JP3057835U - ケーキトレー - Google Patents

ケーキトレー

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JP3057835U
JP3057835U JP1998007746U JP774698U JP3057835U JP 3057835 U JP3057835 U JP 3057835U JP 1998007746 U JP1998007746 U JP 1998007746U JP 774698 U JP774698 U JP 774698U JP 3057835 U JP3057835 U JP 3057835U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 折り曲げ部が少なく簡単に組み立てが可能
で、ケーキの横移動時にケーキに疵が発生しないケーキ
トレーを提供する。 【解決手段】 下箱11内に少しの隙間を有して配設さ
れる円形平台部12と、ケーキ20の外径位置に合わせ
た第1の折り曲げ部15を介して円形平台部12に連設
され、切り込み16で円形平台部12と分離され、円形
平台部12の内側に折り曲げて立設されて載せられるケ
ーキ20の横移動を防止する均等配置された少なくとも
4個のストッパー14と、折り曲げ状態にあるストッパ
ー14の上端部に第2の折り曲げ部17を介して連設さ
れて外側に折れ曲がり、下箱11内に挿入時にはその先
端部21を下箱11の外周部に当接してストッパー14
の半径方向外側への倒れを防止する支持部18とを有
し、しかも第1の折り曲げ部15及び第2の折り曲げ部
17は、90度以上折り曲げ可能である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、例えば、誕生日やクリスマス等の贈り物用のケーキ等を箱に入れる 場合に使用するケーキトレーに関する。
【0002】
【従来の技術】
ケーキの表面には装飾がされているので、通常は1個のケーキを1個の箱に収 納している。1個のケーキを収納する個装箱は、この装飾を保護する構造となっ ている。すなわち、個装箱は、下箱と、下箱の上部から被さる上箱と、下箱内に 挿入しケーキを載置して固定できるケーキトレーとから構成されている。ケーキ トレーは、例えば、アルミニウム、紙又は合成樹脂からなっている。アルミニウ ム製又は合成樹脂製のケーキトレーを使用する場合には、ケーキトレーの外部形 状を下箱の内側形状に合わせて挿入している。そして、このケーキトレーの中央 にはケーキの外径に合わせた窪みが設けられ、窪みの中にケーキの下部を嵌入す ることによりケーキの横移動を防止している。また、紙製のケーキトレーを使用 する場合には、ケーキ載置面に突起金具が設けられ、この突起金具をケーキに圧 入して横移動を防止する構造によりケーキの横移動を防止している。これらのケ ーキトレーは、個装箱内でのケーキの横移動を防止するという機能を有している が、それぞれ次のような欠点があった。 保管時には嵩張って邪魔になっていた。すなわち、種々の形状をしたケー キトレーがあり、それぞれ高さの違う立体形状をしているので、数多くのケーキ トレーを重ねて収納しておくことが困難であった。 使用時にケーキトレーに載置したままではケーキの切断がしにくかった。 これは、ケーキトレーに窪みが設けられている場合や、ケーキの底部に突起金具 が設けられている場合には、切断に使用するナイフの刃部を、ケーキの底面まで 当接させることが難しいからである。 ゴミとして捨てるときに個装箱の中に金属若しくは樹脂製のケーキトレー 又は突起金具が混入するので分別が必要である。
【0003】 図5(A)、(B)に前記〜の欠点を除去した実用新案登録第30370 77号公報におけるケーキトレー50を示す。1枚の厚紙から構成されるケーキ トレー50は、ケーキを載置する載置部51と、その周囲に切り込みによって分 離されるリング状ストッパー52を有している。そして、リング状ストッパー5 2の外周に合わせた第1の折り曲げ部53を介してその外側に連設され、リング 状ストッパー52を連結する門部54と、前記載置部51と門部54を連結する 斜面部55を有している。斜面部55と載置部51は第2の折り曲げ部56で、 斜面部55と門部54は第3の折り曲げ部57でそれぞれ連結されている。
