JP3058262U - 電気抵抗炉の集煙装置 - Google Patents

電気抵抗炉の集煙装置

Info

Publication number
JP3058262U
JP3058262U JP1998007775U JP777598U JP3058262U JP 3058262 U JP3058262 U JP 3058262U JP 1998007775 U JP1998007775 U JP 1998007775U JP 777598 U JP777598 U JP 777598U JP 3058262 U JP3058262 U JP 3058262U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hood
electric resistance
resistance furnace
side plate
smoke
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1998007775U
Other languages
English (en)
Inventor
勲 志村
宏輔 河口
Original Assignee
昭和エンジニアリング株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 昭和エンジニアリング株式会社 filed Critical 昭和エンジニアリング株式会社
Priority to JP1998007775U priority Critical patent/JP3058262U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3058262U publication Critical patent/JP3058262U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 上方のスペースの影響を受けることなく、フ
ードを側方へ走行させることができ、しかも、電気抵抗
炉からの排煙を確実に集煙することが可能な、集煙装置
を低コストにて提供する。 【解決手段】 電気抵抗炉1の両端に設けられたレール
に走行可能に支持されたガータ15に、集煙装置のフー
ド12を構成するフード本体13を支持させる。フード
本体13の両側部に、吊り上げ金具22によって側板1
4を吊り上げる。側板14の下端部近傍における外面側
にワイヤWを定着させる。フード本体13に、ワイヤW
が巻き取られる巻き取りロールと、巻き取りロールを回
動させることにより、ワイヤWの巻き取り送り出しを行
い側板14の開閉を行う駆動モータとを設ける。ガータ
15とフード本体13の両側部との間に、フード本体1
3の外方への膨出を抑える補強材16を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、電気抵抗炉からの排煙を集煙する電気抵抗炉の集煙装置に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、炭化珪素生成炉、炭素電極の電気焼成炉あるいは黒鉛化炉等の抵抗加 熱式の電気抵抗炉は、粉塵を伴った排煙が大量に発生する。 このため、図9及び図10に示すように、通電時には、この電気抵抗炉1の上 部に、フード2を有する集煙装置3を設け、この集煙装置3にて集煙し、集煙し た排煙を集煙装置3から排出ダクト4へ送り込んで排出していた。 ところで、通電している電気抵抗炉1以外では、炉出し、炉詰めが行なわれる が、電気抵抗炉1の上部に集煙装置3のフード2があると、作業の妨げとなるた め、フード2を側方へ移動可能とし、通電させる電気抵抗炉1の上部にだけフー ド2を配設させるようにしていた(図10参照)。
【0003】 しかしながら、このフード2は、電気抵抗炉1の上部を覆うように配設される ため、単に側方へ移動させると、フード2を構成するフード本体2aの両側部の 側板2bが電気抵抗炉1及び電気抵抗炉1内に詰め込まれた原料にぶつかってし まう。 このため、従来では、実開昭48−10028号公報に示されるように、フー ド2を昇降させる昇降機構を設け、上方へ移動させた状態にて側方への移動を行 うようにしていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、工場の高さに十分な余裕がある場合は、上記のように昇降機構を設 けることができるが、さほど余裕がない場合は、電気抵抗炉1の上部に設けられ ている原料投入装置等によって上方への移動が制限されてしまい、フード2を側 方へ走行させるのに必要な高さに吊り上げることができないという問題があった 。
【0005】 したがって、図11に示すように、フード本体2aに対して側板2bを上下方 向へスライド可能とするとともにワイヤWによって吊り下げ、側方への走行時に ワイヤWを巻き取って側板2bを上方へスライドさせるようにしたり、あるいは 、図12に示すように、側板2bとして耐熱繊維からなる耐熱シート2cを用い 、側方への走行時に耐熱シート2cの端部をワイヤWによって吊り上げてめくり あげることが考えられていた。
