JP3059127U - エアージャケット - Google Patents

エアージャケット

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JP3059127U
JP3059127U JP1998009491U JP949198U JP3059127U JP 3059127 U JP3059127 U JP 3059127U JP 1998009491 U JP1998009491 U JP 1998009491U JP 949198 U JP949198 U JP 949198U JP 3059127 U JP3059127 U JP 3059127U
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JP
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air
right front
injury
jacket
air jacket
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JP1998009491U
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English (en)
Inventor
邉 幸 治 田
Original Assignee
田辺ボーグ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 競艇の選手が競技に際し外衣の中に着用すれ
ば、衝突事故などに遭遇しても衝撃を緩和でき、また、
その他、競輪,オートレース,競馬の騎手や、モーター
ボート,オートバイを楽しむ者などが外衣の中に着用す
れば、事故の発生時に負傷するのを未然に防止又は負傷
してもそれを軽度に留めることのできるエアージャケッ
トを提供すること。 【解決手段】 メッシュ地のような通気性の柔軟な生地
により二重になった左右の前見頃1,2及び後見頃3を
形成すると共に、前記各見頃の内部に適宜数の縦長の空
気室11,21,31を少なくともそれらの上部又は下部若し
くは中間部において連通させて設け、後見頃3と左右前
見頃1,2を連結してベスト状に形成する一方、左右の
前見頃1,2をファスナfなどにより開閉自在に形成
し、各見頃の上部側又は下端部に前記空気室に空気を給
排する空気給排部材4,5,6を取付けて構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案が属する技術分野】
本考案は、競艇,競輪,オートレースの選手や競馬の騎手、モーターボート, オートバイを楽しむ者などが外衣の中に着用すれば、事故の発生時に負傷するの を未然に防止又は負傷してもそれを軽度に留めることのできるスポーツ用内衣( 以下、エアージャケットという)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、競艇においては、選手の安全を図るため、衝突などの事故に遭遇しても 負傷を未然に防止したり、負傷してもそれを軽度に留めるように、競技に際して は、要部に硬質のカバーを取付けた外衣(ハードプロテクタともいう)を着用す ることが行われている。
【0003】 しかし乍ら、上記の競艇にあっては、衝突事故などに遭遇した場合、外衣に取 付けた硬質のカバーにより外傷を防ぐことはできても、衝撃の大きい場合には、 それが外衣を通して身体に伝えられ、骨折などの傷を負うおそれがある。また、 落下や転倒などが生じ易い作業に従事する者においても、同様の問題がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上述のような事情に鑑み、競艇の選手が競技に際し外衣の中に着用す れば、衝突事故などに遭遇しても衝撃を緩和でき、また、その他、競輪,オート レースの選手や競馬の騎手、或いはモーターボート,オートバイを楽しむ者など が外衣の中に着用すれば、事故の発生時に負傷するのを未然に防止又は負傷して もそれを軽度に留めることのできるエアージャケットを提供することを、その課 題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決することを目的として成された本考案エアージャケットの構成 は、メッシュ地のような通気性の柔軟な生地により二重になった左右の前身頃及 び後身頃を形成すると共に、前記各身頃の内部に適宜数の縦長の空気室を少なく ともそれらの上部又は下部若しくは中間部において連通させて設け、後身頃と左 右前身頃を連結してベスト状に形成する一方、左右の前身頃をファスナなどによ り開閉自在に形成し、各身頃の上部側又は下端側に前記空気室に空気を給排する 空気給排部材を取付けて成ることを特徴とするものである。
【0006】 なお、上記エアージャケットは、各身頃を形成する材料により各空気室を形成 し、同様に形成した空気室を有する後身頃に連結帯を介して左右の前身頃を連結 することにより、ベスト状に形成してもよい。また、各身頃には空気室を避けて スリットを設けるようにしてもよい。スリットを設けると、着心地が向上する。
【0007】 次に、本考案の実施の形態例を図により説明する。図1は空気室に空気を入れ た状態の本考案エアージャケットの一例の左半を切開した正面図、図2は背面図 、図3は同じく側面図である。
【0008】 図において、1はメッシュ地など通気性の良好な柔軟な生地により二重に製し た左前身頃、2は同じく右前身頃、3は前記左右の身頃1,2と同様な後身頃で 、ぞれぞれの身頃1,2,3の内部には、適宜数の縦長の空気室11,21,31をそ れらの下部に形成した連通部11a,21a,31aにおいて連通させて設けてある。各 空気室11,21,31の連通部11a,21a,31aは、それらの上部、又は、上下両部、 若しくは、中間部に形成するようにしてもよい。4,5,6は左前身頃1,右前 身頃2,後身頃3の下部に取付けた空気給排部材で、それぞれ空気室11,21,31 に連通させてある。7は後身頃3の左右両側に左身頃1,右身頃2を連結してベ スト状に形成する連結帯、fは左前身頃1と右前身頃2を開閉自在にするライン ファスナである。なお、着用性を良くするために、各空気室11,21,31はそれら の上端側を先細状に形成するのが望ましい。また、ラインファスナfに代えて面 ファスナやスナップボタンを用いることもある。
