JP3058861U - 回転指輪 - Google Patents

回転指輪

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JP3058861U
JP3058861U JP1998008660U JP866098U JP3058861U JP 3058861 U JP3058861 U JP 3058861U JP 1998008660 U JP1998008660 U JP 1998008660U JP 866098 U JP866098 U JP 866098U JP 3058861 U JP3058861 U JP 3058861U
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照夫 林
克彦 青木
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エス・アンド・イー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 指輪に複数の装飾部材を設け、これら複数の
装飾部材から生活環境に応じた装飾部材を適宜選択可能
にする。 【解決手段】 指に装着可能な支持リング1と、この支
持リング1の外側に設けられる回転リング2と、支持リ
ング1と回転リング2との間に設けられ、支持リング1
に対して回転リング2を回転可能に連結する回転手段4
と、回転リング2の外側面に所定の間隔をおいて設けら
れる複数の装飾部材3と、を具えて構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は回転指輪に関し、詳しくは指に装着可能な支持リングと、複数の装 飾部材を外周面に具え前記支持リングに対して回転可能に設けられる回転リング と、を具えてなり、生活環境に応じて複数の装飾部材の位置を変更可能にした回 転指輪に関するものである。
【0002】
【考案の背景】
身体に装着する装飾品として指輪は性別や年齢にかかわらず、多くの人に親し まれている。 図14は、従来の指輪を示す外観斜視図である。 図14(a)に示す指輪は、「金」、「プラチナ」、「銀」等の高価な金属に よって形成される指輪であり、この指輪はその断面の形状から「かまぼこ型」と 「平打型」とが知られている。また、指輪の外周面に繊細な模様を描き装飾性を 強調したものも知られており、こうした指輪は特に男性に好まれる傾向がある。 また、図14(b)に示す指輪は、高価な金属によって形成されるリングと、 そのリングの外周面に固着される「真珠」、「ダイヤモンド」等の宝石と、によ り形成される指輪であり、この指輪は、リングに繊細なデザインが施されたもの が多く、また宝石の形状や固定位置をデザインしたものも多い。こうした指輪は 特に女性に好まれる傾向がある。
【0003】 しかしながら、上記従来の指輪には次のような問題がある。 すなわち、指輪は洋服、靴、帽子等と同様に、生活環境に応じて使い分けたい ことがある。 例えば、「レストランで食事を楽しむ際」、「顧客と商談する際」、「友人と 会話を楽しむ際」等の生活環境の変化に応じてその環境に適応する適宜の指輪に 交換したいことがある。 しかしながら、上記従来のいずれの指輪も、そのデザインが優れたものであっ ても表現できるデザインは単調なもであり、環境に応じてそのデザインを変更す ることはできない。 この不都合を解決するために、複数の指輪を携帯し、生活環境に応じて指輪を 交換することが考えられる。しかしながら、高価な指輪を複数携帯することは盗 難や紛失の虞があり容易に実行することはできない。
【0004】 一方、上述の指輪とは別に、健康促進具としての要素を付加した指輪も知られ ている。 すなわち、磁化した金属により指輪を形成し、その指輪の磁力によって血行を 促進するようにした指輪が提案されている。 しかしながら、こうした従来の指輪は、身体の疲労を緩和するためのものであ り、精神面の改善、すなわち、ストレスを解消したり、あるいは神経を集中させ る等、脳に適度な刺激を与えることはできない。
【0005】
【考案の概要】