【0006】 しかしながら、上記スライド式の場合、電気抵抗炉1からの高熱によってフー ド本体2aに膨らみが生じた際に、フード本体2aと側板2bとの間に隙間が生 じてしまい、この隙間から排煙が漏出してしまう。この場合、フード本体2a内 に、両側部への膨らみを抑える補強材5を設けることが考えられるが、電気抵抗 炉1での通電時に生じる高温によって、この補強材5が熱変形したり溶損してし まう。 また、熱変形に拘わらず、側板2bをスライド可能に支持させるためには、フ ード本体2aにローラ(図示略)を介して支持させる構造とする必要があるが、 このように、ローラを用いた場合、このローラ部分にてフード本体2aと側板2 bとの間に隙間が生じ、やはり排煙が漏出してしまうという問題があった。
【0007】 また、側板2bとして耐熱シート2cを用いた場合、フード本体2aとの間に 隙間が生じることはないが、この耐熱シート2cは、高熱にさらされて脆くなっ てしまうため、頻繁に交換しなければならず、コストが嵩んでしまうという問題 があった。
【0008】 この考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、上方のスペースの影響を受け ることなくかつ低コストにて、フードを容易に側方へ走行させることができ、し かも、確実に集煙することが可能な構造の電気抵抗炉の集煙装置を提供すること を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の電気抵抗炉の集煙装置は、電気抵 抗炉の上部に配設されて、前記電気抵抗炉での通電時に発生する排煙を集煙する フードを有する集煙装置であって、前記電気抵抗炉の両端部に配設されたレール に、移動可能に支持された一対のガータと、これらガータに固定されて前記電気 抵抗炉の上部に配設可能なフード本体と、該フード本体の両側部にそれぞれ設け られた側板とを具備し、前記側板は、前記フード本体の下端部に、吊り下げ金具 によって吊り下げられ、前記側板には、その外面側にワイヤが定着され、前記フ ード本体には、前記ワイヤの巻き取り及び送り出しを行う巻き取り機構が設けら れ、前記側板は、前記巻き取り機構によって前記ワイヤが巻き取られることによ り、吊り上げられることを特徴としている。
【0010】 このように、フード本体の両側部に、吊り下げ金具によって側板を吊り下げた 構造であるので、電気抵抗炉での通電時に高温が発生したとしても、側板のフー ド本体との連結箇所にて熱変形による変位を許容することができ、これにより、 熱変形によって側板とフード本体との間に隙間が生じずらくなり、側板とフード 本体との間からの排煙の漏出が抑えられる。 また、巻き取り機構によってワイヤを巻き取って側板を吊り上げることにより 、フードを上方へ移動させることなく、フードの側方への移動が可能となり、極 めて容易に、電気抵抗炉の上部へフードを設置したりあるいは電気抵抗炉の上部 からフードを外すことが可能となり、これにより、電気抵抗炉における炉詰め、 炉出し作業が容易に行える。
【0011】 請求項2記載の電気抵抗炉の集煙装置は、請求項1記載の電気抵抗炉の集煙装 置において、前記フード本体の両側部に、前記ガータに固定された補強材が接合 され、該補強材によって前記フード本体の両側部の外方への膨出が抑えられてい ることを特徴としている。 このように、熱の影響を受けずらいガータに固定した補強材によってフード本 体の下端部が支持されているので、電気抵抗炉から発生した高熱によってフード 本体の下端部が外方へ膨出するような変形が確実に抑えられる。つまり、フード 本体の下端部における直線性が確保され、これにより、フード本体と側板との密 着性が高められる。 したがって、側板とフード本体との間からの排煙の漏出がさらに良好に抑えら れる。
【0012】 請求項3記載の電気抵抗炉の集煙装置は、請求項2記載の電気抵抗炉の集煙装 置において、前記補強材と前記フード本体とが、ボルト及びナットによって接合 され、前記ボルトが挿通される補強材側の孔部及びフード本体側の孔部の両方あ るいはいずれか一方が、水平方向へ長い長孔とされて前記補強材と前記フード本 体との接合箇所が水平方向へ変位可能とされていることを特徴としている。 つまり、補強材とフード本体とを接合させるボルトが挿通される補強材側の孔 部及びフード本体側の孔部の両方あるいはいずれか一方が水平方向に長い長孔と されて、これらの接合箇所が水平方向へ変位可能とされているので、電気抵抗炉 からの高熱によってフード本体が熱膨張した際に、その熱膨張が水平方向へ逃が されて、フード本体の外方への膨出変形が抑えられる。
【0013】 請求項4記載の電気抵抗炉の集煙装置は、請求項3記載の電気抵抗炉の集煙装 置において、前記フード本体の下端部に、前記側板を吊り下げた状態にて、前記 側板の内面に当接する遮熱板が設けられていることを特徴としている。 このように、側板を吊り下げた際に、側板の内面がフード本体の下端部に設け た遮熱板に当接する構造であるので、側板をフード本体にスライドさせる構造と 比較して、側板とフード本体との気密性が大幅に高められ、これにより、側板と フード本体との間からの排煙の漏出がさらに抑えられる。