【0004】 ケーキトレー50を組み立てるときは、第1の折り曲げ部53を内側に約90 度折り曲げ、第2の折り曲げ部56、第3の折り曲げ部57をそれぞれ内側に約 45度折り曲げると、載置部51がリング状ストッパー52より一段下側に保持 された状態になって完成する。 ケーキトレー50を使用するときは、ケーキトレー50に図示しないケーキを 載置し、これを図示しない下箱に入れる。下箱を傾けるとケーキはリング状スト ッパー52の内側端部に当接して、これ以上横移動できない。また、ケーキを切 断しようとするときは、ケーキを載置したケーキトレー50ごと下箱から取り出 すと、ケーキトレー50の形状を図5(B)のような平面板状にできるので切断 しやすい。また、捨てるときには可燃物として上箱、下箱と共にケーキトレー5 0も捨てることができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記実用新案登録第3037077号公報記載のケーキトレー は、以下の問題があった。 ケーキトレー50は折り曲げ部が多く、また、折り方が難しいため組み立 てが困難であった。この理由を以下に詳しく記す。 門部54を4ヶ所設けた場合、折り曲げ箇所は、16ヶ所にもなり、組み立て に必要な工数が多くなっていた。 また、門部54及びリング状ストッパー52に連設する第1の折り曲げ部53 を折り曲げるとき、門部54及び斜面部55に連設する第3の折り曲げ部57も 同時に折り曲げる必要があったが、2ヶ所同時に曲げることは難しかった。そし て、斜面部55の上下に連設する第2の折り曲げ部56及び第3の折り曲げ部5 7は、それぞれ水平状態から45度程度の折り曲げ角度が必要であるがしっかり した折り目をつけるためには一旦90度以上折り曲げてから元に戻さなければな らなかった。しかし、リング状ストッパー52、門部54及び斜面部55は、そ れぞれ2ヶ所以上の折り曲げ部と連設しているので、そのうちの1ヶ所のみを無 理に折り曲げようとすると、他の部分が変形することがあった。
【0006】 ケーキトレー50にケーキを載置して下箱内に挿入するとき、ケーキトレ ー50が変形しやすかった。 すなわち、ケーキを載置部51に載置して対向する門部54を持ち上げると、 ケーキの重量のためにリング状ストッパー52が変形してケーキ側面に接触する 場合があり、これによって、ケーキ側面の装飾を破壊することがあった。また、 これを避けるため、載置部51を下側から支えて下箱に挿入しようとすると、リ ング状ストッパー52が邪魔になっていた。
【0007】 個装箱内でケーキの横移動を防止するとき、ケーキにケーキトレー50が 接触して疵が発生することがあった。 すなわち、ケーキ全周をリング状ストッパー52で囲んでいるので、ケーキの 位置がずれてリング状ストッパー52に接触すると、横方向に線状の接触疵がで きていた。また、ケーキの横移動を押さえる部分は、リング状ストッパー52を 構成する紙の厚さ分の幅しかなかったので、ケーキの横移動を抑えきれず、リン グ状ストッパー52がケーキの側面に食い込むこともあった。 以上のように、組み立てに時間がかかり、またケーキの横移動防止も不十分で あった。 本考案はかかる事情に鑑みてなされたもので、折り曲げ部が少なく簡単に組み 立てが可能で、ケーキの横移動時にケーキに疵が発生しないケーキトレーを提供 することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的に沿う第1の考案に係るケーキトレーは、一枚の厚紙からなって、ケ ーキを収納する、平面視して円形の下箱内に取り出し可能に入れて使用するケー キトレーであって、前記下箱内に少しの隙間を有して配設され、前記ケーキを載 置する円形平台部を有している。ここで、厚紙とは、厚さが0.6〜1mm程度 の紙をいう。また、少しの隙間を有してとは、下箱の側壁の内側に挿入される円 形平台部を平面視したとき、外径を下箱の内側に嵌入する円形の上箱の内径より ケーキトレーの外径を0.5mm〜5mm程度小さくして、という意味である。 これによって下箱に上箱を嵌入しても下箱内のケーキトレーは破損しない。 また、前記ケーキトレーは、前記円形平台部の内側にあって、該円形平台部の 直径よりも小さい前記ケーキの外径位置に合わせた第1の折り曲げ部を介して前 記円形平台部に連設され、前記円形平台部の外周から前記第1の折り曲げ部の両 端まで切り込みを形成し、該切り込みで前記円形平台部と分離され、前記円形平 台部の内側に折り曲げて立設されて載せられる前記ケーキの横移動を防止する均 等配置された少なくとも4個のストッパーを有している。 これにより、ケーキは円形平台部の外周から切り込みの長さ分の隙間をあけて 内側に載置される。また、ストッパーはケーキ側面に接触して立設する。なお、 このときの折り曲げ部は8ヶ所で、従来の半分である。