この考案に係る回転指輪は、上記従来の課題を解決するためになされたもので あり、回転指輪を、指に装着可能な支持リングと、この支持リングに回転可能に 設けられる回転リングと、回転リングの外周面に所定の間隔をおいて設けられる 複数の装飾部材と、により構成する。あるいは、支持リングに対して回転リング を回転可能に、かつ支持リングと回転リングとを着脱自在に保持する連結手段を 、具えて回転指輪を構成する。 そして、回転リングを回転させることで、複数の装飾部材から生活環境に応じ た装飾部材を適宜選択可能にする。 また、回転リングを指先で回転させることで指先の運動を可能にし、この指先 の運動によって脳を刺激し、精神のリラックス効果、神経を集中させる等の効果 を得るようにして、上記従来の課題を解決しようとするものである。
【0006】
【考案の実施形態】
図面にもとづいて、この考案の実施形態を説明する。 図1および図2は、この考案の請求の範囲第1項に係る回転指輪の一実施形態 を示す図である。 図1は回転指輪の正面図で、図2は図1に示す回転指輪のA−A線断面図であ る。 図において1は支持リングであり、この支持リング1は指に装着可能になって いる。すなわち、この支持リング1の内径は回転指輪の使用者の指に応じた寸法 に形成される。
【0007】 また、2は回転リングであり、この回転リング2は支持リング1の外側に設け られている。そしてこの回転リング2は、回転手段4によって支持リング1に対 して回転可能に設けられている。 回転手段4は、支持リング1の外周面に沿って形成される環状溝部4aと、回 転リング2の内周面に形成され環状溝部4aに嵌合する凸部4bと、からなって いる。なお、この実施例では、図2に示すように回転リング2の幅が環状溝部4 aの幅とほぼ同一の寸法に形成され、この回転リング2の内周部により環状の凸 部4bが形成されている。 なお、この凸部4bを、回転リング2の内周面に所定の間隔をおいて形成され る凸状の部材により形成しても良い。
【0008】 一方3は装飾部材であり、この装飾部材3は回転リング2の外周面に所定の間 隔をおいて複数設けられていて、これら装飾部材3にはそれぞれ異なるデザイン が施されている。また複数の装飾部材3の材質も「金」「プラチナ」「宝石」等 さまざまである。 この回転指輪は、複数の装飾部材3を具えた回転リング2を回転させることに よって装飾部材3の位置を容易に変えることができるので、複数の装飾部材3の 中から生活環境に応じた装飾部材3を適宜選択することが可能である。 すなわち、この回転指輪は上記従来の指輪と比較して興起に富む指輪を提供す ることができる。
【0009】 また、この回転指輪は、回転リング2を指先で回転させる指先の運動を行うこ とによって、精神をリラックスさせる、集中力を高める等の効果を得ることが可 能である。 すなわち、指先の運動は脳に適度な刺激を与えることが知られており、指先の 運動を行った後の脳波は、リラックスした際に見られる脳波、いわゆるアルファ ー波となることが確認されている。 このため例えば、簡単な指先の運動をした後には指先の運動をしなかった場合 と比較して計算ミスが減少する等の効果が見られる。 また、指先の運動による脳への刺激は、老人性の脳障害にも効果的であり、老 人ホーム等では歌に合わせて指先を動かす運動を採用している。 そして、この回転指輪によれば、脳へ刺激を与える上述の指先の運動を気軽に 行うことができる。
【0010】 図3は、図1および図2に示した回転指輪によって指先の運動を行う際の使用 例を示す図である。 図に示す使用例は、左手の人差し指に回転指輪を付け、人差し指と親指とによ って回転リング2を回転させる例を示すもので、この際、親指で回転リング2を 繰り返し弾くようにして回転リング2を回転させる、あるいは人差し指を上下に 往復させて回転リング2を回転させる等、人差し指と親指のどちらの指の運動も 可能である。 そして回転指輪によるこうした指の運動は、例えば、歩行中、電車等での移動 中、あるいは友人との会話中等、場所を選ばずいつでも気軽に行える。
【0011】 なお、この例では人差し指に装着した回転指輪の回転リング2を、人差し指と 親指とにより回転させる例を示したが、回転指輪を装着する指は人差し指に限定 されるものではない。例えば薬指に回転指輪を装着し、小指を移動させて回転リ ング2を回転させる等、この回転指輪を装着する指を変えれば全ての指の運動が 可能である。 また、この例では左手の指に回転指輪を装着する例を示したが、右手の指に回 転指輪を装着して指先の運動を行うようにしても良いことは無論である。