【0014】 請求項5記載の電気抵抗炉の集煙装置は、請求項4記載の電気抵抗炉の集煙装 置において、前記吊り下げ金具が、前記フード本体側及び前記側板側にそれぞれ 設けられたU字状のフックからなり、これらフックが互いに係合されていること を特徴としている。 即ち、U字状のフックを互いに係合させた連結構造によって側板がフード本体 の下端部に吊り下げられているので、電気抵抗炉からの高熱による熱変形が確実 に許容される。
【0015】 請求項6記載の電気抵抗炉の集煙装置は、請求項5記載の電気抵抗炉の集煙装 置において、前記電気抵抗炉からの排煙が送り込まれるダクトが、前記フード本 体の側部に配設されていることを特徴としている。 つまり、排煙を送り出すダクトをフード本体の側部に配設したので、フードの 高さを低くすることが可能となり、これにより、工場の高さに制限がある場合に 有利であり、また、フードの上方側のスペースを有効に利用することが可能とな り、フード全面から均一に排煙させることができる。
【0016】 請求項7記載の電気抵抗炉の集煙装置は、請求項6記載の電気抵抗炉の集煙装 置において、前記側板が、フード本体の長手方向に沿って複数に分割されている ことを特徴としている。 このように、フード本体の長手方向に沿って側板が複数に分割されているので 、電気抵抗炉からの高熱による側板の熱変形が分散され、変形の大きさが小さく される。
【0017】 請求項8記載の電気抵抗炉の集煙装置は、電気抵抗炉の上部に配設されて、前 記電気抵抗炉での通電時に発生する排煙を集煙するフードを有する集煙装置であ って、前記電気抵抗炉の両端部に配設されたレールに、移動可能に支持された一 対のガータと、これらガータに固定されて前記電気抵抗炉の上部に配設可能なフ ード本体と、該フード本体の両側部にそれぞれ設けられた側板とを具備し、前記 ガータには、前記側板の上端部が固定された軸が長手方向へ沿って回転可能に支 持され、前記フード本体には、前記軸を回動させる駆動モータが設けられ、前記 側板は、前記駆動モータによって前記軸が回動されることにより、開閉されるこ とを特徴としている。
【0018】 このように、電気抵抗炉からの高熱の影響を受けずらいガータに支持された軸 に、側板の上端部が固定されているので、電気抵抗炉での通電時に高温が発生し たとしても、側板とフード本体との間における熱の影響による隙間が生じずらく なり、側板とフード本体との間からの排煙の漏出が抑えられる。 また、駆動モータによって軸を回動させて側板を側方へ回動させることにより 、フードを上方へ移動させることなく、フードの側方への移動を可能とし、極め て容易に、電気抵抗炉の上部へフードを設置したりあるいは電気抵抗炉の上部か らフードを外すことが可能となり、これにより、電気抵抗炉における炉詰め、炉 出し作業を容易に行うことが可能となる。 しかも、熱によって軸が変形して側板の開閉が困難になるようなこともない。
【0019】 請求項9記載の電気抵抗炉の集煙装置は、請求項8記載の電気抵抗炉の集煙装 置において、前記電気抵抗炉からの排煙が送り込まれるダクトが、前記フード本 体の側部に配設されていることを特徴としている。 つまり、排煙を送り出すダクトをフード本体の側部に配設したので、フードの 高さを低くすることが可能となり、これにより、工場の高さに制限がある場合に 有利であり、また、フードの上方側のスペースを有効に利用することが可能とな り、フード全面から均一に排煙させることができる。
【0020】 請求項10記載の電気抵抗炉の集煙装置は、請求項9記載の電気抵抗炉の集煙 装置において、前記側板が、フード本体の長手方向に沿って複数に分割されてい ることを特徴としている。 このように、フード本体の長手方向に沿って側板が複数に分割されているので 、電気抵抗炉からの高熱による側板の熱変形が分散され、変形の大きさが小さく される。
【0021】
【考案の実施の形態】 以下、本考案の電気抵抗炉の集煙装置の実施の形態を図によって説明する。 図1から図3において、符号11は、本考案の実施の形態の集煙装置である。 この集煙装置11を構成するフード12は、フード本体13と、このフード本体 13の両側部に設けられた複数の側板14とを有している。 フード12には、フード本体13の両側部にガーダ15が配設されており、こ れらガーダ15には、その下面側に、L字状の補強材16が設けられ、これら補 強材16に、前記フード本体13が固定され、これにより、このフード本体13 が補強材16を介してガータ15に支持されている。 なお、側板14同士の間は、図示しない耐熱シートによって連結されて塞がれ ている。
【0022】 これらガータ15は、電気抵抗炉1の両端部に立設された支柱17に架け渡さ れたレール18に支持されており、これらガータ15がレール18に沿って走行 するようになっている。 即ち、これらガータ15がレール18に沿って走行することにより、これらガ ータ15に支持されたフード12が電気抵抗炉1に対して、その側方へ移動され るようになっている。 また、このL字状の補強材16には、両端近傍同士に連結された補強アングル 20が設けられており、この補強アングル20によって補強材16が補強されて いる。