【0009】 前記ケーキトレーは、折り曲げ状態にある前記ストッパーの上端部に第2の折 り曲げ部を介して連設されて外側に折れ曲がり、前記下箱内に挿入時にはその先 端部を前記下箱の外周部に当接して前記ストッパーの半径方向外側への倒れを防 止する支持部を有している。これで、ストッパーの角度を一定に保持できる。 しかも前記第1の折り曲げ部及び第2の折り曲げ部は、90度以上折り曲げ可 能である。 これによって、ケーキを載置する前に、予め折り目をつけておくことができ、 また、ケーキを載置したときも迅速な組み立て(折り曲げ)が可能である。 ここで、前記第1の折り曲げ部及び第2の折り曲げ部は、前記ケーキの外径に 合わせた円弧状にすることができる。これで、ケーキを保持するストッパーの表 面の形状を曲面にしてケーキを支えることができる。 また、前記第1の折り曲げ部及び第2の折り曲げ部は、直線状であって180 度折り曲げ可能にすることができる。これによって、折り目を迅速につけること ができ、また、組み立ても速くできる。
【0010】 前記目的に沿う第2の考案に係るケーキトレーは、一枚の厚紙からなって、ケ ーキを収納する、平面視して正方形の下箱内に取り出し可能に入れて使用するケ ーキトレーであって、前記下箱内に少しの隙間を有して配設され、前記ケーキを 載置する角形平台部と、前記角形平台部の内側にあって、該角形平台部の一辺の 長さよりも小さい前記ケーキの外端位置に合わせた第1の折り曲げ部を介して前 記角形平台部に連設され、前記角形平台部の外端から前記第1の折り曲げ部の両 端まで切り込みを形成し、該切り込みで前記角形平台部と分離され、前記角形平 台部の内側に折り曲げて立設されて載せられる前記ケーキの横移動を防止する均 等配置された少なくとも4個のストッパーと、折り曲げ状態にある前記ストッパ ーの上端部に第2の折り曲げ部を介して連設されて外側に折れ曲がり、前記下箱 内に挿入時にはその先端部を前記下箱の外周部に当接して前記ストッパーの外側 への倒れを防止する支持部とを有し、しかも前記第1の折り曲げ部及び第2の折 り曲げ部は、90度以上折り曲げ可能である。
【0011】 また、前記ケーキは平面視して円形で、前記第1の折り曲げ部及び第2の折り 曲げ部は、前記ケーキの外径に合わせた円弧状としてもよい。そして、前記第1 の折り曲げ部及び第2の折り曲げ部は、直線状であって180度折り曲げ可能に することができる。ここで、少しの隙間を有してとは、正方形の下箱の内寸より 角形平台部の外寸を0.5mm〜5mm程度小さくして、という意味である。こ れによって、ケーキトレーを下箱に挿入するとき、引っかかることなく挿入でき る。また、ケーキトレーの外形形状は正方形であるので、角部が形成され、複数 のケーキトレー上に載置されるそれぞれの円形のケーキの向きを角部に対して略 同一方向に規定しておき、これを下箱に挿入すると下箱の角部に対し略同一方向 を向いたケーキが完成する。また、ケーキの形状は円形には限られず、正方形の 角形平台部内に載置できる大きさであれば、ストッパーの位置を合わせて任意の 形のケーキに対応させて使用できる。
【0012】
【考案の実施の形態】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案を具体化した実施の形態について 説明し、本考案の理解に供する。
【0013】 図1(A)、(B)、図2に示すように、第1の実施の形態に係るケーキトレ ー10は、一枚の厚紙からなり、ケーキ20を収納する、平面視して円形の下箱 11の中に取り出し可能に入れて使用するものである。ケーキ20が載置される 円形平台部12の内側には、円形平台部12の直径よりも小さいケーキ20の外 径位置に合わせて図示しない押し型で押圧した目安線13が設けられている。ケ ーキ20は、目安線13を目標にして載置するが、この目安線13は省略するこ ともできる。円形平台部12の直径は、例えば、100mm〜300mm程度が 好ましいが本実施の形態では、178mmである。また、ケーキ20の外径は、 80〜280mm程度が好ましいが、本実施の形態では、158mmである。
