JP3060570U - 丸形コネクタ - Google Patents

丸形コネクタ

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JP3060570U
JP3060570U JP1998010355U JP1035598U JP3060570U JP 3060570 U JP3060570 U JP 3060570U JP 1998010355 U JP1998010355 U JP 1998010355U JP 1035598 U JP1035598 U JP 1035598U JP 3060570 U JP3060570 U JP 3060570U
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伸幸 中島
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エス・ディ・ケイ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 丸形コネクタの部品コストを下げると共に組
立てを容易にする。 【解決手段】 中心孔にコンタクト52を支持するユニ
ット本体51には、円筒状のコネクタ本体70がねじの
螺合によって結合されている。コンタクト52の後端側
に、ケーブル1の導体1aが接続され、該ケーブル1の
外被1dは、クランプ金具60でクランプされている。
コネクタ本体70の後端側には、筒状のかしめ部80が
延設され、クランプ金具60が該かしめ部80でクラン
プされている。これにより、ケーブル1に外部からの張
力がかかっても、直接その張力が導体1a及びコンタク
ト52の接続箇所にかからないようになっている。コネ
クタ本体70とユニット本体51とを結合するときに
は、コネクタ本体70をユニット本体51に仮止めの螺
合で軽く締め、かしめ部80をかしめた後に該かしめ部
80を支点として規定のトルクで締め付ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ケーブルの端部に接続される丸形コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図2(a),(b)は、従来の丸形コネクタの一例を示す構成図であり、同図 (a)は一部を切り欠いた正面図、及び同図(b)は同図(a)のA−A断面図 である。 この丸形コネクタは、ケーブル1の端部に取り付けられて該ケーブル1中の信 号伝送用導体1aを接続対象に接続するものであり、プラグシェルユニット10 と、ケーブル1を把持するクランプ金具20と、該プラグシェルユニット10の 後端側にねじで結合されると共にクランプ金具20に係止されたコネクタ本体3 0と、該コネクタ本体30の後端側を覆うブッシング40と、該コネクタ本体3 0に取り付けられて該プラグシェルユニット10の周囲を所定の間隙を開けて囲 む保護カバー45とを備えている。
【0003】 ケーブル1の信号伝送用導体1aは、絶縁体1bで絶縁被覆され、これら絶縁 被覆された導体1aが撚合されて、ケーブル心が構成されている。ケーブル心に は、必要に応じて編組シールドや横巻きシールド等のシールド1cが施され、そ の上が外被1dで覆われている。プラグシェルユニット10は、ケーブル1の先 端に取り付けられるものである。
【0004】 プラグシェルユニット10は、例えば亜鉛めっき合金製の円筒状のユニット本 体11と、複数のコンタクト12と、ユニット本体11の内側に固定されて該複 数のコンタクト12を支持するコンタクト支持部13とで構成されている。ユニ ット本体11の先端側の外周面には、接続対象の例えばレセプタクルに嵌合する 嵌合用凸部11aが形成され、該ユニット本体11の後端側の外周面にはねじ1 1bが形成されている。複数のコンタクト12は、例えば銀めっきが施された黄 銅でそれぞれ形成され、各コンタクト12の先端側には雄型接触子12aが形成 されると共に、後端側には導体接続部12bがそれぞれ形成されている。導体接 続部12bに導体1aが半田付け等で接続されている。支持部13は、ポリアミ ド樹脂等の絶縁部材で構成され、複数のコンタクト12の先端側がユニット本体 11の先端側を向くように、該複数のコンタクト12をユニット本体11の中心 孔の軸に平行に絶縁して支持している。
【0005】 図3は、図2中のクランプ金具20を示す斜視図である。 クランプ金具20は、ケーブル1の外被1dを把持するものであり、例えば黄 銅製の帯状板で形成されている。クランプ金具20は、ケーブル1を把持する前 には、図3のようにU字形になっており、把持するときにかしめられたものであ る。クランプ金具20には、U字形の外側からみて凹部、内側からみて凸部とな るボス21が2か所に形成されている。ケーブル1がシールド11cを有する場 合には、シールド11cがケーブル1の先端側で外被1dの外周側に折返され、 クランプ金具20は、該折返されたシールド1c上から外被11dを把持する。
