JP3058943B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

Info

Publication number
JP3058943B2
JP3058943B2 JP3163954A JP16395491A JP3058943B2 JP 3058943 B2 JP3058943 B2 JP 3058943B2 JP 3163954 A JP3163954 A JP 3163954A JP 16395491 A JP16395491 A JP 16395491A JP 3058943 B2 JP3058943 B2 JP 3058943B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
oxide film
polysilicon
active region
field
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3163954A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04360532A (ja
Inventor
雅彦 竹内
敦司 蜂須賀
充矢 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP3163954A priority Critical patent/JP3058943B2/ja
Publication of JPH04360532A publication Critical patent/JPH04360532A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3058943B2 publication Critical patent/JP3058943B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Formation Of Insulating Films (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体装置の製造方法
に関し、特に、ポリ・バッファーLOCOSによりフィ
ールド分離酸化膜を形成する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリ・バッファーLOCOS(Poly Buf
fer LOCal Oxidation of Silicon) とは、ポリシリコン
を下敷酸化膜と窒化膜の間にはさむような構造にして行
うシリコンの局部酸化法である。この方法はフィールド
形成工程によく用いられており、フィールド分離酸化膜
の端部に発生するバーズ・ビーク(Bird's Beak)を低減
できるという利点を有している。
【0003】以下、ポリ・バッファーLOCOSによる
フィールド分離酸化膜の形成方法を図3を用いて説明す
る。図3において、2は窒化膜、3はポリシリコン、4
は下敷酸化膜、5はシリコン基板、6はフィールド分離
酸化膜である。まず、図3(a) に示すように、シリコン
基板5上に下敷酸化膜4としてSiO2 を膜厚150オ
ングストローム程度に形成し、該下敷酸化膜4上にさら
にポリシリコン3,窒化膜(SiN)2をそれぞれ膜厚
500オングストローム,2500オングストローム程
度に順次形成する。
【0004】その後、窒化膜2上にレジストを塗布し、
露光,現像により、該レジストを活性領域(フィール
ド)以外の領域,即ちフィールド分離酸化膜の形成領域
に開口部を有するパターン7に加工し(図3(b) ) 、こ
のレジストパターン7をマスクとして、異方性エッチン
グにより開口部に露出している窒化膜2及びポリシリコ
ン3をエッチング除去する(図3(c) )。
【0005】その後、レジストパターン7を除去し(図
3(d))、900度程度の温度で酸化することにより、窒
化膜2,ポリシリコン3の開口部にフィールド分離酸化
膜6を形成する。
【0006】図4は、上述のように形成されたフィール
ド分離酸化膜により分離された複数の活性領域を備えた
ウエハを示しており、図において、図3と同一符号は同
一または相当部分を示し、1は活性領域(フィールド)
を示している。図4では図を判り易くするために活性領
域1にフィールド分離酸化膜6の形成工程で用いたポリ
シリコン3と窒化膜2を残したままの状態を示してい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ポリ・バッファLOCOSによるフィールド分離酸化膜
の形成方法においては、上述のように900度程度の温
度でフィールド酸化しているため、活性領域の縁の部分
に凹凸が見られるという問題があった。図5は従来方法
により形成された、窒化膜2,ポリシリコン膜3除去前
の活性領域1を撮影した写真を描いた図であり、図に示
すように、活性領域1の縁には多数の凹凸が見られ、歪
んだ形状となっている。
【0008】また、図6に窒化膜2,ポリシリコン膜3
除去後の活性領域1の平面図を模式的に描いたものを示
す。これは例えば、文献ジャーナル エレクトロケミカ
ルソサイエティ 136巻 1989年 12月 発刊
の「製造環境におけるポリ・バッファLOCOSの特
性」( J. Electrochem.Soc., Vol.136, Nol2, Decembe
r 1989,“ Characterization of Poly-BufferedLOCOS i
n Manufacturing Environment ”)にも示されているも
のである。図において、1は薄いSiO2 膜によって覆
われた活性領域である。図に示すように、活性領域1の
縁の部分の形状は一様ではなく歪み、極端な場合にはそ
の表面に穴が開くということもあった。これはフィール
ド酸化の際にポリシリコン膜3へ応力がかかり、ポリシ