【0014】 ストッパー14は、目安線13と重合する第1の折り曲げ部15を介して円形 平台部12に連設されている。また、ストッパー14は、円形平台部12の4ヶ 所に均等配置されている。図2に示す第1の折り曲げ部15の両端の距離Lは、 例えば、10mm〜100mm程度であり、本実施の形態では、約50mmとし ている。円形平台部12の外周から第1の折り曲げ部15の両端までは、切り込 み16を形成していて、ストッパー14は、この切り込み16で円形平台部12 と分離されている。ストッパー14は、第1の折り曲げ部15を内側に折り曲げ て立設される。ストッパー14の数は、ケーキ20の横移動を防止するため少な くとも4個必要である。3個以下では、ケーキを押さえる面積が少ないからであ る。また、ストッパー14の高さHは任意であるが、本実施の形態では30mm としている。 そして、折り曲げ状態にあるストッパー14の上端部に第2の折り曲げ部17 を介して連設されて外側に折り曲げられる支持部18が連設される。
【0015】 ストッパー14と、支持部18の形状は、立設した状態で側面視すると略同じ 大きさの台形状になっていて、左右の両辺は、外側に少し膨らんだ円弧状になっ ている。ストッパー14と、支持部18の形状は任意であるが、支持部18は、 ストッパー14と同じ大きさか、あるいは少し大きい方が好ましい。これは、ケ ーキ20の側面にストッパー14が当接することによって側面が変形しても、支 持部18によって隠すことができるからである。 第1の折り曲げ部15と第2の折り曲げ部17は、円形平台部12の外径に合 わせた円弧状となっているので、組み立てた状態でストッパー14の表面は曲面 になり、ケーキ20を載置したときには、ケーキ20の側面に隙間を開けずに当 接させることができる。この第1及び第2の折り曲げ部15、17は、90度以 上折り曲げ可能になっているので、組立を容易に行うことができる。 なお、第1の折り曲げ部15及び第2の折り曲げ部17は、折り目を無視して 直線状に折り曲げてもよい。また、第1の折り曲げ部15、第2の折り曲げ部1 7を円弧状ではなく180度折り曲げ可能な直線状に設けておき、これを折り曲 げてもよい。これによって、組み立てを簡易に行うことができる。
【0016】 図1(B)に示すように、ケーキトレー10の円形平台部12の外径D1は、 ケーキ20を収納する、平面視して円形の下箱11内に少しの隙間を有して配設 されている。平面視して円形の上箱19の外径D3は、下箱11の内径D4より 小さく、また、上箱19の内径D2は、円形平台部12の外径D1より大きい。 本実施の形態では、D1は178mm、D2は180mm、D3は181mm、 D4は182mmとしている。
【0017】 次に、使用するときの手順について説明する。 ケーキトレー10は、図2に示すように平らな状態で保管されている。ケーキ 20の載置前には、第1の折り曲げ部15を内側に、第2の折り曲げ部17を外 側に同時に90度以上折り曲げて折目をつけておく。これによって下箱11へ挿 入するときの折り曲げを簡便に行うことができる。 図1(B)に示すように、ケーキ20を目安線13に合わせて載置する。そし て、ストッパー14を第1の折り曲げ部15にそって内側に略90度折り曲げて ケーキ20の側部に当接させ、これと共に支持部18を第2の折り曲げ部17に 沿って、支持部18の先端部21が円形平台部12の外周と重合する付近まで折 り曲げる。ケーキ20が載置され、ストッパー14と支持部18が折り曲げられ たケーキトレー10は、下箱11内に挿入され、遊嵌状態に設けられる。このと き、支持部18は、下箱11内に挿入時にはその先端部21を下箱11の外周部 に当接してストッパー14の半径方向外側への倒れを防止している。ケーキトレ ー10の形状は、下箱11に合わせた円形状で、しかも、遊嵌状態に設けられて いるので、ケーキ20の位置や向きを下箱11に合わせるときの微調整がしやす い。下箱11が傾いたとき、ケーキ20はケーキトレー10と一体となって動く が、ストッパー14がケーキ20の側面を押さえていて、ケーキ20がストッパ ー14又は上箱19の内側と新たに接触することはないので、ケーキ20の側面 に疵がつくことはない。 下箱11に上箱19を上方から嵌め込んで個装箱は完成する。そして、包装や 装飾がされて輸送されるが、輸送中に個装箱が傾いてもストッパー14がケーキ 20の横移動を防止するので、箱内でケーキ20の側部の装飾が上箱19の内側 に当たって破壊されることはない。