【0023】 図4及び図5に示すように、フード本体13の下端部には、チャンネル材21 が固定されており、このチャンネル材21の外側部には、吊り下げ金具22が固 定されている。 この吊り下げ金具22は、チャンネル材21にボルト・ナットによって締結さ れた固定板23と、この固定板23に固定されたU字状の吊持フック(フック) 24と、この吊持フック24に引っ掛けられて互いに係合されたU字状の連結フ ック(フック)25と、この連結フック25にピン26によって連結された支持 プレート27とを有しており、この支持プレート27が側板14に固定されてい る。
【0024】 フード本体13の下端部のチャンネル材21の内側部には、遮熱板28が設け られている。この遮熱板28は、その一端部がチャンネル材21に固定されてお り、他端部側は、下方へ向かって次第に外方へ突出されている。 この遮熱板28の外方へ突出された他端側の外面部分は、吊り下げられた側板 14が当接する当接面28aとされている。そして、この当接面28aに側板1 4が当接した状態にて、側板14が略垂直に配置され、この当接面28aと側板 14との間が塞がれるようになっている。 前記チャンネル材21の外方側には、前記吊り下げ金具22の配設箇所を除く 部分に、耐熱シート29が取り付けられており、側板14とフード本体13との 連結箇所における外方が、耐熱シート29によって覆われている。
【0025】 図6及び図7に示すように、フード本体13の下端部に設けられたチャンネル 材21には、固定金具21aが固定されており、この固定金具21aに、前記補 強材16がボルト19a、ナット19bによって接合されている。 これら補強材16及び固定金具21aには、水平方向に長い複数の長孔16a 、21bが形成されており、これら長孔16a、21b同士が互いに連通され、 前記ボルト19aが挿通されている。そして、このボルト19aに、二つの前記 ナット19bが締結されて、いわゆるダブルナット構造とされている。これによ り、補強材16とフード本体13とは、その接続箇所が、長孔16a、21bの 長さの範囲内にて水平方向へ変位可能とされている。
【0026】 上記のように支持されたそれぞれの側板14には、その下端部近傍における外 面側に、ワイヤWが定着されている。このワイヤWは、ガータ15の上部に設け られた案内滑車31に巻回され、さらに、この案内滑車31に隣接して設けられ た方向変換用滑車32に巻回されて、それぞれフード本体13の一端側へ通され て、フード本体13の一端部に設けられた巻き取りロール33に巻き取られてい る。 この巻き取りロール33は、駆動モータ34によって回転されるようになって おり、この駆動モータ34によって巻き取りロール33が回転されることにより 、ワイヤWの巻き取り及び送り出しが行われるようになっている。
【0027】 そして、このワイヤWが巻き取られることにより、側板14の下端部が引き上 げられるようになっている。 つまり、これら巻き取りロール33及びこの巻き取りロール33を回転させる 駆動モータ34から、ワイヤWの巻き取り及び送り出しを行う巻き取り機構が構 成されている。 また、フード本体13の上端における両側部には、それぞれダクト35が配設 されており、これらダクト35の一端部が、フード本体13の両側面に接続され ている。
【0028】 また、フード本体13の上端における両側面には、長手方向へ間隔をあけて複 数の管路36が接続されており、これら管路36とダクト35とが連通されてい る。これらダクト35は、その他端部が連通ダクト37によって連通されており 、この連通ダクト37には、連結ダクト38が設けられている。そして、この連 結ダクト38の開口部38aに、電気抵抗炉1の配設方向に沿って配設された排 出ダクト39の連通口40が連通されるようになっている。 つまり、フード12内の排煙が、ダクト35へ直接あるいは管路36を介して 送り込まれ、これらダクト35から連通ダクト37、連結ダクト38を通り、排 出ダクト39へ送り出されて排出されるようになっている。
【0029】 また、フード本体13には、その上部に、両端部がガータ15に固定された支 持フレーム41が架け渡されており、これら支持フレーム41には、前記ダクト 35が吊り下げられている。 また、フード本体13、側板14及び遮熱板28には、その表面にそれぞれリ ブ13a、14a、28bが設けられており、これらリブ13a、14a、28 bによって補強されている。
【0030】 次に、電気抵抗炉1を作動させる場合について説明する。 まず、上方のフード12が外された状態の電気抵抗炉1において、炉詰めを行 う。 このようにして電気抵抗炉1における炉詰めを行ったら、フード12を移動さ せて、電気抵抗炉1の上部に設置させる。
【0031】 ここで、この電気抵抗炉1の上部にフード12を設置させる場合、駆動モータ 34によって巻き取りロール33へワイヤWを巻き付けることにより、ワイヤW を引っ張り、側板14を吊り上げておく。 このように、側板14を吊り上げておくことにより、電気抵抗炉1及び電気抵 抗炉1に詰められた原料に、側板14をぶつけることなく、フード12を電気抵 抗炉1の上部へ移動させることができる。
