でそのマットレスの消毒を行った後、指 標菌を取り出し、インキュベータの中にセットし、37℃で48時間培養して、 変色するかどうかで結果を判定した。
【0011】 その結果は次のようになった。インバーターを使用しない従来の場合は、庫内 温度55℃,ホルマリン水量260CC,消毒時間90分で消毒できた。本考案 によるパルスインバーター方式の場合は、庫内温度55℃,ホルマリン水量20 0CC,消毒時間70分で消毒できた。即ち、庫内温度を同一としたとき、消毒 薬(ホルマリン水)は20%程度少なくてよく、消毒時間も約20%短縮できた 。
【0012】 本考案は前記した実施例や実施態様に限定されず、実用新案登録請求の精神お よび範囲を逸脱せずに種々の変形を含む。
【0013】
【考案の効果】 インバーターにより電動ブロアの回転数を変化させること により、空気の動きが一定でなくなり温度のムラと消毒薬の濃度のムラを少なく することができるようになった。また、電動ブロアの回転数を低くすると循環の 風速が小さくなり、被消毒物と消毒薬との接触時間が長くなり、消毒薬の効果を 高めることができることとなった。
【図1】 本考案の一実施例の系統図である。
【図2】 本考案に使用される送風機の運転条件のグラ
フである。
フである。
【図3】 本考案の実施例の空気流の状態図である。
【図4】 従来技術の空気流の状態図である。
1 消毒庫 2 消毒薬液気化器 3 ポンプ 4 薬液タンク 5 ヒーター 6 ブロア 7 ダクト 8 インバーター
Claims (2)
- 【請求項1】 消毒庫内に消毒薬液気化器が設置され、
それに対し、庫外の薬液供給手段が接続され、前記消毒
庫に庫内加温ヒーターが設けられ、庫内のガスを循環さ
せるように電動ブロアがダクトの途中に設けられ、該電
動ブロアの回転速度を無段階に調節できるように、該電
動ブロアのモーターにインバーターが接続され、前記電
動ブロアの回転速度を変化させるようにしたことを特徴
とする消毒装置。 - 【請求項2】 消毒庫内に消毒薬液気化器が設置され、
それに対し、庫外の薬液供給手段が接続され、前記消毒
庫に庫内加温ヒーターが設けられ、庫内のガスを循環さ
せるように電動ブロアがダクトの途中に設けられ、該電
動ブロアの回転速度を無段階に調節できるように、該電
動ブロアのモーターにインバーターが接続され、前記電
動ブロアの回転速度を波形状に変化させるようにしたこ
とを特徴とする消毒装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998010699U JP3060661U (ja) | 1998-12-29 | 1998-12-29 | 消毒装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998010699U JP3060661U (ja) | 1998-12-29 | 1998-12-29 | 消毒装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3060661U true JP3060661U (ja) | 1999-09-07 |
Family
ID=43194473
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998010699U Expired - Lifetime JP3060661U (ja) | 1998-12-29 | 1998-12-29 | 消毒装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3060661U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016112301A (ja) * | 2014-12-17 | 2016-06-23 | パナソニックヘルスケアホールディングス株式会社 | アイソレータシステム |
-
1998
- 1998-12-29 JP JP1998010699U patent/JP3060661U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016112301A (ja) * | 2014-12-17 | 2016-06-23 | パナソニックヘルスケアホールディングス株式会社 | アイソレータシステム |
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