リコンに穴が開き、これにより、ポリシリコン膜3にマ
スクされているはずのSiO2 膜4がSiN膜2の除去
の工程で同時にエッチング除去されてしまうために発生
する現象と考えられている。
【0009】このように、従来の製造方法によるフィー
ルド分離酸化膜の形成においては、活性領域1の縁の部
分に凹凸や穴が発生し、活性領域の形状の美観を損ね、
トランジスタの電気特性にも悪影響を及ぼすという問題
があった。
【0010】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、ポリバッファLOCOSによる
フィールド酸化の際、活性領域の形状を美しく仕上げる
ことができ、トランジスタの電気特性を向上させること
ができる半導体装置の製造方法を提供することを目的と
する。
【0011】この発明に係る半導体装置の製造方法は、
ポリ・バッファーLOCOS技術を用いてフィールド分
離酸化膜を形成する方法において、基板上の下敷酸化膜
がやや軟化する温度にてフィールド酸化を行うようにし
たものである。
【0012】
【作用】この発明においては、基板上の下敷酸化膜がや
や軟化する程度の温度以上の温度にてフィールド酸化を
行うようにしたので、下敷酸化膜の軟化により、フィー
ルド酸化の際にポリシリコンにかかる応力は緩和され
る。
【0013】
【実施例】以下、この発明の半導体装置の製造方法にか
かるポリ・バッファーLOCOSによるフィールド分離
酸化膜の形成方法について、図3を参照して説明する。
【0014】まず、図3(a) に示すように、シリコン基
板5上に下敷酸化膜4としてSiO2 を膜厚150オン
グストローム程度に形成し、この上にさらにポリシリコ
ン3,窒化膜(SiN)2をそれぞれ膜厚500オング
ストローム程度,膜厚2500オングストローム程度に
順次形成する。
【0015】その後、窒化膜2上にレジストを塗布し、
露光,現像により、該レジストを活性領域以外の領域,
即ちフィールド分離酸化膜の形成領域に開口部を有する
パターン7に加工し(図3(b) ) 、このレジストパター
ン7をマスクとして、異方性エッチングにより開口部に
露出している窒化膜2及びポリシリコン3をエッチング
除去する(図3(c) )。その後、レジストパターン7を
除去する(図3(d))。ここまでの工程は従来例と全く同
様である。
【0016】その後、従来例とは異なり、本実施例では
これをSiO2 膜4がやや軟化する温度である1050
度より高い温度、好ましくは1200度程度の温度でフ
ィールド酸化する。これにより、窒化膜2,ポリシリコ
ン3の開口部にフィールド分離酸化膜6を形成する。
【0017】図1は本実施例により製造された窒化膜
2,ポリシリコン膜3除去前の活性領域1の様子を撮影
した写真を描いた図であり、図に示すように、本実施例
では活性領域1の縁は一様に滑らかに形成されており、
従来のような凹凸はほとんど見られない。
【0018】また、図2は本実施例により製造された窒
化膜2,ポリシリコン膜3除去後の活性領域1を模式的
に示した平面図であり、薄いSiO2 膜によって覆われ
た活性領域1の縁の部分は一様で、歪み、穴等が発生す
ることなく美しく仕上がっている。
【0019】以上のように本実施例による製造方法によ
れば、ポリ・バッファーLOCOSによるフィールト酸
化の際に、SiO2 膜4がやや軟化する温度である10
50度より高い温度でフィールド酸化をするようにした
ので、フィールド酸化の際にSiO2 膜が軟化し、これ
により、ポリシリコン膜3への応力が緩和され、従来の
ように、ポリシリコン膜3に穴が開き、ポリシリコン膜
3にマスクされているはずのSiO2 膜4がSiN膜2
の除去の工程で同時にエッチング除去されてしまうよう
なことはなく、凹凸や穴等のない滑らかな縁を有する活
性領域を得ることができ、トランジスタの電気特性を向
上させることができる。
【0020】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ポリ
・バッファLOCOSによるフィールド酸化の際、Si
2 膜がやや軟化するように温度を高めたので、ポリシ
リコン膜への応力が緩和され、活性領域の縁を凹凸や穴
あき等のない滑らかな美しい形状に形成でき、これによ
り、トランジスタの電気特性を向上することができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による半導体装置の製造方
法により製造された、窒化膜,ポリシリコン膜除去前の
活性領域を撮影した写真を描いた図である。
【図2】この発明の一実施例による半導体装置の製造方
法により製造された、窒化膜,ポリシリコン膜除去後の
活性領域の平面図を模式的に表わした図である。
【図3】ポリ・バッファーLOCOSによるフィールド
分離酸化膜の形成工程を示す図である。
【図4】ポリ・バッファーLOCOSで形成されたフィ
ールド分離酸化膜により分離された複数の活性領域を示
す図である。
【図5】従来例による方法により製造された、窒化膜,
ポリシリコン膜除去前の活性領域を撮影した写真を描い
た図である。
【図6】従来例による方法により製造された、窒化膜,
ポリシリコン膜除去後の活性領域の平面図を模式的に表
わした図である。
【符号の説明】
1 活性領域 2 窒化膜(SiN) 3 ポリシリコン膜 4 下敷酸化膜(SiO2 ) 5 シリコン基板 6 フィールド分離酸化膜 7 レジスト
フロントページの続き (72)発明者 木下 充矢 兵庫県伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電 機株式会社 エル・エス・アイ研究所内 (56)参考文献 特開 昭63−34950(JP,A) 特開 昭63−45832(JP,A) 特開 平2−260639(JP,A) 特開 平1−253250(JP,A) 前田和夫著、最新LSIプロセス技 術,工業調査会(1988年4月20日)P. 133