【0032】 そして、上記のように、電気抵抗炉1の上部にフード12を設置したら、駆動 モータ34を反転させて、巻き取りロール33に巻き付けられているワイヤWを 送り出し、側板14を降ろす。 このようにすると、側板14の吊り下げ金具22による連結箇所近傍部分が、 遮熱板28の当接面28aに当接し、略垂直に配置される。 このように、当接面28aに側板14が当接することにより、フード本体13 と側板14との間が閉鎖された状態となり、電気抵抗炉1の上方がフード12に よって覆われる。
【0033】 上記のように、電気抵抗炉1の上方をフード12によって確実に覆ったら、電 気抵抗炉1に通電する。 ここで、電気抵抗炉1への通電時に発生する排煙は、フード本体13の上部か らダクト35内へ導かれ、このダクト35から連通ダクト37、連結ダクト38 を通り、排出ダクト39へ送り出されて排出される。
【0034】 通電が終了したら、駆動モータ34によって巻き取りロール33へワイヤWを 巻き付けてワイヤWを引っ張り、側板14を吊り上げる。 そして、このように、側板14を吊り上げた状態にて、フード12を側方へ移 動させて、電気抵抗炉1の上方から外し、次に通電する電気抵抗炉1の上方へ設 置する。 その後、電気抵抗炉1にて生成された製品の取り出し、即ち、炉出しを行う。
【0035】 上記構成の電気抵抗炉の集煙装置によれば、フード本体13の両側部に、吊り 下げ金具22によって側板14を吊り下げた構造であるので、電気抵抗炉1での 通電時に高温が発生したとしても、側板14のフード本体13との連結箇所にて 熱変形による変位を許容することができ、これにより、熱変形によって側板14 とフード本体13との間に隙間が生じずらくなり、側板14とフード本体13と の間からの排煙の漏出を抑えることができる。
【0036】 また、駆動モータ34と巻き取りロール33とからなる巻き取り機構によって ワイヤWを巻き取って側板14を吊り上げることにより、フード12を上方へ移 動させることなく、フード12の側方への移動を可能とし、極めて容易に、電気 抵抗炉1の上部へフード12を設置したりあるいは電気抵抗炉1の上部からフー ド12を外すことができ、これにより、電気抵抗炉1における炉詰め、炉出し作 業を容易に行うことができる。
【0037】 さらには、熱の影響を受けずらいガータ15に固定した補強材16によってフ ード本体13の下端部が外方側から支持されているので、電気抵抗炉1から発生 した高熱によってフード本体13の下端部が外方へ膨出するような変形を確実に 抑えることができる。つまり、フード本体13の下端部における直線性を確保す ることができ、これにより、フード本体13と側板14との密着性を高めること ができる。
【0038】 したがって、側板14とフード本体13との間からの排煙の漏出をさらに良好 抑えることができる。 また、補強材16とフード本体13とを接合させるボルト19aが挿通される 補強材16の孔部及びフード本体13に設けられた固定金具21の孔部がそれぞ れ水平方向に長い長孔16a、21bとされて、これらの接合箇所が水平方向へ 、長孔16a、21bの長さの範囲内にて変位可能とされているので、電気抵抗 炉1からの高熱によってフード本体13が熱膨張した際に、その熱膨張を水平方 向へ逃がして、フード本体13の外方への膨出変形を抑えることができる。
【0039】 しかも、側板14を吊り下げた際に、側板14の内面がフード本体13の下端 部に設けた遮熱板18の当接面28aに当接する構造であるので、側板14をフ ード本体13にスライドさせる構造と比較して、側板14とフード本体13との 気密性を大幅に高めることができ、これにより、側板14とフード本体13との 間からの排煙の漏出をさらに抑えることができる。
【0040】 さらに、U字状の吊持フック24、連結フック25を互いに係合させた連結構 造によって側板14がフード本体13の下端部に吊り下げられているので、電気 抵抗炉1からの高熱による熱変形を確実に許容することができる。 また、排煙を送り出すダクト35をフード本体13の側部に配設したので、フ ード12の高さを低くすることができ、これにより、工場の高さに制限がある場 合に有利であり、また、フード12の上方側のスペースを有効に利用することが でき、フード12全面より均一に排煙させることができる。
【0041】 しかも、フード本体13の長手方向に沿って側板14が複数に分割されている ので、電気抵抗炉1からの高熱による側板14の熱変形を複数に分散させること ができ、変形の大きさを小さくすることができる。
【0042】 次に、他の実施の形態の電気抵抗炉の集煙装置を説明する。 図8に示すように、この電気抵抗炉1の集煙装置11には、フード本体13の 両側部に設けられたガータ15に、長手方向へわたって軸51が支持されており 、これら軸51には、側板14の上端部が固定されている。
【0043】 この軸51には、その端部にスプロケット52が設けられており、このスプロ ケット52には、駆動モータ53の駆動軸に巻回されたチェーン54が巻回され ている。 つまり、駆動モータ53を駆動させることにより、その回転力がチェーン54 を介して軸51に伝達されてこの軸51が回動され、これに伴って側板14が回 動されるようになっている。
【0044】 そして、この構成の電気抵抗炉の集煙装置によれば、フード12を、電気抵抗 炉1の上部へ設置する際及び電気抵抗炉1の上部から外す際に、駆動モータ53 を駆動させて、側板14を開くことにより、極めて容易にフード12の側方への 移動を可能とすることができる。