【0018】 ケーキ20を下箱11から取り出すときは、まず、上箱19をはずし、任意の 支持部18を外側に引き出しながら下箱11を傾けることによって取り出すこと ができる。また、対向する2ヶ所の支持部18を上側に持ち上げて取り出しても よい。 下箱11から取り出したケーキトレー10は、折り曲げ状態にあるストッパー 14と支持部18を外側に広げると円形平台部12と同一平面にある平板状にな る。したがって、ケーキ20にナイフを入れるときには、ナイフの刃部を平面状 となったケーキトレー10の表面まで隙間なく当接することができるため、ケー キ20の切断を簡易に行うことができる。更に、ケーキトレー10は紙製である から、使用後にゴミとして廃棄する場合にも、下箱11、上箱19と同時に可燃 物として廃棄できるので処理が簡単である。
【0019】 次に図3、図4に示す第2の実施の形態に係るケーキトレー22について説明 する。ケーキトレー22は、一枚の厚紙からなって、例えば、平面視して円形の ケーキ23を収納する、平面視して正方形の下箱24内に取り出し可能に入れて 使用するためのものである。下箱24内に少しの隙間を有して配設され、ケーキ 23を載置する角形平台部25の内側には、角形平台部25の一辺の長さよりも 小さいケーキ23の外径(外端位置)に合わせて図示しない押し型で押圧した目 安線26が設けられている。なお、ケーキを平面視したときの形状は円形に限ら れず、例えば、正方形、長方形、六角形、八角形のものでも載置可能である。ケ ーキ23は、省略可能な目安線26を目標にして載置される。角形平台部25の 一辺の長さは、例えば、100mm〜300mm程度であり本実施の形態では、 186mmである。また、ケーキ23の外径は、80〜280mm程度であり、 本実施の形態では、165mmである。
【0020】 ストッパー27は、目安線26と重合する第1の折り曲げ部28を介して角形 平台部25に連設されている。また、ストッパー27は、4辺の略中央位置に均 等配置されている。図4に示す第1の折り曲げ部28の両端の距離Mは、例えば 、10mm〜100mm程度であり、本実施の形態では、約50mmとしている 。角形平台部25のそれぞれの辺の外端から第1の折り曲げ部28の両端まで切 り込み29を形成していて、ストッパー27は、この切り込み29で角形平台部 25と分離されている。ストッパー27は、第1の折り曲げ部28を内側に折り 曲げて立設される。 そして、折り曲げ状態にあるストッパー27の上端部に第2の折り曲げ部30 を介して連設されて外側に折り曲げられる支持部31が連設される。ストッパー 27の数は少なくとも4個必要である。3個以下では、ケーキ23を押さえる面 積が少ないからである。本実施の形態では、正方形の角形平台部25の外端に均 等配置することと折り曲げ工数を考慮して4個にしている。
【0021】 ストッパー27及び支持部31の形状は、第1の実施の形態で使用したケーキ トレー10のストッパー14及び支持部18と略同じ形状であるので説明を省略 する。第1の折り曲げ部28と第2の折り曲げ部30は、載置されるケーキ23 の外端に位置を合わせた直線状となっているので、180度折り曲げ可能であり 、組立を簡単に行うことができる。当然、円形のケーキの場合は外径に合わせた 円弧状にすることもでき、この場合でも第1の折り曲げ部28及び第2の折り曲 げ部30は90度以上折り曲げ可能となっている。 図3(B)に示すように、ケーキトレー22の角形平台部25の一辺の寸法E 1は、下箱24の側壁の内側の一辺の長さE2より小さい。また、下箱24の側 壁の外側に被せる上箱32の側壁の内側の一辺の長さE4は、下箱24の側壁の 外側の一辺の長さE3より大きい。本実施の形態では、E1は186mm、E2 は188mm、E3は192mm、E4は193mmとしている。