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板上に下敷酸化膜を形成する
    工程と、 前記下敷酸化膜上にポリシリコン膜及び窒化膜を順次形
    成する工程と、 所定の活性領域のみを覆うように前記ポリシリコン膜及
    び窒化膜をエッチング形成する工程と、 前記下敷酸化膜がやや軟化する程度の温度以上の温度に
    てフィールド酸化する工程とを備えたことを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
JP3163954A 1991-06-06 1991-06-06 半導体装置の製造方法 Expired - Fee Related JP3058943B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3163954A JP3058943B2 (ja) 1991-06-06 1991-06-06 半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3163954A JP3058943B2 (ja) 1991-06-06 1991-06-06 半導体装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04360532A JPH04360532A (ja) 1992-12-14
JP3058943B2 true JP3058943B2 (ja) 2000-07-04

Family

ID=15783982

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3163954A Expired - Fee Related JP3058943B2 (ja) 1991-06-06 1991-06-06 半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3058943B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10199875A (ja) 1997-01-10 1998-07-31 Nec Corp 半導体装置の製造方法

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
前田和夫著、最新LSIプロセス技術,工業調査会(1988年4月20日)P.133

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04360532A (ja) 1992-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4746630A (en) Method for producing recessed field oxide with improved sidewall characteristics
JP3390208B2 (ja) 半導体装置製造方法
US5512509A (en) Method for forming an isolation layer in a semiconductor device
JPH07161704A (ja) 半導体装置の素子隔離膜の作製方法
JPS6228578B2 (ja)
JP3058943B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH1187487A (ja) 選択酸化方法
JPH09232304A (ja) 半導体装置のlocos素子分離方法
JPS61119056A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH06163528A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2707901B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0338733B2 (ja)
JPS60116146A (ja) 半導体装置の製造方法
KR950001300B1 (ko) 반도체장치의 제조방법
KR100241518B1 (ko) 반도체 장치의 필드 산화막 제조방법
JPH1070186A (ja) 半導体装置の素子分離膜形成方法
KR100249167B1 (ko) 격리막 형성 방법
KR20040059376A (ko) 경사 식각을 이용한 실리콘 국부산화 아이솔레이션 방법
JP2731308B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0737873A (ja) 半導体装置の素子分離領域形成方法
JPH06163531A (ja) 半導体装置における素子分離領域の形成方法
JP2001007099A (ja) 半導体基板の製造方法及び半導体基板
JP2000332262A (ja) 半導体デバイスの製造方法
JPH02132830A (ja) 選択酸化方法
JPS6338863B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees