JP3132412U - ヘルメット用カバー - Google Patents
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Abstract
【課題】ヘルメット本体に対して簡易に着脱可能なヘルメット用カバーを提供すること。
【解決手段】ヘルメット本体内周面に設けた取付部材に面ファスナ機構によって絡着される緩衝パッドを前記取付部材表面に着脱可能に装着したヘルメットを被覆するヘルメット用カバーにおいて、布地乃至シート材を該ヘルメット本体外周面を被包可能な略半球形状に形成してなるカバー本体と、該カバー本体の略環状裾部から垂設した帯片とを備え、該帯片は前記取付部材及び緩衝パッドに対して面ファスナ機構によって絡着されること。
【選択図】図2
【解決手段】ヘルメット本体内周面に設けた取付部材に面ファスナ機構によって絡着される緩衝パッドを前記取付部材表面に着脱可能に装着したヘルメットを被覆するヘルメット用カバーにおいて、布地乃至シート材を該ヘルメット本体外周面を被包可能な略半球形状に形成してなるカバー本体と、該カバー本体の略環状裾部から垂設した帯片とを備え、該帯片は前記取付部材及び緩衝パッドに対して面ファスナ機構によって絡着されること。
【選択図】図2
Description
本考案は軍用、スポーツ用、作業用などのヘルメットを被覆するヘルメット用カバーに関し、特にヘルメット着用者の頭部の大きさや形状に応じた適宜の緩衝パッドを本体内周面に取付可能なヘルメットに装着して好適なヘルメット用カバーに関するものである。
従来より建設現場や坑内等の各種工事現場における作業者、二輪車や四輪車の運転者、フィールドスポーツやマリーンスポーツの競技者、或いは陸海空軍における戦闘員や教育・実動訓練員については、衝突による頭部打撃及び外傷等を軽減するためのヘルメットの装着が推奨され、又は義務付けられている。
中でも軍用ヘルメットは、戦地等における砲弾の破片や銃弾、或いは戦車や装甲車内の突起物などから人間の頭部を保護することを目的としているため、第一次大戦期はシェル部分の素材として鋼鉄が使用されており、また旧日本軍のヘルメット帽体においてはクロームモリブデン鋼が用いられるなど当時からきわめて高性能で重厚なものであった。
その後、軍用ヘルメットは芳香族ポリアミド系樹脂を素材としてパラフェニレンジアミンとテレフタル酸クロリドを重合させたケブラー等の繊維層にフェノール樹脂を含浸させて成形されるに至り、その結果同重量の鋼鉄製ヘルメットよりもさらに大きな衝撃に耐えうるものとなった。戦闘機やヘリコプター乗員の装着するヘルメットについては、主にグラスファイバなどの繊維物質をプラスチック中に混入した繊維強化プラスチック(FRP)を素材として形成されるようになり安価、軽量で耐久性にも優れるものとなった。
一方、第二次大戦期は敵の眼を欺くために軍用ヘルメットにネット部材を被装しこれに木の枝や草を挿すなどして偽装を行ったが、やがて迷彩服の着用が主流になると、ヘルメットの上から迷彩服と同様の柄のカバー材を被覆して迷彩効果を施すのが一般的となった。
然し乍ら、ケブラー等のヘルメット素材は概してアルカリ性条件下乃至は塩素、紫外線等に晒されると化学分解してしまうため経年劣化を否定できない。特に、貼着乃至は縫設等によりカバー材を被装したヘルメットを着用した場合、屋外訓練等での使用に際し河川水や雨露、或いは機械油などを受けたカバー材をそのまま長期間ヘルメット本体へ接触した状態にしておくことがヘルメットの劣化を促進させる虞があり、万一の場合、ヘルメットが破損乃至裂損してしまうことが懸念される。かかる危険は前述のスポーツ用、作業用などのヘルメットについても同様である。
そこで本考案は従来のヘルメット用カバーが有する上記の不具合に鑑み、ヘルメット本体に対して簡易に着脱可能なヘルメット用カバーを提供することを課題とする。
上記課題を解決することを目的としてなされた本考案ヘルメット用カバーは、ヘルメット本体内周面に設けた取付部材に面ファスナ機構によって絡着される緩衝パッドを前記取付部材表面に着脱可能に装着したヘルメットを被覆するヘルメット用カバーにおいて、布地乃至シート材を該ヘルメット本体外周面を被包可能な略半球形状に形成してなるカバー本体と、該カバー本体の略環状裾部から垂設した帯片とを備え、該帯片は前記取付部材及び緩衝パッドに対して面ファスナ機構によって絡着されることを特徴とするものである。また本考案は上記構成において緩衝パッドは、少なくとも2個以上を装着し、或いは帯片を面ファスナの少なくとも雄部材又は雌部材で形成し、さらに帯片の上下、左右、或いは斜め半分が面ファスナの雄部材からなり、他の半分が雌部材からなるよう構成することができる。