【0022】 使用するときには、まず、第1の折り曲げ部28、第2の折り曲げ部30に折 目をつけておき、それから、ケーキ23を目安線26に合わせて載置する。そし て、ケーキ23の横移動を防止するストッパー27を折り曲げてケーキ23の側 部に当接させ、これと共に支持部31を折り曲げる。ケーキ23が載置されたケ ーキトレー22は、下箱24内に挿入される。このとき、支持部31はその先端 部33を下箱24の外周部に当接してストッパー27の外側への倒れを防止して いる。ケーキトレー22の形状は、下箱24に合わせた略正方形状なので、縦、 又は横のどちらの方向にも挿入できる。下箱24に上箱32を被せて個装箱は完 成する。
【0023】 ケーキ23を下箱24から取り出すときは、まず、上箱32をはずし、支持部 31を外側に引き出しながら下箱24を傾けることによって取り出すことができ る。また、2ヶ所の支持部31を上側に持ち上げて取り出してもよい。 下箱24から取り出したケーキトレー22は、折り曲げ状態にあるストッパー 27と支持部31を外側に広げると角形平台部25と同一平面にある板状となる ので、ケーキ23の切断を簡易に行うことができる。更に、ケーキトレー22は 紙製であるから、使用後の廃棄処理が簡単である。
【0024】 前記実施の形態では、具体的な寸法を例示して、本考案を説明したが、本考案 は、この寸法に限定されるものではない。
【0025】
【考案の効果】
請求項1〜3記載のケーキトレーにおいては、下箱内に少しの隙間を有して配 設されていて、上箱を被せても下箱内のケーキトレーは破損しないので、不良品 を減少させることができる。 また、円形平台部の内側に折り曲げて立設されて載せられるケーキの横移動を 防止する均等配置された少なくとも4個のストッパーを有していて、ケーキは円 形平台部の外周から切り込みの長さ分の隙間をあけて内側に載置され、また、ス トッパーはケーキ側面に接触して立設するので、下箱が傾いてもケーキが移動し て上箱に接触することはなく、新たな疵ができることがない。 ストッパーの倒れを防止する支持部を有しているので、ストッパーの角度を一 定位置に保持でき、これによってケーキを一定位置に保持できる。 そして、第1の折り曲げ部及び第2の折り曲げ部は、90度以上折り曲げ可能 であり、折り目を迅速、且つ、簡易に形成することができるため、ケーキを個装 箱内に挿入して梱包する作業時間を短縮できる。なお、ストッパーを4個にして も、折り曲げ部は8ヶ所しかないので作業を迅速に行うことができる。
【0026】 請求項2記載のケーキトレーにおいては、第1の折り曲げ部及び第2の折り曲 げ部は、ケーキの外径に合わせた円弧状にすることができ、これによりケーキを 保持するストッパーの表面の形状を曲面にしてケーキを支えることができるので 、円形のケーキの外形を崩さない。 請求項3記載のケーキトレーにおいては、第1の折り曲げ部及び第2の折り曲 げ部は、直線状であって180度折り曲げ可能にするので、簡易にしっかりと折 り目をつけることができ、作業時間を短縮できる。 請求項4〜6記載のケーキトレーにおいては、下箱内に少しの隙間を有して配 設されているので、ケーキトレーを下箱に挿入するとき、引っかかることなく挿 入でき、ケーキの形状が崩れることを防止できる。また、ケーキトレーは、平面 視して正方形の下箱内に入れて使用するので、複数のケーキトレー上に載置され るそれぞれのケーキの向きを規定しておくと、下箱に対するケーキの向きが略同 一になるので、修正の必要がない。 請求項5記載のケーキトレーにおいては、第1の折り曲げ部及び第2の折り曲 げ部は、平面視して円形のケーキの外径に合わせた円弧状にすることができ、こ れによりケーキを保持するストッパーの表面の形状を曲面にしてケーキを支える ことができるので、円形のケーキの外形を崩さない。 請求項6記載のケーキトレーにおいては、第1の折り曲げ部及び第2の折り曲 げ部は、直線状であって180度折り曲げ可能にするので、簡易にしっかりと折 り目をつけることができ、作業時間を短縮できる。また、平面視して円形以外の ケーキも載置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)、(B)は、それぞれ本考案の第1の実
施の形態に係るケーキトレーの下箱挿入時の斜視図と、
使用時の断面図である。
【図2】同組み立て前の平面図である。
【図3】(A)、(B)は、それぞれ本考案の第2の実
施の形態に係るケーキトレーの下箱挿入時の斜視図と、
使用時の断面図である。
【図4】同組み立て前の平面図である。