【0012】 一方、図4および図5はこの考案の実用新案登録請求の範囲第1項に係る回転 指輪の第二および第三の実施形態を示す断面図である。 図4に示す回転指輪は、支持リング1と、回転リング2と、の幅が同一に形成 されている。そして、支持リング1の外周面には環状溝部4aが設けられいて、 回転リング2の内周面には環状溝部4aと同一の幅を有してなる環状の凸部4b が設けられている。 また、図5に示す回転指輪も、支持リング1と回転リング2との幅が同一に形 成されている。そして、この回転指輪においては、回転リング2の内周面に沿っ て環状溝部4aが設けられていて、支持リング1の外周面に沿って環状の凸部4 bが設けられている。 この図4および図5に示した回転指輪は、回転リング2の外周面を図1に示し た回転指輪と比較して広く確保することができるので、回転リング2の外周面に 比較的大きな装飾部材3を設置することが可能となる。 なお、この図4および図5に示す回転指輪は、凸部4bを環状に形成する例を 示したが、この凸部4bを所定の間隔をおいて形成される凸状の部材で形成して も良い。
【0013】 この図4および図5に示すいずれの回転指輪も、図1に示した上述の回転指輪 と同様に回転リング2を回転させることによって、回転リング2の外周面に設け られた複数の装飾部材3の位置を容易に移動させることができ、複数の装飾部材 3から生活環境に応じた装飾部材3を適宜選択可能である。 また、回転リング2を回転させる上述の指先の運動を行うことができ、集中力 を高める、精神をリラックスさせる等の効果を得ることができる。
【0014】 一方、図6ないし図8はこの考案の実用新案登録請求の範囲第2項および第3 項に係る回転指輪の一実施形態を示す図である。 図6において1は支持リングであり、この支持リング1は回転指輪の使用者の 指に装着可能な内径を有している。 また、2は回転リングであり、3は回転リング2の外周面に複数設けられる装 飾部材3である。 そして、回転リング2は、支持リング1の外側に設けれ、後述の連結手段6に よって支持リング1に対して回転可能で、かつ支持リング1に着脱自在に連結さ れている。
【0015】 連結手段6は、支持リング1の外周面に沿って形成される環状溝部6aと、回 転リング2の内周面に設けられ前記環状溝部6aに嵌合する突起部材6cと、突 起部材6cを環状溝部6aに導くため支持リング1に形成される案内孔部6bと 、により構成されている。 図7は連結手段6の要部を示す一部切欠斜視図であり、図に示すように前記突 起部材6cは、円柱形をなしその頭部は半球状に形成されている。 そして、この突起部材6cの幅は、前記環状溝部6aの幅とほぼ同一に形成さ れ、環状溝部6a内で環状溝部6aに沿って移動可能となっている。 また、前記案内孔部6bは図に示すように環状溝部6aの内壁部を貫いて形成 されており、この案内孔部6bの幅は、前記突起部材6cの幅とほぼ同一に形成 され、突起部材6cを環状溝部6aに導くことができる。 なお、この図6に示す回転指輪には、突起部材6cが回転リング2の内周面に 等間隔をおいて三個、そして案内孔部6bが支持リング1の側面に等間隔をおい て三箇所、それぞれ互いに合致する位置に設けられている。
【0016】 そして、連結手段6は、支持リング1に対して回転リング2を回転可能に、か つ支持リング1と回転リング2とを着脱自在に保持することができる。 すなわち、図7に示すように支持リング1に形成された案内孔部6bと、回転 リング2に形成された突起部材6cと、を位置合わせし、矢符に示すよう回転リ ング2を支持リング1方向へ移動させると、突起部材6cは案内孔部6bを通過 して環状溝部6a内に至る。 これによって、支持リング1の外側に回転リング2が設置される。そして、回 転リング2は、突起部材6cにより支持リング1に形成された環状溝部6aに沿 って回転可能である。
【0017】 ところで、この回転指輪は、支持リング1と回転リング2とが着脱自在なので 、支持リング1と回転リング2とを複数用意すれば、これらを組み合わせること によってさまざまな回転指輪を楽しむことができる。 図8は、二個の支持リング1と、三個の回転リング2と、を用意した例を示す 図である。 二個の支持リング1の側面には、それぞれ異なる模様が描かれていて、またそ の材質も一方が「金」他方が「プラチナ」によって形成されている。 そして三個の回転リング2にはそれぞれ異なる形状の装飾部材3が複数設けら れていて、回転リング2を形成する材質も「金」「プラチナ」「銀」とそれぞれ 異なっている。