本考案ヘルメット用カバーは、ヘルメットに対してカバー本体を着脱自在に被装しうるため、使用毎に簡易に取外して洗浄・乾燥することができる。また、帯片は面ファスナの少なくとも雄部材又は雌部材で形成されるので取付部材或いは緩衝パッドに絡着されヘルメットから剥落し難く、さらに帯片の上下、左右、或いは斜め半分が面ファスナの雄部材、他の半分が雌部材からなるように形成すると該帯片は取付部材と緩衝パッドの双方に絡着されるので、ヘルメット用カバーをヘルメットに対してより強固に挟着することができると共に、本考案ヘルメット用カバーは、カバー本体の環状裾部から垂設された紐部材によってヘルメットへ締着する従来型ヘルメットカバーにおいて該紐部材の結び目がヘルメット着用者の頭部に違和感を与え集中力の欠如から不慮の事後を引起こすきっかけとなり兼ねなかったところ、かかる不具合についても回避できる。この結果、スポーツ、工事現場作業、軍事訓練等でのヘルメット使用に際して受けた河川水や雨露などの水分或いは油分等を含んだカバー本体をそのまま被せておくことからヘルメット本体の劣化が進んだり、或いは紐部材の結び目が頭部に与える違和感に注意を殺がれたりして競技や訓練中に人体を危険にさらすといった事態は完全に防止できる。
次に本考案ヘルメット用カバーの実施の形態例について図に拠り説明する。図1は本考案ヘルメット用カバーを装着したヘルメットを例示した分解斜視図、図2は本考案ヘルメット用カバーをヘルメットに被装する態様を例示した斜視図、図3は本考案ヘルメット用カバーを被装されるヘルメットである。
図1において、1は本考案に係るヘルメット用カバーの一例であって、ヘルメット本体Hの外周面cに適合してこれを被包可能な略半球形状に形成された布地からなるカバー本体Bと、該カバー本体Bの下方において略環状形状をなす環状裾部hから垂設した帯片bとを備えている。
帯片bは面ファスナ部材から形成され、本実施例においては、正面視左半分の領域を面ファスナ雄部材mで、右半分を面ファスナ雌部材fによって構成している。
本考案ヘルメット用カバー1を装着するヘルメット本体Hには、ヘルメット着用者の頭部の形状に合わせて一の乃至は複数の緩衝パッドpを適宜配置できるよう面ファスナ機構を用いた取付部材tが内周面iに沿って配設されている。緩衝パッドpについても、面ファスナ機構によって取付部材tに絡着されるよう面ファスナ部材乃至は不織布等の適宜部材によってその表面を形成している。また、本考案ヘルメット用カバー1を、複数個の緩衝パッドpを有するヘルメット本体Hに適用したときは各帯片bの着脱に際して該帯片bに対応する緩衝パッドpだけを取外して挟着すれば済むためヘルメット用カバー1の着脱が更に容易となる。
本考案ヘルメット用カバー1をヘルメット本体Hに被装するに際しては、図2に示すように、ヘルメット本体Hをカバー本体Bですっぽりと覆いながら帯片bをヘルメット本体Hの内側に折曲げると共に、ヘルメット本体Hの内周面iに配設した取付部材tと該取付部材tに絡着される緩衝パッドpによってこの帯片bを挟持するように、取付部材tに対して該帯片bをあてがいつつその上から緩衝パッドpを取付けてゆく。
このとき、帯片bの素材が面ファスナ部材であれば前記取付部材t又は緩衝パッドpの何れかに対し絡着されて挟着されることになる。本実施例における帯片bは、上述の通り、左半分を面ファスナ雄部材mで、右半分を面ファスナ雌部材fによって構成されているため、取付部材tと緩衝パッドpとによって挟着されたときは必ず当該取付部材t及び緩衝パッドpの両方に対して絡着されることになり、より確実にヘルメット用カバー1をヘルメット本体Hに被装することができる。また、図示しない従来型のヘルメットカバーにおいては、カバー本体の環状裾部から垂設された紐部材によってヘルメット本体Hへ締着されていたところ、該紐部材の結び目がヘルメット着用者の頭頂部や側頭部に違和感を与え不慮の事後を引起こすきっかけとなり兼ねなかったが、本考案ヘルメット用カバー1は上記構成を備える帯片bを配設することでかかる不具合を完全に回避している。
本考案ヘルメット用カバー1は、面ファスナ機構によりヘルメット本体Hに被装するため簡易に着脱可能であり、ヘルメット本体Hから頻繁に取外して洗浄・乾燥させることができヘルメットの劣化を抑制できると共に、衛生面においても優れた効果を奏するものである。