【0006】 コネクタ本体30は、ニッケルめっきが施された黄銅で形成されて円筒状をな している。コネクタ本体30の先端側の内周面にはねじ31が形成されている。 ねじ31とユニット本体11のねじ11bとの螺合により、コネクタ本体30と ユニット本体11とは結合され、これらユニット本体11の中心孔とコネクタ本 体30の中心孔が連通している。コネクタ本体30の中心孔にはケーブル1及び これを把持するクランプ金具20が介在している。 コネクタ本体30の後端側の外周面には、スパナかけ部32が形成されると共 に、ねじ孔33が形成されている。このスパナかけ部32は、ねじ31とねじ1 1bとを螺合するときに、所定のトルクをかけるために用いられるものである。 ねじ孔33には、止めねじが34が、クランプ金具20のボス21の一方に、先 端が落ち込むように締め付けられている。
【0007】 コネクタ本体30のほぼ中央の外周面には、凹状の溝35が形成され、該溝3 5に係止された漏斗状のゴム製のブッシング40によって該コネクタ本体30の 後端側が覆われている。ケーブル1は、ブッシング40の中心孔を通過している 。 コネクタ本体30の先端側の外周面にはばね45が取り付けられると共に、さ らに、黄銅製の円筒状の保護カバー46が摺動自在に取付けられている。保護カ バー46は、ばね45で付勢されてユニット本体11の外周面を所定の間隙をあ けて包囲している。保護カバー46の外周面にはローレット46aが形成されて いる。
【0008】 次に、この丸形コネクタの概略の組立て手順を説明する。 ケーブル1の先端からブッシング40と、ばね45及び保護カバー46が装着 されたプラグ本体30とを順に通し、該ケーブル1の先端から導体1aを剥き出 す。シールド1cがあれば、該シールド1cも剥き出して外被1dの外周側に折 返す。次に、U字形のクランプ金具20を外被1d或いは折返したシールド1c 上に被せ、これをかしめ工具等でかしめて外被1dを把持するようにする。
【0009】 クランプ金具20のかしめに前後し、導体1aをコンタクト12の導体接続部 12bに半田付けする。かしめ及び半田付けが終了した段階で、ユニット本体1 1のねじ11bとコネクタ本体30のねじ31との螺合を行う。この螺合では、 トルクレンチ等をスパナかけ部32に掛けて規定のトルクで締め込む。 ユニット本体11のねじ11bとコネクタ本体30のねじ31との螺合が終了 した後、ねじ孔33に止めねじ34を締め付け、該止めねじ34の先端をクラン プ金具20のボス21の一方に付き当てて止める。次に、ブッシング40をコネ クタ本体30の後端側から被せ、該ブッシング40を溝35に係止する。
【0010】 以上のようにして組立てられた丸形コネクタは、嵌合部11aをレセプタクル 等に嵌合させて用いられる。嵌合することにより、導体1aがコンタクト12を 介して接続対象に接続される。また、コネクタ本体30にクランプ金具20が止 めねじ34で結合しているので、外部からケーブル1に張力が加えられても、導 体1aの接続箇所に直接その張力がかからない。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の図2の丸形コネクタでは、次のような課題があった。 コネクタ本体30には、スパナかけ部32が必要であると共にねじ孔33が必 要である。これらのスパナかけ部32及びねじ孔33は、コネクタ本体30の円 筒を切削するのとは同時に形成できず、別の切削加工等により形成される。その ため、コネクタ本体30の部品コストが高くつき、丸形コネクタの低価格化が困 難であった。また、止めねじ34を締め付ける工程が必要であるばかりでなく、 該止めねじ34の先端をボス21の位置に合わせる必要があり、ねじ34を締め 付ける直前に、ケーブル1を後端側で捻ってその位置調整を行う必要があった。 この位置調整は、微小なねじ孔32を介してボス21の位置を目視で確認しつつ 行うので、コネクタの組立て作業が容易でないという課題があった。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本考案のうちの第1の考案は、互いに絶縁された 任意数の信号伝送用導体をケーブル心に持つと共に該ケーブル心が外被で覆われ たケーブルの端部に接続される丸形コネクタにおいて、次のようなプラグシェル ユニット、クランプ金具、コネクタ本体、かしめ部、ブッシング、及び保護カバ ーを備えている。 前記プラグシェルユニットは、第1の中心孔が形成された金属製の円筒状をな し、先端側の外周面に嵌合部が形成されると共に後端側の外周面にねじが形成さ れたユニット本体、金属製の棒状をなし、先端には雄型接触部が形成されると共 に後端には導体接続部がそれぞれ形成され、該導体接続部には前記ケーブルの端 部から剥き出された前記導体が選択されて接続された任意数のコンタクト、及び 絶縁部材で構成され、前記ユニット本体の第1の中心孔内で前記各コンタクトの 先端側を前記ユニット本体の先端側にそれぞれ向け且つ該各コンタクトを該ユニ ット本体の軸に平行に互い絶縁して支持するコンタクト支持部を有している。