【図5】(A)、(B)は、それぞれ従来例に係るケー
キトレーの斜視図と、組み立て前の平面図である。
【符号の説明】
10 ケーキトレー 11 下箱 12 円形平台部 13 目安線 14 ストッパー 15 第1の折
り曲げ部 16 切り込み 17 第2の折
り曲げ部 18 支持部 19 上箱 20 ケーキ 21 先端部 22 ケーキトレー 23 ケーキ 24 下箱 25 角形平台
部 26 目安線 27 ストッパ
ー 28 第1の折り曲げ部 29 切り込み 30 第2の折り曲げ部 31 支持部 32 上箱 33 先端部

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一枚の厚紙からなって、ケーキを収納す
    る、平面視して円形の下箱内に取り出し可能に入れて使
    用するケーキトレーであって、 前記下箱内に少しの隙間を有して配設され、前記ケーキ
    を載置する円形平台部と、 前記円形平台部の内側にあって、該円形平台部の直径よ
    りも小さい前記ケーキの外径位置に合わせた第1の折り
    曲げ部を介して前記円形平台部に連設され、前記円形平
    台部の外周から前記第1の折り曲げ部の両端まで切り込
    みを形成し、該切り込みで前記円形平台部と分離され、
    前記円形平台部の内側に折り曲げて立設されて載せられ
    る前記ケーキの横移動を防止する均等配置された少なく
    とも4個のストッパーと、 折り曲げ状態にある前記ストッパーの上端部に第2の折
    り曲げ部を介して連設されて外側に折れ曲がり、前記下
    箱内に挿入時にはその先端部を前記下箱の外周部に当接
    して前記ストッパーの半径方向外側への倒れを防止する
    支持部とを有し、 しかも前記第1の折り曲げ部及び第2の折り曲げ部は、
    90度以上折り曲げ可能であるケーキトレー。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のケーキトレーにおいて、
    前記第1の折り曲げ部及び第2の折り曲げ部は、前記ケ
    ーキの外径に合わせた円弧状であるケーキトレー。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のケーキトレーにおいて、
    前記第1の折り曲げ部及び第2の折り曲げ部は、直線状
    であって180度折り曲げ可能なケーキトレー。
  4. 【請求項4】 一枚の厚紙からなって、ケーキを収納す
    る、平面視して正方形の下箱内に取り出し可能に入れて
    使用するケーキトレーであって、 前記下箱内に少しの隙間を有して配設され、前記ケーキ
    を載置する角形平台部と、 前記角形平台部の内側にあって、該角形平台部の一辺の
    長さよりも小さい前記ケーキの外端位置に合わせた第1
    の折り曲げ部を介して前記角形平台部に連設され、前記
    角形平台部の外端から前記第1の折り曲げ部の両端まで
    切り込みを形成し、該切り込みで前記角形平台部と分離
    され、前記角形平台部の内側に折り曲げて立設されて載
    せられる前記ケーキの横移動を防止する均等配置された
    少なくとも4個のストッパーと、 折り曲げ状態にある前記ストッパーの上端部に第2の折
    り曲げ部を介して連設されて外側に折れ曲がり、前記下
    箱内に挿入時にはその先端部を前記下箱の外周部に当接
    して前記ストッパーの外側への倒れを防止する支持部と
    を有し、 しかも前記第1の折り曲げ部及び第2の折り曲げ部は、
    90度以上折り曲げ可能であるケーキトレー。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のケーキトレーにおいて、
    前記ケーキは平面視して円形で、前記第1の折り曲げ部
    及び第2の折り曲げ部は、前記ケーキの外径に合わせた
    円弧状であるケーキトレー。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のケーキトレーにおいて、
    前記第1の折り曲げ部及び第2の折り曲げ部は、直線状
    であって180度折り曲げ可能なケーキトレー。
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