【0018】 以上のような支持リング1と回転リング2を用意すれば、それぞれの組み合わ せによって複数種類の回転指輪を楽しむことができる。例えば「金」で形成され た支持リング1に「銀」で形成された回転リング2を、あるいは「プラチナ」で 形成された支持リング1に「金」で形成された回転リング2を、装着する等、こ の例では6通りの回転指輪を楽しむことができる。
【0019】 そして組み合わせたいずれの回転指輪も、上述の図1に示した回転指輪と同様 に回転リング2を回転させることにより、回転リング2の外周面に設けられた複 数の装飾部材3の位置を容易に移動させることができ、複数の装飾部材3から所 望の装飾部材3を適宜選択可能である。 したがって、この回転指輪は種々さまざまなデザインを好みに応じてアレンジ することができ、従来の指輪では実現できなかった楽しみ方が可能となる。 また、この回転指輪も回転リング2を指先で回転させる上述の指運動を行うこ とができ、精神をリラックスさせる、集中力を高める等の上述の効果を得ること が可能である。
【0020】 なお、図6ないし図8に示した上述の回転指輪は、支持リング1に環状溝部6 aおよび案内孔部6bを形成し、回転リング2に突起部材6cを形成する例を示 したが、支持リング1の外周面に突起部材6cを設け、回転リング2の内周面に 環状溝部6aを設けるとともに回転リング2の側面に案内孔部6bを設けても良 い。
【0021】 一方、図9および図10はこの考案の実用新案登録請求の範囲第2項および第 4項に係る回転指輪の一実施形態を示す図である。 図9において1は支持リングであり、この支持リング1は回転指輪の使用者の 指に装着可能な内径を有している。 また、2は回転リングであり、3は回転リング2の外周面に複数設けられる装 飾部材である。 そして、回転リング2は、支持リング1の外側に設けれ、連結手段8によって 支持リング1に対して回転可能で、かつ支持リング1に着脱自在に連結されてい る。
【0022】 連結手段8は、支持リング1の外周面に形成される溝部8aと、この溝部8a に内に設けられる断面T字状の係合部材8bと、回転リング2の内周面に沿って 形成される環状連結溝8cと、により構成されている。 前記溝部8aは、長方形の溝からなっていて、支持リング1の外周面の三箇所 に等間隔をおいて形成されている。 そして、係合部材8bは溝部8aに固着される固定部8a2と、この固定部8 b2の中央部に立設されその頂部に球状の係止部8b1を具える係止片8b3と 、からなりテフロン・塩化ビニール等の可撓性の合成樹脂剤により断面T字状に 構成されている。 また、この係止部材8bの係止部8b1は図10(a)の断面図に示すように 、係止部材8bを溝部8a内に設置した際、溝部8aから僅かに突出するように なっている。 一方、回転リング2に形成された前記環状溝8cは図10(a)に示すように 断面がV字状に形成されていて、前記溝部8aから突出する前記係合部8b1と 嵌合するようになっている。
【0023】 次に図10にもとづいて、支持リング1に回転リング2を装着する作用を説明 する。 同図(a)に示すように、支持リング1に設置された係止部材8bの係止部8 b1は溝部8aから僅かに突出した状態で設置される。 したがって、同図(b)に示すように支持リング1の外側となる位置へ回転リ ング2を移動させると、回転リング2が係止部材8bの係止部8b1に接触し、 係止部材8bは、支持リング1と回転リング2との間で適度に撓み、これによっ て回転リング2は支持リング1方向へ移動可能となる。 そして、同図(c)に示すように支持リング1の外側に回転リング2が位置し た際、係止部材8bは回転リング2の内周面に形成された環状溝部6cに係止部 8b1を嵌合させて元の形状に復帰し、これによって支持リング1に回転リング 2が装着される。
【0024】 また、支持リング1に装着された回転リング2は、支持リング1に対して回転 可能である。すなわち、支持リング1に設けた係合部材8bと、回転リング2と は固定されていないので、回転リング2は支持リング1に対して回転方向に移動 可能である。 なお、係合部材8bは、同図(c)に示すように支持リング1と回転リング2 とによって覆われるので、この係合部材8bによって指輪の美観を損ねてしまう ようなことはない。 一方、回転リング2を支持リング1から取り外す場合には、上述とは逆に支持 リング1の外側となる位置から回転リング2を移動させれば、係合部材8bが撓 んで回転リング2を取り外すことができる。
