JP3059281B2 - 流体用フィルタ− - Google Patents

流体用フィルタ−

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JP3059281B2
JP3059281B2 JP3336120A JP33612091A JP3059281B2 JP 3059281 B2 JP3059281 B2 JP 3059281B2 JP 3336120 A JP3336120 A JP 3336120A JP 33612091 A JP33612091 A JP 33612091A JP 3059281 B2 JP3059281 B2 JP 3059281B2
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富夫 属
英樹 葉山
誠 姫野
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Nitto Denko Corp
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は流体中の微粒子を透過膜
により除去する場合に使用する流体用フィルタ−に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】透過膜を用いたフィルタ−としてカ−ト
リッジフィルタ−を使用することがある。
【0003】図3は従来のカ−トリッジフィルタ−を示
し、濾過エレメント1’の透過流体流出口管部13’
を、透過流体取出口221’を有するケ−ス蓋体22’
の濾過エレメント接続用穴223’にOリング5’,
5’を介して差し込み、被処理流体入口211’を有す
るケ−ス本体21’に上記のケ−ス蓋体22’を螺合等
により着脱自在に結合してケ−ス本体21’内に濾過エ
レメント1’を収容し、ケ−ス本体底部で濾過エレメン
トをスペ−サ等を介して支承している。
【0004】上記の濾過エレメント1’には、透過膜と
透過膜を通過した透過流体を集める中央ポ−トと透過流
体流出口管部とを有するものが使用され、ケ−スの被処
理流体入口211’からケ−ス内に圧入された被処理流
体が濾過エレメント1’の透過膜で濾過され、その透過
流体が当該濾過エレメント1’の中央ポ−トに達し、更
に、同濾過エレメントの透過流体流出口管部13’並び
にケ−ス蓋体22’の透過流体取出口221’を経て流
出されていく。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のカ−トリッジフ
ィルタ−においては、濾過エレメントの透過流体流出口
管部端面とケ−ス蓋体の濾過エレメント接続用穴奥端と
の間での間隙a’並びに同上透過流体流出口管部の外周
面と同上濾過エレメント接続用穴の内周面との間での間
隙a”の残存が避けられない。
【0006】而るに、前者の間隙並びに後者の間隙のう
ちの透過流体側に連通する部分においては、透過流体の
滞留が余儀なくされ、次ぎのような問題が招来される。
【0007】即ち、フィルタ−の二次側に付着してい
る微粒子を除去するために、フィルタ−の使用に先立ち
透過洗浄を行なう必要があるが、上記間隙においては透
過水を流動させ難いので、当該間隙に付着している微粒
子を洗浄除去することが困難である、フィルタ−の使
用中に上記の間隙に微粒子が付着・堆積して粗大化し、
この粗大粒子がフィルタ−使用中の脈動等の流体圧力の
変動により脱離し、透過流体内に粗大粒体が生成するこ
とがある、フィルタ−の透過膜が疎水性であって、被
処理流体の直接接触では湿潤されない場合、エタノ−ル
等の溶剤を通液して膜面を被処理流体に対し親和性にな
し、そのうえで被処理流体を濾過する必要があり、この
場合、透過流体側空間に溜っている溶剤等が透過流体で
押し出されることになるが、上記間隙に溜った溶剤等は
その間隙に透過流体を流動させ難いので、押し出すこと
ができない、ガスを濾過する場合も、フィルタ−使用
前に内部の空気をN2ガス等の不活性ガスで置換したう
えで、被処理ガスを濾過しなければならないことがある
が、この場合、上記間隙内の空気の不活性ガスによる置
換が濃度差を駆動源とする拡散のみによって行なわれる
ので、置換に長時間を要する、等の不具合がある。
【0008】本発明の目的は、カ−トリッジフィルタ−
において、濾過エレメントの透過流体流出口管部を濾過
エレメント接続用穴にパッキングを介して差し込み接続
する構造上必然的に生じる間隙で透過流体が滞留するの
を容易に防止できる流体用フィルタ−を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の流体用フィルタ
−は、濾過エレメントの透過流体流出口管部を、濾過エ
レメントを収容するハウジングの濾過エレメント接続用
穴内にパッキングを介して差し込み、透過流体側と透過
前流体側とを上記パッキングにより遮断するフィルタ−
において、上記濾過エレメントの透過流体流出口管部と
濾過エレメント接続用穴との間に存在し、しかも透過流
体側に連通せる間隙に透過前流体側を開通するバイパス
通路を設け、このバイパス通路に濾材を装着したことを
特徴とする構成である。
【0010】
【作用】上記濾過エレメントの透過流体流出口管部と濾
過エレメント接続用穴との間に存在し、しかも透過流体
側に連通せる間隙に、バイパス通路からそのバイパス通
路に装着した濾材で微粒子の除去された流体が流通され
るので、その間隙での透過流体の滞留を防止できる。
【0011】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例を説明す
る。図1において、1は濾過エレメントであり、透過膜
11と透過流体を集合する中央ポ−ト12と中央ポ−ト
端の透過流体流出口管部13等を備え、透過流体流出口
管部13の外周面にOリング装着用溝を設けてある。こ
の濾過エレメント1には、例えば、膜支持板の両面に膜
を添付し、膜の内周縁並びに外周縁を支持板にシ−ルし
たユニットを積層し、この積層体の中央ポ−トに各膜と
支持板との間の透過流体通路を連通したディスク型を使
用できる。
【0012】21並びに22はハウジング2を構成する
ケ−ス本体並びにケ−ス蓋体を示し、ケ−ス蓋体22に
は、透過流体取出口221を突設すると共にボス222
を内設し、そのボス222内に濾過エレメント接続用穴
223を設けてある。3はボス222の外面から濾過エ
レメント接続用穴223の奥端にかけて開通したバイパ
ス通路、4はバイパス通路3の入口に装着した濾材であ
る。5,5はOリングであり、透過流体流出口管部13
のOリング装着用溝に装着し、このOリング装着口管部
13を濾過エレメント接続用穴223に差し込んであ
る。
【0013】上記ハウジング2のケ−ス本体21におい
ては、被処理流体入口211を有し、上記のケ−ス蓋体
22をこのケ−ス本体21に水密に螺合してある。
【0014】上記のフィルタ−においては、濾過エレメ
ント1の透過流体流出口管部13を濾過エレメント接続
用穴223にOリング5,5を介して着脱自在に差し込
み接続し、濾過エレメント1の交換を可能としているの
で、濾過エレメント1の透過流体流出口管部13と濾過
エレメント接続用穴223との間での間隙の発生が不可
避的であり、透過流体流出口管部13の先端端面と濾過
エレメント接続用穴223の奥端との間並びにこの部位
に隣接する濾過エレメントの透過流体流出口管部外周1
31と濾過エレメント接続用穴内周224との間に、本
来の透過流体通路に対して入隅の間隙aが発生する。
【0015】しかしながら、上記の濾材4を装着したバ
イパス通路3により、透過前流体側の空間(ケ−ス内空
間)を、上記の入隅間隙aに開通してあるので、この入
隅間隙aに濾材4で濾過された流体を流動させ得、濾材
aに濾過エレメント1の透過膜11と微粒子除去率等の
特性が同等若しくは同等以上のものを使用することによ
って、上記の入隅間隙aに濾過エレメント1の透過流体
と同等若しくは同等以上にクリ−ンな流体を流動させる
ことができる。
【0016】図2は本発明の別実施例を示す断面説明図
である。この実施例においては、透過流体流出口管部1
3と一体の端板14の側面から透過流体流出口管部13
の先端部外面に至るバイパス通路3を設け、このバイパ
ス通路3の入口に濾材4を装着してある。
【0017】この別実施例においても、本来の透過流体
通路に対して入隅間隙である、透過流体流出口管部13
の先端端面と濾過エレメント接続用穴223の奥端との
間並びにこの部位に隣接する濾過エレメントの透過流体
流出口管部外周131と濾過エレメント接続用穴内周2
24との間の間隙aに、濾材4で濾過された流体を流動
させ得、濾材4に濾過エレメント1の透過膜と微粒子除
去率等の特性が同等若しくは同等以上のものを使用する
ことによって、上記の入隅間隙aに濾過エレメント1の
透過流体と同等若しくは同等以上にクリ−ンな流体を流
動させることができる。
【0018】
【発明の効果】本発明の流体用フィルタ−は上述した通
りの構成であり、濾過エレメントの透過流体流出口管部
と濾過エレメント接続用穴との間に、本来の透過流体通
路に対して入隅の間隙が存在しても、濾過エレメントに
よる透過流体と同等若しくは同等以上のクリ−ンな流体
をその入隅間隙に流通させ得る。
【0019】従って、フィルタ−使用前での透過洗浄に
より上記入隅間隙の付着微粒子をよく洗浄できる、フィ
ルタ−使用中での上記入隅間隙での微粒子の付着・堆積
を防止できる(従って、堆積粗大化した粒子が離脱して
生じる粗大粒子の透過流体への混入を排除できる)、フ
ィルタ−を溶剤等で前処理した後の上記入隅間隙内の溶
剤を透過流体で容易に押出置換できる、フィルタ−使用
前での内部空気の不活性ガスによる置換を高速度で行な
い得る等、クリ−ン度が高くかつ、使用開始時の立ち上
げ時間の短いフィルタ−を提供でき、電子工業分野で使
用する超純水の製造、循環薬品中の微粒子の除去等に有
用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す断面説明図である。
【図2】本発明の別実施例を示す断面説明図である。
【図3】従来例を示す断面説明図である。
【符号の説明】
1 濾過エレメント 13 透過流体流出口管部 2 ハウジング 223 濾過エレメント接続用穴 3 バイパス通路 4 濾材 5 パッキング
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−150907(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 27/00 B01D 29/11 B01D 46/42 B01D 63/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】濾過エレメントの透過流体流出口管部を、
    濾過エレメントを収容するハウジングの濾過エレメント
    接続用穴内にパッキングを介して差し込み、透過流体側
    と透過前流体側とを上記パッキングにより遮断するフィ
    ルタ−において、上記濾過エレメントの透過流体流出口
    管部と濾過エレメント接続用穴との間に存在し、しかも
    透過流体側に連通せる間隙に透過前流体側を開通するバ
    イパス通路を設け、このバイパス通路に濾材を装着した
    ことを特徴とする流体用フィルタ−。
JP3336120A 1991-11-25 1991-11-25 流体用フィルタ− Expired - Lifetime JP3059281B2 (ja)

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JPH05137911A JPH05137911A (ja) 1993-06-01
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