【0009】 本考案エアージャケットは上述のように構成され、着用に際しては、空気給排 部材4,5,6を開いてそれらから空気室11,21,31に空気を送給して充満させ ることにより緩衝機能を持たせるようにしたものであって、空気室に空気が充満 された状態では、浮遊機能も持つ。
【0010】 従って、本考案エアージャケットは、これを競艇の選手やモーターボートなど を楽しむ者などがハードプロテクタや通常外衣の下に着用すれば、衝突などの事 故に遭遇した場合、前記空気室が衝撃を吸収するので、負傷を未然に防止できる か、又は仮に負傷を負ったとしても、それを軽度に留めることができる。
【0011】 また、本考案エアージャケットは、競輪,オートレース,競馬の騎手やオート バイなどを楽しむものが、ハードプロテクタや通常外衣の中に着用すれば、事故 の発生時に負傷するのを未然に防止又は負傷してもそれを軽度に留めることがで きる。場合によっては外衣を着用せずに、本考案エアージャケットを着用しただ けでも、事故発生時に負傷を防止したり、それを軽度に留めることができる。な お、本考案エアージャケットは、前後の身頃が予め一体形成された、いわゆる被 り型ベストタイプのものにも適用できること勿論である。
【0012】 実際に、本考案エアージャケットをノーマルプロテクタのインナーとして着用 した場合と、着用しない場合において、競艇用ボート同士が衝突したときに受け る衝撃値を、ダミーを使用してテストをしたところ、表1に示す結果が得られた 。
【0013】
【表1】
【0014】 このテスト結果は、テストNo.1〜No.3まではノーマルプロテクタのみ着用した ダミーが受けた衝撃値(G)を示しており、テストNo.4〜No.6がノーマルプロテク タの下に本考案エアージャケットをインナーとして着用したダミーが受けた衝撃 値(G)を示している。このデータから判るように、エアージャケットを着用しな い場合の衝撃値(G)の平均が33.1であったのに対し、エアージャケットを着用し た場合における衝撃値(G)の平均は23.7で、本考案エアージャケットをインナー として着用していると衝撃値が約30%緩和されることが確認された。
【0015】
【考案の効果】
本考案は上述の通りであって、非通気性の柔軟な生地により左右の前身頃及び 後身頃を形成すると共に、前記各身頃に適宜数の縦長の空気室をそれらの下部に おいて連通させて設け、後身頃と左右前身頃を連結してベスト状に形成する一方 、左右の前身頃をファスナにより開閉自在に形成し、各身頃の下端側に前記空気 室に空気を給排する空気給排部材を取付けて成るものであるから、これを外衣の 内側に着用すれば、外衣に衝撃を受けてもそれを吸収して緩和できるので、競艇 の選手やヨット,モーターボートなどを楽しむ者などが外衣の下に着用すれば、 安全性が著しく高くなる。また、落下や転倒等により衝撃を受け易い作業等に従 事する者が作業衣等の着衣の上又は下に本考案エアージャケットを着用しても同 等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案エアージャケットの一例の正面図。
【図2】図1の背面図。
【図3】図1の側面図。
【符号の説明】
1 左前身頃 2 右前身頃 3 後身頃 4,5,6 空気給排部材 11,21,31 空気室 f ファスナ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メッシュ地のような通気性の柔軟な生地
    により二重になった左右の前身頃及び後身頃を形成する
    と共に、前記各身頃の内部に適宜数の縦長の空気室を少
    なくともそれらの上部又は下部若しくは中間部において
    連通させて設け、後身頃と左右前身頃を連結してベスト
    状に形成する一方、左右の前身頃をファスナなどにより
    開閉自在に形成し、各身頃の上部側又は下端側に前記空
    気室に空気を給排する空気給排部材を取付けて成ること
    を特徴とするエアージャケット。
  2. 【請求項2】 非通気性の柔軟な生地により、左右の前
    身頃及び後身頃を形成すると共に、前記各身頃を複数の
    縦長の空気室であって互に連通した空気室に形成し、か
    つ、前記後身頃と左右前身頃を連結してベスト状に形成
    する一方、左右の前身頃をファスナなどにより開閉自在
    に形成し、各身頃の前記空気室に空気を給排する空気給
    排部材を取付けて成ることを特徴とするエアージャケッ
    ト。
  3. 【請求項3】 各身頃またはいずれかの身頃には、空気
    室を避けてスリットを形成した請求項1又は2のエアー
    ジャケット。
JP1998009491U 1998-11-16 1998-11-16 エアージャケット Expired - Lifetime JP3059127U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007138817A1 (ja) * 2006-06-01 2007-12-06 Takata Corporation エアバッグジャケット
JP2012130663A (ja) * 2010-11-29 2012-07-12 Molten Corp スポーツ用保護具
JP2022517905A (ja) * 2018-12-05 2022-03-11 アルパインスターズ リサーチ ソシエタ ペル アチオニ 着用可能なエアバッグ装置

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