【0025】 この回転指輪も、図6に示した回転指輪と同様に複数の支持リング1と複数の 回転リング2を用意することで、支持リング1と回転リング2を組み合わせて回 転指輪を楽しむことができる。 また、この回転指輪も回転リング2を指先で回転させる上述の指運動を行うこ とができ、精神をリラックスさせる、集中力を高める等の上述の効果を得ること が可能である。 なお、図9および図10に示す回転指輪は、支持リング1に溝部8aと係合部 材8bを、また回転リング2に環状連結溝8cを、それぞれ設ける例を示したが 回転指輪の構成例はこれに限定されるものではない。 すなわち、支持リング1の外周面に環状連結溝8cを、また回転リング2の内 周面に溝部8aおよび係合部材8bを、それぞれ設けるようにすれば上述の回転 指輪と同様の効果の指輪を得ることが可能である。
【0026】 一方、図11はこの考案の実用新案登録請求の範囲第2項および第5項に係る 回転指輪の一実施形態を示す図である。 図11において1は支持リングであり、7cはこの支持リング1の外周面に沿 って形成される環状溝部である。 また2は回転リングであり、この回転リング2は支持リング1の外側で回転可 能となっている。3は装飾部材であり、この装飾部材3は回転リング2の外周面 に所定の間隔をおいて複数設けられている。
【0027】 そして、7は連結手段であり、この連結手段7は支持リング1の外周面に形成 される前記環状溝部7cと、回転リング2の内周面にそれぞれ設けられるバネ部 材7bおよび一対の突起部7aと、により構成されている。 一対の突起部7cは、それぞれ図に示すように半円形に形成されていて、その 厚みは、前記支持リング1に設けられた環状溝部7cの幅とほぼ同一に形成され 環状溝部7cに挿入可能である。 また、前記バネ部材7bは板バネからなっていて、この板バネ7bの幅は環状 溝部7cの幅とほぼ同一となっている。
【0028】 図12は図11に示した回転リング2の断面図であり、図12(a)に示すよ う板バネ7bはその両端部が回転リング2の内周面に固着され、中央部が回転リ ンク2の中心方向へ突出した半円形をなしている。 そして、10は連結棒でありこの連結棒10は図に示すように回転リング2に 形成された孔部2cに挿通され、一端を前記板バネ7bの裏面に、他端を装飾部 材3に、それぞれ固着されている。 また、この板バネ7bと、前記一対の突起部7aは、図12(a)に示すよう に、回転リング2の内周面に等間隔をおいて設置されている。
【0029】 そして、この板バネ7bと一対の突起部7aとを具えた回転リング2を支持リ ング1に装着するのは次のような手順で行う。 まず、図12(b)に示すように装飾部材3を回転リング2の外周面から引き 上げ、板バネ7bを回転リング2の内周面方向へ移動させる。 そして、この回転リング2の内側へ支持リング1を位置させ、支持リング1の 外周面に形成された環状溝部7c内に回転リング2の内周面に設けられた一対の 突起部7aを挿入する。 次いで、装飾部材3を解放し、図12(a)に示すように板バネ7bを元の形 状に復帰させることで、この板バネ7bを支持リング1の環状溝部7c内に挿入 する。
【0030】 これによって、回転リング2の内周面に設けられた一対の突起部7aと板バネ 7bは、それぞれ支持リング1の外周面に形成された環状溝部7c内に位置する ことになり、回転リング2は支持リング1の環状溝部7cに沿って回転可能とな る。 また、支持リング1から回転リング2を取り外す場合は、図12(b)に示す ように板バネ7bを回転リング2の内周面方向へ移動させ、この板バネ7bを支 持リング1の環状溝部7c内から移動し、支持リング1と回転リング2とを分離 すれば良い。
【0031】 なお、板バネ7bに連結棒10を介して連結される装飾部材3は、回転リング 2に形成される前記孔部2cの内径よりも大きく形成されている。すなわち、孔 部2cは、装飾部材3によってその開口部が覆われるので、この孔部2cによっ て指輪の美観が損なわれることはない。 この回転指輪も、図6に示した回転指輪と同様に複数の支持リング1と複数の 回転リング2を用意することで、支持リング1と回転リング2を組み合わせて回 転指輪を楽しむことができる。 また、この回転指輪も回転リング2を指先で回転させる上述の指運動を行うこ とができ、精神をリラックスさせる、集中力を高める等の上述の効果を得ること が可能である。