本考案は以上の通りであって、ヘルメットに対してカバー本体を着脱自在に被装しうるため、使用毎に簡易に取外して洗浄・乾燥することができ、また、帯片は面ファスナの少なくとも雄部材又は雌部材で形成されるので取付部材或いは緩衝パッドに絡着されヘルメットから剥落し難く、さらに帯片の上下、左右、或いは斜め半分が面ファスナの雄部材、他の半分が雌部材からなるように形成すると該帯片は取付部材と緩衝パッドの双方に絡着するので、ヘルメット用カバーはヘルメットに対しより強固に挟着されることとなると共に、本考案ヘルメット用カバーは、カバー本体の環状裾部から垂設された紐部材によってヘルメット本体Hへ締着する従来型ヘルメットカバーにおいて該紐部材の結び目がヘルメット着用者の頭部に違和感を与え集中力の欠如から不慮の事後を引起こすきっかけとなり兼ねなかったところ、かかる不具合を回避でき、その結果として、スポーツ、工事現場作業、軍事訓練等でのヘルメット使用に際して受けた河川水や雨露などの水分或いは油分等を含んだカバー本体をそのまま被せた状態にしておくことからヘルメット本体の劣化が進んだり、或いは紐部材の結び目が頭部に与える違和感に注意を殺がれたりして競技や訓練中に人体を危険にさらすといった事態は完全に防止できるという効果を有するからヘルメット用カバーに適用してきわめて有用である。
1 ヘルメット用カバー
B カバー本体
b 帯片
h 環状裾部
m 面ファスナ雄部材
f 面ファスナ雌部材
H ヘルメット本体
c ヘルメット本体外周面
i ヘルメット本体内周面
t 取付部材
p 緩衝パッド
B カバー本体
b 帯片
h 環状裾部
m 面ファスナ雄部材
f 面ファスナ雌部材
H ヘルメット本体
c ヘルメット本体外周面
i ヘルメット本体内周面
t 取付部材
p 緩衝パッド
Claims (4)
- ヘルメット本体内周面に設けた取付部材に面ファスナ機構によって絡着される緩衝パッドを前記取付部材表面に着脱可能に装着したヘルメットを被覆するヘルメット用カバーにおいて、布地乃至シート材を該ヘルメット本体外周面を被包可能な略半球形状に形成してなるカバー本体と、該カバー本体の略環状裾部から垂設した帯片とを備え、該帯片は前記取付部材及び緩衝パッドに対して面ファスナ機構によって絡着されることを特徴とするヘルメット用カバー。
- 緩衝パッドは、少なくとも2個以上を装着した請求項1のヘルメット用カバー。
- 帯片は、面ファスナの少なくとも雄部材又は雌部材からなる請求項1又は請求項2のヘルメット用カバー。
- 帯片の上下、左右、或いは斜め半分が面ファスナの雄部材からなり、他の半分が雌部材からなる請求項1〜請求項3のヘルメット用カバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007002062U JP3132412U (ja) | 2007-03-27 | 2007-03-27 | ヘルメット用カバー |
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JP2007002062U JP3132412U (ja) | 2007-03-27 | 2007-03-27 | ヘルメット用カバー |
Publications (1)
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JP3132412U true JP3132412U (ja) | 2007-06-07 |
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Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101253775B1 (ko) * | 2012-11-24 | 2013-04-12 | 우하종 | 방탄모 외피결속장치 |
JP2013524027A (ja) * | 2010-04-02 | 2013-06-17 | レイザー スポーツ エンフェー | ヘルメットカバー |
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2007
- 2007-03-27 JP JP2007002062U patent/JP3132412U/ja not_active Expired - Fee Related
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KR101253775B1 (ko) * | 2012-11-24 | 2013-04-12 | 우하종 | 방탄모 외피결속장치 |
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