【0045】 つまり、駆動モータ53によって軸51を回動させて側板14を側方へ回動さ せることにより、フード12を上方へ移動させることなく、フード12の側方へ の移動を可能とし、極めて容易に、電気抵抗炉1の上部へフード12を設置した りあるいは電気抵抗炉1の上部からフード12を外すことができ、これにより、 電気抵抗炉1における炉詰め、炉出し作業を容易に行うことができる。
【0046】 また、電気抵抗炉1からの高熱の影響を受けずらいガータ15に支持された軸 51に、側板14の上端部が固定されているので、電気抵抗炉1での通電時に高 温が発生したとしても、側板14とフード本体13との間における熱変形による 隙間が生じずらくなり、側板14とフード本体13との間からの排煙の漏出を抑 えることができる。 しかも、熱によって軸51が変形して側板14の開閉が困難になるようなこと もない。
【0047】
【考案の効果】 以上、説明したように、本考案の電気抵抗炉の集煙装置によれば、下記の効果 を得ることができる。 請求項1記載の電気抵抗炉の集煙装置によれば、フード本体の両側部に、吊り 下げ金具によって側板を吊り下げた構造であるので、電気抵抗炉での通電時に高 温が発生したとしても、側板のフード本体との連結箇所にて熱変形による変位を 許容することができ、これにより、熱変形によって側板とフード本体との間に隙 間が生じずらくなり、側板とフード本体との間からの排煙の漏出を抑えることが できる。 また、巻き取り機構によってワイヤを巻き取って側板を吊り上げることにより 、フードを上方へ移動させることなく、フードの側方への移動を可能とし、極め て容易に、電気抵抗炉の上部へフードを設置したりあるいは電気抵抗炉の上部か らフードを外すことができ、これにより、電気抵抗炉における炉詰め、炉出し作 業を容易に行うことができる。
【0048】 請求項2記載の電気抵抗炉の集煙装置によれば、熱の影響を受けずらいガータ に固定した補強材によってフード本体の下端部が支持されているので、電気抵抗 炉から発生した高熱によってフード本体の下端部が外方へ膨出するような変形を 確実に抑えることができる。つまり、フード本体の下端部における直線性を確保 することができ、これにより、フード本体と側板との密着性を高めることができ る。 したがって、側板とフード本体との間からの排煙の漏出をさらに良好に抑える ことができる。
【0049】 請求項3記載の電気抵抗炉の集煙装置によれば、補強材とフード本体とを接合 させるボルトが挿通される補強材側及びフード本体側の孔部の両方あるいはいず れか一方が水平方向に長い長孔とされて、これらの接合箇所が水平方向へ変位可 能とされているので、電気抵抗炉からの高熱によってフード本体が熱膨張した際 に、その熱膨張を水平方向へ逃がして、フード本体の外方への膨出変形を抑える ことができる。
【0050】 請求項4記載の電気抵抗炉の集煙装置によれば、側板を吊り下げた際に、側板 の内面がフード本体の下端部に設けた遮熱板に当接する構造であるので、側板を フード本体にスライドさせる構造と比較して、側板とフード本体との気密性を大 幅に高めることができ、これにより、側板とフード本体との間からの排煙の漏出 をさらに抑えることができる。
【0051】 請求項5記載の電気抵抗炉の集煙装置によれば、U字状のフックを互いに係合 させた連結構造によって側板がフード本体の下端部に吊り下げられているので、 電気抵抗炉からの高熱による熱変形を確実に許容することができる。
【0052】 請求項6記載の電気抵抗炉の集煙装置によれば、排煙を送り出すダクトをフー ド本体の側部に配設したので、フードの高さを低くすることができ、これにより 、工場の高さに制限がある場合に有利であり、また、フードの上方側のスペース を有効に利用することができ、フード全面より均一に排煙させることができる。
【0053】 請求項7記載の電気抵抗炉の集煙装置によれば、フード本体の長手方向に沿っ て側板が複数に分割されているので、電気抵抗炉からの高熱による側板の熱変形 を分散させることができ、変形の大きさを小さくすることができる。
【0054】 請求項8記載の電気抵抗炉の集煙装置によれば、電気抵抗炉からの高熱の影響 を受けずらいガータに支持された軸に、側板の上端部が固定されているので、電 気抵抗炉での通電時に高温が発生したとしても、側板とフード本体との間におけ る熱変形による隙間が生じずらくなり、側板とフード本体との間からの排煙の漏 出を抑えることができる。 また、駆動モータによって軸を回動させて側板を側方へ回動させることにより 、フードを上方へ移動させることなく、フードの側方への移動を可能とし、極め て容易に、電気抵抗炉の上部へフードを設置したりあるいは電気抵抗炉の上部か らフードを外すことができ、これにより、電気抵抗炉における炉詰め、炉出し作 業を容易に行うことができる。 しかも、熱によって軸が変形して側板の開閉が困難になるようなこともない。
【0055】 請求項9記載の電気抵抗炉の集煙装置によれば、排煙を送り出すダクトをフー ド本体の側部に配設したので、フードの高さを低くすることができ、これにより 、工場の高さに制限がある場合に有利であり、また、フードの上方側のスペース を有効に利用することができ、フード全面より均一に排煙させることができる。