【0013】 クランプ部材は、帯状であり、前記プラグシェルユニットの後端から所定距離 離れた位置で前記外被を把持するものである。コネクタ本体は、第2の中心孔が 形成された金属製の円筒状をなし、先端側の内周面にねじが形成され、該内周面 のねじと前記ユニット本体のねじとの間の仮止めの螺合と該仮止めの螺合後の規 定のトルクをかけた仕上げの螺合とにより、前記プラグシェルユニットに該規定 のトルクで結合されるものであり、該ユニット本体の前記第1の中心孔に連通す る該第2の中心孔に前記ケーブルを介在させている。かしめ部は、前記コネクタ 本体の後端から延設され、該コネクタ本体の前記第2の中心孔に連通する第3の 中心孔が形成された金属製の筒状をなし、前記仮止め螺合を行う際には該第3の 中心孔に前記ケーブル及び前記クランプ部材を介在させて移動自在に支え、該仮 止めの後の前記仕上げの螺合を行う際にかしめられて該クランプ部材を内周面で 把持すると共に該仕上げの螺合における支点を構成するものである。ブッシング は、第4の中心孔が形成された筒状をなし、前記ケーブルを該第4の中心孔に介 在させると共に前記かしめ部の外周面及び前記コネクタ本体の後端側の外周面を 該筒状の内周面で内接して覆うものである。保護カバーは、前記ユニット本体の 外径よりも大きな内径を持つ筒状をなし、前記コネクタ本体の外周面に摺動自在 にばねを挟んで取り付けられ、該ばねで付勢されて該ユニット本体の外周面を隙 間を開けて包囲するものである。
【0014】 第2の考案は、第1の考案の丸形コネクタにおいて、前記ケーブルは、前記ケ ーブル心の外周を覆うシールドを有し、該シールドが剥き出されて前記外被の外 周上に折り返された構成とし、前記クランプ部材は、導電性部材で形成し、前記 外被の外周上に折り返されたシールドの上から該外被を把持する構成にしている 。 第3の考案は、第1の考案の丸形コネクタにおいて、前記かしめ部は、前記第 3の中心孔の軸に垂直な断面が多角形になるようにかしめた構成にしている。 第4の考案は、第2の考案の丸形コネクタにおいて、前記かしめ部は、前記第 3の中心孔の軸に垂直な断面が多角形になるようにかしめている。
【0015】 第1〜第4の考案によれば、以上のように丸形コネクタを構成したので、ケー フルの外被はクランプ部材で把持される。雄型接触子を持つプラグシェルユニッ トとコネクタ本体とが、仮止めの螺合と仕上げの螺合とにより、結合される。こ れらの螺合のうちの仕上げの螺合を行う際には、かしめ部がかしめられ、該かし められたかしめ部が支点として用いられてプラグシェルユニットとコネクタ本体 とが規定のトルクで締め付けられる。また、かしめ部がかしめられてクランプ部 材をクランプすることにより、ケーブルに張力がかかっても、その張力がクラン プ金具及びかしめ部を介してコネクタ本体にかかる。つまり、導体接続部には、 張力がかからないようになる。
【0016】 第5の考案は、互いに絶縁された任意数の信号伝送用導体をケーブル心に持つ と共に該ケーブル心が外被で覆われたケーブルの端部に接続される丸形コネクタ において、次のようなジャックシェルユニット、クランプ金具、コネクタ本体、 かしめ部、ブッシング、及び保護カバーを備えている。
【0017】 前記ジャックシェルユニットは、第1の中心孔が形成された金属製の円筒状を なし、先端側の外周面に嵌合部が形成されると共に後端側の外周面にねじが形成 されたユニット本体、金属製の棒状をなし、先端には雌型接触部が形成されると 共に後端には導体接続部がそれぞれ形成され、該導体接続部には前記ケーブルの 端部から剥き出された前記導体が選択されて接続された任意数のコンタクト、及 び絶縁部材で構成され、前記ユニット本体の第1の中心孔内で前記各コンタクト の先端側を該ユニット本体の先端側にそれぞれ向け且つ該各コンタクトを該ユニ ット本体の軸に平行に互い絶縁して支持するコンタクト支持部を有している。ク ランプ部材は、前記ジャックシェルユニットの後端から所定距離離れた位置で前 記外被を把持するものである。コネクタ本体は、第2の中心孔が形成された金属 製の円筒状をなし、先端側の内周面にねじが形成され、該内周面のねじと前記ユ ニット本体のねじとの間の仮止めの螺合と該仮止めの螺合後の規定のトルクをか けた仕上げの螺合とにより、前記ジャックシェルユニットに該規定のトルクで結 合されるものであり、該ユニット本体の前記第1の中心孔に連通する該第2の中 心孔に前記ケーブルを介在させている。かしめ部は、前記コネクタ本体の後端か ら延設され、該コネクタ本体の前記第2の中心孔に連通する第3の中心孔が形成 された金属製の筒状をなし、前記仮止め螺合を行う際には該第3の中心孔に前記 ケーブル及び前記クランプ部材を介在させて移動自在に支え、該仮止めの後の前 記仕上げの螺合を行う際にかしめられて該クランプ部材を内周面で把持すると共 に該仕上げの螺合における支点を構成するものである。ブッシングは、第4の中 心孔が形成された筒状をなし、前記ケーブルを該第4の中心孔に介在させると共 に前記かしめ部の外周面及び前記コネクタ本体の後端側の外周面を該筒状の内周 面で内接して覆うものである。保護カバーは、前記ユニット本体の外径よりも大 きな内径を持つ筒状をなし、前記コネクタ本体の外周面に摺動自在にばねを挟ん で取り付けられ、前記バネで付勢されて該ユニット本体の外周面を隙間を開けて 包囲するものである。
【0018】 第6の考案は、第5の考案の丸形コネクタにおいて、前記ケーブルは、前記ケ ーブル心の外周を覆うシールドを有し、該シールドが剥き出されて前記外被の外 周上に折り返された構成としている。そして、前記クランプ部材は、導電性部材 で形成し、前記外被の外周上に折り返されたシールドの上から該外被を把持する 構成にしている。 第7の考案は、第5の考案の丸形コネクタにおいて、前記かしめ部は、前記台 3の中心孔の軸に垂直な断面多角形になるようにかしめている。 第8の考案は、第6の考案の丸形コネクタにおいて、前記かしめ部は、前記台 3の中心孔の軸に垂直な断面が多角形になるようにかしめている。
【0019】 第5〜第8の考案によれば、以上のように丸形コネクタを構成したので、ケー フルの外被はクランプ部材で把持される。雌型接触子を持つジャックシェルユニ ットとコネクタ本体とが、仮止めの螺合と仕上げの螺合とにより、結合される。 これらの螺合のうちの仕上げの螺合を行う際には、かしめ部がかしめられ、該か しめられたかしめ部が支点として用いられてジャックシェルユニットとコネクタ 本体とが規定のトルクで締め付けられる。また、かしめ部がかしめられてクラン プ部材を把持することにより、ケーブルに張力がかかっても、その張力がクラン プ部材及びかしめ部を介してコネクタ本体にかかる。つまり、導体接続部には、 張力がかからないようになる。
【0020】
【考案の実施の形態】第1の実施形態 図1は、本考案の第1の実施形態を示す丸形コネクタの構成図であり、同図( a)は一部を切り欠いた正面図、及び同図(b)は同図(a)の左側面図である 。
【0021】 この丸形コネクタは、従来の図2と同様に、ケーブル1に接続されて該ケーブ ル1中の信号伝送用導体1aを接続対象に接続するものであり、先端側に設けら れたプラグシェルユニット50と、ケーブル1を把持するクランプ部材であるク ランプ金具60と、該プラグシェルユニット50の後端側にねじで結合されたコ ネクタ本体70と、該コネクタ本体70の後端側に延設されたかしめ部80と、 かしめ部80及びコネクタ本体70の後端側を覆うブッシング90と、該コネク タ本体90に取り付けられたばね91と、該コネクタ本体90に取り付けられ、 プラグシェルユニット50の周囲を所定の間隙を開けて囲む保護カバー92とを 備えている。
【0022】 プラグシェルユニット50は、ケーブル1の先端側に取り付けられるものであ り、従来と同様に、第1の中心孔が形成された例えば亜鉛めっき合金製の円筒状 のユニット本体51と、複数のコンタクト52と、ユニット本体51の内側に固 定されて該複数のコンタクト52を支持するコンタクト支持部53とで構成され ている。ユニット本体51の先端側の外周面には、嵌合部である嵌合用凸部51 aやロック用凸部51bが形成されている。ユニット本体51の後端側の外周面 にはねじ51cが形成されている。複数のコンタクト52は、例えば銀めっきが 施された黄銅でそれぞれ形成され、各コンタクト52の先端側には雄型接触子5 2aが形成されると共に、後端側には導体接続部52bがそれぞれ形成されてい る。導体接続部52bに導体1aが半田付け等で接続されている。コンタクト支 持部53は、ポリアミド樹脂等の絶縁部材で構成され、複数のコンタクト52の 先端側がユニット本体51の先端側を向くように、該複数のコンタクト52をユ ニット本体51の中心孔の軸に平行に絶縁して支持している。
【0023】 図4は、図1中のクランプ金具60を示す斜視図である。 クランプ金具60は、ケーブル1の外被を把持するものであり、例えば黄銅製 の帯状板で形成されている。クランプ金具60は、ケーブル1を把持する前には 、図4のようにU字形になっており、把持するときにかしめられたものである。 クランプ金具60には、U字形の外側からみて凹部、内側からみて凸部となるボ ス61が2か所に形成されている。ケーブル1がシールド1cを有する場合には 、シールド1cがケーブル1の先端側で外被1dの外周側に折返され、クランプ 金具60は、該折返されたシールド1c上から外被1dを把持する。
【0024】 コネクタ本体70は、第2の中心孔が形成され、ニッケルめっきが施された黄 銅で形成された円筒状をなし、該コネクタ本体70の先端側の内周面には、ねじ 71が形成されている。ねじ71とユニット本体51のねじ51cとの螺合によ り、コネクタ本体70とユニット本体51とが結合され、ユニット本体51の中 心孔及びコネクタ本体70の中心孔が連通し、これらの中心孔にはケーブル1が 介在されている。コネクタ本体70の中央の外周面には、ブッシング90を係止 するための環状の凸部72が形成されている。 コネクタ本体70の後端側には、第3の中心孔が形成された筒状のかしめ部8 0が延設されている。かしめ部80は、コネクタ本体70とは一体の黄銅で形成 され、ニッケルめっきが施されていて、コネクタ本体70の中心孔と該筒状のか しめ部80の中心孔とは連通している。かしめ部80の中心孔は、ケーブル1と それをクランプするクランプ金具60を介在させ、かしめ部80の内周面でクラ ンプ金具60の外周面を把持している。
