JP3059036U - シーツ用下敷き布 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通気性のある布地に、吸湿・吸水ポリマーを
直接含浸させ、これを熱処理して重合樹脂化して形成し
た吸湿・吸水ポリマー布とし、これをシーツと敷き布団
の間に挟んで用いることにより、人が夜間、就寝中に発
汗する水分を吸収し、昼間はこの吸湿・吸水ポリマー布
を風乾して、夜間にまた繰り返し用いることのできるシ
ーツ用下敷き布とし、保健、衛生上に役立たせることを
目的とする。 【解決手段】 ポリエステル加工糸を用いた布地に、吸
湿・吸水ポリマーを含浸させて形成したことを特徴とす
るシーツ用下敷き布の構成。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】この考案は、敷き布団に掛けて用いるシーツの下 敷き布に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来において、一般に敷き布団にはシーツを掛けて用いてい るが、夜間において人が就寝中において発汗する水分は相当量であり、それはシ ーツを通して敷き布団に吸収されている。この吸収を防ぐために、シーツと敷き 布団の間に、ビニールフィルムなどの、水分を通さないものを挟んで用いる場合 もあるが、その場合、水分は通さないが、通気性も無いので、実用上不快感が伴 う欠点がある。そこで吸水性のあるシリカゲルの粉末などを、二枚の布地の間に 封じ込めて同様に用いる試みもあるが、この場合、シリカゲルの粉末などが移動 して片寄り、実用上には適切でない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】この考案は、通気性のある布地に、吸湿・ 吸水ポリマーを直接含浸させ、これを熱処理して重合樹脂化して形成した吸湿・ 吸水ポリマー布とし、これをシーツと敷き布団の間に挟んで用いることにより、 人が夜間、就寝中に発汗する水分を吸収し、昼間はこの吸湿・吸水ポリマー布を 風乾して、夜間にまた繰り返し用いることのできるシーツ用下敷き布とし、保健 、衛生上に役立たせることを目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】ポリエステル加工糸を用いた布地に、吸湿・ 吸水ポリマーを含浸させて形成したことを特徴とするシーツ用下敷き布の構成と する。

【０００５】

【考案の実施の形態】図１はこの考案の実施例であり、敷き布団(A) にシー ツ(B) を掛ける際に、この考案によるシーツ用下敷き布(C) を挟み込んで用いる 。このシーツ用下敷き布(C) は直接肌に触れないので表面の風合は適当でよい。 それはポリエステル加工糸を用いた布地に、吸湿・吸水ポリマーを含浸させて形 成する。ここに用いる吸湿・吸水ポリマーの調液例としては、吸湿・吸水ポリマ ー４０部、触媒０．４部、水５９．６部、計１００部（重量部による）である。 以上の割合で調液して、これを前記ポリエステル加工糸を用いた布地に均一に含 浸させ、乾燥させた後、約１８０度Ｃでほぼ１分間程度の熱処理を行って、この 考案のシーツ用下敷き布となる吸湿・吸水ポリマー布を得ることができる。

【０００６】

【考案の効果】この考案は、通気性のある布地に、吸湿・吸水ポリマーを直 接含浸させ、これを熱処理して重合樹脂化し形成した吸湿・吸水ポリマー布を得 、これをシーツと敷き布団の間に挟んで用いることにより、人が夜間、就寝中に 発汗する水分を充分に吸収し、昼間はこれを乾燥させ、夜間にまた繰り返し用い ることのできるところの、シーツ用下敷き布とすることによって、保健、衛生上 にまことに役立たつものとなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案のシーツ用下敷き布を使用する状態を
説明する図。

【符号の説明】

(A) 敷き布団 (B) シーツ (C) シーツ用下敷き布

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】ポリエステル加工糸を用いた布地に、吸湿
   ・吸水ポリマーを含浸させて形成したことを特徴とする
   シーツ用下敷き布。