【0032】 一方、図13はこの考案の実用新案登録請求の範囲第2項および第6項に係る 回転指輪の一実施形態を示す図である。 図において1は支持リングであり、この支持リング1は回転指輪の使用者の指 に装着可能な内径を有している。そして、この支持リング1の外周面は図に示す ように凹凸のない円筒状の面となっている。 また、2は回転リングであり、この回転リング2は前記支持リング1と同一の 幅で形成されていて、その内径は前記支持リング1の外径と同一の寸法に形成さ れている。すなわち、回転リング2は支持リング1の外側で回転可能となってい る。そして3は回転リング2の外周面に複数設けられる装飾部材である。
【0033】 9は連結手段であり、この連結手段9は回転リング2の外周面に設けられる嵌 合部11と、この嵌合部11に着脱自在な固定部5aを具えた連結体5と、によ り構成されている。 嵌合部11は、回転リング2の外周面に形成されるほぼ正方形の溝からなって いて、この例でにおいて嵌合部11は回転リング2の外周面の三箇所に等間隔を おいて形成されている。 また、前記連結体5は、嵌合部11に対して着脱自在な固定部5aと、この固 定部5aの両端に設けられる一対の支持腕5b、5bと、を有し、断面コ字形状 に形成されている。 固定部5aは、嵌合部11の幅よりも僅かに広い幅を有したほぼ正方形の板状 部材からなっていて、嵌合部11内にしっかりと固定することができるようにな っている。 そして、連結体5の一対の支持腕5b、5b間の距離は、回転リング2および 支持リング1の幅と同一となっており、またこれら一対の支持腕5b、5bの長 さは、回転リング2の内側に支持リング1を位置させた際、回転リング2および 支持リング1のいずれの両側面にも接する所定の長さで形成されている。 なお、一対の支持腕5b、bの先端部は、支持リング1および回転リング2の 形状とマッチするように円弧状に形成されている。
【0034】 この連結体5によって回転リング2と支持リング1とを連結する作業は、次の ような手順で行う。 まず、回転リング2の内側へ支持リング1を位置させる。 次いで、回転リング2に形成された嵌合部8に対して連結体5を設置する。 すなわち、回転リング2内の支持リンク1は、回転リンク2に固定された連結 体5の一対の支持腕5b、5bにより外方向への移動が阻止されることになる。 これによって、回転リング2と支持リング1とは回転方向にのみ移動可能に連 結される。 なお、回転リング2と支持リング1とを分離する場合は、回転リング2から連 結体5を取り外した後に行えば良い。
【0035】 この回転指輪もまた、図6に示した回転指輪と同様に複数の支持リング1と複 数の回転リング2を用意することで、支持リング1と回転リング2を組み合わせ て回転指輪を楽しむことができる。 また、この回転指輪も回転リング2を指先で回転させる上述の指運動を行うこ とができ、精神をリラックスさせる、集中力を高める等の上述の効果を得ること が可能である。
【0036】 なお、図13に示した回転指輪は、回転リング2の外周面に嵌合部11を形成 する例を示したが、支持リング1の内周面に嵌合部11を形成し、この嵌合部1 1に連結体5を設置して、連結体5により支持リング1と回転リング2を連結し ても良い。 また、連結体5に装飾模様を描く、あるいは連結体5の固定部5aあるいは支 持腕5bに装飾部材3を設けるようにしても良い。
【0037】
【考案の効果】
以上説明したように、本願考案に係る回転指輪は、指に装着可能な支持リング と、この支持リングに回転可能に設けられる回転リングと、回転リングの外周面 に設けられる複数の装飾部材と、を具えて構成したので複数の装飾部材から生活 環境に応じた装飾部材を適宜選択可能である。 また、支持リングと回転リングとを着脱自在に構成したので、支持リングと回 転リングを複数用意しておくことにより支持リングと回転リングとを組み合わせ て楽しむことができ、極めて興起に富む回転指輪を提供することが可能である。 一方、回転指輪の回転リング2を指先で回転させることで指先の運動を行うこ とができ、これによって精神をリラックスさせる、集中力を高める等の種々の効 果を得ることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の請求の範囲第1項に係る回転指輪の
一実施形態を示す正面図である。
【図2】図1に示した回転指輪のA−A線断面図であ
る。
【図3】図1に示した回転指輪による指先の運動例を示
す説明図である。