【0025】 ブッシング90は、第4の中心孔が形成された筒状の合成ゴム等で形成され、 凸部72に係止されて、コネクタ本体70の後端側の外周面とかしめ部80の外 周面とを内接して覆っている。ケーブル1は、ブッシング90の中心孔を通過し ている。 コネクタ本体70の先端側の外周面には、ばね91が取り付けられており、さ らに、該コネクタ本体70には、黄銅製の円筒状の保護カバー92が摺動自在に ばね91を挟んで取付けられている。保護カバー92の内径は、ユニット本体5 1の外径よりも大きく、ばね91で付勢されて該保護カバー92がユニット本体 51の外周面を所定の間隙をあけて包囲している。保護カバー92の外周面には ローレット92aが形成されている。
【0026】 図5は、図1の丸形コネクタの組立て手順(その1)を示す斜視図であり、図 6は、図1の丸形コネクタの組立て手順(その2)を示す斜視図である。これら の図5及び図6を参照しつつ、丸形コネクタの組立て手順例を説明する。 ケーブル1の先端側からブッシング90と、ばね91及び保護カバー92が装 着されたプラグ本体70とを順に通し、該ケーブル1の外被1cの先端側を剥ぐ と共に絶縁体1bを取り除いて、適当長の導体1aを剥き出す。シールド1cが ある場合には、該シールド1cも剥き出して外被1dの外周側に折返す。次に、 U字形のクランプ金具60を外被1d或いは折返したシールド1c上に被せ、こ れを図5のようにかしめ工具等でかしめて外被1dを把持するようにする。クラ ンプ金具60のかしめに前後し、導体1aをコンタクト52の導体接続部52b に半田付けする。
【0027】 クランプ金具60のかしめ及び導体1aの半田付けが終了した段階で、ユニッ ト本体51の嵌合用凸部51aを、図示しない台に固定されたレセプタクル10 0等に嵌合させて、図6のようにプラグシェルユニット50を固定する。プラグ シェルユニット50を固定した状態で、ユニット本体51に対するコネクタ本体 70のねじ71の仮止めの螺合を行って、コネクタ本体70とプラグシェルユニ ット50を軽く結合させる。この仮止めの螺合では、コネクタ本体70を手で回 して軽く締め付けるだけでよい。この螺合のときには、かしめ部80はケーブル 1及びクランプ金具60を移動自在に支持するだけである。
【0028】 仮止めの螺合が終わったら、かしめ冶具101a及び101bでかしめ部80 を挟んでかしめる。かしめ冶具101a及び101bは、例えば6角形にかしめ るものであり、かしめ冶具101a及び101bでかしめることにより、かしめ 部80は6角筒状にかしめられ、内周面でクランプ金具60を押圧して把持する 。かしめ冶具101a及び101bでかしめ部80を挟んだまま、かしめ冶具1 01a及び101bを規定トルクで回転させることにより、仕上げの螺合を行う 。この仕上げ螺合では、かしめ部80が支点となり、コネクタ本体70とプラグ シェルユニット50とが規定のトルクで結合することになる。 ユニット本体51のねじ51cとコネクタ本体70のねじ71との仕上げの螺 合が終了した後、かしめ冶具101a及び101bを取り外し、ブッシング90 をかしめ部80及びコネクタ本体70の後端側から被せ、該ブッシング90を凸 部72に係止する。
【0029】 図7は、図1のB−B断面図である。 図1の丸形コネクタでは、ケーブル1の外被1aがクランプ金具60で把持さ れ、該クランプ金具60がかしめ部80で把持されるので、ケーブル1に張力が 掛かっても、その張力が直接導体接続部52bにかからない。また、かしめ部8 0が6角筒にかしめられるので、クランプ金具60も図7のように6角形に変形 されるが、ケーブル1を均等にクランプする状態になり、ケーブル心を痛めるこ となく、適切なクランプ力が得られる。ブッシング90の被せが終了した段階で 、レセプタクル100から取り外されて丸形コネクタの組立てを終了する。
【0030】 組立てが終了した丸形コネクタは、接続対象のレセプタクルやジャック等と結 合される。つまり、保護カバー92をコネクタ本体52側に下げた状態で、ユニ ット本体51の先端側を接続対象のレセプタクルやジャック等に嵌合させ、丸形 コネクタ全体を回転させる。このようにすると、ロック用凸部51bによりロッ クされ、接続対象のレセプタクルやジャック等と丸形コネクタとが結合する。接 続対象のレセプタクルやジャック等には、雌型の接触子が配置されており、これ と丸形コネクタにおけるコンタクト52の雄型接触子52aとが接触し、コンタ クト52を介して導体1aと雌型の接触子とが接続される。よって、導体1aを 流れる信号は、雌型の接触子に伝送される。接続対象のレセプタクルやジャック 等から丸形コネクタを抜く場合には、保護カバー92をコネクタ本体52側に下 げた状態で丸形コネクタ全体を回転させることにより、ロックが解除される。ロ ックが解除された状態で丸形コネクタを引き抜けば、丸形コネクタが接続対象の レセプタクルやジャック等から外れる。