【0056】 請求項10記載の電気抵抗炉の集煙装置によれば、フード本体の長手方向に沿 って側板が複数に分割されているので、電気抵抗炉からの高熱による側板の熱変 形を分散させることができ、変形の大きさを小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施の形態の電気抵抗炉の集煙装置
の構成及び構造を説明する電気抵抗炉及び集煙装置の平
面図である。
【図2】 本考案の実施の形態の電気抵抗炉の集煙装置
の構成及び構造を説明する電気抵抗炉及び集煙装置の側
面図である。
【図3】 本考案の実施の形態の電気抵抗炉の集煙装置
の構成及び構造を説明する電気抵抗炉及び集煙装置の断
面図である。
【図4】 本考案の実施の形態の電気抵抗炉の集煙装置
のフード本体と側板との連結構造を説明する連結箇所の
断面図である。
【図5】 本考案の実施の形態の電気抵抗炉の集煙装置
のフード本体と側板との連結構造を説明する連結箇所の
正面図である。
【図6】 本考案の実施の形態の電気抵抗炉の集煙装置
の補強材とフード本体との接合構造を説明する接合箇所
の断面図である。
【図7】 本考案の実施の形態の電気抵抗炉の集煙装置
の補強材とフード本体との接合構造を説明する接合箇所
の正面図である。
【図8】 本考案の実施の形態の電気抵抗炉の集煙装置
の他の例を説明する電気抵抗炉及び集煙装置の短辺方向
より見た正面図である。
【図9】 電気抵抗炉及び集煙装置を説明する電気抵抗
炉及び集煙装置の概略断面図である。
【図10】 電気抵抗炉及び集煙装置を説明する電気抵
抗炉が設置された工場の概略平面図である。
【図11】 電気抵抗炉の集煙装置の従来構造を説明す
る電気抵抗炉及び集煙装置の断面図である。
【図12】 電気抵抗炉の集煙装置の従来構造を説明す
る電気抵抗炉及び集煙装置の断面図である。
【符号の説明】 1 電気抵抗炉 12 フード 13 フード本体 14 側板 15 ガータ 16 補強材 16a 長孔 18 レール 19a ボルト 19b ナット 22 吊り下げ金具 24 吊持フック(フック) 25 連結フック(フック) 28 遮熱板 33 巻き取りロール(巻き取り機構) 34 駆動モータ(巻き取り機構) 35 ダクト 51 軸 53 駆動モータ W ワイヤ

Claims (10)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気抵抗炉の上部に配設されて、前記電
    気抵抗炉での通電時に発生する排煙を集煙するフードを
    有する集煙装置であって、 前記電気抵抗炉の両端部に配設されたレールに、移動可
    能に支持された一対のガータと、 これらガータに固定されて前記電気抵抗炉の上部に配設
    可能なフード本体と、 該フード本体の両側部にそれぞれ設けられた側板とを具
    備し、 前記側板は、前記フード本体の下端部に、吊り下げ金具
    によって吊り下げられ、 前記側板には、その外面側にワイヤが定着され、 前記フード本体には、前記ワイヤの巻き取り及び送り出
    しを行う巻き取り機構が設けられ、 前記側板は、前記巻き取り機構によって前記ワイヤが巻
    き取られることにより、吊り上げられることを特徴とす
    る電気抵抗炉の集煙装置。
  2. 【請求項2】 前記フード本体の両側部には、前記ガー
    タに固定された補強材が接合され、該補強材によって前
    記フード本体の両側部の外方への膨出が抑えられている
    ことを特徴とする請求項1記載の電気抵抗炉の集煙装
    置。
  3. 【請求項3】 前記補強材と前記フード本体とが、ボル
    ト及びナットによって接合され、前記ボルトが挿通され
    る補強材側の孔部及びフード本体側の孔部の両方あるい
    はいずれか一方が、水平方向へ長い長孔とされて前記補
    強材と前記フード本体との接合箇所が水平方向へ変位可
    能とされていることを特徴とする請求項2記載の電気抵
    抗炉の集煙装置。
  4. 【請求項4】 前記フード本体の下端部には、前記側板
    を吊り下げた状態にて、前記側板の内面に当接する遮熱
    板が設けられていることを特徴とする請求項3記載の電
    気抵抗炉の集煙装置。
  5. 【請求項5】 前記吊り下げ金具は、前記フード本体側
    及び前記側板側にそれぞれ設けられたU字状のフックか
    らなり、これらフックが互いに係合されていることを特
    徴とする請求項4記載の電気抵抗炉の集煙装置。
  6. 【請求項6】 前記電気抵抗炉からの排煙が送り込まれ
    るダクトが、前記フード本体の側部に配設されているこ
    とを特徴とする請求項5記載の電気抵抗炉の集煙装置。
  7. 【請求項7】 前記側板が、フード本体の長手方向に沿
    って複数に分割されていることを特徴とする請求項6記
    載の電気抵抗炉の集煙装置。
  8. 【請求項8】 電気抵抗炉の上部に配設されて、前記電
    気抵抗炉での通電時に発生する排煙を集煙するフードを
    有する集煙装置であって、 前記電気抵抗炉の両端部に配設されたレールに、移動可