【図4】この考案の請求の範囲第1項に係る回転指輪の
第二実施形態を示す断面図である。
【図5】この考案の請求の範囲第1項に係る回転指輪の
第三実施形態を示す断面図である。
【図6】この考案の実用新案登録請求の範囲第2項およ
び第3項に係る回転指輪の一実施形態を示す分解斜視図
である。
【図7】図6に示した回転指輪に設けられた連結手段の
要部を示す一部切欠斜視図である。
【図8】複数の支持リングと、複数の回転リングと、を
示す外観斜視図である。
【図9】図9はこの考案の実用新案登録請求の範囲第2
項および第4項に係る回転指輪の一実施形態を示す分解
斜視図である。
【図10】図9に示した回転指輪の、支持リングと回転
リングとの着脱方法を示す説明図である。
【図11】この考案の実用新案登録請求の範囲第2項お
よび第5項に係る回転指輪の一実施形態を示す分解斜視
図である。
【図12】図11に示した回転指輪の回転リングを示す
断面図である。
【図13】この考案の実用新案登録請求の範囲第2項お
よび第6項に係る回転指輪の一実施形態を示す分解斜視
図である。
【図14】従来の指輪を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 支持リング 2 回転リング 3 装飾部材 4 回転手段 5 連結体 6 連結手段 7 連結手段 8 連結手段 9 連結手段

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指に装着可能な支持リングと、 この支持リングの外側に設けられる回転リングと、 支持リングと回転リングとの間に設けられ、支持リング
    に対して回転リングを回転可能に連結する回転手段と、 前記回転リングの外周面に所定の間隔をおいて設けられ
    る複数の装飾部材と、 を具えて構成し、 前記回転手段は、 前記支持リングの外周面および回転リングの内周面の、
    いずれか一方側の面に形成される環状溝部と、他方側の
    面に設けられ前記環状溝部に嵌合する凸部と、により構
    成したことを特徴とする回転指輪。
  2. 【請求項2】 指に装着可能な支持リングと、 この支持リングの外側に設けられる回転リングと、 支持リングに対して回転リングを回転可能に、かつ支持
    リングと回転リングとを着脱自在に保持する連結手段
    と、 前記回転リングの外周面に所定の間隔をおいて設けられ
    る複数の装飾部材と、 を具えて構成し、 複数の支持リングと、複数の回転リングと、の組み合わ
    せを可能にしたことを特徴とする回転指輪。
  3. 【請求項3】 前記連結手段は、 支持リングの外周面および回転リングの内周面の、いず
    れか一方側の面に形成される環状溝部と、他方側の面に
    設けられ前記環状溝部に嵌合する突起部材と、 突起部材を環状溝部内へ導くため、環状溝部の内壁部を
    貫いて形成される案内孔部と、 により構成したことを特徴とする請求項2記載の回転指
    輪。
  4. 【請求項4】 前記連結手段は、 支持リングの外周面および回転リングの内周面の、いず
    れか一方側の面に形成される溝部と、他方側の面に形成
    される環状連結溝と、 環状連結溝に嵌合する係合部を有し、溝部に設置される
    可撓性材からなる係合部材と、 により構成したことを特徴とする請求項2記載の回転指
    輪。
  5. 【請求項5】 前記連結手段は、 支持リングの外周面に形成される環状溝部と、 回転リングの内周面に設けられ常には支持リングの前記
    環状溝部内に位置する一対の突起部と、 回転リングの内側に設けられ常には支持リングの前記環
    状溝部方向へ付勢するバネ部材と、 を具えて構成し、 前記一対の突起部と、前記バネ部材と、は等間隔をおい
    て回転リングの内周面に設置したことを特徴とする請求
    項2記載の回転指輪。
  6. 【請求項6】 前記連結手段は、 前記回転リングの外周面および支持リングの内周面の、
    いずれか一方側の面に設けられる嵌合部と、 この嵌合部に着脱自在な固定部と、この固定部の両端に
    設けられ回転リングおよび支持リングのそれぞれの両側
    面に接する一対の支持腕と、を有した断面コ字形状の連
    結体と、 により構成したことを特徴とする請求項2記載の回転指
    輪。
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