【0031】 以上のように、この第1の実施形態では、丸形コネクタをプラグシェルユニッ ト50とクランプ金具60とコネクタ本体70とかしめ部80とブッシング90 とばね91と保護カバー92とで構成し、かしめ冶具101a,101bでかし め部80をかしめ、該かしめ部80を支点とした仕上げの螺合により、プラグシ ェルユニット50とコネクタ本体80を規定のトルクで結合するようにしたので 、コネクタ本体80に従来のスパナかけ部32やねじ穴33を形成する必要がな くなり、コストを低減できる。その上、止めねじ34が不要なので、先端をボス 21,61の位置に合わせる調整が不要になり、組立てが容易になる。
【0032】第2の実施形態 図8は、本考案の第2の実施形態を示す丸形コネクタの構成図であり、一部を 切り欠いた正面図を示している。 この丸形コネクタは、第1の実施形態の図1と同様のケーブル1の端部に接続 されて該ケーブル1中の導体1aを接続対象に接続するものであり、先端側に設 けられたジャックユニットシェル110と、ケーブル1をクランプするクランプ 金具120と、該ジャックシェルユニット110の後端側にねじで結合されたコ ネクタ本体130と、該コネクタ本体130の後端側に延設されたかしめ部14 0と、かしめ部140及びコネクタ本体130の後端側を覆うブッシング150 と、該コネクタ本体130に取り付けられて該ジャックシェルユニット110の 周囲を所定の間隙を開けて囲む保護カバー152とを備えている。
【0033】 図8の丸形コネクタは、ジャックシェルユニット110が第1の実施形態のプ ラグシェルユニット50と異なるだけで、他のクランプ金具120、コネクタ本 体130、かしめ部140と、ブッシング150、及び保護カバー152は、第 1の実施形態と同様の構成になっている。
【0034】 ジャックシェルユニット110は、ケーブル1の先端側に取り付けられるもの であり、第1の中心孔が形成された亜鉛めっき合金製の円筒状のユニット本体1 11と、複数のコンタクト112と、ユニット本体111の内側に固定されて該 複数のコンタクト112を支持するコンタクト支持部113とで構成されている 。ユニット本体111の先端側の外周面には、嵌合部である嵌合用凸部111a やロック用凸部111bが形成されている。ユニット本体111の後端側の外周 面にはねじ111cが形成されている。複数のコンタクト112は、例えば銀め っきが施された黄銅でそれぞれ形成され、各コンタクト112の先端側には雌型 接触子112aが形成されると共に、後端側には導体接続部112bがそれぞれ 形成されている。導体接続部112bに導体1aが半田付け等で接続されている 。コンタクト支持部113は、ポリアミド樹脂等の絶縁部材で構成され、複数の コンタクト112の先端側がユニット本体111の先端側を向くように、該複数 のコンタクト112をユニット本体111の中心孔の軸に平行に絶縁して支持し ている。 この丸形コネクタは、第1の実施形態と同様に組立てられ、組立てが終了した 丸形コネクタは接続対象のレセプタクルやジャック等と結合され、該レセプタク ルやジャック等に組み込まれた雄型端子に導体1aを接続する。
【0035】 以上のように、この第2の実施形態では、丸形コネクタをジャックシェルユニ ット110とクランプ金具120とコネクタ本体130とかしめ部140とブッ シン150とばね151と保護カバー152とで構成し、第1の実施形態と同様 に組立てるようにしたので、雄端子を有するレセプタクルやジャック等に導体1 aを接続ために用いるコネクタを低コスト化できると共に、組み立てを容易化で きる。
【0036】 なお、本考案は、上記実施形態に限定されず種々の変形が可能である。その変 形例としては、例えば次のようなものがある。 (1) コンタクト52,112には、半田付けで導体1aを接続する構成に したが、導体接続部52bの形状を変えて圧接で接続するようにしてもよい (2) クランプ金具60,120にはボス61を形成してクランプ金具60 と外被1dとの間の摩擦力が大きくなるようにしたが、クランプ金具60,12 0の幅等を適切にすれば、十分な摩擦力が得られるので、ボス61が不要になる 。 (3) 保護カバー92,152に、ロック用凸部51bに換わるロック機構 やねじ部を設けてもよい。
【0037】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、第1の考案によれば、雄型接触部が形成されたコ ンタクトがユニット本体内で支持されたプラグシェルユニットと、ケーブルの外 被をクランプするクランプ部材と、円筒状のコネクタ本体と、該コネクタ本体の 後端側に延設されたかしめ部とを備え、クランプ部材をかしめ部で把持し、プラ グシェルユニットとコネクタ本体との間の仕上げの螺合を行う際にはそのかしめ 部を支点とするようにしたので、コネクタ本体の構造が簡単でも、プラグシェル ユニットに規定のトルクで結合できる。そのため、丸形コネクタの部品コストが 低減できる。さらに、かしめ部をかしめるだけで、クランプ部材を把持するので 、従来に比べて組立て作業が容易になる。