    能に支持された一対のガータと、 これらガータに固定されて前記電気抵抗炉の上部に配設
    可能なフード本体と、 該フード本体の両側部にそれぞれ設けられた側板とを具
    備し、 前記ガータには、前記側板の上端部が固定された軸が長
    手方向へ沿って回転可能に支持され、 前記フード本体には、前記軸を回動させる駆動モータが
    設けられ、 前記側板は、前記駆動モータによって前記軸が回動され
    ることにより、開閉されることを特徴とする電気抵抗炉
    の集煙装置。
  9. 【請求項9】 前記電気抵抗炉からの排煙が送り込まれ
    るダクトが、前記フード本体の側部に配設されているこ
    とを特徴とする請求項8記載の電気抵抗炉の集煙装置。
  10. 【請求項10】 前記側板が、フード本体の長手方向に
    沿って複数に分割されていることを特徴とする請求項9
    記載の電気抵抗炉の集煙装置。
JP1998007775U 1998-10-06 1998-10-06 電気抵抗炉の集煙装置 Expired - Lifetime JP3058262U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998007775U JP3058262U (ja) 1998-10-06 1998-10-06 電気抵抗炉の集煙装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998007775U JP3058262U (ja) 1998-10-06 1998-10-06 電気抵抗炉の集煙装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3058262U true JP3058262U (ja) 1999-06-18

Family

ID=43192178

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1998007775U Expired - Lifetime JP3058262U (ja) 1998-10-06 1998-10-06 電気抵抗炉の集煙装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3058262U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106829950A (zh) * 2016-04-15 2017-06-13 贵州顺安机电设备有限公司 一种串接石墨化炉的节能方法及装置
CN112128829A (zh) * 2020-10-31 2020-12-25 浙江澳尔电器有限公司 一种带有自动灭火功能的抽油烟机

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106829950A (zh) * 2016-04-15 2017-06-13 贵州顺安机电设备有限公司 一种串接石墨化炉的节能方法及装置
CN106829950B (zh) * 2016-04-15 2018-10-23 贵州顺安机电设备有限公司 一种串接石墨化炉的节能方法及装置
CN112128829A (zh) * 2020-10-31 2020-12-25 浙江澳尔电器有限公司 一种带有自动灭火功能的抽油烟机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN201329403Y (zh) 砂芯表干炉燃烧机自动退出机构
CN109536693A (zh) 一种台车式铝合金时效炉
JP3058262U (ja) 電気抵抗炉の集煙装置
CN112229257A (zh) 一种余热回收装置及热轧生产线
CN215702691U (zh) 自行走养护罩
CN214291507U (zh) 一种用于主弦管的焊后保温系统
JPH09132779A (ja) コークス炉の炉壁補修装置
CN205352100U (zh) 中频炉
CN2331935Y (zh) 加热炉快速自开式炉门
CN101823067A (zh) 伸缩环保烟罩
JP4248124B2 (ja) 炉蓋着脱装置
CN211199003U (zh) 玻璃熔窑炉门
KR200182397Y1 (ko) 분진 비산 방지장치
JP3777877B2 (ja) 移動電極式電気集塵装置の組立方法
CN216688683U (zh) 一种袜子加工用受热均匀的袜子定型设备
CN214830588U (zh) 一种不锈无缝钢管的电渣空心重熔冶炼装置
CN217760596U (zh) 一种底驱式双开炉门
CN219547005U (zh) 精炼炉用捕集罩结构
JP2564232B2 (ja) コークス炉の熱間補修工事に使用する断熱ボックス及びその設置方法
CN202598578U (zh) 回转式空气预热器扇形板调节装置
CN213778740U (zh) 一种余热回收装置及热轧生产线
CN216205164U (zh) 加热段废钢输送用防窜火密封结构、伸缩遮挡件
CN214060583U (zh) 台车式双门热处理炉
CN218937058U (zh) 一种热膨胀自适应的烧结烟气循环罩
CN213481001U (zh) 一种链篦机尾部密封装置