【0038】 第2の考案によれば、第1の考案において、ケーブルがシールドを有する場合 、シールドが剥き出されて外被の外周上に折り返され、クランプ部材が、該外被 の外周に折り返されたシールドの上から外被を把持するようにしたので、例えば 接続対象のグランド電位とシールドの電位を共通に設定できる。 第3及び第4の考案によれば、かしめ部は、第3の中心孔の軸に垂直な断面が 多角形になるようにかしめたので、クランプ部材を介してケーブルに均等の力が 加わるので、ケーブルを損傷することなく、適切なクランプ力が得られる。
【0039】 第5の考案によれば、雌型接触部が形成されたコンタクトがユニット本体内で 支持されたジャックシェルユニットと、ケーブルの外被を把持するクランプ部材 と、円筒状のコネクタ本体と、該コネクタ本体の後端側に延設されたかしめ部と を備え、クランプ部材をかしめ部で把持し、ジャックシェルユニットとコネクタ 本体との間の仕上げの螺合を行う際にはそのかしめ部を支点とするようにしたの で、コネクタ本体の構造が簡単でも、ジャックシェルユニットに規定のトルクで 結合できる。そのため、丸形コネクタの部品コストが低減できる。さらに、かし め部をかしめるだけで、クランプ部材を把持するので、従来に比べて組立て作業 が容易になる。
【0040】 第6の考案によれば、第5の考案において、ケーブルがシールドを有する場合 、シールドが剥き出されて外被の外周上に折り返され、クランプ部材が、該外被 の外周に折り返されたシールドの上から外被を把持するようにしたので、例えば 接続対象のグランド電位とシールドの電位とを共通に設定できる。 第7及び第8の考案によれば、かしめ部は、第3の中心孔の軸に垂直な断面が 多角形になるようにかしめたので、クランプ部材を介してケーブルには均等の力 が加わるので、ケーブルを損傷することなく、適切なクランプ力が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施形態を示す丸形コネクタの
構成図である。
【図2】従来の丸形コネクタの構成図である。
【図3】図2中のクランプ金具20を示す斜視図であ
る。
【図4】図1中のクランプ金具60を示す斜視図であ
る。
【図5】図1の丸形コネクタの組立て手順(その1)を
示す斜視図である。
【図6】図1の丸形コネクタの組立て手順(その2)を
示す斜視図である。
【図7】図1のB−B断面図である。
【図8】本考案の第2の実施形態を示す丸形コネクタの
構成図である。
【符号の説明】
1 ケーブル 1a 信号伝送用導体 1b 絶縁被覆 1c シールド 1d 外被 50 プラグシェルユニット 51,111 ユニット本体 51a,111a 嵌合用凸部 51b,111b ロック用凸部 51c,71,111c,131 ねじ 52,112 コンタクト 70,130 コネクタ本体 80,140 かしめ部 90,150 ブッシング 91,151 ばね 92,152 保護カバー 110 ジャックシェルユニット

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに絶縁された任意数の信号伝送用導
    体をケーブル心に持つと共に該ケーブル心が外被で覆わ
    れたケーブルの端部に接続される丸形コネクタにおい
    て、 第1の中心孔が形成された金属製の円筒状をなし、先端
    側の外周面に嵌合部が形成されると共に後端側の外周面
    にねじが形成されたユニット本体、金属製の棒状をな
    し、先端には雄型接触部が形成されると共に後端には導
    体接続部がそれぞれ形成され、該導体接続部には前記ケ
    ーブルの端部から剥き出された前記導体が選択されて接
    続された任意数のコンタクト、及び絶縁部材で構成さ
    れ、前記ユニット本体の第1の中心孔内で前記各コンタ
    クトの先端側を前記ユニット本体の先端側にそれぞれ向
    け且つ該各コンタクトを該ユニット本体の軸に平行に互
    い絶縁して支持するコンタクト支持部を有するプラグシ
    ェルユニットと、 前記プラグシェルユニットの後端から所定距離離れた位
    置で前記外被を把持する帯状のクランプ部材と、 第2の中心孔が形成された金属製の円筒状をなし、先端
    側の内周面にねじが形成され、該内周面のねじと前記ユ
    ニット本体のねじとの間の仮止めの螺合と該仮止めの螺
    合後の規定のトルクをかけた仕上げの螺合とにより、前
    記プラグシェルユニットに該規定のトルクで結合され、
    該ユニット本体の前記第1の中心孔に連通する該第2の
    中心孔に前記ケーブルを介在させるコネクタ本体と、 前記コネクタ本体の後端から延設され、該コネクタ本体
    の前記第2の中心孔に連通する第3の中心孔が形成され
    た金属製の筒状をなし、前記仮止め螺合を行う際には該
    第3の中心孔に前記ケーブル及び前記クランプ部材を介
    在させて移動自在に支え、該仮止めの後の前記仕上げの
    螺合を行う際にかしめられて該クランプ部材を内周面で
    把持すると共に該仕上げの螺合における支点を構成する
    かしめ部と、 第4の中心孔が形成された筒状をなし、前記ケーブルを
    該第4の中心孔に介在させると共に前記かしめ部の外周
    面及び前記コネクタ本体の後端側の外周面を該筒状の内
    周面で内接して覆うブッシングと、 前記ユニット本体の外径よりも大きな内径を持つ筒状を
    なし、前記コネクタ本体の外周面に摺動自在にばねを挟
    んで取り付けられ、該ばねで付勢されて該ユニット本体
    の外周面を隙間を開けて包囲する保護カバーとを、備え
    たことを特徴とする丸形コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記ケーブルは、前記ケーブル心の外周
    を覆うシールドを有し、該シールドが剥き出されて前記
    外被の外周上に折り返された構成とし、 前記クランプ部材は、導電性部材で形成し、前記外被の
    外周上に折り返されたシールドの上から該外被を把持す
    る構成にしたことを特徴とする請求項1記載の丸形コネ
    クタ。
  3. 【請求項3】 前記かしめ部は、前記第3の中心孔の軸
    に垂直な断面が多角形になるようにかしめたことを特徴
    とする請求項1記載の丸形コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記かしめ部は、前記第3の中心孔の軸
    に垂直な断面が多角形になるようにかしめたことを特徴
    とする請求項2記載の丸形コネクタ。
  5. 【請求項5】 互いに絶縁された任意数の信号伝送用導
    体をケーブル心に持つと共に該ケーブル心が外被で覆わ
    れたケーブルの端部に接続される丸形コネクタにおい
    て、 第1の中心孔が形成された金属製の円筒状をなし、先端
    側の外周面に嵌合部が形成されると共に後端側の外周面
    にねじが形成されたユニット本体、金属製の棒状をな
    し、先端には雌型接触部が形成されると共に後端には導
    体接続部がそれぞれ形成され、該導体接続部には前記ケ
    ーブルの端部から剥き出された前記導体が選択されて接
    続された任意数のコンタクト、及び絶縁部材で構成さ
    れ、前記ユニット本体の第1の中心孔内で前記各コンタ
    クトの先端側を該ユニット本体の先端側にそれぞれ向け
    且つ該各コンタクトを該ユニット本体の軸に平行に互い
    絶縁して支持するコンタクト支持部を有するジャックシ
    ェルユニットと、 前記ジャックシェルユニットの後端から所定距離離れた
    位置で前記外被を把持する帯状のクランプ部材と、 第2の中心孔が形成された金属製の円筒状をなし、先端
    側の内周面にねじが形成され、該内周面のねじと前記ユ
    ニット本体のねじとの間の仮止めの螺合と該仮止めの螺
    合後の規定のトルクをかけた仕上げの螺合とにより、前
    記ジャックシェルユニットに該規定のトルクで結合さ
    れ、該ユニット本体の前記第1の中心孔に連通する該第
    2の中心孔に前記ケーブルを介在させるコネクタ本体
    と、 前記コネクタ本体の後端から延設され、該コネクタ本体
    の前記第2の中心孔に連通する第3の中心孔が形成され
    た金属製の筒状をなし、前記仮止め螺合を行う際には該
    第3の中心孔に前記ケーブル及び前記クランプ部材を介
    在させて移動自在に支え、該仮止めの後の前記仕上げの
    螺合を行う際にかしめられて該クランプ部材を内周面で
    把持すると共に該仕上げの螺合における支点を構成する
    かしめ部と、 第4の中心孔が形成された筒状をなし、前記ケーブルを
    該第4の中心孔に介在させると共に前記かしめ部の外周
    面及び前記コネクタ本体の後端側の外周面を該筒状の内
    周面で内接して覆うブッシングと、 前記ユニット本体の外径よりも大きな内径を持つ筒状を
    なし、前記コネクタ本体の外周面に摺動自在にばねを挟
    んで取り付けられ、該ばねで付勢されて該ユニット本体
    の外周面を隙間を開けて包囲する保護カバーとを、備え
    たことを特徴とする丸形コネクタ。
  6. 【請求項6】 前記ケーブルは、前記ケーブル心の外周
    にシールドが施され、該シールドが剥き出されて前記外
    被の外周上に折り返された構成とし、 前記クランプ部材は、導電性部材で形成し、前記外被の
    外周上に折り返されたシールドの上から該外被を把持す
    る構成にしたことを特徴とする請求項5記載の丸形コネ
    クタ。
  7. 【請求項7】 前記かしめ部は、前記第3の中心孔の軸
    に垂直な断面が多角形になるようにかしめたことを特徴
    とする請求項5記載の丸形コネクタ。
  8. 【請求項8】 前記かしめ部は、前記第3の中心孔の軸
    に垂直な断面が多角形になるようにかしめたことを特徴
    とする請求項6記載の丸形コネクタ。
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